JP2009224600A - コンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】異常電圧の印加による静電容量の低下を抑制し、コンデンサの寿命を延ばすことができるフェールセーフ機能を高めたコンデンサを提供する。
【解決手段】本発明のコンデンサ10は、第1の絶縁性フィルム13を介して形成された一対の第1のメタライズ膜を有するコンデンサ本体部11と、第2の絶縁性フィルム23を介して形成された一対の第2のメタライズ膜を有し且つコンデンサ本体部11より絶縁破壊電圧が低いフェールセーフ部12と、コンデンサ本体部11とフェールセーフ部12を並列接続するために互いに対向して配置された一対の外部電極30A、30Bと、を備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、メタライズドフィルムからなるコンデンサに関し、更に詳しくは、フェールセーフ機能を高めたコンデンサに関するものである。
メタライズドフィルムからなるコンデンサは、電極の一部に欠陥があってショートすることがあっても、ショートした部分に流入する電流によってショート部周辺の電極の薄膜金属が飛散してその電極の絶縁状態を回復し、ショート箇所以外の電極が正常に動作する、いわゆるセルフヒーリング機能を備えている。このようなセルフヒーリング機能に関する技術としては、例えば特許文献1〜3に記載された技術がある。特許文献1には金属化フィルムコンデンサについて記載され、特許文献2にはシリーズコンデンサについて記載され、特許文献3にはメタライズドコンデンサについて記載されている。
特許文献1に記載の金属化フィルムコンデンサは、図7の(a)に示すように、フィルム1に金属層2−1、2−2を積層し、この金属層2−1、2−2をフィルム1の少なくとも幅方向に設けた非金属部5−1、5−2により分割すると共に、この分割した金属層2−1、2−2にヒューズ機能付き金属部7−1、7−2を設けた金属化フィルム3を有し、1又は2以上の連続する分割した金属層2−1、2−2を単位とし、隣接する単位同士で異なる位置に設けたヒューズ機能付き金属部7−1、7−2を有するものである。このような構成により、ヒューズ機能付き金属部7−1、7−2の重なりをなくして、一つのヒューズ機能付き金属部7−1、7−2が溶断しても他の隣接するヒューズ機能付き金属部7−1、7−2が溶断することなく、静電容量の減少を抑制することができる。この金属層2は非金属部5−1、5−2によってラケット状に区画されているため、以下では必要に応じてラケットパターンと称す。
特許文献2に記載のシリーズコンデンサは、図7の(b)に示すように、金属蒸着フィルム1上にセンターマージン2を有し、且つ金属蒸着膜3が所定値以上の表面抵抗をもった保安機構マージン5、7によって小面積に分画されたモザイク状の集合体からなり、且つ保安機構マージン5、7に分画された小面積の金属蒸着膜部3同士が電気的に導通するための導電性の隘路部4、6を細線部に有するものである。このような構成により、細線部の隘路が安定した保安機能を発揮することができる。この金属蒸着膜3は保安機構マージン5によって格子状に区画されているため、以下では必要に応じて格子状パターンと称す。
特許文献3に記載のメタライズドフィルムコンデンサは、図8の(a)に示すように、誘電体フィルム1の表面に多数の短帯状の蒸着電極4が付着しないマージン2で多数のセグメント3に分割された金属を蒸着してなる蒸着電極4を形成し、セグメント3とセグメント3との接続部分にヒューズ機能を持たせたメラタイズドフィルムを巻回してなり、幅方向の蒸着電極4のセグメント3のうち、フィルムの縁側の少なくとも一列以上のセグメント3’の幅寸法を他のセグメント3の幅寸法の1/2以下としたものである。このような構成により、コンデンサの電極構造上、図8の(b)で丸で囲んで示すように蒸着電極4のマージン5側の端部の電界が高くなり、この部分の近傍でショートする確率が高くなっても、セグメント3’を小さくしてあることからコンデンサの容量減少を抑えることができる。このセグメント3も特許文献2の技術と同様に格子状パターンに属する。
特開平10−135072号公報 特開平10−208974号公報 特開平09−232178号公報
しかしながら、特許文献1〜3の技術では、絶縁破壊電圧に近い異常なサージ電圧が加わった時に最も弱い点、即ち、ヒューズ機能を有する細い金属部からショートし、ショート点を含む電極を細い金属部の溶断により切り離して絶縁状態を回復するが、その後も弱い部分がショートするまでの間絶縁破壊電圧に近い電圧が全てのセグメントに印加されてしまい、ショートしなかった部分においても絶縁性フィルムが疲労し、コンデンサの信頼性を低下させるという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、異常電圧の印加による静電容量の低下を抑制し、コンデンサの寿命を延ばすことができるコンデンサを提供することを目的としている。
本発明の請求項1に記載のコンデンサは、第1の絶縁性フィルムを介して形成された一対の第1のメタライズ膜を有するコンデンサ本体部と、第2の絶縁性フィルムを介して形成された一対の第2のメタライズ膜を有し且つ上記コンデンサ本体部より絶縁破壊電圧が低いフェールセーフ部と、上記コンデンサ本体部と上記フェールセーフ部を並列接続するために互いに対向して配置された一対の外部電極と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載のコンデンサは、請求項1に記載の発明において、上記第2の絶縁性フィルムは、上記第1の絶縁性フィルムより絶縁破壊電圧が低いことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載のコンデンサは、請求項2に記載の発明において、上記第2の絶縁性フィルムは、上記第1の絶縁性フィルムと同一の材料によって形成され、且つ、上記第1の絶縁性フィルムより薄く形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載のコンデンサは、請求項2に記載の発明において、上記第2の絶縁性フィルムは、上記第1の絶縁性フィルムと異なる材料によって形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載のコンデンサは、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明において、上記フェールセーフ部における静電容量値は、上記コンデンサ本体部における静電容量値より小さいことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6に記載のコンデンサは、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の発明において、上記一対の第1のメタライズ膜の一方は、複数の電極を含むパターン電極部として形成され、上記一対の第2のメタライズ膜の一方は、複数の小電極を含むパターン小電極部として形成され、且つ、上記小電極の面積は、上記電極の面積よりも小さく形成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、異常電圧の印加による静電容量の低下を抑制し、コンデンサの寿命を延ばすことができるコンデンサを提供することができる。
以下、図1〜図6に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。尚、各図中、図1の(a)、(b)はそれぞれ本発明のコンデンサの一実施形態を展開したコンデンサ本体部を示す図で、(a)はコンデンサ本体部のメタライズ膜を示す平面図、(b)は(a)に示すメタライズ膜と対をなすメタライズ膜の平面図、図2は図1の(a)に示すメタライズ膜の一部を拡大して示す平面図、図3の(a)、(b)はそれぞれ図1に示すコンデンサを展開したコンデンサのフェールセーフ部を示す図で、(a)はフェールセーフ部のメタライズ膜を示す平面図、(b)は(a)に示すメタライズ膜と対をなすメタライズ膜の平面図、図4は図3の(a)に示すメタライズ膜の一部を拡大して示す平面図、図5の(a)〜(c)はそれぞれ図1に示すコンデンサ本体部と図3に示すフェールセーフ部からなるコンデンサを示す図で、(a)はコンデンサの斜視図、(b)は(a)に示すコンデンサの軸方向に直交する方向の断面図、(c)はコンデンサの回路構成を示すブロック図、図6は図5に示すコンデンサを用いて異常電圧の印加回数と異常電圧の印加によるショート発生電圧との関係を示すグラフである。
本実施形態のコンデンサ10は、例えば図1〜図5に示すように、コンデンサ本来の働きをするコンデンサ本体部11と、コンデンサ本体部11をサージ電圧等の異常電圧から保護するフェールセーフ部12と、備えている。
コンデンサ本体部11は、図1の(a)に示す第1のコンデンサ用メタライズドフィルム11Aと、同図の(b)に示す第2のコンデンサ用メタライズドフィルム11Bとを重ね合わせ、図5の(a)、(b)に示すように巻回して形成されている。また、フェールセーフ部12は、図3の(a)に示す第1のフェールセーフ用メタライズドフィルム12Aと図3の(b)に示す第2のフェールセーフ用メタライズドフィルム12Bを重ね合わせ、図5の(a)、(b)に示すようにコンデンサ本体部11に巻回して付設されている。そして、コンデンサ本体部11とフェールセーフ部12は、コンデンサ10の外部電極に対して電気的に並列接続されている。本発明のコンデンサは、コンデンサ本体部とフェールセーフ部を上下に積層する積層型コンデンサとして形成することもできる。本実施形態では上述の巻回型コンデンサについて説明する。
まず、コンデンサ本体部11について図1及び図2を参照しながら説明する。コンデンサ本体部11は、上述のように第1、第2のコンデンサ用メタライズドフィルム11A、11Bを備えている。
第1のコンデンサ用メタライズドフィルム11Aは、図1の(a)に示すように、テープ状の第1の絶縁性フィルム13Aと、第1の絶縁性フィルム13A上に狭い隙間14Aを介して長手方向に矩形状の電極15Aを複数配列して形成されたパターン電極部15と、第1の絶縁性フィルム13Aの一方の端縁(図1の(a)では上端縁)に沿って延びてパターン電極部15と狭い隙間14Bを挟んで帯状に形成された第1の引き出し電極部16と、第1の絶縁性フィルム13Aの他方の端縁(図1の(a)では下端縁)に沿って延びるマージン17Aと、を備えている。また、パターン電極部15の各電極15Aは、それぞれ隙間14Aによって区画されていると共に隙間14Bではヒューズ機能を備えた第1の隘路部18(図2参照)によって第1の引き出し電極部16とそれぞれ電気的に接続されている。これらのパターン電極部15、第1の引き出し電極部16及び第1の隘路部18が第1の絶縁性フィルム13A上に金属蒸着により一体的にメタライズ膜として形成されている。ここで、隙間14A、14Bは、第1の非導通部14として形成されている。尚、パターン電極部15はラケット状パターンに属する。
第2のコンデンサ用メタライズドフィルム11Bは、図1の(b)に示すように、テープ状の第1の絶縁性フィルム13Bと、第1の絶縁性フィルム13Bに形成されたパターン電極部15及び第1の引き出し電極部16と対を成すメタライズ膜であるベタ電極19と、を備えている。第1、第2のコンデンサ用メタライズドフィルム11A、11Bに用いられる第1の絶縁性フィルム13A、13Bは、必要に応じて、単に第1の絶縁性フィルム13として説明することがある。ベタ電極19は、図1の(b)に示すように第2のコンデンサ用メタライズドフィルム11Aと同一の第1の絶縁性フィルム13Bの下端縁に偏倚し上端縁にマージン17Bを形成すると共に、パターン電極部15及び第1の引き出し電極部16と長手方向の長さが同一に形成されている。第1、第2のコンデンサ用メタライズドフィルム11A、11Bは重ね合わされると、主としてパターン電極部15とベタ電極19とが第1の絶縁性フィルム13Aを介して対向することにより所定の静電容量を形成する。パターン電極部15の下端縁がベタ電極19の下端縁の手前に達し、ベタ電極19の上端縁がパターン電極部15の上端縁に達し、第1の絶縁性フィルム13Aを挟んでパターン電極部15とベタ電極19とが一部ずれるように形成されている。そして、第1、第2のコンデンサ用メタライズドフィルム11A、11Bは、重ね合わせて巻回されることにより図5の(b)に示す巻回型コンデンサ10のコンデンサ本体部11として形成される。
2枚の第1の絶縁性フィルム13A、13Bは、図1の(a)に示すように例えば長さLに形成されており、それぞれの第1の絶縁性フィルム13A、13Bに形成されるパターン電極部15、第1の引き出し電極部16及びベタ電極19は、それぞれ所望の静電容量を得るために必要な長さLに亘って形成されている。また、パターン電極部15及び第1の引き出し電極部16の長手方向の両側にはそれぞれ空白部分がそれぞれ所定の寸法Lだけ同じ寸法で形成されている。つまり、L=L+2Lの関係にある。但し、通常、Lは、Lより遥かに長く形成されている。例えば、L=30mで、L=10cmである。尚、Lはそれぞれ同じ寸法でなくても良い。
また、例えば図2に示すように、各電極15Aの面積(W×L)は、所望する静電容量によって適宜規定される。第1の引き出し電極部16の幅Wは例えばベタ電極19側のマージン17Bの範囲内に形成され、各電極15Aと第1の引き出し電極部16を繋ぐ隘路部18はLよりも狭い所定の幅w11として各電極15AのL方向の例えば中央部に形成されている。
次いで、フェールセーフ部12について図3の(a)、(b)を参照しながら説明する。フェールセーフ部12は、上述のように第1、第2のフェールセーフ用メタライズドフィルム12A、12Bを備えている。フェールセーフ部12は、コンデンサ本体部11の絶縁破壊電圧より絶縁破壊電圧が低く、コンデンサ10に異常な電圧が印加された時に、フェールセーフ部12がこの異常な電圧で一部が破壊されて、コンデンサ本体部11を絶縁破壊から保護するフェールセーフ機能を有している。従って、フェールセーフ部12は、コンデンサ本体部11のように静電容量を得ることを主目的としたものでないことから、第1、第2のフェールセーフ用メタライズドフィルム12A、12Bは、第1、第2のコンデンサ用メタライズドフィルム11A、11Bより遥かに短く形成されている。例えば、第1、第2のコンデンサ用メタライズドフィルム11A、11Bの電極が30m程度であれば、第1、第2のフェールセーフ用メタライズドフィルム12A、12Bの電極は5cm程度である。
第1のフェールセーフ用メタライズドフィルム12Aは、図3の(a)、(b)及び図4に示すように、テープ状の第2の絶縁性フィルム23Aと、第2の絶縁性フィルム23A上に狭い隙間24Aを介して長手方向に細長形状の小電極25Aを複数配列して形成されたパターン小電極部25と、第2の絶縁性フィルム23Aの一方の端縁(図3の(a)では上端縁)に沿って延びてパターン小電極部25と狭い隙間24Bを挟んで帯状に形成された第2の引き出し電極部26と、第2の絶縁性フィルム23Aの他方の端縁(図3の(a)では下端縁)に沿って延びるマージン27Aと、を備えている。
パターン小電極部25は、図3の(a)及び図4に示すように第2の絶縁性フィルム23Aの幅方向に細長形状に形成された小さな面積の電極として形成されている。パターン小電極部25の各小電極25Aは、それぞれ隙間24Aによって互いに電気的に絶縁されていると共にヒューズ機能を有する第2の隘路部28によって第2の引き出し電極部26とそれぞれ電気的に接続されている。このパターン小電極部25、第2の引き出し電極部26及び第2の隘路部28は、第2の絶縁性フィルム23A上に金属蒸着により一体的にメタライズ膜として形成されている。ここで、隙間24A、24Bは、第2の非導通部24として形成している。
第2のフェールセーフ用メタライズドフィルム12Bは、図3の(b)に示すように、テープ状の第2の絶縁性フィルム23Bと、この絶縁性フィルム23Bに形成されて、パターン小電極部25及び第2の引き出し電極部26と対を成すメタライズ膜であるベタ電極29と、を備えている。第1、第2のフェールセーフ用メタライズドフィルム12A、12Bに用いられる第2の絶縁性フィルム23A、23Bは、必要に応じて、単に第2の絶縁性フィルム23として説明することがある。このベタ電極29は、図3の(b)に示すように第2のフェールセーフ用メタライズドフィルム12Aと同一の第2の絶縁性フィルム23Bの下端縁に偏倚し上端縁にマージン27Bを形成すると共に、パターン小電極部25及び第2の引き出し電極部26と長手方向の長さが同一に形成されている。第1、第2のフェールセーフ用メタライズドフィルム12A、12Bは重ね合わされると、主としてパターン小電極部25とベタ電極29とが第2の絶縁性フィルム23Aを介して対向することにより所定の静電容量を形成する。パターン小電極部25の下端縁がベタ電極29の下端縁の手前に達し、ベタ電極29の上端縁が複数のパターン小電極部25の上端縁に達し、第2の絶縁性フィルム23を挟んでパターン小電極部25とベタ電極29とが一部ずれるように形成されている。
2枚の第2の絶縁性フィルム23A、23Bは、例えば長さLに形成されており、それぞれの第2の絶縁性フィルム23A、23Bに形成されるパターン小電極部25、第2の引き出し電極部26及びベタ電極29は、長さLに形成されている。また、パターン小電極部25及び第2の引き出し電極部26の長手方向の両側にはそれぞれ空白部分が長さLとして形成されている。
また、例えば図4に示すように、各小電極25Aの面積(W×L)は、Wがコンデンサ本体部11の電極15AのWと例えば同一に設定され、Lがコンデンサ本体部11の電極15AのLより格段に短く設定される。第2の引き出し電極部26の幅W及び第2の隘路部28の幅w12は、いずれもコンデンサ本体部11の第1の引き出し電極部16の幅W及び第1の隘路部18の幅w11と同様に形成されている。
第1、第2のコンデンサ用メタライズドフィルム11A、11Bを巻回してコンデンサ本体部11を形成した後、第1、第2のフェールセーフ用メタライズドフィルム12A、12Bをコンデンサ本体部11の表面に巻回して巻回型コンデンサの本体が形成される。この本体の両端面にメタリコンにより各引き出し電極部16、26及びベタ電極19、29と電気的に接続されるように外部電極30A、30Bを形成することにより、図5の(a)〜(c)に示す本実施形態のコンデンサ10が得られる。このコンデンサ10は、コンデンサ本体部11とフェールセーフ部12が外部電極30に対して並列接続されており、この回路構成は、図5の(c)に示すようになる。
而して、第1の絶縁性フィルム13と第2の絶縁性フィルム23は、同一材料で形成されていても、異なる材料によって形成されていても良い。第2の絶縁性フィルム23が第1の絶縁性フィルム13と同一材料の場合には、例えば第2の絶縁性フィルム23が第1の絶縁性フィルム13より薄くすることで、絶縁破壊電圧が低くなるように形成されている。第2の絶縁性フィルム23が第1の絶縁性フォルム13と異なる材料の場合には、第2の絶縁性フィルム23の材料が第1の絶縁性フィルム13の材料より低い絶縁破壊電圧をもつ材料によって形成されている。後者の場合には、第2の絶縁性フィルム23が第1の絶縁性フィルム13と同一の厚さに形成されていても良い。
第1、第2の絶縁性フィルム13、23の材料としては、絶縁性材料であれば特に制限されないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエチレン(PE)、ポリイミド(PI)、ポリビニールアセトアセタール(PVAA)等を単独で、または適宜二種以上を組み合わせて使用することができる。第1、第2の絶縁性フィルム13、23としての特性、作業性、形状、経済性等を考慮すると、PET、PP及びPVAAが好ましい。
また、第1、第2の絶縁性フィルム13、23が所定の誘電率を必要とする場合には、チタン酸バリウム、チタン酸ジルコン酸鉛、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、ジルコン酸カルシウム、チタン酸ジルコン酸カルシウム及びチタン酸マグネシウム等のフィラーを第1、第2の絶縁性フィルム13、23を形成する材料に適宜配合しても良い。
また、コンデンサ本体部11のパターン電極部15、フェールセーフ部12のパターン小電極部25及びそれぞれの第1、第2の引き出し電極部16、26及びベタ電極19、29は、コンデンサの内部電極として使用されている導電性材料を使用することができ、例えば、Al、Zn、Zn−Al合金、Ni、Cu、Fe、Crを使用することができる。電極としての特性、作業性、形状、経済性等を考慮すると、Al及びZnが好ましい。
以上説明したように本実施形態によれば、コンデンサ10は、第1の絶縁性フィルム13Aを介して形成された一対の第1のメタライズ膜を有するコンデンサ本体部11と、第2の絶縁性フィルム23Aを介して形成された一対の第2のメタライズ膜を有するフェールセーフ部12と、コンデンサ本体部11とフェールセーフ部12を並列接続するために互いに対向して配置された第1、第2の外部電極30A、30Bと、を備え、フェールセーフ部12がコンデンサ本体部11より絶縁破壊電圧が低く形成されたコンデンサであるため、異常電圧がコンデンサ10に印加されると、コンデンサ本体部11より絶縁破壊電圧の低いフェールセーフ部12の一つの小電極25Aにおいてショートしてコンデンサ本体部11を保護し、更にこのパターン小電極部25のセルフヒーリング機能により第2の隘路部28が溶断してショートした小電極25Aを他の正常な複数の小電極25Aから切り離すことができる。これによって、コンデンサ本体部11でのショートを防止し、静電容量の低減を抑制することができる。パターン小電極部25での静電容量が低減するが、小電極25Aは面積が小さいため、コンデンサ全体の静電容量に対する静電容量の低減率は極めて小さいものである。
また、本実施形態によれば、第2の絶縁性フィルム23は、第1の絶縁性フィルム13と同一の材料によって形成され、且つ、第1の絶縁性フィルム13より薄く形成されているため、第2の絶縁性フィルム23の絶縁破壊電圧を第1の絶縁性フィルム13の絶縁破壊電圧より低くすることができ、フェールセーフ部12が確実に機能して、コンデンサ10に異常電圧が印加されてもコンデンサ本体部11を確実に保護することができる。また、第2の絶縁性フィルム23が第1の絶縁性フィルム13と異なり、第1の絶縁性フィルム13より絶縁破壊電圧の低い材料によって形成されていても、コンデンサ本体部11を異常電圧から保護することができる。
実施例1
本実施例では、図5に示すコンデンサ10を作製し、このコンデンサ10に異常電圧を繰り返し印加して、耐電圧性能を評価した。まず、厚さ7μmのポリプロピレンフィルム(絶縁破壊電圧:DC2100V)を用いて、図1、図2に示すラケット状パターンで隙間14を有するAl蒸着膜が形成された第1のコンデンサ用メタライズドフィルム11Aを作製すると共に図1、図2に示すラケット状パターンと対をなすベタ電極19となるAl蒸着膜が形成された第2のコンデンサ用メタライズドフィルム11Bを作製した。また、厚さ5μmのポリプロピレンフィルム(絶縁破壊電圧:DC1500V)を用いて、図3、図4に示すパターンで隙間24を有するAl蒸着膜が形成された第1のフェールセーフ用メタライズドフィルム12Aを作製すると共に図3、図4に示すパターンと対をなすベタ電極29となるAl蒸着膜が形成された第2のフェールセーフ用メタライズドフィルム12Bを作製した。第1のフェールセーフ用メタライズドフィルム12Aの小電極25Aの面積は、第1のコンデンサ用メタライズドフィルム11Aの電極15Aの面積の1/10になるように設定した。つまり、小電極25Aの縦の長さWは、電極15Aと縦の長さWと同一とし、横の長さLを電極15Aの長さ40mmの1/10、即ち、4mmに設定した。その他の寸法は共通となり、電極15A及び小電極25Aの縦W、Wを36mm、第1、第2の引き出し電極部16、26の幅W、Wを1mm、隙間14、24の幅を1mm、第1、第2の隘路部18、28の縦横いずれも1mm、マージンを2mmに設定した。
第1のコンデンサ用メタライズドフィルム11Aのパターン電極部15の長さLを29.97m、第1のフェールセーフ用メタライズドフィルム12Aのパターン小電極部25の長さLを0.049mとし、各パターン電極部15、25の両側の空白部分をそれぞれ10cmとした。尚、電極15Aの数は731個であり、小電極25Aの数は10個に設定している。また、ベタ電極19、29は、それぞれパターン電極部15の長さL、パターン小電極部25の長さLと同一長さ、つまり29.97m、0.049mとした。その後、第1、第2のコンデンサ用メタライズドフィルム11A、11Bを重ねて巻回し、コンデンサ本体部11を形成した後、第1、第2のフェールセーフ用メタライズドフィルム12A、12Bを重ねて、コンデンサ本体部11の外周に巻回した。然る後、メタリコンにより外部電極30A、30Bを形成し、コンデンサ10を得た。これにより、コンデンサ本体部11とフェールセーフ部12は、外部電極30A、30Bに対して電気的に並列接続されたことになる。
上記コンデンサ10に2kVを超える電圧を繰り返し印加した場合の、ショート発生電圧と静電容量の低下割合を評価し、その結果を図6に示した。この時、比較例として上記コンデンサ10からフェールセーフ部12のない従来のコンデンサを作製し、同様の評価を行ない、その結果を図6に示した。尚、図6ではコンデンサ本体部11をA部、フェールセーフ部12をB部として示してある。
図6に示す結果によれば、比較例のコンデンサでは約2.1kVでショートし、電圧の印加回数と共に静電容量が大きく低下していく。これに対して、上記コンデンサ10では、絶縁破壊電圧の低いフェールセーフ部12から優先的に破壊するため、絶縁破壊電圧は約1.5kVと低下するものの、小電極25Aの面積が小さいため、一回のショート当たりの静電容量の低下は小さい。異常電圧を10回印加すると、比較例では1.4%低下したのに対し、コンデンサ10では0.2%の低下に留まっている。フェールセーフ部12の複数の小電極25Aが消失した後には、コンデンサ本体部11のみとなり、比較例と同等の挙動を示す。従って、実用上異常電圧が加わる回数に、更に余裕をみて小電極25Aの数を多く設けておくことが好ましい。
2kV程度の異常電圧が印加された時には、フェールセーフ部12のない比較例のコンデンサでは最も弱い部分がショートするまで2kVという絶縁破壊の限界に近い電圧がフィルム全体に加わり、長期の信頼性に悪影響を及ぼす虞がある。本実施例のコンデンサ10のように、絶縁破壊電圧の低いフェールセーフ部12をコンデンサ本体部11に並列接続することにより、異常電圧が印加されてもフェールセーフ部12が優先してショートする。フェールセーフ部12は、耐電圧のレベルは低下するが、小電極25Aの面積がコンデンサ本体部11の電極15Aと比較して十分に小さく(1/10)、フェールセーフ部12における静電容量はコンデンサ10全体の約0.2%となっていることから、仮にフェールセーフ部12のパターン小電極部25の全ての小電極25Aがショートし、セルフヒーリングで絶縁されても、静電容量が低下した影響は小さい。
更に、重要なことは、異常電圧が印加されても、フェールセーフ部12のパターン小電極部25が消失するまで、コンデンサ本体部11には絶縁破壊電圧に近い電圧がコンデンサ本体部11に加わらないことである。その結果、異常電圧が印加された後のコンデンサ10の寿命を向上させることができる。表1は、本実施例のコンデンサ10と比較例のコンデンサの寿命試験の結果を示している。寿命試験は、周囲温度85℃中において、本実施例のコンデンサ10及び比較例のコンデンサに対し、直流電圧1200Vに10kHzの交流電圧5Vrmsを長時間重畳させ、静電容量の変化をもって寿命を判定した。尚、本実施例のコンデンサ10の小電極25Aの数は10であった。
Figure 2009224600
表1に示す結果によれば、本実施例のコンデンサ10は、上述したように異常電圧は、フェールセーフ部12のパターン小電極部25が消失するまでは絶縁破壊電圧が低く設定されているフェールセーフ部12のみに加わり、小電極25Aが消失した後初めてコンデンサ本体部11に異常電圧が加わる。従って、異常電圧を10回印加しても、その間はコンデンサ本体部11には異常電圧は実質的に加わらないため、異常電圧の印加後もコンデンサ10の寿命を長期間に亘って維持することができる。一方、比較例では異常電圧がコンデンサ本体部にも加わるため、寿命が本実施例の約半分と極めて短い。
以上を要するに、異常電圧が繰り返し印加されても、フェールセーフ部12のパターン小電極部25がある間は、コンデンサ本体部11のパターン電極部15の静電容量は殆ど低下せず、また、コンデンサ10の寿命を長期間に亘って維持することができる。
実施例2
本実施例では第1の絶縁性フィルム13と第2の絶縁フィルム23とで異なる材料を用いてコンデンサ10を作製した。即ち、第1の絶縁性フィルム13として厚さ7μmのポリプロピレンフィルム(絶縁破壊電圧:DC2100V)を用い、第2の絶縁性フィルム23として厚さ同じ7μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(絶縁破壊電圧:DC1500V)を用いて実施例1と同一要領でコンデンサを作製し、実施例1と同様の評価を行った。
第2の絶縁性フィルム23の材料が第1の絶縁性フィルム13の材料と異なっていても、実施例1の第2の絶縁性フィルムと実質的に同程度の絶縁破壊電圧を有するものであれば、実質的に同一の作用効果を示すことが判った。
尚、本発明は上記実施形態に何等制限されるものではなく、必要に応じて適宜設計変更することができる。また、上記実施形態ではラケット型のパターン電極部を有するコンデンサについて説明したが、その他の格子状のパターン電極部などにも本発明を適用することができる。また、上記実施形態では巻回型コンデンサについて説明したが、本発明は積層型コンデンサにも適用することができる。
本発明は、メタライズドフィルムコンデンサに好適に利用することができる。
(a)、(b)はそれぞれ本発明のコンデンサの一実施形態を展開したコンデンサ本体部を示す図で、(a)はコンデンサ本体部のメタライズ膜を示す平面図、(b)は(a)に示すメタライズ膜と対をなすメタライズ膜の平面図である。 図1の(a)に示すメタライズ膜の一部を拡大して示す平面図である。 (a)、(b)はそれぞれ図1に示すコンデンサを展開したコンデンサのフェールセーフ部を示す図で、(a)はフェールセーフ部のメタライズ膜を示す平面図、(b)は(a)に示すメタライズ膜と対をなすメタライズ膜の平面図である。 図3の(a)に示すメタライズ膜の一部を拡大して示す平面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ図1に示すコンデンサ本体部と図3に示すフェールセーフ部からなるコンデンサを示す図で、(a)はコンデンサの斜視図、(b)は(a)に示すコンデンサの軸方向に直交する方向の断面図、(c)はコンデンサの回路構成を示すブロック図である。 図5に示すコンデンサを用いて異常電圧の印加回数と異常電圧の印加によるショート発生電圧との関係を示すグラフである。 (a)、(b)はそれぞれ従来の異なる二種のコンデンサを展開し、その要部を拡大して示す平面図である。 (a)、(b)はそれぞれ従来の他のコンデンサを示す図で、(a)は図7の(a)、(b)に相当する平面図、(b)はその断面を模式的に説明する断面図である。
符号の説明
10 コンデンサ
13 第1の絶縁性フィルム
14 隙間
15 パターン電極部
16 第1の引き出し電極部
23 第2の絶縁性フィルム
24 隙間
25 パターン小電極部
26 第2の引き出し電極部
28 第2の隘路部

Claims (6)

  1. 第1の絶縁性フィルムを介して形成された一対の第1のメタライズ膜を有するコンデンサ本体部と、第2の絶縁性フィルムを介して形成された一対の第2のメタライズ膜を有し且つ上記コンデンサ本体部より絶縁破壊電圧が低いフェールセーフ部と、上記コンデンサ本体部と上記フェールセーフ部を並列接続するために互いに対向して配置された一対の外部電極と、を備えたことを特徴とするコンデンサ。
  2. 上記第2の絶縁性フィルムは、上記第1の絶縁性フィルムより絶縁破壊電圧が低いことを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ。
  3. 上記第2の絶縁性フィルムは、上記第1の絶縁性フィルムと同一の材料によって形成され、且つ、上記第1の絶縁性フィルムより薄く形成されていることを特徴とする請求項2に記載のコンデンサ。
  4. 上記第2の絶縁性フィルムは、上記第1の絶縁性フィルムと異なる材料によって形成されていることを特徴とする請求項2に記載のコンデンサ。
  5. 上記フェールセーフ部における静電容量値は、上記コンデンサ本体部における静電容量値より小さいことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のコンデンサ。
  6. 上記一対の第1のメタライズ膜の一方は、複数の電極を含むパターン電極部として形成され、上記一対の第2のメタライズ膜の一方は、複数の小電極を含むパターン小電極部として形成され、且つ、上記小電極の面積は、上記電極の面積よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のコンデンサ。
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