JP2009233880A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明はストリークスや、カスレ等の発生を軽減させる印刷装置に関し、特に印字ヘッドの光量バラツキや感光体のバラツキを平均化することによって、ヘッドストリークスやプロセスストリークスの影響を軽減し、印字品質の優れた印刷装置を提供するものである。
【解決手段】印刷装置であって、同じ色の印刷データに対して、複数のサブラインのビデオデータを生成するサブラインデータ生成手段と、前記複数のサブラインに対応する選択信号を生成する選択信号生成手段と、単一の印字ヘッドを有し、前記サブラインの数に対応した画像形成ユニットを有する画像形成手段と、前記画像形成ユニットに設けられた印字ヘッドに対して、前記ビデオデータを転送し、前記選択信号に従って選択された画像形成ユニットから記録媒体に印字を行う印字制御手段とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】印刷装置であって、同じ色の印刷データに対して、複数のサブラインのビデオデータを生成するサブラインデータ生成手段と、前記複数のサブラインに対応する選択信号を生成する選択信号生成手段と、単一の印字ヘッドを有し、前記サブラインの数に対応した画像形成ユニットを有する画像形成手段と、前記画像形成ユニットに設けられた印字ヘッドに対して、前記ビデオデータを転送し、前記選択信号に従って選択された画像形成ユニットから記録媒体に印字を行う印字制御手段とを有する。
【選択図】 図1
Description
本発明はストリークスや、カスレ等の発生を軽減させる印刷装置に関する。
例えば、LED素子を印字ヘッドとして使用する印刷装置がある。このような印字ヘッドは、印刷データに従った発光を感光体ドラムに行うものであり、ライン状に多くのLED素子を配設し、感光体ドラムに露光を行う。
特許文献1は、LED素子を千鳥状に配設した発光ラインを2組用意し、同一の画像を同一箇所に重ねて2回露光している。すなわち、千鳥状に配列された複数の発光ドットからなる同一パターンの第1、第2発光ラインを有し、各ラインは千鳥に隣接した2個の発光ドットの奇数側、又は偶数側が順次選択され、画像の主走査方向の1ラインについて2回の露光を行う発明である。
特開平10−217541号公報
しかしながら、従来の場合、同一の画像を同一箇所に重ねて露光するため、印字ヘッドの光量バラツキが強調され、また感光体の感光強度等によるバラツキが強調され、所謂ヘッドストリークスやプロセスストリークスによる印字品質の劣化が問題となる。
そこで、本発明は印字ヘッドの光量バラツキや感光体のバラツキを平均化することによって、ヘッドストリークスやプロセスストリークスの影響を軽減し、印字品質の優れた印刷装置を提供するものである。
そこで、本発明は印字ヘッドの光量バラツキや感光体のバラツキを平均化することによって、ヘッドストリークスやプロセスストリークスの影響を軽減し、印字品質の優れた印刷装置を提供するものである。
上記課題は第1の発明によれば、同じ色の印刷データに対して、複数のサブラインのビデオデータを生成するサブラインデータ生成手段と、前記複数のサブラインに対応する選択信号を生成する選択信号生成手段と、単一の印字ヘッドを有し、前記サブラインの数に対応した画像形成ユニットを有する画像形成手段と、前記画像形成ユニットに設けられた印字ヘッドに対して、前記ビデオデータを転送し、前記選択信号に従って選択された画像形成ユニットから記録媒体に印字を行う印刷装置を提供することによって達成できる。
また、第2の発明によれば、前記複数のサブラインは4ラインであり、4個の画像形成ユニットが前記選択手段によって順次選択され、選択された画像形成ユニットによって同じ色の印字が行われる印刷装置を提供することによって達成できる。
また、上記課題は第3の発明によれば、複数色の印刷データが入力し、同じ色の印刷データに対して、複数のサブラインのビデオデータを生成するサブラインデータ生成手段と、前記複数のサブラインに対応する数の印字ヘッドを有する画像形成ユニットと、前記画像形成ユニットに対して、それぞれ異なる色のビデオデータを転送するデータ転送手段と、前記複数のサブラインに対応するビデオデータを、前記印字ヘッドに転送し、該印字ヘッドによって順次ビデオデータに従った印字を記録媒体に行う印字制御手段を有する印刷装置を提供することによって達成できる。
また、上記課題は第4の発明によれば、前記複数のサブラインは2ラインであり、前記画像形成ユニットはそれぞれ2個の印字ヘッドを有し、各画像形成ユニットは前記サブラインデータ生成手段から供給されるビデオデータに従って各色の印字を前記2個の印字ヘッドによって行わせる印刷装置を提供することによって達成できる。
また、上記課題は第5の発明によれば、同じ色の印刷データに対して、複数のサブラインのビデオデータを生成する処理と、前記複数のサブラインに対応する選択信号を生成する処理と、単一の印字ヘッドを有し、前記サブラインの数に対応した画像形成ユニットを有する画像形成手段に設けられた印字ヘッドに対して、前記ビデオデータを転送し、前記選択信号に従って選択された画像形成ユニットから記録媒体に印字を行う処理とを行う印刷方法を提供することによって達成できる。
また、上記課題は第6の発明によれば、複数色の印刷データが入力し、同じ色の印刷データに対して、複数のサブラインのビデオデータを生成する処理と、前記複数のサブラインに対応する数の印字ヘッドを有する画像形成ユニットに対して、それぞれ異なる色のビデオデータを転送する処理と、前記複数のサブラインに対応するビデオデータを、前記印字ヘッドに転送し、該印字ヘッドによって順次ビデオデータに従った印字を記録媒体に行う処理とを行う印刷方法を提供することによって達成できる。
本発明によれば、ヘッドストリークスやプロセスストリークスを軽減することができ、印字品質を向上することができる。また、従来に比べて、印字速度を向上させることができる。
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図2は、本実施形態を説明する印刷装置のシステム構成を説明する図である。
同図において、印刷装置1はインターフェイスコントローラ(以下、I/Fコントローラで示す)2、エンジン制御部3で構成され、I/Fコントローラ2は受信制御部4、ROM5、フォント6、表示制御部7、ビデオI/F制御部8、メモリ9(標準RAM9a、拡張RAM9b)、DMA制御部10、MPU11で構成されている。一方、エンジン制御部3は印字ヘッド制御部(以下、単にヘッド制御部で示す)12、モータ制御部13、MPU14、定着制御部15、高圧制御部16、印字ヘッド17、メインモータ18、各種負荷19、各種センサ20、定着サーミスタ21、定着ヒータ22、高圧部23で構成されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図2は、本実施形態を説明する印刷装置のシステム構成を説明する図である。
同図において、印刷装置1はインターフェイスコントローラ(以下、I/Fコントローラで示す)2、エンジン制御部3で構成され、I/Fコントローラ2は受信制御部4、ROM5、フォント6、表示制御部7、ビデオI/F制御部8、メモリ9(標準RAM9a、拡張RAM9b)、DMA制御部10、MPU11で構成されている。一方、エンジン制御部3は印字ヘッド制御部(以下、単にヘッド制御部で示す)12、モータ制御部13、MPU14、定着制御部15、高圧制御部16、印字ヘッド17、メインモータ18、各種負荷19、各種センサ20、定着サーミスタ21、定着ヒータ22、高圧部23で構成されている。
また、上記構成の印刷装置1には、セントロニクスインターフェイス、及びLAN(local area network)を介してパーソナルコンピュータ(PC)やプリンタサーバ等のホスト機器25から印刷データが供給される。ホスト機器25から供給された印刷データは、上記受信制御部4に転送され、所定量の印刷データが受信制御部4に転送されると、例えばメモリ9(標準RAM9a)に転送される。メモリ9に転送された印刷データは、以後MPU11の制御に従って解析処理が施され、DMA制御部10によって圧縮、伸張処理が行われた後、ビデオI/F制御部8からエンジン制御部3(ヘッド制御部12)に出力される。
ヘッド制御部12に出力されたビデオデータには、後述する処理が施され、印字ヘッド17に出力される。尚、モータ制御部13は、メインモータ18の駆動制御を行い、MPU14はヘッド制御部12やモータ制御部13の制御を行うと共に、定着制御部15や高圧制御部16の駆動制御を行う。
図1は上記構成の印刷装置において、ヘッド制御部12の構成を説明する回路ブロック図である。尚、このヘッド制御部12は、上記モータ制御部13と共に、ASIC(application specific integrated circuit)に配設されている(図2参照)。
ヘッド制御部12はビデオI/F制御部26、ヘッドI/F制御部27、基本タイミング生成部28、CPUI/F制御部29で構成され、ビデオI/F制御部26、ヘッドI/F制御部27、基本タイミング生成部28、CPUI/F制御部29はそれぞれCPUバスによって接続されている。また、ビデオI/F制御部26は、前述のI/Fコントローラ2との間で、後述する垂直同期信号(VSYNC)、水平同期信号(HSYNC)、ビデオデータ(Video)、及び同期信号(VCLK)の授受を行う。また、ビデオI/F制御部26はビデオRAM30にも接続され、ビデオRAM30との間でビデオデータの授受を行う。
ヘッドI/F制御部27はドットパターン生成部31、ヘッドデータ送信部32、ヘッド制御信号生成部33、ストローブ信号生成部34、発光ライン割り当てレジスタ部35で構成され、ドットパターン生成部31はビデオI/F制御部26から供給されるビデオデータに基づいて後述する4ラインのサブラインに印字するビデオデータを生成し、ヘッドデータ送信部32を介してドットパターンデータを印字ヘッド17に転送する。
また、ヘッド制御信号生成部33は上記ドットパターンデータを印字ヘッド17に転送する際の水平同期信号(HSYNC)や同期信号(DCLK)を生成し、印字ヘッド17に出力する。また、ストローブ信号生成部34はストローブ信号を生成し、当該ストローブ信号を印字ヘッド17に出力する。尚、CPUI/F制御部29は、前述のMPU14との間で通信を行う。
また、ヘッド制御信号生成部33は上記ドットパターンデータを印字ヘッド17に転送する際の水平同期信号(HSYNC)や同期信号(DCLK)を生成し、印字ヘッド17に出力する。また、ストローブ信号生成部34はストローブ信号を生成し、当該ストローブ信号を印字ヘッド17に出力する。尚、CPUI/F制御部29は、前述のMPU14との間で通信を行う。
基本タイミング生成部28は、設定された前述の階調情報に従って副走査方向をn分割し、それぞれのスループットに応じて基本タイミングを生成する。この各種タイミング信号に従って、前述の水平同期信号(HSYNC)や、ドットクロック(DCLK)等の信号が生成される。尚、前述のストローブ信号生成部35から出力されるストローブ信号は、例えば副走査方向を4分割した場合、サブライン(1/4)、(2/4)、(3/4)、(4/4)の4回ストローブ信号を出力する。
一方、図3は本実施形態の説明において使用する印刷装置の内部構成を説明する概略断面図である。印刷装置1は、画像形成部40、中間転写媒体41、給紙部42、及び定着部43で構成されている。また、画像形成部40は4個の画像形成ユニット40−1〜40−4を並設した構成であり、全て同じ色のトナーが収納された画像形成ユニットである。例えば、本例では全てブラック(K)のトナーが収納された画像形成ユニットである。
また、上記各画像形成ユニット40−1〜40−4の内部構成は全て同じ構成であり、感光体ドラム45と、この感光体ドラム45の周面近傍に配設された帯電器46、印字ヘッド17、現像ロール48が順次配設され、感光体ドラム45を矢印方向に回動し、帯電器46から電荷を付与し、印字ヘッド17からの印字情報に基づく光書き込みにより、感光体ドラム45の周面に静電潜像を形成し、現像ロール48による現像処理によってトナー像を形成する。
中間転写媒体41は転写ベルト41a、及び転写ベルト41aを回動させる駆動ロール41b、及び従動ロール41cで構成され、感光体ドラム45に形成されたトナー像は転写ベルト41aに転写され、駆動ロール41bの駆動によって転写部43に送られる。転写部43には給紙部(給紙カセット)42から搬出された用紙が搬送ローラ49によって供給され、転写ベルト41a上のトナー像を用紙に転写し、定着部43の処理によって用紙に熱定着される。
上記構成の印刷装置1において、印字ヘッド17は基板上に多数のLED素子を一列に配設した構成であり、多数個のLED素子をチップ単位で基板に配設しているため、チップ間で配設のバラツキを生じる場合がある。また、各LED素子の特性によって発光光量にバラツキがある。したがって、上記構成の印字ヘッド17についても、前述のヘッドストリークスが発生する可能性がある。
また、各画像形成ユニット40に使用されている感光体ドラム45についても、それぞれ特性のバラツキがあり、感光体ドラム45の帯電感度がばらつく。さらに、現像バイアスが印加される現像ロール48も、それぞれ特性が微妙に異なり、本例の印刷装置1においても、各画像形成ユニット40間で、プロセスストリークスが発生する可能性がある。
本例においては、上記ヘッドストリークス、及びプロセスストリークスを軽減するものであり、以下で具体的に説明する。
図4は本例を説明するタイムチャートであり、順次ビデオ信号を上記印字ヘッド17に転送するタイミングを示す。尚、同図に示す印字ヘッド#1は、例えば前述の画像形成ユニット40−1に配設された印字ヘッド17であり、同図に示す印字ヘッド#2は、例えば前述の画像形成ユニット40−2に配設された印字ヘッド17であり、同様に印字ヘッド#3は画像形成ユニット40−3に配設された印字ヘッド17であり、印字ヘッド#4は画像形成ユニット40−4に配設された印字ヘッド17である。
図4は本例を説明するタイムチャートであり、順次ビデオ信号を上記印字ヘッド17に転送するタイミングを示す。尚、同図に示す印字ヘッド#1は、例えば前述の画像形成ユニット40−1に配設された印字ヘッド17であり、同図に示す印字ヘッド#2は、例えば前述の画像形成ユニット40−2に配設された印字ヘッド17であり、同様に印字ヘッド#3は画像形成ユニット40−3に配設された印字ヘッド17であり、印字ヘッド#4は画像形成ユニット40−4に配設された印字ヘッド17である。
ドットパターン生成部31には、ビデオI/F制御部26を介して、前述のようにビデオ信号が転送されており、ドットパターン生成部31は発光ライン割り当てレジスタ部35の駆動に従って、1ラインを副走査方向に4分割した、サブライン(1/4)、(2/4)、(3/4)、(4/4)に対応するビデオデータを生成し、同図のタイムチャートに従ってこのビデオデータを出力する。
すなわち、垂直同期信号(VSYNC)が出力される間、ヘッド制御信号生成部33から出力される水平同期信号(HSYNC)に同期して、1ラインの書込み信号(TWOUT)が出力される。この書込み信号(TWOUT)に同期して、ドットパターン生成部31で生成されたビデオデータは、ヘッドデータ送信部32を介して各印字ヘッド17に転送される。
この間、ストローブ信号生成部34から出力されるストローブ信号に従って、画像形成ユニット40の選択が行われる。すなわち、ストローブ信号(#1)が出力されるタイミングで印字ヘッド#1が選択され、画像形成ユニット40−1の印字ヘッド17からビデオデータに従った印字が行われる(図4に示すa1)。
次に、ストローブ信号(#2)が出力されるタイミングで印字ヘッド#2が選択され、画像形成ユニット40−2の印字ヘッド47からビデオデータに従った印字が行われる(図4に示すa2)。
次に、ストローブ信号(#2)が出力されるタイミングで印字ヘッド#2が選択され、画像形成ユニット40−2の印字ヘッド47からビデオデータに従った印字が行われる(図4に示すa2)。
同様にして、次にストローブ信号(#3)が出力されるタイミングで印字ヘッド#3が選択され、ストローブ信号(#4)が出力されるタイミングで印字ヘッド#4が選択され、画像形成ユニット40−3、40−4が順次選択され、対応する印字ヘッド17からビデオデータに従った印字が行われる(図4に示すa3、a4)。
上記処理はストローブ信号に従って繰り返され、例えばnライン目の印字を印字ヘッド#1が行った場合、n+1ライン目の印字を印字ヘッド#2が行い、n+2ライン目の印字を印字ヘッド#3が行い、n+3ライン目の印字を印字ヘッド#4が行う。
図5は、上記処理によって用紙にデータが印字される状態を示す図である。上記処理に従って、用紙には印字ヘッド#1〜#4から順次印字が行われ、印字ヘッド#1はnライン目、n+4ライン目、n+8ライン目、・・・の印字を行い、印字ヘッド#2はn+1ライン目、n+5ライン目、n+9ライン目、・・・の印字を行い、印字ヘッド#3はn+2ライン目、n+6ライン目、n+10ライン目、・・・の印字を行い、印字ヘッド#4はn+3ライン目、n+7ライン目、n+11ライン目、・・・の印字を行う。
以上のように処理することによって、1ライン毎に異なる印字ヘッド17による印字が行われ、ストリークスの発生を軽減することができる。すなわち、本例で使用する4個の印字ヘッド#1〜#4は、前述のようにそれぞれ発光光量にバラツキがあり、同じ色の印刷データが4ラインのサブラインに分けて順次印字処理されることによって、それぞれ有する発光光量のバラツキが打ち消される。したがって、本例によればヘッドストリークスの影響を軽減することができる。
また、プロセスストリークスについても、各画像形成ユニット40−1〜40−4に使用されている感光体ドラム45にはそれぞれ特性にバラツキがあり、上記のように4ラインのサブラインに分割することによって、それぞれ有する特性のバラツキが互いに打ち消される。したがって、本例によればプロセスストリークスの影響も軽減することができる。
したがって、本例の印刷装置1によれば、トータル的に印字品質を向上することができる。
(実施形態2)
したがって、本例の印刷装置1によれば、トータル的に印字品質を向上することができる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。
図6は、実施形態2の印刷装置の概略断面図である。本例で使用する印刷装置50は前述の実施形態1の印刷装置1と比較して、各画像形成ユニットに印字ヘッドが2個配設されている構成が異なる。以下、具体的に説明する。
図6は、実施形態2の印刷装置の概略断面図である。本例で使用する印刷装置50は前述の実施形態1の印刷装置1と比較して、各画像形成ユニットに印字ヘッドが2個配設されている構成が異なる。以下、具体的に説明する。
本例の印刷装置50は画像形成部40、中間転写媒体41、給紙部42、及び定着部43で構成され、画像形成部40は4個の画像形成ユニットを並設した構成であり、本例では、同図の紙面右側から左側に向かって画像形成ユニット40M(マゼンダ用画像形成ユニット)、40C(シアン用画像形成ユニット)、40Y(イエロー用画像形成ユニット)、40K(ブラック用画像形成ユニット)の順に配設されている。尚、マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の画像形成ユニット40M〜40Yは減法混色によりカラー印刷に使用し、ブラック(K)の画像形成ユニット40Kはモノクロ印刷に使用する。
上記各画像形成ユニット40M〜40Kは、現像容器に収納されたトナー(の色)を除き同じ構成であり、感光体ドラム45と、この感光体ドラム45の周面近傍に配設された帯電器46、印字ヘッド47、現像ロール48が順次配設され、感光体ドラム45を矢印方向に回動し、帯電器46から電荷を付与し、印字ヘッド47からの印字情報に基づく光書き込みにより、感光体ドラム45の周面に静電潜像を形成し、現像ロール48による現像処理によってトナー像を形成する。
ここで、各画像形成ユニット40M〜40Kに配設された印字ヘッド47は、それぞれ2個のヘッドで構成されている。例えば、画像形成ユニット40Mの印字ヘッド47Mは47Ma、47Mbの2個の印字ヘッドで構成されている。他の画像形成ユニット40C、40Y、40Kについても同様であり、それぞれ2個の印字ヘッド47Caと47Cb、47Yaと47Yb、47Kaと47Kbで構成されている。
したがって、本例の印刷装置50はカラー印刷用の印刷装置であり、それぞれの色の印字を2個の印字ヘッド47Caと47Cb、47Yaと47Yb、47Kaと47Kbによって実行する。尚、印刷装置50の他の構成、例えば中間転写媒体41や転写部43の構成は前述の印刷装置1と同様である。
一方、ヘッドI/F制御部12のドットパターン生成部31は、供給されるビデオデータを色毎に2分割し、サブライン(1/2)、及び(2/2)のビデオデータを生成する。
図7(a)は本例の処理を説明するタイムチャートであり、同図(b)は本例の処理との比較を行う為の従来の処理を説明するタイムチャートである。尚、同図(a)、(b)に示すタイムチャートは各1色に対する処理のタイミングを示すものである。
図7(a)は本例の処理を説明するタイムチャートであり、同図(b)は本例の処理との比較を行う為の従来の処理を説明するタイムチャートである。尚、同図(a)、(b)に示すタイムチャートは各1色に対する処理のタイミングを示すものである。
本例の場合も、先ず垂直同期信号(VSYNC)が出力される間、ヘッド制御信号生成部33から出力される水平同期信号(HSYNC)に同期して、1ラインの書込み信号(TWOUT)が出力される。そして、この書込み信号(TWOUT)に同期して、ドットパターン生成部31に生成されたビデオデータが、ヘッドデータ送信部32を介して各印字ヘッドに供給される。
例えば、ある画像形成ユニット(画像形成ユニット40M)について考えると、同図(a)に示す上段のタイムチャートは印字ヘッド47Maの駆動を示し、同図(a)に示す下段のタイムチャートは印字ヘッド47Mbの駆動を示す。本例の場合、印字ヘッド47Maは同図(a)のb0に示す間ラインnの印字を行い、同図(a)のb2に示す間ラインn+2の印字を行い、同様にb4に示す間ラインn+4の印字を行い、b6に示す間ラインn+6の印字を行い、上記処理を繰り返す。
一方、印字ヘッド47Mbは同図(a)のb1に示す間ラインn+1の印字を行い、同図(a)のb3に示す間ラインn+3の印字を行い、同様にb5に示す間ラインn+5の印字を行い、b7に示す間ラインn+7の印字を行い、上記処理を繰り返す。
図8は、上記処理によって用紙にデータが印字される状態を示す図である。上記処理に従って、用紙には印字ヘッド47Ma、47Mbから順次印字が行われ、印字ヘッド47Maによって上記のようにnライン目、n+2ライン目、n+4ライン目、・・・の印字が行われ、印字ヘッド47Mbによってn+1ライン目、n+3ライン目、n+5ライン目、・・・の印字が行われる。
図8は、上記処理によって用紙にデータが印字される状態を示す図である。上記処理に従って、用紙には印字ヘッド47Ma、47Mbから順次印字が行われ、印字ヘッド47Maによって上記のようにnライン目、n+2ライン目、n+4ライン目、・・・の印字が行われ、印字ヘッド47Mbによってn+1ライン目、n+3ライン目、n+5ライン目、・・・の印字が行われる。
上記処理によって、用紙には同図にBで示す印字が行われる。尚、上記印字は、例えば画像形成ユニット40Mの場合であり、画像形成ユニット40C、40Y、40Kについても同様であり、それぞれ対応する2個の印字ヘッド40Caと40Cb、40Yaと40Yb、40Kaと40Kbを駆動することによって図8のBに示す印字を行うことができる。
以上のように処理することによって、各色における印字ヘッドを構成するLED素子に発光光量のバラツキがあった場合でも、同じ色の印字を2個の印字ヘッドによって行うことによって、特性のバラツキが打ち消され、印字品質が向上した印刷処理を行うことができる。
特に、本例はカラー印刷であり、それぞれの画像形成ユニットにおいてヘッドストリークスの影響が軽減された印字が重畳され、よりストリークスの小さい印刷処理を行うことができる。
一方、本例の印刷装置50は処理速度を向上することもできる。このことは、前述の図7(b)に示す従来のタイムチャートと比較することによって理解することができる。すなわち、従来の場合、各画像形成ユニット40M〜40Kには1個の印字ヘッド47のみが配設されており、同図(b)に示すように、1ラインの印字を行う為には、本例の2倍の時間を要する。この点、本例の印刷装置50の場合、各色2個の印字ヘッドによって印字処理を行うので従来に比べて半分の時間で同じ印刷処理を行うことができる。
1・・・印刷装置
2・・・I/Fコントローラ
3・・・エンジン制御部
4・・・受信制御部
5・・・ROM
6・・・フォント
7・・・表示制御部
8・・・ビデオI/F制御部
9・・・メモリ9
10・・DMA制御部
11・・MPU
12・・ヘッド制御部
13・・モータ制御部
14・・MPU
15・・定着制御部
16・・高圧制御部
17・・印字ヘッド
18・・メインモータ
19・・負荷
20・・センサ
21・・定着サーミスタ
22・・定着ヒータ
23・・高圧部
26・・ビデオI/F制御部
27・・ヘッドI/F制御部
28・・基本タイミング生成部
29・・CPUI/F制御部
30・・ビデオRAM
31・・ドットパターン生成部
32・・ヘッドデータ送信部
33・・ヘッド制御信号生成部
34・・ストローブ信号生成部
40・・画像形成部
41・・中間転写媒体
42・・給紙部
43・・定着部
45・・感光体ドラム
46・・帯電器
47・・印字ヘッド
48・・現像ロール
50・・印刷装置
2・・・I/Fコントローラ
3・・・エンジン制御部
4・・・受信制御部
5・・・ROM
6・・・フォント
7・・・表示制御部
8・・・ビデオI/F制御部
9・・・メモリ9
10・・DMA制御部
11・・MPU
12・・ヘッド制御部
13・・モータ制御部
14・・MPU
15・・定着制御部
16・・高圧制御部
17・・印字ヘッド
18・・メインモータ
19・・負荷
20・・センサ
21・・定着サーミスタ
22・・定着ヒータ
23・・高圧部
26・・ビデオI/F制御部
27・・ヘッドI/F制御部
28・・基本タイミング生成部
29・・CPUI/F制御部
30・・ビデオRAM
31・・ドットパターン生成部
32・・ヘッドデータ送信部
33・・ヘッド制御信号生成部
34・・ストローブ信号生成部
40・・画像形成部
41・・中間転写媒体
42・・給紙部
43・・定着部
45・・感光体ドラム
46・・帯電器
47・・印字ヘッド
48・・現像ロール
50・・印刷装置
Claims (6)
- 同じ色の印刷データに対して、複数のサブラインのビデオデータを生成するサブラインデータ生成手段と、
前記複数のサブラインに対応する選択信号を生成する選択信号生成手段と、
単一の印字ヘッドを有し、前記サブラインの数に対応した画像形成ユニットを有する画像形成手段と、
前記画像形成ユニットに設けられた印字ヘッドに対して、前記ビデオデータを転送し、前記選択信号に従って選択された画像形成ユニットから記録媒体に印字を行う印字制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 前記複数のサブラインは4ラインであり、4個の画像形成ユニットが前記選択手段によって順次選択され、選択された画像形成ユニットから同じ色の印字が行われることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
- 複数色の印刷データが入力し、同じ色の印刷データに対して、複数のサブラインのビデオデータを生成するサブラインデータ生成手段と、
前記複数のサブラインに対応する数の印字ヘッドを有する画像形成ユニットと、
前記画像形成ユニットに対して、それぞれ異なる色のビデオデータを転送するデータ転送手段と、
前記複数のサブラインに対応するビデオデータを、前記印字ヘッドに転送し、該印字ヘッドによって順次ビデオデータに従った印字を記録媒体に行う印字制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 前記複数のサブラインは2ラインであり、前記画像形成ユニットはそれぞれ2個の印字ヘッドを有し、各画像形成ユニットは前記サブラインデータ生成手段から供給されるビデオデータに従って各色の印字を前記2個の印字ヘッドによって行わせることを特徴とする請求項3記載の印刷装置。
- 同じ色の印刷データに対して、複数のサブラインのビデオデータを生成する処理と、
前記複数のサブラインに対応する選択信号を生成する処理と、
単一の印字ヘッドを有し、前記サブラインの数に対応した画像形成ユニットを有する画像形成手段に設けられた印字ヘッドに対して、前記ビデオデータを転送し、前記選択信号に従って選択された画像形成ユニットから記録媒体に印字を行う処理と、
を行うことを特徴とする印刷方法。 - 複数色の印刷データが入力し、同じ色の印刷データに対して、複数のサブラインのビデオデータを生成する処理と、
前記複数のサブラインに対応する数の印字ヘッドを有する画像形成ユニットに対して、それぞれ異なる色のビデオデータを転送する処理と、
前記複数のサブラインに対応するビデオデータを、前記印字ヘッドに転送し、該印字ヘッドによって順次ビデオデータに従った印字を記録媒体に行う処理と、
を行うことを特徴とする印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008079705A JP2009233880A (ja) | 2008-03-26 | 2008-03-26 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008079705A JP2009233880A (ja) | 2008-03-26 | 2008-03-26 | 印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009233880A true JP2009233880A (ja) | 2009-10-15 |
Family
ID=41248472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008079705A Withdrawn JP2009233880A (ja) | 2008-03-26 | 2008-03-26 | 印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009233880A (ja) |
-
2008
- 2008-03-26 JP JP2008079705A patent/JP2009233880A/ja not_active Withdrawn
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