JP2009226090A - 火災による煙臭の除去方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】火災による煙臭の除去方法を提供する。
【解決手段】噴霧器等を使用し、火災現場周辺の煙臭が残る部屋の壁,天井,床等に、オリーブオイルを原料とした水溶液を均一に噴霧したのち、さらに、檜、バラ、竹、熊笹、白樺、桜、松、杉、紅葉などの炭化過程で採取され精製処理された木酢液、竹酢液等の植物酢液を原料とした水溶液を合わせて噴霧することにより、火災による煙臭の元である臭気成分を無臭成分に変えることを特徴とする。
【選択図】なし
【解決手段】噴霧器等を使用し、火災現場周辺の煙臭が残る部屋の壁,天井,床等に、オリーブオイルを原料とした水溶液を均一に噴霧したのち、さらに、檜、バラ、竹、熊笹、白樺、桜、松、杉、紅葉などの炭化過程で採取され精製処理された木酢液、竹酢液等の植物酢液を原料とした水溶液を合わせて噴霧することにより、火災による煙臭の元である臭気成分を無臭成分に変えることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
本発明は、火災による煙臭の除去方法に関するものである。
建造物の火災があった場合、焼失せずに残った非焼失部分には煙臭がしみついており、その後、長期間にわたって煙臭が残る。この火災による煙臭は、非焼失部分の表面を洗剤等で洗浄したり、壁紙等で覆ったりしただけでは消すことができなかった。
特に、屋内ではこの煙臭がこもってしまうため、せっかく焼失を免れたといっても、そのまま使用することができず、何らかの方法でこの煙臭を除去する必要があった。
屋内の臭いを除去する方法として、一般的には、オゾン発生機を利用して臭気成分を分解することにより消臭効果を得ている。
(例えば、特許文献1参照。)
屋内の臭いを除去する方法として、一般的には、オゾン発生機を利用して臭気成分を分解することにより消臭効果を得ている。
(例えば、特許文献1参照。)
中性酸化チタン水溶液を屋内の壁、天井、床等にコーティングして光触媒として機能させ、煙臭を分解することにより消臭効果を得ている。 (例えば、特許文献2参照。)
炭化過程で採取され精製処理された木酢液、竹酢液等の植物酢液を原料とした水溶液を噴霧することにより消臭効果を得ている。
オゾン発生機による消臭方法では、屋内を密閉する必要があり、煤を残したままでは消臭に多大な時間と設備が必要だった。
中性酸化チタン水溶液を屋内の壁、天井、床等にコーティングして煙臭を分解する方法もあったが、臭気成分の量が多い場合、光触媒の効果だけでは十分に消臭できなかった。
炭化過程で採取され精製処理された木酢液、竹酢液等の植物酢液を原料とした水溶液を噴霧した場合も消臭効果が不十分であった。
本発明は、噴霧器を使用し、火災による煙臭が残る部屋の壁,天井,床等に、オリーブオイルを原料とした水溶液を均一に噴霧し、さらに、炭化過程で採取され精製処理された木酢液、竹酢液等の植物酢液を原料とした水溶液を噴霧することにより、煙臭の元である臭気成分を無臭成分に変えることを特徴とする。
簡単にしかも短時間で火災による煙臭の除去が可能になった。
噴霧器を使用し、火災による煙臭が残る部屋の壁、天井、床等に、オリーブオイルを原料とした水溶液を十分に噴霧する。噴霧した水溶液が建材に染み込み、滴れ落ちなくなるまで放置したのち、炭化過程で採取され精製処理された木酢液、竹酢液等の植物酢液を原料とした水溶液を均一に噴霧する。
火災のあった鉄筋コンクリート製の住宅を復旧する際、火災によって付着した煤を除去し、スチーム洗浄したが臭気が取れなかった室内に、噴霧器を使用し、壁、天井、床等に、オリーブオイルを原料とした水溶液を均一に噴霧し、さらに、炭化過程で採取され精製処理された木酢液、竹酢液等の植物酢液を原料とした水溶液を噴霧することにより、臭気はなくなりその後も臭気は感じられなかった。
火災のあった木造の店舗を復旧する際、 火災によって付着した煤を取り除かない状態で、噴霧器を使用し、火災による煙臭が残る部屋の壁、天井、床等に、オリーブオイルを原料とした水溶液を均一に噴霧し、さらに、炭化過程で採取され精製処理された木酢液、竹酢液等の植物酢液を原料とした水溶液を噴霧することにより、臭気はなくなりその後も臭気は感じられなかった。
火災のあった建造物を復旧する際、取り壊し部分を最少に押さえ復旧することが可能である。
Claims (5)
- 火災による煙臭が残る建造物に、オリーブオイルを原料とした水溶液を均一に噴霧し、さらに、炭化過程で採取され精製処理された木酢液、竹酢液等の植物酢液を原料とした水溶液を均一に噴霧することを特徴とする火災による煙臭の除去方法。
- 火災による煙臭が残る建造物に、炭化過程で採取され精製処理された木酢液、竹酢液等の植物酢液を原料とした水溶液を均一に噴霧し、さらに、オリーブオイルを原料とした水溶液を均一に噴霧することを特徴とする火災による煙臭の除去方法。
- 火災による煙臭が残る建造物に、炭化過程で採取され精製処理された木酢液、竹酢液等の植物酢液を原料とした水溶液とオリーブオイルを原料とした水溶液を混合し、均一に噴霧することを特徴とする火災による煙臭の除去方法。
- 請求項1または請求項2または請求項3の火災による煙臭の除去方法を行なった後、紫外線を当てることにより消臭効果を高め、消臭の時間を短縮する方法。
- 請求項1または請求項2または請求項3の火災による煙臭の除去方法を行なった後、中性酸化チタン水溶液を塗布することにより消臭効果を高め、消臭効果を持続させる方法。
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JP2008076898A JP2009226090A (ja) | 2008-03-24 | 2008-03-24 | 火災による煙臭の除去方法 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01265964A (ja) * | 1988-04-15 | 1989-10-24 | Daicel Chem Ind Ltd | 消臭剤 |
JPH0994291A (ja) * | 1995-09-28 | 1997-04-08 | Shinsendou:Kk | 竹酢液或いは木酢液を使用した脱臭剤及び殺菌剤 |
JPH09225014A (ja) * | 1996-02-26 | 1997-09-02 | Osamu Yanagawa | 消臭剤 |
JP2004202375A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-07-22 | Kodama Seisakusho:Kk | 火災による煙臭の除去方法 |
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- 2008-03-24 JP JP2008076898A patent/JP2009226090A/ja active Pending
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