JP2009232261A - ホールic - Google Patents
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Abstract
【課題】ホール素子に電源を供給する配線に断線が生じた場合に、ホール素子がオフ状態した場合とは区別して、電源供給線の断線を検出可能とするホールICを提供する。
【解決手段】ホールIC1のホール素子2は、電源供給線3を通じて電源供給されるとともに出力としてオン状態又はオフ状態を取る。電源供給線3から分岐された主配線5と、主配線5から更に分岐しホール素子2をバイパスして設けられているバイパス配線7には出力電圧設定抵抗R2〜R4が設けられており、出力部9にはホール素子2のオン・オフに応じて分圧電圧が出力される。電源供給線3には、主配線5が分岐する前の電源側において抵抗R1が介挿されている。電源供給線3が断線すると、ホール素子2の消費電流も無くなり、抵抗R1に生じていた電圧降下が無くなって出力電圧がその分上昇するので、ホールIC1の電源供給線3の断線が判別可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】ホールIC1のホール素子2は、電源供給線3を通じて電源供給されるとともに出力としてオン状態又はオフ状態を取る。電源供給線3から分岐された主配線5と、主配線5から更に分岐しホール素子2をバイパスして設けられているバイパス配線7には出力電圧設定抵抗R2〜R4が設けられており、出力部9にはホール素子2のオン・オフに応じて分圧電圧が出力される。電源供給線3には、主配線5が分岐する前の電源側において抵抗R1が介挿されている。電源供給線3が断線すると、ホール素子2の消費電流も無くなり、抵抗R1に生じていた電圧降下が無くなって出力電圧がその分上昇するので、ホールIC1の電源供給線3の断線が判別可能となる。
【選択図】図1
Description
この発明は、ホール素子を利用し、対象物の位置等を磁気的に検出し検出信号を出力するホールICに関する。
従来、対象物の位置を磁気的に検出する手段としてホール素子を用いた検出回路が用いられている。ホール素子は、半導体に流した電流の方向と垂直に磁界が加わると半導体中で電流と磁界の両方に垂直な方向に電圧が生じるというホール効果を利用した磁気センサである。また、このようなホール素子とその出力信号とをデジタル信号に変換するICがパッケージ化された素子をホールICという。ホールICは、入力端子、GND端子及び出力端子の3端子構成とされている。ホールIC内部のホール素子を駆動する方式としては、常時通電して駆動している常時駆動方式と、パルスによって省エネ駆動されるパルス駆動方式とがある。常時駆動方式の場合、オープンコレクタによる出力形式のときには、電源と出力端子との間に負荷抵抗を接続して使用される。
磁気センサとしてのホール素子は、磁石が発生させている磁界や電流が発生させている磁界を電気信号に変換して出力するので、例えば、対象物に備わる磁石がホール素子に接近するときに、ホール素子の出力によって、当該対象物の接近や位置を検出することができる。例えば、車輪に連結されて車両の走行に応じて回転する回転体によって変化する磁界の変化をホールICによって電気信号として検出することにより、回転体の回転情報(回転速度等)が得られる。
図9は、従来のホールICの一例を示す回路図である。ホールIC10の回路として、ホール素子12と抵抗R11〜R13を備えていて、図示のように結線されて、ホール素子12のオン・オフの状態に応じて、出力端子Voutに異なる出力電圧が出力されるように回路が構成されている。抵抗R11〜R13は、出力端子Vout、ホール素子12に消費電流を供給する電源供給線13、GND配線の断線を検知できるように、出力Voutに対して、Vdd−x(V)、GND+y(V)のギャップを持たせ、通常信号のオン・オフを出力させている。
即ち、ホール素子12がオンのとき、Vout=Vdd×R12/(R11+R12)となるため、GND+Vdd×R12/(R11+R12)が出力となり、正常時の出力はVdd(V)又はGND(V)になることはない。ホール素子12がオフのときは、Vout=Vdd×(R12+R13)/(R11+R12+R13)となるため、GND+Vdd×(R12+R13)/(R11+R12+R13)が正常出力となる。Vdd>{Vdd×(R12+R13)/(R11+R12+R13)}の関係が成り立っていることから、VoutはVdd(V)又はGND(V)になることはない。上記2点の出力が、それぞれVddとGNDに対して出力Voutは正常時はギャップを持たせていることになる。
断線は、制御回路によってその電圧を検出し、正常信号か断線かを判断している。GND断線時にはVdd、電源断線時にはGNDの電圧が発生し、判断することができる。
即ち、ホール素子12がオンのとき、Vout=Vdd×R12/(R11+R12)となるため、GND+Vdd×R12/(R11+R12)が出力となり、正常時の出力はVdd(V)又はGND(V)になることはない。ホール素子12がオフのときは、Vout=Vdd×(R12+R13)/(R11+R12+R13)となるため、GND+Vdd×(R12+R13)/(R11+R12+R13)が正常出力となる。Vdd>{Vdd×(R12+R13)/(R11+R12+R13)}の関係が成り立っていることから、VoutはVdd(V)又はGND(V)になることはない。上記2点の出力が、それぞれVddとGNDに対して出力Voutは正常時はギャップを持たせていることになる。
断線は、制御回路によってその電圧を検出し、正常信号か断線かを判断している。GND断線時にはVdd、電源断線時にはGNDの電圧が発生し、判断することができる。
従来のホールICを使用した位置検出回路は、接続端子の断線検知は可能であった。ホール素子の部品単品については、例えば表面実装におけるはんだ付けで行われるホール素子へ接続される電源供給線において熱衝撃や振動に起因してハンダクラック等が発生して電源供給が絶たれる、或いはホール素子の内部で断線する可能性がある。このような断線の場合には、その断線を検出することができなかった。即ち、ホール素子がオン状態から電源断線となったときに、ホール素子がオフしたのかそれともホール素子への電源供給線に断線が生じたのかが判別困難である。自動車等への適用の場合には、安全性の確保を考慮して、ホールICを車両への装填前に断線の有無を知ることが必要である。
なお、ホールICのスイッチング状態に応じて車体の傾倒状態を検知する検知回路の一例として、特許文献1に開示のものがある。
特開2005−49321号公報(段落0033、図8参照)
なお、ホールICのスイッチング状態に応じて車体の傾倒状態を検知する検知回路の一例として、特許文献1に開示のものがある。
そこで、ホールICの故障診断において、ホール素子がオフしたときと電源供給線に断線が生じたときとで出力に差を持たせることによって両者を区別することを可能にする点で解決すべき課題がある。
この発明の目的は、ホール素子に電源を供給する配線に断線が生じた場合に、ホール素子がオフ状態した場合とは区別して、電源供給線の断線を検出可能とするホールICを提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明によるホールICは、電源供給線を通じて電源供給されるとともに出力としてオン状態又はオフ状態を取るホール素子、前記電源供給線から分岐されており前記ホール素子が取る前記オン状態に応じて当該ホール素子の内部を電流が流れる主配線、前記主配線から更に分岐し前記ホール素子をバイパスして設けられているバイパス配線、及び電源電圧について前記主配線及び前記バイパス配線に設けられた抵抗素子に基づいた分圧電圧として前記ホール素子のオン・オフが出力される出力部を備え、前記電源供給線には、前記主配線が分岐する前の電源側において、電圧降下用の抵抗素子が介挿されていることから成っている。
このホールICによれば、電源供給線が正常状態のときには、ホール素子で消費される電流が流れることに基づいて、主配線が分岐する前の電源側において介挿されている抵抗素子が電圧降下を生じさせている。一般に、ホール素子で消費される電流は、主配線に流れる電流(ホール素子の出力電流)と比べて十分に大きな値の電流であるので、この抵抗素子で生じる電圧降下は有意に大きな値となる。ホール素子の電源供給線(主配線の分岐後の部分において)が断線すると、ホール素子がオン状態或いはオフ状態に関わらず、電源供給線からホール素子に流れる電流が無くなる。同時に、電源供給線に介挿した抵抗素子においてこの電流に基づいて生じていた大きな電圧降下も無くなる。電源供給線が正常状態のときに主配線又はバイパス配線を流れる電流に基づいて出力部において分圧電圧として取り出されていた出力電圧が、電源供給線の断線に起因してかかる電圧降下に相当する分だけ上昇するので、ホールICの電源供給線の断線が判別可能となる。
このホールICにおいて、前記出力部は、前記分圧電圧として、前記バイパス配線が前記主配線から分岐する分岐点の電圧を出力することができる。主配線及びバイパス配線には抵抗素子を介挿することができるので、電源供給線が正常な場合には、電源供給線にホール素子の消費電流が流れ、電源供給線に介挿された抵抗素子による電圧降下が生じた後の電圧が主配線に印加される。ホール素子のオン又はオフの状態に応じて主配線又はバイパス配線に電流が流れ、バイパス配線が前記主配線から分岐する分岐点の電圧が、主配線及びバイパス配線に設けられた抵抗素子の組合せに応じた分圧電圧として出力される。電源供給線が断線した場合には、電源供給線に介挿された抵抗素子においては、上記のホール素子の消費電流に基づく電圧降下が生じず、出力部における分圧電圧としても、この電圧降下分に相応する電圧上昇が生じるので、電源供給線が断線したことを検出することができる。
このホールICにおいて、前記主配線には前記電源供給線から分岐して後、更に前記主配線から前記バイパス配線が更に分岐するまでに抵抗素子が介挿されており、前記出力部は、前記分圧電圧として、前記主配線が前記電源供給線から分岐する分岐点の電圧と接地電圧との中間電圧を出力することができる。出力部が分圧電圧としてかかる中間電圧を出力することにより、出力部は、正常時には、電源とも接地とも異なる中間電圧を出力しているのに対して、出力部が電源に或いは接地に短絡した場合には、中間電圧と異なる電圧が検出されることになるので、出力部が電源に或いは接地に短絡したことを検出することができる。
この発明によるホールICは、上記のように構成されているので、電源供給線が断線している場合、正常であれば電源供給線からホール素子に流れる消費電流が電源供給線に介挿されている抵抗素子を通じる際に当該抵抗素子において電圧降下を生じる。電源供給線からホール素子への電源供給の断線に起因してかかる電圧降下が生じない場合には、分電電圧として出力部に出力される電圧が正常な場合よりも有意に高い電圧となるので、ホール素子への電源供給線の断線であることが判別できる。
ホールICを自動二輪車のような車両に搭載して、自動二輪車の転倒時に当該転倒をホールICによって検出し、検出結果(車両転倒)に応じてエンジンを停止させようとすることがある。実際のホールICの出力を見て診断を行う場合には、ホールICの出力の実際の運転走行において切り替わりがあるときに正常な切り替わりか否かで判断している。この発明によれば、ホール素子の端子の断線検出を一つの抵抗素子を後付けで組み込むことのみで可能となる。そのような抵抗素子を組み込んだホールICを車両に搭載することで、ホールICの出力の切り替わりを待つまでもなく、運転者が車両のイグニションキーをターンオンした際の初期自己診断機能によって、この断線を検出することができる。予め断線が判明しているのであれば、修理や交換という対応を取ることができ、フェールセーフ機能として働かせて、センサが原因の誤作動を回避することができる。
以下、添付した図面に基づいて、この発明によるホールICの実施例を説明する。図1はこの発明によるホールICの一実施例を示す回路図である。
図1に示すホールIC1の一実施例において、基本的な回路構成は、従来図である図9に開示されているものと比較して、抵抗素子の配置で若干異なるものの略同等である。ホール素子2には、電源Vddから電源供給線3を通じてその消費電流(2mA〜3mA)が流れる。図1に示すホールIC1には、従来技術では使用されていない電源側抵抗R1が電源供給線3に介挿されている。抵抗R1はホール素子2の消費電流が流れることによる電圧降下を図って配設されている。
ホールIC1は、通常、磁石が近づくとオン状態となり、遠ざかるとオフ状態となるノーマルオープンタイプのスイッチの働きをする磁気センサである。磁石が離れていてホール素子がオフ状態ではスイッチはオープンであるので、設定抵抗R2,R3との分圧電圧が出力端子9にVoutとして出力され、抵抗R4は使われない。磁石が近づいて来て、ホール素子がオン状態になると、抵抗R3とR4の合成抵抗と、これに直列な抵抗R2との分圧電圧が出力端子9にVoutとして出力される。
電源供給線3から分岐点4で分岐して、ホール素子2を通して主配線5が配設されている。主配線5は、抵抗R2,R4を通り、ホール素子2のスイッチング機能を経て、GND8(接地端子)に至る配線である。抵抗R2,R4間には、分岐点6で分岐してホール素子2をバイパスしてGNDに至るバイパス配線7が設けられている。バイパス配線7には抵抗R3が介挿されている。分岐点6からは出力部(出力端子)9が引き出されており、出力部8は分岐点6における電圧を出力電圧Voutとして出力する。
図1に示すホールIC1においては、ホール素子2を通る主配線5の回路電流(2mA〜3mA)が一定に押さえ込まれており、その回路電流での電源側抵抗R1による電圧降下を1V以下としている。その状態で、出力端子9に現れる出力電圧のオンオフレベルを出力電圧設定抵抗R2〜抵抗R4で設定しておく。ホールIC1の電源Vddがオープン(断線)になるときには、この回路電流が流れずに電源側抵抗R1によって生じていた電圧分だけ、出力端子9に現れる出力電圧が上昇する。その上昇した出力電圧が設定オンオフレベルを超えるか否かが監視される。即ち、当該出力電圧を監視するだけでホールIC1のVddのオープンを検出することができる。
電源側抵抗R1は数十Ω〜数百Ωで±1%の精度で設定し、出力電圧設定抵抗R2〜R4は数KΩで設定するとその比で電圧が上昇することになる。ここでは、出力電圧設定抵抗R2〜R4の個々の抵抗を電源側抵抗R1と比較するのではなく、R2+R3、R2+R4がR1と比較して大きいことが重要である。
本発明では、抵抗素子R1のみで、同等の機能を実現させることができる。更に、ホールICの電源供給線の断線検出には、別途の回路や検出用信号の別端子が不要となり、コスト削減に寄与することができる。
図2〜図5は、この発明によるホールICの動作(出力部(出力端子)9に現れる電圧)を回路に基づいて説明する説明図である。図2はホールICがオフのときの通常状態を示し、図3は図2に示す通常状態から電源供給線が断線したときの状態を示す。回路の定数をこれら図示のとおりとする。ホール素子2がオフであるので、ホール素子2(抵抗R4側)には電流は流れずバイパス配線7(抵抗R3側)に流れる。電源側抵抗R1と設定抵抗R3(200kΩ)との直列和の抵抗に応じて電源5Vからは、24.99μAの電流i2が分岐点4から主配線5側に流れる。2mAがホール素子2に流れる消費電流であるので、電源5Vからの全電流i1は2.025mAである。電源側抵抗R1(100Ω)に電流i1(2.025mA)が流れることによる電圧降下は0.2025Vであるので、出力端子9に現れる出力電圧は4.7975V(=5V−0.2025V)となる。
この状態から、ホールIC1の電源供給線3(分岐点4からホール素子2側)が断線すると、ホールIC1の消費電力(2mA)が無くなるため、直列な電源側抵抗R1(100Ω)と設定抵抗R3(200KΩ)との電圧分圧として、出力端子9には出力電圧4.9975V(=5×200KΩ/(100Ω+200KΩ))が現れる。
通常状態とホールIC1の断線状態との出力電圧差は200mVとなり、この電圧差を検出することにより、電源供給線3の断線を検出することができる。
通常状態とホールIC1の断線状態との出力電圧差は200mVとなり、この電圧差を検出することにより、電源供給線3の断線を検出することができる。
図4はホールICがオンのときの通常状態を示し、図5は図4に示す通常状態から電源供給線が断線したときの状態を示す。ホールIC1の消費電力や、回路の定数については図2及び図3の場合と同じとする。ただし、ホールIC1がオン状態のとき、通常状態では、主配線5とバイパス配線7にも電流が流れ、ホール素子2が導通状態であるために主配線5の抵抗R4は低い抵抗値(2kΩ)となっている。抵抗R3とR4の合成抵抗(1.980kΩ)と電源側抵抗R1(100Ω)との直列和の抵抗(2080Ω)に基づいて電源5Vからは2.403mAの電流i2が流れ、ホール素子2の消費電流2mAと合わせて全電流i2として4.403mAが流れる。全電流i2が電源側抵抗R1(100Ω)を流れるときの電圧降下は0.4403Vであるので、出力端子9に現れる出力電圧は4.5596V(=5V−0.4403V)となる。
この状態から、ホールIC1の電源供給線3(分岐点4からホール素子2側)が断線すると、ホールIC1の消費電力(2mA)が無くなるため、ノーマルオープン型のホール素子2には出力電流は流れなくなる。上記2.403mAの電流は、すべてバイパス配線7に流れ、直列な電源側抵抗R1(100Ω)と設定抵抗R3(200KΩ)との電圧分圧として、出力端子9には出力電圧4.9975Vが現れる。
通常状態とホールIC1が断線したときの状態との出力電圧差は438mV(計算式は、4.9975−4.5597=0.4378)となり、この電圧差を検出することにより、電源供給線3の断線を検出することができる。
通常状態とホールIC1が断線したときの状態との出力電圧差は438mV(計算式は、4.9975−4.5597=0.4378)となり、この電圧差を検出することにより、電源供給線3の断線を検出することができる。
図6〜図8はこの発明によるホールICの更に別の例を示す回路図である。入力電圧5Vに対して、ホールICにおけるホール素子2がオフ状態のときであるときの出力は約4Vである。ホールICがオン状態のときの出力は約0.92Vである。ホールICの電源供給線(Vdd)が断線のとき、出力は4.6Vである。出力が4.6Vになるのを監視することにより、ホールICがオン状態、オフ状態のどちらの状態の場合でも、ホールICの断線を検出することができる。電源側抵抗R1が設けられていないと、ホールICがオフ状態の場合と同じになり、断線を検出することができない。
図 6〜図8に示す実施例は、発展モードであり、電源とGNDへのショートモードと、断線モードを検出しようとする実施例である。出力が電源にショートするときには5Vが検出され、GNDにショートされるときには0Vが検出される。ホールICがオン状態の場合で、電源供給線が断線したとき、ノーマルオープンタイプのホール素子であるので、スイッチはオープン状態となる。この時、ホールICがオフのときと同じ回路構成となるが、ホールICで消費される2mAがなくなるため、R1のドロップ電圧が小さくなり、出力は4.684Vとなる。これはホールICがオフの時(4.006V)よりも678mV電圧が高くなることとなるため断線判断が可能になる。
1 ホールIC 2 ホール素子
3 電源供給線 4 分岐点
5 主配線 6 分岐点
7 バイパス配線 8 GND(接地端子)
9 出力部(出力端子)
R1 電源側抵抗 R2〜R4 出力電圧設定抵抗
3 電源供給線 4 分岐点
5 主配線 6 分岐点
7 バイパス配線 8 GND(接地端子)
9 出力部(出力端子)
R1 電源側抵抗 R2〜R4 出力電圧設定抵抗
Claims (3)
- 電源供給線を通じて電源供給されるとともに出力としてオン状態又はオフ状態を取るホール素子、前記電源供給線から分岐されており前記ホール素子が取る前記オン状態に応じて当該ホール素子の内部を電流が流れる主配線、前記主配線から更に分岐し前記ホール素子をバイパスして設けられているバイパス配線、及び電源電圧について前記主配線及び前記バイパス配線に設けられた抵抗素子に基づいた分圧電圧として前記ホール素子のオン・オフが出力される出力部を備え、
前記電源供給線には、前記主配線が分岐する前の電源側において、電圧降下用の抵抗素子が介挿されていることから成るホールIC。 - 前記出力部は、前記分圧電圧として、前記バイパス配線が前記主配線から分岐する分岐点の電圧を出力することから成る請求項1に記載のホールIC。
- 前記出力部は、前記分圧電圧として、前記主配線が前記電源供給線から分岐する分岐点の電圧と接地電圧との中間電圧を出力することから成る請求項2に記載のホールIC。
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