JP2009228216A - シール材及びシール方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】部材間の隙間を大きな密着力を有して確実にシールすることができ、且つ部材間の隙間が変化する場合にも良好なシール性が保持できるようにする。
【解決手段】相互間にスリット状の隙間を形成して対峙する第1部材と第2部材との間に配置して前記隙間を通り抜けるように作用する流体をシールするためのシール材であって、シール材51は、平板部52と、平板部の両幅端部に有する立ち上がり部53,54と、立ち上がり部の端縁から互いに接近するように形成した左右の爪部55,56とを有して可撓性材料により概略C字形に形成されている。そして、概略C字形のシール材51は内外側を反転させた概略U字形にして隙間に配置することができ、反転したシール材51は復元力によって第1部材と第2部材とに圧着して隙間をシールする。
【選択図】図1

Description

本発明はシール材及びシール方法に関するものである。
橋梁や高架道路を構成する床版として、スタッド等の合成結合部材が立設された鋼底板の上側に鉄筋を配置して所定厚さのRCコンクリート層を形成することにより、基板部材とコンクリート層が強度合成されて構成される鋼コンクリート合成床版が知られている。
一方、近年では、道路幅の長支間に対応するために、鋼底板の上面に橋軸と直交する方向(道路幅方向)に延びるT形鋼或いはC形鋼等からなる補強部材を橋軸方向に並べて固定した鋼骨格を用いることが提案されている(特許文献1、2等参照)。
鋼コンクリート合成床版は、通常、工場において橋軸方向に分割されたユニットパネル状の鋼骨格を製作し、製作した鋼骨格を配設現場に搬送して主桁上に並設配置した後、各鋼骨格を結合手段によって結合すると共に鉄筋を配筋し、底鋼板を型枠として鋼骨格にコンクリートを打設し一体とする工法によって施工される。
そして、鋼コンクリート合成床版と主桁との結合は、主桁の上フランジに植設されたスタッドジベルが鋼コンクリート合成床版のコンクリート層に没入することで行うようにしている。
このように、鋼骨格と主桁はコンクリートを打設することで一体化しているため、特許文献1の場合を図11に示すように、底鋼板2と補強部材3で構成される鋼骨格1は、主桁4の上フランジ5の上部位置に、前記底鋼板2を有しない開口部6を有している。そして、前記鋼骨格1を主桁4上に設置する際には、前記開口部6を利用して、上フランジ5上にH形鋼、或いは鋼板を複数積層してなる支持部材7を配置し、該支持部材7上に補強部材3を設置することで該鋼骨格1の荷重を主桁4に支持するようにしている。8は鋼コンクリート合成床版と主桁4とを結合するための上フランジ5上に植設したスタッドジベルである。尚、特許文献1の場合を示す図11では平板状の底鋼板2の端縁2a(板状端縁)が、上フランジ5の端部5a上に所要幅でラップするように配置されて開口部6を形成しているが、特許文献2の場合を示す図12では、底鋼板2は補強部材3から徐々に離反して主桁4に向けて下り勾配で傾斜したハンチ部2Hを有しており、該ハンチ部2Hの下端が上フランジ5の上面と平行になるように水平に曲げられてその水平の端縁2a(板状端縁)が上フランジ5の端部5a上に所要の幅でラップするようになっている。図12中、9は添接板、10はテンションボルトであり、主桁4の長手方向端部の上フランジ5同士を添接板9で挟み複数のテンションボルト10で締め付けることにより主桁4を長手方向に連結している。
図11、図12に示した鋼骨格1にコンクリートを打設する際は、主桁4の上フランジ5の端部5aと底鋼板2の端縁2aとのラップ部の隙間11からコンクリートが漏出しないようにシールする必要があり、このために従来は、前記ラップ部の隙間11にシール材12を設置することによりシールを行っている。
即ち、従来では、主桁4の上フランジ5の両端部5a上に沿ってスポンジゴム等のシール材12を配置しておき、その後鋼骨格1を主桁4上に設置するが、この時、底鋼板2の端縁2aがシール材12に当接してシール材12を変形させるように設置することでシールを行うようにしたシール材が一般的に採用されていた。
特開2004−19386号公報 特開2000−297410号公報
しかし、図11、図12に示すようなシール材においては、主桁4の上フランジ5の端部5a上にシール材12を設置する作業は、鋼骨格1を設置する前に行う必要があるために、作業員は周囲に何もない状態の主桁4上での高所作業を余儀なくされるという問題を有していた。又、高所作業のために効率的な作業ができないと共に、前記シール材12は比較的高価であり、よって、シール材12設置のための施工コストが増加するという問題を有していた。
更に、前記鋼骨格1は温度による大きな変形を起こし、例えば1日のうちに長さが100mm前後も伸縮する場合がある。従ってこの場合には、シール材12上に設置された底鋼板2の端縁は50mm前後も移動することになり、この底鋼板2の移動によってシール材12の変形や位置ずれ、或いは破損することが考えられ、確実なシールを行わせる上で問題を有していた。
更に、鋼骨格1は仕上がり精度のバラツキを有しており、且つ温度によって曲がり或いは捻じれ等の変形を生じるため、支持部材7を介して鋼骨格1を主桁4上に設置した時、底鋼板2の端縁2aと主桁4の上フランジ5の端部5a上面とのラップ部の隙間11が種々変化してしまい、このためにシール材12を圧縮する圧下力にバラツキが生じ、特にラップ部の隙間11が予定より大きくなった場合には、コンクリート圧によってシール材12がラップ部の隙間11から押し出されて外れることが考えられ、シール性が著しく低下したり、或いはシールが期待できなくなるといった問題がある。
又、図12に示したように、主桁4の端部同士は上フランジ5を添接板9で挟んで複数のテンションボルト10により締め付けて連結する構成としているため、従来は、主桁4の連結部の上フランジ5上にも前記シール材12を配置するためのスペースを確保する必要があり、このために主桁4の強度設計が不利になるという問題があった。
本発明は、上述した実情に鑑みてなしたもので、主桁の上フランジ端部と、鋼骨格の底鋼板の端縁のような部材間に形成される隙間を、容易に設置可能なシール材を用いて大きな接着力で確実にシールすることができ、且つ部材間の隙間が変化する場合にも良好なシール性が確保できるシール材を提供することを目的としている。
本発明は、相互間にスリット状の隙間を形成して対峙する第1部材と第2部材との間に配置して前記隙間を通り抜けるように作用する流体をシールするためのシール材であって、
平板部と、該平板部の両幅端部から同方向に折り曲って立ち上がる立ち上がり部と、該立ち上がり部の端縁から互いに接近するように折り曲げられた左右の爪部とを有して可撓性材料により概略C字形に形成されたことを特徴とするシール材、に係るものである。
上記シール材において、前記左右の爪部の少なくとも一方には前記爪部と間隔を隔てて補助爪部を備えることにより、前記第1部材と第2部材の少なくとも一方に有する板状端縁に嵌合する咥え部を有していることは好ましい。
上記シール材は、第1部材が主桁の上フランジの端部であり、第2部材が主桁上に設置される鋼骨格を構成する底鋼板の端縁である場合に適用できる。
本発明は、相互間にスリット状の隙間を形成して対峙する第1部材と第2部材との間に配置して前記隙間を通り抜けるように作用する流体をシールするシール方法であって、
平板部と、該平板部の両幅端部から同方向に折り曲って立ち上がる立ち上がり部と、該立ち上がり部の端縁から互いに接近するように折り曲げられた左右の爪部とを有して可撓性材料により概略C字形に形成したシール材を設け、
概略C字形の前記シール材の内外側を反転させて概略U字形とし、概略U字形のシール材を第1部材と第2部材との間に配置し、反転されたシール材の復元力により第1部材と第2部材とに圧着させて隙間をシールすることを特徴とするシール方法、に係るものである。
上記シール方法において、シール材の左右の爪部の少なくとも一方には該爪部と間隔を隔てて補助爪部を備えた咥え部を有しており、概略U字形に反転させたシール材の咥え部を第1部材及び第2部材の少なくとも一方に有する板状端縁に嵌合させて配置することは好ましい。
上記シール方法は、第1部材が主桁の上フランジの端部であり、第2部材が主桁上に設置される鋼骨格を構成する底鋼板の端縁である場合に好適に適用できる。
本発明のシール材及びシール方法によれば、平板部と、該平板部の両幅端部から同方向に折り曲って立ち上がる立ち上がり部と、該立ち上がり部の端縁から互いに接近するように折り曲げられた左右の爪部とを有して可撓性材料により概略C字形に形成されているので、概略C字形の前記シール材の内外側を反転させて概略U字形とし、概略U字形のシール材を第1部材と第2部材との間に配置することにより、接着剤等を用いることなく反転したシール材の復元力により第1部材と第2部材とに圧着させて隙間を確実にシールすることができ、且つ第1部材及び第2部材の隙間が変化した場合にも変化に追随して良好なシール性を確保できるという優れた効果を奏し得る。
上記シール材において、前記左右の爪部の少なくとも一方に前記爪部と間隔を隔てて補助爪部を備えた咥え部を有していると、該咥え部を、第1部材及び第2部材の少なくとも一方に有する板状端縁に嵌合させて概略U字形を保持した状態で隙間に配置することにより、板状端縁に嵌合した咥え部によってシール材の位置が規定され、シール材の抜け出しが防止される効果がある。
隙間に設置したシール材は、復元力により第1部材及び第2部材を押し拡げる力を保持して第1部材及び第2部材に係止されるため、シール材は流体の圧力に対して大きな抵抗力を保持する効果がある。
前記シール材は、押出成形等によって安価に製造できる効果を有する。
第1部材が主桁の上フランジの端部であり、第2部材が前記主桁上に設置される鋼骨格を構成する底鋼板の端縁であり、該底鋼板の端縁が前記上フランジの端部の側面との間に隙間を形成している鋼コンクリート合成床版に前記シール材を適用する場合は、主桁上に鋼骨格を設置した後にシール材を設置できるため、作業者は上フランジ上及び底鋼板上において安全にシール材の設置作業を行える効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1〜図4は本発明の一例であり、図11、図12に示した鋼コンクリート合成床版のシール材に適用した場合を例示している。ここで、鋼コンクリート合成床版を構成する鋼骨格1は、図3、図4に示すように主桁4上に設置した際に、底鋼板2の端縁2a(第1部材)が前記上フランジ5の端部5a(第2部材)の側面5a'との間にスリット状の隙間50を形成するように予め構成されている。
底鋼板2の端縁2a(板状端縁)と上フランジ5の端部5aとの隙間50をシールするためのシール材51は、図1に示すように、平板部52と、該平板部52の両幅端部から同方向に折れ曲って立ち上がる立ち上がり部53,54と、該立ち上がり部53,54の端縁(図1では上縁)から互いに接近する方向に折れ曲がり且つ内側(図1では下側)へ湾曲した左右の爪部55,56とを有して概略C字形に形成されている。このシール材51は、ゴム系又は樹脂系の可撓性材料によって形成することができ、従ってシール材51は押出成形等により安価に製造することができる。
更に、前記左右の一方の爪部55の内側には、該爪部55と間隔を隔てて立ち上がり部53から前記爪部55の中間位置に向かって接近する斜めの補助爪部57を設けることにより、前記底鋼板2の端縁2aに緊密に嵌合可能な咥え部58を備えている。又、前記シール材51の平板部52の両幅端部と立ち上がり部53,54の内側隅部にはノッチ59が形成してあり、又、前記爪部55,56の内面及び補助爪部57の前記爪部55に対向する面には突条60が形成されている。
図3、図4の鋼コンクリート合成床版の場合は、底鋼板2の厚さ寸法と比較すると上フランジ5の厚さ寸法は非常に大きくなっており、この上フランジ5に嵌合する咥え部をシール材51に備えた場合は、シール材51の形状構造が大型となって合理的でないため、図1、図3、図4に示すようにシール材51の一方の爪部55のみに底鋼板2の端縁2aに嵌合する咥え部58を備えている。
上記したシール材51は、図2に示すように爪部55,56が内側になるように巻取った状態で保管・運搬等を行うことができ、これによりシールに重要な爪部55,56を保護することができる。
次に、前記シール材51を、鋼コンクリート合成床版のシールに適用する場合の作動を説明する。
前記シール材51を使用する際は、図1に破線矢印で示すように、左右の爪部55,56を離反させる方向に平板部52を曲げることにより概略C字形のシール材51の内外側を反転させて概略U字形とする。この時、平板部52の両幅端部と立ち上がり部53,54との内側隅部にノッチ59が形成してあるので、シール材51の内外側を反転させて概略U字形とした際に、平板部52は均等な曲げ力を受けて円に近い形状に曲げられるようになる。
上記したように概略U字形としたシール材51の咥え部58は、図3、図4に示すように底鋼板2の端縁2aに嵌合し、他方の爪部56は主桁4の上フランジ5の端部5a上に当接させて立ち上がり部54を上フランジ5の端部5aの側面5a'に当接させ、上側からの流体の圧力Pの作用に対して概略U字形を保持する状態に配置する。
図4のように隙間50に設置したシール材51は、概略U字形に反転されたことによって本来の概略C字形に戻ろうとする復元力を内在しているが、一端に備えた咥え部58が底鋼板2の端縁2aに嵌合して固定されているため、他端の爪部56を上フランジ5の端部5aの上面に強く押付ける力Fが発生し、これによりシール材51は常に大きな密着力で底鋼板2の端縁2aと上フランジ5の端部5aとに圧着され、よって、隙間50を確実にシールするようになる。前記爪部56及び咥え部58のシール面には突条60が形成してあるので、シール性を更に高めることができる。
又、前記したようにシール材51は復元力を有しているため、鋼骨格1の設計誤差や温度による変形等によって、図4に示すように上フランジ5の端部5aに対して底鋼板2の端縁2aの位置が上下にずれたり、或いは近接・離反して隙間50の距離が変化しても、シール材51は常に良好なシール性を保持することができる。
更に、前記したようにシール材51は、底鋼板2の端縁2aと上フランジ5の端部5aとの間を押し拡げる方向の復元力を有して咥え部58と爪部56とにより底鋼板2の端縁2aと上フランジ5の端部5aに係止されているため、シール材51はコンクリートの大きな流体の圧力Pに対しても耐えることができ、抜け落ちるような問題を生じることはない。
又、前記シール材51は、主桁4上に鋼骨格1を設置した後に底鋼板2の端縁2aと上フランジ5の端部5aとの間にシール材51を設置するため、作業者は上フランジ5上及び底鋼板2上の安全な作業環境においてシール材51を設置することができ、よってシール材51を能率的に設置することができる。
図5は本発明におけるシール材51の他の例を示したもので、このシール材51は、他方の爪部56の内側にも補助爪部61を設けて咥え部62を形成し、これによって左右の爪部55,56に咥え部58,62を備えた場合を示している。このように左右の爪部55,56に咥え部58,62を備えたシール材51は、図6に示すように鋼板等の板状端縁からなる第1部材63と第2部材64が略同一平面上に設置されて相互間にスリット状の隙間50が形成される場合に好適に適用される。
図6の場合には、図5の概略C字形のシール材51の内外側を前記と同様に反転させて概略U字形とし、一方の咥え部58を第1部材63に嵌合し他方の咥え部62を第2部材64に嵌合させて配置すると、前記の場合と全く同様の作用よって板状端縁からなる第1部材63と第2部材64との隙間50を良好にシールすることができる。
図7は、図1に示したシール材51の変形例を示したもので、他方の立ち上がり部54の端縁に、外側に向かって延び且つ平板部52側(図7では下側)に湾曲した舌片65を形成した場合を示している。
図7のシール材51は前記と同様に反転させて概略U字形とし、図3、図4に示したように咥え部58を底鋼板2の端縁2aに嵌合し、他方の爪部56を上フランジ5の端部5a上に当接させると、前記舌片65は図8に示すように咥え部58の爪部55上に当接して概略U字形の上部を閉塞するようになり、これによって隙間は二重にシールされるようになる。更に、図7に矢印で示すように隙間50の間隔Lが狭い場合には、打設したコンクリートが概略U字形のシール材51の入口で引っ掛かる場合があるが、前記舌片65によって概略U字形のシール材51の内部空間にコンクリートが入り込まないようにしている。
図9は、図7に示したシール材51の更に別の変形例を示したもので、前記シール材51の一方の立ち上がり部53の端縁に近い位置の外側には、外側に向かって延び且つ平板部52側(図9では下側)に湾曲した第1の舌片66を形成している。又、前記シール材51の他方の立ち上がり部54の平板部52に近い位置の外側には、外側に向かって延び且つ平板部52から遠ざかる側(図9では上側)に湾曲した第2の舌片67を形成している。
図9のシール材51は前記と同様に反転させて概略U字形とし、図3、図4に示したように咥え部58を底鋼板2の端縁2aに嵌合し、他方の爪部56を上フランジ5の端部5a上に当接させると、前記第1の舌片66と第2の舌片67が相互に重なり合って図10に示すように概略U字形の中間部を閉塞し、これにより隙間50は二重にシールされるようになる。更に、図10に矢印で示すように隙間50の間隔Lが狭い場合には、打設したコンクリートが概略U字形のシール材51の入口で引っ掛かる場合があるが、前記舌片66,67によって概略U字形のシール材51の内部空間にコンクリートが入り込まないようにしている。
なお、本発明のシール材及びシール方法は、上述した実施の形態のみに特に限定されるものではなく、シール材の形状、該シール材の適用場所は種々変更し得ること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論である。
本発明のシール材及びシール方法は、高架道路や橋梁等の鋼コンクリート合成床版において打設コンクリートが隙間から漏出するのを防止するためのシール部、或いは、他の流体が隙間から漏出するのを防止するための様々な構築物のシール部に適用することができる。
本発明のシール材におけるシール材の断面形状の一例を示すもので、左右の爪部の一方に咥え部を備えた場合の正面斜視図である。 図1のシール材を巻き取って保管・運搬等を行う状態を示す斜視図である。 図1のシール材を鋼コンクリート合成床版における隙間に適用した状態を示す正面図である。 図3のシール材の作用を示す正面図である。 本発明のシール材におけるシール材の断面形状の他の例を示すもので、左右の爪部に咥え部を備えた場合の正面斜視図である。 図5のシール材を板状端縁からなる第1部材と第2部材の隙間に適用した状態を示す正面図である。 本発明のシール材の変形例を示す正面斜視図である。 図7のシール材を鋼コンクリート合成床版における隙間に適用した状態を示す正面図である。 本発明のシール材の更に別の変形例を示す正面斜視図である。 図9のシール材を鋼コンクリート合成床版における隙間に適用した状態を示す正面図である。 従来の鋼コンクリート合成床版におけるシール材の一例を示す正面図である。 従来の鋼コンクリート合成床版におけるシール材の他の例を示す正面図である。
符号の説明
1 鋼骨格
2 底鋼板
2a 端縁(第1部材)
4 主桁
5 上フランジ
5a 端部(第2部材)
50 隙間
51 シール材
52 平板部
53,54 立ち上がり部
55,56 爪部
57 補助爪部
58 咥え部
61 補助爪部
62 咥え部
63 第1部材(主桁の上フランジの端部)
64 第2部材(鋼骨格を構成する底鋼板の端縁)

Claims (6)

  1. 相互間にスリット状の隙間を形成して対峙する第1部材と第2部材との間に配置して前記隙間を通り抜けるように作用する流体をシールするためのシール材であって、
    平板部と、該平板部の両幅端部から同方向に折り曲って立ち上がる立ち上がり部と、該立ち上がり部の端縁から互いに接近するように折り曲げられた左右の爪部とを有して可撓性材料により概略C字形に形成されたことを特徴とするシール材。
  2. 前記左右の爪部の少なくとも一方には前記爪部と間隔を隔てて補助爪部を備えることにより、前記第1部材と第2部材の少なくとも一方に有する板状端縁に嵌合する咥え部を有している請求項1に記載のシール材。
  3. 第1部材が主桁の上フランジの端部であり、第2部材が主桁上に設置される鋼骨格を構成する底鋼板の端縁である請求項1又は2に記載のシール材。
  4. 相互間にスリット状の隙間を形成して対峙する第1部材と第2部材との間に配置して前記隙間を通り抜けるように作用する流体をシールするシール方法であって、
    平板部と、該平板部の両幅端部から同方向に折り曲って立ち上がる立ち上がり部と、該立ち上がり部の端縁から互いに接近するように折り曲げられた左右の爪部とを有して可撓性材料により概略C字形に形成したシール材を設け、
    概略C字形の前記シール材の内外側を反転させて概略U字形とし、概略U字形のシール材を第1部材と第2部材との間に配置し、反転されたシール材の復元力により第1部材と第2部材とに圧着させて隙間をシールすることを特徴とするシール方法。
  5. シール材の左右の爪部の少なくとも一方には該爪部と間隔を隔てて補助爪部を備えた咥え部を有しており、概略U字形に反転させたシール材の咥え部を第1部材及び第2部材の少なくとも一方に有する板状端縁に嵌合させて配置する第4に記載のシール方法。
  6. 第1部材が主桁の上フランジの端部であり、第2部材が主桁上に設置される鋼骨格を構成する底鋼板の端縁である請求項4又は5に記載のシール方法。
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