JP2009223449A - 車両用電子制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子制御装置(電子制御ユニット)の制御プログラムを書換えた際、メモリ効率の向上および書換え作業時間の短縮を実現する車両用電子制御装置を提供する。
【解決手段】第1不揮発性メモリ3内の制御プログラム書換え時に、前記制御プログラム内に持っている不揮発性メモリ書き込みドライバを使用して、第2不揮発性メモリ5の書き込みセルの診断を実施後、第2不揮発性メモリ5内に書き込み要求印を記憶する。書換えが完了した後、次の電源ON時の初期化処理において、揮発性メモリ4に固定値を設定することで、第2不揮発性メモリ5の初期化が実現できる。これにより、前記制御プログラム書換え時に第2不揮発性メモリ5の直接消去することを不要にする。
【選択図】図1
【解決手段】第1不揮発性メモリ3内の制御プログラム書換え時に、前記制御プログラム内に持っている不揮発性メモリ書き込みドライバを使用して、第2不揮発性メモリ5の書き込みセルの診断を実施後、第2不揮発性メモリ5内に書き込み要求印を記憶する。書換えが完了した後、次の電源ON時の初期化処理において、揮発性メモリ4に固定値を設定することで、第2不揮発性メモリ5の初期化が実現できる。これにより、前記制御プログラム書換え時に第2不揮発性メモリ5の直接消去することを不要にする。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用電子制御装置に関し、書換え可能な不揮発性メモリ(EEPROM等)を初期化する技術に関する。
従来より、自動車のエンジンおよびトランスミッション等を制御する制御装置として、マイコンを使用した電子制御ユニットが知られている。
この電子制御ユニットは、マイコン内の第1の不揮発性メモリ(FlashROM等)に、制御プログラムおよびその制御プログラムを書換えるプログラム(以下、リプロプログラムと略す。)を格納しており、外部ツールにより制御プログラム書換え要求を受信した場合に、このリプロプログラムが起動し、外部ツールから送信されてくる新たな制御プログラムに書換える。このリプロプログラムは当然ながら、書換え不可領域に置かれる。
また、この電子制御ユニットは、過去の故障履歴や学習情報を記憶するために、電源供給が遮断されても値を保持し続ける第2の不揮発性メモリ(EEPROM等)に記憶するが、制御プログラム書換えに伴い、初期化することが一般的である(特許文献1参照)。
第2の不揮発性メモリを初期化するためには、第1の不揮発性メモリの書換え不可領域に置かれるリプロプログラムに、第2の不揮発性メモリへの書き込み、および読み込みドライバが必要であり、当然ながらその分リプロプログラムの容量は大きくなる。
リプロプログラムの容量が大きくなると、必然的に、制御プログラムで使用できる容量が減るが、特に、第1の不揮発性メモリの消去単位がKbyte単位のブロック(面)であるCPUの場合、多くのメモリを無駄にすることになる。それは、リプロプログラムと制御プログラムの境界が必ずブロック単位となるため、リプロプログラムがブロックの極わずかしか使用しなくても、そのブロックは、リプロプログラム専用となるからである。
また、市場での制御プログラムの書換えを実施する際の書換え時間は、効率・工数の面から、少しでも短くするのが望ましいが、第2の不揮発性メモリ容量がKbyte単位であると、初期化する時間も秒オーダーとなり、結果、書換え時間に影響を与える。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電子制御装置(電子制御ユニット)の制御プログラムを書換えた際、メモリ効率の向上および書換え総時間短縮を実現する車両用電子制御装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の車両用電子制御装置は、制御プログラムの書換え要求を受信した場合、制御プログラムの第2の不揮発メモリ書き込みドライバを使用して、書換え要求を示す情報を書き込む。これにより、リプロプログラムに不揮発メモリ書き込みドライバを置く必要がなくなる。
上記書換え要求を示す情報を第2の不揮発メモリに書き込む際、その書き込みセルの書き込み/読み込み診断を実施し、書き込み情報の信頼性を確保するとよい。ここで、前記セルの診断でNG判断した場合には、ユーザにその旨を通知するとよい。
また、外部ツールによる制御プログラム書換え後の電源投入時の初期化処理において、書換え要求を示す情報が存在したと判断した場合に、所定の制御で使用する揮発性メモリに固有値を設定し、初期化を実現するとよい。また、書換え要求を示す情報が存在しないと判断した場合には、上記固有値での設定は行わず、前回の走行で記憶した第2の不揮発性メモリの値をそのまま揮発性メモリに設定するとよい。
ここで、書換え要求を示す情報は、上記有効かどうかの判断後に初期化されるようにするとよい。
上記解決手段によると、リプロプログラムに第2不揮発性メモリへの書き込み、読み込みドライバを持つ必要がなく、リプロプログラムの容量を大幅に削減できる。
また、第2不揮発性メモリを直接初期化するのではなく、電源投入時の初期化時に、揮発性メモリを固有値に設定することで、第2不揮発性メモリを直接初期化する時間が削減され、制御プログラムの書換え時間を低減できる。
また、書換え要求の情報記憶領域を診断することにより、第2不揮発性メモリの不良の場合には、即ユーザに通知されるため、不良品の早期検出にもつながる。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
実施形態における車両用電子制御装置は、例えば車両に搭載されるエンジンやトランスミッションなどを制御するものである。
図1に示す車両用の電子制御ユニット(以下、ECUと略す)1は、CPU2、第2の不揮発性メモリ(例えば、EEPROM)5で構成される。CPU2は、第1の不揮発性メモリ(例えば、FlashROM)3と揮発性メモリ(例えば、RAM)4を備えている。但し、第2の不揮発性メモリ5は、EEPROMに限られず、電気的に書換えられるROMとする。
ECU1は、各センサからの入力信号を受け取って揮発性メモリ4に格納し、第1の不揮発性メモリ3に格納されている制御プログラムで所定の演算を実施しながら、各アクチュエータへ出力等を行う。
第2の不揮発性メモリ5には、学習情報および故障履歴等が格納され、外部ツール6により制御プログラムの書換えに併せて、書換え指示情報を記憶する。
図2のフローチャートは、第1の不揮発性メモリ3に格納されている制御プログラム書換え時の処理について示す。
図2のフローチャートにおいて、まずステップS1では、外部ツール6より、制御プログラムの書換え要求信号を受信したか否かを判別する。
ここで、書換え要求信号を受信されていない場合は、本ルーチンをそのまま抜ける。
一方、書き込み要求信号を受信した場合には、ステップS2へ移行し、図4の第2の不揮発性メモリ5の書換え要求印を格納する領域20に対し、チェックコード(例えば、AAhおよび55h等)を書き込み、その後読み出しを実施する。前記書き込みに関しては、図3の制御プログラム9に存在する不揮発性メモリ書き込みドライバ10を使用することで、リプロプログラム8には、第2の不揮発性メモリ5書き込みドライバは不要となる(図6参照)。よって、リプロプログラム容量は小さくなり、メモリ効率の向上に繋がる。
読出しが終了すると、ステップS3に移行し、書き込んだ値と読み込んだ値が一致した(例えば、AAh書き込み時にはAAhが読み出され、55h書き込み時には55hが読み出された)場合には、書き込み領域はOKと判断とし、次のステップS4に移行する。前記以外の値が読み出された場合には、書き込み領域はNGと判断し、ステップS5へ移行する。
ステップ4では、図4の所定の不揮発性メモリ領域20に書換え要求印(例えば、01h)を書き込み、ステップS6へ移行する。ここでは、不揮発性メモリ5を全領域消去せず、書換え要求印(ここでは、1byte)書き込みのみのため、消去時間の削減が可能となる。
ステップS5では、外部ツール6に対して、エラーメッセージを送信し、そのままルーチンを抜ける。このエラーメッセージにより、ユーザは初期化できないことが即認識できるため、制御プログラム9の書換え作業を停止することが可能となり、作業効率の向上が図れる。
ステップS6では、外部ツールから新たな制御プログラムを受信し、書換えを実施する。書換え完了後、ステップS7に移行する。
ステップS7では、ユーザが電源7オフ、または、CPU2がリセットをかけた後再度電源7を投入する。
次に、再電源7投入後の初期化処理ステップを図5のフローチャートで示す。
ステップS8では、過去の走行情報を今回の走行に反映させるために、第2の不揮発性メモリ5を読み出し、ステップS9に移行する。
ステップS9では、ステップS8で読み出した第2の不揮発性メモリ5に含まれる前記書換え要求印が有効(ここでは、01h)の場合、制御プログラムの書換えを実施したと判断し、ステップS10へ移行する。一方、前記書換え要求印が無効(ここでは、01以外)の場合は、制御プログラムの書換えを実施していないと判断し、ステップS12へ移行する。
ステップS10では、制御プログラムの書換えを実施したので、揮発性メモリ4の書換え要求印を無効印(00h)に変更し、ステップS11へ移行する。
ステップS11では、制御で使用する揮発性メモリ4に対し、固有値を設定する。これにより、故障履歴や学習情報等の初期化が実現される。
尚、制御プログラムの書換え実施後の初回電源7OFF時で、第2の不揮発性メモリ5書き込み中のバッテリ断の場合でも、図4に記載にある通り、第2の不揮発性メモリ5の書換え要求印領域20を最終アドレスに配置し、最後に無効印の書き込みを実施することにより、次の電源7投入時には、図5のフローにしたがい、必ず初期化される。そのため、初期化漏れは発生しない。
ステップ12では、揮発性メモリ4を参照・更新しながら所定の通常制御を行い、電源7オフ時に揮発性メモリ4の値を第2の不揮発性メモリ5へ書き込む。
1 ECU
2 CPU
3 第1の不揮発性メモリ(FlashROM)
4 揮発性メモリ(RAM)
5 第2の不揮発性メモリ(EEPROM)
6 外部ツール
7 電源
2 CPU
3 第1の不揮発性メモリ(FlashROM)
4 揮発性メモリ(RAM)
5 第2の不揮発性メモリ(EEPROM)
6 外部ツール
7 電源
Claims (3)
- 揮発性メモリと書換え可能な第1の不揮発性メモリと第2の不揮発性メモリとを備え、
通常時には、前記第1の不揮発性メモリに記憶された制御プログラムに従って制御しながら、制御で使用する特定のデータを揮発性メモリおよび前記第2の不揮発性メモリに記憶し、
さらに、外部ツールからの書換え要求を受信した場合には、前記第1の不揮発性メモリ内の制御プログラムを外部ツールから送信されてくる新たな制御プログラムに書換え、前記第2の不揮発性メモリに対しては、書換え指示があったことを記憶することを特徴とする車両用電子制御装置。 - 請求項1に記載の車両用電子制御装置において、前記第2の不揮発性メモリに対して、前記制御プログラム書換え処理の実施時に、メモリ診断を実施することを特徴とする車両用電子制御装置。
- 請求項1に記載の車両用電子制御装置において、第1の不揮発性メモリ内の制御プログラム初期化処理において、前記第2の不揮発性メモリに記憶されている情報を前記揮発性メモリへ読み出し、前記書換え指示があったと判断した場合、前記制御プログラムで使用する揮発性メモリのデータ値を固有のデータ値に置き換えることで、前記第2の不揮発性メモリの初期化を実現することを特徴とする車両用電子制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008065073A JP2009223449A (ja) | 2008-03-14 | 2008-03-14 | 車両用電子制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008065073A JP2009223449A (ja) | 2008-03-14 | 2008-03-14 | 車両用電子制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009223449A true JP2009223449A (ja) | 2009-10-01 |
Family
ID=41240189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008065073A Pending JP2009223449A (ja) | 2008-03-14 | 2008-03-14 | 車両用電子制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009223449A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016126699A (ja) * | 2015-01-08 | 2016-07-11 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 自動車用電子制御装置 |
JP2018206160A (ja) * | 2017-06-07 | 2018-12-27 | アイシン精機株式会社 | 制御装置 |
-
2008
- 2008-03-14 JP JP2008065073A patent/JP2009223449A/ja active Pending
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