JP2009225111A - 受信装置および受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイバーシティ受信を行う受信装置において、受信特性の向上を図る。
【解決手段】各ブランチの受信信号は、それぞれ、AGC回路3−1、3−2により増幅され、FFT部7−1、7−2によりサブキャリア信号に変換される。信号電力補正部20は、各ブランチの雑音レベルが互いに同じになるように、各ブランチのサブキャリア信号を補正する。合成回路9は、信号電力補正部20により補正された各ブランチのサブキャリア信号を、信号電力を重みとして合成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のアンテナを利用して無線信号を受信する受信装置および受信方法に係わる。本発明は、例えば、複数のアンテナを利用してOFDM信号をダイバーシティ受信する受信装置および受信方法に適用することもできる。
無線通信システムにおいて、フェージング等の受信環境の変化による受信特性の劣化に対処するための技術の1つとして、複数のアンテナを利用して無線信号を受信するダイバーシティ受信が知られている。ダイバーシティ受信としては、選択ダイバーシティ方式および最大比合成方式が実用化されている。選択ダイバーシティでは、複数のアンテナの中で最も良好な信号品質が得られるアンテナを選択して信号が受信される。また、最大比合成は、各アンテナからの受信信号に対して重み付けを行い、その後にそれらの信号が加算される。特に、OFDM方式の受信装置においては、有効サブキャリア毎に合成処理が行われる。
図10は、ダイバーシティ受信装置の一般的な構成を示す図である。ここでは、2本のアンテナ1−1、1−2を備えるダイバーシティ受信装置500を示す。
図10において、各アンテナ1−1、1−2は、それぞれチューナ2−1、2−2に接続されている。チューナ2−1、2−2は、受信信号の周波数を変換する。AGC回路3−1、3−2は、受信信号を増幅する。A/D変換器5−1、5−2は、増幅された受信信号をデジタルデータに変換する。ダウンコンバージョン部6−1、6−2は、ベースバンド信号を生成する。FFT部7−1、7−2は、ベースバンド信号を周波数領域信号に変換する。これにより、サブキャリア信号が得られる。サブキャリア信号は、データサブキャリアの他に、パイロットサブキャリア等を含んでいる。
パイロット補間部8−1、8−2は、再生されたパイロットキャリアに基づいて、無線伝送路の伝送路応答値を算出する。そして、パイロットキャリアの伝送路応答値を利用して補間処理を行い、すべてのサブキャリアについて伝送路応答の推定値を得る。伝送路応答値(及び、伝送路応答推定値)は、無線伝送路上で信号が受ける歪み成分に相当する。よって、伝送路応答値を算出することにより、各サブキャリアについて、信号の歪み成分を補償することができる。合成回路9は、各ブランチの受信信号の電力比に基づいて、それらの受信信号を合成する。なお、選択ダイバーシティでは、各ブランチの受信信号の電力を算出し、最大電力を持った信号が選択される。そして、誤り訂正回路10は、合成回路9により得られたデータの誤りを訂正する。
上記構成のダイバーシティ受信装置において、AGC回路3−1、3−2のゲインは、それぞれ対応する制御部4−1、4−2により、ブランチ毎に独立して制御される。あるいは、双方のAGC回路3−1、3−2が同じゲインで信号を増幅するように制御されてもよい。
関連する技術として、ダイバーシティを用いたOFDM受信装置が知られている。このOFDM受信装置では、複数の受信系統で受信した到来波の相関検出情報とFFTウィンドウ位置検出情報を基に、到来波の伝送路特性、および到来波の信号レベルの変動と周波数偏差量が推定される。この推定結果を用いて1つのVCOに対してフィードバックを行い、複数の受信系統に対する共通の基準クロックが生成される。さらに、上記推定結果を用いて1つのAGC制御情報を生成して、複数の受信系統のAGCが行われる。
他の関連技術として、複数のアンテナと、複数の合成部と、複数の復調回路と、キャリア合成部を備える受信装置が知られている。複数の合成部は、複数のアンテナを介して得られた各ベースバンド信号のうち、それぞれ異なる帯域成分を用いて、ベースバンド信号の振幅および位相を制御するための重み係数をベースバンド信号の数だけ生成し、各ベースバンド信号と各重み係数とをそれぞれ乗算したうえでこれらを加算する。複数の復調回路は、各合成部から出力される合成信号に対してそれぞれ高速フーリエ変換を行って、サブキャリア毎に直交周波数分割多重方式に基づく復調処理を行うことにより、振幅および位相のデータを生成する。キャリア合成部は、各復調回路から出力されるデータをサブキャリア毎に合成する。
さらに他の関連技術として、各アンテナ系列において、AGC制御回路、AGC回路、A/D変換回路、フーリエ変換回路、同期検波回路、電力補正回路を備えるOFDM信号受信回路が知られている。AGC制御回路は、ゲイン制御量を求める。AGC回路は、ゲイン制御量に基づいて信号電力を補正する。フーリエ変換回路は、各サブキャリア信号を再生する。同期検波回路は、各サブキャリア信号の位相をそれぞれのフェージング環境に合わせて修正する。電力補正回路は、同期検波回路から出力されるサブキャリア信号の電力を、ゲイン制御量を用いて補正する。受信信号合成回路は、各アンテナ系列の電力補正回路から出力されるサブキャリア信号をサブキャリアの周波数毎に合成する。
さらに他の関連技術として、アンテナ系列毎に、AGC回路を含む復調モジュールと、S/N検出回路を備えるOFDM信号受信回路が知られている。そして、判定回路は、各アンテナ系列の受信品質を判定する。また、合成回路は、良好な品質のアンテナ系列のデータが支配的になる比率で受信データを合成する。
特開2001−345778号公報 特開2006−217399号公報 特開2003−60605号公報 特開2003−110521号公報
ダイバーシティ受信において最大比合成を行う場合、受信特性を高めるためには、品質の高いブランチの信号の重みを大きくし、品質の低いブランチの信号の重みを小さくすることが好ましい。すなわち、例えば、各ブランチのS/N比に応じた重み付けで受信信号を合成することが好ましい。
図10に示すダイバーシティ受信装置において、双方のAGC回路3−1、3−2のゲインを等しく制御する構成では、各ブランチのAGC回路3−1、3−2から出力される信号に含まれる雑音が同一になる。ここで、信号電力はS/N比に比例するので、各ブランチの受信信号をその電力比に応じて合成すれば、S/N比に応じた合成が実現される。この結果、良好な受信特性が期待される。しかし、この構成では、ブランチ間で受信レベルの差が大きい場合には、受信レベルの低い信号は十分に増幅されないので、そのブランチの信号の品質は劣化してしまう。この場合、例えば、A/D変換における量子化雑音が大きくなる。したがって、合成信号の品質も劣化するおそれがある。
一方、ブランチ毎に独立してAGC回路3−1、3−2の利得を制御する構成では、ブランチ間で受信レベルの差が大きい場合であっても、信号レベルをほぼ均一に調整することができる。このため、例えば、ブランチ間でA/D変換における量子化雑音がばらつくことはない。しかしながら、この構成では、ブランチ毎にAGC回路3−1、3−2のゲインが異なるので、増幅された雑音(ここでは、主に、白色雑音)のレベルもブランチ毎に異なってしまう。このため、各ブランチの受信信号をその電力比に応じて合成すると、
信号品質を重みとした合成にはならない。この結果、合成信号の品質は劣化してしまう。
このように、従来のダイバーシティ受信装置においては、ブランチ間で受信レベルの差が大きいときには、受信特性が劣化することがあった。
本発明の課題は、ダイバーシティ受信を行う受信装置において、受信特性の向上を図ることである。
例えば、複数のアンテナのそれぞれで受信した信号について、受信レベルをある所定レベルに近づける利得制御を行った後に受信信号を合成するダイバーシティ受信を行う受信装置において、前記複数のアンテナのそれぞれについて、雑音信号のレベルをそれぞれ測定する測定手段と、前記測定手段により測定された各雑音信号のレベルを同じレベルに近づけるのに要する係数を前記複数のアンテナ対応に求める係数算出手段と、前記利得制御後であって、前記合成が行われる前の各受信信号について、前記係数算出手段で求めた前記係数をそれぞれ乗ずる乗算手段と、を備える受信装置を用いる。
上記構成の受信装置においては、アンテナ毎に利得制御された受信信号に対して、雑音レベルを同じレベルに近づけるための係数がそれぞれ乗算される。
受信信号がOFDM信号である場合は、前記測定手段は、雑音信号のレベルとして、前記OFDM信号のガードサブキャリアの受信レベルを測定するようにしてもよい。
前記係数算出手段は、各アンテナの受信信号の雑音の最小値と、各アンテナの受信信号の雑音との比に基づいて、それぞれ、各アンテナに対応する前記係数を算出するようにしてもよい。
ダイバーシティ受信を行う受信装置の受信特性の向上を図ることができる。
受信装置は、複数のアンテナのそれぞれで受信した信号について、受信レベルをある所定レベルに近づける利得制御を行った後に受信信号を合成するダイバーシティ受信を行う受信装置において、前記複数のアンテナのそれぞれについて、雑音信号のレベルをそれぞれ測定する測定手段と、前記測定手段により測定された各雑音信号のレベルを同じレベルに近づけるのに要する係数を前記複数のアンテナ対応に求める係数算出手段と、前記利得制御後であって、前記合成が行われる前の各受信信号について、前記係数算出手段で求めた前記係数をそれぞれ乗ずる乗算手段と、を備える。
上記構成の受信装置においては、アンテナ毎に利得制御された受信信号に対して、雑音レベルを同じレベルに近づけるための係数がそれぞれ乗算される。この結果、係数が乗算された後の各受信信号の雑音のレベルは、ほぼ同じレベルになる。したがって、係数が乗算された後の受信信号を合成すれば、受信品質が向上する。
受信信号がOFDM信号である場合は、前記測定手段は、雑音信号のレベルとして、前記OFDM信号のガードサブキャリアの受信レベルを測定するようにしてもよい。この構成によれば、雑音レベルを容易に測定できる。
前記係数算出手段は、各アンテナの受信信号の雑音の最小値と、各アンテナの受信信号の雑音との比に基づいて、それぞれ、各アンテナに対応する前記係数を算出するようにしてもよい。この構成によれば、各アンテナの雑音レベルを同じレベルに近づけるための係数を容易に算出できる。
図1は、本発明の実施形態のダイバーシティ受信装置の構成を示す図である。図1に示すダイバーシティ受信装置100は、この実施例では、OFDM信号を受信する。OFDMでは、周波数領域において互いに直交する複数のサブキャリアを利用してデータが伝送される。なお、OFDMシステムの送信装置は、逆FFTにより、複数のサブキャリアを時間領域信号に変換して送信する。
ダイバーシティ受信装置100は、この実施例では、2本のアンテナ1−1、1−2を備える構成であるが、アンテナの本数は特に限定されるものではなく、3本以上のアンテナを備える構成であってもよい。なお、以下の説明においては、各アンテナに対応する系列を「ブランチ」と呼ぶことがある。
ダイバーシティ受信装置100は、アンテナ1−1、1−2に対して、それぞれ対応するブランチ回路を備えている。アンテナ1−1に対応するブランチ回路は、チューナ2−1、AGC回路3−1、制御部4−1、A/D変換器5−1、ダウンコンバージョン部6−1、FFT7−1部を備える。同様に、アンテナ1−2に対応するブランチ回路は、チューナ2−2、AGC回路3−2、制御部4−2、A/D変換器5−2、ダウンコンバージョン部6−2、およびFFT部7−2を備える。
チューナ2−1は、指定された周波数帯を選択し、その選択した周波数帯について周波数変換を行う。この実施例では、無線搬送波周波数から中間周波数に変換される。チューナ2−1により得られる受信信号は、AGC回路3−1に与えられる。
AGC回路3−1は、増幅器を含んで構成され、制御部4−1の制御に従って受信信号を増幅する。このとき、制御部4−1は、AGC回路3−1の出力信号をモニタし、その信号のレベル(すなわち、振幅または電力)が所定のレベルに近づくように、AGC回路3−1のゲインを制御する。「所定のレベル」は、A/D変換器5−1にとって適切な入力レベルである。たとえば、フェージング等の影響で受信信号レベルが低いときは、制御部4−1は、大きなゲインで受信信号を増幅するようにAGC回路3−1を制御する。また、A/D変換器5−1への入力信号がその許容入力レベルを超えているときは、制御部4−1は、AGC回路3−1のゲインを小さくする。
A/D変換器5−1は、所定のビット数で、AGC回路3−1により増幅された信号をデジタルデータに変換する。なお、A/D変換器5−1のビット数は、たとえば、許容可能な量子化誤差、コスト、消費電力等により選択される。ダウンコンバージョン部6−1は、デジタルデータにより表される中間周波数領域の信号を、ベースバンド信号に変換する。
FFT部7−1は、高速フーリエ変換により、ベースバンド信号としてのデジタルデータを周波数領域信号に変換する。すなわち、FFT部7−1により、サブキャリア周波数毎に複素デジタルデータが出力される。このフーリエ変換により、複数のサブキャリア信号が得られる。
図2は、OFDM信号のスペクトラムを示す図である。OFDM伝送システムでは、この実施例では、OFDMにより伝送される各チャネルに対して周波数帯域幅Fsが割り当てられる。そして、周波数帯域幅Fsに複数のサブキャリアが配置される。有効サブキャリアは、信号(データ信号およびパイロット信号など)を伝送するために使用される。また、有効サブキャリアの両側には、隣接チャネルとの間の干渉を低減するために、ガードサブキャリアが配置されている。図2に示す例では、有効サブキャリアの高域側および低域側にそれぞれ4つのガードサブキャリアが配置されている。ガードサブキャリアは、未
使用のサブキャリアであって、信号を伝送しない。よって、ガードサブキャリアの受信成分は、実質的に、伝送路上で発生する雑音成分(主に、白色雑音)に相当する。なお、伝送路上で発生する雑音は、有効サブキャリアおよびガードサブキャリアにおいてほぼ均等に発生する。
このように、アンテナ1−1に対応するブランチ回路は、アンテナ1−1を利用して受信する信号を増幅した後に周波数領域信号に変換する。これにより、複数のサブキャリア信号が再生される。なお、アンテナ1−2に対応するブランチ回路の構成および動作は、基本的に、アンテナ1−1に対応するブランチ回路と同じである。したがって、アンテナ1−2を利用して受信した信号から、複数のサブキャリア信号が再生される。
信号電力補正部20は、各ブランチにおいて再生されるサブキャリア信号のレベル(実施例では、電力)を補正する。このとき、信号電力補正部20は、各ブランチの雑音レベルが互いに同じになるように、各ブランチの信号の電力をそれぞれ補正する。或いは、信号電力補正部20は、各ブランチが備えるAGC回路のゲインを相殺するように、各ブランチの信号の電力をそれぞれ補正するようにしてもよい。信号電力補正部20の構成および動作については後で詳しく説明する。
パイロット補間部8−1には、FFT部7−1により再生される複数のサブキャリア信号(信号電力補正部20により補正された複数のサブキャリア信号)に含まれているパイロットサブキャリアが与えられる。パイロットサブキャリアは、パイロット信号を伝送するために使用される。そして、パイロット信号は、受信装置にとって既知の信号である。よって、受信装置は、再生されたパイロットサブキャリアから、そのパイロットサブキャリアについての伝送路応答値を算出することができる。ここで、伝送路応答値は、無線伝送路上で信号が受ける歪み成分(すなわち、位相および振幅の変化量)に相当する。
パイロット補間部8−1は、さらに、パイロット信号またはその伝送路応答値を、時間方向および周波数方向に補間する。これにより、他のサブキャリアについての伝送路応答値(正しくは、伝送路応答の推定値)が得られる。すなわち、アンテナ1−1の受信信号から得られるすべてのサブキャリアについての伝送路応答値が得られる。
なお、パイロット補間部8−2の構成および動作は、基本的に、パイロット補間部8−1と同じである。すなわち、パイロット補間部8−2により、アンテナ1−2の受信信号から得られるすべてのサブキャリアについての伝送路応答値が得られる。
合成回路9は、各ブランチから得られる各サブキャリア信号に対して同期復調を行う。すなわち、各ブランチから得られる各サブキャリア信号は、パイロット補間部8−1、8−2により得られる伝送路応答値を用いて等化(位相および振幅の補償)される。また、合成回路9は、サブキャリア毎に、最大比合成を行う。すなわち、サブキャリア毎に、受信信号の電力比に基づいて、それらの受信信号が合成される。なお、合成回路9による最大比合成は、公知の技術を利用することができるので、詳しい説明は省略する。そして、誤り訂正回路10は、合成回路9により得られるデータの誤りを訂正する。
上記構成のダイバーシティ受信装置100において、制御部4−1、4−2は、互いに独立して対応するAGC回路3−1、3−2のゲインを制御する。この実施例では、制御部4−1、4−2は、AGC回路3−1、3−2の出力信号のレベルが、それぞれ、A/D変換器5−1、5−2に適したレベルに近づくように、AGC回路3−1、3−2のゲインを制御する。したがって、アンテナ1−1、1−2の受信レベルが互いに異なっていれば、それに応じてAGC回路3−1、3−2のゲインも互いに異なることとなる。
図3は、AGC回路3−1、3−2による増幅について説明する図である。図3(a)は、AGC回路3−1、3−2の入力信号のスペクトラムを示す。ここでは、アンテナ1−1のS/N比は、アンテナ1−2よりも良好であるものとする。
AGC回路3−1の入力信号(すなわち、アンテナ1−1の受信信号)の信号成分は「S1a」である。一方、AGC回路3−2の入力信号(すなわち、アンテナ1−2の受信信号)の信号成分は「S2a」である。すなわち、アンテナ1−1の受信レベルは、アンテナ1−2の受信レベルよりも高い。また、AGC回路3−1の入力信号の雑音レベルは「N1a」であり、AGC回路3−2の入力信号の雑音レベルは「N2a」である。雑音レベルは、基本的に、受信アンテナに依存することなくほぼ一定である。図3に示す例においては「N1a=N2a」である。
図3(b)は、AGC回路3−1、3−2により増幅された信号のスペクトラムを示す。AGC回路3−1により増幅された信号成分は「S1b」であり、AGC回路3−2により増幅された信号成分は「S2b」である。ここで、実施形態のダイバーシティ受信装置100においては、信号成分S1b、S2bは、A/D変換器5−1、5−2に適した所定のレベルに制御される。すなわち、A/D変換器5−1、5−2が互いに同じ構成であるものとすると、信号成分S1b、S2bは互いに同じレベルに制御される(Sa2=Sb2)。このとき、AGC回路3−2のゲインは、AGC回路3−1のゲインよりも大きな値に制御される。
AGC回路3−1、3−2においては、信号成分だけでなく雑音成分もあわせて増幅される。すなわち、図3に示す例では、アンテナ1−2の雑音成分は、アンテナ1−1の雑音成分よりも大きなゲインで増幅される。この結果、AGC回路3−2によって増幅されることにより得られる雑音成分N2bは、AGC回路3−1によって増幅されることにより得られる雑音成分N1bよりも大きくなる(N1b<N2b)。
このように、実施形態のダイバーシティ受信装置100においては、各ブランチのAGC回路が互いに独立して制御される。このため、各アンテナの受信レベルが互いに異なっているときは、AGC回路を用いて各ブランチの信号成分レベルを互いに同じレベルに制御すると、各ブランチの雑音レベルが互いに異なることとなる。
図4は、信号電力補正部20の構成を示す図である。ここでは、ダイバーシティ受信装置100は、n本のアンテナを備えているものとする。なお、信号電力補正部20には、各ブランチのFFT部(図1に示す例では、FFT部7−1、7−2)の出力信号が与えられる。各FFT部の出力信号は、上述したように、複数のサブキャリア信号である。すなわち、信号電力補正部20には、各ブランチからそれぞれ複数のサブキャリア信号が入力される。
信号電力補正部20は、補正係数算出部21および補正演算部22を備える。補正係数算出部21は、各サブキャリア信号の電力を補正するための補正係数を算出する。補正係数は、ブランチ毎に(すなわち、アンテナ対応に)算出される。そして、補正演算部22は、補正係数算出部21により算出される補正係数を利用して、各サブキャリア信号の電力を補正する。
図5は、補正係数算出部21の構成を示す図である。補正係数算出部21は、雑音レベル測定部23−1〜23−n、最小値検出部24、係数算出部25−1〜25−nを備える。
雑音レベル測定部23−1〜23−nは、それぞれ、対応するブランチの雑音レベルを
測定する。例えば、図1に示すダイバーシティ受信装置100においては、2本のアンテナ1−1、1−2を備える構成なので、2つの雑音レベル測定部が設けられる。雑音レベルを測定する方法は、特に限定されるものではないが、この実施例では、OFDM信号内のガードサブキャリアを使用して雑音レベルが測定される。ガードサブキャリアは、図2を参照しながら説明したように、未使用のサブチャネルであり、雑音成分(主に、白色雑音)のみを含んでいる。また、伝送路上で発生する雑音は、有効サブキャリアおよびガードサブキャリアにおいてほぼ均等に発生する。したがって、ブランチ毎にガードサブキャリアの受信成分を測定することにより、各ブランチの雑音レベルを推定できる。そして、雑音レベル測定部23−1〜23−nにより、それぞれ、対応するブランチの雑音レベルN1〜Nnが得られる。
最小値検出部24は、雑音レベル測定部23−1〜23−nによってそれぞれ測定された各ブランチの雑音レベルN1〜Nnから、その最小値Nminを検出する。
係数算出部25−1〜25−nは、各ブランチの雑音レベルN1〜Nnおよびその最小値Nminから、各ブランチの補正係数α1〜αnを生成する。この実施例では、ブランチiの補正係数αiは、「Nmin/Ni」により得られる。この場合、補正係数α1〜αnは、常に、1を超えることはない。したがって、係数算出部25−1〜25−nを固定小数点演算回路で実現しても、オーバフローが発生することはない。
図6は、補正演算部22の構成を示す図である。補正演算部22は、この実施例では、乗算器26−1〜26−nから構成される。乗算器26−1〜26−nは、ブランチ1〜nに対してそれぞれ設けられる。そして、乗算器26−1〜26−nは、それぞれ、対応するFFT部により得られるサブキャリア信号(有効サブキャリアおよびガードサブキャリアを含む)に、対応する補正係数を乗算する。例えば、乗算器26−1は、FFT部7−1により得られるブランチ1の複数のサブキャリア信号に、それぞれ補正係数α1を乗算する。これにより、ブランチ1において、補正された(あるいは、正規化された)複数のサブキャリア信号が得られる。乗算器26−2〜26−nにおいても同様の補正が行われる。
なお、FFT部により得られるサブキャリア信号は、時系列に生成される複素デジタルデータである。この複素デジタルデータの実数部および虚数部は、それぞれ例えば、I成分データおよびQ成分データに相当する。この場合、信号電力補正部20は、図7(a)に示すように、サブキャリア信号のI成分およびQ成分のそれぞれを補正する。また、補正演算部22の乗算器26−1〜26−2は、図7(b)に示すように、それぞれ、サブキャリア信号のI成分データおよびQ成分データに対して補正係数を乗算する。
次に、雑音レベルの測定について詳しく説明する。以下の説明では、雑音は、白色雑音であり、下式のガウス分布に従うものとする。なお、「E」は、平均値(または、期待値)を算出するための関数である。また、「σ」は、標準偏差を意味する。
Figure 2009225111
すなわち、変数xの平均値はゼロである。
ここで、雑音成分wを複素数「x+jy」で表すものとする。そうすると、雑音成分wの絶対値の平均値は、下式で表される。なお、雑音成分wの絶対値の平均値は、雑音レベルであり、「σz」と定義する。
Figure 2009225111
このように、雑音レベルは、実数部の絶対値と虚数部の絶対値との和の平均値を計算することによって得ることができる。実施形態においては、ガードサブキャリアを表す複素デジタルデータの実数部の絶対値と虚数部の絶対値との和の平均値から、雑音レベルが算出される。
なお、各ブランチの雑音レベルは、より一般的には、下式で表すことができる。なお、「rk(n,fi)」は、ブランチk、シンボル番号n、サブキャリア番号i(周波数fi)におけるサブキャリア信号である。また、「N」は、測定対象のサブキャリアの数(実施例では、ガードサブキャリアの数)である。さらに、「Index Set For Measure」は、測定対象のサブキャリアインデックスの集合である。
Figure 2009225111
図8は、補正係数算出部21の実施例である。ここでは、ダイバーシティ受信装置100は、2本のアンテナ1−1、1−2を備えるものとする。また、FFT部7−1から出力されるサブキャリア信号は、複素デジタルデータ「I(1)+jQ(1)」で表され、FFT部7−2から出力されるサブキャリア信号は、複素デジタルデータ「I(2)+jQ(2)」で表されるものとする。
絶対値算出部41、42は、それぞれ、ブランチ1のガードサブキャリアを表す複素デジタルデータの実数部および虚数部の絶対値を算出する。加算器43は、絶対値算出部4
1、42により得られる絶対値を加算する。なお、雑音レベルを測定するために複数のガードサブキャリアを使用する場合には、各ガードサブキャリアについて、順番にまたは並列に、上記演算が実行される。加算器44およびレジスタ45は、一定期間に渡って、加算器43の出力値を累積的に加算する。なお、累積管理演算を行う期間は、例えば、雑音レベルの測定精度に応じて設定される。この構成により、一定期間毎に、ブランチ1の雑音レベルN1が算出される。
絶対値算出部51、52、加算器53、54、レジスタ55の構成および動作は、基本的に、絶対値算出部41、42、加算器43、44、レジスタ45と同じである。すなわち、ブランチ2のガードサブキャリアを表す複素デジタルデータが入力され、ブランチ2の雑音レベルN2が算出される。
最小値検出部24は、ブランチ1、2の雑音レベルのうちの最小値を検出する。このとき、例えば、ブランチ1の雑音レベルN1よりも、ブランチ2の雑音レベルN2の方が大きければ、最小値Nminとして「N1」が出力される。
係数算出部25−1は、最小値Nminを雑音レベルN1で割り算することにより、ブランチ1の補正係数α1を算出する。同様に、係数算出部25−2は、最小値Nminを雑音レベルN2で割り算することにより、ブランチ2の補正係数α2を算出する。
図9は、信号電力補正部20による補正を説明する図である。図9(a)は、信号電力補正部20による補正前の信号のスペクトラムであり、ブランチ1のFFT部7−1の出力信号、およびブランチ2のFFT部7−2の出力信号を示している。ここで、ブランチ1の雑音レベルN1bは、ブランチ2の雑音レベルN2bよりも小さい。すなわち、最小値検出部24により、最小値Nminとして「N1b」が得られる。
図9(b)は、信号電力補正部20によって補正された信号のスペクトラムを示している。ブランチ1のサブキャリア信号に対しては、補正係数α1が乗算され、ブランチ2のサブキャリア信号に対しては、補正係数α2が乗算される。ここで、Nmin=N1bである。よって、補正係数α1、α2は、以下の通りである。
α1=Nmin/N1b=N1b/N1b=1
α2=Nmin/N2b=N1b/N2b(<1)
したがって、この実施例では、補正後のブランチ1の雑音レベルN1c、及びブランチ2の雑音レベルN2cは、下記の通りである。
N1c=N1b×α1=N1b
N2c=N2b×α2=N1b
このように、信号電力補正部20により補正された後は、ブランチ1、2の雑音レベルは互いに同じになる。換言すれば、各ブランチの補正係数は、補正後の雑音レベルが互いに同じになるように決定される。そして、各ブランチのサブキャリア信号は、それぞれ、信号電力補正部20により補正された後、合成回路9に導かれる。
合成回路9は、上述したように、信号電力補正部20により補正された各ブランチのサブキャリア信号を、サブキャリア毎に合成する。信号の合成は、信号電力を重みとする最大比合成である。たとえば、図9(b)に示す例において、ブランチ1の第1サブキャリアの電力が「S1c」であり、ブランチ2の同じサブキャリアの電力が「S2c」であるときは、ブランチ1、2の第1サブキャリア信号は、「S1c:S2c」の比率で合成される。ここで、信号電力補正部20により補正された信号の雑音レベルNは、ブランチ1、2において互いに同じである。そうすると、ブランチ1、2の信号を「S1c:S2c」の比率で合成することは、ブランチ1、2の信号を「S1c/N:S2c/N」の比率で合成することと等価である。すなわち、実施形態のダイバーシティ受信装置においては、各サブキャリア
信号の品質をそれぞれ検出することなく、ブランチ1、2の受信信号をその信号品質(すなわち、S/N比)を重みとして合成することができる。したがって、実施形態のダイバーシティ受信装置によれば、簡単な構成で受信品質を向上させることができる。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
複数のアンテナのそれぞれで受信した信号について、受信レベルをある所定レベルに近づける利得制御を行った後に受信信号を合成するダイバーシティ受信を行う受信装置において、
前記複数のアンテナのそれぞれについて、雑音信号のレベルをそれぞれ測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された各雑音信号のレベルを同じレベルに近づけるのに要する係数を前記複数のアンテナ対応に求める係数算出手段と、
前記利得制御後であって、前記合成が行われる前の各受信信号について、前記係数算出手段で求めた前記係数をそれぞれ乗ずる乗算手段と、
を備えたことを特徴とする受信装置。
(付記2)
付記1に記載の受信装置であって、
受信信号は、OFDM信号であり、
前記測定手段は、雑音信号のレベルとして、前記OFDM信号のガードサブキャリアの受信レベルを測定する
ことを特徴とする受信装置。
(付記3)
付記1に記載の受信装置であって、
前記係数算出手段は、各アンテナの受信信号の雑音の最小値と、各アンテナの受信信号の雑音との比に基づいて、それぞれ、各アンテナに対応する前記係数を算出する
ことを特徴とする受信装置。
(付記4)
複数のアンテナのそれぞれで受信した信号について、受信レベルをある所定レベルに近づける利得制御を行った後に受信信号を合成するダイバーシティ受信を行う受信方法において、
前記複数のアンテナのそれぞれについて、雑音信号のレベルをそれぞれ測定し、
前記測定された各雑音信号のレベルを同じレベルに近づけるのに要する係数を前記複数のアンテナ対応に求め、
前記利得制御後であって、前記合成が行われる前の各受信信号について、前記係数をそれぞれ乗ずる、
ことを特徴とする受信方法。
(付記5)
付記4に記載の受信方法であって、
受信信号は、OFDM信号であり、
雑音信号のレベルとして、前記OFDM信号のガードサブキャリアの受信レベルを測定する
ことを特徴とする受信方法。
(付記6)
付記4に記載の受信方法であって、
各アンテナの受信信号の雑音の最小値と、各アンテナの受信信号の雑音との比に基づいて、それぞれ、各アンテナに対応する前記係数を算出する
ことを特徴とする受信方法。
(付記7)
複数のアンテナを用いてOFDM信号を受信するダイバーシティ受信装置において、
前記複数のアンテナのそれぞれに対して設けられる複数のブランチ回路と、
前記複数のブランチ回路によりそれぞれ得られるサブキャリア信号の電力を補正する補正手段と、
前記補正手段により補正されたサブキャリア信号を、補正された電力の比に応じて合成する合成手段と、を備え、
前記ブランチ回路は、それぞれ、
受信信号を増幅する増幅器と、
前記増幅器により増幅された信号をデジタルデータに変換するA/D変換器と、
前記デジタルデータを周波数領域信号に変換することによりサブキャリア信号を生成する変換手段と、を備え、
前記補正手段は、
各ブランチ回路の出力信号の雑音レベルをそれぞれ測定する測定手段と、
各ブランチの雑音レベルを互いに同じレベルに近づけるための補正係数を生成する補正係数生成手段と、
各ブランチ回路の出力信号にそれぞれ対応する補正係数を乗算する乗算手段と、を備える
ことを特徴とするダイバーシティ受信装置。
実施形態のダイバーシティ受信装置の構成を示す図である。 OFDM信号のスペクトラムを示す図である。 AGC回路による増幅について説明する図である。 信号電力補正部の構成を示す図である。 補正係数算出部の構成を示す図である。 補正演算部の構成を示す図である。 複素デジタルデータを処理する構成を示す図である。 補正係数算出部の実施例である。 信号電力補正部による補正を説明する図である。 ダイバーシティ受信装置の一般的な構成を示す図である。
符号の説明
1−1、1−2 アンテナ
2−1、2−2 チューナ
3−1、3−2 AGC回路
4−1、4−2 制御部
5−1、5−2 A/D変換器
6−1、6−2 ダウンコンバージョン部
7−1、7−2 FFT部
8−1、8−2 パイロット補間部
9 合成回路
10 誤り訂正回路
20 信号電力補正部
21 補正係数算出部
22 補正演算部
23−1〜23−n 雑音レベル測定部
24 最小値検出部
25−1〜25−n 係数算出部
26−1〜26−n 乗算器
41、42、51、52 絶対値算出部
43、44、53、54 加算器
45、55 レジスタ
100 ダイバーシティ受信装置

Claims (5)

  1. 複数のアンテナのそれぞれで受信した信号について、受信レベルをある所定レベルに近づける利得制御を行った後に受信信号を合成するダイバーシティ受信を行う受信装置において、
    前記複数のアンテナのそれぞれについて、雑音信号のレベルをそれぞれ測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された各雑音信号のレベルを同じレベルに近づけるのに要する係数を前記複数のアンテナ対応に求める係数算出手段と、
    前記利得制御後であって、前記合成が行われる前の各受信信号について、前記係数算出手段で求めた前記係数をそれぞれ乗ずる乗算手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置であって、
    受信信号は、OFDM信号であり、
    前記測定手段は、雑音信号のレベルとして、前記OFDM信号のガードサブキャリアの受信レベルを測定する
    ことを特徴とする受信装置。
  3. 請求項1に記載の受信装置であって、
    前記係数算出手段は、各アンテナの受信信号の雑音の最小値と、各アンテナの受信信号の雑音との比に基づいて、それぞれ、各アンテナに対応する前記係数を算出する
    ことを特徴とする受信装置。
  4. 複数のアンテナのそれぞれで受信した信号について、受信レベルをある所定レベルに近づける利得制御を行った後に受信信号を合成するダイバーシティ受信を行う受信方法において、
    前記複数のアンテナのそれぞれについて、雑音信号のレベルをそれぞれ測定し、
    前記測定された各雑音信号のレベルを同じレベルに近づけるのに要する係数を前記複数のアンテナ対応に求め、
    前記利得制御後であって、前記合成が行われる前の各受信信号について、前記係数をそれぞれ乗ずる、
    ことを特徴とする受信方法。
  5. 複数のアンテナを用いてOFDM信号を受信するダイバーシティ受信装置において、
    前記複数のアンテナのそれぞれに対して設けられる複数のブランチ回路と、
    前記複数のブランチ回路によりそれぞれ得られるサブキャリア信号の電力を補正する補正手段と、
    前記補正手段により補正されたサブキャリア信号を、補正された電力の比に応じて合成する合成手段と、を備え、
    前記ブランチ回路は、それぞれ、
    受信信号を増幅する増幅器と、
    前記増幅器により増幅された信号をデジタルデータに変換するA/D変換器と、
    前記デジタルデータを周波数領域信号に変換することによりサブキャリア信号を生成する変換手段と、を備え、
    前記補正手段は、
    各ブランチ回路の出力信号の雑音レベルをそれぞれ測定する測定手段と、
    各ブランチの雑音レベルを互いに同じレベルに近づけるための補正係数を生成する補正係数生成手段と、
    各ブランチ回路の出力信号にそれぞれ対応する補正係数を乗算する乗算手段と、を備
    える
    ことを特徴とするダイバーシティ受信装置。
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