JP2010141557A - 無線受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のものより短時間で、隣接する周波数帯域を用いてデータの送信を行う他の無線通信装置との電波干渉を精度よく検出することができる無線受信装置を提供すること。
【解決手段】マルチキャリア伝送方式で送信されたデータを受信する無線受信装置であって、データサブキャリアの一部における受信電力を測定するデータサブキャリア受信電力測定部14と、ガードサブキャリアにおける受信電力を測定するガードサブキャリア受信電力測定部15と、データサブキャリア受信電力測定部14によって測定された受信電力とガードサブキャリア受信電力測定部15によって測定された受信電力とを比較するサブキャリア受信電力比較部16と、サブキャリア受信電力比較部16による比較結果に基づいて、受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出する干渉波検出部17とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線受信装置に関し、特に、マルチキャリア伝送方式を用いてデータを受信する無線受信装置に関する。
近年、PAN(Personal Area Network)と言われる近距離無線通信では、パソコンやAV(Audio and Visual)機器間において、映像や音の高品質な通信や大量なデータのやりとりが実現できる技術として、ワイヤレスUSB(Universal Serial Bus)が注目されている。
このワイヤレスUSBには、無線通信方式として、WiMedia Allianceが推進するUWB方式が採用されている。UWB方式は、低消費電力でありながら、現在普及しているIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)802.11a/b/gをはるかに上回る高速通信が可能であることから、オフィスでの効率化や生活の利便性向上のために、様々な機器に搭載されていくことが期待されている。
UWBの中でもMB−OFDM(Multi Band - Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式では、図6に示すように、3.1〜10.6GHz帯域を528MHz帯域で14バンドに分割し、低域のバンドからバンド#1、バンド#2と番号が付けられている。これらバンドを3つまたは2つにグループ化したものをバンドグループという。
例えば、バンドグループ#1で通信を行う場合には、ホッピングパターンによって、図7に示すように1つのバンドのみで通信を行ったり、図8に示すように3つのバンドを用いて通信を行ったりする。
WiMedia Allianceで策定された仕様書である"MultiBand OFDM Physical Layer Specification Version1.2"によれば、MB−OFDM信号は、帯域幅528MHzで128個のサブキャリアを持つ。
これらのサブキャリアのうち、6個はヌルサブキャリアが割り当てられ、10個はガードサブキャリアが割り当てられ、12個はパイロットサブキャリアが割り当てられ、残りの100個は、データを伝送するためのデータサブキャリアが割り当てられている。
図9は、各サブキャリアの周波数領域における配置を示し、図10は、図9における周波数領域の低域側と高域側を拡大した状態を示している。なお、図10において、中心周波数付近は省略している。
図10に示すように、ガードサブキャリアは、最も近い外側のデータサブキャリアからデータがコピーされる。すなわち、送信時には、一部のデータサブキャリアとガードサブキャリアとは全く同じデータになる。
しかし、ガードサブキャリアは、周波数領域上において、より外側に位置するため、送受信フィルタの影響や隣接バンドの影響を受けやすいため、受信特性が悪化しやすい。このため、ガードサブキャリアは、復調処理の途中で捨てられることが多い。
図11は、無線受信装置がバンド#2で受信しているときの受信スペクトラムを示している。図11においては、バンド#2に隣接するバンド#3で他の無線通信装置がデータの送受信を行っているためにバンド#3にも受信信号が存在する。
また、図11においては、バンド#3の受信信号の強度が大きく、バンド#3の受信信号スペクトラムの肩がバンド#2の信号スペクトラムにかかり、バンド#2の高域側のサブキャリアの特性を悪化させている。
このような場合には、高域側にあるガードサブキャリアは、コピー元であるデータサブキャリアの一部よりもバンド#3により近く、バンド#3の受信信号によるノイズがより多く加算されるため、受信電力が大きくなり、特性が悪化する。
オフィスや公衆における無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントは、多くの場合、専任のネットワーク管理者によって、あらかじめ近隣のアクセスポイントと電波干渉をしないように、適切なホッピングパターンで適切な場所に設定される。
しかしながら、PANのような近距離無線通信では専任のネットワーク管理者を置くことがないため、近隣の無線装置との電波干渉を考慮したホッピングパターンを設定することができない。さらに、近距離無線通信は、様々な無線装置間で行われているため、刻一刻と変化する電波状況に対応しなければならない。
したがって、ワイヤレスUSBでは、無線受信装置がすばやく電波干渉を検出し、検出結果を受信処理に反映させることが要求されている。このような、電波干渉を検出するものとして、パイロットサブキャリアとガードサブキャリアとの総電力や相関値を用いるものがある(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2006/043312号パンフレット
しかしながら、上述した従来の技術においては、パイロットサブキャリアの総電力や相関値を用いて検出を行っているため、電波干渉として検出した結果が、フェージング、または、無線送信装置が遠距離にあったり、無線送信装置の送信電力が低かったりすることによる電波の劣化によるものなのか、隣接する周波数帯域を用いてデータの送信を行う他の無線通信装置との電波干渉によるものなのかを判断するために時間がかかるという課題があった。
さらに、上述した従来の技術においては、電波干渉として検出した結果が、同じ周波数帯域を用いてデータの送信を行う他の無線通信装置との衝突によるものなのか、隣接する周波数帯域を用いてデータの送信を行う他の無線通信装置との電波干渉によるものなのかを判別できず、電波干渉を精度よく検出できないという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、従来のものより短時間で、隣接する周波数帯域を用いてデータの送信を行う他の無線通信装置との電波干渉を精度よく検出することができる無線受信装置を提供することを目的とする。
本発明の無線受信装置は、データサブキャリアおよびガードサブキャリアを含む複数のサブキャリアを一定の周波数間隔で配置したマルチキャリア伝送方式で送信されたデータを受信する無線受信装置であって、前記データサブキャリアの一部における受信電力を測定するデータサブキャリア受信電力測定部と、前記ガードサブキャリアにおける受信電力を測定するガードサブキャリア受信電力測定部と、前記データサブキャリア受信電力測定部によって測定された受信電力と前記ガードサブキャリア受信電力測定部によって測定された受信電力とを比較するサブキャリア受信電力比較部と、前記サブキャリア受信電力比較部による比較結果に基づいて、受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出する干渉波検出部と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の無線受信装置は、データサブキャリアの一部における受信電力と、ガードサブキャリアにおける受信電力との比較結果に基づいて、受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出するため、従来のものより短時間で、隣接する周波数帯域を用いてデータの送信を行う他の無線通信装置との電波干渉を精度よく検出することができる。
なお、前記干渉波検出部は、前記サブキャリア受信電力比較部による比較結果と予め定められた閾値とを比較することにより、前記受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出するようにしてもよい。
この構成により、本発明の無線受信装置は、閾値を設けることにより、隣接する周波数帯域を用いてデータの送信を行う他の無線通信装置との電波干渉をノイズによって誤検出してしまうことを防止することができる。
また、前記サブキャリア受信電力比較部による比較結果を蓄積する比較結果蓄積部を備え、前記干渉波検出部は、前記比較結果蓄積部に蓄積された比較結果に基づいて、前記受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出するようにしてもよい。
この構成により、本発明の無線受信装置は、データサブキャリアの一部における受信電力と、ガードサブキャリアにおける受信電力との比較結果を蓄積し、蓄積した比較結果に基づいて、受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出するため、隣接する周波数帯域を用いてデータの送信を行う他の無線通信装置との電波干渉をノイズやフェージングの影響によって誤検出してしまうことを防止することができる。
例えば、前記干渉波検出部は、前記比較結果蓄積部に蓄積された比較結果が予め定められた第1の閾値より大きくなった回数が予め定められた第2の閾値を超えたか否かに基づいて、前記受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出するようにしてもよい。
さらに、前記干渉波検出部は、予め定められたシンボル数の期間で前記比較結果蓄積部に蓄積された比較結果が前記第1の閾値より大きくなった回数が前記第2の閾値を超えたか否かを判断するようにしてもよい。
また、例えば、前記干渉波検出部は、前記比較結果蓄積部に蓄積された比較結果の平均値が予め定められた閾値より大きくなったか否かに基づいて、前記受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出するようにしてもよい。
本発明は、従来のものより短時間で、隣接する周波数帯域を用いてデータの送信を行う他の無線通信装置との電波干渉を精度よく検出することができる無線受信装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態としての無線受信装置1は、アンテナ10と、アンテナ10からRF(Radio Frequency)信号を受信しベースバンド信号に変換するRF部11と、ベースバンド信号をディジタル信号に変換するアナログディジタル変換部(以下、「ADC」という。)部12と、ベースバンド信号を処理するベースバンド部13と、ベースバンド信号から得られる複数のサブキャリアのうち一部のデータサブキャリアにおける受信電力を測定するデータサブキャリア受信電力測定部14と、複数のサブキャリアのうちガードサブキャリアにおける受信電力を測定するガードサブキャリア受信電力測定部15と、データサブキャリア受信電力測定部14によって測定された受信電力とガードサブキャリア受信電力測定部15によって測定された受信電力とを比較するサブキャリア受信電力比較部16と、サブキャリア受信電力比較部16による比較結果に基づいて、受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出する干渉波検出部17とを備えている。
なお、図1において、本発明に係る主な構成要素が示されており、フィルタ等の本発明との関係が薄い構成要素については、図示が省略されている。
RF部11は、アンテナ10を介して、不図示の無線送信装置により変調され送出されたRF信号を受信し、ゲイン調整を行いながらRF信号を増幅し、I信号およびQ信号からなるベースバンド信号に変換するようになっている。
なお、本実施の形態において、RF部11は、複数のサブキャリアを所定の周波数間隔で配置したマルチキャリア伝送方式で送信されたMB−OFDM信号を受信するものとして説明する。
ADC12は、RF部11によって変換されたアナログのベースバンド信号をディジタルのベースバンド信号に変換するようになっている。
ベースバンド部13は、ディジタルのベースバンド信号をシンボル毎に周波数ドメインの複数のサブキャリアに変換するFFT(Fast Fourier Transform)部20と、FFT部20により変換された各サブキャリアを復調する復調部21とを備え、復調部21の出力信号は、図示しないMAC(Media Access Control)部等の上位レイヤへと渡される。
データサブキャリア受信電力測定部14は、FFT部20により変換された複数のサブキャリアのうち、低域側および高域側の一部のデータサブキャリアにおける受信電力を測定するようになっている。
具体的には、データサブキャリア受信電力測定部14は、低域側のデータサブキャリア、すなわち、低域側のガードサブキャリアのコピー元(図10参照)となったデータサブキャリアにおける受信電力PDLを測定するようになっている。
また、データサブキャリア受信電力測定部14は、高域側のデータサブキャリア、すなわち、高域側のガードサブキャリアのコピー元(図10参照)となったデータサブキャリアにおける受信電力PDHを測定するようになっている。
ガードサブキャリア受信電力測定部15は、FFT部20により変換された複数のサブキャリアのうち、低域側および高域側のガードサブキャリアにおける受信電力を測定するようになっている。
具体的には、ガードサブキャリア受信電力測定部15は、低域側のガードサブキャリア、すなわち、低域側のデータサブキャリアのコピー先(図10参照)となったガードサブキャリアにおける受信電力PGLを測定するようになっている。
また、ガードサブキャリア受信電力測定部15は、高域側のガードサブキャリア、すなわち、高域側のデータサブキャリアのコピー先(図10参照)となったガードサブキャリアにおける受信電力PGHを測定するようになっている。
サブキャリア受信電力比較部16は、データサブキャリア受信電力測定部14によって測定された低域側のデータサブキャリアにおける受信電力PDLと、ガードサブキャリア受信電力測定部15によって測定された低域側のガードサブキャリアの受信電力PGLとを比較し、第1の比較結果としてRL=PGL/PDLを算出するようになっている。
また、サブキャリア受信電力比較部16は、データサブキャリア受信電力測定部14によって測定された高域側のデータサブキャリアにおける受信電力PDHと、ガードサブキャリア受信電力測定部15によって測定された高域側のガードサブキャリアの受信電力PGHとを比較し、第2の比較結果としてRH=PGH/PDHを算出するようになっている。
干渉波検出部17は、第1および第2の各比較結果RL、RHを予め定められた閾値THと比較することによって、受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出するようになっている。なお、本実施の形態において、閾値THは、1.5とする。
具体的には、干渉波検出部17は、第1の比較結果RLが閾値THよりも大きいと判断した場合には、低域側に干渉波があると判断し、第1の比較結果RLが閾値THよりも大きくないと判断した場合には、低域側に干渉波がないと判断するようになっている。
また、干渉波検出部17は、第2の比較結果RHが閾値THよりも大きいと判断した場合には、高域側に干渉波があると判断し、第2の比較結果RHが閾値THよりも大きくないと判断した場合には、高域側に干渉波がないと判断するようになっている。
干渉波検出部17は、干渉波があると判断した場合には、復調部21または上位レイヤに対して、干渉波を回避させる干渉波回避処理を実行するようになっている。
干渉波回避処理の一例として、干渉波検出部17は、低域側および高域側の何れか一方に干渉波があると判断した場合には、復調部21に対して、復調処理を電波干渉に強いものに切り換えるよう要求するようになっている。一方で、低域側および高域側の双方に干渉波があると判断した場合には、干渉波検出部17は、上位レイヤに対して、ホッピングパターンを他のものに切り換えるよう要求するようになっている。
以上のように構成された無線受信装置1について図2を用いてその動作を説明する。
まず、アンテナ10を介して、RF信号がRF部11に受信されると(ステップS1)、RF信号がRF部11によって増幅され、I信号およびQ信号からなるベースバンド信号に変換される(ステップS2)。このベースバンド信号は、ADC12によってディジタルの信号に変換され、FFT部20によってシンボル毎に複数のサブキャリアに変換される(ステップS3)。
この複数のサブキャリアのうち、一部のデータサブキャリアにおける受信電力がデータサブキャリア受信電力測定部14によって測定される一方で、ガードサブキャリアにおける受信電力がガードサブキャリア受信電力測定部15によって測定される(ステップS4)。
次に、データサブキャリア受信電力測定部14によって測定された受信電力と、ガードサブキャリア受信電力測定部15によって測定された受信電力とがサブキャリア受信電力比較部16によって比較される(ステップS5)。
次に、サブキャリア受信電力比較部16による比較結果RL、RHが閾値THより大きいか否かが干渉波検出部17によって判断される(ステップS6)。ここで、比較結果RL、RHの少なくとも一方が閾値THより大きいと判断された場合には、干渉波検出部17によって干渉波があると判断され(ステップS7)、干渉波回避処理が実行される(ステップS8)。一方、比較結果RL、RHの双方が閾値THより大きくないと判断された場合には、干渉波検出部17によって干渉波がないと判断される(ステップS9)。
このように、本発明の第1の実施の形態としての無線受信装置1は、データサブキャリアの一部における受信電力と、ガードサブキャリアにおける受信電力との比較結果RL、RHに基づいて、受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出するため、従来のものより短時間で、隣接する周波数帯域を用いてデータの送信を行う他の無線通信装置との電波干渉を精度よく検出することができる。
なお、本実施の形態において、干渉波検出部17は、第1および第2の各比較結果RL、RHを予め定められた1つの閾値THと比較し、この比較結果に応じて干渉波回避処理を実行するものとして説明したが、本発明において、第1および第2の各比較結果RL、RHを予め定められた2つの閾値TH1、TH2と比較し、この比較結果に応じて干渉波回避処理を実行するようにしてもよい。
例えば、干渉波検出部17は、比較結果RL、RHの少なくとも一方が閾値TH2(>TH1)よりも大きいと判断した場合には、上位レイヤに対して、ホッピングパターンを他のものに切り換えるよう要求する一方で、比較結果RL、RHの双方が閾値TH2よりも大きくないと判断し、かつ、比較結果RL、RHの少なくとも一方が閾値TH1よりも大きいと判断した場合には、復調部21に対して、復調処理を電波干渉に強いものに切り換えるよう要求するようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態としての無線受信装置30は、図3に示すように、本発明の第1の実施の形態としての無線受信装置1に対して、比較結果蓄積部31をさらに設け、干渉波検出部17に代えて干渉波検出部37を設けた点が相違する。
比較結果蓄積部31は、メモリ等の記憶媒体によって構成され、低域側のガードサブキャリアおよび高域側のガードサブキャリアに対して、サブキャリア受信電力比較部16による比較結果RL、RHをそれぞれ蓄積するようになっている。
干渉波検出部37は、比較結果蓄積部31に蓄積された比較結果RL、RHに基づいて、受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出するようになっている。
具体的には、干渉波検出部37は、比較結果蓄積部31に蓄積された各比較結果RL、RHが閾値THより大きくなった回数の少なくとも一方が予め定められた閾値THCを超えたか否かに基づいて、受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出するようになっている。なお、本実施の形態において、閾値THCは、4とする。
例えば、高域側のガードサブキャリアに対して、サブキャリア受信電力比較部16による比較結果RHと、比較回数(すなわち、シンボル数)とが図4に示すような関係にあった場合には、閾値THより大きくなった回数が5回目となる12回目の比較結果RHが比較結果蓄積部31に蓄積されたときに、干渉波検出部37は、高域側のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出したと判断する。
干渉波検出部37は、干渉波があると判断した場合には、復調部21または上位レイヤに対して、干渉波を回避させる干渉波回避処理を実行するようになっている。なお、干渉波回避処理は、本発明の第1の実施の形態としての無線受信装置1の干渉波検出部17によって実行される干渉波回避処理と同様である。
以上のように構成された無線受信装置30について図5を用いてその動作を説明する。
まず、アンテナ10を介して、RF信号がRF部11に受信されると(ステップS21)、RF信号がRF部11によって増幅され、I信号およびQ信号からなるベースバンド信号に変換される(ステップS22)。このベースバンド信号は、ADC12によってディジタルの信号に変換され、FFT部20によってシンボル毎に複数のサブキャリアに変換される(ステップS23)。
この複数のサブキャリアのうち、一部のデータサブキャリアにおける受信電力がデータサブキャリア受信電力測定部14によって測定される一方で、ガードサブキャリアにおける受信電力がガードサブキャリア受信電力測定部15によって測定される(ステップS24)。
次に、データサブキャリア受信電力測定部14によって測定された受信電力と、ガードサブキャリア受信電力測定部15によって測定された受信電力とがサブキャリア受信電力比較部16によって比較される(ステップS25)。
ここで、サブキャリア受信電力比較部16によって比較された結果RL、RHは、比較結果蓄積部31に蓄積される(ステップS26)。
次に、比較結果蓄積部31に蓄積された各比較結果RL、RHが閾値THより大きくなった回数の少なくとも一方が閾値THCを超えたか否かが干渉波検出部37によって判断される(ステップS27)。
ここで、比較結果蓄積部31に蓄積された各比較結果RL、RHが閾値THより大きくなった回数の少なくとも一方が閾値THCを超えたと判断された場合には、干渉波検出部37によって干渉波があると判断され(ステップS28)、干渉波検出部37によって、干渉波回避処理が実行される(ステップS29)。
一方、比較結果蓄積部31に蓄積された各比較結果RL、RHが閾値THより大きくなった回数の少なくとも一方が閾値THCを超えていないと判断された場合には、干渉波検出部37によって干渉波がないと判断される(ステップS30)。
このように、本発明の第2の実施の形態としての無線受信装置30は、データサブキャリアの一部における受信電力と、ガードサブキャリアにおける受信電力との比較結果RL、RHを蓄積し、蓄積した比較結果RL、RHに基づいて、受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出するため、隣接する周波数帯域を用いてデータの送信を行う他の無線通信装置との電波干渉をノイズやフェージングの影響によって誤検出してしまうことを防止することができる。
なお、本実施の形態においては、干渉波検出部37が、受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出するときに、比較結果蓄積部31に蓄積された各比較結果RL、RHが閾値THより大きくなった回数の少なくとも一方が閾値THCを超えたか否かを判断する例について説明したが、本発明において、干渉波検出部37は、予め定められたシンボル数の期間で比較結果蓄積部31に蓄積された各比較結果RL、RHが閾値THより大きくなった回数の少なくとも一方が前記第2の閾値THCを超えたか否かを判断するようにしてもよい。
また、本発明において、干渉波検出部37は、比較結果蓄積部31に蓄積された各比較結果RL、RHの平均値が予め定められた閾値THMより大きくなったか否かに基づいて、受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出するようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態としての無線受信装置のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態としての無線受信装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態としての無線受信装置のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態としての無線受信装置を構成するサブキャリア受信電力比較部による比較結果とシンボル数との関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態としての無線受信装置の動作を説明するためのフローチャートである。 MB−OFDMにおけるバンドの分割を示す概念図である。 MB−OFDMにおけるホッピングパターンによって使用されるバンドの一例を示す概念図である。 MB−OFDMにおけるホッピングパターンによって使用されるバンドの他の一例を示す概念図である。 MB−OFDMの1シンボルにおける各サブキャリアの周波数領域における配置を示す概念図である。 図9に示す周波数領域の低域側と高域側を拡大した状態を示す概念図である。 無線受信装置がバンド#2で受信しているときの受信スペクトラムの一例を示すグラフである。
符号の説明
1、30 無線受信装置
10 アンテナ
11 RF部
12 ADC
13 ベースバンド部
14 データサブキャリア受信電力測定部
15 ガードサブキャリア受信電力測定部
16 サブキャリア受信電力比較部
17、37 干渉波検出部
20 FFT部
21 復調部
31 比較結果蓄積部

Claims (6)

  1. データサブキャリアおよびガードサブキャリアを含む複数のサブキャリアを一定の周波数間隔で配置したマルチキャリア伝送方式で送信されたデータを受信する無線受信装置であって、
    前記データサブキャリアの一部における受信電力を測定するデータサブキャリア受信電力測定部と、
    前記ガードサブキャリアにおける受信電力を測定するガードサブキャリア受信電力測定部と、
    前記データサブキャリア受信電力測定部によって測定された受信電力と前記ガードサブキャリア受信電力測定部によって測定された受信電力とを比較するサブキャリア受信電力比較部と、
    前記サブキャリア受信電力比較部による比較結果に基づいて、受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出する干渉波検出部と、を備えたことを特徴とする無線受信装置。
  2. 前記干渉波検出部は、前記サブキャリア受信電力比較部による比較結果と予め定められた閾値とを比較することにより、前記受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出することを特徴とする請求項1に記載の無線受信装置。
  3. 前記サブキャリア受信電力比較部による比較結果を蓄積する比較結果蓄積部を備え、
    前記干渉波検出部は、前記比較結果蓄積部に蓄積された比較結果に基づいて、前記受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出することを特徴とする請求項1に記載の無線受信装置。
  4. 前記干渉波検出部は、前記比較結果蓄積部に蓄積された比較結果が予め定められた第1の閾値より大きくなった回数が予め定められた第2の閾値を超えたか否かに基づいて、前記受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出することを特徴とする請求項3に記載の無線受信装置。
  5. 前記干渉波検出部は、予め定められたシンボル数の期間で前記比較結果蓄積部に蓄積された比較結果が前記第1の閾値より大きくなった回数が前記第2の閾値を超えたか否かを判断することを特徴とする請求項4に記載の無線受信装置。
  6. 前記干渉波検出部は、前記比較結果蓄積部に蓄積された比較結果の平均値が予め定められた閾値より大きくなったか否かに基づいて、前記受信対象の周波数帯のガードサブキャリアに隣接する周波数帯を用いた無線通信の干渉波を検出することを特徴とする請求項3に記載の無線受信装置。
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