JP2009238020A - 情報処理装置、及び冷却ファンの制御方法 - Google Patents

情報処理装置、及び冷却ファンの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発熱デバイスの設置状況に応じて動的に冷却機構を切り替えることが可能な情報処理装置を提供すること。
【解決手段】筐体内に設置された発熱デバイスを検出するデバイス検出部と、デバイス検出部で検出された発熱デバイスの種別を判定するデバイス判定部と、発熱デバイスの有無及び発熱デバイスの種別に応じて筐体内に設置された複数の温度センサの中から所定の温度センサを選択するセンサ選択部と、センサ選択部により選択された温度センサの測定温度に応じて筐体内に設置された冷却ファンの回転数を制御するファン制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
【選択図】図11

Description

本発明は、情報処理装置、及び冷却ファンの制御方法に関する。
近年、半導体チップの製造技術が急速に発展しており、IC(Integrated Circuit)やLSI(Large Scale Integration)のような集積回路部品の集積度が大きく向上している。これに伴い、半導体チップの発熱密度が飛躍的に増大している。特に、高性能な情報処理装置等に搭載される半導体チップは、高クロックで動作するために非常に発熱量が大きい。そのため、高性能な情報処理装置等に利用される半導体チップを効率的に冷却する技術が求められている。
こうした冷却技術に関し、例えば、下記の特許文献1には、複数の発熱体を有し、各発熱体の測定温度に応じて冷却ファンの回転数を制御することが可能な情報処理装置が記載されている。この技術は、複数の発熱体が存在し、各発熱体に対して冷却ファンが1対1に対応していない場合に、冷却ファンを制御する技術に関する。また、同文献1に記載の技術は、ノート型パーソナルコンピュータの筐体内に設置された冷却ファンに関する。
特開2006−330913号公報
ところで、情報処理装置の筐体内にオプションボード等の追加構成(発熱デバイスの一例)が設置されたり、又は取り外されたりして筐体内の構成が変化した場合、発熱体の個数や位置が変化したり、筐体内部における空気の流通経路が変化してしまう。そのため、このような変化に対して動的に冷却構造を適応させる技術が求められる。しかしながら、同文献1に記載の技術、及び周知の技術を適用しても、或いは、それらを組み合わせても、筐体内部における構成の変化に応じて冷却構造を動的に変化させることは困難である。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、筐体内に発熱デバイスが設置されたか否か、或いは、設置された発熱デバイスの種別に応じて冷却構造を動的に切り替えることで、筐体内の構成が変化した場合にも、その変化後の構成に適合した冷却構造を実現することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、及び冷却ファンの制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、筐体内に設置された発熱デバイスを検出するデバイス検出部と、前記デバイス検出部で検出された発熱デバイスの種別を判定するデバイス判定部と、前記発熱デバイスの有無及び前記発熱デバイスの種別に応じて前記筐体内に設置された複数の温度センサの中から所定の温度センサを選択するセンサ選択部と、前記センサ選択部により選択された温度センサの測定温度に応じて前記筐体内に設置された冷却ファンの回転数を制御するファン制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
上記の情報処理装置は、上記のデバイス検出部により、筐体内に設置された発熱デバイスを検出する。また、上記の情報処理装置は、上記のデバイス判定部により、前記デバイス検出部で検出された発熱デバイスの種別を判定する。さらに、上記の情報処理装置は、上記のセンサ選択部により、前記発熱デバイスの有無及び前記発熱デバイスの種別に応じて前記筐体内に設置された複数の温度センサの中から所定の温度センサを選択する。このように、冷却ファンを制御する際の基準となる測定温度の検知手段が発熱デバイスの設置又は除去による構成の変化に応じて動的に切り替えられる。そして、上記の情報処理装置は、上記のファン制御部により、前記センサ選択部により選択された温度センサの測定温度に応じて前記筐体内に設置された冷却ファンの回転数を制御する。
また、前記ファン制御部は、前記デバイス検出部により発熱デバイスが検出され、当該発熱デバイスが発熱量の多いデバイス又は耐熱温度の低いデバイスであると判定された場合、前記発熱デバイスを冷却するために駆動する前記冷却ファンの回転数を増加させるように構成されていてもよい。
また、前記センサ選択部は、前記デバイス検出部により発熱デバイスが検出されると共に当該発熱デバイスが温度センサを有すると判定された場合、少なくとも当該発熱デバイスの温度センサを前記所定の温度センサとして選択するように構成されていてもよい。
前記ファン制御部は、前記デバイス検出部により発熱デバイスが検出さると共に当該発熱デバイスが冷却ファンを有すると判定された場合、少なくとも当該発熱デバイスの冷却ファンの回転数を制御するように構成されていてもよい。
また、前記発熱デバイスの有無及び前記発熱デバイスの種別毎に設定項目が設けられていてもよい。さらに、上記の情報処理装置は、前記冷却ファン及び前記温度センサの組み合わせが記載された機器管理テーブルと、所定の温度範囲と前記冷却ファンの回転数とが対応付けて記載された温度/回転数テーブルと、が前記設定項目毎に記録された記憶部をさらに備えていてもよい。この場合、前記センサ選択部は、前記機器管理テーブルに基づいて前記温度センサを選択するように構成されていてもよい。また、前記ファン制御部は、前記センサ選択部により選択された温度センサと同じ設定項目に属する前記冷却ファンの回転数を前記温度/回転数テーブルに基づいて制御するように構成されていてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報処理装置の筐体内に設置された発熱デバイスが検出されるデバイス検出ステップと、前記デバイス検出ステップで検出された発熱デバイスの種別が判定されるデバイス判定ステップと、前記発熱デバイスの有無及び前記発熱デバイスの種別に応じて前記筐体内に設置された複数の温度センサの中から所定の温度センサが選択されるセンサ選択ステップと、前記センサ選択ステップで選択された温度センサの測定温度に応じて前記筐体内に設置された冷却ファンの回転数が制御されるファン制御ステップと、を含む、冷却ファンの制御方法が提供される。
さらに、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、上記の冷却ファンの制御方法をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。そして、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、このプログラムが記録された記録媒体が提供される。
以上説明したように本発明によれば、筐体内に発熱デバイスが設置されたか否か、或いは、設置された発熱デバイスの種別に応じて冷却構造を動的に切り替えることで、筐体内の構成が変化した場合にも、その変化後の構成に適合した冷却構造を実現することが可能になる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態に係る技術について説明する。本実施形態は、筐体内にオプションボードが設置されたか否かに応じて温度制御に用いる温度センサ、及び冷却ファンの組み合わせを動的に切り替える技術に関する。さらに、本実施形態は、オプションボードの種類を識別し、その識別結果に応じて温度センサ、及び冷却ファンの組み合わせを切り替える技術に関する。
これらの技術を適用することにより、オプションボードの発熱特性や耐熱特性に応じて冷却ファンの回転数を適応的に切り替えることが可能になる。例えば、オプションボードの温度特性に応じて優先的に冷却すべきデバイスを選択し、そのデバイスを集中的に冷却するような制御が可能になる。以下、これらの技術を実現するための具体的な構成例について詳細に説明する。
[情報処理装置100の筐体構成]
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置100の外観について説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理装置100の外観を示す斜視図である。
図1に示すように、情報処理装置100の筐体は、上面及び下面が他の面より広く形成された略直方体の形状を有している。また、この情報処理装置100の筐体は、パンチ穴パネル102と、枠部材104と、中央LED(Light Emitting Diode)106と、電源LED108と、リセットスイッチ110と、USB(Universal Serial Bus)端子112とにより構成される。
情報処理装置100は、個人用の低価格のパーソナルコンピュータよりも高性能な演算チップを搭載したワークステーションと呼ばれるコンピュータである。特に、情報処理装置100は、例えば、AV(Audio Visual)データの3次元レンダリングや科学技術分野における数値シミュレーション等の高負荷処理に利用される装置である。
このように、情報処理装置100には膨大な量の演算処理が求められる。そのため、情報処理装置100には、高クロックで動作し、消費電力が高く発熱性の高いCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)が搭載されている。また、情報処理装置100による膨大な量の演算処理には大容量の記憶領域も必要になる。そのため、情報処理装置100には、高速な読み出し処理や書き込み処理が可能な大容量の半導体メモリが搭載される。
上記の通り、情報処理装置100は膨大な演算処理を実行するため、CPU、GPU、又はメモリ等を接続するためのバス、或いは、各種チップの動作を制御するコントローラ等、その他の構成要素にも大きな負荷が掛かる。こうした理由から、情報処理装置100は、消費電力や発熱量が非常に大きいのである。従って、情報処理装置100の筐体は、その内部で温められた空気を速やかに筐体外部に排出すると共に、筐体外部から冷たい空気を速やかに流入させる高効率の排熱処理機構を備えている必要がある。
こうした事情を踏まえ、情報処理装置100の筐体にはパンチ穴パネル102が設けられている。パンチ穴パネル102は、所定の大きさ、及び所定の形状を有するパンチ穴が所定の間隔で複数穿孔された板状の部材である。このパンチ穴パネル102は、情報処理装置100の筐体正面の一部又は全部を覆うように配置されている。パンチ穴パネル102に穿孔された複数のパンチ穴は、例えば、その各々が略正六角形を成し、ハニカム構造を成すように所定間隔で設けられている。
このパンチ穴パネル102は、情報処理装置100の内部に空気を流入させるための吸気口を形成している。パンチ穴パネル102から流入した空気は、情報処理装置100の筐体内部に設けられた冷却ファンにより筐体背面の排気口から強制的に排出される。このとき、情報処理装置100の筐体内部に設置された発熱体の放熱により温められた空気が筐体背面から排出される。一方で、情報処理装置100の筐体背面からの排気に伴う筐体内の気圧低下によりパンチ穴パネル102から冷たい空気が流入する。このようにして情報処理装置100の筐体内部は換気される。
また、パンチ穴パネル102の奥側には、情報処理装置100の筐体から外側に向けて発光する中央LED106が設けられている。さらに、パンチ穴パネル102の周囲を囲むように枠部材104が形成されている。枠部材104には、電源LED108、及びリセットスイッチ110が設けられている。そして、情報処理装置100の筐体前面には、USB端子112が設けられている。尚、情報処理装置100の筐体は、例えば、アルミや鉄等の金属、又はプラスチック等の部材により形成される。
中央LED106は、その発光色や点滅等により、情報処理装置100の動作状態を示す。尚、中央LED106は、情報処理装置100が後述する並列処理システム1に組み込まれた場合に、より有益な機能を提供する。電源LED108は、点灯することで電源の投入状態(ON)を示し、消灯することで電源の切断状態(OFF)を示す。また、リセットスイッチ110は、情報処理装置100を強制的に再起動させるためのユーザインタフェースである。さらに、USB端子112は、外部機器を接続できるようにパンチ穴パネル102を貫通するようにして設置されている。
[並列処理システム1の構成例]
次に、図2を参照しながら、本実施形態に係る並列処理システム1の構成について説明する。図2は、本実施形態に係る並列処理システム1の外観を示す説明図である。
上記の通り、本実施形態に係る情報処理装置100は、高負荷処理に利用されるワークステーションである。そのため、AVデータの3次元レンダリングや科学技術計算等の負荷が特に高い処理を実行する際には、複数の情報処理装置100を並列に接続した並列処理システム1として運用される場合が多い。この場合、図2に示すように、複数台の情報処理装置100がラック120に格納され、互いに高速なネットワークで接続されて並列処理システム1として利用される。高速なネットワークとしては、例えば、ミリネット、ファイバチャネル、又は高速なイーサネット(登録商標)等が利用される。
図2に示すように、並列処理システム1は、ラック120の奥行き方向に垂直な面上でパンチ穴パネル102が短手方向に沿って並ぶように各情報処理装置100が設置される。そのため、ラック120に複数台の情報処理装置100が並置されたとしても、吸気口であるパンチ穴パネル102が塞がれることが無いため、各情報処理装置100による吸排気能力が損なわれない。また、中央LED106が容易に視認できるように設置されるため、ラック120に設置後も、各情報処理装置100の動作状態をユーザが容易に把握することができる。
中央LED106は、例えば、情報処理装置100の電源が切断された場合に消灯し、情報処理装置100が正常に動作している場合に青色に点灯し、情報処理装置100に異常が発生した場合に赤色に点灯するように構成される。この構成を利用すると、ユーザは、各情報処理装置100の中央LED106を確認することにより、異常が発生した情報処理装置100を容易に特定することができる。もちろん、中央LED106による情報提供の方法は上記の色識別パターンに限定されず、例えば、任意の周期的なパターンで発光(点滅)することによって情報提供する方法も考えられる。これらの発光制御は、後述するシステムコントローラ310により行われる。
[情報処理装置100の冷却構造]
図3、及び図4を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置100の内部構造について簡単に説明する。図3は、本実施形態に係る情報処理装置100の冷却構造の一例を示す説明図である。図4は、本実施形態に係る情報処理装置100の基板構成の一例を示す説明図である。
図3に示すように、情報処理装置100の冷却構造は、主に、基板MB10上に設置されたヒートシンクMB12、MB14と、冷却ダクトMB16と、冷却ファンMB18とにより構成される。
基板MB10は、配線プリント基板である。また、基板MB10には、複数のIC(Integrated Circuit)チップが搭載されている(図4を参照)。これらのICチップは、情報処理装置100における発熱体の一例である。そのため、発熱量の大きいICチップには、ヒートシンクMB12、MB14が設置される。ヒートシンクMB12、MB14の形状や大きさは、冷却するICチップの発熱量や設置面積の大きさに応じて決定される。さらに、ヒートシンクMB14には、その下に設置されたICチップの冷却効率を高めるため、冷却ダクトMB16と冷却ファンMB18が接続されている。
冷却ファンMB18は、情報処理装置100の筐体前面を向いており、その回転により、図1に示すパンチ穴パネル102を介して外気を流入させることができる。冷却ファンMB18により外部からの冷たい空気が冷却ダクトMB16に流入されると、冷却ダクトMB16を通じて流入した空気は、ヒートシンクMB14に供給される。そして、供給された空気により、ヒートシンクMB14に設けられたフィンが冷却される。その結果、ヒートシンクMB14のフィンに伝達してきたICチップの熱が空気により冷却され、ICチップの発熱を効率的に冷却することができる。
尚、ヒートシンクMB14の熱により温められた空気は、情報処理装置100の筐体背面に設けられた排気口より筐体外部に排出される。このとき、排気口に向けて流出された空気によりヒートシンクMB12が冷却されるような冷却構造にしてもよい。また、冷却ダクトMB16に分岐管を設け、通過する外気の一部が冷却ダクトMB16の下に位置するICチップに供給されるような冷却構造にしてもよい。
ここで、基板MB10上に設けられたヒートシンクMB12、MB14、及び冷却ダクトMB16を取り去った情報処理装置100の構成例を図4に示す。上記の通り、基板MB10には、複数のICチップMB20、MB24、MB26が搭載されている。例えば、ICチップMB24上には、冷却用にヒートシンクMB14が載置される。また、ICチップMB26には、冷却用にヒートシンクMB12が載置される。ICチップMB20は、冷却ダクトMB16から分岐された空気により冷却される。
また、小型のICチップには、小型のヒートシンクMB22が載置される。例えば、比較的発熱量の多いプロセッサユニット302(図5を参照)には、ICチップMB24のように、ヒートシンクMB14と冷却ダクトMB16とを組み合わせた冷却構造が用いられる。また、プロセッサユニット302に比べて発熱量が低いシステムコントローラ310等には、ICチップMB26や他のICチップMB20のような冷却構造が用いられる。以上、図3、及び図4を参照しながら、基板MB10に載置されたICチップを例に挙げて冷却構造を説明したが、比較的発熱量の多いメモリ306(図5を参照)に対しても同様の冷却構造を適用することができる。
[情報処理装置100のハードウェア構成]
図5を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成について説明する。図5は、本実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す説明図である。
(構成例)
図5に示すように、情報処理装置100は、主に、プロセッサユニット302と、メモリバス304と、メモリ306と、サウスブリッジ308と、システムコントローラ310と、外部バス314と、USBインターフェース316と、記憶装置318と、ドライブ320と、ネットワークインターフェース324と、温度センサ326と、冷却ファン328と、オプションボード330とにより構成される。
また、プロセッサユニット302は、メインCPUコア352と、複数のサブCPUコア354と、EI(Element Interconnect)バス356と、メモリコントローラ358と、I/Oコントローラ360とにより構成される。メインCPUコア352、複数のサブCPUコア354、メモリコントローラ358、及びI/Oコントローラ360は、高速なEIバス356を介して接続される。メモリコントローラ358、及びメモリ306は、メモリバス304により接続される。メインCPUコア352、及び複数のサブCPUコア354は、メモリコントローラ358を介してメモリ306にアクセスする。
メインCPUコア352は、オペレーティングシステム(O/S;Operating System)やファームウェア等の基本プログラムを実行する汎用的なマイクロプロセッサである。このファームウェアは、システムコントローラ310やI/Oコントローラ360を介してサウスブリッジ308に接続された機器を制御する機能や、プロセッサユニット302のアーキティクチャやハードウェア構成を抽象化する機能を実現する。例えば、ランタイム・アブストラクション・サービス(RTAS)と呼ばれるファームウェアが用いられる。このように、メインCPUコア352は、主に、サブCPUコア354へのリソースマネジメント等に利用される。また、メインCPUコア352は、キャッシュメモリ(非図示)を備えている。
サブCPUコア354としては、例えば、RISC(Reduced Instruction Set Computer)タイプの信号処理プロセッサが用いられる。つまり、サブCPUコア354は、SIMD(Single Instruction Multiple Data)系のアーキティクチャであり、1回の命令で複数のデータを同時に処理することができる高性能プロセッサである。このサブCPUコア354は、SPE(Synergistic Processing Element)と呼ばれることがある。また、各サブCPUコア354は、メモリ306から独立したキャッシュメモリ(LS;Local Store)(非図示)を備えている。
メモリ306には、例えば、メモリ帯域幅が広く、高速アクセスが可能なXDR−RAM(Extreme Data Rate−Random Access Memory)が利用される。また、サウスブリッジ308は、I/Oコントローラ360、EIバス356を介してメインCPUコア352、及び複数のサブCPUコア354に接続されている。さらに、サウスブリッジ308は、システムコントローラ310に接続されている。システムコントローラ310は、I/Oコントローラ360を制御してサウスブリッジ308に接続された機器、及び温度センサ326や冷却ファン328等を制御する。
サウスブリッジ308には、システムコントローラ310、USBインターフェース316、及び記憶装置318が接続されている。さらに、サウスブリッジ308には、外部バス314を介してドライブ320、ネットワークインターフェース324、及びオプションボード330が接続されている。外部バス314には、例えば、EIバス356やメモリバス304に比べて低速なPCIバス(Peripheral Components Interconnect bus)等が利用される。
記憶装置318には、例えば、RAID(Redundant Arrays of Independent Disks)構成のハードディスクドライブ(HDD)や半導体記憶装置等が用いられる。ネットワークインターフェース324には、例えば、LAN(Local Area Network)やインターネット等に接続するための通信カード、或いは、並列処理システム1の構築に利用される高速ネットワーク用のインターフェースボードが用いられる。
ドライブ320には、リムーバブルメディア322が接続される。ドライブ320に接続されるリムーバブルメディア322の例としては、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、MD(Mini−Disc)、BD(Blu−ray Disc)、又は半導体メモリ等が挙げられる。
(動作例)
ここで、AVデータの3次元レンダリングが実行される場合の動作例について考える。まず、メインCPUコア352は、AVデータの3次元レンダリング処理をサブCPUコア354に振り分ける。そして、複数のサブCPUコア354は、メインCPUコア352により振り分けられたエンコード処理を並列的に実行する。このとき、処理に用いるアプリケーションプログラムは、メモリ306に展開されてプロセッサユニット302により実行される。次いで、各サブCPUコア354による処理結果は、メインCPU354によりシステムコントローラ310等を介して記憶装置318、又はリムーバブルメディア322等に記録される。
(オプションボードの具体例)
ここで、図6を参照しながら、オプションボードの具体例について述べる。図6は、オプションボードの一例であるメモリライザーカードの外観を示す説明図である。
図5に示したように、情報処理装置100には、例えば、外部バス314を介してオプションボード330が接続されうる。このオプションボード330は、例えば、LANカード、グラフィックカード、映像入出力カード(TVキャプチャカード等)、音声入出力カード、モデムカード、USB端子増設カード、SCSI(Small Computer System Interface)カード、物理演算カード等である。
しかし、本実施形態に係る情報処理装置100には、この他にも、プロセッサユニット302を増設したり、メモリ306を増設するためのライザーカードが搭載されうる。これらのライザーカードは、比較的低速な外部バス314を介さず、より高速なバスを介して接続される。従って、これらのライザーカードは、オプションボード330とは異なる。図5には明示しなかったが、例えば、メモリ306やプロセッサユニット302がオプションボードを構成する場合がある。また、メモリ306とは別にメモリを増設するためのライザーカードが設けられる場合もある。
但し、筐体内の温度制御に関して言えば、いずれのオプションボードに対しても、本実施形態に係る冷却技術を応用することができる。もちろん、CPUボードやメモリボードは、より発熱量の大きい発熱デバイスであるから、これらの発熱デバイスに注目して本実施形態の技術を適用することが好ましい。そこで、図6には、増設メモリが搭載されるメモリライザーカード(オプションボードB10)の構成を一例として示した。
図6に示すように、オプションボードB10は、基板B12上に複数のメモリスロットB14が搭載されたライザーカードである。基板B12は、メモリスロットB14の他に温度センサB22を搭載している。また、基板B12は、接続端子B24を介して情報処理装置100に接続されるように構成されている。メモリスロットB14には、メモリB16が搭載される。このメモリB16は、高速な応答特性を有する高クロック動作のメモリである。そのため、メモリB16が発する熱量が非常に大きい。そこで、メモリB16には、冷却機構として、放熱フィンB18、及び冷却ファンB20が搭載されている。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理装置100には、高負荷処理を実行するために高速な演算機構が搭載されており、この演算機構の発熱を冷却するために強力な冷却機構が設けられている。しかしながら、上記のようなオプションボードの搭載又は除去に応じて冷却機構の構成が変化したり、筐体内における空気の対流経路が変化するため、より効果的な冷却を行うためには、オプションボードの特性に応じた適応的な冷却制御が求められる。本実施形態は、こうした冷却制御技術の提供を目的としており、システムコントローラ310による温度センサ326や冷却ファン328等の制御に関する。
[情報処理装置100の機能構成]
ここで、図7を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置100の機能構成について説明する。図7は、本実施形態に係る情報処理装置100の温度制御に関する機能構成を示す説明図である。尚、図7は一例であり、温度センサ、冷却ファン、オプションボードの数及び構成はこれに限定されない。
図7に示すように、情報処理装置100の温度制御機構は、システムコントローラ310を中心として構成される。図7の例では、筐体内に固定的に設置された4つの温度センサ326A、326B、326C、326D、及び4つの冷却ファン328A、328B、328C、328Dがシステムコントローラ310に接続されている。また、オプションボード330、B10がシステムコントローラ310に接続されている。但し、ここで言う接続とは、必ずしも直接的に接続された状態を意味しているものではなく、データや信号の授受が可能な状態であれば間接的な接続状態を含むものである。
オプションボード330には、ICチップ3304、及び温度センサ3302が搭載されている。また、オプションボードB10には、メモリB16と、冷却ファンB20と、温度センサB22とが搭載されている。この場合、システムコントローラ310は、オプションボード330に搭載された温度センサ3302や、オプションボードB10に搭載された温度センサB22、及び冷却ファンB20を制御対象にすることができる。
さらに、システムコントローラ310は、記憶装置318に接続されており、記憶装置318に格納された温度制御テーブルを読み出すことができる。システムコントローラ310は、記憶装置318に格納された温度制御テーブルに基づいて温度センサ326A、326B、326C、326D、3302、B22、及び冷却ファン328A、328B、328C、328D、B20を選択的に制御するのである。
(温度制御テーブルの構成)
ここで、図8を参照しながら、本実施形態に係る温度制御テーブルの構成について説明する。図8は、本実施形態に係る温度制御テーブルの構成例を示す説明図である。
図8に示すように、本実施形態に係る温度制御テーブルは、領域管理テーブルT10、及び複数のファン制御テーブルT11、T12、…、T1Nにより構成される。尚、領域管理テーブルT10は、機器管理テーブルの一例である。また、ファン制御テーブルT11、T12、…、T1Nは、温度/回転数テーブルの一例である。
(領域管理テーブルT10の構成例)
領域管理テーブルT10には、複数の領域が設定されており、その領域毎に登録情報が登録されている。この登録情報は、システムコントローラ310に接続される温度センサ群及び冷却ファン群の中から選択される所定の温度センサ及び冷却ファンの組み合わせを示す情報である。具体的には、図9のような領域管理テーブルT10が利用される。
図9には、領域管理テーブルT10の構成例が記載されている。図9を参照すると、領域管理テーブルT10には、領域名の欄と、温度センサ登録情報の欄と、冷却ファン登録情報の欄とが設けられている。領域名の欄は、領域を特定するための領域名が記載される欄である。温度センサ登録情報の欄は、領域毎に、登録される温度センサが記載される欄である。冷却ファン登録情報の欄は、領域毎に、登録される冷却ファンが記載される欄である。つまり、領域管理テーブルT10に基づいて温度制御するシステムコントローラ310は、所定の領域毎に登録された温度センサ及び冷却ファンの組を制御するのである。
図9を参照すると、領域1には、温度センサ326A、326B、326C、326D、及び冷却ファン328A、328B、328Dが登録されている。また、領域1は、基本領域に設定されている。つまり、システムコントローラ310は、少なくとも領域1に登録された温度センサ及び冷却ファンの組み合わせ(以下、基本設定)を利用する。
次に、領域2の各欄を参照する。領域2には、温度センサ登録情報の欄に温度センサが登録されておらず、冷却ファン登録情報の欄にのみ冷却ファン328Dが登録されている。領域2の設定は、オプションボードが筐体内に設置されたが、その種類が不明の場合に選択されるものである。つまり、そのオプションボード上に冷却ファンや温度センサが搭載されているか否か、或いは、そのオプションボードの発熱量や耐熱温度がどのくらいか、といった情報が得られない場合に領域2が選択される。但し、基本領域である領域1に加えて領域2の設定が選択される。
次に、領域3の各欄を参照する。領域3には、温度センサ登録情報の欄に温度センサ3302が登録されており、冷却ファン登録情報の欄に冷却ファン328Dが登録されている。図8の例では、オプションボード330に温度センサ3302が搭載されている。そのため、オプションボード330の温度センサ3302を利用する構成にしているのである。但し、オプションボード330には、冷却ファンが搭載されていないため、冷却ファン328Dを利用する構成にしている。つまり、領域3は、オプションボード330が設置された場合に選択される設定である。もちろん、基本領域である領域1も領域3の設定に併せて選択される。
次に、領域Nの各欄を参照する。領域Nには、温度センサ登録情報の欄に温度センサB22が登録されており、冷却ファン登録情報の欄に冷却ファン328C、328D、B20が登録されている。図8の例で、オプションボードB10には温度センサB22が搭載されている。また、オプションボードB10には冷却ファンB20が搭載されている。そのため、オプションボードB10の温度センサB22及び冷却ファンB20を利用する構成にしているのである。つまり、領域Nは、オプションボードB10が設置された場合に選択される設定である。もちろん、基本領域である領域1も領域Nの設定に併せて選択される。尚、領域1及び領域Nの冷却ファン登録情報のいずれにも、冷却ファン328Cが登録されている点に注意されたい。この点については後述する。
さて、上記の通り、各領域には、オプションボードの有無や、オプションボードの種別に応じた温度センサ及び冷却ファンの組み合わせが登録されている。システムコントローラ310は、オプションボードの有無や、オプションボードの種別に応じて所定の領域を選択し、その領域に登録された温度センサ及び冷却ファンを制御するのである。尚、領域管理テーブルT10の構成は、これに限定されず、様々な状況を想定して温度センサ及び冷却ファンの組み合わせを登録することができる。
(ファン制御テーブルの構成例)
再び図8を参照する。図8には、領域管理テーブルT10の各領域に対応付けてファン制御テーブルT11、T12、…、T1Nが記載されている。各ファン制御テーブルT11、T12、…、T1Nには、温度範囲と冷却ファンの回転数とが対応付けて記載されている。そのため、システムコントローラ310は、オプションボードの設置状況等に基づいて領域管理テーブルT10の領域を選択した後で、その領域に対応するファン制御テーブルを参照する。
そして、システムコントローラ310は、ファン制御テーブルに基づいて冷却ファンの回転数を制御する。このとき、システムコントローラ310は、選択した領域に登録された温度センサの測定温度に基づいて当該領域に登録された冷却ファンの回転数を制御する。従って、システムコントローラ310は、オプションボードの設置状況等に応じて温度センサ及び冷却ファンの組み合わせを動的に変更すると共に、各冷却ファンの制御特性も動的に切り替えることができるのである。
ここで、図10A〜図10Dを参照しながら、ファン制御テーブルの具体的な構成について説明する。
まず、図10Aを参照する。図10Aは、領域1に対応するファン制御テーブルT11の構成例を示す説明図である。図10Aに示すように、ファン制御テーブルT11には、制御レベル(level)の欄と、温度範囲の欄と、冷却ファン回転数の欄とが設けられている。さらに、温度範囲の欄には、上限温度の欄と、下限温度の欄とが設けられている。また、冷却ファン回転数は、最大回転数に対するパーセント表示で表示されている。もちろん、本実施形態は、これらの表現方法に限定されず、温度範囲と冷却ファンの回転数との間の対応関係が示されていれば任意の表現形式を適用することができる。図10B〜図10Dについても同様である。
さて、図10Aに示したファン制御テーブルT11の表記について説明を補足する。ファン制御テーブルT11の温度範囲は、制御レベル間でオーバーラップする部分がある。例えば、制御レベル1の温度範囲が−128℃〜60℃であるのに対し、制御レベル2の温度範囲が50℃〜70℃であり、50℃〜60℃の範囲が両制御レベルでオーバーラップしている。これは、温度範囲の境界部分で測定温度が上下した場合に、冷却ファンの回転数を頻繁に変更せずに済むような設定にしたためである。以下、より詳細に説明する。
温度範囲の下限温度は、測定温度が下降した場合に参照される閾値である。例えば、測定温度が70℃から下降し、60℃に達すると制御レベル3から制御レベル2に変更される。さらに、測定温度が50℃まで下降すると制御レベル2から制御レベル1に変更される。一方、温度範囲の上限温度は、測定温度が上昇した場合に参照される閾値である。例えば、測定温度が40℃から上昇し、60℃に達すると制御レベル1から制御レベル2に変更される。さらに、測定温度が70℃まで上昇すると制御レベル2から制御レベル3に変更される。このように、温度範囲の上限温度と下限温度とは、測定温度の上昇/下降に応じて参照される閾値なのである。
上記を踏まえ、制御レベル1と制御レベル2との間でオーバーラップする温度範囲について考える。仮に、制御レベル1の上限温度が50℃(=制御レベル2の下限温度)に設定されていると、測定温度が49℃〜51℃の間で上下した場合に、冷却ファンの回転数が50%と75%との間で頻繁に切り替えられることになる。こうした頻繁な回転数の切り替え処理は、システムコントローラ310に余計な負荷を与えると共に、冷却ファンの駆動モータにも大きな負荷を与えてしまう。その結果、冷却ファンの寿命が短くなり、冷却機構への信頼性が低下してしまう。
ところが、図10Aに示した例のように、制御レベル間にオーバーラップ範囲を設けることで、測定温度が60℃を越えた後すぐに59℃に低下しても、制御レベル2の下限温度50℃に達せず、制御レベル2の状態(回転数75%)が維持される。その結果、上記のような頻繁な回転数の切り替え処理が発生せず、冷却ファンの駆動モータ等に余計な負荷が掛かることを防止することができるのである。
次に、図10B〜図10Dを参照する。図10Bは、領域2に対応するファン制御テーブルT12の構成例を示す説明図である。ファン制御テーブルT12は、領域2に登録された冷却ファン328D(図9を参照)の回転数を制御するためのテーブルである。図10Cは、領域3に対応するファン制御テーブルT13の構成例を示す説明図である。ファン制御テーブルT13は、領域3に登録された冷却ファン328D(図9を参照)の回転数を制御するためのテーブルである。但し、このファン制御テーブルT13の温度範囲は、領域3に登録されたオプションボード330の温度センサ3302(図9を参照)の測定温度に対するものである。
図10Dは、領域Nに対応するファン制御テーブルT1Nの構成例を示す説明図である。ファン制御テーブルT1Nは、領域Nに登録された冷却ファン328C、328D、B20(図9を参照)の回転数を制御するためのテーブルである。但し、このファン制御テーブルT1Nの温度範囲は、領域Nに登録されたオプションボードB10の温度センサB22(図9を参照)の測定温度に対するものである。
既に述べた通り、領域Nは、基本領域である領域1と共に選択される。そのため、領域1と領域Nとの両方に登録された冷却ファン328Cの回転数を決定する方法が求められる。この場合、本実施形態では、ファン制御テーブルT11に基づいて決定される回転数、及びファン制御テーブルT1Nに基づいて決定される回転数のうち、より大きい回転数が選択され、その回転数で冷却ファン328Cが制御される。
以上説明したように、システムコントローラ310により、記憶装置318に記録された温度制御テーブルに基づいて温度センサ及び冷却ファンが選択され、その温度センサの測定温度に基づいて冷却ファンが制御される。特に、オプションボードの種類や設置状況等に応じて動的に温度センサ及び冷却ファンの組み合わせが切り替えられる。また、その組み合わせ毎に冷却ファンの回転数が制御される。以下、これらの制御に係るシステムコントローラ310の機能構成について、より詳細に説明する。
(システムコントローラ310の機能構成)
以下、図11を参照しながら、本実施形態に係るシステムコントローラ310の機能構成について説明する。図11は、本実施形態に係るシステムコントローラ310の機能構成を示す説明図である。
図11に示すように、システムコントローラ310は、主に、温度検出ブロック372と、ボード検出ブロック378と、領域選択部384と、最高温度抽出部386と、回転数決定部388と、ファン制御ブロック390とにより構成される。
(温度検出ブロック372)
温度検出ブロック372は、温度検出ブロック372は、固定センサ温度取得部374と、ボードセンサ温度取得部376とにより構成される。固定センサ温度取得部374は、温度センサ326により測定された温度を取得する。ボードセンサ温度取得部376は、温度センサ3302、B22により測定された温度を取得する。温度検出ブロック372は、後述する領域選択部384により指定された温度センサから測定された温度を最高温度抽出部386に入力する。このとき、温度検出ブロック372は、領域選択部384により指定された温度センサのみから温度を取得するように構成されていてもよい。
(ボード検出ブロック378)
ボード検出ブロック378は、オプションボード検出部380と、オプションボード識別部382とにより構成される。尚、オプションボード検出部380は、デバイス検出部の一例である。また、オプションボード識別部382は、デバイス判定部の一例である。
オプションボード検出部380は、オプションボード接続部396にオプションボードが接続されたか否かを検出する。オプションボード接続部396は、図5のハードウェア構成には明示していないが、オプションボードを情報処理装置100に接続するための接続手段である。
さらに、オプションボード検出部380は、オプションボード接続部396に接続されたオプションボードから、そのオプションボードの種類を識別する識別情報を取得する。オプションボード検出部380により取得された識別情報は、オプションボード識別部382に入力される。
オプションボード識別部382は、オプションボード検出部380から入力された識別情報に基づいてオプションボード接続部396に接続されたオプションボードの種類を判別する。このとき、オプションボード識別部382は、所定のオプションボードの識別情報が格納されたデータベース(非図示)を参照し、オプションボード接続部396に接続されたオプションボードの種類を判別する。オプションボード識別部382による判別結果は、領域選択部384に入力される。
この判別結果としては、例えば、「所定のオプションボードの種類」「未知のオプションボードであること」「オプションボード無し」といった結果が得られる。「オプションボード無し」の結果は、オプションボード検出部380から識別情報が入力されていない場合に出力される。尚、本実施形態はこれに限定されず、例えば、所定のオプションボードの種類の他に、そのオプションボードの発熱特性や耐熱特性を示す特性情報が領域選択部384に入力されてもよい。この特性情報としては、例えば、「高発熱量」「低発熱量」「高耐熱性」「低耐熱性」等である。
(領域選択部384)
領域選択部384は、領域管理テーブルT10を参照し、オプションボード識別部382によるオプションボードの識別結果に対応する領域を選択する。領域選択部384により選択された領域の情報は、温度検出ブロック372、及び回転数決定部388に入力される。但し、温度検出ブロック372には、選択された領域に登録された温度センサの情報のみが入力されるように構成されていてもよい。尚、領域選択部384は、センサ選択部の一例である。
例えば、図9に例示した領域管理テーブルT10の場合、領域選択部384は、基本設定である領域1を選択する。未知のオプションボードを示す識別結果が入力された場合、領域選択部384は、領域1と共に領域2を選択する。オプションボード330を示す識別結果が入力された場合、領域選択部384は、領域1と共に領域3を選択する。オプションボードB10を示す識別結果が入力された場合、領域選択部384は、領域1と共に領域Nを選択する。
その他にも、領域選択部384は、高発熱量のオプションボードを示す識別結果が入力された場合、その識別結果に対応する領域を選択する。例えば、「高発熱量」であるが、「高耐熱性」のオプションボードを示す識別結果が入力された場合、領域選択部384は、それほど強力な冷却構成に対応する領域を選択する。逆に、「低発熱量」であるが、「低耐熱性」のオプションボードを示す識別結果が入力された場合、領域選択部384は、比較的強力な冷却構成に対応する領域を選択する。このように、領域選択部384は、オプションボードの特性に応じて適切な領域を選択するように構成されていてもよい。
(最高温度抽出部386)
最高温度抽出部386は、温度検出ブロック372から入力された測定温度の中で最高の測定温度を抽出する。このとき、最高温度抽出部386は、温度検出ブロック372から入力された全ての測定温度の中で最高の測定温度を抽出してもよいし、各領域に対する最高の測定温度を抽出してもよい。この各領域に対する最高の測定温度とは、各領域に登録された温度センサの測定温度の中で最高の測定温度のことを意味する。最高温度抽出部386により抽出された最高の測定温度は、回転数決定部388に入力される。
(回転数決定部388)
回転数決定部388は、ファン制御テーブルT11、…、T1Nに基づいて冷却ファンの回転数を決定する。このとき、回転数決定部388は、領域選択部384から入力された領域の情報に基づいて該当するファン制御テーブルを参照する。さらに、回転数決定部388は、最高温度抽出部386から入力された最高の測定温度に基づいて冷却ファンの回転数を決定する。但し、回転数決定部388は、領域毎に登録された冷却ファンの回転数を決定する。そして、回転数決定部388により決定された回転数は、ファン制御ブロック390に入力される。尚、回転数決定部388は、ファン制御部の一例である。
例えば、領域選択部384から領域1及び領域3を示す情報が回転数決定部388、温度検出ブロック372に入力された場合について考える(図9、図10A、図10Cを参照)。この場合、温度検出ブロック372からは、温度センサ326A、326B、326C、326D、3302により測定された測定温度が最高温度抽出部386に入力される。そして、最高温度抽出部386により、領域1に登録された温度センサ326A、326B、326C、326Dによる測定温度の最高値(第1最高温度)と、温度センサ3302による測定温度(第2最高温度)とが抽出される。
そこで、回転数決定部388は、ファン制御テーブルT11を参照し、第1最高温度に対応する冷却ファン回転数を選択して領域1に対応する冷却ファン328A、328B、328Cのファン回転数としてファン制御ブロック390に入力する。さらに、回転数決定部388は、ファン制御テーブルT13を参照し、第2最高温度に対応する冷却ファン回転数を選択して領域3に対応する冷却ファン328Dのファン回転数としてファン制御ブロック390に入力する。
(ファン制御ブロック390)
ファン制御ブロック390は、固定ファン駆動制御部392と、ボードファン駆動制御部394とにより構成される。固定ファン駆動制御部392は、筐体内に設置された冷却ファン328A、328B、328C、328Dを駆動制御する。ボードファン駆動制御部394は、オプションボードB10に設置された冷却ファンB20を駆動制御する。ファン制御ブロック390は、回転数決定部388から入力された回転数に基づいて該当する冷却ファンを駆動制御する。尚、ファン制御ブロック390は、ファン制御部の一例である。
以上、本実施形態に係る情報処理装置100の機能構成について説明した。上記の通り、情報処理装置100は、システムコントローラ310によりオプションボードの設置状況及びその種類や特性に応じて冷却構成を動的に切り替えることができる。特に、オプションボードの識別により、発熱量の多いオプションボードや耐熱温度の低いオプションボードを優先的に冷却することができる。また、冷却ファンの回転数を段階的に制御することで冷却ファンにより発生する騒音を低減できる。さらに、オプションボードに温度センサや冷却ファンが搭載されている場合にも、これらの冷却構成を加味した温度管理が実現される。
[冷却ファンの制御方法]
次に、図12を参照しながら、本実施形態に係る冷却ファンの制御方法について説明する。図12は、本実施形態に係る冷却ファンの制御方法の流れを示す説明図である。この冷却ファンの制御方法に係る各処理ステップは、主に、システムコントローラ310により実現される。
まず、ボード検出ブロック378により、オプションボードの有無が判定され、オプションボードが接続されている場合には、そのオプションボードの種別が判定される(S102)。このステップにおける判定結果は、領域選択部384に入力される。そして、領域選択部384により、判定結果に応じた領域が選択される。次いで、最高温度抽出部386により、温度検出ブロック372で取得された測定温度の最高温度が抽出される(S104)。このステップでは、最高温度抽出部386により、領域管理テーブルT10の該当領域に登録された温度センサの測定温度中で、最も高い測定温度が抽出される。そして、抽出された最高温度の情報は、回転数決定部388に入力される。
次いで、回転数決定部388により、冷却ファンの回転数が決定される(S106)。このステップでは、回転数決定部388により、該当領域のファン制御テーブルに基づいて最高の測定温度に対応する冷却ファンの回転数が決定される。決定された回転数の情報は、ファン制御ブロック390に入力される。次いで、ファン制御ブロック390により、該当する冷却ファンが制御される(S108)。このステップでは、ファン制御ブロック390により、該当領域の冷却ファンが制御される。但し、複数領域に重複して登録された冷却ファンは、それらの領域に対応する複数の回転数の中で最高の回転数で駆動制御される。
次いで、ボード検出ブロック378により、オプションボードが変更されたか否かが判定される(S110)。オプションボードが変更された場合、ステップS102の処理に進行する。一方、オプションボードが変更されていない場合、ステップS104の処理に進行する。但し、オプションボードの変更とは、オプションボードの着脱を意味する。また、上記の該当領域とは、ステップS102における判定結果に応じて選択される所定の領域を意味している。もちろん、該当領域は複数となる場合がある。
ここで、図13を参照しながら、オプションボードの判定処理(S102)について、より詳細に説明する。図13は、本実施形態に係るオプションボードの判定処理の流れを示す説明図である。以下で説明するオプションボードの判定処理は、主に、ボード検出ブロック378、領域選択部384により実現される。
まず、ボード検出ブロック378により、オプションボードが搭載されているか否かが判定される(S132)。オプションボードが搭載されている場合、ステップS134の処理に進行する。一方、オプションボードが搭載されていない場合、ステップS140の処理に進行する。ステップS140では、領域選択部384により領域1が選択され、領域1の設定情報が温度検出ブロック372、回転数決定部388に入力される。この設定情報としては、登録された温度センサ、又は冷却ファンの情報等である。
ステップS134では、ボード検出ブロック378により、搭載されているオプションボードがオプションボード330であるか否かが判定される(S134)。オプションボード330でない場合、ステップS136の処理に進行する。一方、オプションボード330である場合、ステップS142の処理に進行する。ステップS142では、領域選択部384により領域1及び領域3が選択され、領域1及び領域3の設定情報が温度検出ブロック372、回転数決定部388に入力される。
ステップS136では、ボード検出ブロック378により、搭載されているオプションボードがオプションボードB10であるか否かが判定される(S136)。オプションボードB10でない場合、ステップS138の処理に進行する。一方、オプションボードB10である場合、ステップS144の処理に進行する。ステップS144では、領域選択部384により領域1及び領域Nが選択され、領域1及び領域Nの設定情報が温度検出ブロック372、回転数決定部388に入力される。ステップS138では、領域選択部384により領域1及び領域2が選択され、領域1及び領域2の設定情報が温度検出ブロック372、回転数決定部388に入力される。
上記のように、オプションボードが搭載されているか否か、及びオプションボードの種類が判定され、その判定結果に応じた領域が選択される。そして、選択された領域毎に設定情報が選択され、その設定情報に基づいて冷却ファンが制御される。この領域には、基本領域である領域1が設定されており、いずれの判定結果においても選択されるように構成されている。さらに、オプションボードが所定種類のものである場合、その種類に応じた領域(例えば、領域3、領域N等)が選択されるように構成されている。そして、オプションボードが所定種類のものでない場合にも、所定の領域(例えば、領域2等)が選択されるように構成されている。
上記の例では、所定種類として、オプションボード330、オプションボードB10が判定されるように構成されていたが、当然のことながら、製造者や販売者等が任意にオプションボードの種類を登録しておくことができる。その場合、これらの登録されたオプションボードの種類毎に対応する領域が設定され、ボード検出ブロック378による判定結果に応じて冷却ファンが制御されることになる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記の実施形態においては、発熱デバイスの一例であるオプションボードとして、LANカードやモデムカードのような通信カード、及びメモリを搭載するライザーカードを例に挙げて説明した。しかしながら、本発明の技術的範囲はこれに限定されない。例えば、発熱デバイスとしては、CPU等のICチップが搭載されたCPUボードやGPUが搭載されたグラフィックカード、或いは、CPUを中心とする情報処理装置の集積回路が一式搭載されたブレードサーバ等もその範囲に含まれる。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の外観を示す説明図である。 同実施形態に係る並列処理システムの外観を示す説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置の冷却構造例を示す説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置の基板構成例を示す説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示す説明図である。 同実施形態に係るオプションボードの一例を示す説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示す説明図である。 同実施形態に係る温度制御テーブルの構成例を示す説明図である。 同実施形態に係る領域管理テーブルの構成例を示す説明図である。 同実施形態に係るファン制御テーブルの構成例を示す説明図である。 同実施形態に係るファン制御テーブルの構成例を示す説明図である。 同実施形態に係るファン制御テーブルの構成例を示す説明図である。 同実施形態に係るファン制御テーブルの構成例を示す説明図である。 同実施形態に係るシステムコントローラの機能構成を示す説明図である。 同実施形態に係る冷却ファンの制御方法の流れを示す説明図である。 同実施形態に係る冷却ファンの制御方法の流れを示す説明図である。
符号の説明
1 並列処理システム
100 情報処理装置
102 パンチ穴パネル
104 枠部材
106 中央LED
108 電源LED
110 リセットスイッチ
112 USB端子
120 ラック
302 プロセッサユニット
304 メモリバス
306 メモリ
308 サウスブリッジ
310 システムコントローラ
314 外部バス
316 USBインターフェース
318 記憶装置
320 ドライブ
322 リムーバブルメディア
324 ネットワークインターフェース
326、326A、326B、326C、326D 温度センサ
328、328A、328B、328C、328D 冷却ファン
330 オプションボード
3302 温度センサ
3304 ICチップ
352 メインCPUコア
354 サブCPUコア
356 EIバス
358 メモリコントローラ
360 I/Oコントローラ
372 温度検出ブロック
374 固定センサ温度取得部
376 ボードセンサ温度取得部
378 ボード検出ブロック
380 オプションボード検出部
382 オプションボード識別部
384 領域選択部
386 最高温度抽出部
388 回転数決定部
390 ファン制御ブロック
392 固定ファン駆動制御部
394 ボードファン駆動制御部
396 オプションボード接続部
MB10 基板
MB12、MB14、MB22 ヒートシンク
MB16 冷却ダクト
MB18 冷却ファン
MB20、MB24、MB26 ICチップ
B10 オプションボード
B12 基板
B14 メモリスロット
B16 メモリ
B18 放熱フィン
B20 冷却ファン
B22 温度センサ
B24 接続端子
T10 領域管理テーブル
T11、T12、T13、T1N ファン制御テーブル

Claims (6)

  1. 筐体内に設置された発熱デバイスを検出するデバイス検出部と、
    前記デバイス検出部で検出された発熱デバイスの種別を判定するデバイス判定部と、
    前記発熱デバイスの有無及び前記発熱デバイスの種別に応じて前記筐体内に設置された複数の温度センサの中から所定の温度センサを選択するセンサ選択部と、
    前記センサ選択部により選択された温度センサの測定温度に応じて前記筐体内に設置された冷却ファンの回転数を制御するファン制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記ファン制御部は、前記デバイス検出部により発熱デバイスが検出され、当該発熱デバイスが発熱量の多いデバイス又は耐熱温度の低いデバイスであると判定された場合、前記発熱デバイスを冷却するために駆動する前記冷却ファンの回転数を増加させる、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記センサ選択部は、前記デバイス検出部により発熱デバイスが検出されると共に当該発熱デバイスが温度センサを有すると判定された場合、少なくとも当該発熱デバイスの温度センサを前記所定の温度センサとして選択する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ファン制御部は、前記デバイス検出部により発熱デバイスが検出さると共に当該発熱デバイスが冷却ファンを有すると判定された場合、少なくとも当該発熱デバイスの冷却ファンの回転数を制御する、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記発熱デバイスの有無及び前記発熱デバイスの種別毎に設定項目が設けられており、
    前記冷却ファン及び前記温度センサの組み合わせが記載された機器管理テーブルと、所定の温度範囲と前記冷却ファンの回転数とが対応付けて記載された温度/回転数テーブルと、が前記設定項目毎に記録された記憶部をさらに備え、
    前記センサ選択部は、前記機器管理テーブルに基づいて前記温度センサを選択し、
    前記ファン制御部は、前記センサ選択部により選択された温度センサと同じ設定項目に属する前記冷却ファンの回転数を前記温度/回転数テーブルに基づいて制御する、請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置により、当該情報処理装置の筐体内に設置された発熱デバイスが検出されるデバイス検出ステップと、
    前記デバイス検出ステップで検出された発熱デバイスの種別が判定されるデバイス判定ステップと、
    前記発熱デバイスの有無及び前記発熱デバイスの種別に応じて前記筐体内に設置された複数の温度センサの中から所定の温度センサが選択されるセンサ選択ステップと、
    前記センサ選択ステップで選択された温度センサの測定温度に応じて前記筐体内に設置された冷却ファンの回転数が制御されるファン制御ステップと、
    を含む、冷却ファンの制御方法。
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