JP2009234189A - 剥離フィルム及び積層体 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルム基材の少なくとも片面に剥離層が形成された剥離フィルムにおいて、剥離フィルムの剥離特性を発現しつつ、異物欠陥検査が容易で、且つ、印刷層を設けた場合に意匠性にも優れた剥離フィルムを提供することを課題とする。
【解決手段】フィルム基材の少なくとも一方の面に剥離層を有する剥離フィルムであって、前記剥離層の屈折率と前記フィルム基材の屈折率の差が、前記フィルム基材の屈折率の5%以内であることを特徴とする剥離フィルムとした。また、前記剥離層が金属酸化物粒子を含むことを特徴とする剥離フィルムとした。また、前記剥離層が金属キレート化合物を含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の剥離フィルムとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィルム基材の少なくとも一方の面に剥離層備える剥離フィルムに関し、さらに詳しくは液晶偏光板やプラズマディスプレイパネル(PDP)、有機ELなどの表示部材用の剥離フィルムや貼付型外用薬などの医療用の剥離フィルムに関するものである。
従来、フィルム基材の少なくとも一方の表面に剥離層を設けた剥離フィルムはセラミックグリーンシートなどの保護用フィルム、粘着ラベル、粘着フィルム、液晶偏光板,PDP、有機ELなどの粘着付き光学表示構成部材のセパレータフィルム、貼付型外用薬など医療用フィルムのセパレータフィルムとして広く使用されている。剥離フィルムはフィルム基材の少なくとも片面にシリコーン樹脂からなる剥離層が塗布形成された構造を有している。
特開平11−3008897号公報 特開平9−156060号公報
近年、液晶ディスプレイなどの大型化や高精細化にともない、異物や外観特性に関して要求品質がより厳しくなってきており、粘着付偏光板や位相差フィルムなどの光学部材の保護フィルムに剥離シートを用いる場合にあっては、剥離フィルム上に異物が少ないこと、異物がないことが要求される。光学部材上に異物が存在する場合には表示不良が発生することがある。
また、貼付型外用薬などの医療用のシートに剥離フィルムを貼りあわせる場合であっても、同様に、剥離フィルム上に異物が少ないこと、異物がないことが要求される。さらには、粘着ラベル、粘着フィルム等の粘着層に剥離フィルムを貼り合わせる場合にも、剥離フィルム上に異物が少ないこと、異物がないことが要求される。
剥離フィルムの異物や欠陥検査は、基材にシリコーン剥離層を塗布後加熱硬化させる工程の後、カメラなどによる画像解析による異物検査がインラインあるいはオフラインにて実施される。また、目視によって検査をおこなう場合もある。また、粘着製品に剥離フィルム貼った状態で異物検査や欠陥検査をおこなう場合もある。
この検査において、検査装置で異物検査をおこなう際に正常に検査できないといった問題が発生することがあった。また、人による目視検査の場合に、検査員が検査酔いを起こしたり、目が疲れやすく作業効率が低下したりするなどの問題が発生することがあった。
また、剥離フィルムにあっては、フィルム基材の反対面もしくはフィルム基材と剥離層との間に印刷層を設け、表示性や意匠性を付与する場合があり、特に医療用フィルムの場合、医薬品名や注意事項、ロゴマークなど表示するために印刷層を設ける場合がある。このとき、表示が読みづらくまた意匠性も著しく低下するといった問題が発生することがあった。
本発明は、フィルム基材の少なくとも片面に剥離層が形成された剥離フィルムにおいて、剥離フィルムの剥離特性を発現しつつ、異物欠陥検査が容易で、且つ、印刷層を設けた場合に意匠性にも優れた剥離フィルムを提供することを課題とする。
本発明者らは、剥離フィルムの剥離層側表面において反射光が強く確認される場合や反射光が色味を有する場合、また、反射光が色ムラを有する場合に、異物検査が困難になり、意匠性が低下することを発見し、上記課題を解決するに至った。
上記課題を解決するために請求項1に係る発明としては、フィルム基材の少なくとも一方の面に剥離層を有する剥離フィルムであって、前記剥離層の屈折率と前記フィルム基材の屈折率の差が、前記フィルム基材の屈折率の5%以内であることを特徴とする剥離フィルムとした。
また、請求項2に係る発明としては、前記剥離層が金属酸化物粒子を含むことを特徴とする請求項1記載の剥離フィルムとした。
また、請求項3に係る発明としては、前記剥離層が金属キレート化合物を含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の剥離フィルムとした。
また、請求項4に係る発明としては、前記剥離層を備える側の剥離フィルム反射色相が、L表色系においてabクロマ(C ab)が10以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の剥離フィルムとした。
また、請求項5に係る発明としては、前記剥離フィルムが印刷層を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の剥離フィルムとした。
また、請求項6に係る発明としては、請求項1乃至5のいずれかに記載の剥離フィルムと基体を備え、前記剥離フィルムの剥離層表面と前記基体表面が接触していることを特徴とする積層体とした。
上記構成の剥離フィルムとすることにより、色ムラがなく、異物欠陥検査が容易で、且つ、印刷層を設けた場合に意匠性にも優れた剥離フィルムとすることができた。
図1に本発明の剥離フィルムの説明断面図を示した。
本発明の剥離フィルム1は、フィルム基材11の少なくとも一方の面に剥離層12が設けられる。剥離層12は、剥離フィルムの最外層に設けられる。
本発明の剥離フィルムにあっては、フィルム基材11の屈折率と剥離層12の屈折率の差が、前記フィルム基材の屈折率の5%以内であることを特徴とする。本発明にあっては、フィルム基材と剥離層の屈折率がほぼ等しいことを特徴とする。
フィルム基材と剥離層の屈折率差が5%を超える場合には、剥離層は光学干渉層として機能する。すなわち、剥離フィルム表面に入射する光に対し、剥離層表面での反射光と剥離層/基材フィルム界面による反射光の干渉が発生する。そして、剥離層が光学干渉層として機能する場合には、光の干渉によって剥離フィルムは色味(干渉色)を帯びることになる。
また、本発明の剥離フィルムにあっては剥離層は湿式成膜法によって形成される。湿式成膜法によって形成される剥離層にあっては、いかなる湿式成膜法を用いてもある程度の面内での膜厚バラツキが発生してしまう。
剥離層が光学干渉層として機能した場合の剥離フィルムにあっては、光の干渉によって色味(干渉色)を帯び、さらに湿式成膜法によって形成される剥離層の膜厚は変化することに応じてその色味が変化する。すなわち、フィルム基材と剥離層の屈折率差が5%を超え剥離層が光学干渉層として機能した場合の剥離フィルムにあっては、湿式成膜法によって形成される剥離層の膜厚バラツキによって、剥離層の色味(干渉色)が変化し、干渉ムラ、色ムラのある剥離フィルムとなってしまう。そして、色ムラのある剥離フィルムは、異物欠陥検査が困難となりさらに意匠性が低下する。
本発明の剥離フィルムにあっては、フィルム基材11の屈折率と剥離層12の屈折率の差を前記フィルム基材の屈折率の5%以内とすることにより、剥離層を色味(干渉色)の少ない剥離フィルムとすることができ、さらに、剥離フィルムの膜厚変動による色ムラ(干渉ムラ)の少ない剥離フィルムとすることができ、異物欠陥検査が容易で、意匠性にも優れた剥離フィルムとすることができた。
本発明の剥離フィルムあっては、フィルム基材と剥離層の屈折率差をほぼ等しくすることにより、フィルム基材/剥離層界面での反射光を低減させ色味(干渉色)の少ない剥離フィルム、更には、色ムラ(干渉ムラ)の少ない剥離フィルムとすることができた。
なお、本発明にあっては、フィルム基材の屈折率と剥離層の屈折率の差は小さければ小さいほど好ましく、さらには、フィルム基材の屈折率と剥離層の屈折率の差は3%以内であることが好ましい。
なお本発明の剥離層の屈折率(nsi)とフィルム基材(n)の屈折率の屈折率差は、以下の式により求められる。

屈折率差(%)=(|nsi−n|/n)×100
なお、本発明の剥離フィルムにおいて剥離層の屈折率及びフィルム基材の屈折率は、目的とする剥離層が設けられていない側のフィルム基材表面に艶消し黒色塗料を塗布した剥離フィルムを用い分光光度計により分光反射率曲線を測定し、さらに、剥離層の膜厚を断面観察により測定した上で、得られた分光反射率曲線について光学シミュレーションをおこなうことにより求めることができる。
また、本発明にあっては、剥離層が金属酸化物粒子を含むことが好ましい。本発明の剥離フィルムにあっては、フィルム基材の屈折率と剥離層の屈折率の差が前記フィルム基材の屈折率の5%以内であることを特徴とする。ここで、フィルム基材として用いる材料と剥離層形成材料を屈折率差が5%以内となるように適宜選択するだけでは、本発明を実施することは難しい。本発明にあっては、剥離層に屈折率調整剤として金属酸化物粒子を用い、剥離層の屈折率を上昇させることにより、容易にフィルム基材の屈折率と剥離層の屈折率の差を前記フィルム基材の屈折率の5%以内とすることが可能となる。
また、本発明の剥離フィルムあっては、剥離層が金属キレート化合物を含むことが好ましい。金属酸化物粒子の場合と同様、屈折率調整剤として金属キレート化合物を剥離層に加え、剥離層の屈折率を上昇させることにより、容易にフィルム基材の屈折率と剥離層の屈折率の差を前記フィルム基材の屈折率の5%以内とすることが可能となる。
また、本発明の剥離フィルムにあっては、前記剥離層を備える側の剥離フィルム反射色相が、L表色系においてabクロマ(C ab)が10以下であることが好ましい。L表色系においてabクロマ(C ab)は以下の式によって求められる。

ab=((a+(b)2)1/2

abクロマ(C ab)を10以下の剥離フィルムとすることにより、色味が少なく、且つ、色ムラの少ない剥離フィルムとすることができる。
本発明における剥離層を備える側の剥離フィルム表面の反射色相は、目的とする剥離層が設けられていない側のフィルム基材表面に艶消し黒色塗料を塗布したうえで、分光光度計により測定される。本発明の剥離フィルムの反射色相は、反射防止フィルム表面に対しての垂直方向から入射角度は5度に設定され、光源としてC光源を用い、2度視野の条件下で求められる。
図2に本発明の剥離フィルムの別の態様の説明断面図を示した。本発明の剥離フィルムにあっては図2(a)に示したように、剥離層12が設けられていない側のフィルム基材11の面に印刷層13を備えてもよい。また、本発明の剥離フィルムにあっては、図2(b)に示したように、剥離層12とフィルム基材11の間に印刷層13を備えてもよい。
本発明の剥離フィルムは図2(a)、(b)に示したように印刷層を備えた場合に、特に大きな効果を得ることができる。すなわち、本発明の印刷層を備える剥離フィルムは、剥離層の光学干渉によって発生する色味が少ないことから印刷層の意匠を低下させることがなく、また、湿式成膜法で形成される剥離層の膜厚の面内バラツキによって発生する色ムラが少ないことから印刷層の意匠を低下させることなく、意匠性の高い剥離フィルムとすることができる。
図3に本発明の剥離フィルムの別の態様の説明断面図を示した。本発明の剥離フィルムにあっては、図3のように剥離層12と基材フィルム11の間には密着性向上のためにアンカー層14を設けても良い。アンカー層は、剥離層と同様に湿式成膜法により形成される。
ただし、本発明の剥離フィルムにおいてアンカー層を設けるにあっては、剥離フィルムの光学特性に影響の無いように設けることがこのましい。言い換えると、剥離フィルム表面に入射する光に対し、剥離層/アンカー層界面での反射光とアンカー層/フィルム基材界面での反射光の干渉による色味(干渉色)、色ムラ(干渉ムラ)が少ないようにアンカー層を設けることが好ましい。具体的には、剥離層の屈折率とアンカー層の屈折率の差をアンカー層の屈折率の5%以内とし、且つ、アンカー層の屈折率とフィルム基材の屈折率の差をフィルムの屈折率の5%以内とすることにより、アンカー層を設けたことによる色味の発生、色ムラの発生を抑制することができる。または、アンカー層の膜厚を3nm以上30nm以下とし、アンカー層を薄膜化することによりアンカー層を設けたことによる色味の発生、色ムラの発生を抑制することができる。
図4に、本発明の積層体の断面説明図を示した。本発明の積層体は剥離フィルムの剥離層13表面と基体2の一方の面が接触してなる。基体としては表面に粘着層を有するものがあげられ、基体2の粘着層はその粘着性を維持するために剥離フィルム1の剥離層と貼り合わされる。
基体としては、粘着テープ、粘着シート、表面に粘着層を有する液晶偏光板やプラズマディスプレイパネル(PDP)、有機ELなどの表示部材、貼付型外用薬などの医療用シート、医療用フィルム等を用いることができる。
図4に本発明の積層体の断面説明図を示した。本発明の積層体は剥離フィルムの剥離層表面1と基体2の一方の面が接触してなる基体2の表面はその粘着性を維持するため、もしくは、基体表面に異物が付着することを防ぐために剥離フィルム1の剥離層と貼り合わされる。
基体としては、粘着テープ及び粘着シートや、液晶偏光板やプラズマディスプレイパネル(PDP)、有機ELなどの表示部材、貼付型外用薬などの医療用シート及び医療用フィルム等を用いることができる。本発明の剥離シートは、基体の粘着性を維持するための保護フィルム、基体表面に異物が付着することを防ぐための保護フィルムとして用いることができる。
次に、本発明の剥離フィルムの製造方法について説明する。
本発明の剥離フィルムに用いられる、フィルム基材としては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、延伸ポリプロピレン(OPP)フィルム等のポリオレフィン系フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム等のポリエステル系フィルム、トリアセチルセルロースフィルム、ジアセチルセルロースフィルム、セロファンフィルム等のセルロース系フィルム、6−ナイロン、6,6−ナイロン等のポリアミド系フィルム、ポリメチルメタクリレートフィルム等のアクリル系フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリイミドフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、ポリカーボネートフィルム、エチレンビニルアルコールフィルム等の有機高分子からなるものが用いることができる。中でも、加工安定性、耐熱性、密着性の点からポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリプロピレンフィルムを好適に用いることができる。
また、これらのフィルム基材は積層構造であっても構わない。また、フィルム基材は、必要に応じて酸化防止剤、染料、顔料などを添加することができる。
本発明の剥離フィルムにあって剥離層は、塗液である剥離層形成用材料をフィルム基材上に塗布することにより形成される。
本発明の剥離層形成用材料としては、フィルム基材との密着性、加工適性、剥離性能の点からシリコーン系材料を好適に用いることができる。シリコーン系材料としては、付加硬化型、UV硬化型などの硬化反応タイプの剥離フィルム用シリコーンコート材を用いることができる。具体的には東レ・ダウコーニング(株)製 SRX211、LTC750A、LTC760A、BY24−510、信越化学(株)製 KS774、KS847、KS5508、モメンティブパフォーマンスマテリアルズ製 TPR6700、TPR6702、TPR6710、TPR6721、TPR6500、荒川化学工業(株)製 UV―POLY200,UV−POLY201などを用いることができるが、これらは限定されるものではない。また、剥離層形成材料としては、フッ素系材料を用いることもできる。
また、剥離層形成材料にあっては、硬化タイプにあわせて、各種硬化触媒や光開始剤が用いられ、適宜添加される。例えば、剥離層形成材料として用シリコーンコート材を用いる場合には、東レ・ダウコーニング(株)製SRX212,NC−25,BY24−835など、信越化学(株)製 PL−50Tなど、モメンティブパフォーマンスマテリアルズ社製 CM670、UV9380など、荒川化学工業(株)製UV―CATA211などを硬化触媒、光開始剤として用いることができる。
また、剥離層形成材料には、必要に応じて、溶媒が加えられる。溶媒を加えることにより、塗工適性を向上させることができる。溶媒としては、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、シクロヘキシルベンゼンなどの芳香族炭化水素類、n−ヘキサンなどの炭化水素類、ジブチルエーテル、ジメトキシメタン、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、プロピレンオキシド、ジオキサン、ジオキソラン、トリオキサン、テトラヒドロフラン、アニソールおよびフェネトール等のエーテル類、また、メチルイソブチルケトン、メチルブチルケトン、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、ジプロピルケトン、ジイソブチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、およびメチルシクロヘキサノン等のケトン類、また蟻酸エチル、蟻酸プロピル、蟻酸n−ペンチル、酢酸メチル、酢酸エチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、酢酸n−ペンチル、およびγ−プチロラクトン等のエステル類の中から塗工適正等を考慮して適宜選択される。
剥離層形成材料として用いられるシリコーンコート材、フッ素系材料の屈折率は汎用のプラスチックフィルムに比べ低い屈折率であるため、剥離層形成材料にあってはフィルム基材と屈折率差を小さくするために屈折率調整剤を加えることができる。
屈折率調整材料としては、アルミナ粒子、酸化チタン粒子、酸化ジルコニウム粒子等の金属酸化物粒子を用いることができる。金属酸化物粒子にあっては、剥離層の本来の特性である剥離性やフィルム基材と剥離層との密着性などその他特性を低下させることなく、剥離層の屈折率を調整種ルことができることから好ましく用いることができる。金属酸化物粒子は、アルミナ粒子、酸化チタン粒子、酸化ジルコニウム粒子のほかに、酸化亜鉛、酸化錫等を用いることができるがこれらに限定されるものではない。なお、金属酸化物粒子の粒径としては、3nm以上200nm以下の範囲内であることが好ましい。金属酸化物粒子の粒径が200nmを上回る場合には、透過光が散乱するため、透明性が損なわれることがある。一方、金属酸化物粒子の粒径が3nmを下回る場合には、微粒子製造の上で手間が多く、塗液の安定性が低下することがある。
屈折率調整材料としては、金属キレート化合物を用いることもできる。金属キレート化合物は、フィルム基材と剥離層の密着性を向上させるためのアンカー層として用いることができる化合物である。キレート化合物を剥離層形成材料に添加することにより、剥離層の屈折率を向上させるだけでなく、剥離層とフィルム基材の密着性を向上させることができる。キレート化合物としては、アルミニウムトリス(アセチルアセトネート)、アルミニウムモノアセチルアセトネートビス(エチルアセトアセテート)、アルミニウムジイソプロポキシモノメチルアセトアセテート、チタニウムジイソプロポキシビス(アセチルアセトネート)、チタニウムテトラアセチルアセトナート、チタニウムジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)、ジルコニウムテトラアセチルアセトナート、ジルコニウムトリブトキシモノアセチルアセトナート、ジルコニウムジブトキシビス(アセチルアセトナート)などを用いることができるが、これらに限定されるものではない
また、本発明の剥離フィルムにあっては、屈折率調整剤として金属酸化物粒子と金属キレート化合物を併用することもできる。なお、屈折率調整剤は、剥離層形成材料の固形分に対し、5wt%以上30wt%以下の範囲内で添加されることが好ましい。屈折率調整剤の剥離層形成材料の固形分に対する添加量が5wt%に満たない場合、基材との屈折率差を5%以内とすることができず色ムラが抑制できないことがある。一方、屈折率調整剤の添加量が30wt%を超える場合、基材の屈折率よりも高くなりすぎ屈折率が5%を超える可能性があり同様に色ムラを低減することができなくなってしまうことがある。
また、塗液である剥離層形成用材料には添加剤として、表面調整剤、レベリング剤、密着性向上剤、光増感剤等を加えることもできる。
本発明の剥離層形成材料は、塗布工程において湿式成膜法によりフィルム基材上に塗布される。このとき、必要に応じて、塗布工程後に溶媒を除去するための乾燥工程が設けられ、硬化工程として電離放射線照射工程、加熱工程が設けられる。塗布工程における剥離層形成材料の塗布方法としては、ロールコーター、リバースロールコーター、グラビアコーター、マイクログラビアコーター、ナイフコーター、バーコーター、ワイヤーバーコーター、ダイコーター、ディップコーターを用いた塗布方法を用いることができる。
本発明に設けられる印刷層形成材料としては、公知のインクを用いることができる。多色刷りの場合は、複数のインクを用いることができる。印刷層の形成方法としては、凸版印刷法、グラビア印刷法(凹版印刷法)、オフセット印刷法、スクリーン印刷法、インクジェット印刷法等の印刷法を用いることができる。
また、葉フィルム基材と剥離層の間に必要に応じて設けられるアンカー層形成材料としては、エポキシ系、ポリエステルウレタン系、アクリルウレタン系、シランカップリング剤系、チタンキレート系などのキレート化合物などプラスチックフィルムのプライマーとして用いられているものを適宜選択できる。具体例としては大日精化工業社製のセイカダインPETプライマー、大日本インキ製のG588グロス、東洋モートン社製BLS−PC50、東洋紡社製のバイロンUR1350 UR3200などのポリエステル系やアクリル系などの樹脂単独あるいはイソシアネート硬化剤と組み合わせたものを用いることができる。また、シランカップリング剤として東レダウコーニング社製BY24−846(B、C、Eの3液系)、グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、メタクリロキシトリメトキシシランとアルミキレート混合プライマーを例示することができ、チタンキレート系のアンカー層形成材料としてはマツモトファインケミカル社オルガチックスTC−100などを例示することができる。
また、アンカー層形成材料には、必要に応じて、溶媒が加えられる。溶媒を加えることにより、塗工適性を向上させることができる。溶媒としては、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、シクロヘキシルベンゼンなどの芳香族炭化水素類、n−ヘキサンなどの炭化水素類、ジブチルエーテル、ジメトキシメタン、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、プロピレンオキシド、ジオキサン、ジオキソラン、トリオキサン、テトラヒドロフラン、アニソールおよびフェネトール等のエーテル類、また、メチルイソブチルケトン、メチルブチルケトン、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、ジプロピルケトン、ジイソブチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、およびメチルシクロヘキサノン等のケトン類、また蟻酸エチル、蟻酸プロピル、蟻酸n−ペンチル、酢酸メチル、酢酸エチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、酢酸n−ペンチル、およびγ−プチロラクトン等のエステル類、さらには、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、セロソルブアセテート等のセロソルブ類、メタノール、エタノール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール等のアルコール類、水等の中から塗工適正等を考慮して適宜選択される。
本発明のアンカー層形成材料は、塗布工程において湿式成膜法によりフィルム基材上に塗布され、アンカー層が形成される。このとき、必要に応じて、塗布工程後に溶媒を除去するための乾燥工程が設けられ、また、加熱工程、電離放射線照射工程が設けられる。塗布工程におけるアンカー層形成材料の塗布方法としては、ロールコーター、リバースロールコーター、グラビアコーター、マイクログラビアコーター、ナイフコーター、バーコーター、ワイヤーバーコーター、ダイコーター、ディップコーターを用いた塗布方法を用いることができる。
(実施例1)
フィルム基材として厚さ75μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(帝人製 メリネックスS)を用い、下記組成の剥離層形成材料(塗液)をバーコーターにより塗布し、140℃−1min乾燥硬化して剥離フィルムを作製した。得られた剥離フィルムの剥離層の膜厚は98nmであった。
<剥離層形成材料(塗液)>
LTC750A(シリコーン主剤:東レ・ダウコーニング(株)製) 10重量部
NC−25(硬化触媒:東レ・ダウコーニング(株)製) 0.1重量部
トルエン 60重量部
n−ヘキサン 30重量部
ZrO超微粒子(平均粒径30nm/固形分3wt%/トルエン分散液)
25重量部
(実施例2)
実施例1の剥離層形成材料を用い、形成される剥離層の膜厚を変化させて剥離フィルムを作製した。得られた剥離フィルムの剥離層の膜厚は495nmであった。
(実施例3)
フィルム基材として厚さ75μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(帝人製 メリネックスS)を用い、下記組成の剥離層形成材料(塗液)をバーコーターにより塗布し、140℃−1min乾燥硬化して剥離フィルムを作製した。得られた剥離フィルムの剥離層の膜厚は498nmであった。
<剥離層形成材料(塗液)>
LTC750A(シリコーン主剤:東レ・ダウコーニング(株)製) 10重量部
NC−25(硬化触媒:東レ・ダウコーニング(株)製) 0.1重量部
トルエン 60重量部
n−ヘキサン 30重量部
チタニウムジイソプロポキシビス(アセチルアセトネート)
(固形分3wt%/トルエン分散液) 25重量部
(比較例1)
フィルム基材として厚さ75μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(帝人製 メリネックスS)を用い、下記組成の剥離層形成材料(塗液)をバーコーターにより塗布し、140℃−1min乾燥硬化して剥離フィルムを作製した。得られた剥離フィルムの剥離層の膜厚は500nmであった。
<剥離層形成材料(塗液)>
LTC750A(シリコーン主剤:東レ・ダウコーニング(株)製) 10重量部
NC−25(硬化触媒:東レ・ダウコーニング(株)製) 0.1重量部
トルエン 60重量部
n−ヘキサン 30重量部
(実施例1)〜(実施例3)、(比較例1)にて得られた剥離フィルムについて以下の評価を行った。
・分光反射率の測定
得られた剥離フィルムの剥離層形成面と反対側の面を黒色艶消しスプレーにより黒色に塗布した。スプレー塗布後、自動分光光度計(日立製作所製、U−4000)を用い、C光源、2度視野の条件下で、低屈折率層形成面について入射角5°における分光反射率を測定し、得られた反射率曲線から色相(a、b)を算出し、C abを求めた。
・剥離フィルムの色ムラの評価
得られた剥離フィルムの剥離層形成面と反対側の面を黒色艶消しスプレーにより黒色に塗布した。塗布後、剥離フィルムを目視で観察(蛍光灯スタンド直下30cm、天井蛍光灯下1.5m)し、色ムラの発生を観察した。評価基準を以下に示す。
二重丸印:スタンド直下でも色ムラが見えにくい
丸印 :スタンド直下ではやや色ムラあるが、天井下では色ムラが見えない
三角印 :天井下でも容易に色ムラが確認される
バツ印 :天井下でも色ムラがはっきりと確認される
・印刷した剥離フィルムの色ムラ及び意匠性の評価
得られた剥離フィルムの剥離層形成面と反対側の面に、東洋インキ製グラビアインキを用い白、藍、墨の3色ベタ印刷をおこない色見サンプルを作成し、色ムラ評価と同様に、剥離フィルムを目視で観察(蛍光灯スタンド直下30cm、天井蛍光灯下1.5m)し、色ムラの発生を観察した。評価基準を以下に示す。
二重丸印:スタンド直下でも色ムラが見えにくく、意匠性が極めて高い
丸印 :スタンド直下ではやや色ムラあるが、天井下では色ムラは確認できず、
意匠性が高い
三角印 :天井下でも容易に色ムラが確認され、意匠性は低い
バツ印 :天井下でも色ムラがはっきりと確認され、意匠性は極めて低い
・剥離力
得られた剥離フィルムの剥離層形成面にポリエステル粘着テープ(日東電工製31B)を貼り、ガラス板にはさみ20g/cmの荷重で圧着、5時間放置した後、引っ張り試験機にて300mm/minの速度で180度剥離したときの抵抗値を測定(試験片25mm×100mm)。
なお、(実施例1)〜(実施例3)、(比較例1)の剥離フィルムにおいて、剥離層の膜厚は透過型電子顕微鏡(TEM)による断面観察をおこなうことにより測定した。また、基材、剥離層の屈折率については、得られた分光反射率曲線について光学シミュレーションをおこなうことにより求めた。
(実施例1)〜(実施例3)、(比較例1)で得られた剥離フィルムの評価結果を(表1)に示す。また、(実施例1)〜(実施例3)、(比較例1)で得られた剥離フィルムの剥離層側の分光反射率曲線を図5〜図8に示す。
Figure 2009234189
(実施例1〜3)の剥離フィルムでは、十分な剥離性能を有し、反射色相がC abが10以下の範囲内であり色味が少なく、また面内での色ムラが確認されにくい剥離フィルムとすることができた。
一方、(比較例1)の剥離フィルムは、十分な剥離性能を有するフィルムとすることができたが、波長400nmから800nmの範囲における分光反射率曲線がいくつかの極大値と極小値を有し、波長変化に対して急峻型となる。(比較例1)の剥離フィルムは、青から赤紫色の色ムラをともなったギラギラとした色ムラが確認された。裏面に印刷層を設けた剥離フィルムも、剥離層の色ムラの影響を受け意匠性が劣る結果となった。
また、裏面に印刷層を設けた(実施例1)〜(実施例3)及び(比較例1)の剥離フィルムについて、天井の蛍光灯を備える部屋で異物確認検査を目視によりおこなった。その結果、(実施例1)〜(実施例3)の剥離フィルムは異物を容易に確認することができた。一方、(比較例1)の剥離フィルムにあっては、異物を確認するために剥離フィルムと蛍光灯の角度を調節しながら剥離フィルム表面を凝視する必要があり、異物を容易に確認することはできなかった。すなわち、(実施例1)〜(実施例3)の剥離フィルムにあっては、色味、色ムラが少なく、異物検査が容易な剥離フィルムとすることができた。
本発明の剥離フィルムは、色ムラの少ない剥離フィルムを得ることができ、異物検査を容易たらしめ、異物付着による不良問題が重要視される光学ディスプレイなどの表示用部材製造における剥離フィルムや医療医薬の剥離フィルムとして好適である。本発明の剥離フィルムに印刷層を設ける場合にも、剥離フィルムは剥離層表面の反射率が低く、色ムラが少ないので、対象となる粘着付製品の内容表示やデザイン、意匠性を損なうことがなく、表示性、意匠性の高い剥離フィルムを得ることができる。
図1は本発明の剥離フィルムの断面模式図である。 図2は本発明の印刷層を設けた剥離フィルムの断面模式図である。 図3は剥離フィルムの分光反射率曲線(モデル)の説明図である。 図4は本発明の積層体の断面説明図である。 図5は(実施例1)で得られた剥離フィルムの分光反射率曲線である。 図6は(実施例2)で得られた剥離フィルムの分光反射率曲線である。 図7は(実施例3)で得られた剥離フィルムの分光反射率曲線である。 図8は(比較例1)で得られた剥離フィルムの分光反射率曲線である。
符号の説明
1 剥離フィルム
11 フィルム基材
12 剥離層
13 印刷層
14 アンカー層
2 基体

Claims (6)

  1. フィルム基材の少なくとも一方の面に剥離層を有する剥離フィルムであって、
    前記剥離層の屈折率と前記フィルム基材の屈折率の差が、前記フィルム基材の屈折率の5%以内であることを特徴とする剥離フィルム。
  2. 前記剥離層が金属酸化物粒子を含むことを特徴とする請求項1記載の剥離フィルム。
  3. 前記剥離層が金属キレート化合物を含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の剥離フィルム。
  4. 前記剥離層を備える側の剥離フィルム反射色相が、L表色系においてabクロマ(C ab)が10以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の剥離フィルム。
  5. 前記剥離フィルムが印刷層を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の剥離フィルム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の剥離フィルムと基体を備え、前記剥離フィルムの剥離層表面と前記基体表面が接触していることを特徴とする積層体。
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