JP2009226013A - 流し台 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】引出体54と、浄水器本体10を備える浄水器ユニット64とを収納キャビネット53内に具備する流し台50であって、浄水器ユニット64は、引出体54より後方に配置され、引出体54と浄水器ユニット64とは、収納キャビネット53の前後方向に可動し、かつ連結自在とされていることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
なお、前記濾材は、長期間の通水を行うと次第に目詰まりを生じて、濾過能力の低下を生じる。したがって、ビルトイン型浄水器の濾過能力を維持するには、使用期間や通水量を目安に、浄水カートリッジの交換を行う必要がある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであって、浄水器の浄水カートリッジを容易に交換でき、引き出しの収納空間を圧迫することがなく、かつ浄水器に接続される配管にストレスがかかりにくい流し台を目的とする。
(1)引出体と、浄水器本体を備える浄水器ユニットとを収納キャビネット内に具備する流し台であって、
前記浄水器ユニットは、前記引出体より後方に配置され、
引出体と浄水器ユニットとは、前記収納キャビネットの前後方向に可動し、かつ連結自在とされていることを特徴とする流し台。
(2)前記浄水器本体は、筒状であり、その長さ方向が水平に、かつ前記浄水器ユニットの可動方向に対して垂直に配置されていることを特徴とする(1)に記載の流し台。
前記浄水カートリッジの一端面に、原水が導入される原水入口と、浄水が導出される浄水出口とが設けられ、
前記着脱ユニットに、該原水入口に連通し、原水を該着脱ユニット内に導入する原水導入口と、前記浄水出口に連通し、前記浄水カートリッジによって濾過された浄水を前記着脱ユニット外に導出する浄水導出口とが設けられ、
前記着脱ユニットは、浄水器ユニットに備えられた可動部材に固定されていることを特徴とする(1)または(2)に記載の流し台。
(4)前記原水導入口および前記浄水導出口に、該原水導入口および該浄水導出口の周方向に回動自在な継手が備えられていることを特徴とする(3)に記載の流し台。
(5)前記浄水器本体で濾過された浄水を電気分解して、アルカリ水または酸性水を生成する電解水生成器が、前記収納キャビネット内に設置されていることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の流し台。
本発明の一実施形態例である流し台50は、図1に示すように、天板52にシンク51を有し、シンク51の下方に、キッチン用品や食材などの物品を収納する収納キャビネット53を有している。収納キャビネット53内には、引出体54と、引出体54と収納キャビネット53の後面53aとの間に、筒状の浄水器本体10を備えた浄水器ユニット64が備えられている。
浄水器本体10は、図4に示すように、原水を濾過する浄水カートリッジ11と、浄水カートリッジ11が着脱自在に装着される着脱ユニット21とを備えている。
浄水カートリッジ11は、浄化材12と、中空糸膜13を有する中空糸膜モジュール14とを備えている。また、浄水カートリッジ11の一方端11aには、着脱ユニット21に接続されるカートリッジ入水部15と、同じく着脱ユニット21に接続されるカートリッジ出水部16とが設けられている。水道水などの原水は、カートリッジ入水部15から浄水カートリッジ11内に導入される。浄水カートリッジ11で濾過された浄水は、カートリッジ出水部16から着脱ユニット21に導出される。すなわち、浄水カートリッジ11は、カートリッジ入水部15に導入された原水を、浄化材12および中空糸膜モジュール14によって濾過して、この濾過された浄水をカートリッジ出水部16から導出する。
また、硬度低下、溶解性金属の吸着に優れたイオン交換繊維も好ましく用いられる。イオン交換繊維としては、スルホン酸基を交換基とする強酸型、カルボン酸基を交換基とする弱酸型、4級アンモニウム基を交換基とする強塩基型、アミン基を交換基とする弱塩基型などが挙げられる。
さらに、残留塩素の除去に優れた脱塩素剤も好ましく用いられる。該脱塩素剤としては、塩素除去の効果を長く維持することができる亜硫酸カルシウムが好ましい。なお、浄化材12は単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。
なお、中空糸膜13は、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリオレフィン樹脂などからなる固定用樹脂17によって中空糸膜モジュール14内に液密に固定されている。
この構成によって、着脱ユニット21は、図5に示すように、カートリッジ入水部15と入水側ワンタッチカプラー24とが接続されるとともに、カートリッジ出水部16と出水側ワンタッチカプラー25とが接続されることで、浄水カートリッジ11に着脱自在に装着される。
また、着脱ユニット21には、浄水器本体10を横向きに寝かせて設置する際などに、浄水器本体10の設置を安定化するため、他の部材との固定を行う浄水器固定具29が備えられている。
なお、図示しないが、着脱ユニット21には、着脱ユニット21と浄水カートリッジ11との抜け止め(外れ防止)用のロック機構を設けてもよい。
浄水器本体10に導入される原水は、まず着脱ユニット21の原水導入口22から原水通路26を通り、カートリッジ入水部15から浄水カートリッジ11内に導入される。浄水カートリッジ11に導入された原水は、浄化材12で濾過されることで、残留塩素、カビ臭、鉛、トリハロメタンなどが除去され、さらに中空糸膜モジュール14内の中空糸膜13で濾過されることで、浄化材12では濾過しきれなかった鉄、アルミニウム、雑菌、その他の不純物などが除去され、浄水となる。
このようにして得られた浄水は、カートリッジ出水部16から浄水通路27を通り、浄水導出口23から浄水器本体10外に導出される。
図6において、継手28は屈曲した形状(エルボ形状)を有し、その屈曲の角度は略直角とされている。原水導入口22および浄水導出口23には、外周にOリング30を備えた継手28の一方端28aが取り付けられている。Oリング30は、原水導入口22および浄水導出口23の内壁に接して、原水導入口22および浄水導出口23と、継手28との間を液密にシールするものである。
継手28の一方端28aには、その外周に継手押さえカバー31が嵌合されている。継手押さえカバー31は、着脱ユニット21の一方端21aに設けられる着脱ユニットカバー32にネジなどで固定されている。
前記構成によって、継手28は、継手28の一方端28aが原水導入口22および浄水導出口23にそれぞれ嵌合され、着脱ユニット21の一方端21aに嵌合された継手押さえカバー31が着脱ユニットカバー32に固定され、原水導入口22および浄水導出口23の周方向に回動自在に取り付けられている。
前記構成によって、原水配管34および浄水配管35は、継手28の他方端28bに堅固に接続されている。なお、ホースバンド36には、公知の樹脂製または金属製のホースバンドを用いることができる。
前記構成によって、継手ソケット41の一方端41aが原水導入口22および浄水導出口23にそれぞれ嵌合され、着脱ユニット21の一方端21aに嵌合された継手押さえカバー31が着脱ユニットカバー32に固定されることで、継手40は、原水導入口22および浄水導出口23の周方向に回動自在に取り付けられている。
前記構成によって、継手40は、継手ソケット41と継手プラグ42とが着脱可能とされている。
なお、クイックファスナー43としては、継手ソケット41の他方端41bと、継手プラグ42の一方端42aとが脱落しないように保持状態とすることができ、かつ必要に応じて迅速に保持状態を解除できるものであればよく、公知のクイックファスナー、または専用に設計されたクイックファスナーを用いることができる。
前記構成によって、原水配管34および浄水配管35は、ニップル45、ホースバンド46によって、継手プラグ42の他方端42bに堅固に接続される。
なお、ホースバンド46としては、公知の樹脂製または金属製のホースバンドを用いることができる。
天板52には、シンク51内に原水の常温水(以下、単に原水という。)と、原水の温水(以下、単に温水という。)とを選択的に放水する原水水栓56が設けられているとともに、浄水を放水する浄水水栓57が設けられている。浄水水栓57には、酸性水を吐出する酸性水蛇口58と、アルカリ水を吐出するアルカリ水蛇口59と、後述する電解水生成器65でのアルカリ水のアルカリ度などを設定する操作パネル60と、吐水ハンドル61とが備えられている。
原水バルブ63には、原水を2分配するチーズ68が取り付けられている。チーズ68は、原水水栓側給水配管69で原水水栓56と接続されているとともに、浄水水栓側給水配管70で浄水水栓57と接続されている。これにより、原水バルブ63からの原水は、チーズ68により2分配され、2分配された一方の原水は原水水栓側給水配管69を通り、原水水栓56に送水され、原水水栓56からシンク51に放水される。また、2分配された他方の原水は浄水水栓側給水配管70を通り、浄水水栓57に送水される。
浄水器ユニット64は、図1に示すように、筒状の浄水器本体10と、可動部材66とを備えている。また、浄水器本体10は、その長さ方向が水平で、かつ浄水器ユニット64の可動方向に対して垂直になるように配置されている。
図8に示すように、引出体54の後面54aには、引出体連結具81が設けられている。また、収納キャビネット53の後面53aには、収納キャビネット連結具82が設けられている。また、可動部材66の上面66bには、引出体フック受け83と収納キャビネット後面フック受け84とが設けられている。
なお、収納キャビネット連結具82は、この実施形態例に限らず、収納キャビネット53の側面に設けられていてもよい。
このようにして、後面53aと浄水器ユニット64との連結が解除されるとともに、浄水器ユニット64と引出体54とが連結される。
また、流し台50は、引き出し体54と、浄水器本体10を備えた浄水器ユニット64とが収納キャビネット53の前後方向に可動し、かつ引出体54と浄水器ユニット64とが連結自在にされている。これにより、物品の出入など引出体54の通常使用時には、引出体54と浄水器ユニット64とを連結せず、浄水器ユニット64を収納キャビネット53の後面53aと連結しておくことで、浄水器本体10を収納キャビネット53の奥に収納させておくことができる。そして、浄水カートリッジ11の交換の際には、引出体54と浄水器ユニット64とを連結して、浄水器本体10を収納キャビネット53の奥から人の手が届きやすい位置まで引き出せる。したがって、収納キャビネット53の奥に身体を潜り込ませることなく、浄水カートリッジ11の交換を容易に行えるとともに、浄水器本体10に接続された原水配管34および浄水配管35にストレスがかかりにくい。
このように、浄水器本体10を備えた本発明の流し台50は、原水配管34および浄水配管35の捩れを低減できるので、浄水器本体10に対する原水配管34および浄水配管35の追随性がよい。これにより、収納キャビネット53から浄水器ユニット64をさらに引き出しやすく、浄水カートリッジ11の交換がさらに容易となる。
また、本発明の流し台は、電解水生成器65を省いた流し台であってもよい。
また、本発明の流し台には、実施形態例で示した浄水器本体10が好ましく用いられるが、これに限らず、他の形状や構成を有した浄水器を備えることに制限はない。
11 浄水カートリッジ
15 カートリッジ入水部
16 カートリッジ出水部
21 着脱ユニット
22 原水導入口
23 浄水導出口
28、40 継手
29 浄水器固定具
34 原水配管
35 浄水配管
50 流し台
51 シンク
52 天板
53 収納キャビネット
54 引出体
55 スライドレール
56 原水水栓
57 浄水水栓
64 浄水器ユニット
65 電解水生成器
66 可動部材
67 温水配管
69 原水水栓側給水配管
70 浄水水栓側給水配管
71 アルカリ水配管
72 酸性水配管
81 引出体連結具
81a 引出体フック
81b、82b 固定部
81c 係合解除板
82 収納キャビネット連結具
82a 収納キャビネット後面フック
82c 係合解除棒
83 引出体フック受け
84 収納キャビネット後面フック受け
Claims (5)
- 引出体と、浄水器本体を備える浄水器ユニットとを収納キャビネット内に具備する流し台であって、
前記浄水器ユニットは、前記引出体より後方に配置され、
前記引出体と前記浄水器ユニットとは、前記収納キャビネットの前後方向に可動し、かつ連結自在とされていることを特徴とする流し台。 - 前記浄水器本体は、筒状であり、その長さ方向が水平に、かつ前記浄水器ユニットの可動方向に対して垂直に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の流し台。
- 前記浄水器本体は、原水を濾過する浄水カートリッジと、該浄水カートリッジが着脱自在に装着される着脱ユニットとを有し、
前記浄水カートリッジの一端面に、原水が導入される原水入口と、浄水が導出される浄水出口とが設けられ、
前記着脱ユニットに、該原水入口に連通し、原水を該着脱ユニット内に導入する原水導入口と、前記浄水出口に連通し、前記浄水カートリッジによって濾過された浄水を前記着脱ユニット外に導出する浄水導出口とが設けられ、
前記着脱ユニットは、浄水器ユニットに備えられた可動部材に固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の流し台。 - 前記原水導入口および前記浄水導出口に、該原水導入口および該浄水導出口の周方向に回動自在な継手が備えられていることを特徴とする請求項3に記載の流し台。
- 前記浄水器本体で濾過された浄水を電気分解して、アルカリ水または酸性水を生成する電解水生成器が、前記収納キャビネット内に設置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の流し台。
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