JP2009238827A - 発光装置 - Google Patents

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Takeshi Kaneko
剛 金子
Yasutaka Imai
保貴 今井
Tatsuya Matsudo
達哉 松土
Shoichi Kimura
正一 木村
Tomofumi Nakawa
倫郁 名川
Hitoshi Nakayama
人司 中山
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Abstract

【課題】スペックルノイズを低減できる新規な発光装置を提供する。
【解決手段】第1クラッド層と、第1クラッド層の上方に形成された活性層108と、活性層108の上方に形成された第2クラッド層と、第1クラッド層に電気的に接続された第1電極と、第2クラッド層に電気的に接続された第2電極と、を含み、活性層108は、複数の利得領域180を有し、複数の利得領域180の各々は、活性層108の第1側面107に設けられた第1端面170と、第1側面107に平行な活性層108の第2側面109に設けられた第2端面172と、を有し、第1側面107側から見て、第1端面170と第2端面172とは、重なっておらず、第1端面170は、互いに重なっておらず、第2端面172は、互いに重なっておらず、一の利得領域180は、他の利得領域180と異なる方向に向かって設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置に関する。
近年、プロジェクタやディスプレイなどの表示装置の光源用の発光装置として、高輝度で色再現性に優れたレーザ装置が期待されている。しかしながら、スクリーン面での乱反射光が相互に干渉して発生するスペックルノイズが問題となることがある。この問題に対しては、例えば下記特許文献1では、スクリーンを揺動させてスペックルパターンを変化させることでスペックルノイズを低減させる方法が提案されている。
特開平11−64789号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された方法では、スクリーンが限定されてしまう、スクリーンを動かすためのモーター等の部材が必要になってしまう、モーター等から雑音が発生してしまう、などの新たな問題が発生する場合がある。
本発明の目的の1つは、スペックルノイズを低減できる新規な発光装置を提供することにある。
本発明に係る発光装置は、
第1クラッド層と、
前記第1クラッド層の上方に形成された活性層と、
前記活性層の上方に形成された第2クラッド層と、
前記第1クラッド層に電気的に接続された第1電極と、
前記第2クラッド層に電気的に接続された第2電極と、
を含み、
前記活性層のうちの少なくとも一部は、複数の利得領域を構成し、
前記複数の利得領域の各々は、平面的に見て、前記活性層の第1側面から該第1側面に平行な前記活性層の第2側面まで、前記第1側面の垂線に対して傾いた方向に向かって設けられ、
前記複数の利得領域の各々では、前記第1側面側から平面的に見て、前記第1側面側の端面と前記第2側面側の端面とは、重なっておらず、
前記複数の利得領域の前記第1側面側の端面は、互いに重なっておらず、
前記複数の利得領域の前記第2側面側の端面は、互いに重なっておらず、
前記複数の利得領域のうち、一の前記利得領域は、他の前記利得領域と異なる方向に向かって設けられている。
本発明に係る発光装置は、後述するように、前記利得領域に生じる光のレーザ発振を抑制または防止することができる。従って、スペックルノイズを低減できる新規な発光装置を提供することができる。
なお、本発明に係る記載では、「上方」という文言を、例えば、「特定のもの(以下「A」という)の「上方」に他の特定のもの(以下「B」という)を形成する」などと用いている。本発明に係る記載では、この例のような場合に、A上に直接Bを形成するような場合と、A上に他のものを介してBを形成するような場合とが含まれるものとして、「上方」という文言を用いている。
また、本発明に係る記載では、「電気的に接続」という文言を、例えば、「特定の部材(以下「C部材」という)に「電気的に接続」された他の特定の部材(以下「D部材」という)」などと用いている。本発明に係る記載では、この例のような場合に、C部材とD部材とが、直接接して電気的に接続されているような場合と、C部材とD部材とが、他の部材を介して電気的に接続されているような場合とが含まれるものとして、「電気的に接続」という文言を用いている。
本発明に係る発光装置は、
第1クラッド層と、
前記第1クラッド層の上方に形成された活性層と、
前記活性層の上方に形成された第2クラッド層と、
を含み、
前記活性層のうちの少なくとも一部は、複数の利得領域を構成し、
前記複数の利得領域は、3つ以上の前記利得領域からなり、
前記複数の利得領域の各々は、平面的に見て、前記活性層の第1側面から該第1側面に平行な前記活性層の第2側面まで、前記第1側面の垂線に対して傾いた方向に向かって設けられ、
前記複数の利得領域のうち、一の前記利得領域は、他の前記利得領域と異なる方向に向かって設けられている。
本発明に係る発光装置において、
前記複数の利得領域の各々では、前記第1側面側から平面的に見て、前記第1側面側の端面と、前記第2側面側の端面とは、重なっていないことができる。
本発明に係る発光装置において、
前記第1クラッド層に電気的に接続された第1電極と、
前記第2クラッド層に電気的に接続された第2電極と、
を含むことができる。
本発明に係る発光装置において、
前記複数の利得領域は、少なくとも1つの利得領域の組を有し、
前記利得領域の組は、第1利得領域と、前記第1利得領域と隣り合う第2利得領域と、からなり、
前記第1利得領域は、一の方向に向かって設けられ、
前記第2利得領域は、前記一の方向とは異なる他の方向に向かって設けられ、
前記第1利得領域と前記第2利得領域との間の、前記第1側面における第1距離は、前記第2側面における第2距離に比べて長いことができる。
本発明に係る発光装置において、
前記利得領域の組は、複数設けられ、
複数の前記利得領域の組は、第1の利得領域の組と、第2の利得領域の組と、を有し、
前記第1の利得領域の組における、前記第1利得領域と前記第2利得領域との間の前記第1距離は、前記第2の利得領域の組における、前記第1利得領域と前記第2利得領域との間の前記第1距離に比べて短いことができる。
本発明に係る発光装置において、
前記利得領域の組は、3つ以上設けられており、
最外に設けられた前記利得領域の組は、前記第1の利得領域の組であることができる。
本発明に係る発光装置において、
一の前記利得領域の組を構成する前記第1利得領域と、一の前記利得領域の組と隣り合う他の前記利得領域の組を構成する前記第2利得領域とは、前記第1側面側の端面の少なくとも一部が重なっていることができる。
本発明に係る発光装置において、
前記複数の利得領域の前記第2側面側の端面は、互いに重なっていないことができる。
本発明に係る発光装置において、
前記第1側面の反射率は、前記複数の利得領域に生じる光の波長帯において、前記第2側面の反射率よりも高いことができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
1. 第1の実施形態
1.1. 第1の実施形態に係る発光装置
まず、第1の実施形態に係る発光装置100について説明する。図1は、発光装置100を概略的に示す斜視図であり、図2は、発光装置100を概略的に示す平面図であり、図3は、発光装置100を概略的に示す断面図であり、図2のIII−III線断面図である。なお、図1では、活性層108以外の部材については、便宜上、その図示を省略している。また、ここでは、発光装置100がInGaAlP系(赤色)の半導体発光装置である場合について説明する。
発光装置100は、図1〜図3に示すように、第1クラッド層106と、活性層108と、第2クラッド層110と、第1電極120と、第2電極122と、を含む。発光装置100は、さらに、例えば、基板102と、バッファ層104と、コンタクト層112と、を含むことができる。
基板102としては、例えば、第1導電型(例えばn型)のGaAs基板などを用いることができる。基板102は、第1電極120とオーミックコンタクトする層であることができる。
バッファ層104は、例えば図3に示すように、基板102上に形成されていることができる。バッファ層104としては、例えば、第1導電型のGaAs層、InGaP層などを用いることができる。バッファ層104は、例えば、第1クラッド層106の結晶性を向上させることができる。
第1クラッド層106は、バッファ層104上に形成されている。第1クラッド層106は、例えば、第1導電型の半導体からなる。第1クラッド層106としては、例えばn型AlGaP層などを用いることができる。
活性層108は、第1クラッド層106上に形成されている。活性層108は、例えば、InGaPウェル層とInGaAlPバリア層とから構成される量子井戸構造を3つ重ねた多重量子井戸(MQW)構造を有する。
活性層108の形状は、例えば直方体(立方体である場合を含む)などである。活性層108は、図1および図2に示すように、第1側面107および第2側面109を有する。第1側面107と第2側面109とは、平行である。
活性層108の一部は、複数の利得領域を構成している。図示の例では、2つの利得領域180(利得領域180a,180b)を示したが、その数は特に限定されない。利得領域180は、光を生じさせることができ、この光は、利得領域180内で利得を受けることができる。利得領域180は、活性層108の第1側面107に設けられた第1端面170と、活性層108の第2側面109に設けられた第2端面172と、を有する。利得領域180は、図2に示すように平面的に見て、第1側面107から第2側面109まで、第1側面107の垂線Pに対して傾いた方向に向かって設けられている。これにより、利得領域180に生じる光のレーザ発振を抑制または防止することができる。利得領域180の平面形状は、図2に示すように、例えば平行四辺形である。すなわち、利得領域180の第1端面170の幅aは、第2端面172の幅bと同じである。第1端面170および第2端面172から、出射光130が出射されることができる。なお、利得領域180に生じる光の波長帯において、例えば、第1側面107の反射率を、第2側面109の反射率より高くすることができる。これにより、第1端面170からの光の出射を抑制することもできる。
複数の利得領域180のうち、一の利得領域180aは、他の利得領域180bと異なる方向に向かって設けられている。図示の例では、利得領域180aは、第1側面107の垂線Pに対して、角度α1の傾きを有する方向に向かって設けられている。利得領域180bは、垂線Pに対して、角度α2の傾きを有する方向に向かって設けられている。角度α1と角度α2とは、同じ角度であってもよいし、異なる角度であってもよい。角度α1と角度α2とが同じ角度であるとは、利得領域180aと利得領域180bとが垂線Pに対して、線対称となる場合である。利得領域180aと利得領域180bとの間の第1側面における距離L1は、例えば、利得領域180aと利得領域180bとの間の第2側面における距離L2に比べて長い。これにより、例えば、第2側面109から出射される光の密度を大きくすることができる。なお、垂線Pに対する「角度」とは、鋭角となる角度のことをいう。このことは、後述する実施形態についても同様である。
利得領域180aの第1端面170と、利得領域180bの第1端面170とは、重なっていない。すなわち、両第1端面170は、互いに離れて設けられている。また、利得領域180aの第2端面172と、利得領域180bの第2端面172とは、重なっていない。すなわち、両第2端面172は、互いに離れて設けられている。
図4は、図1〜図3の例における活性層108を第1側面107側から平面的に見た図である。複数の利得領域180の各々は、図4に示すように、第1端面170と第2端面172とが重なっていない。これにより、利得領域180に生じる光を、第1端面170と第2端面172との間で直接的に多重反射させないことができる。その結果、直接的な共振器を構成させないことができるため、利得領域180に生じる光のレーザ発振をより確実に抑制または防止することができる。したがって、発光装置100は、レーザ光ではない光を発することができる。なお、この場合には、図4に示すように、例えば利得領域180において、第1端面170と、第2端面172とのずれ幅xは、正の値であればよい。
第2クラッド層110は、図3に示すように、活性層108上に形成されている。第2クラッド層110は、例えば、第2導電型(例えばp型)の半導体からなる。第2クラッド層110は、例えばp型AlGaP層などを用いることができる。
例えば、p型の第2クラッド層110、不純物がドーピングされていない活性層108、およびn型の第1クラッド層106により、pinダイオードが構成される。第1クラッド層106および第2クラッド層110の各々は、活性層108よりも禁制帯幅が大きく、屈折率が小さい層である。活性層108は、光を増幅する機能を有する。第1クラッド層106および第2クラッド層110は、活性層108を挟んで、注入キャリア(電子および正孔)並びに光を閉じ込める機能を有する。
発光装置100では、第1電極120と第2電極122との間に、pinダイオードの順バイアス電圧を印加すると、活性層108の利得領域180の各々において電子と正孔との再結合が起こる。この再結合により発光が生じる。この生じた光を起点として、連鎖的に誘導放出が起こり、利得領域180内で光の強度が増幅される。例えば、利得領域180aに生じる光の一部10は、図1に示すように、第1端面170および第2端面172に到達するまで強度が増幅される。そして、第1端面170および第2端面172から出射光130として出射される。
コンタクト層112は、例えば図3に示すように、第2クラッド層110上に形成されていることができる。コンタクト層112としては、第2電極122とオーミックコンタクトする層を用いることができる。コンタクト層112は、例えば、第2導電型の半導体からなる。コンタクト層112としては、例えば、p型GaAs層などを用いることができる。
第1電極120は、例えば図3に示すように、基板102の下の全面に形成されている。第1電極120は、基板102およびバッファ層104を介して、第1クラッド層106と電気的に接続されている。第1電極120は、発光装置100を駆動するための一方の電極である。第1電極120としては、例えば、基板102側からCr層、AuGe層、Ni層、Au層の順序で積層したものなどを用いることができる。なお、第1クラッド層106とバッファ層104との間に、第2コンタクト層(図示せず)を設け、ドライエッチングなどにより第2コンタクト層を露出させ、第1電極120を第2コンタクト層上に設けることもできる。これにより、片面電極構造を得ることができる。この形態は、基板102が絶縁性である場合に特に有効である。この形態では、基板102としては、例えば、半絶縁性GaAs基板などを用いることができる。第2コンタクト層としては、例えばn型GaAs層などを用いることができる。また、図示しないが、例えば、エピタキシャルリフトオフ(ELO)法、レーザリフトオフ法などを用いて、基板102とその上に設けられた部材とを切り離すことができる。すなわち、発光装置100は、基板102を有しないこともできる。この場合には、例えば、バッファ層104の直接下に第1電極120を形成することができる。この形態も、基板102が絶縁性である場合に特に有効である。
第2電極122は、コンタクト層112上に形成されている。第2電極122は、コンタクト層112を介して、第2クラッド層110と電気的に接続されている。第2電極122は、発光装置100を駆動するための他方の電極である。第2電極122としては、例えば、コンタクト層112側からCr層、AuZn層、Au層の順序で積層したものなどを用いることができる。第2電極122の下面は、図2に示すように、利得領域180と同様の平面形状を有している。言い換えるならば、図示の例では、第2電極122の下面の平面形状によって、電極120、122間の電流経路が決定され、その結果、活性層108の利得領域180の平面形状が決定されるのである。あるいは、コンタクト層112上に絶縁層(図示せず)を形成した後に、利得領域180と同様の平面形状となるように該絶縁層を除去してコンタクト層112を露出させ、第2電極122を少なくとも露出したコンタクト層112と接触している形状となるように形成されていてもよい。また、図示しないが、例えば、第1電極120の上面が、利得領域180と同じ平面形状を有していてもよい。
本実施形態に係る発光装置は、例えば、プロジェクタ、ディスプレイ、照明装置、計測装置などの光源に適用されることができる。このことは、後述する実施形態についても同様である。
発光装置100の例では、InGaAlP系の場合について説明したが、本発明では、発光利得領域が形成可能なあらゆる材料系を用いることができる。半導体材料であれば、例えば、AlGaN系、InGaN系、GaAs系、InGaAs系、GaInNAs系、ZnCdSe系などの半導体材料も用いることができる。基板102としては、例えばGaN基板なども用いることができる。また、例えば有機材料などを用いることもできる。このことは、後述の変形例および実施形態についても同様である。
発光装置100は、例えば、以下の特徴を有する。
発光装置100では、上述したように、利得領域180,182に生じる光のレーザ発振を抑制または防止することができる。したがって、スペックルノイズを低減させることができる。
発光装置100では、利得領域180のうち、一の利得領域180aは、他の利得領域180bと異なる方向に向かって設けられている。これにより、発光装置100では、利得領域180ごとに、所望の方向に光を出射することができる。すなわち、発光装置100は、出射される光のプロファイルをコントロールすることができる。
発光装置100では、利得領域180の第1端面170は、お互いに重なっていない。また、利得領域180の第2端面172は、お互いに重なっていない。これにより、発光装置100では、光が出射される端面が重なっている場合に比べて、1つの端面から出射される光の強度を下げることができる。そのため、発光装置100では、例えば熱などによる端面の信頼性の悪化が生じ難い。すなわち、発光装置100は、高い信頼性を有することができる。
1.2. 第1の実施形態に係る発光装置の製造方法
次に、第1の実施形態に係る発光装置100の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
図5は、発光装置100の製造工程を概略的に示す断面図であり、図3に示す断面図に対応している。
図5に示すように、例えば、基板102上に、バッファ層104、第1クラッド層106、活性層108、第2クラッド層110およびコンタクト層112を、この順でエピタキシャル成長させる。エピタキシャル成長させる方法としては、例えば、MOCVD(Metal-Organic Chemical Vapor Deposition)法、MBE(Molecular Beam Epitaxy)法などを用いることができる。
図3に示すように、例えば、コンタクト層112上に第2電極122を形成する。第2電極122は、例えば、真空蒸着法により全面に導電層を形成した後、該導電層をフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いてパターニングすることにより形成される。また、第2電極122は、例えば、真空蒸着法およびリフトオフ法の組み合わせなどにより、所望の形状に形成されることもできる。
次に、基板102の下面下に第1電極120を形成する。第1電極120の製法は、例えば、上述した第2電極122の製法の例示と同じ製法で形成される。なお、第1電極120と第2電極122との形成順序は、特に限定されない。
以上の工程により、発光装置100が得られる。
発光装置100の製造方法によれば、スペックルノイズを低減でき、かつ出射される光のプロファイルをコントロールすることができる発光装置100を得ることができる。
1.3. 第1の実施形態の変形例に係る発光装置
次に、第1の実施形態の変形例に係る発光装置150について説明する。図6は、発光装置150を概略的に示す斜視図であり、図7は、発光装置150を概略的に示す平面図である。以下、第1の実施形態の変形例に係る発光装置150において、第1の実施形態に係る発光装置100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。なお、図6では、活性層108以外の部材については、便宜上、その図示を省略している。
発光装置150では、図6および図7に示すように、4つの利得領域180(利得領域180a,180b,180c,180d)を有することができる。なお、利得領域180の数は、特に限定されない。利得領域180a〜180dは、例えば、第1側面107の垂線Pに対して、互いに異なる角度の傾きを有することができる。図示の例では、外側に設けられた利得領域180a,180dの垂線Pに対する角度β1,β4は、内側に設けられた利得領域180b,180cの垂線Pに対する角度β2,β3に比べて大きい。また、隣り合う利得領域180間の(例えば、利得領域180aと利得領域180bと間の)第1側面における距離L1は、隣り合う利得領域180間の第2側面における距離L2に比べて長いことができる。これにより、第2側面109から出射される光の密度を大きくすることができる。
発光装置150は、例えば、発光装置100の特徴に加えて、以下の特徴を有する。
発光装置150では、例えば、4つの利得領域180a〜180dを有することができる。これにより、発光装置150は、発光装置100に比べて、出射される光の出力を大きくすることができる。
2. 第2の実施形態
2.1. 第2の実施形態に係る発光装置
次に、第2の実施形態に係る発光装置200について説明する。図8は、発光装置200を概略的に示す斜視図であり、図9は、発光装置200を概略的に示す平面図である。以下、第2の実施形態に係る発光装置200において、第1の実施形態に係る発光装置100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。なお、図8では、活性層108および反射部227以外の部材については、便宜上、その図示を省略している。
第1側面107の反射率は、利得領域180に生じる光の波長帯において、第2側面109の反射率より高いことができる。例えば、図示のように、第1側面107を反射部227によって覆うことにより、高い反射率を得ることができる。反射部227は、例えば誘電体多層膜ミラーなどである。より具体的には、反射部227としては、例えば、第1側面107側からAl層、TiO層の順序で4ペア積層したミラーなどを用いることができる。この場合の第1側面107の反射率は、例えば90%である。第1側面107の反射率は、100%、あるいはそれに近いことが望ましい。これに対し、第2側面109の反射率は、0%、あるいはそれに近いことが望ましい。例えば、第2側面109を反射防止部(図示せず)によって覆うことにより、低い反射率を得ることができる。反射防止部としては、例えばAl単層などを用いることができる。反射部227および反射防止部は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、スパッタ法、イオンアシスト蒸着(Ion Assisted Deposition)法などにより形成される。なお、反射部227および反射防止部の形成順序は、特に限定されない。また、反射部および反射防止部の材質も特に限定されず、例えば、SiO、SiN、Taなどを用いることができる。
複数の利得領域180は、利得領域の組280を有する。利得領域の組280は、複数設けられていることができる。図示の例では、4つの利得領域の組280(利得領域の組280a,280b,280c,280d)を示したが、その数は特に限定されない。利得領域の組280は、例えば、互いに交差することなく、配列されている。利得領域の組280は、第1利得領域181と、第1利得領域181と隣り合う第2利得領域182と、から構成されている。第1利得領域181は、一の方向に向かって設けられている。第2利得領域182は、第1利得領域181とは異なる他の方向に向かって設けられている。第1利得領域181と第2利得領域182との間の、活性層108の第1側面107における第1距離L1は、第2側面109における第2距離L2に比べて長いことができる。第1利得領域181の第2端面172と、第2利得領域182の第2端面172とは、例えば、重なっていない。
なお、一の利得領域の組280(例えば、利得領域280a)を構成する第1利得領域181と、他の利得領域の組280(例えば、利得領域280b)を構成する第1利得領域181とは、互いに異なる方向に向かって設けられることができる。すなわち、利得領域の組280aを構成する第1利得領域181と、利得領域の組280bを構成する第1利得領域181とは、平行でなくてもよい。第2利得領域182についても同様である。また、図示の例では、複数の利得領域の組280の各々において、第1利得領域181と第2利得領域182とは、第1側面107の垂線Pに対して、線対称となっているが、線対称となっていなくてもよい。すなわち、第1利得領域181が垂線Pに対してなす角度と、第2利得領域182が垂線Pに対してなす角度とは、図示のように同じであってもよいし、異なっていてもよい。
複数の利得領域の組280は、第1の利得領域の組281と、第2の利得領域の組282と、を有することができる。第1の利得領域の組281における、第1利得領域181と第2利得領域182との間の第1距離L1は、第2の利得領域の組282における、第1利得領域181と第2利得領域182との間の第1距離L1に比べて短い。第1の利得領域の組281を構成する利得領域181,182は、例えば、垂線Pに対して、角度γ1の傾きを有する。第2の利得領域の組282を構成する利得領域181,182は、例えば、垂線Pに対して、角度γ2の傾きを有する。角度γ1は、例えば、角度γ2に比べて小さい角度である。複数配列された利得領域の組280のうち、最外に設けられた利得領域の組280(利得領域の組280a,280d)は、第1の利得領域の組281であることができる。第1の利得領域の組281は、第2の利得領域の組282に比べて距離L1が短いので、第2の利得領域の組282に比べて、出射される光の直進性が高い。すなわち、最外に設けられた利得領域の組280から出射される光の直進性を高めることができる。なお、例えば、図示はしないが、複数の利得領域の組280のうち、外側から内側に向けて徐々に第1距離L1が長くなるように利得領域の組280を配列することもできる。
一の利得領域の組280(例えば、利得領域の組280c)を構成する第1利得領域181と、利得領域の組280cと隣り合う他の利得領域の組280(例えば、利得領域の組280b)を構成する第2利得領域182とは、第1端面170の少なくとも一部が重なり面270において、重なっていることができる。これにより、例えば、利得領域の組280cを構成する第1利得領域181に生じる光の一部20は、図8に示すように、重なり面270において反射して、利得領域の組280bを構成する第2利得領域182の第2端面172から出射光230として出射される。すなわち、光の一部20は、利得領域の組280cを構成する第1利得領域181内、および利得領域の組280bを構成する第2利得領域182内において利得を受けながら進行して、外部に出射されることができる。同様に、利得領域の組280bを構成する第2利得領域182に生じる光の一部は、重なり面270において反射して、利得領域の組280cを構成する第1利得領域181の第2端面172から出射光230として出射される。なお、利得領域の組280cを構成する第1利得領域181に生じる光には、直接、第2端面172から出射光230として出射されるものもある。同様に、利得領域の組280bを構成する第2利得領域182に生じる光には、直接、第2端面172から出射光230として出射されるものもある。
発光装置200は、例えば、発光装置100の特徴に加えて、以下の特徴を有する。
発光装置200では、最外に設けられた利得領域の組280(利得領域の組280a,280d)は、第1の利得領域の組281であることができる。第1の利得領域の組281は、第2の利得領域の組282に比べて距離L1が短いので、第2の利得領域の組282に比べて、出射される光の直進性が高い。すなわち、発光装置200は、最外に設けられた利得領域の組280から出射される光の直進性を高めることができる。ここで、例えば、一般的に発光装置では、最外に設けられた端面から出射される光の直進性が低く、出射される光のプロファイルが均一にならない場合がある。このような場合に、発光装置200では、均一な光のプロファイルを得ることができる。
発光装置200では、例えば、利得領域の組280cを構成する第1利得領域181と、利得領域の組280bを構成する第2利得領域182とは、第1端面170の少なくとも一部が重なり面270において、重なっていることができる。これにより、例えば、利得領域の組280cの第1利得領域181に生じる光の一部20は、利得領域の組280cの第1利得領域181内、および利得領域の組280bの第2利得領域182内において利得を受けながら進行して、外部に出射されることができる。そのため、発光装置200は、1つの利得領域180内でしか利得を受けることができない場合に比べて、出射される光の出力を大きくすることができる。
2.2. 第2の実施形態に係る発光装置の製造方法
第2の実施形態に係る発光装置200の製造方法は、基本的に、第1の実施形態に係る発光装置100の製造方法と同じである。よって、その説明を省略する。
3. 第3の実施形態
3.1. 第3の実施形態に係る発光装置
次に、第3の実施形態に係る発光装置300について説明する。図10は、発光装置300を概略的に示す平面図であり、図11は、発光装置300を概略的に示す断面図であり、図10のXI−XI線断面図である。以下、第3の実施形態に係る発光装置300において、第1の実施形態に係る発光装置100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
発光装置300は、図10および図11に示すように、第1クラッド層106と、活性層108と、第2クラッド層110と、第1電極120と、第2電極122と、絶縁部302と、を含む。発光装置300は、さらに、例えば、基板102と、バッファ層104と、コンタクト層112と、を含むことができる。
少なくとも活性層108は、図10および図11に示すように、利得領域180と同じ平面形状を有している。例えば、第1クラッド層106、活性層108、第2クラッド層110、コンタクト層112および第2電極122は、利得領域180と同じ平面形状を有している。例えば、第1クラッド層106、活性層108、第2クラッド層110およびコンタクト層112は、柱状の半導体堆積体(以下「柱状部」という)310を構成することができる。
絶縁部302は、例えばバッファ層104上に形成されている。絶縁部302は、例えば、活性層108の側面のうち、第1端面170および第2端面172以外の側面を覆っている。絶縁部302は、例えば、活性層108の第1側面107と第2側面109との間において、少なくとも活性層108の側面を覆うことができる。例えば、柱状部310の側面のうち、第1側面107側および第2側面109側以外の側面は、絶縁部302により覆われている。電極120,122間の電流は、この絶縁部302を避けて、該絶縁部302に挟まれた柱状部310を流れることができる。活性層108の側面が絶縁部302により覆われていることにより、利得領域180間の(利得領域180a,180b間の)クロストークを防ぐことができる。
絶縁部302は、例えば、活性層108の屈折率よりも低い屈折率を有することができる。これにより、活性層108内に効率良く光を閉じ込めることができる。本実施形態に係る発光装置300では、利得領域180a,180bにおいて発生した光は、屈折率差によって形成された、利得領域180a,180bの軸方向(第1方向A、第2方向B)に伝搬する伝搬モードに結合する。そのため、利得領域180a,180bの軸方向と異なる方向へ伝搬するような光はほとんど存在しない。例えば、利得領域180a,180bにおいて対向する第1端面170と第2端面172とが、第1側面107側から平面的に見て重なっている場合に、その重なり部分において第1端面170と第2端面172とを垂直に結ぶ方向は、利得領域180a,180bの軸方向とは異なる。そのため、この第1端面170と第2端面172とを垂直に結ぶ方向へ伝搬するような光はほとんど存在しない。したがって、利得領域180a,180bを第1側面107の垂線Pに対して傾いた方向に向かって設け、光の多重反射を抑制または防止することにより、レーザ光ではない光を発する発光装置300を得ることができる。絶縁部302としては、例えば、SiN層、SiO層、ポリイミド層などを用いることができる。
発光装置300は、発光装置100と同様に、スペックルノイズを低減でき、かつ出射される光のプロファイルをコントロールすることができる。
3.2. 第3の実施形態に係る発光装置の製造方法
次に、第3の実施形態に係る発光装置300の製造方法について、図面を参照しながら説明する。なお、上述した第1の実施形態に係る発光装置100の製造方法と異なる点について説明し、同様の点については詳細な説明を省略する。
図12は、図10および図11に示す発光装置300の製造工程を概略的に示す断面図であり、図11に示す断面図に対応している。
図12に示すように、基板102上に、バッファ層104、第1クラッド層106、活性層108、第2クラッド層110およびコンタクト層112を形成する。
次に、例えば、第1クラッド層106、活性層108、第2クラッド層110およびコンタクト層112をパターニングすることができる。パターニングによる開口は、例えば、少なくとも第1クラッド層106の上面に達する深さまで行われることができる。パターニングは、例えば、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術などを用いて行われる。本工程により、柱状部310を形成することができる。
図11に示すように、柱状部310の側面を覆うように絶縁部302を形成することができる。具体的には、まず、例えば、CVD法、塗布法などにより、バッファ層104の上方(コンタクト層112上を含む)の全面に絶縁層(図示せず)を成膜する。次に、例えば、エッチング技術などを用いて、コンタクト層112の上面を露出させる。以上の工程により、絶縁部302を得ることができる。
次に、第1電極120および第2電極122を形成する。なお、図示はしないが、第2電極122は、コンタクト層112上の他、絶縁部302上に形成されていてもよい。
以上の工程により、発光装置300が得られる。
発光装置300の製造方法によれば、発光装置100と同様に、スペックルノイズを低減でき、かつ出射される光のプロファイルをコントロールすることができる発光装置300を得ることができる。
3.3. 第3の実施形態の変形例に係る発光装置
次に、第3の実施形態の変形例に係る発光装置350について説明する。なお、上述した図10および図11に示す発光装置300の例と異なる点について説明し、同様の点については説明を省略する。
図13は、発光装置350の製造工程を概略的に示す断面図である。図14は、発光装置350の製造工程を概略的に示す断面図である。なお、図13および図14に示す断面図は、発光装置300の例における図11に示す断面図に対応している。
発光装置300の例では、図12に示すように、柱状部310を形成した後、絶縁層(図示せず)を成膜し、その後コンタクト層112を露出させることにより、絶縁部302を形成する場合について説明した。
これに対し、本変形例では、まず、例えば、図13に示すように、コンタクト層112上であって、利得領域180の上方の領域を、フォトレジスト等のマスク層354で覆う。次に、例えばプロトン等のイオン356を、マスク層354をマスクとして、少なくとも第1クラッド層106の上面に達する深さまで注入する。
以上の工程により、例えば図14に示すように、本変形例に係る発光装置350の絶縁部302を形成することができる。なお、図示の例では、絶縁層302の下面の位置は、第1クラッド層106の上面の位置よりも下であって、バッファ層104の下面の位置よりも上である。また、図示の例では、第2電極122は、コンタクト層112上および絶縁部302上に形成されているが、図11に示すようにコンタクト層112上のみに形成されていてもよい。
発光装置350は、発光装置100と同様に、スペックルノイズを低減でき、かつ出射される光のプロファイルをコントロールすることができる。
なお、上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
上記のように、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できよう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
第1の実施形態に係る発光装置を模式的に示す斜視図。 第1の実施形態に係る発光装置を模式的に示す平面図。 第1の実施形態に係る発光装置を模式的に示す断面図。 第1の実施形態に係る発光装置の一部を模式的に示す断面図。 第1の実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。 第1の実施形態の変形例に係る発光装置を模式的に示す斜視図。 第1の実施形態の変形例に係る発光装置を模式的に示す平面図。 第2の実施形態に係る発光装置を模式的に示す斜視図。 第2の実施形態に係る発光装置を模式的に示す平面図。 第3の実施形態に係る発光装置を模式的に示す平面図。 第3の実施形態に係る発光装置を模式的に示す断面図。 第3の実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。 第3の実施形態の変形例に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。 第3の実施形態の変形例に係る発光装置を模式的に示す断面図。
符号の説明
10 光の一部、20 光の一部、100 発光装置、102 基板、104 バッファ層、106 第1クラッド層、107 第1側面、108 活性層、109 第2側面、110 第2クラッド層、112 コンタクト層、120 第1電極、122 第2電極、130 出射光、150 発光装置、170 第1端面、172 第2端面、180 利得領域、181 第1利得領域、182 第2利得領域、200 発光装置、227 反射部、230 出射光、270 重なり面、280 利得領域の組、281 第1の利得領域の組、282 第2の利得領域の組、300 発光装置、302 絶縁部、310 柱状部、350 発光装置、354 マスク層、356 イオン

Claims (10)

  1. 第1クラッド層と、
    前記第1クラッド層の上方に形成された活性層と、
    前記活性層の上方に形成された第2クラッド層と、
    前記第1クラッド層に電気的に接続された第1電極と、
    前記第2クラッド層に電気的に接続された第2電極と、
    を含み、
    前記活性層のうちの少なくとも一部は、複数の利得領域を構成し、
    前記複数の利得領域の各々は、平面的に見て、前記活性層の第1側面から該第1側面に平行な前記活性層の第2側面まで、前記第1側面の垂線に対して傾いた方向に向かって設けられ、
    前記複数の利得領域の各々では、前記第1側面側から平面的に見て、前記第1側面側の端面と前記第2側面側の端面とは、重なっておらず、
    前記複数の利得領域の前記第1側面側の端面は、互いに重なっておらず、
    前記複数の利得領域の前記第2側面側の端面は、互いに重なっておらず、
    前記複数の利得領域のうち、一の前記利得領域は、他の前記利得領域と異なる方向に向かって設けられている、発光装置。
  2. 第1クラッド層と、
    前記第1クラッド層の上方に形成された活性層と、
    前記活性層の上方に形成された第2クラッド層と、
    を含み、
    前記活性層のうちの少なくとも一部は、複数の利得領域を構成し、
    前記複数の利得領域は、3つ以上の前記利得領域からなり、
    前記複数の利得領域の各々は、平面的に見て、前記活性層の第1側面から該第1側面に平行な前記活性層の第2側面まで、前記第1側面の垂線に対して傾いた方向に向かって設けられ、
    前記複数の利得領域のうち、一の前記利得領域は、他の前記利得領域と異なる方向に向かって設けられている、発光装置。
  3. 請求項2において、
    前記複数の利得領域の各々では、前記第1側面側から平面的に見て、前記第1側面側の端面と、前記第2側面側の端面とは、重なっていない、発光装置。
  4. 請求項2または3において、
    前記第1クラッド層に電気的に接続された第1電極と、
    前記第2クラッド層に電気的に接続された第2電極と、
    を含む、発光装置。
  5. 請求項2ないし4のいずれかにおいて、
    前記複数の利得領域は、少なくとも1つの利得領域の組を有し、
    前記利得領域の組は、第1利得領域と、前記第1利得領域と隣り合う第2利得領域と、からなり、
    前記第1利得領域は、一の方向に向かって設けられ、
    前記第2利得領域は、前記一の方向とは異なる他の方向に向かって設けられ、
    前記第1利得領域と前記第2利得領域との間の、前記第1側面における第1距離は、前記第2側面における第2距離に比べて長い、発光装置。
  6. 請求項5において、
    前記利得領域の組は、複数設けられ、
    複数の前記利得領域の組は、第1の利得領域の組と、第2の利得領域の組と、を有し、
    前記第1の利得領域の組における、前記第1利得領域と前記第2利得領域との間の前記第1距離は、前記第2の利得領域の組における、前記第1利得領域と前記第2利得領域との間の前記第1距離に比べて短い、発光装置。
  7. 請求項6において、
    前記利得領域の組は、3つ以上設けられており、
    最外に設けられた前記利得領域の組は、前記第1の利得領域の組である、発光装置。
  8. 請求項5ないし7のいずれかにおいて、
    一の前記利得領域の組を構成する前記第1利得領域と、一の前記利得領域の組と隣り合う他の前記利得領域の組を構成する前記第2利得領域とは、前記第1側面側の端面の少なくとも一部が重なっている、発光装置。
  9. 請求項2ないし8のいずれかにおいて、
    前記複数の利得領域の前記第2側面側の端面は、互いに重なっていない、発光装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかにおいて、
    前記第1側面の反射率は、前記複数の利得領域に生じる光の波長帯において、前記第2側面の反射率よりも高い、発光装置。
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