JPH11233362A - 金属化フィルムコンデンサ及びその製造方法 - Google Patents

金属化フィルムコンデンサ及びその製造方法

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JPH11233362A
JPH11233362A JP3097098A JP3097098A JPH11233362A JP H11233362 A JPH11233362 A JP H11233362A JP 3097098 A JP3097098 A JP 3097098A JP 3097098 A JP3097098 A JP 3097098A JP H11233362 A JPH11233362 A JP H11233362A
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capacitor
electrode
discharge
discharge electrode
film capacitor
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JP3097098A
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English (en)
Inventor
Mikio Sakata
幹夫 坂田
Kazuo Iwaoka
和男 岩岡
Masahide Kayao
真秀 柏尾
Mikako Kume
美香子 久米
Hisahiro Nishigori
寿裕 錦織
Seiji Shirae
誠司 白枝
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サージ電圧に対してコンデンサの破壊を防止
でき、かつ、サージ電圧の吸収後も静電容量の低下が無
いフィルムコンデンサを提供する。さらに、サージ電圧
を複数回吸収し得るフィルムコンデンサを提供する。 【課題手段】 コンデンサの内部電極に対して電気的に
並列接続される放電電極をコンデンサ内部電極から離間
して配置する。また、放電電極のサイズを規定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は保安機構を有するフ
ィルムコンデンサに関し、従来よりも信頼性の向上した
フィルムコンデンサ及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、金属化フィルムコンデンサは、
高信頼性であることから多用途に使用されている。特に
雑音防止を目的として電源回路に広く利用されている。
【0003】かかるフィルムコンデンサの保安機構とし
て、図21に示したように、誘電体フィルム201にマ
ージン202を相互間に取って複数の内部電極204を
形成し、かつ、各内部電極204をヒューズ部203を
介して電極連結部205に接続するように構成した保安
機構が公知である。
【0004】かかる保安機構によれば、経年変化に伴う
絶縁劣化のため一部の電極で絶縁破壊が生じた際、絶縁
破壊の生じた電極に対応するヒューズ部が溶断し、絶縁
破壊が生じた個別の電極だけが断線状態になり、絶縁破
壊が他の電極に波及すること等を防止してコンデンサ全
体の破損を防止できるようになっている。
【0005】また、上記の保安機構とは異なり、サージ
電圧等の過大電圧が印加された場合を想定した保安機構
を備えたフィルムコンデンサが実開平1−115225
号公報(以下、単に「公報」と称す。)に記載されてい
る。この公報に記載のフィルムコンデンサは、メタライ
ズドフィルム(金属化フィルム)の長さ方向にマージン
部を設け、そのマージン部の一部分に幅の狭い部分を形
成し、サージ電圧が印加された際に、その狭いマージン
部分で放電させることにより、サージを吸収するもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たヒューズ部の溶断による保安機構はその動作する領域
が限定されており、定格電圧付近では動作するものの、
落雷等によるサージ電圧等の過大な電圧が印加された場
合には、マージン部において放電が起こり、この放電に
よる誘電体フィルムの絶縁破壊が急激に進行し、コンデ
ンサ全体が破壊するおそれがあった。
【0007】これに対し、上記公報に記載の保安機構は
サージ電圧の印加を放電により吸収するが、この放電の
際に電極部が飛散してしまうため、サージ電圧を複数回
吸収することはできなかった。また、放電による影響で
誘電体フィルムの絶縁破壊から導電物飛散に至るおそれ
もあった。
【0008】また、公報記載の保安機構ではコンデンサ
素子をプレス成形すると、放電ギャップが安定して作動
するために必要となる空隙層を確保できない場合も考え
られた。
【0009】そこで、上記の事情に鑑み、本願請求項1
記載の発明は、マージン部で放電破壊が生ずる高電圧の
サージ電圧に対してコンデンサの破壊を防止でき、か
つ、サージ電圧の吸収後も導電物飛散の無いフィルムコ
ンデンサを提供することを目的としている。
【0010】さらに、本願請求項2若しくは3記載の発
明は、放電ギャップとして空隙層を確実に形成し得るフ
ィルムコンデンサを提供することを目的としている。
【0011】さらに、本願請求項5記載の発明は、サー
ジ電圧を複数回吸収し得るフィルムコンデンサを提供す
ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明によるフィルムコンデンサにおいては、コン
デンサ内部電極に対して電気的に並列接続される放電電
極をコンデンサ内部電極から離間して配置した構成を基
本的構成としている。
【0013】
【作用】かかる本発明の構成によれば、コンデンサにヒ
ューズ部の溶断による保安機構の動作領域以上の高いサ
ージ電圧が印加された場合には放電電極にて放電が起こ
り、サージ電圧が吸収される。
【0014】なお、放電電極がコンデンサ内部電極から
離間して設けられているので、サージ電圧吸収時に生じ
る放電による影響をコンデンサ内部電極が受けることが
ない。
【0015】また、放電電極をコンデンサの外装近傍に
設けたり、外装外側面に設けたりすれば、放電電極の配
設位置を避けてプレスすることが可能となり、プレス圧
力が放電電極に直接作用することを防止でき、放電電極
間の空隙層がつぶれることを防止できると共に、プレス
圧力をコンデンサ素子に均一に掛けることができる。
【0016】また、放電電極の断面積を0.1平方ミリ
メートル以上とすることにより、放電電極の耐久性の向
上が図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照しながら説明する。
【0018】(実施例1)図1は本発明の一実施例たる
金属化フィルムコンデンサの斜視図であり、厚さ7μm
のポリエチレンテレフタレート(以降PETと言う)か
らなる絶縁フィルムの両面にマージンにより仕切られた
複数の内部電極とヒューズ部と電極連結部とを蒸着金属
により形成し巻回して構成されたコンデンサ素子1、メ
タリコン2、外部電極引き出し用リード線3より構成さ
れており、コンデンサ素子の外周には放電電極5がコン
デンサ内部電極から離間して形成されている。放電電極
5は銀ペースト等の導電性ペーストを塗布して形成さ
れ、一方のメタリコン2に接続され他方のメタリコン2
との間に所定の放電ギャップをおいて形成される。な
お、放電電極5の厚みは50μm、放電ギャップは1.
5mmとした。
【0019】図2は本発明に係る金属化フィルムコンデ
ンサのサージ電圧に対する効果を評価するための試験回
路である。この試験はUL1414のファイヤーハザー
ドテストA及びエクスパルジョンハザードに準じたもの
で、250Vの交流電源Vacに接続した試料用コンデ
ンサCX(0.1μF)を直流電源Vdcに接続して充
電したコンデンサCdによってサージ電圧を5秒間隔で
繰り返し印加するものである。
【0020】本試験においては4回目のサージ電圧印加
後、前記250Vの交流電圧をそのまま30秒印加した
のち試験を終了し、この間金属化フィルムコンデンサの
導電材料の飛散のないことを良品(合格)の判定基準と
している。
【0021】上記した実施例1のフィルムコンデンサと
公報記載のフィルムコンデンサとを図2に示した回路条
件で、直流電源Vdcの電圧が3000V、4000
V、5000V、6000V、7000Vの各場合につ
いて試験を実施し、評価した。その結果を(表1)に示
している。
【0022】
【表1】
【0023】(表1)の結果より、例えば5000V〜
7000Vを印加した場合、従来品が合格率0%である
のに対して、本発明品は合格率100%であり、本発明
の効果は明らかである。また、前記導電物は蒸着金属と
比較して厚みがあるので、高いサージ電圧が複数回印加
された場合でも効果を維持でき、実施例コンデンサの信
頼性が高いことが確かめられた。
【0024】(実施例2)図3は本発明の一実施例に係
る金属化フィルムコンデンサ素子の斜視図であり、厚さ
7μmのPETフィルムの両面に蒸着電極層とマージン
と蒸着電極層によるヒューズ部を形成して巻回して構成
されたコンデンサ素子1、メタリコン2、外部電極引き
出し用リード線3より構成されており、コンデンサ素子
の外周にはアルミニウム箔からなる一対の放電電極5が
形成されている。なお、放電電極5の厚みは50μm、
電極間の距離(放電ギャップ)は1.5mmとした。
【0025】このようにして形成した試料用コンデンサ
についても、実施例1と同じ条件で試験を実施した。そ
の結果を(表2)に示している。
【0026】
【表2】
【0027】(表2)の結果より、例えば5000V〜
7000Vを印加した場合、従来品が合格率0%である
のに対して、本発明品は合格率100%であり、本発明
の効果は明らかである。また、放電電極は蒸着金属によ
り形成される場合と比較して厚みがあるので、高いサー
ジ電圧が複数回印加された場合でも効果を維持でき、現
状よりさらに信頼性の向上が図れる。
【0028】(実施例3)図4は本発明の一実施例に係
る金属化フィルムコンデンサの正面図で、実施例1と同
様な素子構造を持ち、外装材6の外周には銀ペーストに
より一対の放電電極5が形成されている。なお、放電電
極5の厚みは50μm、放電電極5相互間の距離(放電
ギャップ)は1.5mmとした。
【0029】このようにして形成した試料用コンデンサ
についても、実施例1と同じ条件で試験を実施した。そ
の結果を(表3)に示している。
【0030】
【表3】
【0031】(表3)の結果より、例えば5000V〜
7000Vを印加した場合、従来品が合格率0%である
のに対して、本発明品は合格率100%であり、本発明
の効果は明らかである。また、放電電極は蒸着金属によ
り形成される場合と比較して厚みがあるので、高いサー
ジ電圧が複数回印加された場合でも同様の効果が得ら
れ、現状よりさらに信頼性向上が図れる。
【0032】なお、上述の実施例1〜3では放電電極の
形成に銀ペースト若しくはアルミニウム箔を使用したが
他の導電性材料、例えば金属片や、種類の異なる導電性
ペースト、種類の異なる金属箔でも同等の効果を得るこ
とが可能である。
【0033】(実施例4)図5は本発明の一実施例にお
ける放電ギャップユニットの構造を示した斜視図であ
り、図6(a)は巻回型金属化フィルムコンデンサの素
子表面に放電ギャップユニットを配置した斜視図を示
し、図6(b)はそのa−b部分断面図を示している。
【0034】この実施例において、PET、ポリプロピ
レン、ポリカ−ボネ−ト等の絶縁フィルム7にアクリル
系、熱硬化型ゴム系等の接着剤8を表面に塗布し、接着
剤塗布面にアルミニウム、銅等の導電体からなる一対の
放電電極5を相互に対峙させて配置し、その相互間に放
電ギャップ10を形成している。
【0035】図6は上記で得られた放電ギャップユニッ
トを外側絶縁フィルム7、内側放電電極5となるように
コンデンサ素子表面に配置、絶縁フィルム7に圧力等を
加え、接着剤8により放電ギャップユニットを素子1の
表面に接着させる。
【0036】次に両面蒸着フィルム11と合わせフィル
ム12で構成された金属化フィルムコンデンサの電極取
り出し部13と放電電極5とをコンデンサ素子両端面に
Zn、Snなどの金属材料15を溶射して接続し、放電
ギャップ付コンデンサ素子を得ている。
【0037】尚、圧力等を加え素子1の表面に放電ギャ
ップユニットを接着する場合は、放電ギャップ部には圧
力を加えない方がより確実に空隙層を確保でき好まし
い。
【0038】またコンデンサの電極取り出し部13と放
電電極5の他の接続方法として、上記金属材料溶射後に
放電ギャップをコンデンサ素子表面に配置、接着させて
からハンダ付により、接続しても問題は無い。
【0039】このようにして形成した実施例コンデンサ
(0.1μF)について、図2に示した回路条件による
5000Vのサージ電圧印加試験を実施した。その結果
を(表4)に示している。
【0040】この試験においては4回のサ−ジ電圧印加
後、250Vの交流電圧をそのまま30秒印加したのち
試験を終了し、この間フィルムコンデンサの導電材料の
飛散のないことを良品(合格)の判定基準としている。
但し、この試験ではサ−ジ電圧の限界印加回数確認のた
め、導電物飛散が発生するまで、試験を継続実施した。
【0041】試料素子の基本構成としては図6(b)で
示すごとく両面蒸着フィルム11と合わせフィルム12
の構成とし、誘電体PET厚みを7μmとした。
【0042】放電ギャップの大きさは1.5mmとし、
比較用の従来品(公報記載のコンデンサ)として放電ギ
ャップをPET上にアルミニウム蒸着電極で形成、一
方、本発明品は放電ギャップ10の形成にアルミニウム
箔からなる放電電極5を用い、その厚みを50μmとし
た。
【0043】
【表4】
【0044】(表4)の結果より、従来品はサ−ジ吸収
1回が限界に対し、本発明品はサ−ジ吸収7回まで問題
が無く、本発明品の明らかな効果が確認できた。
【0045】(実施例5)図7、図8は本発明の第5の
実施例を説明するための図である。
【0046】図7は放電ギャップユニットの構造、図8
は巻回型金属化フィルムコンデンサの素子表面に放電ギ
ャップユニットを接着配置した斜視図を示している。
【0047】この実施例において、PET、ポリプロピ
レン、ポリカ−ボネ−ト等の絶縁フィルム7にアクリル
系、熱硬化型ゴム系等の接着剤8を塗布し、接着剤塗布
面にアルミニウム、銅等の放電電極5を配置し、放電ギ
ャップ10を形成、さらに放電電極5の表面にも接着剤
8を塗布している。
【0048】図8は上記で得られた放電ギャップユニッ
トを外側絶縁フィルム7、内側放電電極5となるように
コンデンサ素子表面に配置、絶縁フィルム7に圧力等を
加え、接着剤8により放電ギャップユニットを素子1の
表面に接着させる。
【0049】次にアクリル系、熱硬化型ゴム系等の接着
剤16を塗布したPET、ポリプロピレン等の絶縁フィ
ルム17を放電ギャップ部に貼り付け、放電ギャップを
封口する。
【0050】コンデンサの電極取り出し部と放電電極と
の接続は実施例5と同様で、コンデンサ素子両端面にZ
n、Snなどの金属材料を溶射して接続し、放電ギャッ
プ付コンデンサ素子を得ている。
【0051】尚、前記実施例と同様、放電ギャップの空
隙層を確保するために、放電ギャップ部には圧力を加え
ない方がより確実に空隙層を確保できる。
【0052】(実施例6)図9、図10は本発明の第6
の実施例を説明するための図である。
【0053】図9は放電ギャップユニットの構造、図1
0は巻回型金属化フィルムコンデンサの素子表面に放電
ギャップユニットを配置した斜視図を示している。
【0054】この実施例において、PET、ポリプロピ
レン、ポリカ−ボネ−ト等の絶縁フィルム7にアクリル
系、熱硬化型ゴム等の接着剤8を塗布し、接着剤塗布面
にアルミニウム、銅等の放電電極5を配置し、放電ギャ
ップ10を形成、前記絶縁フィルムと同等の接着剤を放
電電極表面に塗布するとともに放電ギャップ両端部の空
隙層を接着剤8で封口する。
【0055】図10は上記で得られた放電ギャップユニ
ットを外側絶縁フィルム7、内側放電電極5となるよう
にコンデンサ表面に配置、絶縁フィルム7に圧力等を加
えて、接着剤8により放電ギャップユニットを素子1の
表面に接着させる。
【0056】コンデンサの電極取り出し部と放電電極の
接続方法は前記の実施例4と同様とし、放電ギャップ付
コンデンサ素子を得ている。
【0057】尚、接着剤8による空隙層の封口は空隙層
を一部残し、空隙層内で等間隔に塗布する方法等も同様
な効果が得られる。
【0058】(実施例7)図11は本発明の第7の実施
例を説明するための図である。
【0059】図11(a)は図7に示した放電電極をコ
ンデンサ素子1の内部に配置した展開斜視図、図11
(b)は熱と圧力等によるプレス後のコンデンサ素子斜
視図、図11(c)は電極接続後の斜視図である。
【0060】この実施例において、コンデンサ素子巻取
のPET、ポリプロピレン等の絶縁フィルム20に図7
に示す放電電極5を貼り付け、コンデンサ素子1の内部
に巻き込み放電ギャップ10を封口する。次に、図11
(b)に示すごとく、熱と圧力等で素子を偏平にプレス
成形する。プレス成形後、コンデンサ素子両端面にZ
n、Snなどの金属材料15を溶射して接続し、放電ギ
ャップ付コンデンサ素子を得ている。尚、放電ギャップ
10の空隙層を確保するためには、放電電極5を絶縁フ
ィルム20の巻終わり端近傍に設けると共に、放電電極
5をコンデンサ素子がプレスされる面から外し、素子コ
−ナ−部に配置すれば、より確実に空隙層を確保でき
る。
【0061】(実施例8)図12は放電ギャップ形成の
他の実施例を示す斜視図である。
【0062】この実施例はPET、ポリプロピレン等の
絶縁フィルム7に前記実施例と同様、接着剤8を塗布
し、接着剤塗布面にアルミニウム、銅等の放電電極5を
並行に配置し、放電ギャップ10を形成したものであ
る。
【0063】本実施例は放電ギャップの対向長さを調整
しやすく、サ−ジ回数限界向上に対応できる。
【0064】尚、本実施例の放電電極のコンデンサ素子
に対する配置は前記実施例4、実施例5、実施例6、実
施例7の場合と同様に行うことができる。
【0065】一方、実施例5、実施例6、実施例7、実
施例8においても、実施例4で示したサ−ジ試験を実施
したが同様の結果を得ることができた。
【0066】(実施例9)図13は本発明の一実施例に
よる放電ギャップ付コンデンサの構造を示した斜視図で
ある。この実施例において、コンデンサ素子1の両端の
に溶射された金属材料15には一対のリ−ド線3が溶接
等により接続されている。リ−ド線3の一部はコンデン
サ素子1の表面に沿って相互に向き合うように配置さ
れ、放電ギャップ10が形成されている。
【0067】この実施例においては、リ−ド線3は放電
ギャップ10を形成するとともに、コンデンサ電極の引
き出しも兼ねている。
【0068】次に、PET、ポリプロピレン、ポリイミ
ド等の絶縁フィルム17にアクリル系、熱硬化型ゴム系
等の接着剤16が塗布し外側絶縁フィルム17、内側接
着剤16とし、放電ギャップ10を覆うように接着させ
て放電ギャップ10を封口し、放電ギャップ付コンデン
サ素子を得ている。尚、リ−ド線の接続はハンダ付によ
る方法でも問題は無い。
【0069】このようにして形成した実施例コンデンサ
について、図2に示した回路条件による5000Vのサ
ージ電圧印加試験を実施した。その結果を(表5)に示
している。
【0070】この試験においては4回のサ−ジ電圧印加
後、前記250Vの交流電圧をそのまま30秒印加した
のち試験を終了し、この間フィルムコンデンサの導電材
料の飛散のないことを良品(合格)の判定基準としてい
る。但し、この試験ではサ−ジ電圧の限界印加回数確認
のため、導電物飛散が発生するまで、試験を継続実施し
た。
【0071】この実験の試料としては図15(d)で示
すごとく両面蒸着フィルム11と合わせフィルム12と
を巻回した基本構成で、誘電体PET厚みを7μmとし
たフィルムコンデンサを用いた。
【0072】放電ギャップ10の距離は1.5mmで基
本構成を同一とし、従来品は放電ギャップをPET上に
アルミニウム蒸着電極で形成、一方、本発明品は図13
に示すごとく、放電ギャップ10の形成にハンダメッキ
銅被鋼線φ0.8を用いた。
【0073】
【表5】
【0074】(表5)の結果より、従来品はサ−ジ1回
が限界に対し、本発明品はサ−ジ12回まで問題が無
く、本発明品の明らかな効果が確認できた。
【0075】(実施例10)図14は本発明の第10の
実施例による放電ギャップ付コンデンサの構造を示した
斜視図である。
【0076】この実施例においては、放電ギャップの形
成は前記実施例と同一であるが、放電ギャップ10の絶
縁物での封口はPET、ポリプロピレン等の熱収縮チュ
−ブ22にリ−ド線材からなる放電電極5を挿入し、熱
処理することによって、放電電極5の表面と熱収縮チュ
−ブ22を密着させ、放電ギャップへの絶縁材料等の侵
入を防止している。
【0077】(実施例11)図15は本発明の第11の
実施例の構造及びその製造手順を示している。図15
(a)は巻回型金属化フィルムコンデンサの素子内部に
放電電極5を配置した展開斜視図、図15(b)は熱と
圧力等によるプレス後のコンデンサ素子斜視図、図15
(c)は電極引き出し用リード線接続後の斜視図、図1
5(d)は図15(c)のc−d部分断面図である。
【0078】この実施例において、コンデンサ素子巻取
のPET、ポリプロピレン等の絶縁フィルム20に図1
5(a)に示すリ−ド線材を短く切断して形成した放電
電極5を配置し、その相互間に放電ギャップ10を形成
する。次に図15(b)に示すごとく、熱と圧力等で素
子を偏平にプレス成形する。プレス成形後、図15
(c)、(d)に示すごとくコンデンサ素子両端面にZ
n、Snなどの金属材料15を溶射してコンデンサ電極
取り出し部13と放電電極5とを接続し、その後、コン
デンサ電極引き出し用のリ−ド線3を溶接等により、接
続し、放電ギャップ付コンデンサ素子を得ている。尚、
プレス成形時、素子プレス面に放電電極5を配置すると
プレス圧力がコンデンサ素子1に均一に掛からないが、
放電電極5を素子コ−ナ−部に配置することは容易であ
り、そうすれば、プレス圧力を均一に掛けることが可能
である。
【0079】(実施例12)図16は本発明の第12の
実施例を示した斜視図である。
【0080】この実施例においては、放電ギャップ10
を形成するリ−ド線材からなる放電電極5とコンデンサ
素子1の電極引き出しリ−ド線3を各々配置し、上述の
実施例11と同様、放電電極5及び電極引き出しリード
線3は金属溶射後のコンデンサ素子1の両端電極面に溶
接等により接続される。放電ギャップ10の絶縁物での
封口は実施例9又は実施例10を適用できる。尚、本実
施例による電極接続方法は実施例9、実施例10にも適
用できる。
【0081】(実施例13)図17は本発明の第13の
実施例を説明するための図である。
【0082】図17(a)は放電ギャップ部の斜視図、
図17(b)はそのe−f断面図を示している。
【0083】この実施例においては、PET、ポリプロ
ピレン等の絶縁チュ−ブ25にリ−ド線材からなる放電
電極5を挿入することにより、放電ギャップ10を形成
するとともに、絶縁チュ−ブ25の両端部をヒ−トシ−
ル処理し、処理面25aで絶縁チュ−ブ25と放電電極
5とを密着させ、絶縁材料等の侵入を防いでいる。この
場合、放電電極5のコンデンサ素子への配置及びコンデ
ンサ素子両端面への接続は実施例9又は実施例12が適
用できる。
【0084】(実施例14)図18は本発明の第14の
実施例による製造方法を示している。
【0085】図18は放電ギャップ部の断面図を示して
いる。この実施例においては、PET、ポリプロピレン
等の絶縁チュ−ブ26を放電ギャップ10の部分に配
置、絶縁チュ−ブ26内に放電ギャップの寸法と同じ厚
み寸法を有する凸部26aを形成する。リ−ド線材から
なる放電電極5を絶縁チュ−ブ26内に挿入し凸部26
aに当接させる。そして、熱処理等により絶縁チュ−ブ
26を収縮させ、放電電極5と絶縁チュ−ブ26を密着
させて、絶縁材料等の侵入を防いでいる。
【0086】本実施例も上述の実施例13と同様、放電
電極のコンデンサ素子への配置及びコンデンサ両端面へ
の接続は実施例9又は実施例12が適用できる。
【0087】尚、本実施例では上記構成により放電ギャ
ップ10を形成するため、放電ギャップの寸法精度を向
上できる特徴も有している。
【0088】(実施例15)図19は本発明の第15の
実施例による斜視図を示している。
【0089】この実施例は放電ギャップ10を形成する
リ−ド線材からなる放電電極5を並行に配置し、放電ギ
ャップ10を形成し、実施例13と同様に絶縁チュ−ブ
27で封口したものである。本実施例は放電ギャップ1
0の対向長さを調整しやすく、サ−ジ電圧の限界吸収回
数の向上に効果的である。
【0090】尚、本実施例の放電電極5のコンデンサ素
子に対する配置は実施例9、実施例10、実施例11、
実施例12、実施例13の場合と同様に行うことができ
る。
【0091】一方、実施例10、実施例11、実施例1
2、実施例13、実施例14、実施例15においても、
実施例9と同様のサ−ジ試験を実施したが同様の結果を
得ることができた。
【0092】さらに、サージ電圧の限界印加回数と放電
電極サイズとの相関関係を調べるため、図2に示した試
験回路を用いて、図13に示した実施例9の放電ギャッ
プ付コンデンサについて放電電極として用いられるリー
ド線の線径を変えて実験を行なった。実験の条件は以下
の通りとした。
【0093】試料コンデンサの静電容量は0.1μF、
試料数は各条件とも3個、直流電源Vdcの電圧は50
00Vとした。
【0094】その結果を(表6)及び図20に示す。図
20は、実験結果を示したグラフである。
【0095】
【表6】
【0096】このグラフ及び表6から分かるように、線
径が0.3mm(断面積0.07mm2)では複数回の
サージ電圧を吸収するには不充分であり、少なくとも線
径が0.4mm(断面積0.13mm2)以上あること
が望ましい。
【0097】なお、図14〜図18に示した実施例10
〜実施例14の放電ギャップ付きコンデンサについて
も、同様の実験をして同様の結果が得られた。
【0098】さらに、放電電極を金属箔若しくは金属ペ
ーストで形成した場合についても同様の実験をした結
果、複数回のサージ電圧吸収には、放電電極のサイズと
して少なくとも厚み50μm、幅2mm(断面積0.1
平方mm)が必要であることが確かめられた。
【0099】なお、上述の実施例では、巻回型フィルム
コンデンサを例に説明を進めたが、本発明は積層型フィ
ルムコンデンサにもそのまま適用可能であり、巻回型の
場合と同様の作用効果を得ることができる。
【0100】また、上述の実施例においては、コンデン
サ素子を構成する誘電体フィルムとしてポリエチレンテ
レフタレートフィルムを用いたコンデンサを例に説明し
たが、他の誘電体フィルム例えばPP、PC、PPS、
PS、PEN、ペーパー等を用いても同様に高い信頼性
を有することが出来るものであり、誘電体を限定する必
要はない。同様にコンデンサ電極を形成する蒸着金属と
してAl、Zn、Cu、Ni及びそれらの合金を用いて
も同様の効果を得られる。また、上述の実施例において
は、外装方法に言及していないが、コンデンサの外装方
法として一般的に用いられるケース外装、ディップ外
装、モールド外装、テーピング外装等、外装の制約を必
要としない。
【0101】コンデンサの用途にしても今回の例として
電源雑防用の実施例を開示したが、本発明は用途を限定
するものではなく、力率改善用、モータ運転用等の多用
途に使用可能である。
【0102】また、上述の実施例で記載した以外の誘電
体ポリフェニレンスルフィ−ド、ポリエチレンナフタレ
−ト等でも問題無い。さらに上述の実施例では1段構造
の例を示したが、コンデンサ内部で直列に接続をした多
段千鳥構造でも本発明の放電ギャップを適用できる。
【0103】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によるフィルムコンデンサよれば、コンデンサにヒュー
ズ部の溶断による保安機構の動作領域以上の高いサージ
電圧が印加された場合には、放電電極にて放電が起こ
り、サージ電圧が吸収される。放電電極はコンデンサ電
極から離間して配置されているので、コンデンサ電極に
は放電による影響は及ばない。従って、サージ電圧を放
電により吸収してもコンデンサ内部電極は損傷を受け
ず、サージ電圧吸収後にコンデンサの静電容量が低下す
ることもない。
【0104】また、放電電極をコンデンサの外装近傍に
設けたり、外装外側面に設ければ、放電電極の配設位置
を避けてプレスが可能となり、プレス圧力が放電電極に
直接作用することを防止でき、放電電極間の空隙層がつ
ぶれることを防止できると共に、プレス圧力をコンデン
サ素子に均一に掛けることができる。
【0105】また、放電電極の断面積を0.1平方ミリ
メートル以上とすることにより、放電電極の耐久性の向
上が図れ、複数回のサージ電圧の吸収が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における金属化フィルムコン
デンサ素子の斜視図
【図2】本発明の実施例1〜実施例3におけるサージ電
圧評価試験回路図
【図3】本発明の実施例2における金属化フィルムコン
デンサ素子の斜視図
【図4】本発明の実施例3における金属化フィルムコン
デンサの正面図
【図5】本発明の実施例4における電極ギャップの構造
【図6】本発明の実施例4におけるフィルムコンデンサ
の斜視図
【図7】本発明の実施例5における電極ギャップの構造
【図8】本発明の実施例5におけるフィルムコンデンサ
の斜視図
【図9】本発明の実施例6における電極ギャップの構造
【図10】本発明の実施例6におけるフィルムコンデン
サの斜視図
【図11】本発明の実施例7におけるフィルムコンデン
サの斜視図
【図12】本発明の実施例8における電極ギャップの構
造図
【図13】本発明の実施例9におけるフィルムコンデン
サの斜視図
【図14】本発明の実施例10におけるフィルムコンデ
ンサの斜視図
【図15】本発明の実施例11におけるフィルムコンデ
ンサを示す図
【図16】本発明の実施例12におけるフィルムコンデ
ンサの斜視図
【図17】本発明の実施例13における電極ギャップを
示す図
【図18】本発明の実施例14における電極ギャップの
断面図
【図19】本発明の実施例15におけるフィルムコンデ
ンサの斜視図
【図20】放電電極のサイズとサージ電圧吸収回数との
相関関係を表わすグラフ
【図21】従来の金属化フィルムコンデンサの巻き終り
部分を解体した斜視図
【符号の説明】
1 コンデンサ素子 2 メタリコン 3 外部電極引き出し用リード線 5 放電電極 6 外装材 7 絶縁フィルム 8 接着剤 10 放電ギャップ 11 蒸着フィルム 12 合わせフィルム 13 電極取り出し部 15 金属材料 16 接着剤 17 絶縁フィルム 20 絶縁フィルム 22 熱収縮チューブ 25 絶縁チューブ 26 絶縁チューブ 201 金属化フィルム 202 蒸着電極層間マージン部 203 ヒューズ部 204 内部電極 205 電極連結部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久米 美香子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 錦織 寿裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 白枝 誠司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻回型または積層型のフィルムコンデン
    サであって、 コンデンサ電極に対して電気的に並列に接続された放電
    電極を有し、前記放電電極はコンデンサ内部電極から離
    間した位置に配置されていることを特徴とするフィルム
    コンデンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフィルムコンデンサであ
    って、 前記放電電極はコンデンサの外装近傍に配置されている
    ことを特徴とするフィルムコンデンサ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のフィルムコンデンサであ
    って、 前記放電電極はコンデンサの外装外側面に配設されるこ
    とを特徴とするフィルムコンデンサ。
  4. 【請求項4】 請求項1、2若しくは3記載のフィルム
    コンデンサであって、 前記放電電極はコンデンサ電極にそれぞれ接続された少
    なくとも一対の電極からなることを特徴とするフィルム
    コンデンサ。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3若しくは4記載のフィ
    ルムコンデンサであって、 前記放電電極はその断面積が0.1平方ミリメートル以
    上であることを特徴とするフィルムコンデンサ。
  6. 【請求項6】 請求項4若しくは5記載のフィルムコン
    デンサであって、 絶縁材料からなり前記放電電極の放電ギャップを封口す
    る封口手段を備えたことを特徴とするフィルムコンデン
    サ。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のフィルムコンデンサであ
    って、 前記放電電極は金属箔若しくは金属片から形成されてい
    ることを特徴とするフィルムコンデンサ。
  8. 【請求項8】 請求項5記載のフィルムコンデンサであ
    って、 前記放電電極はリード線材から形成されていることを特
    徴とするフィルムコンデンサ。
  9. 【請求項9】 請求項5記載のフィルムコンデンサであ
    って、 前記放電電極は導電性ペーストから形成されていること
    を特徴とするフィルムコンデンサ。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかの項記載のフ
    ィルムコンデンサであって、 前記コンデンサ電極はヒューズ部を有する薄膜電極層か
    ら形成されていることを特徴とするフィルムコンデン
    サ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009224600A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Murata Mfg Co Ltd コンデンサ

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JP2009224600A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Murata Mfg Co Ltd コンデンサ

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