JP2009224596A - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な制御で,被処理基板に対するダメージを抑えつつ,反応容器の内壁に反応生成物が付着し難いプラズマを励起する。
【解決手段】プラズマ処理装置100は,反応容器105の側壁の周りに巻回されたコイルに高周波を印加して処理ガスを励起してプラズマを生成するプラズマ生成室104と,そのプラズマによってウエハWに対して所定の処理を施す処理室102と,コイル116に供給する高周波として,基準周波数の第1高周波と,基準周波数の(2n+1)/2倍の周波数の第2高周波とを選択的に出力可能な高周波電源200とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は,処理ガスのプラズマを励起させて被処理基板に対して所定の処理を施すプラズマ処理装置に関する。
この種のプラズマ処理装置は,例えば半導体ウエハなどの被処理基板に対するエッチング,アッシング,プラズマ蒸着などの種々のプロセス処理に使用される。近年では半導体素子の更なる微細化,多層化の要求に伴い,このようなプロセス処理においても,よりダメージの少ない処理を行うことが要請されている。例えばラジカルによってプロセス処理を行う場合には,そのラジカルによる反応を促進し,イオンダメージを極力低減することが要求される。すなわち,過剰なイオンは,ウエハにおける層間での材料の混合,酸化物の破壊,汚染物質の侵入,形質変化などのダメージを引き起こすのでこれを避けるために様々な工夫がされている。また,高精度に選択比を規定するエッチング処理などにおいては,低選択性をもたらすイオン衝撃を避けるのが好ましい。
このウエハに対するイオンダメージは,例えばできる限り電位の低いプラズマを励起することにより効果的に抑制できることが知られている。このようなプラズマを励起する装置としては,例えば減圧可能な反応容器の外側に巻回したコイル(螺旋共振コイル)を設け,このコイルに所定波長の高周波を供給して全波長モードで共振させることで定在波を誘導し,反応容器内に誘導電界を発生させて処理ガスのプラズマを励起するものがある(例えば特許文献1参照)。これによれば,位相電圧と逆位相電圧を互いに相殺し,位相電圧の切り替わる電位がゼロのノードにおいて,誘導性結合プラズマを励起できるものとされている。
特開2007−142444号公報
しかしながら,このような全波長モードで共振するコイルによって励起されるプラズマは,電位がほとんどゼロであるため,プラズマと反応容器の内壁との間にシースが発生しない。このため,反応容器の内壁をスパッタリングなどにより自浄する能力が極めて低い。一方,処理ガスの中にはその反応生成物の蒸気圧が高く,堆積性の高いものも含まれるので,そのような処理ガスを用いる場合には,プラズマが生成される反応容器の内壁に反応生成物が付着し易くなるという問題がある。なお,この場合,例えばコイルの電気長を変えることによって位相電圧と逆位相電圧の一部が相殺されないようにすることも考えられるが,コイルの電気長を変えると,それに応じた装置の調整が容易ではなく,時間もかかる。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,コイルに供給する高周波を切り換えるという簡単な制御で,被処理基板に対するダメージを抑えつつ,反応容器の内壁に反応生成物が付着し難いプラズマを励起できるプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,処理ガスを励起して生成されたプラズマにより被処理基板に対して所定の処理を施すプラズマ処理装置であって,前記処理ガスを励起させてプラズマを生成するプラズマ生成室と,前記プラズマ生成室に連通する処理室と,前記処理室内に配置され,前記被処理基板を載置する載置台とを備え,前記プラズマ生成室は,誘電体で構成される筒状の側壁を有する反応容器と,前記反応容器内に処理ガスを導入する処理ガス導入部と,前記側壁の周りに巻回されたコイルと,前記コイルに供給する異なる周波数の高周波を選択的に出力可能な高周波電源と,前記高周波電源から出力する高周波を選択して前記コイルに供給させる制御部とを有し,nを1以上の整数とした場合に,前記コイルの電気長が基準周波数における1波長のn倍とし,前記高周波電源から供給される高周波には,前記基準周波数の(2n+1)/2倍の周波数の高周波を少なくとも含むことを特徴とするプラズマ処理装置が提供される。
このような本発明によれば,反応容器に処理ガスを供給してコイルに高周波を供給することにより,反応容器内に処理ガスのプラズマを励起して処理室内の被処理基板に所定の処理を施すことができる。このとき,本発明によればコイルに供給する高周波を必要に応じて基準周波数の(2n+1)/2倍の周波数の高周波に切り換えるという簡単な制御により,被処理基板に対するダメージを抑えつつ,反応容器の内壁に反応生成物が付着し難いプラズマを励起できる。
すなわち,上記(2n+1)/2倍の周波数の高周波をコイルに供給すると,コイルは共振して定在波が誘導される。この定在波の電圧成分は位相電圧と逆位相電圧とによりそのほとんどが相殺されるものの,上記周波数における半波長分は相殺されずに残ることになる。従って,位相電圧と逆位相電圧との電位差が生じるのでプラズマの電位が完全にはゼロにならないことから,反応容器の内壁とプラズマとの間で容量結合が発生し,シースが形成される。これにより,反応容器の内壁に反応生成物が付着し難く,また既に付着した反応生成物を除去することもできる。しかも,定在波の電圧成分のうち,上記周波数の半波長分以外の電圧成分は相殺されるので,被処理基板にダメージを与えるほどプラズマ電位が高くなりすぎることもない。すなわち,相殺されずに残る電圧成分に応じたプラズマ電位となるので,被処理基板に対するダメージを抑えることができる。
また,上記高周波電源は,前記基準周波数の第1高周波と,前記基準周波数の(2n+1)/2倍の周波数の第2高周波とを選択的に出力可能に構成するようにしてもよい。これによれば,基準周波数の第1高周波をコイルに供給すると,位相電圧と逆位相電圧とにより電圧成分が相殺され,ほとんどゼロ電位のプラズマを生成できる。従って,本発明によれば,このような第1高周波によるプラズマと,上記(2n+1)/2倍の周波数の第2高周波のプラズマとを必要に応じて切り換えて生成させることができる。
また,上記制御部は,例えば前記反応容器内にプラズマを生成して行う処理に応じて前記コイルに供給される高周波を切り換えるようにしてもよい。この場合,上記反応容器内にプラズマを生成して行う処理は,前記被処理基板に対するプロセス処理と,前記反応容器内のクリーニング処理であり,前記制御部は,前記プロセス処理を行う場合は前記第1高周波を前記コイルに供給させ,前記クリーニング処理を行う場合は前記第2高周波を前記コイルに供給させるようにしてもよい。これによれば,プロセス処理では,ほとんどゼロ電位のプラズマを生成されるので,ウエハ上にダメージレスの処理を行うことができる。
また,クリーニング処理では,電位がゼロではないプラズマが生成されるので,上記プロセス処理で反応容器の側壁に付着した反応生成物を除去することができる。このように,反応容器内で行う処理に応じてコイルに供給される高周波を切り換えることにより,例えばプロセス処理とクリーニング処理とを連続して実行することができる。
また,上記制御部は,前記被処理基板に対するプロセス処理の処理条件に応じて前記コイルに供給させる高周波を切り換えるようにしてもよい。例えばプロセス処理が複数のステップで構成される場合に,各ステップごとに適切な高周波に切り換えることができる。
この場合,上記処理条件は,例えば前記処理ガスの種類を含み,前記制御部は,前記処理ガスの種類が水素を含むガスである場合には,前記基準周波数の(2n+1)/2倍の周波数の第2高周波を前記コイルに供給して水素プラズマを励起するようにしてもよい。このような水素を含むガスを励起して生成される水素プラズマにより,例えば被処理基板上の例えばレジストを除去するアッシング処理を行う際に比較的蒸気圧の高く,反応容器の内壁に付着し易い反応生成物が発生する。このため,水素を含むガスを処理ガスとして用いる場合には,上記(2n+1)/2倍の周波数の高周波に切り換えることで,被処理基板に対するダメージを抑えつつ,反応容器の内壁に反応生成物が付着し難い水素プラズマを励起できる。
本発明によれば,複数の周波数の高周波を切り換えるという簡単な制御により,基準周波数の(2n+1)/2倍の周波数の高周波に切り換えてコイルに供給できるので,被処理基板に対するダメージを抑えつつ,反応容器の内壁に反応生成物が付着し難いプラズマを励起できるプラズマ処理装置を提供できるものである。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(プラズマ処理装置の構成例)
まず,本発明の実施形態にかかるプラズマ処理装置の構成例について図面を参照しながら説明する。ここでは,処理ガスを励起させて発生したプラズマにより生成されたラジカルを用いたダウンフロータイプのプラズマ処理装置を例に挙げる。図1は,本実施形態にかかるプラズマ処理装置100の概略構成を示す縦断面図である。
図1に示すように,プラズマ処理装置100は,ウエハWの処理を行う処理室102と,この処理室102に連通し,処理ガスを励起させてプラズマを生成するプラズマ生成室104を備える。プラズマ生成室104は,処理室102の上方に設けられ,誘導結合プラズマ(ICP)方式によって導入される処理ガスのプラズマを生成するように構成されている。
プラズマ生成室104の反応容器105の下方の開口縁部は,処理室102の上方の開口縁部に取付けられ,反応容器105内と処理室102内とはほぼ同径で連通するようになっている。なお,この取付位置付近に,処理室102とプラズマ生成室104とを隔てる図示しない隔壁部材を着脱自在に取り付けるようにしてもよい。隔壁部材にはプラズマ生成室104で生成されたプラズマからの活性種(水素ラジカルなど)が通過できる複数の貫通孔を形成する。
処理室102内にはウエハWを水平に支持する円板状の載置台106が設けられている。載置台106は,処理室102の底部に設けられた円筒状の支持部材108に支持されている。載置台106は,例えば窒化アルミニウムなどのセラミックスからなる。
載置台106の内部には,ウエハWを加熱するためのヒータ112が埋設されており,このヒータ112はヒータ電源114から給電されることによりウエハWを所定の温度(例えば300℃)に加熱できるようになっている。このときの温度は,ウエハW上の低誘電率絶縁膜が大きなダメージを受けない程度の温度,例えば250℃〜400℃程度の範囲で設定されることが好ましい。
処理室102の底壁には排気管126が接続されており,この排気管126には真空ポンプを含む排気装置128が接続されている。排気装置128を作動させることにより処理室102及びプラズマ生成室104内を所定の圧力まで減圧することができる。
また,処理室102の側壁には,ゲートバルブ130によって開閉自在な搬出入口132が形成されている。ウエハWの搬出入は,例えば図示しない搬送アームなどの搬送機構によって行われる。
プラズマ生成室104は,例えば石英,セラミックス等の絶縁部材料からなる略円筒状の反応容器105を備える。反応容器105の上部は,着脱自在の蓋体107で気密に閉塞されている。蓋体107にはガス導入口122が形成されており,ガス供給源120から所定の処理ガスがこのガス導入口122を介してプラズマ生成室104の内部空間に導入されるようになっている。ガス供給源120とガス導入口122を接続するガス配管124には,ガス配管124を開閉するための開閉バルブ123,処理ガスの流量を制御するためのマスフローコントローラ125が設けられている。
上記処理ガスとしては,例えば水素を含有するガスであって水素ラジカル(H)を発生させるガスを用いる。水素ガスは単体でもよく,また水素ガスと不活性ガスとの混合ガスであってもよい。この場合の不活性ガスとしては,例えばヘリウムガス,アルゴンガス,ネオンガスが挙げられる。なお,水素ガスと不活性ガスの混合ガスを処理ガスとして用いる場合には,水素ガスの混合比は,例えば4%に調整される。
反応容器105の外周には,アンテナ部材としてのコイル116が巻回されている。コイル116には高周波電源200が接続されている。本実施形態にかかる高周波電源200では,複数の周波数の高周波を選択的に切り換えて出力できるように構成されている。なお,高周波電源200の構成の詳細は後述する。この高周波電源200からコイル116に所定の周波数の高周波を所定のパワーで供給することにより,反応容器105内に誘導電磁界が形成される。これにより,プラズマ生成室104内に導入された処理ガスは励起され,プラズマが生成される。
このような構成のプラズマ処理装置100には,各部を制御する制御部150が設けられている。制御部150は,所定のプログラムにより所定の処理条件に基づいて各部を制御することにより,例えばアッシングなどの処理室内での所定の処理を行うようになっている。
(制御部の構成例)
このような制御部150の具体的な構成例について図面を参照しながら説明する。制御部150は,図2に示すように,制御部本体を構成するCPU(中央処理装置)151,CPU151が各部を制御するデータなどを格納するROM(リード・オンリ・メモリ)152,CPU151が行う各種データ処理のために使用されるメモリエリア等を設けたRAM(ランダム・アクセス・メモリ)153,操作画面や選択画面などを表示する液晶ディスプレイなどで構成される表示部154,オペレータによる各種の操作や情報の入力などを行うことができる操作パネル155,例えばブザーのような警報器等で構成される報知部156を備える。
また,制御部150は,プラズマ処理装置100の各部を制御するための各種コントローラ157を備える。各種コントローラ157には,高周波電源200,マスフローコントローラ125,開閉バルブ123,排気装置128,ヒータ電源114などを制御するコントローラが含まれる。
さらに,制御部150は,プラズマ処理装置100の処理を行うプログラムデータを格納するプログラムデータ記憶部158,およびプログラムデータに基づく処理を実行するときに使用するレシピデータなどの各種処理条件を記憶する処理条件記憶部159を備える。ここでいう処理条件としては,例えば処理ガスの種類,処理ガスの流量,処理室内圧力,高周波電源200から選択して出力する高周波の周波数などが含まれる。プログラムデータ記憶部158と処理条件記憶部159は,例えばフラッシュメモリ,ハードディスク,CD−ROMなどの記録媒体で構成され,必要に応じてCPU150によってデータが読み出される。
これらCPU151と,ROM152,RAM153,表示部154,操作パネル155,報知部156,各種コントローラ157,プログラムデータ記憶部158,処理条件記憶部159とは,制御バス,システムバス,データバス等のバスラインによって電気的に接続されている。
制御部150は,プログラムデータ記憶部158から読み出した所定のプログラムにより,処理条件記憶部159から読み出した所定の処理条件に基づいて,各部を制御することにより,例えばエッチングなどの所定の処理を行うようになっている。
(高周波電源)
ここで,本実施形態にかかる高周波電源200から選択的に出力可能な各高周波について説明する。本実施形態にかかるコイル116は,所定波長の定在波を形成するため,ある周波数(例えば27.12MHz)を基準として,その基準周波数の1波長の整数倍で共振(全波長モードで共振)するように巻径,巻回ピッチ,巻数が設定される。
高周波電源200は例えばこの基準周波数の高周波を出力する。高周波電源200から基準周波数の高周波をコイル116に印加して全波長モードで共振させることによって,図3に示すように高周波の正負の半サイクル毎に互いに瞬時容量が逆方向に増減するので,図3のA部のように位相電圧と逆位相電圧とによって電圧成分が相殺されるような定在波が形成される。
これにより,反応容器105内においてコイル116の電圧成分がゼロとなる部位では,90度位相がずれている電流成分が最も高くなるので,そこに最も大きな誘導プラズマが生成される。しかも,このプラズマは容量結合がほとんどなく,電気的ポテンシャルの極めて低いドーナツ状のプラズマとなる。
ところが,このようなプラズマでは電圧成分がほとんどゼロであるため,プラズマと反応容器105の内壁(例えば側壁の内側)との間にシースが形成されない。このため,このため,反応容器105の内壁をイオンアタックなどにより自浄する能力が極めて低いので反応生成物がより付着し,堆積し易くなる。
これに対して,nは1以上の整数とした場合に,基準周波数の(2n+1)/2倍の周波数(共振周波数)の高周波をコイル116に供給すると,(2n+1)/2波長モードで共振して定在波が誘導され,反応容器105内に誘導電界が発生し,処理ガスのプラズマが生成される。このときのコイル116の共振モードは全波長モードではないため,電圧成分の一部(半波長分)は相殺されずに残るので,反応容器105の内壁とプラズマとの間で容量結合が発生し,相殺されずに残った電圧成分に応じた強さのシースが形成される。
具体的には例えば基準周波数の3/2倍となる周波数の高周波をコイル116に印加すると,3/2波長モードで共振して定在波が誘導されて反応容器105内にプラズマが生成される。このとき,その定在波の電圧成分は図4に示すA部のように位相電圧と逆位相電圧とにより相殺されるものの,B部のようにその周波数の半波長分は相殺されずに残ることになる。このため,位相電圧と逆位相電圧との電位差が生じるのでプラズマの電位が完全にはゼロにならず,相殺されずに残る電圧成分に対応する電位によって,反応容器105の内壁とプラズマとの間で容量結合が発生し,シースが形成される。
なお,基準周波数の5/2倍となる周波数の高周波をコイル116に印加した場合においても,5/2波長モードで共振して定在波が誘導され,反応容器105内にプラズマが生成される。このとき,その定在波の電圧成分は図5に示すA部のように位相電圧と逆位相電圧とにより相殺されるものの,B部のようにその周波数の半波長分は相殺されずに残ることになる。このため,反応容器105の内壁とプラズマとの間でも容量結合が発生し,シースが形成される。なお,このように位相電圧と逆位相電圧とにより相殺されずに残る半波長分の電圧成分は,nが大きくなるほど小さくなるので,プラズマ電位もnが大きくなるほど小さくなる。従って,より電位の低いプラズマを生成するには,よりnが大きい周波数の高周波をコイル116に供給すればよい。
このように,基準周波数の(2n+1)/2倍の周波数の高周波(基準周波数における1波長の(2n+1)/2倍の波長の高周波)をコイル116に印加することにより,コイル116を共振させて反応容器105内にプラズマを生成できるとともに,そのプラズマと反応容器105の内壁との間にシースを形成することができる。これにより,反応容器105の側壁に付着した反応生成物を除去することができるとともに,反応生成物が新たに付着することを防止できる。しかも,定在波の電圧成分のうち,上記周波数の半波長分以外の電圧成分は相殺され,相殺されずに残る電圧成分に応じたプラズマ電位となるので,ウエハWや反応容器105の内壁にダメージを与えるほどプラズマ電位が高くなりすぎることもない。
そこで,本実施形態では,例えば全波長モードでコイル116を共振させる周波数を基準周波数とすると,高周波電源200はこの基準周波数の高周波と基準周波数の(2n+1)/2倍の周波数の高周波とを含む複数の周波数の高周波(コイル116を共振させる高周波)を選択的に出力できるように構成し,これらを切り換えてコイル116に供給できるようにしている。これによれば,所定のタイミングで基準周波数の(2n+1)/2倍の周波数の高周波に切り換えて処理を行うことによって,反応容器105の側壁に付着した反応生成物を除去することができる。
(高周波電源の構成例)
このような高周波電源200の具体的構成例について説明する。例えば図1に示すように基準周波数の第1高周波を所定のパワーで出力する第1高周波電源210,基準周波数の(2n+1)/2倍の周波数の第2高周波を所定のパワーで出力する第2高周波電源220,第1高周波電源210をコイル116に接続するための切換スイッチ212,第2高周波電源220をコイル116に接続するための切換スイッチ222を備える。これら切換スイッチ212,222は制御部150により制御されるようになっている。なお,高周波電源200はこのような構成に限られるものではない。例えば切換スイッチの変わりに制御部150からの制御信号により動作するセレクタを設けて,このセレクタにより第1高周波と第2高周波との出力を切り換えるようにしてもよい。また,ここでは高周波電源200を複数の高周波電源で構成した場合について説明したが,これに限られるものではなく,複数の周波数の高周波を生成して切り換えて出力できる1つの高周波電源200で構成してもよい。
上記第1高周波の基準周波数は例えば27.12MHzとし,第2高周波の周波数は例えば基準周波数の3/2倍の周波数40.68MHzとする。このとき,コイル116の電気長は,基準周波数の整数倍によって共振する長さ,すなわち基準周波数である27.12MHzにおける1波長の整数倍の長さである。
このような構成の高周波電源200を備えるプラズマ処理装置100によれば,コイル116に第1高周波を供給して共振させたときには,反応容器105内にゼロ電位のプラズマを励起することができ,コイル116に第2高周波を供給して共振させたときには,反応容器105内に低い電位のプラズマを励起することができる。従って,本実施形態によれば,このようなコイル116に供給する高周波をウエハWの処理条件に応じてその途中で切り換えることができる。また処理の種類によってコイル116に供給する高周波を切り換えるようにしてもよい。例えばウエハWの処理には,第1高周波によりゼロ電位のプラズマを生成して,よりダメージレスの処理を行い,反応容器105内のクリーニング処理には第2高周波により低い電位のプラズマを生成して反応容器105の内壁に付着した反応生成物を除去するようにしてもよい。
次に,このような高周波電源200を備えたプラズマ処理装置100を用いて実施されるウエハの処理の具体例を図面を参照しながら説明する。図6は,ウエハの処理の具体例を示すフローチャートである。図6に示すウエハWの処理は,例えばLow−k膜などの低誘電率絶縁膜を,レジスト膜をマスクとして選択的にエッチング除去したウエハWに対して,レジスト膜を除去するアッシング処理を行う場合の具体例である。
制御部150は,図6に示すフローチャートに基づいて各部を制御することにより,ウエハWの処理を行う。ここでは,エッチング処理でウエハW上の付着した例えば残渣などの付着物を取り除く前処理を行った上で連続してアッシング処理を行い,その後に反応容器105内の内壁に付着した反応生成物などの付着物を除去するクリーニング処理を行う。
制御部150は,先ずステップS110にてエッチング処理が施されたウエハWを処理室102内に搬入する。具体的には図示しない搬送アームなどによりゲートバルブ130を介してウエハWを処理室102内に搬入して載置台106上に載置する。なお,ヒータ112の設定温度は例えば300℃に保持して,以下の処理を行う。
続いてステップS120にてコイル116に第2高周波を供給してプラズマを励起し,ステップS130にてウエハW上の付着物を除去する前処理を行う。具体的には所定の圧力に減圧された反応容器105内に,ガス供給源120から処理ガス(例えば水素ガスとヘリウムガス)を供給し,高周波電源200の切換スイッチ212はオフのまま切換スイッチ222をオンしてコイル116に3/2波長の周波数の第2高周波を供給する。
これにより,反応容器105内に誘導電磁界が形成され,プラズマが励起される。このとき生成されるプラズマの電圧成分は例えば図4に示すように位相電圧と逆位相電圧とで相殺されずに残る電圧成分がある。このため,その残った電圧成分に応じたプラズマ電位になるので,プラズマ中のイオンがウエハW上まで到達し,ウエハ上の付着物(例えばエッチングで生じた残渣など)を除去することができる。なお,ここで生成されるプラズマの電圧成分は図4に示すように位相電圧と逆位相電圧とにより大部分が相殺されるので,プラズマ電位はそれほど高くはならならず,ウエハWにイオンダメージを与えることを防止できる。
また,プラズマと反応容器105の内壁との間にシースが形成されるので,プラズマ中のイオンの一部が反応容器105の内壁まで達し,反応容器105の側壁に付着した反応生成物を除去することができるとともに,反応生成物が新たに付着することを防止できる。前処理が終了すると,高周波電源200の切換スイッチ222をオフにして第2高周波の供給を停止する。
次に,ステップS140にてコイル116に第1高周波を供給してプラズマを励起し,ステップS150にてウエハW上のレジスト膜を除去するアッシング処理を行う。具体的には所定の圧力に減圧された反応容器105内に,ガス供給源120から処理ガス(例えば水素ガスとヘリウムガス)を供給し,高周波電源200の切換スイッチ222をオフのまま切換スイッチ212をオンしてコイル116に基準周波数の第1高周波を供給する。
これにより,反応容器105内に誘導電磁界が形成され,電位がほとんどゼロのプラズマが励起される。このため,プラズマ中のイオンがウエハW上まで到達することはなく,ラジカルのみがウエハ上に到達してアッシング処理が進行する。これにより,ウエハW上にダメージのない処理を行うことができる。アッシング処理が終了すると,高周波電源200の切換スイッチ212をオフにして第1高周波の供給を停止する。続いて,ステップS160にてウエハWの搬出を行う。具体的には図示しない搬送アームなどによりゲートバルブ130を介してウエハWを処理室102から搬出する。
続いてステップS170にてコイル116に第2高周波を供給してプラズマを励起し,ステップS180にて反応容器105内のクリーニング処理を行って,一連の処理を終了する。具体的には所定の圧力に減圧された反応容器105内に,ガス供給源120から処理ガス(例えば水素ガスとヘリウムガス)を供給し,高周波電源200の切換スイッチ222をオンしてコイル116に3/2波長の周波数の第2高周波を供給する。
これにより,反応容器105内に誘導電磁界が形成され,プラズマが励起される。このとき生成されるプラズマの電圧成分は例えば図4に示すように位相電圧と逆位相電圧とにより相殺されずに残る部分がある。このため,プラズマ電位がゼロではないので,プラズマと反応容器105の内壁の間にシースが形成される。これにより,プラズマ中のイオンが反応容器105の内壁まで達し,反応容器105の側壁に付着した反応生成物を除去することができるとともに,反応生成物が新たに付着することを防止できる。なお,ここで生成されるプラズマの電圧成分は位相電圧と逆位相電圧とにより大部分が相殺されるので,プラズマ電位はそれほど高くはならならず,反応容器105の側壁にイオンダメージを与えることを防止できる。
なお,上述した実施形態では,アッシング処理において水素含有ガスを処理ガスとして用いた場合について説明したが,これに限定されるものではなく,アッシングで除去する膜の種類によっては酸素含有ガスを処理ガスとして用いるようにしてもよい。アッシング処理には従来より酸素含有ガスをプラズマ励起して発生した酸素ラジカルが用いられているが,例えばLow−k膜などの低誘電率絶縁膜では酸素ラジカルによるダメージを受けやすいため,低誘電率絶縁膜のエッチング処理やアッシング処理には,よりダメージを抑えることのできる水素ラジカルを用いることが好ましい。
ところが,水素含有ガスを励起して生成される水素プラズマは,処理対象となる膜の種類にもよるが,エッチング処理やアッシング処理を行う際に比較的蒸気圧の高い反応生成物(例えばポリマ)が発生するので,反応容器の内壁に反応生成物が付着し易い。これに対して,酸素含有ガスを励起して生成される酸素プラズマは,エッチング処理やアッシング処理を行う際に比較的蒸気圧の低い反応生成物(例えばCO,CO)が発生するので,反応容器の内壁に反応生成物が付着し難い。
従って,上述したステップS140においては,水素含有ガスを処理ガスとして用いる場合は,コイル116に(2n+1)/2倍の周波数の第2高周波を供給することで,ゼロではないが低い電位の水素プラズマを生成するようにしてもよい。これにより,ウエハWに対するダメージを抑えつつ,反応容器105の内壁に反応生成物が付着し難いアッシング処理を行うことができる。
また,上記ステップS140において,酸素含有ガスを処理ガスとして用いる場合は,反応容器105の側壁に反応生成物が付着し難いので,コイル116に基本周波数の第1高周波を供給することで,ほとんどゼロに近い電位の酸素プラズマを生成するようにしてもよい。これにより,よりダメージの少ないアッシング処理を行うことができる。
なお,上記実施形態により詳述した本発明については,複数の機器から構成されるシステムに適用しても,1つの機器からなる装置に適用してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体等の媒体をシステムあるいは装置に供給し,そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体等の媒体に格納されたプログラムを読み出して実行することによっても,本発明が達成され得る。
この場合,記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり,そのプログラムを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムを供給するための記憶媒体等の媒体としては,例えば,フロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−RW,DVD+RW,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどが挙げられる。また,媒体に対してプログラムを,ネットワークを介してダウンロードして提供することも可能である。
なお,コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより,上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく,そのプログラムの指示に基づき,コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い,その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も,本発明に含まれる。
さらに,記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムが,コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後,そのプログラムの指示に基づき,その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い,その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も,本発明に含まれる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば本発明は,アッシング処理のみならず,エッチング処理や成膜処理など,被処理基板に対してプラズマ処理を行う各種プラズマ処理装置に適用可能である。また,本発明にかかるプラズマ生成室としては,上述したダウンフロータイプのものに限られるものではなく,ウエハから離れた空間にプラズマを発生させるリモートプラズマタイプのものであってもよい。
本発明は,処理ガスのプラズマを励起させて被処理基板に対して所定の処理を施すプラズマ処理装置に適用可能である。
本発明の実施形態にかかるプラズマ処理装置の概略構成を示す縦断面図である。 図1に示す制御部の構成例を示すブロック図である。 同実施の形態において基準周波数の高周波をコイルに供給したときに発生する定在波の電圧成分の具体例を示す模式図である。 同実施の形態において基準周波数の3/2倍の周波数の高周波をコイルに供給したときに発生する定在波の電圧成分の具体例を示す模式図である。 同実施の形態において基準周波数の5/2倍の周波数の高周波をコイルに供給したときに発生する定在波の電圧成分の具体例を示す模式図である。 同実施の形態にかかるプラズマ処理装置を用いて行うウエハの処理の具体例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 プラズマ処理装置
102 処理室
104 プラズマ生成室
105 反応容器
106 載置台
107 蓋体
108 支持部材
112 ヒータ
114 ヒータ電源
116 コイル
120 ガス供給源
122 ガス導入口
123 開閉バルブ
124 ガス配管
125 マスフローコントローラ
126 排気管
128 排気装置
130 ゲートバルブ
132 搬出入口
150 制御部
151 CPU
152 ROM
153 RAM
154 表示部
155 操作パネル
156 報知部
157 各種コントローラ
158 プログラムデータ記憶部
159 処理条件記憶部
200 高周波電源
210 第1高周波電源
212 切換スイッチ
220 第2高周波電源
222 切換スイッチ
W ウエハ

Claims (6)

  1. 処理ガスを励起して生成されたプラズマにより被処理基板に対して所定の処理を施すプラズマ処理装置であって,
    前記処理ガスを励起させてプラズマを生成するプラズマ生成室と,
    前記プラズマ生成室に連通する処理室と,
    前記処理室内に配置され,前記被処理基板を載置する載置台と,を備え,
    前記プラズマ生成室は,
    誘電体で構成される筒状の側壁を有する反応容器と,
    前記反応容器内に処理ガスを導入する処理ガス導入部と,
    前記側壁の周りに巻回されたコイルと,
    前記コイルに供給する異なる周波数の高周波を選択的に出力可能な高周波電源と,
    前記高周波電源から出力する高周波を選択して前記コイルに供給させる制御部と,
    を有し,
    nを1以上の整数とした場合に,前記コイルの電気長が基準周波数における1波長のn倍とし,前記高周波電源から供給される高周波には,前記基準周波数の(2n+1)/2倍の周波数の高周波を少なくとも含むことを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記高周波電源は,前記基準周波数の第1高周波と,前記基準周波数の(2n+1)/2倍の周波数の第2高周波とを選択的に出力可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記制御部は,前記反応容器内にプラズマを生成して行う処理に応じて前記コイルに供給される高周波を切り換えることを特徴とする請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記反応容器内にプラズマを生成して行う処理は,前記被処理基板に対するプロセス処理と,前記反応容器内のクリーニング処理であり,
    前記制御部は,前記プロセス処理を行う場合は前記第1高周波を前記コイルに供給させ,前記クリーニング処理を行う場合は前記第2高周波を前記コイルに供給させることを特徴とする請求項3に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記制御部は,前記被処理基板に対するプロセス処理の処理条件に応じて前記コイルに供給させる高周波を切り換えることを特徴とする請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記処理条件は,前記処理ガスの種類を含み,
    前記制御部は,前記処理ガスの種類が水素を含むガスである場合には,前記基準周波数の(2n+1)/2倍の周波数の第2高周波を前記コイルに供給して水素プラズマを励起することを特徴とする請求項5に記載のプラズマ処理装置。
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