JP2009226104A - 携帯型香炉 - Google Patents
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Abstract
【課題】時と所を選ばず簡単な操作で聞香を愉しむことができる携帯可能な香炉を提供する。
【解決手段】電池を電源として、発熱体への通電を行うことによって発生する熱により香剤の加熱を行うこと、且つ、香剤載置容器部分をその取り付け部分においてスライドさせる簡単な操作で、香剤の特質に適した温度の選択を可能とした携帯可能な聞香に適した香炉が提供される。
【選択図】図1
【解決手段】電池を電源として、発熱体への通電を行うことによって発生する熱により香剤の加熱を行うこと、且つ、香剤載置容器部分をその取り付け部分においてスライドさせる簡単な操作で、香剤の特質に適した温度の選択を可能とした携帯可能な聞香に適した香炉が提供される。
【選択図】図1
Description
本発明は、香炉に関するものであり、更に詳しくは、香剤を載せる香剤載置部及び電池を電源とした発熱体による発熱によって香剤を加熱することができる部分を備えている携帯型香炉に係るものである。従って、本発明は、香に関するものの中、取り分け聞香のための最適な香炉に関するものである。
従来から、香りの愉しみ方には、香剤から自然に発散する香気成分を空間に漂わせる、例えば、におい袋に類するもの、香剤に火を着けその熱によって香剤の香気成分を煙りとともに漂わせる、例えば、線香やインセンスに類するもの、発熱物の上に香剤を着火することがない状態にして載置し、熱によって香剤の香気成分が蒸散するのをまって、聞くという聞香がある。これらの中、聞香と呼ばれる方法は、香りの出ない聞香専用灰の中にたどんと称するものを埋め、炭団の上が頂点となるよう、山状に灰を整え、その上に、熱伝導の良好な薄い板状物、銀葉と称するものを置き、その上に香剤を載せて加熱するとき、香剤に含まれている香気成分が蒸散し、幽かに漂ってくる香りを嗅ぐというものである。
聞香にあっては、使用している香剤の種目を言い当てることに興じることもあるが、独りで、漂う香りを心静かに愉しむことも亦多く行われているものである。
ところが、斯かる方法にあっては、香剤を加熱するための火元となるたどんを必要とし、加えて、それへの着火や着火されたたどんの火が消えることのないように維持するため又はその火力を香剤の種類や質に適した強さにするため、灰の掛け具合を調節するという煩わしい作業をしなければならない。斯かる作業を満足に行うには、永年に渡る修練、所謂お稽古により得た勘に頼らざるを得ず煩瑣なこととならざるを得ないのである。
ところが、斯かる方法にあっては、香剤を加熱するための火元となるたどんを必要とし、加えて、それへの着火や着火されたたどんの火が消えることのないように維持するため又はその火力を香剤の種類や質に適した強さにするため、灰の掛け具合を調節するという煩わしい作業をしなければならない。斯かる作業を満足に行うには、永年に渡る修練、所謂お稽古により得た勘に頼らざるを得ず煩瑣なこととならざるを得ないのである。
このような煩瑣な作業の過程を愉しみ、香剤を焚くことへの心の準備、精神的安堵感を得る糧としている人たちがいることは、夙に知られているところであるが、伝統的な香道に携わる道家の人々はさておき、面倒な準備や手の込んだ所作などをすることなく気軽に、一服の、お気に入りの香りを嗅いでみたいという人達が多くいることもまた事実である。斯かる人達が、出かけた野山、喧噪な街の中、公園のベンチなどで手軽に、簡単にひと休みついでに、香りを愉しむことができることになれば、気忙しく、乾き切った現在社会において、幾許かの精神的潤いをもたらすものと思われるところである。
このような状況下にあって、香剤を焚くための、携帯を可能とする香炉が種々提供されている。
従来の香炉の一例として、特許文献1に記載の電子香炉では、電池を使用し、電気ヒーターへの通電により発熱を促し、生ずる熱でもって香木を焚くことができる香炉が提供されている。しかしながら、この技術にあっては、香りを特徴づける香気成分の蒸散する温度が香木によって異なることへの対処の仕方として、各種の香木を適切な温度に加熱するために採用している方法は、電子回路を使用するというものである。ここに採用されている電子回路によって、ヒーターへの通電の持続と切断の時間を調節して、香木に適した温度での加熱が可能となるように調節して、当該香木を加熱しようとするものであるが、複雑な電子回路を必要とするために香炉の価格が高価なものとならざるを得ず、普及は難しいものとならざるを得ない。
従来の香炉の一例として、特許文献1に記載の電子香炉では、電池を使用し、電気ヒーターへの通電により発熱を促し、生ずる熱でもって香木を焚くことができる香炉が提供されている。しかしながら、この技術にあっては、香りを特徴づける香気成分の蒸散する温度が香木によって異なることへの対処の仕方として、各種の香木を適切な温度に加熱するために採用している方法は、電子回路を使用するというものである。ここに採用されている電子回路によって、ヒーターへの通電の持続と切断の時間を調節して、香木に適した温度での加熱が可能となるように調節して、当該香木を加熱しようとするものであるが、複雑な電子回路を必要とするために香炉の価格が高価なものとならざるを得ず、普及は難しいものとならざるを得ない。
また、特許文献2に記載の香炉は、乾電池を電源として熱線に通電し、これにより赤くなった熱線に線香、粉香を接触させることにより線香、粉香に火をつけ、火がついたときには、通電をとめるというものがあるが、これは単なる着火のための道具を提供しているに過ぎず、言わばマッチ代りとも言えるものであるから、聞香の用には向かないものである。
さらに、特許文献3に記載の香炉では、電磁誘導による発熱でもって香剤を加熱している。このものは複雑な装置を必要とし、高価なものとなることは必至、また、家庭用電気を必要とするので携帯用には向かないものである。
また、特許文献4に記載の香炉のように、香剤の燃焼を行うことを目的とするものもあるが、このものは、聞香の用には向かず、また、AC電源入力を必要とするものであり携帯用には向かないものである。
このように、従来の香炉にあっては、複雑な装置の組み込みを必要とする結果、高価なものとなって、普及の障碍となるか、家庭用電気を必要とするものであるため携帯には向かないものであるか、マッチ代わりの着火道具に過ぎないものであるため、聞香の用には使用できないものであるのが実情である。
本発明は、初めての人にも、また、経験を積んだ人にも手軽に且つ場所を選ばず、簡単に焚き香り、殊に聞香を愉しむことができる安価にして、且つ使いやすい携帯型香炉を提供するものである。即ち、本発明は、特許文献1に記載されているような、加熱温度の調整のために不可欠となっている特別な回路を必要とすることもなく、極めて単純な構造であるから、安価にして、操作性においても優れている聞香に適した携帯可能な香炉を提供するものである。
本発明に係る携帯型香炉は、香剤を載置可能とした香剤載置部と、電圧が1.5ボルトから12ボルトの範囲内にある電池を使用可能とした電源と、前記電源から電力が供給されることで発熱可能な発熱体とを備え、前記発熱体の発熱により前記香剤載置部に載置した香剤を加熱可能な構成としたことである。
また、本発明に係る携帯型香炉は、前記香剤載置部の底部と前記発熱体との距離を調節可能な距離調節機構を備えていることが望ましい。
また、本発明に係る携帯型香炉は、前記香剤載置部の底部の周囲の長さが、前記香剤載置部の上部の周囲の長さより短いことが望ましい。
また、本発明に係る携帯型香炉は、前記香剤載置部の形状がすり鉢状又は多角形状であることが望ましい。
また、本発明に係る携帯型香炉は、前記香剤載置部の底部には、熱伝導特性に優れた薄板が備えられていることが望ましい。
また、本発明に係る携帯型香炉は、前記熱伝導特性に優れた薄板が雲母であることが望ましい。
また、本発明に係る携帯型香炉は、聞香に使用可能であることが望ましい。
ここにおいて、香剤載置部は、その内側において、上部並びに下部が開口している円錐台形乃至は多角錐台形状を倒置した状態、例えていえば、上部が広く開いたラッパ状に形成され、下部は熱伝導の良好な薄板を貼付して香剤載置ができる底を形成する。ラッパ状に形成されることは必ずしも必要とするものではないが、上部が広く開いたラッパ状になっていることは、香剤の投入を容易にすることの利点が生ずる。
ラッパ状に形成されるための部材は、金属であっても、木質材であっても、プラスチックスであってもよく、特に制限されるものではないが、木質材やプラスチックスである場合には、美感や熱反射を考慮して内側に金属蒸着、例えばアルミニウムの蒸着をすることが好ましい。
香剤載置ができる底を形成するために使用される薄板としては、香剤以外の接する箇所に熱を伝えず、ヒーターの熱を直接香剤に伝えることができる薄さ、かつ通電中であるか否かをヒーター色から目視することができ、ヒーターの放射熱も香剤へ伝える事できるものが好ましいため、雲母が挙げられ、その厚さは0.05から1ミリメーター(mm)、好ましくは0.08から0.12ミリメーター(mm)である。
本発明において、使用されるところの香剤は、伽羅、沈香、白檀などの香木それ自体を細かくした砕片のみならず、これら香木細粉を香気成分発散物として含有せしめた練香、線香、又はこれらの粉末であってもよく、加熱されるとき、熱により香気成分が気化し、香りを発散するものを総称したものであって、生のものであれ、加工されたものであれ、加熱時に香気成分が蒸発し、香りを感じさせるものであれば支障なく使用できる。
更に、この香剤載置部は、後に説明する電源部と発熱部とを含めて収納するケースとその取り付け部分において上下にスライドさせて、適宜のところで止めることができる構造となっており、これによって発熱体と香剤載置部の底部との距離を調整することができ、香剤を加熱する温度を香剤に適した温度に調節することができる。当該スライドは、香剤載置部の取り付け部分を上記ケース上部の内側で又は外側で行うことができるものであればよく、適宜のところで停めるための方法は、一方に設けられた螺旋状のオスネジまたはメスネジと他方に設けられたメスネジまたはオスネジを噛み合わせたねじ込みによるか、或いは、双方の適宜のところに幾つかの凹凸を設けて双方を嵌合することによってもこれを行うことができる。
次に、電池を電源とした通電による発熱により、香剤を加熱するための加熱部分について、説明する。
絶縁体中を通る2本の導電線を発熱体に介して結線し、その中の一方を陽極とし、他方を陰極として固着する。ここにおいて使用される発熱体としては、白金(プラチナ)、ニクロム、タングステンなど電気抵抗の高い金属を線状又は面状、或いは、コイル状に加工したもの、セラミックヒーターなどが挙げられ、好適には広く知られているニクロム線が挙げられる。本発熱体は、導電体を介して電源部分の導電体にそれぞれ接触結合される。接触結合の方法は、加熱部分の導電体と電源部分導電体に設けられた凹凸を逆にした螺旋状の溝を絡み合わせて行われる。例えていえば、丁度電球をソケットにねじ込む要領である。これによって、電源部分に組み込まれた電池からの通電によって、発熱体の発熱を促し、香剤を加熱することができる。発熱体による発熱温度は、使用する香剤の種類により適温は異なるが、150℃から300℃であること、好ましくは180℃から250℃であることが望まれる。
絶縁体中を通る2本の導電線を発熱体に介して結線し、その中の一方を陽極とし、他方を陰極として固着する。ここにおいて使用される発熱体としては、白金(プラチナ)、ニクロム、タングステンなど電気抵抗の高い金属を線状又は面状、或いは、コイル状に加工したもの、セラミックヒーターなどが挙げられ、好適には広く知られているニクロム線が挙げられる。本発熱体は、導電体を介して電源部分の導電体にそれぞれ接触結合される。接触結合の方法は、加熱部分の導電体と電源部分導電体に設けられた凹凸を逆にした螺旋状の溝を絡み合わせて行われる。例えていえば、丁度電球をソケットにねじ込む要領である。これによって、電源部分に組み込まれた電池からの通電によって、発熱体の発熱を促し、香剤を加熱することができる。発熱体による発熱温度は、使用する香剤の種類により適温は異なるが、150℃から300℃であること、好ましくは180℃から250℃であることが望まれる。
次に、電源部分について記述する。電源としての電池は単一、単二、単三、単四いずれの乾電池であってもまた、充電型のものであっても好適に使用されるところ、電気容量を考慮して適宜選択が可能であり、並列に接続すれば容量の確保に資することができる。電圧は1.5ボルト〜12ボルトであればよく、好適には3ボルトである。スイッチを設けて、電流の断続を行うことは通常行われているところに従い適宜に行うことができる。又、接続中を明示するためのシグナルを設けることは通常行われているところに従い支障なく行われるところである。
本発明によれば、香剤載置部と発熱体との距離を細かく調整することができ、香剤を特徴付ける香気成分が低い温度で蒸散する香剤であるときは、香剤載置部を発熱体から離すことにより、低い温度で香剤を特徴づける香気成分を蒸散させることができる。また、高い温度を必要とする香剤であるときは、香剤載置容器部分を発熱体に近付けることにより高い温度で加熱し、香剤を特徴づける香気成分を蒸散させることができる。本発明によれば、このような極めて簡単な操作で香剤をその最適温度にて焚き別けることができる聞香に適した携帯可能な香炉が提供されるのである。
更にまた、一つの香剤について、低い温度から高い温度に至るまで、温度の変化による香りの変化を聞き別けることも簡単な操作によって行うことができる。
更にまた、一つの香剤について、低い温度から高い温度に至るまで、温度の変化による香りの変化を聞き別けることも簡単な操作によって行うことができる。
以下に、図1を参照しながら、本発明を詳述するが、これによって本発明の本質が制限されるものではない。
図1は、本発明により提供される聞香に適した香炉の正面図であり、右半分は、その透視図を示す。図1に示すように、香炉1は、香剤載置部2と容器3とを備えており、香剤載置部2の取付け部4に設けられたネジ山5と、容器3の取付け部6に設けられたネジ山7とが噛み合う(螺合)可能となっている。香剤載置部2は、図2に示すように、上部8が開口しており、底部9と傾斜側面10備えた、略擂鉢状の形状をしている。従って、香剤載置部2は、底部9の周囲の長さが、上部8の周囲の長さよりも短くなっており、香剤11を容易に入れることが可能となっている。即ち、上部8から香剤11を入れると、必ず底部9に載せることができるようになっている。
図1は、本発明により提供される聞香に適した香炉の正面図であり、右半分は、その透視図を示す。図1に示すように、香炉1は、香剤載置部2と容器3とを備えており、香剤載置部2の取付け部4に設けられたネジ山5と、容器3の取付け部6に設けられたネジ山7とが噛み合う(螺合)可能となっている。香剤載置部2は、図2に示すように、上部8が開口しており、底部9と傾斜側面10備えた、略擂鉢状の形状をしている。従って、香剤載置部2は、底部9の周囲の長さが、上部8の周囲の長さよりも短くなっており、香剤11を容易に入れることが可能となっている。即ち、上部8から香剤11を入れると、必ず底部9に載せることができるようになっている。
容器3の内部には、電源部12と発熱部13とが収容されている。電源部12には、1.5ボルトの電池2本14、15が直列接続されており、この電源部12から電力が発熱部13に供給されることが可能となっている。発熱部13は、図3に示すように、第1導電体18と第2導電体19とが設けられ、これらの間には、発熱抵抗体であるニクロム線が接続されている。また、第1導電体18と第2導電体19との間は、絶縁体21により絶縁された状態となっている。更に、発熱部13には、図4に示すように、第3導電体22と第4導電体23とが設けられ、第3導電体22は電源部12の陽極側と接続され、第4導電体23は電源部12の陰極側と接続されている。また、第3導電体22と第4導電体23は、絶縁体24により絶縁された状態となっている。
図3、4をみてわかるように、第1導電体18の外側にはネジ山25が設けられ、第4導電体23の内側にもネジ山26が設けられ、これらのネジ山25、26が噛み合うことで第1導電体18と第4導電体23とが接触固定することができる。また、これらの噛み合いにより、第2導電体19と第3導電体22とが接触することができる。
次に、発熱について説明する。電源部12のスイッチ27をオンする(回路を閉じる)と、陰極側は、第4導電体23、第1導電体18を経て、ニクロム線20に回路が形成され、陽極側は第3導電体23、第2導電体19を経てニクロム線20に回路が形成される。従って、ニクロム線20が発熱抵抗により、加熱されていくこととなる。このニクロム線20は、香剤載置部2の底部9の直下にあり(図1参照)、ニクロム線20により、底部9が加熱される。従って、底部に配置した香剤が加熱されて、その特徴的香気成分を蒸散し、香りとして漂いしめ、聞香を可能とすることとなる。底部9は熱伝達の役目を果たすので、薄板であることが望ましい。さらに、底部9は熱伝導特性に優れた材料を使用することが良く、一例として、雲母を使用することが望ましい。
本発明に係る香炉では、香剤載置部の底部と発熱体との距離を調整することができる。図1に示すように、香剤載置部2の取付け部4に設けたネジ山5と容器3の取付け部6に設けたネジ山7とが相対回転可能となっている。従って、例えば、香剤載置部2を容器3に対して回転させると香剤載置部2は、回転しながら、図1で見て、上方向に上昇することが可能である。その結果、ニクロム線20と香剤載置部2の底部9との距離が調整することができる。ニクロム線(発熱体)20と底部9との距離が調整できれば、香剤11の加熱温度を調整することができる。
一般に、香剤は、香剤の種類、材料等により香気成分の蒸散開始温度が異なっているので、香剤の加熱温度を最適な温度に調整することができれば、香剤の特徴的香気成分を蒸散し、香りとして漂わせしめ、すがすがしい聞香が可能となる。蒸散開始温度が高い香剤の場合は、ニクロム線20と底部9との距離を短くし、蒸散開始温度が低い香剤の場合には、ニクロム線20と底部9との距離を遠ざけることで調整を行う。ネジ山5、7は螺旋状に形成されているので、微妙な距離の調整を行うことができる。
また、本発明により提供される聞香に適した香炉は、全体として10センチメートル前後から、15センチメートルの高さに纏めることができ、携帯型香炉として最適である。また、本発明により提供される携帯可能な香炉によれば、いかなるところへも持って行け、極めて簡単な操作をするだけで、聞香に適した香炉として機能するものであるから、ちょっと一服して、香りを愉しむことができるので、喧噪な現在生活の中に、潤いをもたらすことに役立ち、癒し効果を期待できる。
本発明に係る携帯型香炉によれば、1.5ボルトから12ボルトの電圧を供給する電池でもって、香剤を加熱する携帯可能な香炉、取り分け聞香に適した携帯可能な香炉が提供される。更に、本発明に係る携帯型香炉によれば、簡単な操作でもって、香剤の特質に適した温度での焚き香が可能となる聞香に適した携帯可能な香炉が提供される。
更に、香剤載置部の内側が擂り鉢のような形状になっているために、香剤の載置を簡単に行うことができる。即ち、上部に投入された香剤は壁面を滑りながら底部に到達する。また、香剤が発熱体に直接接触することがなく、香剤に適した加熱温度での加熱が可能となり、その香剤を特徴づける香気成分を十分にして且つ余すところなく、蒸散させ、香りを愉しむことができる。
本発明に係る香炉において、上記実施形態では、1.5ボルトの電池を2本用いる例で説明したが、1.5ボルトの電池以外でもよく、また、使用する本数に限定されない。また、上記実施形態では、香剤載置部の取付け部と容器の取付け部とにネジ山を設けて、回転させて発熱体と香剤載置部との距離を調整する機構で説明したが、本発明にかかる香炉では、この機構に限定されない。距離調整機構の一例として、容器に対し香剤載置部を上下方向に直接に移動可能な機構を採用することも可能である。また、香剤載置部の形状としては、擂鉢(すりばち)形状以外に多角形状であってもよい。
本願発明が提供する香炉は取り分け聞香に適した香炉であって、電池を電源として、発熱体の発熱をうながし、これによって香剤の加熱を可能とするものであり、簡単な操作で香剤の特質に見合った温度での香剤の加熱を可能とするものであり、従って、香りを愉しみ、これによる癒しの道具として利用される。
1:香炉
2:香剤載置部
3:容器
4:取付け部(香剤側)
5:ネジ山(香剤側)
6:取付け部(容器側)
7:ネジ山(容器側)
8:上部
9:底部
10:傾斜側面
11:香剤
12:電源部
13:発熱部
14:電池
15:電池
18:第1導電体
19:第2導電体
20:ニクロム線
21:絶縁体
22:第3導電体
23:第4導電体
24:絶縁体
25:ネジ山
26:ネジ山
27:スイッチ
2:香剤載置部
3:容器
4:取付け部(香剤側)
5:ネジ山(香剤側)
6:取付け部(容器側)
7:ネジ山(容器側)
8:上部
9:底部
10:傾斜側面
11:香剤
12:電源部
13:発熱部
14:電池
15:電池
18:第1導電体
19:第2導電体
20:ニクロム線
21:絶縁体
22:第3導電体
23:第4導電体
24:絶縁体
25:ネジ山
26:ネジ山
27:スイッチ
Claims (7)
- 香剤を載置可能とした香剤載置部と、電圧が1.5ボルトから12ボルトの範囲内にある電池を使用可能とした電源と、前記電源から電力が供給されることで発熱可能な発熱体とを備え、
前記発熱体の発熱により前記香剤載置部に載置した香剤を加熱可能な構成としたことを特徴とする携帯型香炉。 - 前記香剤載置部の底部と前記発熱体との距離を調節可能な距離調節機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載の携帯型香炉。
- 前記香剤載置部の底部の周囲の長さが、前記香剤載置部の上部の周囲の長さより短いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯型香炉。
- 前記香剤載置部の形状がすり鉢状又は多角形状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯型香炉。
- 前記香剤載置部の底部には、熱伝導特性に優れた薄板が備えられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の携帯型香炉。
- 前記熱伝導特性に優れた薄板が雲母であることを特徴とする請求項5に記載の携帯型香炉。
- 聞香に使用可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の携帯型香炉。
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---|---|---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017159043A (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | ワンピン サン | 薫香方法、薫香炉及び電子チャコール |
JP2021003542A (ja) * | 2019-06-26 | 2021-01-14 | 株式会社トリニティ | 電子香炉 |
-
2008
- 2008-03-25 JP JP2008077473A patent/JP2009226104A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017159043A (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | ワンピン サン | 薫香方法、薫香炉及び電子チャコール |
JP2021003542A (ja) * | 2019-06-26 | 2021-01-14 | 株式会社トリニティ | 電子香炉 |
JP7352801B2 (ja) | 2019-06-26 | 2023-09-29 | 株式会社トリニティ | 電子香炉 |
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