JP2009227364A - 配送時刻決定装置及び配送時刻決定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】店舗の消費電力が契約電力を超えないことを可能とする配送時刻決定装置及び配送時刻決定方法を提供する。
【解決手段】配送時刻決定装置50は、店舗Aにおける消費電力を時刻と対応付けて予測する消費電力予測部53と、店舗Aに配送される商品の種類及び数量に基づいて、店舗Aにおける消費電力の増加量を算出する算出部55と、予測された消費電力と、算出された増加量と、契約電力とに基づいて、店舗Aに商品を配送する配送時刻を決定する決定部56とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、店舗において冷蔵又は温蔵することを要する商品を店舗に配送する配送時刻を決定する配送時刻決定装置及び配送時刻決定方法に関する。
従来、車両によって複数の店舗に商品を配送する配送順を決定する手法として、次の手法が提案されている(特許文献1参照)。
まず、複数の店舗の位置情報と車両台数とに基づいて、複数の店舗をグループ分けする。次に、車両の出発点から最も遠い店舗を起点として、起点から最短距離に位置する店舗を次の起点とすることを繰返し行う。これにより得られる順番の逆順を配送順とする。
このような手法によれば、起点を順次入れ換えることによって配送順が決定されるため、簡易に配送順を決定することができる。
特開2007−8670号公報
ここで、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの店舗では、冷蔵又は温蔵することを要する冷蔵/温蔵商品を展示販売するための冷蔵/温蔵ショーケースが備えられている。このような店舗に冷蔵/温蔵商品が配送された際、冷蔵/温蔵商品は、逐次、冷蔵/温蔵ショーケース内に陳列される。この場合、冷蔵/温蔵商品を販売に適した温度まで冷却または加熱するために、冷蔵/温蔵ショーケースの消費電力は一時的に増大する。従って、冷蔵/温蔵商品が配送される配送時刻において、店舗の消費電力は増大する。
しかしながら、上記特許文献1に記載の手法では、店舗における消費電力の増加について考慮されていないため、冷蔵/温蔵商品が配送された場合に、店舗の消費電力が、店舗と電力会社との間で契約される契約電力を超えてしまうおそれがあった。
本発明は、上述の状況に鑑みてなされたものであり、店舗の消費電力が契約電力を超えないことを可能とする配送時刻決定装置及び配送時刻決定方法を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の特徴は、店舗において冷蔵又は温蔵することを要する商品を店舗に配送する配送時刻を決定する配送時刻決定装置であって、店舗における消費電力を時刻と対応付けて予測する消費電力予測部と、店舗に配送される商品の種類及び数量に基づいて、消費電力の増加量を算出する算出部と、予測された消費電力と、算出された増加量と、店舗と電気事業者との間で契約された契約電力とに基づいて、店舗に商品を配送する配送時刻を決定する決定部とを備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、店舗の消費電力が契約電力を超えない時刻において、商品を店舗に配送することができる。また、店舗での消費電力が大きい時間帯に商品を配送することを回避できるため、特定の時間帯に電力負荷が集中することを抑制することができる。
本発明の一の特徴は、本発明の上述した特徴において、決定部は、消費電力と増加量との和が契約電力以下である時間帯において、配送時刻を決定することを要旨とする。
本発明の一の特徴は、本発明の上述した特徴において、店舗に設けられる発電機によって供給される供給電力を時刻と対応付けて予測する供給電力予測部を備え、決定部は、予測された供給電力に基づいて配送時刻を決定することを要旨とする。
本発明の一の特徴は、本発明の上述した特徴において、決定部は、消費電力と増加量との和が契約電力と供給電力との和以下である時間帯において、配送時刻を決定することを要旨とする。
本発明の一の特徴は、本発明の上述した特徴において、店舗における過去の消費電力を時刻と対応付けて記憶する記憶部を備え、消費電力予測部は、過去の消費電力に基づいて消費電力を予測することを要旨とする。
本発明の一の特徴は、本発明の上述した特徴において、決定部は、配送時刻決定後から配送時刻までの間において店舗で現実に消費された電力の推移に基づいて、配送時刻を更新することを要旨とする。
本発明の一の特徴は、本発明の上述した特徴において、店舗に配送時刻を通知する送信部を備えることを要旨とする。
本発明に係る第1の特徴は、店舗に商品を配送する配送時刻を決定する配送時刻決定方法であって、店舗における消費電力を時刻と対応付けて予測するステップと、店舗に配送される商品の種類及び数量に基づいて、消費電力の増加量を算出するステップと、消費電力と、増加量と、店舗と電気事業者との間で契約された契約電力とに基づいて、店舗に商品を配送する配送時刻を決定するステップとを備えることを要旨とする。
本発明によれば、店舗の消費電力が契約電力を超えないことを可能とする配送時刻決定装置及び配送時刻決定方法を提供することができる。
次に、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであることに留意すべきである。
(配送システムの概略構成)
図1は、本実施形態に係る配送システム10の概略構成図である。図1に示すように、配送システム10は、配送センター20、配送車両30、店舗A及び店舗Bを含む。配送センター20、配送車両30、店舗A及び店舗Bそれぞれは、通信網40を介して互いに無線接続又は有線接続されており、互いに情報を送受信することができる。
配送センター20は、後述する配送時刻決定装置50(図2参照)を備えており、配送車両30によって店舗A及び店舗Bに商品を配送する配送時刻を決定する。配送センター20は、通信網40を介して、配送車両30、店舗A及び店舗Bに対して配送時刻を通知する。なお、本実施形態において「商品」という場合、店舗A及び店舗Bにおいて冷蔵又は温蔵されることを要する冷蔵/温蔵商品を意味するものとする。
配送車両30は、配送センター20からの通知に基づいて、商品を店舗A及び店舗Bに配送する。配送車両30は、配送センター20からの通知を表示又は印刷するための表示装置又は出力装置を備える。
店舗A及び店舗Bは、例えば、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの店舗である。店舗A及び店舗Bは、配送センター20からの通知を表示又は印刷するための表示装置又は出力装置を備える。また、店舗A及び店舗Bは、通信網40を介して、商品の発注その他の各種情報(図4参照)を配送センター20に通知する。
店舗A及び店舗Bは、電力を消費する複数の電気機器(冷蔵/温蔵ショーケース、冷凍庫、照明、空調機など)を備える。冷蔵/温蔵ショーケースとしては、顧客が商品を自由に取り出せるように扉などが設けられていないオープンショーケースや、冷却/保温効率を高めるために扉が設けられたクローズドショーケースなどが挙げられる。商品が配送された場合、商品は、冷蔵/温蔵ショーケースに陳列される。
また、店舗Bは、屋根に取付けられた太陽光発電機45を備える。店舗Bは、太陽光発電機45によって供給される電力を、店内に設けられた複数の電気機器に供給することができる。
ここで、店舗A及び店舗Bそれぞれは、電気料金について、所定の契約方式に基づいて電力会社と契約を行っている。所定の契約方式とは、例えば、所定の契約電力を超過した場合に、超過量に応じた加徴金が発生する方式などである。従って、店舗A及び店舗Bでは、店舗全体における消費電力が契約電力を超過しないことが要請される。本実施形態では、店舗Aの契約電力を35kW、店舗Bの契約電力を30kWであるものとする。
(配送センターの構成)
図2は、本実施形態に係る配送センター20のブロック図である。図2に示すように、配送センター20は、配送時刻決定装置50、入力装置60、出力装置70及び表示装置80を備える。
配送時刻決定装置50は、店舗A及び店舗Bから通知される各種情報に基づいて、店舗A及び店舗Bに商品を配送する配送時刻を決定する。配送時刻決定装置50の詳細な構成については後述する。
入力装置60は、配送車両30、店舗A及び店舗Bに関する各種情報を人為的に入力するためのキーボードやキーパッドなどである。
出力装置70は、配送時刻決定装置50によって決定された配送時刻に関する情報を印刷するためのプリンターなどである。
表示装置80は、配送時刻決定装置50によって決定された配送時刻に関する情報を表示するためのモニターなどである。
(配送時刻決定装置の構成)
図3は、本実施形態に係る配送時刻決定装置50のブロック図である。図3に示すように、配送時刻決定装置50は、送受信部51、記憶部52、消費電力予測部53、供給電力予測部54、算出部55及び決定部56を備える。
(1)送受信部
送受信部51は、店舗A及び店舗Bに関する各種情報(図4参照)を受信する。また、送受信部51は、店舗A、店舗B及び配送車両30に配送時刻を通知する。
(2)記憶部
記憶部52は、入力装置60から入力された情報と、送受信部51が受信した情報とを記憶する。
記憶部52に記憶されたテーブルの一例について、図面を参照しながら説明する。図4は、本実施形態に係る記憶部52に記憶されたテーブルの一例を示す図である。
図4に示すように、記憶部52に記憶されたテーブルは、店舗A及び店舗Bについての、店舗情報、機器情報、発電機情報、受注商品情報及び消費電力情報によって構成される。なお、図4では、情報が入力されていない箇所を「−」で示している。
店舗情報は、店舗A及び店舗Bの店舗IDや住所、契約電力などを示す。
機器情報は、店舗A及び店舗Bに備え付けられた冷蔵/温蔵ショーケースの消費電力(定格容量)を示す。
発電機情報は、店舗に備え付けられた発電機の型番と、配送日当日の店舗Bにおける天候とを示す。本実施形態では、店舗Bにのみ太陽光発電機45が備え付けられている。太陽光発電機45の型番に基づいて、太陽光発電機45の発電能力を認識することができる。
受注商品情報は、店舗A及び店舗Bから発注された商品の種類と数量とを示す。図4に示すように、受注商品情報には、冷蔵/温蔵商品以外の商品に関する情報が含まれていてもよい。
消費電力情報は、店舗A及び店舗Bで現実に消費された電力を時刻に対応付けて示している。すなわち、消費電力情報は、店舗A及び店舗Bにおける消費電力の過去の実績である。このような消費電力情報としては、配送日の前日あるいは配送日と同じ曜日における実績や、過去数日間における実績の平均値などを用いることができる。
また、消費電力情報は、配送日当日において、配送時刻までの間に店舗A及び店舗Bで現実に消費された電力に書き換えられる。
(3)消費電力予測部
消費電力予測部53は、配送日当日に、店舗A及び店舗Bで消費される電力を時刻と対応付けて予測する。消費電力予測部53は、消費電力情報(過去の実績)、配送日の曜日、天候などを含む様々な要件を考慮して消費電力を予測する。
本実施形態において、消費電力予測部53は、記憶部52に記憶された消費電力情報をそのまま予測消費電力情報として用いることとする。従って、消費電力予測部53は、記憶部52から消費電力情報を取得するとともに、消費電力情報を予測された消費電力として決定部56に通知する。
この場合、消費電力予測部53は、配送時刻決定後から配送時刻までの間において店舗A及び店舗Bで現実に消費された電力の推移に基づいて、店舗A及び店舗Bにおける消費電力を再度予測することが好ましい。例えば、配送時刻決定に際して決定部56に通知した消費電力よりも大きな電力が店舗Aまたは店舗Bで消費されると予測される場合、消費電力予測部53は、決定部56に消費電力の値を訂正する旨を通知する。
(4)供給電力予測部
供給電力予測部54は、発電機を備える店舗において、発電機によって供給される供給電力を時刻と対応付けて予測する。具体的に、供給電力予測部54は、記憶部52に記憶された発電機情報に含まれる太陽光発電機の型番と天候情報とに基づいて、時刻ごとに供給電力を求める。供給電力予測部54は、求めた供給電力を決定部56に通知する。
(5)算出部
算出部55は、店舗Aの機器情報と受注商品情報とに基づいて、3個の冷蔵商品1と10個の冷蔵商品2を冷蔵ショーケース1.2に陳列するとともに、5個の温蔵商品1を温蔵ショーケース1に陳列した場合における店舗Aでの消費電力の増加量を算出する。本実施形態では、店舗Aでの消費電力の増加量を2kWであるものとする。
同様に、算出部55は、店舗Bの機器情報と受注商品情報とに基づいて、10個の冷蔵商品1と20個の冷蔵商品2を冷蔵ショーケース1,2に陳列するとともに、10個の温蔵商品1を温蔵ショーケース1に陳列した場合における店舗Bでの消費電力の増加量を算出する。本実施形態では、店舗Bでの消費電力の増加量を3kWであるものとする。
算出部55は、算出された消費電力の増加量を決定部56に通知する。
(6)決定部
決定部56は、消費電力予測部53から通知される消費電力、供給電力予測部54から通知される供給電力、算出部55から通知される消費電力の増加量、及び記憶部52に記憶されている契約電力に基づいて、店舗A及び店舗Bに商品を配送する配送時刻を決定する。以下、決定部56が配送時刻を決定する手法の一例を具体的に説明する。
決定部56は、店舗Aについて図5(a)に示すテーブルを有し、店舗Bについて図5(b)に示すテーブルを有する。
まず、決定部56は、図5に示すテーブルに基づいて、店舗A及び店舗Bへの配送可能時刻を特定する。ここで、配送可能時刻とは、消費電力(B)と増加量(D)との和が、契約電力(A)と供給電力(C)との和以下である時刻である。図5では、配送可能時刻を「○」、配送不能時刻を「×」として示している。図5(a)に示すテーブルより、決定部56は、店舗Aへの配送可能時刻が9時〜11時と、15時〜17時であることを特定する。また、図5(b)に示すテーブルより、決定部56は、店舗Bへの配送可能時刻が9時〜13時であることを特定する。
次に、決定部56は、記憶部52に記憶されている店舗情報に基づいて、配送車両30が配送センター20から店舗A又は店舗Bに到着するまでにかかる時間を特定する。本実施形態では、配送センター20から店舗Aまで1時間かかり、配送センター20から店舗Bまで1時間30分かかるものとする。
次に、決定部56は、記憶部52に記憶されている発注商品情報に基づいて、店舗A及び店舗Bにおける荷下ろしにかかる時間を特定する。本実施形態では、店舗Aにおける荷下ろしに1時間かかり、店舗Bにおける荷下ろしに1時間30分かかるものとする。
以上より、決定部56は、店舗A及び店舗Bに商品を配送する配送時刻を決定する。本実施形態において、決定部56は、店舗Bへの配送時刻を10時半、店舗Aへの配送時刻を15時に決定する。決定部56は、送受信部51を介して、配送車両30、店舗A及び店舗Bに図6に示す配送指示を通知する。
ここで、決定部56は、消費電力の値を訂正する旨の通知を消費電力予測部53から受けた場合、図5(a)及び図5(b)に示すテーブルのうち消費電力の欄を訂正するとともに、配送時刻を更新する。
例えば、図7に示すように、決定部56は、13時〜17時における店舗Aでの消費電力が訂正した場合、店舗Aにおいて15時を配送不能時刻に変更する。そのため、決定部56は、店舗Aへの配送時刻を16時に変更するとともに、配送時刻を16時に変更した旨を配送車両30及び店舗Aに通知する。
(配送時刻決定装置の動作)
以下において、実施形態に係る配送時刻決定装置50の動作について、図面を参照しながら説明する。図8は、配送時刻決定装置50の動作を示すフロー図である。
図8に示すように、ステップ10において、配送時刻決定装置50は、店舗A及び店舗Bにおける消費電力を時刻と対応付けて予測する。
ステップ20において、配送時刻決定装置50は、店舗Bに設けられた太陽光発電機45によって供給される供給電力を時刻と対応付けて予測する。この場合、配送日当日の店舗Bにおける天候を参照することが好ましい。
ステップ30において、配送時刻決定装置50は、店舗A及び店舗Bに配送される商品の種類及び数量に基づいて、店舗A及び店舗Bにおける消費電力の増加量を算出する。この場合、店舗A及び店舗Bの機器情報(冷蔵/温蔵ショーケースの定格容量)を参照することが好ましい。
ステップ40において、配送時刻決定装置50は、予測した消費電力、予測した供給電力、算出した増加量及び契約電力に基づいて、店舗A及び店舗Bに商品を配送する配送時刻を決定する。この場合、配送時刻決定装置50は、配送車両30が配送センター20から店舗A又は店舗Bに到着するまでの移動時間や、店舗A及び店舗Bにおける荷下ろしにかかる作業時間などを考慮することが好ましい。
ステップ50において、配送時刻決定装置50は、決定した配送時刻を配送車両30、店舗A及び店舗Bに通知する。
ステップ60において、配送時刻決定装置50は、予測した消費電力を訂正したか否かを判定する。予測した消費電力を訂正した場合にはステップ70に進み、訂正しない場合には終了する。
ステップ70において、配送時刻決定装置50は、訂正された消費電力、予測した供給電力、算出した増加量及び契約電力に基づいて、店舗A及び店舗Bに商品を配送する配送時刻を変更するか否かを判定する。配送時刻を変更する場合にはステップ80に進み、配送時刻を変更しない場合には終了する。
ステップ80において、配送時刻決定装置50は、変更した配送時刻を配送車両30、店舗A及び店舗Bに通知する。
(作用及び効果)
本実施形態に係る配送時刻決定装置50は、店舗Aにおける消費電力を時刻と対応付けて予測する消費電力予測部53と、店舗Aに配送される商品の種類及び数量に基づいて、店舗Aにおける消費電力の増加量を算出する算出部55と、予測された消費電力と、算出された増加量と、契約電力とに基づいて、店舗Aに商品を配送する配送時刻を決定する決定部56とを備える。具体的に、決定部56は、予測された消費電力と算出された増加量との和が契約電力以下である時間帯において配送時刻を決定する。
このように、本実施形態に係る配送時刻決定装置50によれば、店舗Aの消費電力が契約電力を超えない時刻において、店舗Aに商品を配送することができる。また、店舗Aでの消費電力が大きい時間帯に商品を配送することを回避できるため、特定の時間帯に電力負荷が集中することを抑制することができる。
また、配送時刻決定装置50は、店舗Bに設けられた太陽光発電機45によって供給される供給電力を時刻と対応付けて予測する供給電力予測部54を備える。決定部56は、店舗Bについて、予測された消費電力と、予測された供給電力と、算出された増加量と、契約電力とに基づいて、店舗Bに商品を配送する配送時刻を決定する。具体的に、決定部56は、予測された消費電力と算出された増加量との和が契約電力と予測された供給電力との和以下である時間帯において店舗Bへの配送時刻を決定する。
このように、店舗Bに設けられた太陽光発電機45による供給電力を考慮することによって、より店舗Bの実情に沿った配送時刻の決定をすることができる。
また、配送時刻決定装置50は、店舗A及び店舗Bにおける過去の消費電力を時刻と対応付けて記憶する記憶部を備え、消費電力予測部53は、過去の消費電力に基づいて消費電力を予測する。
従って、店舗A及びBにおける消費電力の過去の実績をもとに消費電力を予測するため、より店舗A及び店舗Bの実情に沿った配送時刻の決定をすることができる。
また、配送時刻決定装置50は、配送時刻決定後から配送時刻までの間において店舗A及び店舗Bで現実に消費された電力の推移に基づいて、配送時刻を更新する。このように、配送日当日における消費電力の実績を考慮して配送時刻を更新できるため、より店舗A及び店舗Bの実情に沿った配送時刻の決定をすることができる。
(その他の実施形態)
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上記実施形態では、1時間ごとにおける消費電力及び供給電力の予測を行うこととしたが、より短い間隔で行ってもよい。例えば、10分ごとにおける消費電力及び供給電力の予測を行えば、より詳細に配送時刻を決定することができる。
また、上記実施形態では、配送時刻決定装置50が供給電力予測部54を備えることとしたが、発電機を備える店舗がなければ、配送時刻決定装置50は供給電力予測部54を備えなくてもよい。
また、上記実施形態では、店舗Aと店舗Bとの2店舗に商品を配送する場合について説明したが、本発明は、1の店舗又は3以上の店舗に商品を配送する場合にも適用することができる。なお、多数の店舗に商品を配送する場合には、例えば、「配送センター20から遠い順に配送する」などの取り決めに従って配送時刻を決定することが好ましい。所定の取り決めに従うことによって、より効率的に配送時刻を決定することができる。
また、上記実施形態では、店舗A及び店舗Bを有人店舗であるものとして説明したが、店舗A及び店舗Bは、自動販売機などの無人店舗であってもよい。
また、上記実施形態では、配送センター20が配送時刻決定装置50を備えることとしたが、配送車両30が配送時刻決定装置50を備えていてもよい。
また、上記実施形態において、供給電力予測部54は、配送時刻決定後から配送時刻までの間において店舗Bで現実に供給された供給電力の推移に基づいて、供給電力を訂正してもよい。この場合、当該訂正に基づいて、決定部56は、配送時刻を変更することができる。
本発明の実施形態に係る配送システム10の概略構成図である。 本発明の実施形態に係る配送センター20のブロック図である。 本発明の実施形態に係る配送時刻決定装置50のブロック図である。 本発明の実施形態に係る記憶部52に記憶されたテーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係る決定部56が有するテーブルを示す図である(その1)。 本発明の実施形態に係る決定部56が、配送車両30、店舗A及び店舗Bに通知する配達指示を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る決定部56が有するテーブルを示す図である(その2)。 本発明の実施形態に係る配送時刻決定装置50の動作を示すフロー図である。
符号の説明
A,B…店舗
10…配送システム
20…配送センター
30…配送車両
40…通信網
45…太陽光発電機
50…配送時刻決定装置
51…送受信部
52…記憶部
53…消費電力予測部
54…供給電力予測部
55…算出部
56…決定部
60…入力装置
70…出力装置
80…表示装置

Claims (8)

  1. 店舗において冷蔵又は温蔵することを要する商品を前記店舗に配送する配送時刻を決定する配送時刻決定装置であって、
    前記店舗における消費電力を時刻と対応付けて予測する消費電力予測部と、
    前記店舗に配送される前記商品の種類及び数量に基づいて、前記消費電力の増加量を算出する算出部と、
    予測された前記消費電力と、算出された前記増加量と、前記店舗と電気事業者との間で契約された契約電力とに基づいて、前記店舗に前記商品を配送する配送時刻を決定する決定部と
    を備えることを特徴とする配送時刻決定装置。
  2. 前記決定部は、前記消費電力と前記増加量との和が前記契約電力以下である時間帯において、前記配送時刻を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の配送時刻決定装置。
  3. 前記店舗に設けられる発電機によって供給される供給電力を時刻と対応付けて予測する供給電力予測部を備え、
    前記決定部は、予測された前記供給電力に基づいて前記配送時刻を決定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の配送時刻決定装置。
  4. 前記決定部は、前記消費電力と前記増加量との和が前記契約電力と前記供給電力との和以下である時間帯において、前記配送時刻を決定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の配送時刻決定装置。
  5. 前記店舗における過去の消費電力を時刻と対応付けて記憶する記憶部を備え、
    前記消費電力予測部は、前記過去の消費電力に基づいて前記消費電力を予測する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の配送時刻決定装置。
  6. 前記決定部は、前記配送時刻決定後から前記配送時刻までの間において前記店舗で現実に消費された電力の推移に基づいて、前記配送時刻を更新する
    ことを特徴とする請求項5に記載の配送時刻決定装置。
  7. 前記店舗に前記配送時刻を通知する送信部を備える
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の配送時刻決定装置。
  8. 店舗に商品を配送する配送時刻を決定する配送時刻決定方法であって、
    前記店舗における消費電力を時刻と対応付けて予測するステップと、
    前記店舗に配送される前記商品の種類及び数量に基づいて、前記消費電力の増加量を算出するステップと、
    前記消費電力と、前記増加量と、前記店舗と電気事業者との間で契約された契約電力とに基づいて、前記店舗に前記商品を配送する配送時刻を決定するステップと
    を備えることを特徴とする配送時刻決定方法。
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