JP2009237667A - 行動分析システム - Google Patents

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Abstract

【課題】人感センサデバイス毎に時計を設けなくとも、通過人数や滞留時間を時刻毎に集計することができる行動分析システムを提供する。
【解決手段】行動分析システム6では、人感センサデバイス1と集計転送装置2間の通信に利用する無線ネットワーク60が構築され、人感センサデバイス1は、一定の検出間隔が経過する毎に、人感センサ10から検出データを得て、検出データを含むパケットデータ7を集計転送装置2に送信し、集計転送装置2は、受信時刻を付与したパケットデータ7aを行動分析サーバ3に転送し、行動分析サーバ3は、集計転送装置2から転送されたパケットデータ7aに付与された受信時刻を利用して、パケットデータ7aに含まれる検出データの検出時刻を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、店舗や展示会場の人の行動を分析するためのシステムに関する。
POP(Point-Of-Purchase)等の販促効果の検証や、イベント会場における各展示物への興味度を把握するときなど、店舗や展示会場の人の行動を分析することが必要なとき、人の所在を検出する人感センサを店舗や展示会場の各所に配置し、それぞれの人感センサの検出結果に基づいて、人感センサの前を通過する通過人数や、人感センサの前に人いる人の滞留時間を算出し、店舗や展示会場における人の行動を分析することが実施される。
本出願人が出願した特許文献1の背景技術において、このような技術の先行発明が幾つか記載され、更に、特許文献1では、特定の場所を通過する検出対象(例えば、来店者)の数を、より精度良く判定するための最適補正値を算出することが可能な最適補正値算出装置を開示している。
特願2007−253999号公報
時刻別に通過人数や滞留時間を集計し分析するときは、各々の人感センサが設けられた装置である人感センサデバイス毎に時計を備えさせれば、人感センサが人の所在を検出した時刻から、通過人数や滞留時間を時刻毎に集計することが可能になるが、人感センサデバイス毎に時計を備えさせるとコストがかかる。
また、各々の人感センサデバイスに備えられた時計の時刻を同期させるために、人感センサデバイスに設ける時計を電波時計にすることも考えられるが、標準時刻の電波を受信できない環境では、時計の時刻同期ができなくなってしまう問題がある。
そこで、本発明は、人の通過人数や滞留時間を集計し分析する際に、人感センサデバイス毎に時計を設けなくとも、通過人数や滞留時間を時刻毎に集計することができる行動分析システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明は、人の所在を検出する人感センサが設けられた人感センサデバイスと、前記人感センサの検出データが前記人感センサデバイスから送信され、時刻を計測する時計を備えた集計転送装置と、前記集計転送装置から前記検出データが転送される行動分析サーバとから、少なくとも構成される行動分析システムで、この前記行動分析システムでは、前記人感センサデバイスと前記集計転送装置間の通信に利用するネットワークが構築される。前記人感センサデバイスは、一定の検出間隔が経過する毎に、前記人感センサから前記検出データを得て、前記検出データを含む送信データを集計転送装置に送信し、前記集計転送装置は、前記送信データの受信時刻を付与して、前記人体センサデバイスから受信した前記送信データを前記行動分析サーバに転送し、前記行動分析サーバは、前記集計転送装置から転送された前記送信データに付与された受信時刻を前記検出データの検出時刻として行動分析に利用することを特徴とする。
このように、前記人感センサデバイスと前記集計転送装置間の通信にのみ利用される通信ネットワーク網が構築しておくことで、通信ネットワークの混雑を考慮することがなくなり、前記人感センサデバイスと前記集計転送装置間の通信時間は極めて短い時間になるため、前記人感センサデバイスと前記集計転送装置間の通信時間を考慮する必要はなくなる。
よって、前記人感センサデバイスではなく、前記集計転送装置に時計を備えさせ、前記行動分析サーバが、前記集計転送装置が前記送信データに付与した前記受信時刻を行動分析に用いても、実際の人の行動時刻と明確な差異はない。
更に、第2の発明は、第1の発明に記載の行動分析システムにおいて、前記人感センサデバイスが前記集計転送装置に送信する前記送信データは、前記人感センサデバイスを識別するためのデバイス番号と、前記パケットデータを生成する毎に連番で付与されるパケット番号と、パケット送信間隔内に前記人感センサから得た前記検出データの固まりを含むパケットデータであって、前記人感センサデバイスは、前記パケット送信間隔が経過する毎に前記送信データを前記集計転送装置に送信し、前記行動分析サーバは、前記送信データに付与された前記受信時刻と前記検出間隔を用いて、前記送信データに含まれる各々前記検出データの検出時刻を算出することを特徴とする。
第2の発明によれば、前記人感センサデバイスが、前記デバイス番号、前記パケット番号および複数の前記検出データを含む前記パケットデータを前記送信データとすることで、前記集計転送装置の処理負荷を軽減することができる。
更に、第3の発明は、第2の発明に記載の行動分析システムであって、前記人感センサデバイスは起動した後に、前記ネットワーク内にブロードキャストで検査信号を送信して、最も早く応答した前記集計転送装置を選択し、選択した前記集計転送装置に前記送信データを送信することを特徴とする。
更に、第4の発明は、第3の発明に記載の行動分析システムであって、選択した前記集計転送装置との通信が一定時間できなかったとき、再度、前記ネットワーク内にブロードキャストで検査信号を送信し、最も早く応答した前記集計転送装置を選択することを特徴とする。
第3の発明によれば、前記人感センサデバイスは起動した後に、前記ネットワーク内にブロードキャストで検査信号を送信して、最も早く応答した前記集計転送装置を選択し、選択した前記集計転送装置に前記送信データを送信することで、前記集計転送装置が前記送信データに付与する受信時刻と、実際に前記検出データが検出されたときの検出時刻の差を短くすることができる。
また、第4の発明のように、何らかの原因で前記人感センサデバイスが前記集計転送装置と通信できなくなったときに、他の前記集計転送装置に前記送信データを送信できるようにすることで、前記送信データの欠損を少なくすることができる。
更に、第5の発明は、第2の発明から第4の発明のいずれか一つに記載の行動分析システムであって、前記人感センサデバイスは、前記送信データを前記集計転送装置に複数回送信し、前記集計転送装置は、前記送信データに含まれる前記デバイス番号と前記バケット番号とを用いて、前記人感センサデバイスから受信した前記送信データの重複を検査し、前記行動分析サーバに転送した前記送信データを再転送しないことを特徴とする。
第5の発明によれば、前記人感センサデバイスが、前記送信データを複数回送信することで、前記送信データの送信信頼性を向上させることができ、前記集計転送装置側は、前記送信データの重複を検査することで、前記行動分析サーバ側で重複している前記送信データを行動分析に利用することはなくなる。
更に、第6の発明は、第2の発明から第5の発明のいずれか一つに記載の行動分析システムであって、前記行動分析サーバは、前記送信データに付与された前記受信時刻或いは前記送信データに含まれる前記パケット番号から、前記デバイス番号毎に前記送信データの欠損期間を集計する手段を備えていることを特徴とする。
第6の発明によれば、前記行動分析サーバが、前記デバイス番号毎に前記送信データの欠損期間を集計する手段を備えることで、ある特定の前記デバイス番号において前記送信データの欠損期間が大きいとき、この前記デバイス番号で特定される前記人感センサデバイスと前記集計転送装置間の通信を向上させる対策(例えば、前記集計転送装置を増やす)を施すことができるようになる。
このように、本発明によれば、人の通過人数や滞留時間を集計し分析する際に、人感センサ毎に時計を設けなくとも、通過人数や滞留時間を時刻毎に集計することができる行動分析システムを提供できる。
ここから、本発明に係わる行動分析システム6について、図を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明が適用された行動分析システム6の構成を示した図である。
図1に図示したように、本実施形態は、本発明に係わる行動分析システム6を店舗に実施した形態で、来店者を検知する人感センサ10を備えた人感センサデバイス1と、人感センサデバイス1から送信されるパケットデータ7を行動分析サーバ3に転送する複数の集計転送装置2と、来店者の行動を分析する行動分析サーバ3と、行動分析サーバ3の行動分析結果が表示される端末装置4とから少なくとも構成され、人感センサデバイス1、集計転送装置2および端末装置4は店舗内に設置され、行動分析サーバ3は店舗とは別の場所に設置され、各々の集計転送装置2と行動分析サーバ3はインターネット5を介して接続されている。
人感センサデバイス1は、人の滞留を調査する場所、例えば、店舗の出入り口や、POP広告(POP: Point-Of-Purchase)の前、或いは、各々の陳列棚の前に設置され、行動分析システム6では、集計転送装置2と人感センサデバイス1間には無線ネットワーク60が構築されている。なお、集計転送装置2と人感センサデバイス1間に構築されるネットワークは有線のネットワークでもよい。
人感センサデバイス1は、一定のパケット送信間隔が経過する毎に、パケット送信間隔内に、人感センサ10が人の所在を検出した検出データの固まりを含むパケットデータ7を送信データとして、集計転送装置2に送信する。
集計転送装置2は、人感センサデバイス1からパケットデータ7を受信すると、パケットデータ7の受信時刻をパケットデータ7に付与して、行動分析サーバ3に転送し、行動分析サーバ3は、パケットデータ7に付与された受信時刻から、パケットデータ7に含まれる検出データが検出された検出時刻を割り出し、予め定められた手順に従い来店者の行動を分析し、分析結果を端末装置4に表示する。
このように、集計転送装置2と人感センサデバイス1が無線通信する無線ネットワーク60を構築しておくことで、集計転送装置2と人感センサデバイス1間の通信時間は極めて短くなり、行動分析サーバ3は、集計転送装置2と人感センサデバイス1間の通信時間を考慮することなく、パケットデータ7に付与された受信時刻から、人感センサデバイス1が人の所在を検出した時刻を割り出すことができるようになる。
まず、人感センサデバイス1について詳細に説明する。図2は、人感センサデバイス1のブロック図である。図2に図示したように、人感センサデバイス1は、人の存在を検知する人感センサ10を備えた電子機器で、人感センサ10に加え、CPU11(CPU: Central Processing Unit)、RAM12(RAM: Random Access Memory)、ROM13(ROM: Read-Only Memory)および無線通信インターフェース15を備え、人感センサデバイス1のROM13には、人感センサ10の検出結果を含むパケットデータ7を生成し、無線通信インターフェース15を利用して、生成したパケットデータ7を集計転送装置2に送信するコンピュータプログラム14(以下、「パケット送信プログラム14」と記す。)が記憶されている。
人感センサデバイス1に備えられた人感センサ10は、光(或いは、超音波)を照射し、反射光(或いは、反射音)を受信するまでの時間を測定することで、人感センサ10の基準面から人の所在する位置までの距離を測定するセンサである。
人感センサデバイス1の電源が投入されると、人感センサデバイス1のROM13に記憶されているパケット送信プログラム14が自動的に起動し、無線ネットワーク60内に集計転送装置2の検査信号をブロードキャストし、応答の最も早い集計転送装置2を選択する。
集計転送装置2を選択すると、パケット送信プログラム14は、CPU11のクロックをカウントするなどして、一定の検出間隔(例えば、0.2秒)を計測し、検出間隔が経過する毎に、人感センサ10の基準面から人の所在する位置までの距離を示した距離データをとして人感センサ10から取得する。
パケット送信プログラム14は、距離に係わる区分基準を記憶し、人感センサ10から取得した距離データをこの区分基準に合わせて区分し、距離データの区分値を検出データとして一時的にRAM12に記憶する。
図3は、距離に係わる距離に係わる区分基準の一例を説明する図である。図3に図示したように、パケット送信プログラム14は、距離範囲と区分値を対応付け区分基準を記憶し、人感センサ10から取得した距離データを区分値に変換する。
図3の区分基準においては、240mm以上の距離データは、区分値が「00b」(bはバイナリを示す)の距離区分に属し、160mm以上240mm未満である距離データは、区分値が「01b」の距離区分に属し、80mm以上160mm未満である距離データは、区分値が「02b」の距離区分に属し、0mm以上240mm未満である距離データは、区分値が「03b」の距離区分に属することが示されている。
なお、人感センサデバイス1は、人感センサ10から距離データを取得する毎に、距離データを区分値に変換しなくともよく、例えば、人感センサ10から複数回取得した距離の検出値の平均値を区分値に変換してもよい。
パケット送信プログラム14は、人感センサ10から取得した距離データを変換した区分値をRAM12に記憶した後、一定のパケット送信間隔が経過する毎に、パケット送信間隔内にRAM12に記憶した区分値を含んだパケットデータ7を生成し、無線通信インターフェース15を用いて、生成したパケットデータ7を選択した集計転送装置2に複数回送信し、RAM12に記憶されている区分値を初期化する。
上述したように、人感センサ10は、一定の検出間隔ごとに人の所在を検出するため、パケットデータ7には一定数量の区分値が含まれることになる。例えば、検出間隔が0.2秒/回で、パケット送信間隔が1分間の場合、一つのパケットデータ7には300個の区分値が含まれることになる。
図4は、パケット送信プログラム14が生成するパケットデータ7の構造を説明する図である。図4に図示したように、パケット送信プログラム14が生成するパケットデータ7は、パケットデータ7を送信する人感センサデバイス1を一意に識別できるデバイス番号70と、パケットデータ7を生成する順に連番の数字であるパケット番号71と、データ部72とより、少なくとも構成される。パケットデータ7のデータ部72には、一定数量(例えば、300個)の区分値がバイナリ形式で記述されている。
なお、人感センサデバイス1のパケット送信プログラム14は、選択した集計転送装置2との通信が一定期間途切れている場合、再度、ブロードキャストを行い、集計転送装置2を再選択するとよい。
次に、集計転送装置2からパケットデータ7が送信される集計転送装置2について説明する。図5は、集計転送装置2のブロック図である。図5に図示したように、集計転送装置2は、電子機器で、CPU20(CPU: Central Processing Unit)、RAM21(RAM: Random Access Memory)、ROM22(ROM: Read-Only Memory)、ハードディスクなどの大容量のデータ記憶装置25、時計24、無線通信インターフェース26および有線通信インターフェース27を備え、集計転送装置2のROM22には、人感センサデバイス1から送信されるパケットデータ7を行動分析サーバ3に転送するコンピュータプログラム23(以下、「パケット転送プログラム23」と記す。)が記憶されている。
集計転送装置2のパケット転送プログラム23は、集計転送装置2に電源が投入されると自動的に起動し、無線通信インターフェース26を用いて、集計転送装置2の検査信号を人感センサデバイス1から受信すると、応答信号を無線ネットワーク60に発信し、また、パケットデータ7を人感センサデバイス1から受信すると、受信したパケットデータ7のデバイス番号70およびパケット番号71を利用して、同じパケットデータ7がすでに受信していないか確認する。
人感センサデバイス1は、パケットデータ7を複数回送信する仕様であるため、本実施形態の集計転送装置2に、同じパケットデータ7をすでに受信していないか確認する機能を持たせている。
同じパケットデータ7を受信していないか確認するために、集計転送装置2は、人感センサデバイス1から受信したパケットデータ7に含まれるデバイス番号70およびパケット番号71をデータ記憶装置25に記憶しておき、人感センサデバイス1から受信したパケットデータ7に含まれるデバイス番号70およびパケット番号71が、データ記憶装置25に既に記憶されていないか確認する。
集計転送装置2のパケット転送プログラム23は、重複しないパケットデータ7を受信すると、パケットデータ7の受信時刻を時計24から取得し、人感センサデバイス1から受信したパケットデータ7に受信時刻を付与し、有線通信インターフェース27を用いて、受信時刻を付与したパケットデータ7a(以下、「転送パケットデータ7a」と記す。)を行動分析サーバ3へ転送する。なお、重複しているパケットデータ7を受信するときは、集計転送装置2は、転送パケットデータ7aを行動分析サーバ3に転送しない。
図6は、集計転送装置2が行動分析サーバ3に転送する転送パケットデータ7aの構造を説明する図である。図6に図示したように、転送パケットデータ7aは、図4を用いて説明したパケットデータ7に受信時刻73を示す時刻データ73が付与された構成で、デバイス番号70a、パケット番号71a、データ部72aおよび時刻データ73から構成される。
転送パケットデータ7aのデバイス番号70aは、人感センサデバイス1から受信したパケットデータ7のデバイス番号70と同じデータで、パケット番号71aは、人感センサデバイス1から受信したパケットデータ7のバケット番号71と同じデータである。なお、データ部72aは、パケットデータ7のデータ部72と同じデータでもよいが、バイナリ形式で記述されている区分値をテキストデータに変換し、転送パケットデータ7aのデータ部72aのデータとしてもよい。
このように、集計転送装置2がパケットデータ7に、パケットデータ7の受信時刻を示す受信時刻73を付与することで、パケットデータ7のデータ部72に含まれる区分値それぞれが生成された時刻、すなわち、人感センサデバイス1の人感センサ10が人の所在を検出した時刻を割り出すことが可能になる。
なぜなら、人感センサデバイス1と集計転送装置2は直接通信を行うため、インターネット5で生じるような回線の混雑がなく、タイムロスを考慮することなく、人感センサデバイス1と集計転送装置2間で通信が行え、集計転送装置2がパケットデータ7を受信した受信時刻と、人感センサデバイス1がパケットデータ7を生成した時刻を同一と見なせるからである。
上述したように、人感センサデバイス1が人の所在を検出する検出間隔と、パケットデータ7のデータ部に含ませる区分値の数は定まっているため、パケットデータ7に付与された受信時刻73から逆算すれば、転送パケットデータ7aのデータ部72に含まれる各々の区分値を検出したときの検出時刻を割り出すことが可能である。
例えば、人感センサ10の検出間隔が0.2秒で、人感センサデバイス1のパケット送信間隔が1分間であると、転送パケットデータ7aのデータ部72aには300個の区分値が含まれ、転送パケットデータ7aのデータ部72aの最初の区分値は、受信時刻73の1分間前に人の所在を検出したときの区分値と判断することができる。
次に、集計転送装置2から転送パケットデータ7aが転送される行動分析サーバ3について説明する。図7は、行動分析サーバ3のブロック図である。図7に図示したように、行動分析サーバ3は、汎用的なサーバで実現される装置で、行動分析サーバ3は、CPU30(CPU: Central Processing Unit)、RAM31(RAM: Random Access Memory)、ROM32(ROM: Read-Only Memory)、ハードディスクなどの大容量のデータ記憶装置33および有線通信インターフェース35を備え、データ記憶装置33には、集計転送装置2から送信された転送パケットデータ7aを分析するコンピュータプログラム34(以下、「行動分析プログラム34」と記す。)が記憶されている。
行動分析プログラム34は、集計転送装置2から送信された転送パケットデータ7aを分析するとき、まず、行動分析プログラム34は、転送パケットデータ7aのデータ部72aに含まれる区分値を解析し、人の通過開始時刻および終了時刻を算出する。
行動分析プログラム34は、転送パケットデータ7aのデータ部72aに含まれる区分値を解析し、人の通過開始時刻および終了時刻を算出するとき、転送パケットデータ7aのデータ部72aに含まれる区分値を参照し、「0」を含まない文字列を1回の通過として判断する。なお、距離に基づいて人の通過を分析したいときは、同じ数字の文字列をその距離の1回の通過として判断してもよい。
図8は、人の通過開始時刻および終了時刻を算出する内容を説明する図である。図8では、転送パケットデータ7aのデータ部72aと受信時刻73のみを示し、図8で図示した転送パケットデータ7aのデータ部72aには、テキストに変換された区分値が記述され、データ部72aには文字列「00120033110」が含まれている。
文字列「00120033110」には、「0」を含まない文字列として、文字列A「12」と文字列B「3311」の2つの文字列が含まれ、行動分析プログラム34は、文字列Aおよび文字列Bをそれぞれ異なる通過と判断し、それぞれの通過開始時刻と終了時刻を算出する。
行動分析プログラム34が、通過の通過開始時刻と終了時刻を算出するとき、上述しているように、行動分析プログラム34は、転送パケットデータ7aの受信時刻73から、検出間隔を用いて逆算することで、通過の通過開始時刻と終了時刻を算出する。
例えば、検出間隔が0.2秒あるとき、各文字間の時間間隔は0.2秒になるため、文字列「00120033110」の最初の文字「0」の時刻が「12:00:00」であれば、文字列A「12」に対応する通過の通過開始時刻は、文字「1」の時刻「12:00:04」で、終了時刻は、文字「2」の時刻「12:00:06」になる。また、文字列「3311」に対応する通過の通過開始時刻は、文字「3」の時刻「12:00:12」で、終了時刻は、文字「1」の時刻「12:00:18」になる。
なお、距離に基づいて人の通過を分析するときは、行動分析プログラム34は、同じ数字の文字列をその距離の1回の通過として判断し、行動分析プログラム34は、文字列「00120033110」から、「1」と「2」と「33」と「11」の4回通過があると判断し、それぞれの通過の通過開始時刻と終了時刻を算出する。
行動分析プログラム34は、転送パケットデータ7aのデータ部72aを解析して通過を判断し、通過の通過開始時刻と終了時刻を算出すると、転送パケットデータ7aに含まれるデバイス番号に関連付けて、これらのデータをデータ記憶装置33に記憶する。
行動分析サーバ3の行動分析プログラム34が、データ記憶装置33に記憶したデータに基づいて、通過を分析するときは、デバイス番号ごと通過の数をカウントすることで、デバイス番号で特定される人感センサデバイス1の前を通過した人の通過人数をカウントすることで、来場者の流れを分析できるようになる。
なお、通過人数を表示するときは、時間帯別や曜日別に分けて、通過人数を折れ線グラフで表示したり、デバイス番号毎に、人感センサデバイス1が設置されている位置情報を記憶し、通過人数をマップ上に表示にするとよい。
更に、通過の通過開始時刻と終了時刻から、人感センサデバイス1の前に人が滞留していた滞留時間を算出することで、来場者が興味を示したPOPなどを特定することが可能になる。
なお、行動分析サーバ3では、集計転送装置2から受信した転送パケットデータ7aに含まれるパケット番号の連続性をチェックすることで、転送パケットデータ7の欠陥時間を集計し、パケット番号の連続性が著しく劣っている人感センサデバイス1に関しては、集計転送装置2を新たに設置するなどして、人感センサデバイス1と集計転送装置2間の通信を向上させるとよい。
本発明が適用された行動分析システムの構成を示した図。 人感センサデバイスのブロック図。 距離に係わる距離に係わる区分基準の一例を説明する図。 パケットデータの構造を説明する図。 集計転送装置のブロック図。 転送パケットデータ7の構造を説明する図。 行動分析サーバのブロック図。 人の通過開始時刻および終了時刻を算出する内容を説明する図。
符号の説明
1 人感センサデバイス
10 人感センサ
14 パケット送信プログラム
2 集計転送装置
23 パケット転送プログラム
3 行動分析サーバ
34 行動分析プログラム
4 端末装置
5 インターネット
6 行動分析システム
7 パケットデータ
7a 転送パケットデータ

Claims (6)

  1. 人の所在を検出する人感センサが設けられた人感センサデバイスと、前記人感センサの検出データが前記人感センサデバイスから送信され、時刻を計測する時計を備えた集計転送装置と、前記集計転送装置から前記検出データが転送される行動分析サーバとから、少なくとも構成され、前記人感センサデバイスと前記集計転送装置間の通信に利用するネットワークが構築された行動分析システムであって、
    前記人感センサデバイスは、一定の検出間隔が経過する毎に、前記人感センサから前記検出データを得て、前記検出データを含む送信データを集計転送装置に送信し、
    前記集計転送装置は、前記送信データの受信時刻を付与して、前記人体センサデバイスから受信した前記送信データを前記行動分析サーバに転送し、
    前記行動分析サーバは、前記集計転送装置から転送された前記送信データに付与された受信時刻を前記検出データの検出時刻として行動分析に利用することを特徴とする行動分析システム。
  2. 請求項1に記載の行動分析システムにおいて、前記人感センサデバイスが前記集計転送装置に送信する前記送信データは、前記人感センサデバイスを識別するためのデバイス番号と、前記パケットデータを生成する毎に連番で付与されるパケット番号と、パケット送信間隔内に前記人感センサから得た前記検出データの固まりを含むパケットデータであって、前記人感センサデバイスは、前記パケット送信間隔が経過する毎に前記送信データを前記集計転送装置に送信し、前記行動分析サーバは、前記送信データに付与された前記受信時刻と前記検出間隔を用いて、前記送信データに含まれる各々前記検出データの検出時刻を算出することを特徴とする行動分析システム。
  3. 請求項2に記載の行動分析システムであって、前記人感センサデバイスは起動した後に、前記ネットワーク内にブロードキャストで検査信号を送信して、最も早く応答した前記集計転送装置を選択し、選択した前記集計転送装置に前記送信データを送信することを特徴とする行動分析システム。
  4. 請求項3に記載の行動分析システムであって、選択した前記集計転送装置との通信が一定時間できなかったとき、再度、前記ネットワーク内にブロードキャストで検査信号を送信し、最も早く応答した前記集計転送装置を選択することを特徴とする行動分析システム。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一つに記載の行動分析システムであって、前記人感センサデバイスは、前記送信データを前記集計転送装置に複数回送信し、前記集計転送装置は、前記送信データに含まれる前記デバイス番号と前記バケット番号とを用いて、前記人感センサデバイスから受信した前記送信データの重複を検査し、前記行動分析サーバに転送した前記送信データを再転送しないことを特徴とする行動分析システム。
  6. 請求項6は、請求項2から請求項5のいずれか一つに記載の行動分析システムであって、前記行動分析サーバは、前記送信データに付与された前記受信時刻或いは前記送信データに含まれる前記パケット番号から、前記デバイス番号毎に前記送信データの欠損期間を集計する手段を備えていることを特徴とする行動分析システム。
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