JP4187601B2 - 浄水器 - Google Patents

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本発明は、水道水やその他の原水中に含まれる塩素や臭気原因物質、有害物質を除去することにより、飲み易くて安全な水を供給する浄水器に関する。
周知のように、安全に水を供給するために、水道水には殺菌用の塩素添加が義務付けられている。このために、水道水が雑菌により汚染される懸念は少ないものの、カルキ臭により水の飲み易さ損なわれてしまうという問題がある。また、この塩素と、水道水中に含まれるフミン質等の有害物質とが反応することにより、発ガン性を有するトリハロメタンが水道水中に生成され、人体に危険を及ぼす恐れがある。また、近年、河川等の汚染により、これらを水源とする水道水中には、2−メチルイソボルネオールのようなカビ臭原因物質が微量成分として含まれている。また、水道水の配水に使用される配管に鉛管が使用されている場合、水道水の滞留、pH等により鉛管から溶解性鉛が溶出する。この鉛を人が摂取した場合、健康を害することが分かってきた。
一般に、これら水道水中の有害物質を除去するための手段として、浄水器が用いられているが、上述した様な多数の有機物質及び有害物質を除去するためには、高性能の浄水器が必要となる。この高性能な浄水器を達成するには、一般に濾過材の量を増やす必要があるが、これにより浄水器は、必然的に大きく、かつ重くなってしまう。大きく、重くなってしまったカートリッジを交換する場合、その操作性の観点から、取り扱いやすい着脱性が求められる。また、大きくなった浄水器用カートリッジならびに本体は、耐圧性の観点から、使用時の水圧付加による繰り返し疲労に対する破損について考慮する必要がある。
従来、この種の浄水器としては、浄水器本体と、この浄水器本体に着脱自在に配置される浄水器用カートリッジと、浄水器用カートリッジ下部に設けられ、原水を浄水器用カートリッジ内に流入させるカートリッジ入水部と、浄水器用カートリッジ下部に設けられ、処理水を浄水器用カートリッジから浄水器本体に出水するカートリッジ出水部と、浄水器本体に固定された入水側ワンタッチカプラーと、浄水器本体に固定された出水側ワンタッチカプラーとから構成されたものが提供されている。入水側ワンタッチカプラーは、浄水器用カートリッジを浄水器本体に設置する際、浄水器用カートリッジのカートリッジ入水部と連通して接続するものである。また、出水側ワンタッチカプラーは、浄水器用カートリッジを浄水器本体に設置する際、浄水器用カートリッジのカートリッジ出水部と連通して接続するものである。出水側ワンタッチカプラーの周壁と、入水側ワンタッチカプラーの周壁には、それぞれOリングが設けられており、このOリングは、浄水器用カートリッジが接続された際に、浄水器用カートリッジのカートリッジ入水部とカートリッジ出水部の先端周囲部分にシールするものである(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−361232号公報(段落番号0011〜0013、第1図)
ところで、上述した特許文献1記載の浄水器において、水道水は、浄水器本体内に入ると、入水側ワンタッチカプラーに接続されたカートリッジ入水部から浄水器用カートリッジ内に流入し、ここで濾過されて処理水となる。この処理水は、出水側ワンタッチカプラーと接続されたカートリッジ出水部から浄水器本体に戻され、配管を通って吐出ノズルより出水される。しかし、入水側ワンタッチカプラーと出水側ワンタッチカプラーとが浄水器本体に固定されているため、水の流入、流出時に生じる動水圧や水撃等により、入水側ワンタッチカプラーに接続されたカートリッジ入水部と、出水側ワンタッチカプラーと接続されたカートリッジ出水部に、弾性及び塑性変形が生じる可能性があり、この変形により、カートリッジ出水部に応力集中が生じて耐久性が低下する可能性があった。
また、浄水器本体から浄水器用カートリッジを取り外す際に、この浄水器においては、入水側ワンタッチカプラーと出水側ワンタッチカプラーとから、カートリッジ入水部とカートリッジ出水部を、同時に取り外す必要がある。しかし、Oリングの劣化等により、それぞれのOリングとカートリッジ入水部及びカートリッジ出水部の先端周囲部分が固着してしまう場合がある。この場合、浄水器においては、固着したOリングと、カートリッジ入水部及びカートリッジ出水部とを同時を取り外さなければならないことにより、片方を取り外す力に比べると2倍の力を必要とした。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、浄水器用カートリッジの着脱性向上と、動水圧や水撃によって生じる可能性のある、ワンタッチカプラー接続部分の弾性、塑性変形を低減し、耐久性を向上させる浄水器を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
この発明に係わる浄水器は、浄水器用カートリッジと、浄水器本体とを備え、前記浄水器本体が、前記浄水器用カートリッジを保持し、水を流入させるワンタッチカプラーと、同水を流出させるワンタッチカプラーとを有して構成される浄水器であって、前記水を流入させるワンタッチカプラーと前記水を流出させるワンタッチカプラーとのいずれか一方が本体に固定され、他方が移動可能とされていることを特徴とする。
この発明によれば、水を流入させるワンタッチカプラーと、水を流出させるワンタッチカプラーとの間には、取り外すタイミングにタイムラグが生じるため、両方を同時に取り外すのと比較すると半分の力で済むので、着脱性を向上させることができる。
また、それぞれのワンタッチカプラーには、動水圧と水撃により弾性、塑性変形が生じる可能性があるが、どちらか一方のワンタッチカプラーが移動することにより、変形を吸収する。この結果、浄水器は、水を流入させるワンタッチカプラーと、水を流出させるワンタッチカプラーの耐久性を向上させることができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、浄水器1は、浄水器本体2と、この浄水器本体2に着脱自在に設置されている浄水器用カートリッジ3と、原水を浄水器1内に導入する入水部4と、濾過された水を出水する吐出ノズル5と、浄水器用カートリッジ3を覆うケース6とから構成されている。
図2に示すように、浄水器用カートリッジ3は、吸着材7と、中空円柱部分に中空糸膜を有する中空糸モジュール8とを備えている。また、浄水器用カートリッジ3の下部3Aには、浄水器本体2に接続するためのカートリッジ入水部9と、浄水器本体2に接続するためのカートリッジ出水部10とが設けられている。カートリッジ入水部9は、浄水器本体2から原水を浄水器用カートリッジ3内に導入する通路であり、カートリッジ入水部9の外周面9Aには、入水側カプラー溝9Bと、最大径部分9Cと、テーパ面9Dと、先端周囲部分9Eとが設けられている。また、カートリッジ出水部10は、浄水器用カートリッジ3により濾過された処理水を浄水器本体2に出水する通路であり、カートリッジ出水部10の外周面10Aには、出水側カプラー溝10Bと、最大径部分10Cと、テーパ面10Dと、先端周囲部分10Eとが設けられている。即ち、浄水器用カートリッジ3は、カートリッジ入水部9より流入した原水を、吸着剤7及び中空糸モジュール8を備えた浄水器用カートリッジ3により濾過して、この濾過された処理水をカートリッジ出水部10より出水するものである。
図3に示すように、浄水器本体2は、入水側ワンタッチカプラー(水を流入させるワンタッチカプラー)11と、出水側ワンタッチカプラー(水を流出させるワンタッチカプラー)12と、出水側ワンタッチカプラー12と図1に示す吐出ノズル5とを接続するホース13とから構成されている。入水側ワンタッチカプラー11は、浄水器本体2に圧入により固定されており、出水側ワンタッチカプラー12は、浄水器本体2に対して、浄水器用カートリッジ3の取り付け方向と同一方向(図面の上下方向)と、浄水器用カートリッジ3の取り付け方向と交差する方向(図面の左右方向)に移動可能とされている。
これにより、浄水器用カートリッジ3は、カートリッジ入水部9と入水側ワンタッチカプラー11とが接続され、かつカートリッジ出水部10と出水側ワンタッチカプラー12とが接続されることにより浄水器本体2に設置されている。
また、出水側ワンタッチカプラー12の位置する浄水器本体2の底部2Aには、裏蓋14がビス止めされており、出水側ワンタッチカプラー12は、この裏蓋14に接していることにより、垂直下方向に移動できないようにされている。
入水側ワンタッチカプラー11は、周壁の溝11aに設けられて円周方向に直交する方向に変位可能な4個のボ−ル21aと、これら4個のボール21aを押さえる円筒状の押さえリング22aと、押さえリング22aを介してボール21aを周壁の溝11aの端部に押しつける圧縮コイルバネ24aと、下部の周壁の溝11b内に嵌合されたOリング25aとを備えている。Oリング25aは、入水側ワンタッチカプラー11に挿入されたカートリッジ入水部9の先端の周囲に接して入水側ワンタッチカプラー11とカートリッジ入水部9との接続部分を液密にシールするものである。
出水側ワンタッチカプラー12は、周壁の溝12aに設けられて円周方向に直交する方向に変位可能な4個のボ−ル21bと、これら4個のボール21bを押さえる円筒状の押さえリング22bと、押さえリング22bを介してボール21bを周壁の溝12aの端部に押しつける圧縮コイルバネ24bと、下部の周壁の溝12b内に嵌合されたOリング25bとを備えている。Oリング25bは、出水側ワンタッチカプラー12に挿入されたカートリッジ出水部10の先端の周囲に接して出水側ワンタッチカプラー12とカートリッジ出水部10との接続部分を液密にシールするものである。また、出水側ワンタッチカプラー12には、円筒状のスライダー23が設けられている。
次に、上記の構成からなる浄水器1の作用について説明する。
図4に示すように、浄水器用カートリッジ3を浄水器本体2に取り付ける場合、使用者は、カートリッジ入水部9を入水側ワンタッチカプラー11に、カートリッジ出水部10を出水側ワンタッチカプラー12にそれぞれ嵌め合わせ、浄水器用カートリッジ3をゆっくりと押し下げる。浄水器用カートリッジ3を押し下げると、カートリッジ入水部9が入水側ワンタッチカプラー11に、カートリッジ出水部10が出水側ワンタッチカプラー12に、それぞれほぼ同時に挿入される。
一方の入水側ワンタッチカプラー11では、カートリッジ入水部9の外周面9Aに形成されたテーパ面9Dが、4個のボ−ル21aを、互いの間隔を拡大させながら斜め下方に押し下げる。各ボール21aは、押さえリング22aの上端面に形成されたテーパ面にも接しているので、各ボール21aが押し下げられると、押さえリング22aが、圧縮コイルバネ24aの付勢力に逆らって下方に押し下げられる。押さえリング22aが押し下げられると、押さえリング22aに占められていた部分に空隙が生まれ、この空隙に各ボール21aが入り込んで外側に移動する。各ボール21aが外側に移動すると、入水側ワンタッチカプラー11の内側に、カートリッジ入水部9の最大径部分9Cが通り抜けられる大きさの経路が確保される。カートリッジ入水部9の最大径部分9Cがこの経路を通り抜け、各ボール21aよりも下側に移動すると、押さえリング22aが、圧縮コイルバネ24aの付勢力に従って上方に押し上げられる。押さえリング22aが押し上げられると、押さえリング22aのテーパ面に接する各ボール21aが、空隙から押し出されるようにして内側に移動し、入水側カプラー溝9Bに嵌め込まれる。各ボール21aが入水側カプラー溝9Bに嵌め込まれるのとほぼ同時に、カートリッジ入水部9の先端周囲部分9Eが、Oリング25aの内側に挿入される。これにより、カートリッジ入水部9が、入水側ワンタッチカプラー11に、容易には離脱しないように取り付けられる。
他方の出水側ワンタッチカプラー12では、カートリッジ出水部10の外周面10Aに形成されたテーパ面10Dが、4個のボ−ル21bを、互いの間隔を拡大させながら斜め下方に押し下げる。各ボール21bは、押さえリング22bの上端面に形成されたテーパ面にも接しているので、各ボール21bが押し下げられると、押さえリング22bが、圧縮コイルバネ24bの付勢力に逆らって下方に押し下げられる。押さえリング22bが押し下げられると、押さえリング22bに占められていた部分に空隙が生まれ、この空隙に各ボール21bが入り込んで外側に移動する。各ボール21bが外側に移動すると、出水側ワンタッチカプラー12の内側に、カートリッジ出水部10の最大径部分10Cが通り抜けられる大きさの経路が確保される。カートリッジ出水部10の最大径部分10Cがこの経路を通り抜け、各ボール21bよりも下側に移動すると、押さえリング22bが、圧縮コイルバネ24bの付勢力に従って上方に押し上げられる。押さえリング22bが押し上げられると、押さえリング22bのテーパ面に接する各ボール21bが、空隙から押し出されるようにして内側に移動し、出水側カプラー溝10Bに嵌め込まれる。各ボール21bが出水側カプラー溝10Bに嵌め込まれるのとほぼ同時に、カートリッジ出水部10の先端周囲部分10Eが、Oリング25bの内側に挿入される。これにより、カートリッジ出水部10が、出水側ワンタッチカプラー12に、容易には離脱しないように取り付けられる。
水を濾過する場合、原水が入水部4より浄水器本体2に流入する。そして、浄水器本体2に流入した原水は、入水側ワンタッチカプラー11、浄水器用カートリッジ3の順に流される。このとき、原水は、浄水器用カートリッジ3で濾過され、処理水となる。この処理水は、出水側ワンタッチカプラー12、ホース13を通り吐出ノズル5より出水される。
このとき、入水側ワンタッチカプラー11と出水側ワンタッチカプラー12には、動水圧と水撃により弾性、塑性変形が生じる可能性がある。しかし、出水側ワンタッチカプラー12は、浄水器用カートリッジ3の取り付け方向に対して同一方向及び交差する方向に移動可能とされているので、水撃と動水圧による変形の可能性を低減する。
なお、交差する方向とは、浄水器用カートリッジ3の取り付け方向に対して同一方向に対して直交する方向に限らず、斜めに交差する場合も含む。
次に、浄水器用カートリッジ3を浄水器本体2から取り外す場合、使用者は、浄水器用カートリッジ3を垂直上方向にゆっくりと引き上げる。浄水器用カートリッジ3を引き上げると、まず、先行してカートリッジ入水部9が入水側ワンタッチカプラー11から離脱され、カートリッジ出水部10が、僅かにタイムラグを生じて出水側ワンタッチカプラー12から離脱される。
一方の入水側ワンタッチカプラー11では、浄水器用カートリッジ3を引き上げると、まず、カートリッジ入水部9の先端周囲部分9Eが、Oリング25aから離脱され、続いて入水側カプラー溝9Bに嵌め込まれた各ボ−ル21aが、入水側カプラー溝9Bの壁面に押されて外側に移動する。各ボール21aが外側に広がったところをカートリッジ入水部9の最大径部分9Cが通過し、入水側ワンタッチカプラー11から離脱される。
他方の出水側ワンタッチカプラー12では、浄水器用カートリッジ3を引き上げると、まず、出水側ワンタッチカプラー12が垂直上方向に移動し、浄水器本体2の壁部2Bにスライダー23が接触して上方への移動を制止される。出水側ワンタッチカプラー12が移動を制止されると、カートリッジ出水部10の先端周囲部分10Eが、Oリング25bから離脱され、続いて出水側カプラー溝10Bに嵌め込まれた各ボ−ル21bが、出水側カプラー溝10Bの壁面に押されて外側に移動する。各ボール21bが外側に広がったところをカートリッジ出水部10の最大径部分10Cが通過し、出水側ワンタッチカプラー12から離脱される。
上記のように、この浄水器1によれば、出水側ワンタッチカプラー12は、移動可能とされていることにより、動水圧と水撃により生じる可能性のある変形を吸収できる。この結果、この浄水器1は、入水側ワンタッチカプラー11及び出水側ワンタッチカプラー12の変形の可能性を低減させるので、耐久性を向上させることができる。
また、入水側ワンタッチカプラー11と出水側ワンタッチカプラー12との間には、取り外すタイミングにタイムラグが生じるため、Oリング25a、25bがカートリッジ入水部9やカートリッジ出水部10に固着していても、両方を同時に取り外すのと比較すると半分の力で済むので、着脱性を向上させることができる。
なお、この浄水器本体2と浄水器用カートリッジ3の操作性、着脱性を良好に保つためには、元々の浄水器用カートリッジ3の満水時重量も要因の一つとなってくる。浄水器用カートリッジ3の満水時の重量は0.2kg〜4.0kgの範囲であればよく、0.4kg〜3.5kgの範囲が好ましく、特に1.0kg〜3.0kgの範囲がより好ましい。
また、浄水器用カートリッジ3も、図1に示すものに限定するものではない。図5に示すように、中空円筒状に固められたブロック状活性炭からなり、中空部を有する吸着剤が収納された浄水器用カートリッジ31としても良い。なお、ブロック状活性炭の吸着材は、図5に示すような、中空円筒状の成形体に限定はされず、不織布などで形成された二重壁の円筒の中に、粉体、粒体、繊維状の吸着材を充填したものなどであっても良い。
また、浄水器本体2及び浄水器用カートリッジ3を構成する材質は、コスト、成形加工性を考慮すると、ABS樹脂、AS樹脂、PP樹脂、PE樹脂、アクリル樹脂、ポリスルフォン、変性PPO(ポリフェニレンオキシド)、ポリカーボネイト樹脂等のプラスチックで構成することが好ましい。また、肉厚は2mm以上が好ましい。
また、浄水器1に用いられる吸着材7としては、粉末状活性炭、粒状活性炭、分子吸着樹脂、ゼオライト、モレキュラーシーブ、キレート樹脂、イオン交換樹脂、亜硫酸カルシウム、コーラルサンド、麦飲石、医王石、トルマリン等が例示でき、これらのうち1種類、あるいは2種類以上を用いて使用する方法が挙げられる。望ましくは、粉末状活性炭、粒状活性炭、ゼオライト、モレキュラーシーブ、イオン交換樹脂、亜硫酸カルシウムの内1種類、あるいは2種類以上を用いることで、特に好ましいのは、粉末状活性炭、粒状活性炭を用いる場合である。
また、水の味を損ねる物質、有機物質及び有害物質等の除去性能を高める目的として、粒状濾過材の前段に成形状濾過材が配置されていても良い。この成形状濾過材としては、粉末活性炭、粒状活性炭、繊維状活性炭、イオン交換繊維、ゼオライト、モレキュラーシーブ、キレート樹脂、イオン交換樹脂、亜硫酸カルシウム、コーラルサンド、麦飲石、医王石、トルマリン等の内から1種、あるいは2種以上を用いて成形し使用する方法が挙げられる。望ましくは、粉末活性炭、粒状活性炭、繊維状活性炭、イオン交換繊維、ゼオライト、モレキュラーシーブ、キレート樹脂、イオン交換樹脂、亜硫酸カルシウム等の内1種、あるいは2種以上を用いて成形使用することで、特に望ましいのは、粉末活性炭、粒状活性炭、繊維状活性炭、イオン交換繊維である。
また、中空糸膜を使用する場合、中空糸膜の素材として特に制限は無いが、セルロース系、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン)系、ポリビニリデンフロライド(PVDF)、ポリビニルアルコール系、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリエーテル系、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)系、ポリスルフォン系、ポリアクリロニトリル系、ポリ四弗化エチレン(PTFE)系、ポリカーボネイト系、ポリエステル系、ポリアミド系、芳香族ポリアミド系等の各種材料が挙げられる。望ましくは、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン)系、ポリビニリデンフロライド(PVDF)を用いることであり、特に望ましくは、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン)系を用いる場合である。
この発明における実施の形態に係る浄水器を示す断面図である。 この発明における実施の形態に係る浄水器用カートリッジを示す断面図である。 この発明における実施の形態に係る浄水器本体の断面図である。 この発明における実施の形態に係る浄水器本体に浄水器用カートリッジが挿入された断面図である。 この発明における別の使用方法に係る浄水器の断面図である。
符号の説明
1 浄水器
2 浄水器本体
3 浄水器用カートリッジ
5 吐出ノズル
11 入水側ワンタッチカプラー(水を流入させるワンタッチカプラー)
12 出水側ワンタッチカプラー(水を流出させるワンタッチカプラー)
13 ホース(配管)




Claims (4)

  1. 浄水器用カートリッジと、浄水器本体とを備え、
    前記浄水器用カートリッジの同一面に、原水を該浄水器用カートリッジ内に流入させるカートリッジ入水部と、処理水を該浄水器用カートリッジから浄水器本体に出水するカートリッジ出水部とが設けられ、
    前記浄水器本体が、前記浄水器用カートリッジを保持し、前記カートリッジ入水部と接続して水を流入させるワンタッチカプラーと、前記カートリッジ出水部と接続して同水を流出させるワンタッチカプラーとを有して構成される浄水器であって、
    前記水を流入させるワンタッチカプラーと前記水を流出させるワンタッチカプラーとのいずれか一方が本体に固定され、他方のワンタッチカプラー全体が移動可能とされている浄水器。
  2. 前記ワンタッチカプラーの他方がカートリッジ取り付け方向と同一方向に移動可能とされている請求項1に記載の浄水器。
  3. 前記ワンタッチカプラーの他方がカートリッジ取り付け方向と交差する方向に移動可能とされている請求項1または請求項2に記載の浄水器。
  4. 前記水を流入させるワンタッチカプラーが本体に固定され、前記水を流出させるワンタッチカプラーが移動可能とされている請求項1乃至3に記載の浄水器。

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