JP2009229597A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009229597A
JP2009229597A JP2008072434A JP2008072434A JP2009229597A JP 2009229597 A JP2009229597 A JP 2009229597A JP 2008072434 A JP2008072434 A JP 2008072434A JP 2008072434 A JP2008072434 A JP 2008072434A JP 2009229597 A JP2009229597 A JP 2009229597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical path
light source
laser light
image display
laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008072434A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5401813B2 (ja
Inventor
Shigeo Nojima
重男 野島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2008072434A priority Critical patent/JP5401813B2/ja
Publication of JP2009229597A publication Critical patent/JP2009229597A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5401813B2 publication Critical patent/JP5401813B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】簡易な構成、かつ、簡易な制御で確実にスペックルノイズを低減すること。
【解決手段】レーザ光を射出する光源10と、該光源10から射出されたレーザ光を被投射面50に向かって走査する走査手段30と、光源10と走査手段30との間の光路上に配置され、光源10から射出されたレーザ光の光路を時間的に微小距離だけ変化させる光路変化手段40とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置に関する。
近年、プロジェクタの小型化の要求が益々高まるなか、半導体レーザの高出力化や青色半導体レーザの登場に伴い、レーザ光源を使ったプロジェクタが開発されている。この種のプロジェクタは、光源の波長域が狭いために色再現範囲を十分に広くすることが可能であり、小型化や構成部材の削減も可能であることから、次世代の表示デバイスとして大きな可能性を秘めている。
しかしながら、レーザ光源を用いたプロジェクタにおいて、画像光による表示を行う際、スクリーン等の散乱体で光の干渉が生じることによって明点と暗点とが縞模様あるいは斑模様に分布する、いわゆる「シンチレーション(あるいは「スペックル」とも言う)」と呼ばれる現象が発生する場合がある。
シンチレーションは、観察者に対してぎらつき感を与え、画像鑑賞時に不快感を与えるなどの悪影響を及ぼす原因となる。特にレーザ光は干渉性が高い光であることから、シンチレーションが発生しやすい。ところが、ランプ光源の場合でも近年は短アーク化によって干渉性が高くなっており、シンチレーションを除去する技術が重要である。そこで、スペックルノイズを低減する技術が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
特許文献1に記載の光走査型画像表示装置は、レーザ光源と、ビーム変調手段と、走査手段と、画素変位手段とを備えている。これにより、レーザ光源から射出されたレーザ光は、ビーム変調手段により、画像データに応じて変調される。そして、変調されたレーザ光は走査手段により走査され、被投射面に画像が形成される。このとき、画素変位手段として、同期クロック生成回路及び制御回路を設けて、光ビームの発光タイミングを制御することにより表示画素位置を揺動変位させ、スペックルノイズを低減する。
また、特許文献2に記載のディスプレイは、コヒーレント光源と、主走査手段と、副走査手段と、副走査同期信号シフト手段とを備える。コヒーレント光源から射出された光は、主走査手段(水平方向)及び副走査手段(垂直方向)により走査されて画像が形成される。このとき、副走査同期信号シフト手段により垂直方向の走査タイミングをフレームごとに制御し、画素ごとの光スポット位置を変えることにより、スペックルノイズを低減する。
特開2003−255252号公報 特開2005−292380号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の光走査型画像表示装置では、光ビームの発光タイミングを制御することが非常に困難であり、また、上記特許文献2のディスプレイでは、垂直方向の走査タイミングをフレームごとに制御することが非常に複雑であるため、実用的ではない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、簡易な構成、かつ、簡易な制御で確実にスペックルノイズを低減することが可能な画像表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の画像表示装置は、レーザ光を射出する光源と、該光源から射出されたレーザ光を被投射面に向かって2次元的に走査する走査手段と、前記光源と前記走査手段との間の光路上に配置され、前記光源から射出されたレーザ光の光路を時間的に微小距離だけ変化させることにより、前記被照射面上の所定の照射領域に入射するレーザ光の位置を時間的に変化させる光路変化手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像表示装置では、光路変化手段により、光源から射出されたレーザ光の光路が変化され、走査手段に入射する。これにより、走査手段により走査されるレーザ光の被投射面上の所定の照射領域を照射する照射位置が微小距離だけ変化する。これにより、所定の照射領域を照射するレーザ光のスペックルパターンが時間的に変化する。その結果、人間の眼の残像時間内でスペックルのパターンが積分平均化されるため、被投射面に投射された画像のスペックルノイズが抑えられる。したがって、視聴者は画像を良好に視認することができる。
すなわち、従来のように、発光タイミングや走査タイミングを変えるのではなく、光源と走査手段との間の光路上に光路変化手段を設けて照射位置を変化させているため、全体の基本構成はそのままで良いので、簡易な構成、かつ、簡易な制御により、確実にスペックルノイズを抑えることが可能となる。
なお、ここで言う「所定の照射領域」とは、投射画像を構成する最小単位である1画素に対応した被投射面上の照射領域である。
また、本発明の画像表示装置は、前記光路変化手段が音響光学素子であることが好ましい。
本発明に係る画像表示装置では、光源から射出されたレーザ光の振り角は、音響光学素子により時間的に変化されるため、被投射面における照射位置が変化する。音響光学素子を用いることにより、光源から射出されたレーザ光の振り角を大きく取ることができ、確実にスペックルノイズを抑えることが可能となる。
また、本発明の画像表示装置は、前記光路変化手段が電気光学素子であることが好ましい。
本発明に係る画像表示装置では、光源から射出されたレーザ光の振り角は、電気光学素子により時間的に変化されるため、被投射面における照射位置が変化する。電気光学素子を用いることにより、光源から射出されたレーザ光を高速に振ることができ、確実にスペックルノイズを抑えることが可能となる。
また、本発明の画像表示装置は、前記光路変化手段が、前記被投射面の一方向に前記光源から射出されたレーザ光の光路を時間的に微小距離だけ変化させる一方向光路変化手段と、前記一方向に対して略垂直な他方向に前記一方向光路変化手段から射出されたレーザ光の光路を時間的に微小距離だけ変化させる他方向光路変化手段とを備えることが好ましい。
本発明に係る画像表示装置では、光源から射出された光の被投射面での照射位置は、一方向光路変化手段により、被投射面の一方向に時間的に微小距離だけ変化され、他方向光路変化手段により、被投射面の他方向に時間的に微小距離だけ変化される。したがって、被投射面の所定の照射領域(1画素)に投射されるスペックルパターンが時間的に変化する。これにより、複数種スペックルのパターンが積分平均化されるため、被投射面に投射された画像のスペックルノイズをより確実に抑えることが可能となる。
また、本発明の画像表示装置は、前記被投射面上のレーザ光の照射位置の変化量が、前記被投射面上の所定の照射領域の大きさの1/10以下であることが好ましい。
本発明に係る画像表示装置では、被投射面上のレーザ光の照射位置の変化量が、発明者の経験値により、被投射面上の所定の照射領域(1画素)の大きさの1/10以下であるため、画像ボケを起こさずに、確実にスペックルノイズを抑えて鮮明な画像を被投射面に形成することができる。
また、本発明の画像表示装置は、前記光路変化手段は、前記光源から射出されるレーザ光の光路が変化する周波数と、前記走査手段によるレーザ光を走査する周波数とが同期しないように、レーザ光の光路を周期的に変化させることが好ましい。
ここで、光路変化手段によるレーザ光の光路が変化する周波数と、走査手段によるレーザ光を走査する周波数とが同期してしまうと、同じスペックルのパターンが積分平均化されるため、スペックルパターンを低下させることができない。
そこで、本発明に係る画像表示装置では、光路変化手段は、レーザ光の光路が変化する周波数と、走査手段によるレーザ光を走査する周波数とが同期しないように変化させることにより、被照射面上の所定の照射領域では、異なるスペックルパターンが時間的に積分されるので、確実にスペックルノイズを抑えることが可能となる。さらに、光路変化手段が、レーザ光の光路を周期的に変化させるため、例えば、音響光学素子を時間的に制御することが簡易となる。
また、本発明の画像表示装置は、前記光路変化手段は、前記光源から射出されるレーザ光の光路を非周期的に変化させることが好ましい。
本発明に係る画像表示装置では、光路変化手段は、レーザ光の光路を非周期的に変化させるため、レーザ光の光路が変化するパターンと、走査手段によるレーザ光を走査する周波数とが確実に同期しないように変化させることが可能となる。したがって、より確実にスペックルノイズを抑えることが可能となる。
また、本発明の画像表示装置は、前記光源が、赤色レーザ光を射出する赤色光源と、緑色レーザ光を射出する緑色光源と、青色レーザ光を射出する青色光源とを備え、前記光路変化手段は、少なくとも前記緑色光源から射出された緑色レーザ光の光路上に配置され、前記緑色光源から射出された緑色レーザ光の光路を時間的に微小距離だけ変化させることが好ましい。
本発明に係る画像表示装置では、被投射面に表示される画像の明るさに最も寄与している緑色レーザ光の光路を時間的に微小距離だけ変化させることにより、被投射面に明るい画像を表示することが可能となる。
また、本発明の画像表示装置は、前記光路変化手段が、前記赤色光源、前記緑色光源、前記青色光源から射出されたレーザ光のそれぞれの光路上に設けられ、前記赤色光源、前記緑色光源、前記青色光源から射出された赤色レーザ光、緑色レーザ光、青色レーザ光の光路を時間的に微小距離だけ変化させることが好ましい。
本発明に係る画像表示装置では、光路変化手段により、赤色光源、緑色光源、青色光源から射出された赤色レーザ光、緑色レーザ光、青色レーザ光の光路を時間的に微小距離だけ変化させることにより、より効果的にスペックルノイズを低減させることが可能となる。
また、本発明の画像表示装置は、レーザ光を射出する光源と、該光源から射出されたレーザ光を被投射面に向かって走査する走査手段と、前記光源を揺動させ、前記光源から射出されるレーザ光の光路を時間的に微小距離だけ変化させる光路変化手段とを備えることが好ましい。
本発明に係る画像表示装置では、光路変化手段によって、光源を揺動させることにより、光源から射出されたレーザ光の被投射面上の所定の照射領域(1画素)を照射する照射位置が時間的に微小距離だけ変化され、被投射面の所定の照射領域を照射するレーザ光のスペックルパターンが時間的に変化する。その結果、人間の眼の残像時間内でスペックルのパターンが積分平均化され、被投射面に投射された画像のスペックルノイズが抑えられる。したがって、視聴者は画像を良好に視認することができる。
すなわち、光源から射出されるレーザ光の発光タイミングの制御はそのままで、物理的に光源を揺動させることによりスペックルノイズを低減させているため、簡易な構成、かつ、簡易な制御により、確実にスペックルノイズを抑えることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る画像表示装置の実施形態について説明する。なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
[第1実施形態]
図1は、画像表示装置の全体を示す斜視図であり、図2は、MEMSミラーを示す平面図であり、図3は、音響光学素子の側面図であり、図4は、スクリーン上でのレーザ光の照射位置の変化を示す平面図である。
本実施形態に係る画像表示装置1は、図1に示すように、光源10と、クロスダイクロイックプリズム20と、MEMSミラー(走査手段)30と、音響光学素子(光路変化手段)40を備えており、MEMSミラー30によって光源10から射出されたレーザ光をスクリーン50に向かって走査することにより画像を表示する装置である。
光源10は、赤色レーザ光を射出するエミッタ(発光部)11を有する赤色光源10Rと、緑色のレーザ光を射出するエミッタ11を有する緑色光源10Gと、青色レーザ光を射出するエミッタ11を有する青色光源10Bとを備えている。
赤色光源10Rは、中心波長が630nmの赤色のレーザ光を射出する半導体レーザ(LD)であり、青色光源10Bは、中心波長が430nmの青色のレーザ光を射出する半導体レーザ(LD)である。緑色光源10Gは、DPSS(Diode Pomping Solid State)レーザによって構成され、図示しない波長変換素子により、赤外のレーザ光は中心波長が540nmである緑色のレーザ光に変換される。
また、クロスダイクロイックプリズム20は、各光源10R,10G,10Bから射出された赤色レーザ光、緑色レーザ光、青色レーザ光を合成するものである。
MEMSミラー30は、図1に示すように、クロスダイクロイックプリズム20で合成されたレーザ光をスクリーン50に向かって走査するものであり、図2に示すように、ミラー部31と、梁32a,32bと、第1基板33と、梁34a,34bと、第2基板35とを備えた共振型のミラーである。
ミラー部31は、MEMSミラー30の中央部に設けられており、入射したレーザ光をスクリーン50に反射させるものである。梁32a,32bは、ミラー部31の両側にスクリーン50における水平方向(X軸方向)に向かって伸びて設けられている。
また、第1基板33は、ミラー部31を囲む額縁状であり、梁32a,32bに接続されている。梁34a,34bは、第1基板33の両側にスクリーン50における垂直方向(Y軸方向)に向かって伸びて設けられている。
また、第2基板35は、第1基板33を囲む額縁状であり、梁34a,34bに接続されている。
これらにより、ミラー部31は第1基板33に対し、梁32a,32bを振動軸として、振動運動が可能となっており、第1基板33は第2基板35に対し、梁34a,34bを振動軸として、振動運動が可能となっている。したがって、MEMSミラー30は、x軸及びy軸の2軸振動が可能、すなわち、スクリーン50の水平方向及び垂直方向にレーザ光を走査することが可能となっている。
したがって、梁32a,32bにより、ミラー部31をX軸まわりに振動させることで、ミラー部31の垂直方向の共振周波数が変化し、梁34a,34bにより、第1基板33をY軸まわりに振動させることで、第1基板33の水平方向の共振周波数が変化する。
また、クロスダイクロイックプリズム20から射出されたレーザ光は、ミラー部31により、図1に示すように、スクリーン50の上端50aから下端50bまで走査され、第1基板33により、スクリーン50の左端50c側から右端50d側まで走査される。
音響光学素子40は、図1に示すように、クロスダイクロイックプリズム20とMEMSミラー30との間の光路上に配置され、クロスダイクロイックプリズム20から射出されたレーザ光の光路を変化させるものである。本実施形態では、音響光学素子40は、入射したレーザ光をスクリーン50の垂直方向(Y軸方向)に振動(走査)させ、レーザ光の光路を変化させるものである。なお、入射したレーザ光の光路をスクリーン50の水平方向に変化させるように音響光学素子40を配置しても良い。
音響光学素子40は、図3に示すように、媒質に加えられた超音波により生じる屈折率の疎密波により光を回折させるものであり、入力する高周波信号を変化させることにより、射出角度を変化させることができる。すなわち、高周波信号が入力されると、高周波信号に応じた超音波が伝播し、内部を透過するレーザ光に音響光学効果が作用する。この音響光学効果の作用により、回折が生じて入力された高周波信号に応じた光量(強度)のレーザ光が、音響光学素子40から回折光として射出されるようになっている。
また、音響光学素子40によって、レーザ光の光路は周期的に変化される。そして、音響光学素子40によって、レーザ光の光路が変化する周波数と、MEMSミラー30によるレーザ光を走査する周波数とが同期しないように、音響光学素子40に入力する高調波信号を調整する。
音響光学素子40により、図3に示すように、クロスダイクロイックプリズム20から射出されたレーザ光L0は、射出光L1から射出光L2までの振り角θの範囲で振動される。すなわち、音響光学素子40は、クロスダイクロイックプリズム20から射出されたレーザ光を走査する。これにより、音響光学素子40に入力する高周波信号の変化に伴い、音響光学素子40から射出されるレーザ光の光路が変化され、MEMSミラー30に入射する。
次に、以上の構成からなる本実施形態の画像表示装置1により、スクリーン50に画像を表示する方法について説明する。
まず、映像信号に基づいて各光源10R,10G,10Bから赤色レーザ光、緑色レーザ光、青色レーザ光が射出される。各光源10R,10G,10Bから射出された赤色レーザ光、緑色レーザ光、青色レーザ光は、クロスダイクロイックプリズム20において合成された後、音響光学素子40に入射する。音響光学素子40から垂直方向に振動されたレーザ光は、MEMSミラー30に入射する。
MEMSミラー30に入射したレーザ光は、MEMSミラー30のミラー部31のX軸まわりの振動により、スクリーン50の上端50aから下端50b、あるいは、下端50bから上端50aに向けて(垂直方向)走査される。また、第2基板33のY軸まわりの振動により、スクリーン50の左端50cから右端50dに向けて(水平方向)走査される。このようにして、画像がスクリーン50に表示される。
このとき、音響光学素子40によって垂直方向に振動されたレーザ光が、MEMSミラー30により、スクリーン50に向かって走査されるため、図4に示すように、スクリーン50上の各画素(所定の照射領域)Pでの照射位置が変化する。
ここで、スクリーン50の各画素Pに照射されるレーザ光の照射位置の変化について具体的に説明する。なお、スクリーン50上には複数の画素Pが形成されるが、特定の4つの画素P1,P2,P3,P4を例に挙げて説明する。なお、ここで言う「画素」とは、投射画像を構成する最小単位に対応したスクリーン50上の照射領域である。
音響光学素子40から射出されるレーザ光は振動されているため、MEMSミラー30に入射するレーザ光と、MEMSミラー30の入射端面30aとのなす角が時間的に変化する。これにより、図4に示すように、MEMSミラー30において走査されるレーザ光のスクリーン50上の各画素P1〜P4を照射する照射位置が変化する。すなわち、Nフレーム目をスクリーン50上に描画する際、画素P1,P2,P3,P4を照射するレーザスポットはS1,S2,S3,S4となり、N+1フレーム目をスクリーン50上に描画する際、画素P1,P2,P3,P4を照射するレーザスポットはS1a,S2a,S3a,S4aとなるように、音響光学素子40に入力する高周波信号を調整する。すなわち、音響光学素子40でMEMSミラー30に入射するレーザ光を振動させることにより、フレームごとに各画素P1〜P4内のレーザスポットS1〜S4に対してレーザスポットS1a〜S4aの位置が、スクリーン50の上下方向に変化する。また、スクリーン50におけるレーザ光の照射位置の変化量は、微小距離であり、例えば、スクリーン50上の画素P1〜P4の大きさの1/10以下である。但し、変化量は一例に過ぎない。
なお、本実施形態では、レーザスポットS1〜S4,S1a〜S4aの大きさは、画素P1〜P4の大きさよりも小さい。
本実施形態に係る画像表示装置1では、音響光学素子40により、レーザ光のスクリーン50上の画素P1〜P4を照射する照射位置が変化するため、画素P1〜P4を照射するレーザ光のスペックルパターンが時間的に変化する。その結果、人間の眼の残像時間内でスペックルのパターンが積分平均化されるため、スクリーン50に投射された画像のスペックルノイズが抑えられる。したがって、視聴者は画像を良好に視認することができる。
すなわち、音響光学素子40により、スクリーン50上の画素P1〜P4のレーザスポットS1〜S4,S1a〜S4aの位置を変化させているため、全体の基本構成はそのままで良い。したがって、簡易な構成、かつ、簡易な制御により、確実にスペックルノイズを抑えることが可能となる。
また、音響光学素子40を用いることにより、クロスダイクロイックプリズム20から射出されたレーザ光の振り角θを大きく取ることができ、確実にスペックルノイズを抑えることが可能となる。
また、音響光学素子40は、レーザ光の光路が変化する周波数と、MEMSミラー30によるレーザ光を走査する周波数とが同期しないように変化させることにより、異なるスペックルパターンが時間的に積分されるので、確実にスペックルノイズを抑えることが可能となる。また、音響光学素子40が、レーザ光の光路を周期的に変化させるため、レーザ光の光路の制御が簡易となる。
さらに、音響光学素子40をクロスダイクロイックプリズム20とMEMSミラー30との間の光路上に配置したが、赤色光源10R,緑色光源10G,青色光源10Bとクロスダイクロイックプリズム20との間の光路上にそれぞれ配置しても良い。これにより、赤色光源10R,緑色光源10G,青色光源10Bから射出された赤色レーザ光,緑色レーザ光,青色レーザ光の光路をそれぞれ時間的に微小距離だけ変化させることにより、より効果的にスペックルノイズを低減させることが可能となる。
さらに、スクリーン50上のレーザ光の照射位置の変化量が、スクリーン50上の画素P1〜P4の大きさの1/10以下であるため、画像ボケを起こさずに、確実にスペックルノイズを抑えて鮮明な画像をスクリーン50に形成することができる。
なお、光路変化手段として音響光学素子40を用いたが、これに限るものではなく、例えば、電気光学素子であっても良い。電気光学素子を用いた場合、クロスダイクロイックプリズム20から射出されたレーザ光を高速に振ることができ、確実にスペックルノイズを抑えることが可能となる。
また、音響光学素子40により、スクリーン50の垂直方向にレーザスポットS1a〜S4aの位置を変化させたが、レーザスポットS1a〜S4aを変化させる方向はこれに限るものではない。
また、音響光学素子40により、レーザ光の光路が周期性を持って変化するように制御されているが、レーザ光の光路を非周期的に変化させても良い。すなわち、レーザ光の光路を非周期的に変化させることにより、レーザ光の光路が変化するパターンと、MEMSミラー30によるレーザ光を走査する周波数とが確実に同期しないように変化させることが可能となる。したがって、より確実にスペックルノイズを抑えることが可能となる。
さらに、音響光学素子40は、光源10R,10G,10Bのそれぞれに設けられた構成にしたが、例えば、緑色光源10Gとクロスダイクロイックプリズム20との間の光路上にのみ、音響光学素子40を備える構成であっても良い。この構成は、スクリーン50に投射される画像の明るさに最も寄与している緑色レーザ光の光路を時間的に変化させることにより、スクリーン50上に明るい画像を表示することが可能となる。
また、1フレームごとに画素L1を照射するレーザ光の光路を変化させたが、レーザ光の光路を変化させるタイミングは2フレーム以上であっても良い。さらに、走査手段として、MEMSミラー30を用いたが、これに限るものではない。
また、レーザスポットS1〜S4,S1a〜S4aの大きさは、画素P1〜P4の大きさよりも小さい大きさとしたが、レーザスポットS1〜S4,S1a〜S4aの大きさが画素P1〜P4の大きさと同じ、あるいは、大きくても良い。
[第2実施形態]
次に、本発明に係る第2実施形態について、図5を参照して説明する。なお、以下に説明する各実施形態の図面において、上述した第1実施形態に係る画像表示装置1と構成を共通とする箇所には同一符号を付けて、説明を省略することにする。
本実施形態に係る画像表示装置60では、光路変化手段を2つ備える点において第1実施形態と異なる。その他の構成においては第1実施形態と同様である。
図5は、本実施形態の画像表示装置の全体を示す斜視図であり、図6は、スクリーン上でのレーザ光の照射位置の変化を示す平面図である。
画像表示装置60は、図5に示すように、クロスダイクロイックプリズム20から射出されたレーザ光の光路上に、第1音響光学素子(一方向光路変化手段)61と、第2音響光学素子(他方向光路変化手段)62とが配置されている。
第1音響光学素子61は、クロスダイクロイックプリズム20から射出されたレーザ光をスクリーン50の垂直方向(一方向)に振動させる。また、第2音響光学素子62は、第1音響光学素子61から射出されたレーザ光をスクリーン50の水平方向(他方向)に振動させる。
次に、スクリーン50の各画素に照射されるレーザ光の照射位置の変化について具体的に説明する。なお、スクリーン50上には複数の画素Pが形成されるが、第1実施形態と同様に、特定の4つの画素P1,P2,P3,P4を例に挙げて説明する。
第1音響光学素子61から射出されるレーザ光は垂直方向に走査され、第2音響光学素子62から射出されるレーザ光は水平方向に走査されているため、MEMSミラー30に入射するレーザ光と、MEMSミラー30の入射端面30aとのなす角が時間的に変化する。これにより、図6に示すように、Nフレーム目をスクリーン50上に描画する際、画素P1,P2,P3,P4を照射するレーザスポットはS1,S2,S3,S4となり、N+1フレーム目をスクリーン50上に描画する際、画素P1,P2,P3,P4を照射するレーザスポットはS1a,S2a,S3a,S4aとなるように、第1,第2音響光学素子61,62に入力する高周波信号を調整する。すなわち、第1,第2音響光学素子61,62でMEMSミラー30に入射するレーザ光を振動させることにより、フレームごとに各画素P1〜P4内のレーザスポットS1〜S4に対してレーザスポットS1a〜S4aの位置が、スクリーン50の斜め方向に変化する。なお、図6にはレーザスポットの位置が斜め方向に変化している状態を例に示したが、上下左右方向にレーザスポットの位置が変化している状態もある。
本実施形態に係る画像表示装置60では、レーザ光を垂直方向に振動させる第1音響光学素子61及びレーザ光を水平方向に振動させる第2音響光学素子62により、レーザスポットの位置を上下左右、斜め方向に変化させることで、スクリーン50の画素Pに投射されるスペックルパターンが時間的に変化する。これにより、複数のスペックルパターンが積分平均化されるため、スクリーン50に投射された画像のスペックルノイズをより確実に抑えることが可能となる。
なお、本実施形態では、第1音響光学素子61により垂直方向にレーザ光を振動させた後、第2音響光学素子62により水平方向にレーザ光を振動させたが、水平方向にレーザ光を振動させた後、垂直方向にレーザ光を振動させた構成であっても良い。
また、垂直方向及び水平方向にレーザ光を振動させる光路変化手段として、2つとも音響光学素子を用いたが、一方又は両方が電気光学素子であっても良い。
[第3実施形態]
次に、本発明に係る第3実施形態について、図7を参照して説明する。
本実施形態に係る画像表示装置では、光路変化手段が光源10R,10G,10Bのそれぞれに設けられている点において第1実施形態と異なる。その他の構成においては第1実施形態と同様である。
図7は、本実施形態の画像表示装置の光源を示す側面図である。
本実施形態では、図7に示すように、光路変化手段として、ピエゾ素子71を用いる。ピエゾ素子71は、各光源10R,10G,10Bの側面10bにそれぞれ設けられている。
ピエゾ素子71は、一端71aが基台75に固定され、他端71bが各光源10R,10G,10Bに固定されており、光源10R,10G,10Bから射出されるレーザ光の中心軸Oと略直交する方向に沿って伸縮が可能となっているため、ピエゾ素子71を駆動させることにより、光源10R,10G,10Bは、レーザ光の進行方向に対して略直交する方向に沿って振動する。
本実施形態に係る画像表示装置では、ピエゾ素子71によって、光源10R,10G,10Bを揺動させることにより、スクリーン50上のレーザ光の照射位置が時間的に変化され、スクリーン50上の画素Pに投射されるスペックルパターンが時間的に変化する。その結果、人間の眼の残像時間内でスペックルのパターンが積分平均化され、スクリーン50に投射された画像のスペックルノイズが抑えられる。したがって、視聴者は画像を良好に視認することができる。
すなわち、光源10R,10G,10Bから射出されるレーザ光の発光タイミングの制御はそのままで、物理的に光源10R,10G,10Bを揺動させることによりスペックルノイズを低減させているため、簡易な構成、かつ、簡易な制御により、確実にスペックルノイズを抑えることが可能となる。
なお、光路変化手段としてピエゾ素子71を用いたが、これに限るものではなく、光源10R,10G,10Bを振動させ、射出されるレーザ光の光路を変化可能なものであれば良い。
また、緑色光源10Gにのみピエゾ素子71を設けて、緑色光源10Gから射出されるレーザ光の光路を時間的に変化させても良い。この構成では、スクリーン50に表示される画像の明るさに最も寄与している緑色レーザ光を時間的に変化させるため、スクリーン50に明るい画像を表示することが可能となる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
本発明の第1実施形態に係る画像表示装置を示す斜視図である。 図1の走査手段を示す断面図である。 図1の走査手段及び光路変化手段を示す側面図である。 図1の被投射面上のビームスポットの位置の変化を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る画像表示装置を示す斜視図である。 図5の被投射面上のビームスポットの位置の変化を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る画像表示装置の光源を示す側面図である。
符号の説明
P…画素(所定の照射領域)、1,60…画像表示装置、10…光源、10R…赤色光源(光源)、10G…緑色光源(光源)、10B…青色光源(光源)、30…MEMSミラー(走査手段)、40…音響光学素子(光路変化手段)、50…スクリーン(被投射面)、61…第1音響光学素子(一方向光路変化手段)、62…第2音響光学素子(他方向光路変化手段)

Claims (10)

  1. レーザ光を射出する光源と、
    該光源から射出されたレーザ光を被投射面に向かって2次元的に走査する走査手段と、
    前記光源と前記走査手段との間の光路上に配置され、前記光源から射出されたレーザ光の光路を時間的に微小距離だけ変化させることにより、前記被照射面上の所定の照射領域に入射するレーザ光の位置を時間的に変化させる光路変化手段とを備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記光路変化手段が音響光学素子であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記光路変化手段が電気光学素子であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記光路変化手段が、
    前記被投射面の一方向に前記光源から射出されたレーザ光の光路を時間的に微小距離だけ変化させる一方向光路変化手段と、
    前記一方向に対して略垂直な他方向に前記一方向光路変化手段から射出されたレーザ光の光路を時間的に微小距離だけ変化させる他方向光路変化手段とを備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  5. 前記被投射面上のレーザ光の照射位置の変化量が、前記被投射面上の所定の照射領域の大きさの1/10以下であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 前記光路変化手段は、前記光源から射出されるレーザ光の光路が変化する周波数と、前記走査手段によるレーザ光を走査する周波数とが同期しないように、レーザ光の光路を周期的に変化させることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  7. 前記光路変化手段は、前記光源から射出されるレーザ光の光路を非周期的に変化させることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 前記光源が、赤色レーザ光を射出する赤色光源と、緑色レーザ光を射出する緑色光源と、青色レーザ光を射出する青色光源とを備え、
    前記光路変化手段は、少なくとも前記緑色光源から射出された緑色レーザ光の光路上に配置され、前記緑色光源から射出された緑色レーザ光の光路を時間的に微小距離だけ変化させることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  9. 前記光路変化手段が、前記赤色光源、前記緑色光源、前記青色光源から射出されたレーザ光のそれぞれの光路上に設けられ、前記赤色光源、前記緑色光源、前記青色光源から射出された赤色レーザ光、緑色レーザ光、青色レーザ光の光路を時間的に微小距離だけ変化させることを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。
  10. レーザ光を射出する光源と、
    該光源から射出されたレーザ光を被投射面に向かって走査する走査手段と、
    前記光源を揺動させ、前記光源から射出されるレーザ光の光路を時間的に微小距離だけ変化させる光路変化手段とを備えることを特徴とする画像表示装置。
JP2008072434A 2008-03-19 2008-03-19 画像表示装置 Expired - Fee Related JP5401813B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008072434A JP5401813B2 (ja) 2008-03-19 2008-03-19 画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008072434A JP5401813B2 (ja) 2008-03-19 2008-03-19 画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009229597A true JP2009229597A (ja) 2009-10-08
JP5401813B2 JP5401813B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=41245104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008072434A Expired - Fee Related JP5401813B2 (ja) 2008-03-19 2008-03-19 画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5401813B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013156555A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 V Technology Co Ltd レーザ照明装置
JP2014098755A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> レーザディスプレイ装置
WO2019038936A1 (ja) * 2017-08-25 2019-02-28 カンタツ株式会社 プロジェクタ、プロジェクタの制御方法およびプロジェクタの制御プログラム
CN111142269A (zh) * 2018-11-05 2020-05-12 青岛海信激光显示股份有限公司 一种消散斑装置、激光光源及激光投影设备
US10845688B2 (en) 2017-10-30 2020-11-24 Seiko Epson Corporation Actuator, optical device, and projector
US11108341B2 (en) 2017-10-30 2021-08-31 Seiko Epson Corporation Actuator, optical device, and projector

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5565940A (en) * 1978-11-13 1980-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Laser image display device
JP2002323675A (ja) * 2001-02-20 2002-11-08 Eastman Kodak Co Rf注入を用いたスペックル抑制レーザ投影システム
WO2005083492A1 (ja) * 2004-02-27 2005-09-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 照明光源及びそれを用いた2次元画像表示装置
JP2005338520A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Nichia Chem Ind Ltd 画像表示装置
JP2009122660A (ja) * 2007-10-25 2009-06-04 Panasonic Corp 画像表示装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5565940A (en) * 1978-11-13 1980-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Laser image display device
JP2002323675A (ja) * 2001-02-20 2002-11-08 Eastman Kodak Co Rf注入を用いたスペックル抑制レーザ投影システム
WO2005083492A1 (ja) * 2004-02-27 2005-09-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 照明光源及びそれを用いた2次元画像表示装置
JP2005338520A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Nichia Chem Ind Ltd 画像表示装置
JP2009122660A (ja) * 2007-10-25 2009-06-04 Panasonic Corp 画像表示装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013156555A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 V Technology Co Ltd レーザ照明装置
JP2014098755A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> レーザディスプレイ装置
WO2019038936A1 (ja) * 2017-08-25 2019-02-28 カンタツ株式会社 プロジェクタ、プロジェクタの制御方法およびプロジェクタの制御プログラム
JP2019040050A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 カンタツ株式会社 プロジェクタ、プロジェクタの制御方法およびプロジェクタの制御プログラム
CN111033358A (zh) * 2017-08-25 2020-04-17 康达智株式会社 投影仪、投影仪的控制方法以及投影仪的控制程序
US10845688B2 (en) 2017-10-30 2020-11-24 Seiko Epson Corporation Actuator, optical device, and projector
US11108341B2 (en) 2017-10-30 2021-08-31 Seiko Epson Corporation Actuator, optical device, and projector
CN111142269A (zh) * 2018-11-05 2020-05-12 青岛海信激光显示股份有限公司 一种消散斑装置、激光光源及激光投影设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP5401813B2 (ja) 2014-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8262235B2 (en) Laser projector and image projection method for projecting an image with reduced speckles on the projected laser light image
US6600590B2 (en) Speckle suppressed laser projection system using RF injection
JP4635102B2 (ja) 投写型画像表示装置
JP5501187B2 (ja) レーザプロジェクタ
US6445487B1 (en) Speckle suppressed laser projection system using a multi-wavelength doppler shifted beam
US7679799B2 (en) Illuminating light source including a light intensity modulator that oscillates a light from a coherent light source in a non-integral multiple of one cycle and two- dimensional image display using the same
JP5687880B2 (ja) 画像表示装置
JP6409511B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP5673544B2 (ja) レーザー投射装置
JP2009162825A (ja) 画像表示装置
JP5401813B2 (ja) 画像表示装置
JP2009162825A5 (ja)
JP2006047422A (ja) 表示光学系および画像投射装置
JP5157835B2 (ja) 画像表示装置
JP2009139430A (ja) 走査型画像表示システム及び走査型画像表示装置
WO2012111698A1 (ja) 走査型画像表示装置及びその画像表示方法
JP5609615B2 (ja) レーザ光源装置
JP2008089686A (ja) 照明装置及びプロジェクタ
JP2008191279A (ja) 画像表示装置
JP2008197205A (ja) 画像表示装置
US20050024699A1 (en) Method of generating area light source by scanning, scanning area light source and laser projection television using the same
JP5125127B2 (ja) プロジェクタ
JP2009229596A (ja) 画像表示装置
KR101858973B1 (ko) 스펙클 저감장치
JP2005234156A (ja) 走査型表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110209

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120313

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120615

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130415

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131014

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees