JP2009232763A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】高負荷時におけるエンジン負荷を低減させて各部の作動不良を抑制することにより、安定した作業を行うことが可能なコンバインを提供する。
【解決手段】エンジン24を備えたコンバインにおいて、電動モータ54,56、該電動モータ54,56に電力を供給する蓄電装置53及び発電装置51を設け、前記作業部3の少なくとも一部を電動モータ54,56によって駆動せしめ、エンジン24からの動力によって蓄電装置53又は電動モータ54,56側への供給電力を発電するように発電装置51を構成し、発電装置51の発電を停止させる停止手段を備え、エンジン24高負荷時に前記停止手段を介して発電装置51による発電を停止してエンジン24の負荷を低減させる。
【選択図】図3

Description

この発明は、走行部や刈取部や作業部等の各部をエンジン及び電動モータにより駆動するハイブリット式のコンバインに関する。
機体を走行させる走行部と、穀稈の刈取を行う刈取部、刈取穀稈の脱穀処理を行う脱穀部及び脱穀処理された処理物の選別処理を行う選別部等を有する作業部と、各部を駆動させるエンジンとを備えた特許文献1に示すコンバインが公知になっている。
特開2007−117042号公報
しかし、上記文献のコンバインは、エンジンからの動力によって走行部や作業部の略全てが駆動されるため、機体旋回等の高負荷時に、その負荷がそのままエンジン負荷になってエンジン回転数が低下し、これによって脱穀部や選別部等の各部に作動不良が発生する場合があり、安定作業の観点から課題が残る。なお、高負荷時に対応させて高出力のエンジンを選定することも可能であるが、この場合には、製造コストが高くなる他、排気量が増加して環境負荷が高くなるとう課題がある。
本発明は、上記課題を解決し、高負荷時におけるエンジン負荷を低減させて各部の作動不良を抑制することにより、安定した作業を行うことが可能なコンバインを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明のコンバインは、第1に、機体を走行させる左右一対の走行部20L,20Rと、穀稈の刈取りを行う刈取部5、刈取り穀稈の脱穀処理を行う脱穀部1、脱穀処理された処理物の選別処理を行う選別部2及び脱穀処理後の排藁等の処理を行う後処理部7,10等を有する作業部3と、各部を駆動させるエンジン24とを備えたコンバインにおいて、電動モータ54,56、該電動モータ54,56に電力を供給する蓄電装置53及び発電装置51を設け、前記作業部3の少なくとも一部を電動モータ54,56によって駆動せしめ、エンジン24からの動力によって蓄電装置53又は電動モータ54,56側への供給電力を発電するように発電装置51を構成し、発電装置51の発電を停止させる停止手段を備え、エンジン24高負荷時に前記停止手段を介して発電装置51による発電を停止してエンジン24の負荷を低減させることを特徴としている。
第2に、エンジン負荷を検出するエンジン負荷検出手段73を備えることにより、エンジン24の高負荷を検出することを特徴としている。
第3に、機体旋回を検出する旋回検出手段76を設けることにより、エンジン24の高負荷を検出することを特徴としている。
以上のように構成される本発明のコンバインによれば、エンジン高負荷時には、発電装置による発電が停止されてエンジン負荷を低減させるため、エンジン回転数の低下による各部の作動不良を抑制できるとともに、安定した作業を行うことが可能になる。くわえて、高負荷時に対応させて高出力のエンジンを選定する必要がなくなるため、製造コストを低く抑えることが可能になる他、環境負荷も低減される。
また、エンジン負荷を検出するエンジン負荷検出手段を備えることにより、エンジン(24)の高負荷を検出すれば、エンジンの負荷が高まるっていることを直接的に検出できる。
さらに、機体旋回を検出する旋回検出手段を設けることにより、エンジンの高負荷を検出すれば、機体旋回時に掛かるエンジンへの負荷を間接的に検出することが可能になり、機体旋回時の高負荷に対応できる。
以下図示する例に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1及び2は、本発明を適用したコンバインの側面図及び平面図であり、図3は、本コンバインの動力伝動系統図である。コンバインは、走行機体15が左右のクローラ式の走行部20L,20Rに支持され、機体前方に前処理部5(刈取部)が昇降自在に連結され、上記機体の左部に脱穀部1と選別部2とが設置されており、上記前処理部5、脱穀部1及び選別部2や後述する後処理部7,10等により作業装置3(作業部)が構成されている。
機体前進走行時に前処理部5の刈取刃で刈り取られた穀稈は、前処理部5の搬送体によって後方搬送されて、搬送体後方のフィードチェーン4に渡される。フィードチェーン4に渡された穀稈は脱穀部1を通過する過程で脱穀処理されて排藁となり、排藁チェーン6によって機体の後端部のカッター部7に搬送される。
カッター部7に搬送された排藁は、そのまま又は切断処理されて機体後方から機外に排出される。この際、切断処理された切断物は、カッター部7下方の拡散ラセン10によって拡散搬送されて機外に排出される。すなわち、上記カッター部7と拡散ラセン10が脱穀処理後の排藁等の処理を行う後処理部になる。
一方、脱穀部1の扱胴8及び処理胴9(第2扱胴)の回転によって脱穀処理された処理物は、脱穀部1下方に配置された選別部2内に漏下する。選別部2内に漏下してきた上記処理物は揺動選別体11によって揺動選別された後、唐箕ファン12、排塵ファン13及び副送風ファン14によって起風される後方斜め上方の選別風によって風選され、一番物は穀粒として一番ラセン16及び揚穀ラセン17を介して機体右部のグレンタンク25内に収容され、二番物は二番ラセン18及び還元ラセン19を介して再度選別室内に還元され、籾殻等の藁屑は機体後方から機外に排出される。グレンタンク25内の穀粒は、横ラセン21、縦ラセン22及び排出ラセン23を介して排出オーガ35先端部から機外に排出される。
次に、図3に基づき、本コンバインの動力伝動機構について説明する。
エンジン24で発生させた回転動力は出力軸S1に伝動される。出力軸S1には、出力軸S1と一体回転する第1プーリ27、第2プーリ28、第3プーリ29及び第4プーリ30が一体的に固定されている。
上記第1プーリ27の動力は横ラセン21に伝動され、横ラセン21の動力は縦ラセン22に伝動され、縦ラセン22の動力は排出ラセン23に伝動される。
上記第2プーリ28の動力は、油圧式無段階変速機であるHST31及びトランスミッション32を介して、左走行部20L駆動用の左ドライブシャフト33Lと、右走行部20R駆動用の右ドライブシャフト33Rとにそれぞれ伝動される。
上記第3プーリ29の動力は、伝動プーリ34と、該伝動プーリ34及び第3プーリ29とに掛け回される伝動ベルト36を介して伝動プーリ34と一体回転する伝動軸S2に伝動される。伝動ベルト36には、伝動ベルト36のテンションを調整するテンションプーリ等から構成される作業機クラッチ37が設けられ、該作業機クラッチ37により出力軸S1から伝動軸S2への動力伝動の入切(断続)を行う。
伝動軸S2の動力は、該伝動軸S2と一体回転する伝動プーリ38及び伝動プーリ39に伝動される。なお、駆動軸S2は、唐箕ファン12の回転軸も兼ねている。
伝動プーリ38の回転動力によって、脱穀部1を構成する扱胴8及び処理胴9と、排藁チェーン6とが駆動される。具体的には、伝動プーリ38の動力が伝動ベルト41及びベベルギヤ42等を介して伝動軸S3に伝動される。この伝動軸S3の動力によって扱胴8と処理胴9を回転駆動させる。くわえて、扱胴8の動力は伝動ベルト43等を介して排藁チェーン6に伝動される。
伝動プーリ39の回転動力によって、選別部2を構成する揺動選別体11、排塵ファン13、副送風ファン14、一番ラセン16、揚穀ラセン17、二番ラセン18及び還元ラセン19が駆動される。具体的には、上記伝動プーリ39と、2つの伝動軸S4,S5にそれぞれ取付固定される伝動プーリ44,46とに掛け回される伝動ベルト47によって、伝動プーリ39の動力が上記2つの伝動軸S4,S5に伝動される。そして、伝動軸S4の動力によって揺動選別体11、副送風ファン14、一番ラセン16、揚穀ラセン17、二番ラセン18及び還元ラセン19が駆動されるとともに、伝動軸S5の動力によって排塵ファン13が駆動される。
上記第4プーリ30の動力は、発電機51(発電装置)の入力軸S6と、入力軸S6と一体回転する入力プーリ48と、第4プーリ30及び入力プーリ48に掛け回される入力ベルト49とを介して、発電機51に入力される。
上記発電機51は、ハイブリットコントローラ52(コントローラ)を介して、バッテリ53(蓄電装置,ハイブリット用バッテリ)及び2つのモータ54,56(電動モータ)に電気的に接続されている。なお、上記蓄電装置52はバッテリの他、キャパシタ等によって構成してもよい。
入力軸S6に動力を伝動することにより、発電機51から電気を発電する。発電機51からの電力は、ハイブリットコントローラ52を介して、上記バッテリ53及び2つのモータ54,56に供給される。すなわち、発電機51は、エンジン24からの動力によってバッテリ53及び2つのモータ54,56への供給電力を発電するように構成されている。
なお、バッテリ53で蓄えた電力もハイブリットコントローラ52を介して2つのモータ54,56に供給可能であるため、上記2つのモータ54,56は発電機51側からの電力(電流)供給又はバッテリ53側からの電力(電流)供給によって駆動され、一方のモータ54の動力が上記カッター部7及び拡散ラセン10に伝動され、他方のモータ56(刈取搬送モータ)の動力が上記フィードチェーン4及び前処理部5に伝動される。
刈取搬送モータ56からフィードチェーン4及び前処理部5への動力伝動について、具体的に説明すると、刈取搬送モータ56の出力軸S7がギヤケース57(刈取搬送ギヤケース)に入力される。上記ギヤケース57は、2つの伝動軸S8,S9に異なる変速比で、出力軸S7の動力を変速伝動するように構成されている。
一方の伝動軸S8はフィードチェーン4を駆動させる。他方の伝動軸S9の動力は、この伝動軸S9と一体回転する伝動プーリ58と、前処理部5を駆動させる駆動軸S10(前処理部駆動軸)と、駆動軸S10と一体回転する駆動プーリ59と、伝動プーリ58及び駆動プーリ59に掛け回される駆動ベルト61とにより、前処理部5に伝動され、前処理部5の刈取刃や搬送体を駆動する。なお、駆動ベルト61には、駆動ベルト61のテンションを調整するテンションプーリ等から構成される刈取クラッチ62が設けられ、この刈取クラッチ62によりギヤケース57から前処理部5への動力伝動の入切(断続)を行う。
以上のように、走行部20L,20Rと、作業装置3における脱穀部1、選別部2がエンジン31の動力によって駆動される一方で、作業装置3の前処理部5、カッター部7及び拡散ラセン10が2つのモータ54,56の動力によって駆動される。
本コンバインは、エンジン24の動力によって発電機51により電気を発電する発電モードと、発電機51による発電を停止させる発電停止モードとの2モードを有し、この2つのモードの切換を適宜行うことにより、高負荷時におけるエンジン回転数の低下を防止している。
次に、本コンバインのモード切換について説明する。
図4は、本コンバインの制御ブロック図である。本コンバインは、制御部であるメインマイコン63と、該メインマイコン63と通信可能に接続された前述のハイブリットコントローラ52とにより制御装置64を構成している。
メインマイコン63の入力側には、刈取クラッチ62の入切操作を行う刈取クラッチ操作手段である刈取スイッチ66と、作業機クラッチ37の入切操作を行う作業機クラッチ操作手段である作業機スイッチ67と、刈取クラッチ67の入切状態を検出する刈取クラッチ状態検出手段68と、作業機クラッチ37の入切状態を検出する作業機クラッチ状態検出手段69と、トランスミッション32側に設けられて車速(機体の走行速度)を検出する車速検出手段71(回転センサ)と、刈取穀稈の前処理部5やフィードチェーン4による搬送速度を検出する搬送速度検出手段72と、エンジン24の回転数を検出することによりエンジン負荷を検出するエンジン負荷検出手段73(回転センサ)と、刈取穀稈が前処理部5やフィードチェーン4によって脱穀部1側に搬送されているか否かを検出する搬送穀稈検出手段74(穀稈センサ)と、機体の操向操作を行う操向レバー75の操作量を検出する操向レバーポテンショ76と、機体の前後進操作を行う主変速レバー80の操作量を検出する主変速レバーポテンショ77と、前処理部5の対地高さを検出する刈取高さ検出手段78(刈高センサ,超音波センサ)とが接続されている。
なお、上記搬送速度検出手段72は伝動軸S9に設けられる回転センサであり、この伝動軸S9の回転数を検出することにより伝動軸S8の回転数を算出し、前処理部5やフィードチェーン4の穀稈搬送速度を検知する。また、エンジン負荷検出手段73は、エンジン24の出力軸S1のトルクを検出するトルクセンサにより構成してもよい。
一方、メインマイコン63の出力側には、オペレータの刈取スイッチ66の入切操作に基づき刈取クラッチ62を入切作動させる刈取クラッチモータ79と、オペレータの作業機スイッチ67の入切操作に基づき作業機クラッチ37を入切作動させる作業機クラッチモータ81とが接続されている。
上記ハイブリットコントローラ52は、上記発電機51及びバッテリ53と電気的に接続されている他、インバータ82を介して上記2つのモータ54,56と電気的に接続されている。そして、このハイブリットコントローラ52は、メインマイコン63からの制御信号に基づいて制御されており、発電機51からの電力が供給される場合(発電モード時)に、発電機51からの電力をバッテリ53を介して2つのモータ54,56に供給する間接供給モードと、発電機51からの電力をバッテリ53を介さずに直接的に2つのモータ54,56に供給する直接供給モードと、発電機51から電力が供給されない場合(発電停止モード時)に、バッテリ53に蓄えた電力を2つのモータ54,56に供給するバッテリ供給モードとを有している。
本コンバインは、上記車速検出センサ71又は主変速レバーポテンショ77によって停止状態からの機体発進を検出する機体発進検出手段を構成している。
また、上記操向レバーポテンショ76によって機体旋回を検出する旋回検出手段を構成している。具体的には、操向レバーポテンショ76が操向レバー75の操作量(中立位置から変位量)が所定以上になっていることを検知することにより機体旋回の検出を行う。
また、刈取クラッチ状態検出手段68、刈高センサ78、穀稈センサ74及び主変速レバーポテンショ77によって、刈取作業検出手段を構成している。具体的には、刈取クラッチ状態検出手段68により前処理部5の駆動を検出し、刈高センサ78により前処理部5の対地高さが所定高さ(本コンバインでは300mm)以下であることを検出し、穀稈センサ74により刈取穀稈が脱穀部1に向かって搬送されていることを検出し、主変速レバーポテンショ77により機体前進走行を検出し、これらの検出結果に基づいて本コンバインが刈取作業中であるか否かの検出を行う。
なお、本コンバインでは、刈取クラッチ状態検出手段68、刈高センサ78、穀稈センサ74及び主変速レバーポテンショ77の4つを用いて刈取作業検出手段を構成しているが、これらの内の一部を用いて刈取作業検出手段を構成してもよいし、これ以外のセンサ等を用いて刈取作業検出手段を構成してもよい。
さらに、本コンバインは、発電機51の発電を停止させる停止手段を備えている。停止手段は、エンジン24から発電機51への動力伝動経路の途中に設けられ、エンジン24から発電機51への動力伝動を入切(断続)するクラッチ(例えば、上記入力ベルト49のテンションを調節するテンションプーリ等により構成されるテンションクラッチ)により構成される。
なお、停止手段は、制御装置64から発電機51に発電停止信号を出力することにより構成してもよい。制御装置64からの電気的な発電停止信号を受信した発電機51は、発電を停止して入力軸S6を空転させるため、エンジン24の負荷が低減される。
制御装置64は、刈取スイッチ66や作業機スイッチ67の入操作を検出すると、刈取クラッチモータ79又は脱穀クラッチモータ81を介して刈取クラッチ62又は作業機クラッチ37の入作動を開始させ、その後、刈取クラッチ状態検出手段68又は作業機クラッチ状態検出手段69の入状態が検出されると刈取クラッチモータ79、脱穀クラッチモータ81の駆動を停止させる。
また、制御装置64は、刈取走行時、車速検出手段71及び搬送速度検出手段72によって、機体の走行速度に刈取穀稈の脱穀部1への搬送速度が連動するように、前処理部5及びフィードチェーン4の駆動制御を行う。具体的には、走行速度が速くなると搬送速度を速くなる一方で走行速度が遅くなると搬送速度も遅くなるように、前処理部5及びフィードチェーン4の駆動を制御する。
以上により、本コンバインは、エンジン負荷検出手段73、機体発進検出手段、旋回検出手段76及び刈取作業検出手段等からの検出情報に基づいて、制御装置64及び停止手段を介して、発電モードから発電停止モード又は発電停止モードから発電モードへのモード切換を行う。
具体的には、エンジン負荷検出手段73によりエンジン24への負荷が高いこと(エンジン24の回転数が低下していること)が検出されると、発電モードから発電停止モードへのモード切換が行われる。また、機体発進検出手段により、機体停止状態からの発進が検出された場合、発電モードから発電停止モードへのモード切換を行う。
さらに、旋回検出手段76の検出に基づき、旋回検出が行われた場合には常にモード切換(発電モード→発電停止モード)を行ってもよい。また、刈取作業検出手段を条件に加えて、前処理負荷や脱穀選別負荷によりエンジン負荷が大きくなる刈取作業中における旋回検出時のみモード切換を行ってもよい。くわえて、刈取作業検出手段及び旋回検出手段76により、刈取作業終了後所定時間経過前における機体旋回が検出された場合に刈取作業終了後(直後)の機体旋回と判断して、モード切換を行ってもよい。
上記以外でも、本コンバインへの負荷が高くなると予想される場合には、発電モードから発電停止モードへのモード切換を行い、エンジン負荷を低減させる。一方、本コンバインへの負荷が低くなると、発電停止モードから発電モードへのモード切換を行い、上記バッテリ53に電力を蓄えて、次の高負荷時に備える。
以上のように構成される本コンバインよれば、高負荷時にはバッテリ供給モードへの切換を行って発電停止モードに移行し、バッテリ53に蓄えた電力によって作業装置3の一部を駆動させることによりエンジン負荷を低減させるため、作業装置3の作動不良を防止しながら各部を適切に駆動させることが可能になる。一方、負荷がそれほど高くない通常時には間接供給モードに切換わり発電モードに移行してバッテリ53に電力が蓄えられるため、発電停止モード時にバッテリ切をおこす事態が防止される。なお、通常時に、バッテリ53が十分に充電されている場合、直接供給モードに切換えて、バッテリ53に電力を充電しないようにしてもよい。
なお、本コンバインは、エンジン負荷検出手段、機体発進検出手段、旋回検出手段76及び刈取作業検出手段の全てを備えこれらの検出結果に基づいて発電モードと発電停止モードの切換制御を行っているが、上記検出手段の一部を省略して、上記切換制御を行ってもよい。この場合には、省略した検出手段を構成するセンサ等が不要になり、製造コストを低く抑えることが可能になる。
例えば、エンジン負荷検出手段のみによって上記切換制御を行ってもよし、エンジン負荷検出手段を省略して機体発進検出手段、旋回検出手段76及び刈取作業検出手段のみによって上記切換制御を行ってもよい。ちなみに、機体発進検出手段、旋回検出手段76及び刈取作業検出手段のみによって上記切換制御を行う場合には、機体発進時又は旋回時のみに発電を停止するため、エンジン負荷が高い状態が継続した場合でも、発電停止状態が継続しないため、バッテリ切を起す事態が防止される。
本発明を適用したコンバインの側面図である。 本発明を適用したコンバインの平面図である。 本コンバインの動力伝動系統図である。 本コンバインの制御ブロック図である。
符号の説明
1 脱穀部
2 選別部
3 作業装置(作業部)
5 前処理部(刈取部)
7 カッター部(後処理部)
10 拡散ラセン(後処理部)
20L 走行部(左走行部)
20R 走行部(左走行部)
24 エンジン
51 発電機(発電装置)
53 バッテリ(蓄電装置,ハイブリット用バッテリ)
54 モータ(電動モータ)
56 モータ(電動モータ,刈取搬送モータ)
73 エンジン負荷検出手段(回転センサ)
76 操向レバーポテンショ(旋回検出手段)

Claims (3)

  1. 機体を走行させる走行部(20L),(20R)と、穀稈の刈取りを行う刈取部(5)、刈取り穀稈の脱穀処理を行う脱穀部(1)、脱穀処理された処理物の選別処理を行う選別部(2)及び脱穀処理後の排藁等の処理を行う後処理部(7),(10)等を有する作業部(3)と、各部を駆動させるエンジン(24)とを備えたコンバインにおいて、電動モータ(54),(56)、該電動モータ(54),(56)に電力を供給する蓄電装置(53)及び発電装置(51)を設け、前記作業部(3)の少なくとも一部を電動モータ(54),(56)によって駆動せしめ、エンジン(24)からの動力によって蓄電装置(53)又は電動モータ(54),(56)側への供給電力を発電するように発電装置(51)を構成し、発電装置(51)の発電を停止させる停止手段を備え、エンジン(24)高負荷時に前記停止手段を介して発電装置(51)による発電を停止してエンジン(24)の負荷を低減させるコンバイン。
  2. エンジン負荷を検出するエンジン負荷検出手段(73)を備えることにより、エンジン(24)の高負荷を検出する請求項1のコンバイン。
  3. 機体旋回を検出する旋回検出手段(76)を設けることにより、エンジン(24)の高負荷を検出する請求項1又は2のコンバイン。
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