JP2009230678A - データ管理装置およびこれを用いたデータ表示方法 - Google Patents

データ管理装置およびこれを用いたデータ表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、かかる点に鑑みてデータあるいは画像データが加工その他の編集によって関連づけされたときに、編集されたデータ、あるいは画像データを含んだデータを編集あるいは履歴情報として用いて編集あるいは履歴を1セットで扱えるようにした。
【解決手段】データ管理手段は、各ファイルに関連づけて複数の、画像データを含むデータのそれぞれを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録された画像データを埋め込んだ自己ファイル情報と、この画像データに関連づけられた画像データであって、他のファイルに記録された画像データを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、前記自己ファイル情報および前記関連ファイル情報の相互関連を持った2つの殻を比較し、これらの殻によって関連づけられた2つのファイルに記録された画像データを含むデータのいずれかあるいは双方を画面表示措置の画面に表示させる。
【選択図】図10

Description

本発明は、データ管理装置に関し、特に、編集あるいは履歴管理方法およびデータあるいは画像データのデータ構造に係り、データ格納手段に格納されているデータあるいは画像データの編集あるいは履歴情報を扱う情報処理装置、その情報処理装置の編集あるいは履歴管理方法およびデータあるいは画像データ表示方法に関する。
生物学研究、あるいは一般に科学研究においては、その成果について検証可能性を担保しなくてはならない。検証可能であるためには、論文等に掲載するデータの追跡可能性を保証することが必要である。とりわけデータの捏造が深刻な問題とされる今日においては、その重要性は一層高まっている。しかし、追跡可能性の保証は容易ではなく、システム化による支援が必須の状況となっている。
特許文献1には、画像データ格納手段に格納されている画像データの移動履歴情報を画像データから取得し、移動履歴情報を表示する為のデータとして提供する画像データ管理手段を備えた情報処理装置であって、画像データ管理手段は、画像データの移動履歴情報として、前記画像データを移動した移動日時、前記画像データの移動元及び移動先の情報を、画像データから取得することが記載されている。
特許文献2には、画像データに対して実施された処理に関する履歴情報を記録することが記載されている。
特許文献3には、画像ファイルについて、OS機能拡張エリアに組み込んだプログラムによりある変換を行って、アプリケーションソフトウェアによって表示できないファイルに置き換えてしまうこととシェルに組み込む(装着)を行うことが記載されている。
特許文献4には、固有の識別子が含まれた対象画像データと処理指示との入力を受けて、前記入力された対象画像データを、前記指示に従って処理し、処理結果となる出力画像データを出力する画像処理装置であって、前記対象画像データに含まれる固有の識別子を抽出する手段と、出力画像データに固有の識別子を生成し、出力画像データに当該固有の識別子を含めて出力する手段と、前記対象画像データから抽出した固有の識別子と、当該対象画像データに対する処理の結果である出力画像データの固有の識別子とを関連づけて、処理履歴情報として記録する手段と、を含み、前記処理履歴情報が、画像データの処理履歴の追跡に係る所定処理に供されることを特徴とする画像処理装置が記載されている。
特許文献5には、加工の前後の画像間の関連づけ情報のデータを含めるようにしたデータファイル生成手段を制御することが記載されている。
特開2006−42318号公報 特開2007−67712号公報 特開平11−259574号公報 特開2007−28206号公報 特開2004−64297号公報
近年の生物学実験においては、顕微鏡写真、電気泳動写真など、多くの画像データが電子データとして取り扱われる。また、最終成果物には使用されないデータも含め、発生するデータ量は膨大である。研究機関と研究者は、このようなデータを管理するに当たり、以下のような課題に直面している。
〔実験情報の管理〕
画像データそのものだけではなく、その取得目的、取得方法、取得年月日、取得者、実験材料、実験ノートとの対応情報等の、実験情報を併せて管理することが必須である。しかし、実験情報データと画像データを併せて管理する方法がないため、実験情報データは失われやすい。よって、画像データと実験情報データを一体化して管理することが望まれる。
〔データ加工処理に伴う履歴管理〕
撮影によって取得されるオリジナルデータが、そのまま最終成果物に使用されることはほとんどない。画像の切り貼り、色彩の調整等といった、多段階にわたる編集が行われるのが通常である。その際に、編集の履歴情報が明示的に保存されないため、最終成果物とオリジナルデータの関係が失われる。よって、履歴情報を画像データと一体化して管理することが望まれる。
〔人の異動に伴う情報の散逸〕
研究機関においては、人員の異動が頻繁に発生するが、データの管理は個人単位で行われている。そのため異動時に人対人のデータの引き継ぎが発生するが、その際の情報の散逸は避けがたい。よって、個人単位ではなく、組織による管理を行うことが望まれるようになっている。
他の分野においても画像データとこれに伴う情報データの編集あるいは履歴に対する編集あるいは履歴情報を確保することが求められている。
本発明は、かかる点に鑑みてデータあるいは画像データが加工その他の編集によって関連づけされたときに、編集されたデータ、あるいは画像データを含んだデータを編集あるいは履歴情報として用いて編集あるいは履歴を1セットで扱えるようにしたデータ管理装置およびこれを用いたデータ表示方法を提供することを目的とする。
本発明は、データ格納手段と、該データ格納手段に格納されているデータ間の関連状況によってデータ管理を行うデータ管理手段とを備えたデータ管理装置において、
前記データ格納手段には、取得した複数のデータをそれぞれ記録する複数のファイルと、各ファイルに外付けされたファイル形態で、該ファイルとは別体として着脱自在に取り扱うようにしたプログラムを有した複数の殻とが格納され、各ファイルには関連づけて取得された複数のデータの内の1つのデータが記録され、該ファイルに外付けされた殻には該ファイルに記録されたデータを埋め込んだ自己ファイル情報とこのデータに関連づけられて他のファイルに記録されたデータを埋め込んだ関連ファイル情報が記録され、
前記データ管理手段は、各ファイルには関連づけて取得された複数のデータのそれぞれを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録されたデータを埋め込んだ自己ファイル情報とこれに関連づけられたデータであって、他のファイルに記録されたデータを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、前記自己ファイル情報および前記関連ファイル情報の相互関連を持った2つの殻を比較し、これらの殻によって関連づけられた2つのファイルに記録されたデータのいずれかあるいは双方を画面表示装置の画面に表示させること
を特徴とするデータ管理装置を提供する。
本発明は、また、各データは画像データを含むデータであることを特徴とするデータ管理装置を提供する。
本発明は、データ格納手段と、該データ格納手段に格納されているデータ間の関連状況によってデータ管理を行うデータ管理手段とを備えたデータ管理装置において、
前記データ格納手段には、時系列的に取得した複数の画像データを含むデータをそれぞれ記録する複数のファイルと、各ファイルに外付けされたファイル形態で、該ファイルとは別体として着脱自在に取り扱うようにしたプログラムを有した複数の殻とが格納され、各ファイルには関連づけて取得された複数の画像データを含むデータの内の1つのデータが記録され、該ファイルに外付けされた殻には該ファイルに記録された画像データを埋め込んだ自己ファイル情報とこの画像データに関連づけられて他のファイルに記録された画像データを埋め込んだ関連ファイル情報が記録され、
前記データ管理手段は、各ファイルには関連づけて複数の、画像データを含むデータのそれぞれを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録された画像データを埋め込んだ自己ファイル情報と、この画像データに関連づけられた画像データであって、他のファイルに記録された画像データを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、前記自己ファイル情報および前記関連ファイル情報の相互関連を持った2つの殻を比較し、これらの殻によって関連づけられた2つのファイルに記録された画像データを含むデータのいずれかあるいは双方を画面表示装置の画面に表示させること
を特徴とするデータ管理装置を提供する。
本発明は、また、前記各ファイルには、時系列に関連づけられ、履歴情報が記録された画像データを含むデータが記録され、前記データ管理手段は、前記各ファイルに、時系列に関連づけて履歴情報を記録した画像データを含むデータを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録された、時系列的な履歴情報が記録された画像データを埋め込んだ自己ファイル情報と、この画像データに関連づけられた、時系列的な履歴情報を記録した画像データを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、履歴情報を持った2つの殻を比較することを特徴とするデータ管理装置を提供する。
本発明は、また、前記各ファイルには、時系列に関係なく付与された相互関連によって関連づけられ、相互関連が記録された画像データを含むデータが記録され、前記データ管理手段は、前記各ファイルに時系列に関係なく付与された相互関連によって関連づけた、画像データを含むデータを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録された、時系列に関係なく付与された相互関連によって関連づけた画像データを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、相互関連を持った2つの殻を比較することを特徴とするデータ管理装置を提供する。
本発明は、また、前記データ管理手段は、任意の殻の関連ファイル情報には、当該ファイル以外の2つ以上のファイルに記録されたデータを埋め込んだ2つ以上の関連ファイル情報を記録させることを特徴とするデータ管理装置を提供する。
本発明は、データ格納手段と、該データ格納手段に格納されているデータ間の関連状況によってデータ管理を行うデータ管理手段とを備え、前記データ格納手段には、取得した複数のデータをそれぞれ記録する複数のファイルと、各ファイルに外付けされたファイル形態で、該ファイルとは別体として着脱自在に取り扱うようにしたプログラムを有した複数の殻とが格納され、各ファイルには関連づけて取得された複数のデータの内の1つのデータが記録され、該ファイルに外付けされた殻には該ファイルに記録されたデータを埋め込んだ自己ファイル情報とこのデータに関連づけられて他のファイルに記録されたデータを埋め込んだ関連ファイル情報が記録されたデータ管理装置によるデータ表示方法において、
前記データ管理手段によって、各ファイルには関連づけて取得された複数のデータのそれぞれを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録されたデータを埋め込んだ自己ファイル情報とこれに関連づけられたデータであって、他のファイルに記録されたデータを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、前記自己ファイル情報および前記関連ファイル情報の相互関連を持った2つの殻を比較し、これらの殻によって関連づけられた2つのファイルに記録されたデータのいずれかあるいは双方を画面表示装置の画面に表示させること
を特徴とするデータ表示方法を提供する。
本発明は、データ格納手段と、該データ格納手段に格納されているデータ間の関連状況によってデータ管理を行うデータ管理手段とを備え、前記データ格納手段には、時系列的に取得した複数の画像データを含むデータをそれぞれ記録する複数のファイルと、各ファイルに外付けされたファイル形態で、該ファイルとは別体として着脱自在に取り扱うようにしたプログラムを有した複数の殻とが格納され、各ファイルには関連づけて取得された複数の画像データを含むデータの内の1つのデータが記録され、該ファイルに外付けされた殻には該ファイルに記録された画像データを埋め込んだ自己ファイル情報とこの画像データに関連づけられて他のファイルに記録された画像データを埋め込んだ関連ファイル情報が記録されたデータ管理装置によるデータ表示方法において、
前記データ管理手段によって、各ファイルには関連づけて複数の、画像データを含むデータのそれぞれを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録された画像データを埋め込んだ自己ファイル情報と、この画像データに関連づけられた画像データであって、他のファイルに記録された画像データを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、前記自己ファイル情報および前記関連ファイル情報の相互関連を持った2つの殻を比較し、これらの殻によって関連づけられた2つのファイルに記録された画像データを含むデータのいずれかあるいは双方を画面表示装置の画面に表示させること
を特徴とするデータ表示方法を提供する。
本発明は、また、前記各ファイルには、時系列に関連づけられ、履歴情報が記録された画像データを含むデータが記録されており、前記データ管理手段は、前記各ファイルに、時系列に関連づけて履歴情報を記録した画像データを含むデータを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録された、時系列的な履歴情報が記録された画像データを埋め込んだ自己ファイル情報と、この画像データに関連づけられた、時系列的な履歴情報を記録した画像データを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、履歴情報を持った2つの殻を比較することを特徴とするデータ表示方法を提供する。
本発明は、また、前記各ファイルには、時系列に関係なく付与された相互関連によって関連づけられ、相互関連が記録された画像データを含むデータが記録されており、前記データ管理手段によって、前記各ファイルに時系列に関係なく付与された相互関連によって関連づけた、画像データを含むデータを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録された、時系列に関係なく付与された相互関連によって関連づけた、画像データを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、相互関連を持った2つの殻を比較することを特徴とするデータ表示方法を提供する。
本発明は、また、前記データ管理手段によって、任意の殻の関連ファイル情報には、当該ファイル以外の当該ファイルに隣接するファイルを含む2つ以上のファイルに記録されたデータを埋め込んだ2つ以上の関連ファイル情報を記録させ、自己ファイル情報を記録する殻と、隣接するファイル以外のファイルに外付けされた殻の関連ファイル情報を記録する殻とを比較して当該関連ファイル情報を記録する殻を外付けするファイルに記録されたデータを前記画面に表示させることを特徴とするデータ表示方法を提供する。
本発明によれば、自己ファイル情報(関連ファイル情報の1つ)とこれに関連する関連ファイル情報の相互関連を持った2つの殻を比較し、これらの殻によって関連づけられた2つのファイルに記載されたデータを画面表示するので、画面には関連した、特に履歴によって関連したデータを容易に表示できる効果がある。
以下、本発明の1実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例であるデータ管理装置を示す。
図1において、データ管理装置100は、データ管理手段11およびデータ格納手段12を備えて、画面表示装置101に接続される。これらの装置は、1つの計算機で扱えるように構成することも可能であり、通信回線、例えばインターネット網を介して接続するようにすることも可能である。
データ管理装置100には、取得されたデータが取り入れられる。すなわち入力される。以下の説明において取り入れられるデータについて実験室における実験によって取得される実験データに関わるデータに言及するが、本実施例は実験データに限定されず、他の技術分野、編集分野において生成されるデータについても適用可能である。また、取り入れられるデータには画像データ、この画像データに関連して、例えば画像データを取得するに当って取得された実験データ、すなわち関連データが含まれ、画像データを含まない通常のデータが含まれ、更には継時的に、すなわち時系列に取得されるデータばかりでなく、時系列に関係なく相互に関連づけられたデータが入力される。図1では、画像データおよびその他のデータを表示した。画像データには画像データが含まれる。
データ管理手段11は、演算処理手段、制御手段として、ファイル、殻形成手段13、殻のファイル情報形成手段14、殻構造およびファイル情報構築手段15、殻比較手段16、ファイル情報、殻およびファイル検索手段17、格納指示手段18および画面表示指示手段19を備える。データ格納手段12は、ファイル21および殻とファイル情報22を格納する手段を有し、ファイル21および殻およびファイル情報22を格納するに当っての各種データ、構造および各種のプログラムを格納する。ここでは殻に格納されたファイル情報を殻のファイル情報と称する。
また、データ管理手段11は、データ格納手段12の各データを参照することができる。画面表示装置101は、通常の画面表示機能を備え、画像および各種データを表示する画面25を備え、データ管理装置100と一体構成とされる場合には、上述したデータ管理装置100が備える各手段を備えることになる。また、この場合、画像表示装置101は、有線、無線による通信手段を備えることができる。
格納指示手段18はデータ管理手段11で生成したデータをデータ格納手段12に格納させ、画面表示指示手段19は、生成したデータを画面表示装置の画面25に表示させることを行う。
ファイル、殻形成手段13は、編集機能を有して、ファイルおよび殻を形成する。図2にファイルと殻の概念を示す。
図2において、任意のファイル31にはこのファイルの外を覆う形で殻32が設けられる。ファイル31に記録されたデータはファイル形態の殻32から取り出すことが可能とされ、殻32はファイル31から取り外しが可能とされ、ファイル31とは別物として扱えるように構成され、自己解凍形式のプロフラムによって形成されるファイル形態をなす。各ファイルに外付けされた形態で、このファイル31とは別体として着脱自在に取り扱うようにしたプログラムを有して殻32は形成されるが、これ自体の構造は公知である。
図3(a)に示すように、殻32に記録された情報は通常手法によるが特定されたアクションで呼び出され、図3(b)に示すように、記録された特定のアクションを起動し、情報を呼び出してファイル31を構成されることができる。殻32に記録された情報はファイル31に記録された情報のすべてをカバーする。
図1において、殻のファイル情報形成手段14はファイル情報を形成する。
図4は、ファイル31をXML文書形式で画像データ33および実験情報34を1セットに構成して1つの画面にして表示した例を示す。1つのXML文書形式のファイル31に画像データ、実験情報データ、画像ID等、図示した内容が埋め込むことで、画像データ33と実験情報を1セットにする。実験情報データには各種の情報が追加記録される。実験情報に代えて編集情報を表示することができる。
図5は、殻32のファイル情報40の形成を示す。殻32に、XML文書形式のファイル情報(XMLのフォーマット)が策定され、プログラム機能によって各種の情報が記録され、殻32に蓄積した情報はファイル領域にファイル情報として渡されて、ファイルが構成される。
図6は、各種のセット化されたファイル31と殻32の例を示す。
図6(a)は、画像データファイル31Aと殻32Aとのセット、図6(b)は波形データファイル31Bと殻33Bとのセット、図6(c)はテキストデータファイル31Cと殻32Cとのセット、および図6(d)は実験データ以外のファイル31Dと殻32Dとのセットの状態を示す。
図7に示すように、複数の任意のファイルを集合してファイル31とすることができ、複数のファイルに殻32を取り付けられるようにしてもよい。
図1において、殻構造およびファイル情報構築手段15は殻構造の構築およびファイル情報構造の構築を行う。
図8は、殻構造の1例を示す。この例では、ファイルから取り外された4つの殻を用いた殻構造の例を示し、殻Aをオリジナルな殻として、並列配置の殻Bと殻Cが構築され、殻Bに直列配置で殻Dが構築されている。本発明はこの例に限定されず、並列および直列配置の各種の配置構造が構築される。
図9は、殻内に形成されるファイル情報40を示す。殻内には大きく分けて2つのファイル情報41,42が形成される。その1つは図5に示すように、殻に入れたファイル情報41であり、他の1つは、この殻に入れたからファイル情報41の内、特に画像データに基づいて構成したファイル情報、すなわち殻に入れた画像データについてのファイル情報42である。後述するように、殻比較に際していずれかのファイル情報が用いられることになる。
図10は、データ管理装置100に取り入れた画像データについて時系列的に加工してファイルおよびそれに外付けされた殻のセットの経時点変遷(変更、移動)する状態を示す。
オリジナルファイル(or 編集前ファイル)は、一部切り出しによって加工ファイル1とされ、更に色調補正によって加工ファイル2とされ、更に説明追記によって加工ファイル3(例えば、論文に掲載するファイル)とされた場合の殻A〜殻Dは経時的に、すなわち時系列的に変遷する。
オリジナルファイルに外付けされた殻Aには次に示すファイル情報が入れられる。
殻Aに入れるファイル情報
・殻ID(唯一になるもの)
・オリジナルファイル(or 編集前ファイル)のファイル情報(オリジナル
画像データのファイル情報を含む)
・実験情報:実験機器情報等(図5参照)
・関連ファイルのID
・鍵情報 など
加工ファイル1に外付けされた殻Bには次に示すファイル情報が入れられる。
・殻ID(唯一になるもの)
・殻Aの情報
・オリジナルファイル(or 編集前ファイル)
・変更履歴情報
一部切り出しにする加工ファイル1のファイル情報(画像データのフォー
マット情報を含む)
・新規追加情報
・鍵情報など
従って、図9に示すように、殻Bには殻に入れたファイル情報並びに殻に入れた画像データについてのファイル情報が形成される。他の殻についても同様である。殻Aの情報によって関連ファイル情報が形成され、変更履歴情報によって自己ファイル情報が形成される。加工ファイル2に外付けされた殻Cには次に示すファイル情報が入れられる。
・殻ID(唯一になるもの)
・殻A、殻Bの情報
・オリジナルファイル(or 編集前ファイル)
・変更履歴情報
色調補正による加工ファイル2のファイル情報(画像データのフォーマッ
ト情報を含む)
・新規追加情報
・鍵情報など
加工ファイル3に外付けされた殻Dには次に示すファイル情報が入れられる。
・殻ID(唯一になるもの)
・殻A,殻B,殻Cの情報
・オリジナルファイル(or 編集前ファイル)
・変更履歴情報
説明追記による加工ファイル3のファイル情報(画像データの殻フォー
マット情報を含む)
・新規追加情報
・鍵情報 など
図11は、各ファイルに時系列に関係なく付与された相互関連によって関連づけた殻のリンク状態を示す。
リンクによって画像データ1(ファイル)は画像データ2および波形データに関連づけられ、画像データ2は画像データ1と画像データ3に関連づけられ、画像データ3は画像データ2と波形データに関連づけられ、そして波形データは、すべての画像データに関連づけられている。それぞれのデータを記録するファイルには外付けによって殻A〜殻Dが設定される。
画像データ1を記録するファイルに外付けされる殻Aには次に示すファイル情報が入れられる。
・殻ID(唯一になるもの)
・殻B,殻Dの情報
・相互関連情報
リンクによる画像データ1のファイル情報
・新規、追加情報
・鍵情報など
殻B,殻Dの情報および相互関連情報によって関連ファイル情報が形成される。以下、同様である。
画像データ2を記録するファイルに外付けされる殻Bには次に示すファイル情報が入れられる。
・殻ID(唯一になるもの)
・殻A,殻C,殻Dの情報
・相互関連情報
リンクによる画像データ2のファイル情報
・新規追加情報
・鍵情報など
画像データ3を記録するファイルに外付けされる殻Cには、次に示すファイル情報が入れられる。
・殻ID(唯一になるもの)
・殻B,殻Dの情報
リンクによる画像3のファイル情報
・新規追加情報
・鍵情報など
波形データを記録するファイルに外付けされる殻Dには次に示すファイル情報が入れられる。
・殻ID(唯一になるもの)
・殻A,殻B,殻Cの情報
・相互関連情報
リンクによる波形データのファイル情報
・新規追加情報
・鍵情報など
従って、各殻には、図9に示すように、殻に入れたファイル情報並びに殻に入れた画像データについてのファイル情報が形成される。
このように、図10に示すように、各ファイルには、経時的に時系列的に関連づけられ、履歴情報が記録された画像データを含むデータが記録される。データ管理手段11は、各ファイルに、時系列的に関連づけて履歴情報を記録した画像データを含むデータを記録させ、このファイルに外付けされた殻にはこのファイルに記録された、時系列的な履歴情報が記録された画像データを埋め込んだ自身の自己ファイル情報と、この画像データに関連づけられた、時系列的な履歴情報を記録した画像データを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録することを行っている。ここでは、任意に中心に据えたファイル情報を自己ファイル情報とし、これに関連するファイル情報の関連ファイル情報とするが、関連ファイル情報からみれば自己ファイル情報も関連ファイル情報ということになる。
また、図11に示す例によれば、各ファイルには、時系列に関係なく付与された相互関連によって関連づけられ、相互関連が記録された画像データを含むデータが記録される。データ管理手段11は、各ファイルに時系列に関係なく付与された相互関連によって関連づけた、画像データを含むデータを記録させ、このファイルに外付けされた殻にはこのファイルに記録された、時系列に関係なく付与された相互関連によって関連づけられた、画像データを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させている。
図12は、図8に示す例に従って殻A〜殻Dのそれぞれに構成されたファイル情報構造を示す。殻Aには殻Aのファイル情報が、殻Bには殻Aのファイル情報(関連ファイル情報)と殻Bのファイル情報(自己ファイル情報)が、殻Cには殻Aのファイル情報と殻Cのファイル情報が、そして殻Dには殻Aのファイル情報と殻Cのファイル情報と殻Dのファイル情報が構成されることになる。
図13には、図12に示すように構成された複雑な殻構造をサムネイル表示形式で系統樹表示したものである。データ取得時、加工時等、画像データ、データを保存するタイミングは、1つの画像データ、データに対して数回ある。その度に、一定の基準で、画像データ、データを保存することを行う。画像データ、データの検索、閲覧時には、系統樹のビジュアル画面を表示して検索閲覧することができる。図13に、検索したデータの例を示している。
図1において、殻比較手段16は2つの殻を比較するための手段である。図12に示した構成されたファイル情報構造を使用して殻比較を行う。
図14は、殻比較の具体的手法を示す構成されたファイル情報比較図である。図14に示すように、殻Aと殻Bとの比較において、殻Aの、殻Aのファイル情報と殻Bの、殻Aのファイル情報が比較され、殻Aの、殻Aのファイル情報と殻Cの、殻Aのファイル情報が比較されて、殻Aと殻B、殻Aと殻Cは予め設定した関連づけを有していることが検索される。このように、本実施例にあっては、それぞれの殻に構成されたファイル情報を比較して関連性を検索するという特徴を有し、それぞれの識別記号を改めて付与することを要しない。殻Aと殻Dとの関係、殻Cと殻Dとの関係についても同様である。殻Bと殻Cあるいは殻Dとを比較したとすると、検索結果は関連しないとの結果が画面表示されるが、殻Aを介在して検索することによって殻Aを介して関連あることが画面表示させることができる。これは殻Bと殻Dとの関係においても同様である。
図1において、ファイル情報、殻および殻ファイル検索手段17は、ファイル情報、殻検索および殻ファイルを検索するための手段である。
図15は、図10に示すようにして画像データが蓄積された場合に、逆時系列にさかのぼって、すなわち辿ってみて画像データ間の履歴を検索する手法を示す。
まず、殻Dの殻Cのファイル情報を指示して殻Cのファイル情報を有している殻を検索する。すると、殻Cが検索されることになる。すなわち、殻Dと殻Cとが殻Cのファイル情報を識別子として比較、検索がなされたことになる。殻Cが検索されると、直ちに画面上に加工ファイル2が表示される。加工ファイル2の画面表示を割愛してもっと前段階の加工ファイル1を画面表示させることができ、更にはオリジナルデータを同様手法によって画面表示させることができる。
殻Bのファイル情報比較によれば加工ファイル2をバイパスして加工ファイル1を画像表示することができ、殻Aのオリジナルデータについてのファイル情報比較によればオリジナルデータについての殻が判別され、直ちにオリジナルデータを画面表示することができる。
画面表示する場合に、検索された例の殻による加工ファイルの画面表示と共に検索する例の殻による加工ファイルを同時に対比して画面表示することができる。
また、加工ファイル3を論文掲載するデータとして適切であるかを判定する場合に、オリジナルデータ、加工ファイル1、加工ファイル2との関連づけを検索して、関連有りとの結果を得られた場合に論文に掲載することを許容するような許容システムを構成することができる。
以上のように、図1において、データ管理装置100は、データ格納手段12と、データ格納手段12に格納されているデータ間の関連状況によってデータ管理を行うデータ管理手段11とを備える。
データ格納手段12には、取得した複数のデータをそれぞれ記録する複数のファイルと、各ファイルに外付けされたファイル形態で、該ファイルとは別体として着脱自在に取り扱うようにしたプログラムを有した複数の殻とが格納される。
また、データ格納手段12には、各ファイルには関連づけて取得された複数のデータの内の1つのデータが記録され、該ファイルに外付けされた殻には該ファイルに記録されたデータを埋め込んだ自己ファイル情報とこのデータに関連づけられて他のファイルに記録されたデータを埋め込んだ関連ファイル情報が記録される。
データ管理手段11は、各ファイルには関連づけて取得された複数のデータのそれぞれを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録されたデータを埋め込んだ自己ファイル情報とこれに関連づけられたデータであって、他のファイルに記録されたデータを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させる。また、データ管理手段11は、自己ファイル情報および関連ファイル情報の相互関連を持った2つの殻を比較し、これらの殻によって関連づけられた2つのファイルに記録されたデータのいずれかあるいは双方を画像表示装置101の画面25に表示させることを行う。
他の形体として、データ格納手段12には、時系列的に取得した複数の画像データを含むデータをそれぞれ記録する複数のファイルと、各ファイルに外付けされたファイル形態で、該ファイルとは別体として着脱自在に取り扱うようにしたプログラムを有した複数の殻とが格納され、各ファイルには関連づけて取得された複数の画像データを含むデータの内の1つのデータが記録される。
また、ファイルに外付けされた殻には該ファイルに記録された画像データを埋め込んだ自己ファイル情報とこの画像データに関連づけられて他のファイルに記録された画像データを埋め込んだ関連ファイル情報が記録される。
データ管理手段11は、各ファイルには関連づけて複数の、画像データを含むデータのそれぞれを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録された画像データを埋め込んだ自己ファイル情報と、この画像データに関連づけられた画像データであって、他のファイルに記録された画像データを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、自己ファイル情報および関連ファイル情報の相互関連を持った2つの殻を比較し、これらの殻によって関連づけられた2つのファイルに記録された画像データを含むデータのいずれかあるいは双方を画像表示装置の画面に表示させることを行う。
以上のように構成することによって、追跡可能性の保証により、悪意のあるデータ捏造に対しても牽制効果を期待できる。さらに、オリジナルデータの取得装置や画像編集ソフトウェアに本実施例を適用することによって、保証範囲を広げることが可能であり、究極的にはデータの真正性の保証を目指すことができる。
また、画像データと実験情報をXMLで1セットにし、両情報を一体不可分として扱う機能が捏造される。本機能により、画像データの情報管理に必要十分な実験情報を、ユーザーが特に意識せずに画像データとセットにすることが実現される。
図16に示すように、各XML文書にデータの履歴情報を保持し、オリジナルデータと加工データの関連を持たせることでデータの履歴を辿る機能が実現される。本機能により、ユーザーは各画像データの編集の履歴情報を得て、データ間の関連を知ることができる。
図17および図18は、本実施例のフローを示す。
図17は、データ構造を構築するフローを示す。図17において、データ、画像データおよびこれにセットにされたデータが画像データとして入力され、任意の1つの殻にこれらの取得データが取り入れられる(S1)。予め定められた方式に従って最初の(オリジナルな)殻のファイル情報(1)が形成され、データ格納手段に格納される(S2)。この生成したファイル情報(1)をファイルに移送、すなわち渡して(S3)、データ(例えば画像データ)の画面への表示を行う(S4)。データを加工(n回)あるいは他のデータであって表示されたデータと関連づけられたデータを生成し、画面に表示する(S5)。これらのデータは次の殻に取得データとして取り入れられ、新たな殻のファイル情報とされ、格納される。この工程が繰り返され、新たな殻のファイル情報とされ、格納される(S6)。
このようにして繰り返される工程において殻には最初の、そして前段階の殻のファイル情報と自身の自己ファイル情報が記録されてデータ構造が構築され、格納される(S7)。
図18は、データ構造構築されたデータを検索するフローを示す。
この場合には、任意のステップから逆時系列方向にあるいは時系列方向に検索することができるが、ここでは典型的例として、関連性を知りたいデータその1例として画像データについてその前段階において格納されたデータとの関連を求めるためにさかのぼって、すなわち前段階への辿る例について説明する。
図18において、関連性を知りたい画像データを画面に表示する(S11)。この画面を用いてファイル情報を特定し、指定する(S12)。この指定によって指定された個所のファイル情報を検索する(S13)。元となったファイル情報と検索されたファイル情報とが同一のファイル情報形体であるかを比較し(S14)、同一の場合にはその殻の特定を行い(S15)、その殻によって特定されるファイルに記録された画像データを画面表示し(S16)、双方が予め設定した関連ある画像データがあることを特定する。
以上のステップによれば、データ管理手段によって、前記各ファイルに、時系列的に関連づけて履歴情報を記録した画像データを含むデータを記録させる。また、データ管理手段によって、ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録された時系列的な履歴が記録された画像データを埋め込んだ自己ファイル情報と、この画像データに関連づけられた、時系列的な履歴情報を記録した画像データを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、履歴情報を持った2つの殻を比較することができる。
また、データ管理手段によって前記各ファイルに時系列的に関係なく付与された相互関連によって関連づけた、画像データを含むデータを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録された、時系列的に関係なく付与された相互関連によって関連づけた、画像データを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、相互関連を持った2つの殻を比較することができる。
また、データ管理手段によって、任意の殻の関連ファイル情報には、当該ファイル以外の、当該ファイルに隣接するファイルを含む2つ以上のファイルに記録されたデータを埋め込んだ2つ以上の関連ファイル情報を記録させ、自己ファイル情報を記録する殻と、隣接するファイル以外のファイルに外付けされた殻の関連ファイル情報を記録する殻とを比較して、当該関連ファイル情報を記録する殻を外付けするファイルに記録されたデータを前記画面に表示させることができる。
図19は、以上のようにして構成されたデータ管理装置100を通信手段を介して活用するデータ管理システム102の1例を示す。
図19は、ある学校におけるデータ管理システム102の例である。この例は、ある研究室Aで取得されたデータがファイルサーバに蓄積され、他の研究室B、学部、学科、学校の管理部がファイルサーバのデータを利用する場合を示す。
図19において、研究室Aに所属する研究者はデータ取得時に関連するデータと関連するファイル情報を1セットにすることを行い、まず、必要に応じて各種IDと加えながらオリジナルデータについてのファイル情報を形成し、編集して編集後データについての編集後ファイル情報を形成し、オリジナルデータについてのオリジナルファイル情報と共にファイルサーバ(データ格納手段12に該当)に格納する。これらのデータおよびファイル情報は次々にファイルサーバに格納され、サムネイル表示のデータ構造が構築される。
研究室Aのほかの研究者は、このサムネイル表示を利用して1つのデータを検索し、関連したファイル情報をたどることによって次々に関連するデータの画面表示を行う。
このファイルサーバはインターネット網などの通信網を介して他の研究室B、学部、学科、学校の管理部の計算機に接続され(サーバ間連携)、セキュリティチェックされた後にこれらの計算機で利用可能とされる。
生物学系の研究では、共同研究等、離れた研究室間でのデータのやり取りが行われるのが普通であり、本実施例のシステムによってサーバ間連携の仕組みを構築してそのような離れた場所の研究チーム間での実験データのやり取りを支援することができる。
本発明の実施例のデータ管理装置をブロックで示す図。 ファイルに殻を外付けする形体を示す図。 XML文書形式のファイルを形成することを示す図。 ファイルに外付けされた殻の機能を説明する図。 生成されたファイル情報を示す図。 各種のデータファイルおよびこれらに外付けされる殻を示す図。 図6において複数の任意のファイルから構成されるデータファイルおよびこれに外付けされる殻を示す図。 複数の空の関係を示す図。 殻内に形成されるファイル情報の種別を示す図。 ファイルと殻の経時変化を時系列で示す図。 相互関連で連携された画像データの構成を示す図。 構成されたファイル情報の構造を示す図。 構成したファイル情報網をサムネイル表示で示す図。 構成されたファイル情報の比較を示す図。 構成された一セットのファイル情報を利用した検索方法を示す図。 画像の1つの履歴を示す図。 データ構造を構築するフローチャート図。 構築されたデータ構造を利用してデータを検索することを示すフローチャート図。 データ管理システムの1例をブロックで示す図。
符号の説明
11…データ管理手段、12…データ格納手段、13…ファイル、殻形成手段、14…殻のファイル情報形成手段、15…殻構造およびファイル情報構築手段、16…殻比較手段、17…ファイル情報、殻およびファイル検索手段、18…格納指示手段、19…画面表示指示手段、21…格納されたファイル、22…格納された殻とファイル情報、23…各種データと構造および各種プログラム、25…画面、31…ファイル、32…殻、33…画像データ、34…実験情報、35…ファイル情報、41…殻に入れたファイル情報、42…殻に入れた画像データについてのファイル情報、100…データ管理装置、101…画面表示装置、102…データ管理システム。

Claims (11)

  1. データ格納手段と、該データ格納手段に格納されているデータ間の関連状況によってデータ管理を行うデータ管理手段とを備えたデータ管理装置において、
    前記データ格納手段には、取得した複数のデータをそれぞれ記録する複数のファイルと、各ファイルに外付けされたファイル形態で、該ファイルとは別体として着脱自在に取り扱うようにしたプログラムを有した複数の殻とが格納され、各ファイルには関連づけて取得された複数のデータの内の1つのデータが記録され、該ファイルに外付けされた殻には該ファイルに記録されたデータを埋め込んだ自己ファイル情報とこのデータに関連づけられて他のファイルに記録されたデータを埋め込んだ関連ファイル情報が記録され、
    前記データ管理手段は、各ファイルには関連づけて取得された複数のデータのそれぞれを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録されたデータを埋め込んだ自己ファイル情報とこれに関連づけられたデータであって、他のファイルに記録されたデータを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、前記自己ファイル情報および前記関連ファイル情報の相互関連を持った2つの殻を比較し、これらの殻によって関連づけられた2つのファイルに記録されたデータのいずれかあるいは双方を画面表示装置の画面に表示させること
    を特徴とするデータ管理装置。
  2. 請求項1において、各データは画像データを含むデータであることを特徴とするデータ管理装置。
  3. データ格納手段と、該データ格納手段に格納されているデータ間の関連状況によってデータ管理を行うデータ管理手段とを備えたデータ管理装置において、
    前記データ格納手段には、時系列的に取得した複数の画像データを含むデータをそれぞれ記録する複数のファイルと、各ファイルに外付けされたファイル形態で、該ファイルとは別体として着脱自在に取り扱うようにしたプログラムを有した複数の殻とが格納され、各ファイルには関連づけて取得された複数の画像データを含むデータの内の1つのデータが記録され、該ファイルに外付けされた殻には該ファイルに記録された画像データを埋め込んだ自己ファイル情報とこの画像データに関連づけられて他のファイルに記録された画像データを埋め込んだ関連ファイル情報が記録され、
    前記データ管理手段は、各ファイルには関連づけて複数の、画像データを含むデータのそれぞれを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録された画像データを埋め込んだ自己ファイル情報と、この画像データに関連づけられた画像データであって、他のファイルに記録された画像データを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、前記自己ファイル情報および前記関連ファイル情報の相互関連を持った2つの殻を比較し、これらの殻によって関連づけられた2つのファイルに記録された画像データを含むデータのいずれかあるいは双方を画面表示装置の画面に表示させること
    を特徴とするデータ管理装置。
  4. 請求項3において、前記各ファイルには、時系列に関連づけられ、履歴情報が記録された画像データを含むデータが記録され、前記データ管理手段は、前記各ファイルに、時系列に関連づけて履歴情報を記録した画像データを含むデータを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録された、時系列的な履歴情報が記録された画像データを埋め込んだ自己ファイル情報と、この画像データに関連づけられた、時系列的な履歴情報を記録した画像データを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、履歴情報を持った2つの殻を比較することを特徴とするデータ管理装置。
  5. 請求項3において、前記各ファイルには、時系列に関係なく付与された相互関連によって関連づけられ、相互関連が記録された画像データを含むデータが記録され、前記データ管理手段は、前記各ファイルに時系列に関係なく付与された相互関連によって関連づけた、画像データを含むデータを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録された、時系列に関係なく付与された相互関連によって関連づけた画像データを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、相互関連を持った2つの殻を比較することを特徴とするデータ管理装置。
  6. 請求項1から5のいずれかにおいて、前記データ管理手段は、任意の殻の関連ファイル情報には、当該ファイル以外の2つ以上のファイルに記録されたデータを埋め込んだ2つ以上の関連ファイル情報を記録させることを特徴とするデータ管理装置。
  7. データ格納手段と、該データ格納手段に格納されているデータ間の関連状況によってデータ管理を行うデータ管理手段とを備え、前記データ格納手段には、取得した複数のデータをそれぞれ記録する複数のファイルと、各ファイルに外付けされたファイル形態で、該ファイルとは別体として着脱自在に取り扱うようにしたプログラムを有した複数の殻とが格納され、各ファイルには関連づけて取得された複数のデータの内の1つのデータが記録され、該ファイルに外付けされた殻には該ファイルに記録されたデータを埋め込んだ自己ファイル情報とこのデータに関連づけられて他のファイルに記録されたデータを埋め込んだ関連ファイル情報が記録されたデータ管理装置によるデータ表示方法において、
    前記データ管理手段によって、各ファイルには関連づけて取得された複数のデータのそれぞれを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録されたデータを埋め込んだ自己ファイル情報とこれに関連づけられたデータであって、他のファイルに記録されたデータを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、前記自己ファイル情報および前記関連ファイル情報の相互関連を持った2つの殻を比較し、これらの殻によって関連づけられた2つのファイルに記録されたデータのいずれかあるいは双方を画面表示装置の画面に表示させること
    を特徴とするデータ表示方法。
  8. データ格納手段と、該データ格納手段に格納されているデータ間の関連状況によってデータ管理を行うデータ管理手段とを備え、前記データ格納手段には、時系列的に取得した複数の画像データを含むデータをそれぞれ記録する複数のファイルと、各ファイルに外付けされたファイル形態で、該ファイルとは別体として着脱自在に取り扱うようにしたプログラムを有した複数の殻とが格納され、各ファイルには関連づけて取得された複数の画像データを含むデータの内の1つのデータが記録され、該ファイルに外付けされた殻には該ファイルに記録された画像データを埋め込んだ自己ファイル情報とこの画像データに関連づけられて他のファイルに記録された画像データを埋め込んだ関連ファイル情報が記録されたデータ管理装置によるデータ表示方法において、
    前記データ管理手段によって、各ファイルには関連づけて複数の、画像データを含むデータのそれぞれを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録された画像データを埋め込んだ自己ファイル情報と、この画像データに関連づけられた画像データであって、他のファイルに記録された画像データを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、前記自己ファイル情報および前記関連ファイル情報の相互関連を持った2つの殻を比較し、これらの殻によって関連づけられた2つのファイルに記録された画像データを含むデータのいずれかあるいは双方を画面表示装置の画面に表示させること
    を特徴とするデータ表示方法。
  9. 請求項8において、前記各ファイルには、時系列に関連づけられ、履歴情報が記録された画像データを含むデータが記録されており、前記データ管理手段は、前記各ファイルに、時系列に関連づけて履歴情報を記録した画像データを含むデータを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録された、時系列的な履歴情報が記録された画像データを埋め込んだ自己ファイル情報と、この画像データに関連づけられた、時系列的な履歴情報を記録した画像データを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、履歴情報を持った2つの殻を比較することを特徴とするデータ表示方法。
  10. 請求項8において、前記各ファイルには、時系列に関係なく付与された相互関連によって関連づけられ、相互関連が記録された画像データを含むデータが記録されており、前記データ管理手段によって、前記各ファイルに時系列に関係なく付与された相互関連によって関連づけた、画像データを含むデータを記録させ、該ファイルに外付けされた殻には当該ファイルに記録された、時系列に関係なく付与された相互関連によって関連づけた、画像データを埋め込んだ関連ファイル情報とを記録させ、相互関連を持った2つの殻を比較することを特徴とするデータ表示方法。
  11. 請求項7から10のいずれかにおいて、前記データ管理手段によって、任意の殻の関連ファイル情報には、当該ファイル以外の当該ファイルに隣接するファイルを含む2つ以上のファイルに記録されたデータを埋め込んだ2つ以上の関連ファイル情報を記録させ、自己ファイル情報を記録する殻と、隣接するファイル以外のファイルに外付けされた殻の関連ファイル情報を記録する殻とを比較して当該関連ファイル情報を記録する殻を外付けするファイルに記録されたデータを前記画面に表示させることを特徴とするデータ表示方法。
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JP2019095883A (ja) * 2017-11-20 2019-06-20 株式会社日立製作所 データ管理システムおよびデータ管理装置

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