JP2009234209A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送ベルトののクセによる悪影響を排除して画像形成精度を向上させる。
【解決手段】記録ヘッドと対向配置された支持板2と、支持板の表面2Aに沿って移動して用紙Pを搬送する搬送ベルト3と、軸線回りに回転可能とされ、巻回された搬送ベルトを支持する外周面4A、5Aを有するローラ体4、5とを備える。ローラ体の外周面は、断面輪郭が湾曲形状に形成される。
【選択図】図2
【解決手段】記録ヘッドと対向配置された支持板2と、支持板の表面2Aに沿って移動して用紙Pを搬送する搬送ベルト3と、軸線回りに回転可能とされ、巻回された搬送ベルトを支持する外周面4A、5Aを有するローラ体4、5とを備える。ローラ体の外周面は、断面輪郭が湾曲形状に形成される。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成装置に関するものである。
用紙をヘッドの直下に搬送して所定色のインクを吐出し、当該用紙に所定の画像を形成する画像形成装置においては、用紙の大型化に対応するために、無端帯状のベルトの上方にヘッドを配置し、当該ベルト上に用紙を載置することで、ヘッド直下に用紙を送り込んで画像形成する構成のものがある。
この種の用紙の平面度を精度よく確保できない場合には、インクの着弾精度が低下して、色むら等の不具合が発生する可能性がある。
そこで、従来では、紙押さえローラを用いて用紙の平面度を向上させる方法も採られているが、この方法では紙押さえローラを通過した後の用紙に浮きが生じ、インクの着弾精度が維持できないという問題がある。
そこで、従来では、紙押さえローラを用いて用紙の平面度を向上させる方法も採られているが、この方法では紙押さえローラを通過した後の用紙に浮きが生じ、インクの着弾精度が維持できないという問題がある。
そこで、特許文献1には、ヘッドと対向するプラテン(支持板)に、負圧室に連通する孔部を設けるとともに、プラテンの表面に沿って移動する搬送ベルトにも孔部を設け、これらの孔部を介して用紙を負圧吸引してプラテンの表面に沿わせることにより、用紙の平面度を向上させる技術が開示されている。
特許第3707640号公報
しかしながら、上述したような従来技術には、以下のような問題が存在する。
搬送ベルトは、テンションローラに巻回されて張力が付与された状態で作動するが、この張力により搬送ベルトにソリ等の変形が生じる可能性がある。
この状態で搬送ベルトに用紙が給紙されると、用紙は搬送ベルトに倣って変形するため、平面度が維持できずインクの着弾精度を十分に確保できなくなってしまう。
搬送ベルトは、テンションローラに巻回されて張力が付与された状態で作動するが、この張力により搬送ベルトにソリ等の変形が生じる可能性がある。
この状態で搬送ベルトに用紙が給紙されると、用紙は搬送ベルトに倣って変形するため、平面度が維持できずインクの着弾精度を十分に確保できなくなってしまう。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、搬送ベルトのクセによる悪影響を排除して画像形成精度を向上できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明は、以下の構成を採用している。
本発明の画像形成装置は、記録ヘッドと対向配置された支持板と、前記支持板の表面に沿って移動して用紙を搬送する搬送ベルトと、軸線回りに回転可能とされ、巻回された前記搬送ベルトを支持する外周面を有するローラ体とを備え、前記ローラ体の外周面は、断面輪郭が湾曲形状に形成されることを特徴とするものである。
従って、本発明の画像形成装置では、搬送ベルトがクセを有していて湾曲している場合であっても、ローラ体の外周面を搬送ベルトのクセと逆方向に湾曲させて矯正することにより、支持板上または記録ヘッドの直下では平面状態とすることができ、記録ヘッドによる画像形成特性に悪影響が及ぶことを防止できる。
本発明の画像形成装置は、記録ヘッドと対向配置された支持板と、前記支持板の表面に沿って移動して用紙を搬送する搬送ベルトと、軸線回りに回転可能とされ、巻回された前記搬送ベルトを支持する外周面を有するローラ体とを備え、前記ローラ体の外周面は、断面輪郭が湾曲形状に形成されることを特徴とするものである。
従って、本発明の画像形成装置では、搬送ベルトがクセを有していて湾曲している場合であっても、ローラ体の外周面を搬送ベルトのクセと逆方向に湾曲させて矯正することにより、支持板上または記録ヘッドの直下では平面状態とすることができ、記録ヘッドによる画像形成特性に悪影響が及ぶことを防止できる。
前記外周面としては、前記軸線方向の中央部が膨出する凸形状、または前記中央部が凹んだ凹形状に形成される構成とすることができる。
これにより、本発明では、搬送ベルトのクセが、中央部が凹む凹形状、中央部が膨出する凸形状のいずれの場合についても対応可能である。
これにより、本発明では、搬送ベルトのクセが、中央部が凹む凹形状、中央部が膨出する凸形状のいずれの場合についても対応可能である。
前記湾曲形状としては、前記搬送ベルトの変形特性に応じて設定される構成を好適に採用できる。
これにより、本発明では、搬送ベルトが張力等によって凸に湾曲していたり、凹に湾曲している場合でも、それらの変形特性に応じて、ロール体における外周面の湾曲面を設定することにより、確実に搬送ベルトのクセ(変形特性)を矯正することが可能になる。
これにより、本発明では、搬送ベルトが張力等によって凸に湾曲していたり、凹に湾曲している場合でも、それらの変形特性に応じて、ロール体における外周面の湾曲面を設定することにより、確実に搬送ベルトのクセ(変形特性)を矯正することが可能になる。
また、本発明では、前記ローラ体が、前記支持板を挟んだ前記用紙の搬送方向の両側にそれぞれ配置される構成を好適に採用できる。
これにより、本発明では、これらのローラ体の間に位置する、記録ヘッドと対向する搬送ベルト及び用紙を平面状態とすることができ、記録ヘッドによる画像形成特性に悪影響が及ぶことを防止できる。
これにより、本発明では、これらのローラ体の間に位置する、記録ヘッドと対向する搬送ベルト及び用紙を平面状態とすることができ、記録ヘッドによる画像形成特性に悪影響が及ぶことを防止できる。
また、本発明では、前記用紙を負圧吸引して、前記搬送ベルトを介して前記支持板に吸着させる吸引装置を備える構成も好適に採用できる。
これにより、本発明では、クセを矯正された搬送ベルトに用紙を確実に保持することが可能になり、記録ヘッドを用いた画像形成特性を向上させることができる。
これにより、本発明では、クセを矯正された搬送ベルトに用紙を確実に保持することが可能になり、記録ヘッドを用いた画像形成特性を向上させることができる。
以下、本発明の画像形成装置の実施の形態を、図1乃至図4を参照して説明する。
なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本発明に係る画像形成装置の概略的な構成を示す図であり、図2は同画像形成装置の概略的な分解斜視図である。
なお、図1において、左右方向を用紙Pの搬送方向(左方向を前方側、右方向を後方側、以下適宜搬送方向と称する)とし、紙面と直交する方向(以下、適宜幅方向と称する)を用紙Pの幅方向として説明する。
なお、図1において、左右方向を用紙Pの搬送方向(左方向を前方側、右方向を後方側、以下適宜搬送方向と称する)とし、紙面と直交する方向(以下、適宜幅方向と称する)を用紙Pの幅方向として説明する。
画像形成装置PRは、搬送方向に沿って互いに間隔をあけて配置された記録ヘッド1、記録ヘッド1と対向して配置されたプラテン(支持板)2、記録ヘッド1と対向するプラテン2の表面2Aに沿って移動して用紙Pを搬送する無端帯状の搬送ベルト3、搬送ベルト3を駆動に係る駆動ローラ(ローラ体)4、従動ローラ(ローラ体)5、及びテンションローラ6、用紙Pの給紙に係る一対のフィードローラ7、用紙Pの姿勢補正に係る一対のゲートローラ8、用紙Pの吸引に係る吸引装置10とを主体に構成されている。
記録ヘッド1は、それぞれが下面にノズル穴を有し、記録データに基づいて所定の位置でノズル穴より、対向する用紙P上にインク滴の吐出を行うオンデマンド型のインクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)であり、本実施形態においては搬送方向に対して直角方向(幅方向、紙面と直交する方向)に等間隔のノズル穴を配設したライン型のインクジェット式記録ヘッドが用いられている。
記録ヘッド1によるインク滴の吐出方法については圧電素子を用いる方法でも、またサーマル方式によっても良く、本発明に於いて規定するところではない。
記録ヘッド1によるインク滴の吐出方法については圧電素子を用いる方法でも、またサーマル方式によっても良く、本発明に於いて規定するところではない。
フィードローラ7は、図示しない回転モータに接続され、用紙Pを搬送方向前方側に給紙するものである。
ゲートローラ8は、フィードローラ7によって給紙された用紙Pの姿勢を矯正(調整)するとともに、記録ヘッド1による画像形成の開始タイミングに応じて、当該用紙Pを搬送ベルト3上に給紙するものである。
テンションローラ6は、巻回される搬送ベルト3に対して、所定の張力を付与するものである。
ゲートローラ8は、フィードローラ7によって給紙された用紙Pの姿勢を矯正(調整)するとともに、記録ヘッド1による画像形成の開始タイミングに応じて、当該用紙Pを搬送ベルト3上に給紙するものである。
テンションローラ6は、巻回される搬送ベルト3に対して、所定の張力を付与するものである。
搬送ベルト3は、搬送方向前方側で駆動ローラ4に巻回され、搬送方向後方側で従動ローラ5に巻回され、プラテン2の下方においてテンションローラ6に巻回され、駆動ローラ4が駆動(回転)することにより、テンションローラ6で設定された所定の張力で、プラテン2の表面2Aに沿って搬送方向前方側に摺動して移動する。
図3は、駆動ローラ4及び従動ローラ5を用紙Pの幅方向に向かって視た正面図である。上記駆動ローラ4及び従動ローラ5は、幅方向に延びる軸線周りにそれぞれ回転自在とされ、図2に示すように、巻回された搬送ベルト3を支持する外周面4A、5Aの断面輪郭が、中央部が凸に膨出する湾曲形状に形成されている。
本実施形態では、テンションローラ6により張力が付与されることにより、図2に二点鎖線で示すように、搬送ベルト3に生じる中央部が下側(駆動ローラ4及び従動ローラ5に向かう側)に凸に膨出するソリを矯正するために、駆動ローラ4及び従動ローラ5の外周面4A、5Aは、中央部が搬送ベルト3に向けて凸に膨出する湾曲形状に形成されている。この膨出量としては、各ローラ4、5の端部と中央部との直径の差が数十μm程度に設定されている。
また、図2に示すように、搬送ベルト3には、複数の貫通孔3Aが互いに間隔をあけて、用紙Pの支持面全体に、且つ全周に亘って一様に形成されている。
図2の外観斜視図に示すように、プラテン2は、表面2Aが高度の平滑度に形成された平面視矩形板状を呈しており、表面2Aには、互いに間隔をあけて所定ピッチで複数の孔部2Bがほぼ全面に亘って一様に形成されている。
プラテン2の下面2C側には、吸引装置10が設けられている。本実施形態では、吸引装置10として、搬送方向に沿って配置された3基のファン10Aが用いられている。吸引装置10は、負圧発生手段としての各ファン10Aが回転して下方に向けてエアを流動させることにより、孔部2Bを介して表面2Aに負圧を発生させる。
実際には、プラテン2の下面2C側には、ファン10Aが収容され、孔部2Bと連通する負圧室が設けられ、ファン10Aの作動により負圧室内のエアが排出されることにより、当該負圧室が負圧となり、孔部2Bを介して表面2Aに負圧を発生させる構成となっている。
実際には、プラテン2の下面2C側には、ファン10Aが収容され、孔部2Bと連通する負圧室が設けられ、ファン10Aの作動により負圧室内のエアが排出されることにより、当該負圧室が負圧となり、孔部2Bを介して表面2Aに負圧を発生させる構成となっている。
続いて、上記の画像形成装置PRによる用紙Pへの印刷動作(画像形成動作)について説明する。
本記録動作は、準備工程、給紙工程、画像形成工程、排紙工程から構成される。以下、順を追って説明する。
本記録動作は、準備工程、給紙工程、画像形成工程、排紙工程から構成される。以下、順を追って説明する。
(準備工程)
準備工程では、まずファン10Aを始動する。ファン10Aは記録動作中は常に駆動され、負圧力を発生する。また、駆動ローラ4を回転駆動することにより、搬送ベルト3を移動させる。
準備工程では、まずファン10Aを始動する。ファン10Aは記録動作中は常に駆動され、負圧力を発生する。また、駆動ローラ4を回転駆動することにより、搬送ベルト3を移動させる。
(給紙工程)
フィードローラ7で送られる用紙Pは、ゲートローラ8で姿勢を揃えられ、印刷動作の開始タイミングに応じて、搬送ベルト3上に給紙される。
ここで、上述したように、中央部が下側に膨出するクセを有する搬送ベルト3に対して、この変形特性とは逆形状の断面輪郭の外周面4A、5Aを有する駆動ローラ4及び従動ローラ5で搬送ベルト3を支持しているため、搬送ベルト3は、駆動ローラ4及び従動ローラ5の間の領域において、すなわちプラテン2の上部であり、また記録ヘッド1の直下に位置する領域においてはクセが矯正されて平面状となる。そのため、用紙Pは、搬送ベルト3の表面形状に倣うことにより、平面状態で保持される。
フィードローラ7で送られる用紙Pは、ゲートローラ8で姿勢を揃えられ、印刷動作の開始タイミングに応じて、搬送ベルト3上に給紙される。
ここで、上述したように、中央部が下側に膨出するクセを有する搬送ベルト3に対して、この変形特性とは逆形状の断面輪郭の外周面4A、5Aを有する駆動ローラ4及び従動ローラ5で搬送ベルト3を支持しているため、搬送ベルト3は、駆動ローラ4及び従動ローラ5の間の領域において、すなわちプラテン2の上部であり、また記録ヘッド1の直下に位置する領域においてはクセが矯正されて平面状となる。そのため、用紙Pは、搬送ベルト3の表面形状に倣うことにより、平面状態で保持される。
用紙Pの搬送が進み、用紙Pを支持している搬送ベルト3の貫通孔3Aと、プラテン2の上面2Aに開口する孔部2Bとが連通すると、吸引装置10による負圧吸引力が孔部2B及び貫通孔3Aを介して用紙Pに作用するため、この負圧吸引力により用紙Pは搬送ベルト3に吸着される。また、搬送ベルト3において、貫通孔3Aが形成されておらず、且つプラテン2の孔部2Bと対向する領域では負圧吸引力により、搬送ベルト3がプラテン2の上面2Aに吸着された状態で摺接することになる。
そして、吸引装置10による負圧吸引力により、駆動ローラ4及び従動ローラ5でクセが矯正された搬送ベルト3に吸着(密着)された用紙Pは、搬送ベルト3の移動により、記録ヘッド1の直下まで給紙される。
(画像形成工程)
記録ヘッド1は複数の吐出ノズルが幅方向である副走査方向に等間隔に配設されたライン型のインクジェット記録ヘッドであり、例えば4色の吐出ノズルが一体的に配設され、且つ搬送方向に互いに間隔をあけて複数(ここでは4つ)配列されている。
そして、搬送ベルト3の移動により用紙Pが記録ヘッド1の直下を走査移動するのと同期して、所定の画像形成データに応じて記録ヘッド1のノズルから、各色のインクが吐出されることにより、用紙Pに所定の画像が形成される。
このとき、用紙Pは、浮き等の隙間が生じていない状態で搬送ベルト3を介してプラテン2に吸着しているため、プラテン2の表面2Aに倣って高い平面度で保持された状態で画像が形成される。
記録ヘッド1は複数の吐出ノズルが幅方向である副走査方向に等間隔に配設されたライン型のインクジェット記録ヘッドであり、例えば4色の吐出ノズルが一体的に配設され、且つ搬送方向に互いに間隔をあけて複数(ここでは4つ)配列されている。
そして、搬送ベルト3の移動により用紙Pが記録ヘッド1の直下を走査移動するのと同期して、所定の画像形成データに応じて記録ヘッド1のノズルから、各色のインクが吐出されることにより、用紙Pに所定の画像が形成される。
このとき、用紙Pは、浮き等の隙間が生じていない状態で搬送ベルト3を介してプラテン2に吸着しているため、プラテン2の表面2Aに倣って高い平面度で保持された状態で画像が形成される。
この後、用紙Pは、排紙工程において搬送ベルト3に吸着・載置された状態で搬送され、例えば案内板を経由して、フェースダウントレイに排紙される。
かくして、用紙Pに対する画像形成が完了する。
かくして、用紙Pに対する画像形成が完了する。
以上説明したように、本実施形態では、駆動ローラ4、従動ローラ5の外周面4A、5Aが搬送ベルト3の変形特性に対応した湾曲形状の断面輪郭を有しているため、搬送ベルト3の変形特性を矯正することができる。そのため、本実施形態では、プラテン2上で記録ヘッド1によって画像形成される領域で、搬送ベルト3をクセのない平面として、クセによる悪影響を回避し、高精度の画像形成を維持できる。
特に、本実施形態では、搬送ベルト3の変形特性に応じて外周面4A、5Aの湾曲形状を設定しているため、搬送ベルト3のクセを矯正することが可能になる。
特に、本実施形態では、搬送ベルト3の変形特性に応じて外周面4A、5Aの湾曲形状を設定しているため、搬送ベルト3のクセを矯正することが可能になる。
また、本実施形態では、記録ヘッド1が湾曲面2Aの形状に応じて配置されているため、用紙Pとの間の距離を一定に保つことが可能になり、用紙Pに対する画像形成特性を維持することが可能になる。
さらに、本実施形態では、吸引装置10による負圧吸引力で用紙Pを吸着しているため、より確実に用紙Pをプラテン2及び搬送ベルト3に倣わせることが可能になり、用紙Pに対する画像形成特性の維持にさらに貢献することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、駆動ローラ4と従動ローラ5の双方が外周面4A、5Aの断面輪郭が湾曲形状を有する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば搬送ベルトの変形量が小さい場合等には、搬送方向後方側(上流側)に位置する従動ローラ5のみが外周面5Aの断面輪郭に湾曲形状を有する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、搬送ベルト3に生じる中央部が下側(駆動ローラ4及び従動ローラ5に向かう側)に凸に膨出するソリを矯正するために、駆動ローラ4及び従動ローラ5の外周面4A、5Aは、中央部が搬送ベルト3に向けて凸に膨出する湾曲形状に形成される構成としたが、これに限られるものではなく、例えば図4に示すように、搬送ベルト3に生じるソリが、中央部で上側(駆動ローラ4及び従動ローラ5から離間する側)に凸に膨出するソリを矯正するために、駆動ローラ4及び従動ローラ5の外周面4A、5Aは、中央部が凹に凹む湾曲形状に形成される構成としてもよい。
この場合、吸引装置10の負圧吸引力により搬送ベルト3はプラテン2(すなわち駆動ローラ4及び従動ローラ5に向かう側)に吸着されるため、搬送ベルト3を外周面4A、5Aに倣わせて支持することができる。
この場合、吸引装置10の負圧吸引力により搬送ベルト3はプラテン2(すなわち駆動ローラ4及び従動ローラ5に向かう側)に吸着されるため、搬送ベルト3を外周面4A、5Aに倣わせて支持することができる。
P…用紙、 PR…画像形成装置、 1…記録ヘッド、 2…プラテン(支持板)、 2B…孔部(第2孔部)、 3…搬送ベルト、 3A…貫通孔(第1孔部)、 4…駆動ローラ(ローラ体)、 5…従動ローラ(ローラ体)、 8…ゲートローラ(張力付与装置、送りローラ)、 9…紙押さえローラ(密着装置)、 9A…第1紙押さえローラ、 9B…第2紙押さえローラ、 10…吸引装置
Claims (5)
- 記録ヘッドと対向配置された支持板と、
前記支持板の表面に沿って移動して用紙を搬送する搬送ベルトと、
軸線回りに回転可能とされ、巻回された前記搬送ベルトを支持する外周面を有するローラ体とを備え、
前記ローラ体の外周面は、断面輪郭が湾曲形状に形成されることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記外周面は、前記軸線方向の中央部が膨出する凸形状、または前記中央部が凹んだ凹形状に形成されることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2記載の画像形成装置において、
前記湾曲形状は、前記搬送ベルトの変形特性に応じて設定されることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記ローラ体は、前記支持板を挟んだ前記用紙の搬送方向の両側にそれぞれ配置されることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記用紙を負圧吸引して、前記搬送ベルトを介して前記支持板に吸着させる吸引装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008086543A JP2009234209A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008086543A JP2009234209A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009234209A true JP2009234209A (ja) | 2009-10-15 |
Family
ID=41248755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008086543A Pending JP2009234209A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009234209A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013160399A1 (de) * | 2012-04-25 | 2013-10-31 | E.C.H. Will Gmbh | Saugfördervorrichtung zum transport von flachteilen, und anlage zum herste llen|von flachteilen umfassend einer solchen saugfördervorrichtung |
-
2008
- 2008-03-28 JP JP2008086543A patent/JP2009234209A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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