JP2009227284A - 名刺取出し用ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】名刺を名刺入れに収納させ易く、名刺と収納部内表面との摩擦抵抗や名刺相互の摩擦抵抗を低減でき、名刺の基端部分相互が密接し難く、名刺を一枚宛確実に、スムーズに、迅速に、連続して取出せ、構成簡素で、取扱い易い名刺取出し用ケースを提供する。
【解決手段】ケース本体A1と、ケース本体A1の収容部の奥部に配する段差構成体A2とからなり、ケース本体A1は、上面板1と、下面板2と、これらの基端縁に折目線を介して連設される奥片3とを備え、名刺の収容・取出し方向に対して適宜角度で傾斜する傾斜係止部5は、複数の名刺の基端縁部分が当接したときに、名刺の先端縁部分に所定間隔宛の段差が生じるような略階段状に、或いは、傾斜面に沿って多数の滑り止め小突起を突設した状態に形成し、複数の名刺の基端縁部分を、傾斜係止部5に係止して段差状態に保持できるよう構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数(例えば、20枚程度)の名刺を収容できるようにすると共に、これらを名刺入れ等に収納できるようにした名刺取出し用ケースに係り、特に、名刺を一枚宛確実に取出せるようにすると共に、この取出し操作がスムーズに、迅速に、且つ連続して行えるように工夫した名刺取出し用ケースに関するものである。
従来、名刺を名刺入れ等から取出す手段としては、例えば、名刺入れに収納されている複数の名刺の上がわに親指を当てると共に、下がわに人差し指の先を挿入するようにして上がわの名刺を一枚だけ誘い出してから取出すようにしていた。
ところが、乾燥肌の人や高齢者等に多く見受けられるように、指先が乾燥しているコンディションのときには、名刺と指との間が非常に滑り易くなっており、重なっている状態の名刺を一枚だけ誘い出すことが難しいものとなっていた。すなわち、名刺を一枚だけ誘い出してから取出すのに時間がかかったり、或いは、二枚取出して渡してしまったりするような難点があった。
加えて、名刺を取出す際の仕草がぎこちなく、名刺交換がスマートに行えるような機会が少ないものとなっていた。例えば、図12に示すように、親指を上がわの名刺の上面中央部分に当て、人差し指の先で上がわの名刺を一枚だけ誘い出してから取出し、手首を捻って名刺を約90度旋回させて手渡していた。
そのため、名刺の取出しが行い易くなるように特許文献1に示されているような名刺入れが考案されるようになった。これは、少なくとも名刺等のカードを入れる収納部と、この収納部の開口部分を覆うカバーを有して二つ折りしてなる名刺入れであって、前記二つ折りの折り曲げ部にカード等の被挟持物を挟持する挟持部を設けたもので、更に、前記収納部の名刺等のカードが当接する底に傾斜部を設けたものである。
実開平7−7523号公報
ところが、前述の如き名刺入れにあっては、例えば、挟持部に予め挟持せしめておいた一枚の名刺の取出しは極めて簡単に行うことができるようになるが、名刺交換会のように多数の人に名刺を渡す場合には、収納部から名刺を取出さねばならない難点があった。
また、収納部から取出される名刺は、収納部の底に傾斜部を設けてあるため、名刺の端面が傾斜面に沿って傾斜した状態となり、名刺の取出しがある程度行い易くなってはいるが、複数の名刺は、名刺入れの収納部に直接的に収納されているため、取出される上がわ(或いは、下がわ)の名刺が収納部内表面に接触していると共に、その接触抵抗が大きく、スムーズに取出し難いものとなっていた。
しかも、傾斜面に当接している名刺の端面部分は、傾斜面に沿って移動可能であるため、収納部に収納される名刺の数が多い場合等に、厚み方向に圧迫を受けて、名刺相互が離れ難くなるような問題点もあった。
そこで、本発明は前述の如き難点等を解消して、名刺を一枚宛確実に取出せるようにすると共に、この取出し操作がスムーズに、迅速に、且つ連続して行えるようにし、しかも、複数の名刺を名刺入れに収納させ易く、構成が比較的簡素で、取扱い易く、スマートな名刺交換が行えるような名刺取出し用ケースを提供できるようにすべく創出されたもので、請求項1記載の名刺取出し用ケースにあっては、適宜名刺入れBの収納部に収納可能となるよう形成されると共に、複数の名刺を収容可能となるよう形成される名刺取出し用ケースAであって、この名刺取出し用ケースAは、ケース本体A1と、ケース本体A1の収容部の奥部に配される段差構成体A2とからなり、ケース本体A1は、上面板1と、この上面板1に対して所定間隔を隔てて略平行となる下面板2と、上面板1の基端縁と下面板2の基端縁とに折目線を介して連設される奥片3とを少なくとも備え、段差構成体A2は、ケース本体A1の収容部に於ける名刺の収容・取出し方向に対して適宜角度で傾斜する傾斜係止部5を有しており、この傾斜係止部5は、ケース本体A1に収容した複数の名刺の基端縁部分が当接したときに、複数の名刺の先端縁部分に所定間隔宛の段差が生じるように形成され、しかも、傾斜係止部5は、名刺の厚みに対応する段差を備えた略階段状に、或いは、傾斜面に沿って多数の滑り止め小突起を突設した状態に形成され、収容される複数の名刺の基端縁部分が、傾斜係止部5に係止して段差状態に保持されるよう構成する手段を採用した。
また、請求項2記載の名刺取出し用ケースにあっては、前記段差構成体A2の傾斜係止部5は、ケース本体A1の収容部に於ける名刺の収容・取出し方向に対して適宜角度で傾斜する奥片3に、或いはケース本体A1の収容部の奥部に配した取付片6の傾斜部に、多数の切欠溝7を所定間隔に平行に配することにより構成する手段を採用した。
更に、請求項3記載の名刺取出し用ケースにあっては、前記段差構成体A2の傾斜係止部5は、所定ピッチの適宜ネジ棒を軸心に対して斜めに適宜カットしたような形状のネジ棒片8を形成し、このネジ棒片8をケース本体A1の上面板1と奥片3に跨るように接着すると共に、ケース本体A1の幅方向に於いて適宜間隔を隔てて複数配することにより構成する手段を採用した。
そして、請求項4記載の名刺取出し用ケースにあっては、前記段差構成体A2の傾斜係止部5は、所定の厚みを有すると共に、その長さが所定寸法宛異なるように形成された複数の矩形片を、略階段状となるように重ねて接着することにより構成する手段を採用した。
それから、請求項5記載の名刺取出し用ケースにあっては、前記段差構成体A2の傾斜係止部5は、ケース本体A1の収容部に於ける名刺の収容・取出し方向に対して適宜角度で傾斜する奥片3に、或いはケース本体A1の収容部の奥部に配した取付片6の傾斜部に、かなり細かな多数の滑り止め小突起となる砥粒が配されている布ヤスリを接着することにより構成する手段を採用した。
従って、本発明の請求項1記載の名刺取出し用ケースAによれば、名刺を一枚宛確実に取出せるようになると共に、この取出し操作がスムーズに、迅速に、且つ連続して行えるようになる。しかも、複数の名刺を名刺入れBに収納させ易く、構成が比較的簡素で、取扱い易い名刺取出し用ケースAとなる。
更に、ケース本体A1は、上面板1と、この上面板1に対して所定間隔を隔てて略平行となる下面板2と、上面板1の基端縁と下面板2の基端縁とに折目線を介して連設される奥片3とを少なくとも備えているので、名刺取出し用ケースAに収容されている名刺と、名刺入れBの収容部内表面との間に於ける接触部分が少なくなり、名刺と収納部内表面との摩擦抵抗をかなり低減できるようになり、上面の名刺をより取出し易いものとなる。しかも、名刺入れBから複数の名刺に加えられる厚み方向の圧迫力を名刺取出し用ケースAで受けられるようになり、名刺相互の摩擦抵抗を低減でき、名刺の取出しがよりスムーズに行えるようになる。
特に、段差構成体A2は、ケース本体A1の収容部に於ける名刺の収容・取出し方向に対して適宜角度で傾斜する傾斜係止部5を有しており、この傾斜係止部5は、ケース本体A1に収容した複数の名刺の基端縁部分が当接したときに、複数の名刺の先端縁部分に所定間隔宛の段差が生じるように形成され、しかも、傾斜係止部5は、名刺の厚みに対応する段差を備えた略階段状に、或いは、傾斜面に沿って多数の滑り止め小突起を突設した状態に形成され、収容される複数の名刺の基端縁部分が、傾斜係止部5に係止して段差状態に保持されるよう構成したので、名刺入れBの収納部に於いて、複数の名刺の基端縁部分が厚み方向で圧迫を受けたとしても、名刺夫々の基端縁部分が傾斜係止部5で保持されるようになり、名刺の基端部分相互が密接し難く、名刺を一枚宛確実に取出せるようになると共に、この取出し操作がスムーズに、迅速に、且つ連続して行えるようになる。
ひいては、図11に示すように、上がわの名刺の上面隅部に当てた親指と、人差し指の先で上がわの名刺を一枚だけ摘んで取出せ、手首を捻って名刺を約90度旋回させたりすることなく、そのまま名刺を相手に手渡せるようになり、名刺を取出す際の仕草や、名刺交換がスマートに行えるようになる。
また、本発明の請求項2記載の名刺取出し用ケースAによれば、名刺の収容・取出し方向に対して適宜角度で傾斜する奥片3に、或いはケース本体A1の収容部の奥部に配した取付片6の傾斜部に、多数の切欠溝7を所定間隔に平行に配するだけで、段差構成体A2の傾斜係止部5を極めて簡単に、正確に、且つ低廉に設けられるようになる。ひいては、構成が簡素で、形成し易く、経済的な名刺取出し用ケースAとなる。
更に、本発明の請求項3記載の名刺取出し用ケースAによれば、複数のネジ棒片8の接着によって正確な段差の傾斜係止部5を簡単に設けられるようになる。ひいては、構成が簡素で、低廉で、経済的な名刺取出し用ケースAとなる。
加えて、ネジ棒片8を、ケース本体A1の幅方向に於いて適宜間隔を隔てて複数配することにより構成したので、名刺をバランス良く傾斜係止部5に係止して保持できるようになる。
特に、ネジ棒片8は、所定ピッチのネジ棒を軸心に対して斜めに適宜カットしたような形状に形成してあるので、そのネジ山が名刺に係止して保持する部分の面積が少なくなり、傾斜係止部5から名刺が離れ易くなって、名刺を取出し易くなる。
そして、本発明の請求項4記載の名刺取出し用ケースAによれば、複数の矩形片を重ねて接着することによって正確な略階段状の傾斜係止部5を簡単に設けられるようになる。ひいては、構成が簡素で、低廉で、経済的な名刺取出し用ケースAとなる。
それから、本発明の請求項5記載の名刺取出し用ケースAによれば、名刺の収容・取出し方向に対して適宜角度で傾斜する奥片3に、或いはケース本体A1の収容部の奥部に配した取付片6の傾斜部に、かなり細かな多数の滑り止め小突起となる砥粒が配されている布ヤスリを接着するだけで、段差構成体A2の傾斜係止部5を極めて簡単に且つ低廉に設けられるようになる。ひいては、構成が簡素で、形成し易く、経済的な名刺取出し用ケースAとなる。
以下、本発明を図示例に基づいて説明すると、次の通りである。
本発明の名刺取出し用ケースAは、複数の名刺を収容できるようにすると共に、これらを名刺入れB等に収納できるように形成したもので、特に、乾燥肌の人や高齢者等に多く見受けられるように、指先が乾燥しているコンディションのときでも、名刺を一枚宛確実に取出せるようにすると共に、この取出し操作がスムーズに、迅速に、且つ連続して行えるように工夫したものである。
具体的には、先ず、ケース本体A1と、ケース本体A1の収容部の奥部に配される段差構成体A2とで構成されている。
そして、ケース本体A1は、上面板1と、この上面板1に対して所定間隔を隔てて略平行となる下面板2と、上面板1の基端縁と下面板2の基端縁とに折目線を介して連設される奥片3とを少なくとも備えている。
更に、段差構成体A2は、ケース本体A1の収容部に於ける名刺の収容・取出し方向に対して適宜角度で傾斜する傾斜係止部5を有しており、この傾斜係止部5は、ケース本体A1に収容した複数の名刺の基端縁部分が当接したときに、複数の名刺の先端縁部分に所定間隔宛の段差が生じるように形成されている。
しかも、傾斜係止部5は、名刺の厚みに対応する段差を備えた略階段状に、或いは、傾斜面に沿って多数の滑り止め小突起を突設した状態に形成され、収容される複数の名刺の基端縁部分が、傾斜係止部5に係止して段差状態に保持されるよう構成したものである。
前記ケース本体A1は、例えば、透明な(或いは、半透明、不透明でも良い)適宜合成樹脂材によって形成され、軽量で、収容される名刺が視認できるように形成されている。しかも、20枚程度の複数の名刺をその先端がわ部分を残して収容できるように形成され、更に、適宜名刺入れBの基体B1に収納できるような寸法、形状に形成されている。
具体的には、適宜合成樹脂製のシート材(例えば、厚みが0.4mm)を適宜折曲げ手段(或いは、折曲げ及び接着手段)によって形成したり、或いは、適宜合成樹脂材の成型加工手段等によって形成される。
しかも、ケース本体A1は、略矩形薄板状の上面板1と、この上面板1に対して所定間隔を隔てて略平行となると共に、上面板1より長く形成される略矩形薄板状の下面板2と、上面板1の基端縁と下面板2の基端縁とに折目線を介して連設される略細長矩形薄板状の奥片3とを備えた略細長溝状に形成されている。
更に、この細長溝状のケース本体A1の左右側部の開口部分は、略細長矩形薄板状(或いは、略細長台形薄板状やその他の薄板状でも良い)の左右側片4を、上面板1や下面板2の側端縁に必要に応じて連設する(例えば、折目線を介して直接的に側片4を連設したり、或いは、側片4に折目線を介して糊しろ片を連設し、この糊しろ片を介して間接的に連設したりできる)ことによって閉塞しても良い。すなわち、先端がわが開口された略偏平箱状にケース本体A1を形成しても良い。
尚、ケース本体A1の上面板1と下面板2は、その先端縁がわの間隔が基端縁がわの間隔より僅かに大きくなるように形成して、複数の名刺をケース本体A1内にスムーズに収容できるように形成しても良い。
また、ケース本体A1の左右側片4は、その先端縁がわが側方に向って僅かに拡開するように形成して、複数の名刺をケース本体A1内によりスムーズに収容できるように形成しても良い。
更に、ケース本体A1は、一枚の適宜合成樹脂製シート材を適宜折曲げや接着によって組立てできるように構成して、そのコストをより低減できるようにしても良い。
前記段差構成体A2は、ケース本体A1の収容部に於ける名刺の収容・取出し方向に対して適宜角度(例えば、約23度)で傾斜する傾斜係止部5を有している。
そして、図2〜図4に示す段差構成体A2は、例えば、ケース本体A1の収容部の奥部に配した取付片6によって構成されたもので、この取付片6は、名刺の収容・取出し方向に対して適宜角度(例えば、約23度)で傾斜する傾斜部と、この傾斜部に連設されると共に奥片3に接着されるベース部とを備え、傾斜部には、多数の切欠溝7が所定間隔に平行に配されている。すなわち、段差構成体A2の傾斜係止部5を極めて簡単に、正確に、且つ低廉に設けられるように形成されている。しかも、名刺夫々の基端縁部分が傾斜係止部5に確実に係止して、段差状態に確実に保持されるよう形成されている。
また、図5〜図7に示す段差構成体A2は、例えば、透明な樹脂製の適宜ネジ棒(例えば、M4のネジ棒やM4のボルト等)を用いて構成したもので、具体的には、このネジ棒を軸心に対して斜め(例えば、軸心との交差角度が約23度と約113度)に適宜カットしたような形状のネジ棒片8を形成する(図5参照)。そして、このネジ棒片8をケース本体A1の上面板1と奥片3に跨るように接着する(図5参照)と共に、ケース本体A1の幅方向に於いて適宜間隔を隔てて複数(例えば、三個)配して(図6、図7参照)構成されている。すなわち、複数のネジ棒片8によって正確な段差の傾斜係止部5を簡単に設けられ、名刺をバランス良く係止して保持できるように形成してある。
しかも、ネジ棒片8のネジ山の稜線部分のみが名刺に係止して保持するようになり、その接触面積も少なく、傾斜係止部5から名刺が離れ易くなって、名刺を取出し易くなるように形成してある。
更に、図8に示す段差構成体A2は、例えば、ケース本体A1の収容部の奥部に、名刺の収容・取出し方向に対して適宜角度(例えば、約23度)で傾斜する傾斜部と、この傾斜部に連設されると共に奥片3に接着されるベース部とを備えた取付片6を配し、この取付片6の傾斜部に、かなり細かな多数の滑り止め小突起となる砥粒が配されている布ヤスリ9を接着して構成されたものである。すなわち、段差構成体A2の傾斜係止部5を極めて簡単に且つ低廉に設けられるように形成されている。しかも、名刺夫々の基端縁部分が傾斜係止部5に確実に係止して、段差状態に確実に保持されるよう形成されている。
そして、図9に示す段差構成体A2は、例えば、所定の厚み(例えば、0.4mm)を有すると共に、その長さが所定寸法(例えば、0.5mm)宛異なるように形成された複数(例えば、20枚)の矩形片を、傾斜係止部5が略階段状となるように重ねて接着して構成されたものである。すなわち、段差構成体A2の傾斜係止部5を簡単に且つ正確に設けられるように形成されている。しかも、名刺夫々の基端縁部分が傾斜係止部5に確実に係止して、段差状態に確実に保持されるよう形成されている。
それから、図10に示す段差構成体A2は、例えば、ケース本体A1の収容部に於ける名刺の収容・取出し方向に対して適宜角度(例えば、約23度)で傾斜するように奥片3を配し、この奥片3に、かなり細かな多数の滑り止め小突起となる砥粒が配されている布ヤスリ9を接着して構成されたものである。すなわち、段差構成体A2の傾斜係止部5を極めて簡単に且つ低廉に設けられるように形成されている。しかも、名刺夫々の基端縁部分が傾斜係止部5に確実に係止して、段差状態に確実に保持されるよう形成されている。
尚、この傾斜している奥片3に、布ヤスリ9を接着する代わりに多数の切欠溝7を所定間隔に平行に配しても良い(図示せず)。すなわち、段差構成体A2の傾斜係止部5を極めて簡単に、正確に、且つ低廉に設けられるように形成しても良く、名刺夫々の基端縁部分が傾斜係止部5に確実に係止して、段差状態に確実に保持できるようにすることも可能である。
前記名刺入れBは、例えば、名刺取出し用ケースAが収納される基体B1と、この基体B1に折目線を介して連設されると共に、基体B1の開口部分を開閉自在な蓋体B2とからなる。
そして、基体B1は、例えば、正面板10と、背面板11と、底面板12と、左右側面板13とからなり、蓋体B2は、例えば、基体B1の開口部分を閉鎖可能な平面板15と、正面板10の一部に重なるようにできる前蓋板16とからなっている。
ところで、名刺取出し用ケースAの具体的構成、形状、寸法、材質、ケース本体A1の具体的構成、形状、寸法、材質、段差構成体A2の具体的構成、形状、寸法、材質、上面板1の具体的構成、形状、寸法、材質、下面板2の具体的構成、形状、寸法、材質、奥片3の具体的構成、形状、寸法、材質、左右側片4の具体的構成、形状、寸法、材質、傾斜係止部5の具体的構成、形状、寸法、配設位置、材質、取付片6の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、切欠溝7の具体的構成、形状、寸法、数、配設間隔、ネジ棒片8の具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、具体的固着手段、布ヤスリ9の具体的構成、形状、寸法、材質、名刺入れBの具体的構成、形状、寸法、材質等は図示例のもの等に限定されることなく適宜自由に設定、変更できるものである。
尚、前記段差構成体A2の傾斜係止部5は、ケース本体A1の収容部に於ける名刺の収容・取出し方向に対して適宜角度で傾斜する奥片3や、或いはケース本体A1の収容部の奥部に配した取付片6の傾斜部に、平行でかなり細かい凹凸を連続して配したようなものであっても良い。
本発明の名刺取出し用ケースAは、前述の如く構成されており、次にその使用例について説明する。先ず、名刺取出し用ケースAのケース本体A1に複数(例えば、20枚)の名刺を収容させる。このとき、名刺の長辺部分(名刺入れBのタイプによっては短辺部分でも良い)が名刺取出し用ケースAの開口部分に位置するように収容させる。そして、これらを適宜名刺入れBの収納部に収納する。
それから、名刺を取出す場合は、例えば、図11に示すように左手で名刺入れBを保持すると共に、前蓋板16及び平面板15を展開せしめ、上がわの名刺の上面右前隅部に当てた右手親指と、右手人差し指の先で上がわの名刺を一枚だけ摘み、このまま前方に(相手に向って)引出す。そして、前蓋板16の上に名刺を置くようにして、両手を添えた状態のまま相手に名刺を差し出す。しかして、名刺を取出す際の仕草や、名刺交換が、マナー良く、スピーディーに、且つスマートに行えるようになる。
本発明の名刺取出し用ケースに複数の名刺を収容させ、これを名刺入れに収納する状態及び収納(収容)後の状態を例示する概略斜視図である。 本発明の名刺取出し用ケースを名刺入れに収納すると共に複数の名刺を名刺取出し用ケースに収容させる状態及びこれらの収納(収容)後の状態を例示する一部省略概略断面図である。 本発明の名刺取出し用ケースに複数の名刺を収容すると共にこれらを名刺入れに収納させた状態に於いて、名刺を順次引出した状態を例示する概略断面図である。 本発明の名刺取出し用ケースを例示する縦断側面図である。 本発明の名刺取出し用ケースの他の実施例を示す縦断側面図である。 本発明の名刺取出し用ケースの他の実施例を示す一部切欠背面図である。 本発明の名刺取出し用ケースの他の実施例を示す一部切欠正面図である。 本発明の名刺取出し用ケースの他の実施例を示す縦断側面図である。 本発明の名刺取出し用ケースの他の実施例を示す縦断側面図である。 本発明の名刺取出し用ケースの他の実施例を示す縦断側面図である。 本発明の名刺取出し用ケースを収納した名刺入れから名刺を取出して渡すときの状態を例示する斜視図である。 従来に於いて名刺入れから名刺を取出して渡すときの状態を例示する斜視図である。
符号の説明
A 名刺取出し用ケース
A1 ケース本体
1 上面板
2 下面板
3 奥片
4 側片
A2 段差構成体
5 傾斜係止部
6 取付片
7 切欠溝
8 ネジ棒片
9 布ヤスリ
B 名刺入れ
B1 基体
B2 蓋体
10 正面板
11 背面板
12 底面板
13 側面板
15 平面板
16 前蓋板

Claims (5)

  1. 適宜名刺入れの収納部に収納可能となるよう形成されると共に、複数の名刺を収容可能となるよう形成される名刺取出し用ケースであって、この名刺取出し用ケースは、ケース本体と、ケース本体の収容部の奥部に配される段差構成体とからなり、ケース本体は、上面板と、この上面板に対して所定間隔を隔てて略平行となる下面板と、上面板の基端縁と下面板の基端縁とに折目線を介して連設される奥片とを少なくとも備え、段差構成体は、ケース本体の収容部に於ける名刺の収容・取出し方向に対して適宜角度で傾斜する傾斜係止部を有しており、この傾斜係止部は、ケース本体に収容した複数の名刺の基端縁部分が当接したときに、複数の名刺の先端縁部分に所定間隔宛の段差が生じるように形成され、しかも、傾斜係止部は、名刺の厚みに対応する段差を備えた略階段状に、或いは、傾斜面に沿って多数の滑り止め小突起を突設した状態に形成され、収容される複数の名刺の基端縁部分が、傾斜係止部に係止して段差状態に保持されるよう構成したことを特徴とする名刺取出し用ケース。
  2. 前記段差構成体の傾斜係止部は、ケース本体の収容部に於ける名刺の収容・取出し方向に対して適宜角度で傾斜する奥片に、或いはケース本体の収容部の奥部に配した取付片の傾斜部に、多数の切欠溝を所定間隔に平行に配することにより構成したことを特徴とする請求項1記載の名刺取出し用ケース。
  3. 前記段差構成体の傾斜係止部は、所定ピッチの適宜ネジ棒を軸心に対して斜めに適宜カットしたような形状のネジ棒片を形成し、このネジ棒片をケース本体の上面板と奥片に跨るように接着すると共に、ケース本体の幅方向に於いて適宜間隔を隔てて複数配することにより構成したことを特徴とする請求項1記載の名刺取出し用ケース。
  4. 前記段差構成体の傾斜係止部は、所定の厚みを有すると共に、その長さが所定寸法宛異なるように形成された複数の矩形片を、略階段状となるように重ねて接着することにより構成したことを特徴とする請求項1記載の名刺取出し用ケース。
  5. 前記段差構成体の傾斜係止部は、ケース本体の収容部に於ける名刺の収容・取出し方向に対して適宜角度で傾斜する奥片に、或いはケース本体の収容部の奥部に配した取付片の傾斜部に、かなり細かな多数の滑り止め小突起となる砥粒が配されている布ヤスリを接着することにより構成したことを特徴とする請求項1記載の名刺取出し用ケース。
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