JP2009224187A - 入力装置及びこれを搭載した電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触状態で所望の信号が得られる入力装置及びこれを搭載した電子機器を提供する。
【解決手段】ベースユニット(22)と、ベースユニットに取り付けられるケース(42)、及びケースに可動自在に支持される操作部材(54)をそれぞれ有した操作ユニット(40)と、ベースユニットに設けられ操作部材の操作を検出する操作検出手段(73)と、ケース内に配置された磁性部材(50)と、ベースユニットに固着されており、磁性部材による磁界の状態を検出する磁気センサ(34)と、磁界の状態に応じて操作ユニットの種類を判定する種別判定手段(74)を有した制御手段(70)とを具備する。
【選択図】図4

Description

本発明は、手動操作ユニットをベースユニットに取り付けた入力装置及びこれを搭載した電子機器に関するものである。
この種の入力装置は、例えば車室内に複数設置され、エアーコンディショニング装置、オーディオ装置やナビゲーション装置など、各種の車載機器を操作することができる。また、当該入力装置は、その手動操作ユニットがベースユニットに取り付けられており、ユーザー所望の機能に容易に設定できる(例えば、特許文献1参照)。
詳しくは、手動操作ユニットはコネクタを介してベースユニットに導通され、また、このベースユニットは種別判定用の抵抗器を介して制御部に導通されており、この抵抗器は操作ユニットの種別毎に異なる抵抗値を有している。よって、ベースユニットのソケットに他のコネクタのプラグを挿し込めば、ユーザー所望の機能を備えた操作ユニットに容易に交換できる。
特開2004−111399号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、電気的な接触状態を要する点に留意しなければならない。
すなわち、操作ユニットとベースユニットとの間には、コネクタによる接触が必要になり、これでは経年変化等によってベースユニットとコネクタとの接触不良が生じ、スイッチによる車載機器の操作や、このスイッチの識別が困難な場合ある。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消し、非接触状態で所望の信号が得られる入力装置及びこれを搭載した電子機器を提供することである。
上記目的を達成するための第1の発明は、ベースユニットと、ベースユニットに取り付けられるケース、及びケースに可動自在に支持される操作部材をそれぞれ有した操作ユニットと、ベースユニットに設けられ操作部材の操作を検出する操作検出手段と、ケース内に配置された磁性部材と、ベースユニットに固着されており、磁性部材による磁界の状態を検出する磁気センサと、磁界の状態に応じて操作ユニットの種類を判定する種別判定手段を有した制御手段とを具備する。
第1の発明によれば、磁性部材はケース内に配置されているのに対し、磁気センサは、ベースユニットに固着されており、磁性部材に非接触の状態でこの磁性部材による磁界の状態を検出できる。よって、操作ユニットとベースユニットとの間には、従来の如くのコネクタが不要になり、接触不良が生じ難い。この結果、入力装置の信頼性が向上する。
第2の発明は、第1の発明の構成において、磁性部材は、ケースに固着されており、種別判定手段は、磁気センサと磁性部材との位置関係に基づく磁界の方向に応じて前記操作ユニットの種類を判定することを特徴とする。
第2の発明によれば、第1の発明の作用に加えてさらに、ベースユニットに固着された磁気センサと、ケースに固着された磁性部材との位置関係によって磁界の方向が異なる。そして、種別判定手段は、当該磁界の方向に応じて操作ユニットの種類を判定しているので、従来の如くの識別用の抵抗器も不要になる。よって、操作ユニットを確実に識別可能になる。
第3の発明は、ベースユニットと、ベースユニットに取り付けられるケース、及びケースに可動自在に支持される操作部材をそれぞれ有した操作ユニットと、ベースユニットに設けられ操作部材の操作を検出する操作検出手段と、ケース内に固着された磁性部材と、ベースユニットに固着されており、磁性部材による磁界の状態を検出する磁気センサと、操作検出手段からの検出信号を、磁界の状態に応じて異なる制御信号に変換して出力する制御手段とを具備する。
第3の発明によれば、磁性部材はケース内に固着されているのに対し、磁気センサは、ベースユニットに固着されており、磁性部材に非接触の状態でこの磁性部材による磁界の状態を検出できる。よって、操作ユニットとベースユニットとの間には、従来の如くのコネクタが不要になり、接触不良が生じ難い。この結果、入力装置の信頼性が向上する。
しかも、操作検出手段からの検出信号を、磁界の状態に応じて異なる制御信号に変換している。よって、従来の如くの識別用の抵抗器も不要になるし、また、スイッチの種別を磁界の状態の検出に応じてその都度判定しなくて済み、制御信号を対象の電子機器に速やかに出力できる。
第4の発明は、第1から第3の入力装置を搭載した電子機器であることを特徴とする。
第4の発明によれば、第1から第3の発明の作用に加えてさらに、上述した入力装置を搭載すれば、ユーザーオプションに容易に対応できるし、操作ユニットの種別信号や制御信号も確実に得られることから、電子機器の信頼性向上に寄与する。
本発明によれば、磁気センサが磁性部材に非接触の状態で所望の信号を得る入力装置及びこれを搭載した電子機器を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
図1には車両1の運転席及び助手席が示されており、シート4から見て各座席の前方には、インストルメントパネル2が車幅方向に沿って配置されている。当該パネル2の前方にはフロントガラス6が設けられ、各座席からは車両1の進行方向を見渡すことができる。
一方、この運転席には、車両1の速度、走行距離やシフト位置等を表示する計器類8がパネル2の正面に配置されており、また、ハンドル10はパネル2の下方からシート4に向けて延びる軸11の先端に回転可能に取り付けられている。さらに、この軸11の周壁にはシフトレバー12が上下動可能に取り付けられており、当該レバー12は助手席に向けて延設されている。
また、このパネル2の正面には複数の吹き出し口14が形成され、後述のエアーコンディショニング装置(電子機器)80による空気が吹き出し口14から車両1の内部に向けて送出される。
ここで、本実施例では、運転席と助手席との間において、当該パネル2の上面にはモニター16が設置されている。このモニター16は、後述するナビゲーション装置(電子機器)84の構成部品であり、その表示画面94は、この装置84の起動に伴い、地図や操作メニュー等が表示可能に構成されている。なお、このモニター16はパネル2の適宜位置に埋め込まれていても良い。
同図で見て、運転席と助手席との間には、センターコンソール18が設置されている。このコンソール18はインストルメントパネル2の下方から車室内のシート4に向けて突出しており、当該コンソール18において、吹き出し口14の近傍には、後述のオーディオ装置(電子機器)82のスロット19が配置され、このスロット19はCDやMD等を挿入可能に構成されている。
そして、このコンソール18において、シート4側の適宜位置には、複数の入力デバイス(入力装置)20,20A,20Bが設けられている。当該デバイス20,20A,20Bは、エアーコンディショニング装置80、オーディオ装置82やナビゲーション装置84の構成部品であり、これら各装置80,82,84の起動に伴って種々の操作が可能になる。
より詳しくは、まず、本実施例の入力デバイス20は、図2の外観斜視図の他、図3の分解斜視図や図4の断面図にも示される如く、枡形状のベースユニット22を備えており、当該ユニット22は、その頂部分を残してコンソール18に埋設される。
このベースユニット22は、その中央部分に四角形状のケース載置面24を有し(図3)、その下方には四角形状の底面26を有しており(図4)これらケース載置面24と底面26との間には空間が形成されている。
また、ケース載置面24の周囲には4つのケース係合面28が形成されており、手動スイッチ(操作ユニット)40を搭載可能に構成されている。
具体的には、この手動スイッチ40は直方体状のケース42を有し(図3)、その4つの側面44がケース係合面28にそれぞれ当接され、ケース42の下面がケース載置面24に当接されると、ケース42はベースユニット22に把持される。
このケース42は、その中央部分に操作部材54を回転自在に支持する支持穴46を有している。また、ケース42は、図4に示されるように、所定の肉厚を有して構成されており、この支持穴46の外側には空間が形成されている。
一方、この操作部材54は、把持部56及び支持部58を有しており、この把持部56は車室内のシート4に向けて突出し、入力デバイス20の操作者に把持可能な形状で形成されている。
次に、支持部58は中実の丸棒状に形成されている。この支持部58は、把持部56の下端に連なり、ベースユニット22に向けて延設されており、この支持部58を支持穴46に挿入すると、把持部56がケース42の上面から上方に向けて突出する。このように、操作部材54は支持穴46を介してケース42に可動自在に支持されている。
そして、ケース42の側面44に形成された図示しない突起部分と、ユニット22のケース係合面28に形成された図示しない溝部分とを係合すれば、手動スイッチ40がベースユニット22に把持され、これら突起部分と溝部分との係合を解けば、スイッチ40はベースユニット22から取り外すことができる。
ここで、本実施例の入力デバイス20には、ケース42内に2つの磁性部材(例えば磁石)が配置されている。
具体的には、図4に示される如く、まず、操作部材54は操作検出用磁石60を有しており、この検出用磁石60は支持部58の下端に固着されている。一方、ケース42はユニット判別用磁石50を有しており、この判別用磁石50は、支持穴46の外側に形成された底面48の適宜位置に固着されている。そして、これら検出用磁石60や判別用磁石50による磁界の大きさや方向の各状態のうち、例えば磁界の方向が、ベースユニット22に固着された磁気センサ32,34で検出される。
詳しくは、ベースユニット22の底面26には配線基板30が載置され、この配線基板30は、図示しない引き回し電極やランドを有している。これら各磁気センサ32,34は検出用磁石60や判別用磁石50に対峙する位置にて配線基板30の上面にそれぞれ固着されている。
本実施例の磁気センサ34は、その生じた電圧の大きさから磁力線の方向(本実施例では判別用磁石50との角度、すなわち、N極及びS極の配置方向と同じ)を検出し、スイッチ40の種類を特定している。詳しくは、図8に示されるような磁力線の方向と電圧の関係を利用しており、本実施例で云えば判別用磁石50のN極が時計の9時方向(S極が3時方向)に向けて配置されていると、電圧が高くなる。そこで、このユニット判別用センサ34は、判別用磁石50からの磁力線の向きを検知し、この向きに応じて異なる電圧を出力するようになっている。
本実施例の磁気センサ32もまた、判別用センサ34と同様に、検出用磁石60からの磁力線の向きを検知し、当該向きに応じて異なる電圧を出力するようになっている。
これにより、特に、この操作検出用センサ32は、検出用磁石60に非接触の状態で、この磁石60の回転動作も検出可能になる。なお、これら磁気センサ32,34には、例えばGMR(Giant Magneto-Resistive)素子、AMR(Anisotropic Magneto-Resistive)素子やTMR(Tunneling
Magneto-Resistive)素子の如くの電気抵抗効果素子、若しくはホール素子等の公知の磁気センサを用いることができる。
次に、図1に示された入力デバイス20Aは、図5,6に示されている。
当該デバイス20Aは、手動スイッチ40Aの構成を除き、上述の入力デバイス20と同様に構成される。つまり、上記手動スイッチ40を手動スイッチ40Aに交換すれば、図1の入力デバイス20の位置に入力デバイス20Aを容易に配置できる。そこで、当該デバイス20Aについては、上記デバイス20と同じ機能を奏する部材には同一符号を付して説明を省略し、当該デバイス20との相違点を中心に述べる。
この手動スイッチ40Aは直方体状のケース42Aを有し、ベースユニット22に把持される。このケース42Aは、所定の肉厚を有してその内部には空間が形成されており、ケース42Aの上方から見てその中央部分には、操作部材54を水平移動自在に支持する支持開口46が形成されている。
操作部材54Aは把持部56及び支持部58Aを有し、この把持部56はシート4に向けて突出する一方、支持部58は中実の略L字状に形成されており、操作部材54Aは支持開口46を介してケース42Aに可動自在に支持されている。
ここで、この入力デバイス20Aにも、ケース42A内に2つの磁石が配置されており、図6に示されるように、まず、操作部材54Aは操作検出用磁石60を有し、この検出用磁石60は支持部58Aの下端に固着されている。
なお、ユニット判別用磁石50は、上記入力デバイス20の場合と同様に、ケース42の底面48に固着されている。
そして、これら検出用磁石60や判別用磁石50からの磁界の方向は、ベースユニット22に固着された磁気センサ32,34で検出される。
本実施例の検出用センサ32は、検出用磁石60からの磁力線の向きを検知しており、この向きに応じて異なる電圧を出力するようになっている。
これにより、この磁気センサ32は、検出用磁石60に非接触の状態で、この磁石60の水平動作が検出可能になる。
なお、判別用センサ34は、上記入力デバイス20の場合と同様に、磁石50からの磁力線の向きを検知しており、この向きに応じて異なる電圧を出力するようになっている。
そして、上述した各磁気センサ32,34は、上記配線基板30の回路パターンを介して制御部(制御手段)70に電気的に接続されている。
詳しくは、図7に示されるように、この制御部70は、A/Dコンバータ71及びコントローラ72を有している。
A/Dコンバータ71には、アナログ信号が各磁気センサ32,34から入力されており、コンバータ71は、デジタル信号に変換してコントローラ72に出力している。
コントローラ72は、CPU、操作検出部(操作検出手段)73、種別判定部(種別判定手段)74及び後述する記憶部76を有している。このCPUはコンバータ71からの信号をリアルタイムで演算し、種別判定部74は、判別用センサ34の電圧出力に基づき、スイッチ40やスイッチ40Aの種類を特定する。
この磁気センサ34と磁石50との角度については、図8に示される如く、例えば磁石50のN極が時計の9時方向(S極が3時方向)に向けて配置されている場合には、磁気センサ34とのなす角は0°であり、このセンサ34は約5Vの電圧を出力する。
そこで、回転可能な操作部材54を有した入力デバイス20については、N極が時計の9時方向の向きを示すように、判別用磁石50をケース42の底面48に配置しておけば(図4)、種別判定部74は、ロータリスイッチであって、例えばエアーコンディショニング装置80用の入力デバイス20であると識別できる(図7)。なお、その種別信号はCPU等に出力される。
また、図8に示されるように、例えば磁石50のN極が時計の12時方向(S極が6時方向)に向けて配置されている場合には、磁気センサ34とのなす角は90°であり、このセンサ34は約2.5Vの電圧を出力する。
そこで、水平移動可能な操作部材54Aを有した入力デバイス20Aについては、N極が時計の12時方向の向きを示すように、判別用磁石50を底面48に配置しておけば(図6)、種別判定部74は、スライドスイッチであって、例えばオーディオ装置82用の入力デバイス20Aであると識別できる(図7)。
なお、図8に示される如く、例えば磁石50のN極が時計の3時方向(S極が9時方向)に向けて配置されている場合には、磁気センサ34とのなす角は180°であり、このセンサ34は約0Vの電圧を出力する。そこで、この場合にも判別用磁石50を底面48に配置しておけば、種別判定部74は、他のスイッチであって、例えばナビゲーション装置84用の入力デバイスであると識別可能になる。そして、これらセンサ34の出力等のデータは記憶部76のRAMに格納される。
また、上述したロータリスイッチ、つまり、入力デバイス20については、操作検出部73は、検出用センサ32と磁石60との角度に応じて異なる磁力線の方向を検出し、磁力線の方向に応じて異なる電圧出力に基づき操作部材54の操作量を特定でき、その制御信号はエアーコンディショニング装置80に出力される。
さらに、上述したスライドスイッチ、つまり、入力デバイス20Aについては、操作検出部73は、検出用センサ32と磁石60との配置関係に応じて異なる磁力線の方向を検出し、磁力線の方向に応じて異なる電圧出力に基づき操作部材54Aの操作量を特定でき、その制御信号はオーディオ装置82に出力される。
ところで、図1に示された入力デバイス20Bは、図9に示されており、当該デバイス20Bは、手動スイッチ40Bの構成を除き、上述の入力デバイス20,20Aと同様に構成される。
そこで、当該デバイス20Bについても、上記デバイス20,20と同じ機能を奏する部材には同一符号を付して説明を省略し、当該デバイス20,20Aとの相違点を中心に述べる。
当該デバイス20Bのベースユニット22Bは、上記ベースユニット22を3つ並設させたものに相当しており、このユニット22Bは、3つの手動スイッチ40Bの各ケース42を把持可能に構成されている。
枡形状の各中央部分にはケース載置面24がそれぞれ形成され、また、この載置面24の中央部分には開口が形成されている。
操作部材54の下方であって、配線基板30の上面には操作検出用SW36a,36b,36cがそれぞれ配置されており、各検出用SW36a,36b,36cは当該開口を貫通して支持部58の下端に当接している。そして、検出用SW36a,36b,36cが操作部材54に押圧されると、オン信号が制御部70に出力される。その後、検出用SW36a,36b,36cが操作部材54に再び押圧されると、オフ信号が制御部70に出力される。つまり、本実施例のデバイス20Bはプッシュスイッチであり、操作検出用の磁石やセンサは有していない。
一方、当該入力デバイス20Bは、ユニット判別用磁石50が上記入力デバイス20,20Aの場合と同様に、ケース42の底面48に固着されている。そして、判別用磁石50からの磁界の方向は、ベースユニット22に固着されたユニット判別用センサ34a,34b,34cでそれぞれ検出される。
つまり、各磁気センサ34a,34b,34cもまた、上記入力デバイス20,20Aの場合と同様に、磁石50からの磁力線の向きを検知しており、各磁気センサ34a,34b,34cにて、センサ34a,34b,34cと磁石50との角度に応じて異なる磁力線の方向がそれぞれ検出される。
ここで、当該入力デバイス20Bが、エアーコンディショニング装置80、オーディオ装置82、及びナビゲーション装置84を識別し、上述した入力デバイス20,20Aがこれら各装置80,82,84以外の他の装置、例えばヘッドライトの光軸調整やフォグランプの点灯調整等の装置を識別している場合を想定する。
図9に示されるように、判別用センサ34aに対峙した磁石50は、そのN極が時計の9時方向に向けて配置されている。つまり、このセンサ34aは約5Vの電圧を出力している。
続いて、操作者が操作部材54を押し下げ、検出用SW36aが押圧されると、図10に示されるように、オン信号が制御部70に出力され、記憶部76に記憶されたSW信号と電圧と制御信号の対応関係に基づき、エアコンONの制御信号が出力され、エアーコンディショニング装置80がオン作動する。一方、この検出用SW36aが再び押圧されると、オフ信号が制御部70に出力されるので、エアーコンディショニング装置80がオフ作動することになる。
再び図9に戻り、判別用センサ34bに対峙した磁石50は、そのN極が時計の12時方向に向けて配置されており、このセンサ34bは約2.5Vの電圧を出力する。
そして、検出用SW36bが押圧されると、オン信号が制御部70に出力され、記憶部76に記憶されたSW信号と電圧と制御信号の対応関係に基づき、オーディオONの制御信号が出力され、オーディオ装置82がオン作動する。これに対し、この検出用SW36bが再び押圧されると、オーディオ装置82がオフ作動することになる。
また、判別用センサ34cに対峙した磁石50は、そのN極が時計の3時方向に向けて配置され、このセンサ34cは約0Vの電圧を出力する。この場合にも、検出用SW36cが押圧されると、ナビゲーション装置84がオン作動するし、この検出用SW36cが再び押圧されると、ナビゲーション装置84がオフ作動することになる。
以上のように、本実施例によれば、入力デバイス20(20A,20B)は、ベースユニット22(22B)や手動スイッチ40(40A,40B)を具備し、この手動スイッチ40(40A,40B)はベースユニット22(22B)に着脱可能に構成されていることから、手動スイッチ40(40A,40B)は容易に交換できる。また、この手動スイッチ40(40A,40B)はケース42(42A)や操作部材54(54A)を有しており、当該ケース42(42A)はベースユニット22(22B)に把持され、操作部材54(54A)はケース42(42A)に可動自在に支持されている。
ここで、ユニット判別用磁石50や操作検出用磁石60はケース42(42A)内に配置されているのに対し、ユニット判別用センサ34(34a,34b,34c)や操作検出用センサ32は、配線基板30の上面に固着されており、磁石50や磁石60に非接触の状態でこの磁石50や磁石60からの磁界の方向を検出できる。よって、手動スイッチ40(40A,40B)とベースユニット22(22B)との間には、従来の如くのコネクタが不要になり、接触不良が生じ難い。この結果、入力デバイス20(20A,20B)の信頼性が向上する。
しかも、制御部70が磁界の方向に応じて操作部材54(54A)の操作量を検出し、エアーコンディショニング装置80、オーディオ装置82やナビゲーション装置84を制御する操作検出部73を有するとともに、磁界の方向に応じて手動スイッチ40(40A)の種類を判定し、その判定信号を出力する種別判定部74をコントローラ72に有しているので、上述の入力デバイス20(20A)は、例えば、手動スイッチ40(40A)の種別信号の出力や、エアーコンディショニング装置80、オーディオ装置82やナビゲーション装置84の制御信号の出力など、ユーザー所望の機能を容易に備えることができる。
また、ベースユニット22に固着された判別用センサ34と、ケース42(42A)に固着されたユニット判別用磁石50との位置関係によって磁界の方向が異なる。そして、種別判定部74は、当該磁界の方向に応じて手動スイッチ40(40A)の種類を判定しているので、従来の如くの識別用の抵抗器も不要になり、断線の懸念もない。よって、エアーコンディショニング装置80、オーディオ装置82やナビゲーション装置84の手動スイッチ40(40A)を確実に識別可能になる。
さらに、ベースユニット22に固着された操作検出用センサ32と、操作部材54に固着されており、ケース42内を回転移動可能な操作検出用磁石60との位置関係によって磁界の方向が異なる。そして、操作検出部73は、当該磁界の方向に応じて異なる電圧出力に基づき制御信号を出力する。したがって、エアーコンディショニング装置80の細やかな操作が可能になる。
さらにまた、ベースユニット22に固着された操作検出用センサ32と、操作部材54Aに固着されており、ケース42A内を水平移動可能な操作検出用磁石60との配置関係によって磁界の方向が異なる。そして、操作検出部73は、この場合にも当該磁界の方向に応じて異なる電圧出力に基づき制御信号を出力する。よって、オーディオ装置82の細やかな操作が可能になる。
しかも、図9の入力デバイス20Bによれば、制御部70が、SW信号、磁界の方向に応じて異なる電圧、及び各制御信号の対応関係を記憶した記憶部76を利用しており、操作部材54のプッシュ操作を磁界の状態に応じて異なるエアーコンディショニング装置80、オーディオ装置82やナビゲーション装置84へのオン・オフ信号に変換している。よって、スイッチの種別を磁界の方向の検出に応じてその都度判定しなくて済み、制御信号を対象のエアーコンディショニング装置80、オーディオ装置82やナビゲーション装置84に速やかに出力できるし、制御も簡略化できる。
また、上述した入力デバイス20(20A,20B)を搭載すれば、ユーザーオプションに容易に対応できるし、手動スイッチ40(40A,40B)の種別信号や制御信号も確実に得られることから、エアーコンディショニング装置80、オーディオ装置82やナビゲーション装置84等の信頼性向上に寄与する。
本発明は、上記実施例に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。例えば上記実施例の各構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせることができる。
また、上記操作検出部73は、操作検出用磁石60による磁界の方向に応じて、或いは、操作検出用SW36a,36b,36cへの押圧に応じて操作部材の操作を検出しているが、本発明の操作検出手段は例えば光学的に検出するものであっても良い。
さらに、上記実施例では、電子機器としてエアーコンディショニング装置等の車両に搭載される車載機器に具現化した例を示している。しかしながら、本発明の電子機器は、必ずしも車載機器に限定されるものではなく、磁気センサを用いる限り、デジタルカメラ等の他の電子機器にも適用可能である。
そして、この場合にも上記と同様に、非接触状態で所望の信号が得られるとの効果を奏する。
本実施例の入力装置を車両内に備えた図である。 図1の入力装置の外観斜視図である。 図2の入力装置の分解斜視図である。 図2の入力装置の断面図であり、(a)は図2のIV−IV線の矢視断面図、(b)は(a)のb−b線の矢視断面図、(c)は(a)のc−c線の矢視断面図である。 図1における他の入力装置の外観斜視図である。 図5の入力装置の断面図であり、(a)は同図のVI−VI線の矢視断面図、(b)は(a)のb−b線の矢視断面図、(c)は(a)のc−c線の矢視断面図である。 図2,5の入力装置に関する制御ブロック図である。 図1の入力装置における磁気センサの出力の説明図である。 図1におけるさらに他の入力装置の断面図である。 図9の入力装置に関する制御ブロック図である。
符号の説明
20,20A,20B 入力デバイス(入力装置)
22,22B ベースユニット
34,34a,34b,34c ユニット判別用センサ(磁気センサ)
40,40A,40B 手動スイッチ(操作ユニット)
42,42A ケース
50 ユニット判別用磁石(磁性部材)
54,54A 操作部材
70 制御部(制御手段)
73 操作検出部(操作検出手段)
74 種別判定部(種別判定手段)
80 エアーコンディショニング装置(電子機器)
82 オーディオ装置(電子機器)
84 ナビゲーション装置(電子機器)

Claims (4)

  1. ベースユニットと、
    該ベースユニットに取り付けられるケース、及び該ケースに可動自在に支持される操作部材をそれぞれ有した操作ユニットと、
    前記ベースユニットに設けられ前記操作部材の操作を検出する操作検出手段と、
    前記ケース内に配置された磁性部材と、
    前記ベースユニットに固着されており、前記磁性部材による磁界の状態を検出する磁気センサと、
    前記磁界の状態に応じて前記操作ユニットの種類を判定する種別判定手段を有した制御手段と
    を具備することを特徴とする入力装置。
  2. 請求項1に記載の入力装置であって、
    前記磁性部材は、前記ケースに固着されており、
    前記種別判定手段は、前記磁気センサと該磁性部材との位置関係に基づく磁界の方向に応じて前記操作ユニットの種類を判定することを特徴とする入力装置。
  3. ベースユニットと、
    該ベースユニットに取り付けられるケース、及び該ケースに可動自在に支持される操作部材をそれぞれ有した操作ユニットと、
    前記ベースユニットに設けられ前記操作部材の操作を検出する操作検出手段と、
    前記ケース内に固着された磁性部材と、
    前記ベースユニットに固着されており、前記磁性部材による磁界の状態を検出する磁気センサと、
    前記操作検出手段からの検出信号を、前記磁界の状態に応じて異なる制御信号に変換して出力する制御手段と
    を具備することを特徴とする入力装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の入力装置を搭載したことを特徴とする電子機器。
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