JP2009222750A - 画像形成装置および中間転写媒体のクリーニング方法 - Google Patents
画像形成装置および中間転写媒体のクリーニング方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】中間転写媒体上の液体現像剤像の記録材への転写が済んでいない状態で、記録材のジャムが生じても、中間転写媒体のクリーニングを良好に行う。
【解決手段】通常画像形成動作時には、中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kを中間転写ベルト10に当接させて、中間転写ベルト10上の液体現像剤
像の適量の液体キャリアを除去し、記録材のジャム発生後のジャム解消時に中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kの一部または全部を中間転写ベルト1
0から離間した状態で、中間転写ベルト10のクリーニングシーケンスを実行する制御装置を備える画像形成装置1である。
【選択図】図1
【解決手段】通常画像形成動作時には、中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kを中間転写ベルト10に当接させて、中間転写ベルト10上の液体現像剤
像の適量の液体キャリアを除去し、記録材のジャム発生後のジャム解消時に中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kの一部または全部を中間転写ベルト1
0から離間した状態で、中間転写ベルト10のクリーニングシーケンスを実行する制御装置を備える画像形成装置1である。
【選択図】図1
Description
本発明は、中間転写媒体を用いて液体現像剤により画像形成行う、複写機、ファクシミリ、プリンター等の電子写真方式の画像形成装置の技術分野およびこの画像形成装置における中間転写媒体のクリーニング方法の技術分野に関するものである。
従来、中間転写媒体である中間転写ベルトを用いて液体現像剤により画像形成行う電子写真方式の画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。液体現像剤は不揮発性液体キャリア(キャリアオイル)中に固形分トナー(トナー粒子)を分散させたものである。この液体現像剤を用いた湿式の画像形成装置では、紙等の記録材に転写された液体現像剤像が定着される際、液体キャリアが過分に存在すると、液体キャリアが記録材の裏面まで透けてしまう問題がある。そこで、従来は中間転写ベルト上の液体現像剤像が記録材に転写される前の段階で中間転写ベルト上の液体キャリア量を適正値までスクイーズローラで除去している。
特開2007−187818号公報。
ところで、中間転写ベルト上の液体現像剤像の記録材への転写が済んでいない状態で、記録材のジャムが生じると、中間転写ベルト上に多量の液体現像剤が残留する。このため、この中間転写ベルト上の液体現像剤を除去する必要がある。そこで、前述のようにスクイーズローラで液体現像剤の液体キャリアを単純に除去すると、液体キャリアが減少してしまう。この液体キャリアの減少により、固形分トナーの帯電量低下およびスクイーズローラのニップ部や転写ローラのニップ部での固形分トナーの通過による固形分トナーの中間転写ベルトへの付着力の増加が生じる。このため、記録材への液体現像剤像の転写後に中間転写ベルト上に残留する固形分トナーのクリーニングが良好に行われ難くなる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、中間転写媒体上の液体現像剤像の記録材への転写が済んでいない状態で、記録材のジャムが生じても、中間転写媒体のクリーニングを良好に行うことができる画像形成装置および中間転写媒体のクリーニング方法を提供することである。
前述の課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置および中間転写媒体のクリーニング方法では、記録材のジャム処理後に中間転写媒体のクリーニングシーケンスが実行される。このとき、通常画像形成動作時に中間転写媒体に当接されて中間転写媒体上の液体現像剤像の適量の液体キャリアを除去する中間転写媒体を中間転写媒体から離間させた状態でクリーニングシーケンスが実行される。これにより、中間転写媒体上に存在する液体現像剤の液体キャリアが中間転写媒体スクイーズローラによって除去されることなく、液体現像剤を中間転写媒体クリーニング装置に搬送してこの中間転写媒体クリーニング装置によって除去することができる。その結果、液体キャリアが減少していないので、液体現像剤の固形分トナーの帯電量低下および中間転写媒体スクイーズローラのニップ部通過による固形分トナーの中間転写媒体への付着力の増加をともに抑制することができる。したがって、中間転写媒体媒体のクリーニングを良好に行うことができる。
特に、中間転写媒体のクリーニングシーケンス時に二次転写部材も中間転写媒体から離間させることで、液体キャリアの減少および固形分トナーの中間転写ベルトへの付着力の
増加をいずれも更に一層抑制することができる。これにより、中間転写媒体のクリーニングをより一層良好に行うことができる。
増加をいずれも更に一層抑制することができる。これにより、中間転写媒体のクリーニングをより一層良好に行うことができる。
また、複数の中間転写媒体スクイーズローラを備える湿式の画像形成装置では、ジャム発生時の中間転写媒体上の液体現像剤の状況に応じて複数の中間転写媒体スクイーズローラの一部、つまり、中間転写媒体の移動方向で中間転写媒体上の液体現像剤より下流側に位置する中間転写媒体スクイーズローラのみを中間転写媒体から離間させることで、動作音を最小限に抑えることができる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明にかかる画像形成装置の実施の形態の一例の一部を模式的にかつ部分的に示す図である。
図1に示すように、この例の画像形成装置1は、タンデムに配置されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の潜像担持体である感光体2Y,
2M,2C,2Kを備えている。ここで、各感光体2Y,2M,2C,2Kにおいて、2Yは
イエローの感光体、2Mはマゼンタの感光体、2Cはシアンの感光体、2Kはブラックの感光体を表す。また、他の部材についても同じように、部材の符号にそれぞれ各色のY,
M,C,Kを添えて各色の部材を表す。
各感光体2Y,2M,2C,2Kは、図1に示す例ではいずれも、感光体ドラムから構成
されている。なお、各感光体2Y,2M,2C,2Kは、無端ベルト状に構成することもで
きる。
図1は、本発明にかかる画像形成装置の実施の形態の一例の一部を模式的にかつ部分的に示す図である。
図1に示すように、この例の画像形成装置1は、タンデムに配置されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の潜像担持体である感光体2Y,
2M,2C,2Kを備えている。ここで、各感光体2Y,2M,2C,2Kにおいて、2Yは
イエローの感光体、2Mはマゼンタの感光体、2Cはシアンの感光体、2Kはブラックの感光体を表す。また、他の部材についても同じように、部材の符号にそれぞれ各色のY,
M,C,Kを添えて各色の部材を表す。
各感光体2Y,2M,2C,2Kは、図1に示す例ではいずれも、感光体ドラムから構成
されている。なお、各感光体2Y,2M,2C,2Kは、無端ベルト状に構成することもで
きる。
これらの感光体2Y,2M,2C,2Kは、いずれも作動時に図1に矢印で示すα方向、
つまり図1において時計回りに回転するようにされている。各感光体2Y,2M,2C,2
Kの周囲には、帯電装置3Y,3M,3C,3Kが設けられている。また、各帯電装置3Y,3M,3C,3Kから、それぞれ、各感光体2Y,2M,2C,2Kの回転方向に向かって、
順に、露光装置4Y,4M,4C,4K、現像装置5Y,5M,5C,5K、感光体スクイーズ装置6Y,6M,6C,6K、一次転写装置7Y,7M,7C,7K(本発明の第1の転写装置)、除電装置8Y,8M,8C,8K、および感光体クリーニング装置9Y,9M,9C,9Kが配設されている。
つまり図1において時計回りに回転するようにされている。各感光体2Y,2M,2C,2
Kの周囲には、帯電装置3Y,3M,3C,3Kが設けられている。また、各帯電装置3Y,3M,3C,3Kから、それぞれ、各感光体2Y,2M,2C,2Kの回転方向に向かって、
順に、露光装置4Y,4M,4C,4K、現像装置5Y,5M,5C,5K、感光体スクイーズ装置6Y,6M,6C,6K、一次転写装置7Y,7M,7C,7K(本発明の第1の転写装置)、除電装置8Y,8M,8C,8K、および感光体クリーニング装置9Y,9M,9C,9Kが配設されている。
また、画像形成装置1は、中間転写媒体である無端状の中間転写ベルト10を備えている。この中間転写ベルト10は図示しないモータの駆動力が伝達されるベルト駆動ローラ11および従動ローラ12に張架されて矢印βで示す方向(図1において反時計回り)に回転可能に設けられている。その場合、ベルト駆動ローラ11と従動ローラ12は互いに各感光体2Y,2M,2C,2Kのタンデム配置方向に沿って離間して配設されている。更
に、図示しないが中間転写ベルト10はテンションローラによって所定のテンションが付与されて、たるみが除去されるようになっている。同じく図示しないが、このテンションローラはテンションローラクリーニング装置によりクリーニングされるようになっている。
に、図示しないが中間転写ベルト10はテンションローラによって所定のテンションが付与されて、たるみが除去されるようになっている。同じく図示しないが、このテンションローラはテンションローラクリーニング装置によりクリーニングされるようになっている。
なお、この例の画像形成装置1では、各感光体2Y,2M,2C,2Kおよび各現像装置
5Y,5M,5C,5Kは中間転写ベルト10の移動方向βの上流側(図1において左側)
から色Y、M、C、Kの順に配設されているが、これらの各色Y、M、C、Kの配置順は任意に設定することができる。
5Y,5M,5C,5Kは中間転写ベルト10の移動方向βの上流側(図1において左側)
から色Y、M、C、Kの順に配設されているが、これらの各色Y、M、C、Kの配置順は任意に設定することができる。
各一次転写装置7Y,7M,7C,7Kより中間転写ベルト10の回転方向下流側の各一
次転写装置7Y,7M,7C,7Kの近傍には、それぞれ、中間転写ベルトスクイーズ装置
14Y,14M,14C,14Kが配設されている。更に、中間転写ベルト10の移動方向
で中間転写ベルトスクイーズ装置14Kより後方近傍には中間転写ベルト位置センサ15が設けられる。
次転写装置7Y,7M,7C,7Kの近傍には、それぞれ、中間転写ベルトスクイーズ装置
14Y,14M,14C,14Kが配設されている。更に、中間転写ベルト10の移動方向
で中間転写ベルトスクイーズ装置14Kより後方近傍には中間転写ベルト位置センサ15が設けられる。
中間転写ベルト10のベルト駆動ローラ11側には二次転写装置16(本発明の第2の転写装置に相当)が設けられている。搬送されてくる紙等の記録材(不図示)の移動方向γで二次転写装置16より前方には、レジストローラ対17が設けられている。更に、記録材移動方向γでこのレジスト対17より前方近傍にはレジスト前センサ18が設けられているとともに、記録材移動方向γで二次転写装置16より後方近傍には、二次転写後センサ19が設けられている。更に、中間転写ベルト10の従動ローラ12側には中間転写ベルトクリーニング装置20が設けられている。
なお、図示しないが、この例の画像形成装置1は、二次転写を行う従来の一般的な画像形成装置と同様に、記録材移動方向γでレジストローラ対17より前方には、記録材を収納する記録材収納装置とこの記録材収納装置からの記録材を1枚ずつピックするピックアップローラとを備えている。また、この画像形成装置1は、同様に記録材移動方向γで二次転写装置16より後方には、定着装置および排紙トレイを備えている。
各帯電装置3Y,3M,3C,3Kはそれぞれ、例えば帯電ローラ等の帯電部材からなる
。各帯電装置3Y,3M,3C,3Kには、図示しない電源装置から液体現像剤の帯電極性
と同極性のバイアスがそれぞれ印加される。そして、各帯電装置3Y,3M,3C,3Kは
、それぞれ、帯電部材によって対応する感光体2Y,2M,2C,2Kを帯電するようにな
っている。
。各帯電装置3Y,3M,3C,3Kには、図示しない電源装置から液体現像剤の帯電極性
と同極性のバイアスがそれぞれ印加される。そして、各帯電装置3Y,3M,3C,3Kは
、それぞれ、帯電部材によって対応する感光体2Y,2M,2C,2Kを帯電するようにな
っている。
各露光装置4Y,4M,4C,4Kは、それぞれ各発光素子から発せられた光が対応する
感光体2Y,2M,2C,2Kに照射される。これにより、各感光体2Y,2M,2C,2Kへの印字(像の書込み)が行われ、各感光体2Y,2M,2C,2Kの表面にそれぞれ対応す
る色の静電潜像が形成される。
感光体2Y,2M,2C,2Kに照射される。これにより、各感光体2Y,2M,2C,2Kへの印字(像の書込み)が行われ、各感光体2Y,2M,2C,2Kの表面にそれぞれ対応す
る色の静電潜像が形成される。
各現像装置5Y,5M,5C,5Kは、それぞれ、現像剤供給部21Y,21M,21C,21Kと、現像ローラ22Y,22M,22C,22Kと、現像ローラクリーニングブレード
23Y,23M,23C,23Kと、現像ローラクリーニングブレード回収液貯留容器24
Y,24M,24C,24Kとを備えている。
23Y,23M,23C,23Kと、現像ローラクリーニングブレード回収液貯留容器24
Y,24M,24C,24Kとを備えている。
各現像剤供給部21Y,21M,21C,21Kは、それぞれ、アニロックスローラ25
Y,25M,25C,25Kと、現像剤規制ブレード26Y,26M,26C,26Kと、現像剤容器27Y,27M,27C,27Kと、現像剤汲み上げローラ28Y,28M,28C,28Kとを備えている。
Y,25M,25C,25Kと、現像剤規制ブレード26Y,26M,26C,26Kと、現像剤容器27Y,27M,27C,27Kと、現像剤汲み上げローラ28Y,28M,28C,28Kとを備えている。
各アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kは、いずれも、円筒状の部材で表
面に微細かつ一様に螺旋状の溝(不図示)を形成したローラである。これらのアニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kは、いずれも各現像ローラ22Y,22M,22C,22Kと同じ方向で図1において矢印で示す反時計まわりに回転するようにされている。なお、各アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kは、いずれも各現像ローラ2
2Y,22M,22C,22Kと連れ回りで回転するようにすることもできる。すなわち、
アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kの回転方向は、限定されず任意である
。
面に微細かつ一様に螺旋状の溝(不図示)を形成したローラである。これらのアニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kは、いずれも各現像ローラ22Y,22M,22C,22Kと同じ方向で図1において矢印で示す反時計まわりに回転するようにされている。なお、各アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kは、いずれも各現像ローラ2
2Y,22M,22C,22Kと連れ回りで回転するようにすることもできる。すなわち、
アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kの回転方向は、限定されず任意である
。
各現像剤規制ブレード26Y,26M,26C,26Kは例えばウレタンゴム等からなる
ゴム製であり、それぞれ対応するアニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kの表
面に当接されている。そして、各現像剤規制ブレード26Y,26M,26C,26Kは、
それぞれ、各アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kの溝部以外の表面に付着
する液体現像剤を掻き落とす。したがって、各アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kは、それらの溝部内に付着する液体現像剤のみを各現像ローラ22Y,22M,2
2C,22Kに供給する。
ゴム製であり、それぞれ対応するアニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kの表
面に当接されている。そして、各現像剤規制ブレード26Y,26M,26C,26Kは、
それぞれ、各アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kの溝部以外の表面に付着
する液体現像剤を掻き落とす。したがって、各アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kは、それらの溝部内に付着する液体現像剤のみを各現像ローラ22Y,22M,2
2C,22Kに供給する。
各現像剤容器27Y,27M,27C,27Kは、それぞれ液体現像剤29Y,29M,2
9C,29Kを収納する。これらの液体現像剤29Y,29M,29C,29Kは、いずれも不揮発性液体キャリア(液体キャリアともいう。例えば、シリコーンオイル、ミネラルオイルなどのトナーの帯電を逃がさない絶縁油からなる。)中に固形分トナー(トナー粒子:画像形成時には帯電される)を分散させたものである。
9C,29Kを収納する。これらの液体現像剤29Y,29M,29C,29Kは、いずれも不揮発性液体キャリア(液体キャリアともいう。例えば、シリコーンオイル、ミネラルオイルなどのトナーの帯電を逃がさない絶縁油からなる。)中に固形分トナー(トナー粒子:画像形成時には帯電される)を分散させたものである。
各現像剤汲み上げローラ28Y,28M,28C,28Kは、それぞれ、各現像剤容器2
7Y,27M,27C,27K内の液体現像剤29Y,29M,29C,29Kを汲み上げて各アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kに供給する。各現像剤汲み上げローラ
28Y,28M,28C,28Kは、いずれも図1において矢印で示す時計まわりに回転す
るようにされている。
7Y,27M,27C,27K内の液体現像剤29Y,29M,29C,29Kを汲み上げて各アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kに供給する。各現像剤汲み上げローラ
28Y,28M,28C,28Kは、いずれも図1において矢印で示す時計まわりに回転す
るようにされている。
各現像ローラ22Y,22M,22C,22Kは、いずれも例えば鉄等の円筒状の金属シ
ャフトと、この外周部に形成された例えば導電性ウレタンゴムや導電性樹脂層等の導電性弾性層とを有する。これらの現像ローラ22Y,22M,22C,22Kはそれぞれ各感光
体2Y,2M,2C,2Kに当接され、かつ図1において矢印で示すように反時計まわりに
回転するようにされている。そして、各現像ローラ22Y,22M,22C,22Kは、そ
れぞれ対応する各感光体2Y,2M,2C,2Kに対応する色の液体現像剤を搬送する。
ャフトと、この外周部に形成された例えば導電性ウレタンゴムや導電性樹脂層等の導電性弾性層とを有する。これらの現像ローラ22Y,22M,22C,22Kはそれぞれ各感光
体2Y,2M,2C,2Kに当接され、かつ図1において矢印で示すように反時計まわりに
回転するようにされている。そして、各現像ローラ22Y,22M,22C,22Kは、そ
れぞれ対応する各感光体2Y,2M,2C,2Kに対応する色の液体現像剤を搬送する。
各現像ローラクリーニングブレード23Y,23M,23C,23Kは、それぞれ、対応
する現像ローラ22Y,22M,22C,22Kの表面に当接する例えばゴム等で構成され
、現像ローラ22Y,22M,22C,22Kに残留する現像剤を掻き落とす。また、各現
像ローラクリーニングブレード回収液貯留容器24Y,24M,24C,24Kは、各現像
ローラクリーニングブレード23Y,23M,23C,23Kによって掻き落とされた現像
剤を貯留する。
する現像ローラ22Y,22M,22C,22Kの表面に当接する例えばゴム等で構成され
、現像ローラ22Y,22M,22C,22Kに残留する現像剤を掻き落とす。また、各現
像ローラクリーニングブレード回収液貯留容器24Y,24M,24C,24Kは、各現像
ローラクリーニングブレード23Y,23M,23C,23Kによって掻き落とされた現像
剤を貯留する。
なお、図示しないが、各現像ローラ22Y,22M,22C,22Kの外周面に対して、
それぞれコンパクションローラが所定のギャップ(μmオーダー)を置いて配置されている。各コンパクションローラはそれぞれ対応する各現像ローラ22Y,22M,22C,2
2Kを帯電する。これにより、各現像ローラ22Y,22M,22C,22K上の液体現像
剤29Y,29M,29C,29Kが現像ローラ22Y,22M,22C,22Kに押し付けられる。各コンパクションローラに残留する現像剤は、それぞれ図示しないコンパクションローラクリーナブレードで掻き落とされて各現像剤容器27Y,27M,27C,27K内
に収容される。
更に、図示しないがこの例の画像形成装置1は、それぞれ液体現像剤29Y,29M,29C,29Kを現像剤容器27Y,27M,27C,27Kに補給する現像剤補給装置を備えている。
それぞれコンパクションローラが所定のギャップ(μmオーダー)を置いて配置されている。各コンパクションローラはそれぞれ対応する各現像ローラ22Y,22M,22C,2
2Kを帯電する。これにより、各現像ローラ22Y,22M,22C,22K上の液体現像
剤29Y,29M,29C,29Kが現像ローラ22Y,22M,22C,22Kに押し付けられる。各コンパクションローラに残留する現像剤は、それぞれ図示しないコンパクションローラクリーナブレードで掻き落とされて各現像剤容器27Y,27M,27C,27K内
に収容される。
更に、図示しないがこの例の画像形成装置1は、それぞれ液体現像剤29Y,29M,29C,29Kを現像剤容器27Y,27M,27C,27Kに補給する現像剤補給装置を備えている。
各感光体スクイーズ装置6Y,6M,6C,6Kは、それぞれ、スクイーズローラ30Y,30M,30C,30Kと、スクイーズローラクリーナ31Y,31M,31C,31Kと、
スクイーズローラクリーナ回収液貯留容器32Y,32M,32C,32Kとを備えている
。
各スクイーズローラ30Y,30M,30C,30Kは、それぞれ各感光体2Y,2M,2
C,2Kと逆方向(図1において反時計回り)に回転されて、各感光体2Y,2M,2C,2K上の液体現像剤の液体キャリアを除去する。
スクイーズローラクリーナ回収液貯留容器32Y,32M,32C,32Kとを備えている
。
各スクイーズローラ30Y,30M,30C,30Kは、それぞれ各感光体2Y,2M,2
C,2Kと逆方向(図1において反時計回り)に回転されて、各感光体2Y,2M,2C,2K上の液体現像剤の液体キャリアを除去する。
また、各スクイーズローラクリーナ31Y,31M,31C,31Kは、それぞれ対応す
るスクイーズローラ30Y,30M,30C,30Kに残留する液体キャリアを掻き落とす
。更に、各スクイーズローラクリーナ回収液貯留容器32Y,32M,32C,32Kは、
それぞれ対応するスクイーズローラクリーナ31Y,31M,31C,31Kが掻き落とし
た液体キャリアを貯留する。
るスクイーズローラ30Y,30M,30C,30Kに残留する液体キャリアを掻き落とす
。更に、各スクイーズローラクリーナ回収液貯留容器32Y,32M,32C,32Kは、
それぞれ対応するスクイーズローラクリーナ31Y,31M,31C,31Kが掻き落とし
た液体キャリアを貯留する。
各一次転写装置7Y,7M,7C,7Kは、それぞれ、中間転写ベルト10を各感光体2
Y,2M,2C,2Kに当接させる一次転写用のバックアップローラ33Y,33M,33C,33Kを備えている。各バックアップローラ33Y,33M,33C,33Kは、トナー粒
子の帯電極性と逆極性の電圧が印加されて、各感光体2Y,2M,2C,2K上の各色のト
ナー像(液体現像剤像)を中間転写ベルト10に一次転写する。
また、各除電装置8Y,8M,8C,8Kは、それぞれ、一次転写後に各感光体2Y,2M,2C,2Kに残留する電荷を除去する。
Y,2M,2C,2Kに当接させる一次転写用のバックアップローラ33Y,33M,33C,33Kを備えている。各バックアップローラ33Y,33M,33C,33Kは、トナー粒
子の帯電極性と逆極性の電圧が印加されて、各感光体2Y,2M,2C,2K上の各色のト
ナー像(液体現像剤像)を中間転写ベルト10に一次転写する。
また、各除電装置8Y,8M,8C,8Kは、それぞれ、一次転写後に各感光体2Y,2M,2C,2Kに残留する電荷を除去する。
各感光体クリーニング装置9Y,9M,9C,9Kは、それぞれ、感光体クリーニングロ
ーラ34Y,34M,34C,34Kと、感光体クリーニングローラクリーナ35Y,35M,35C,35Kと、感光体クリーニングローラクリーナ回収液貯留容器36Y,36M,36C,36Kと、感光体クリーニングブレード37Y,37M,37C,37Kと、感光体クリーニングブレード回収液貯留容器38Y,38M,38C,38Kとを備えている。
ーラ34Y,34M,34C,34Kと、感光体クリーニングローラクリーナ35Y,35M,35C,35Kと、感光体クリーニングローラクリーナ回収液貯留容器36Y,36M,36C,36Kと、感光体クリーニングブレード37Y,37M,37C,37Kと、感光体クリーニングブレード回収液貯留容器38Y,38M,38C,38Kとを備えている。
各感光体クリーニングローラ34Y,34M,34C,34Kは導電性ゴム等の導電性弾
性体からなっている。そして、各感光体クリーニングローラ34Y,34M,34C,34
Kは各感光体2Y,2M,2C,2Kと逆方向(図1において反時計回り)に回転されて、
転写後の各感光体2Y,2M,2C,2K上の残留液体現像剤を除去する。また、各感光体
クリーニングローラクリーナ35Y,35M,35C,35Kは、それぞれ対応する感光体
クリーニングローラ34Y,34M,34C,34Kに残留する液体現像剤を掻き落とす。
更に、各感光体クリーニングローラクリーナ回収液貯留容器36Y,36M,36C,36
Kは、それぞれ対応する感光体クリーニングローラクリーナ29Y,29M,29C,29
が掻き落とした液体現像剤を貯留する。更に、感光体クリーニングブレード37Y,37
M,37C,37Kは、各感光体クリーニングローラ34Y,34M,34C,34Kによる
クリーニング後に各感光体2Y,2M,2C,2Kに残留する液体キャリアを除去する。更
に、各感光体クリーニングブレード回収液貯留容器38Y,38M,38C,38Kは、そ
れぞれ各感光体クリーニングブレード37Y,37M,37C,37Kが各感光体2Y,2M,2C,2Kから掻き落とした液体キャリアを回収して貯留する。
性体からなっている。そして、各感光体クリーニングローラ34Y,34M,34C,34
Kは各感光体2Y,2M,2C,2Kと逆方向(図1において反時計回り)に回転されて、
転写後の各感光体2Y,2M,2C,2K上の残留液体現像剤を除去する。また、各感光体
クリーニングローラクリーナ35Y,35M,35C,35Kは、それぞれ対応する感光体
クリーニングローラ34Y,34M,34C,34Kに残留する液体現像剤を掻き落とす。
更に、各感光体クリーニングローラクリーナ回収液貯留容器36Y,36M,36C,36
Kは、それぞれ対応する感光体クリーニングローラクリーナ29Y,29M,29C,29
が掻き落とした液体現像剤を貯留する。更に、感光体クリーニングブレード37Y,37
M,37C,37Kは、各感光体クリーニングローラ34Y,34M,34C,34Kによる
クリーニング後に各感光体2Y,2M,2C,2Kに残留する液体キャリアを除去する。更
に、各感光体クリーニングブレード回収液貯留容器38Y,38M,38C,38Kは、そ
れぞれ各感光体クリーニングブレード37Y,37M,37C,37Kが各感光体2Y,2M,2C,2Kから掻き落とした液体キャリアを回収して貯留する。
各中間転写ベルトスクイーズ装置14Y,14M,14C,14Kは、それぞれ、中間転
写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kと、中間転写ベルトスクイーズ
ローラクリーナ40Y,40M,40C,40Kと、中間転写ベルトスクイーズローラクリ
ーナ回収液貯留容器41Y,41M,41C,41Kとを備えている。
写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kと、中間転写ベルトスクイーズ
ローラクリーナ40Y,40M,40C,40Kと、中間転写ベルトスクイーズローラクリ
ーナ回収液貯留容器41Y,41M,41C,41Kとを備えている。
各中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kは、それぞれ中間転
写ベルト10に離接可能に設けられている。そして、通常画像形成動作時には中間転写ベルト10に当接して、中間転写ベルト10上の対応する色の液体キャリアを回収する。また、各中間転写ベルトスクイーズローラクリーナ40Y,40M,40C,40Kは、それ
ぞれ中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kのローラ上の回収し
た液体キャリアを掻き取る。更に、各中間転写ベルトスクイーズローラクリーナ回収液貯留容器41Y,41M,41C,41Kは、それぞれ各中間転写ベルトスクイーズローラク
リーナ40Y,40M,40C,40Kで掻き取った液体キャリアを貯留する。
写ベルト10に離接可能に設けられている。そして、通常画像形成動作時には中間転写ベルト10に当接して、中間転写ベルト10上の対応する色の液体キャリアを回収する。また、各中間転写ベルトスクイーズローラクリーナ40Y,40M,40C,40Kは、それ
ぞれ中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kのローラ上の回収し
た液体キャリアを掻き取る。更に、各中間転写ベルトスクイーズローラクリーナ回収液貯留容器41Y,41M,41C,41Kは、それぞれ各中間転写ベルトスクイーズローラク
リーナ40Y,40M,40C,40Kで掻き取った液体キャリアを貯留する。
中間転写ベルト位置センサ15は、中間転写ベルトスクイーズ装置14Kを通過した中間転写ベルト10の位置を検出して、画像形成装置1の電子制御装置(不図示)にその位置検出情報を出力する。
二次転写装置16は、二次転写ローラ42を備えている。この二次転写ローラ42はベルト駆動ローラ11に中間転写ベルト10を介して離接可能となっている。すなわち、この二次転写ローラ42は、ベルト駆動ローラ11に掛けられた中間転写ベルト10に記録材を当接させて、中間転写ベルト10上の各色のトナー像が合わせられたカラーのトナー像(液体現像剤像)を記録材に二次転写するようになっている。その場合、ベルト駆動ローラ11は、二次転写時の二次転写ローラ42のバックアップローラとしても機能する。
また、二次転写装置16は、二次転写ローラ42に対して二次転写ローラクリーナ43と二次転写ローラクリーナ回収液貯留容器44とを備えている。二次転写ローラクリーナ43は、二次転写後に二次転写ローラ42の表面に残留する現像剤を掻き落として除去する。また、二次転写ローラクリーナ回収液貯留容器44は、二次転写ローラクリーナ43によって二次転写ローラ42から掻き落とされた現像剤を貯留する。
レジストローラ対17は記録材を、中間転写ベルト10上の液体現像剤層の位置に合わせて二次転写装置16に供給する。また、レジスト前センサ18は、記録材収納装置から搬送されてくる記録材を検出して、同じく電子制御装置にその転写前記録材検出情報を出力する。更に、二次転写後センサ19は、二次転写装置16から移動してくる記録材を検出して、同じく電子制御装置にその転写後記録材検出情報を出力する。
中間転写ベルトクリーニング装置20は、中間転写ベルトクリーニングローラ45と、ローラクリーニングブレード46と、ローラクリーニングブレード回収液貯留容器47と、中間転写ベルトクリーニングブレード48と、中間転写ベルトクリーニングブレード回収液貯留容器49とを備えている。
中間転写ベルトクリーニングローラ45は導電性ゴム等の導電性弾性体からなっている。そして、中間転写ベルトクリーニングローラ45は中間転写ベルト10と逆方向(図1において時計回り)に回転されて、二次転写後に中間転写ベルト10の表面に残留する現像剤(主として、固形分トナー)を掻き落とす。その場合、従動ローラ12は中間転写ベルトクリーニング時のバックアップローラとしても機能する。また、ローラクリーニングブレード回収液貯留容器47は、中間転写ベルトクリーニングローラ45が中間転写ベルト10から掻き落とした現像剤を回収して貯留する。更に、中間転写ベルトクリーニングブレード48は、中間転写ベルトクリーニングローラ45によるクリーニング後に中間転写ベルト10に残留する液体キャリアを除去する。更に、中間転写ベルトクリーニングブレード回収液貯留容器49は、中間転写ベルトクリーニングブレード48が中間転写ベルト10から掻き落とした液体キャリアを回収して貯留する。
図2は、この例の画像形成装置における通常画像形成時のシーケンスを示す図である。
図2に示すように、画像形成が開始され、中間転写ベルト10が回転する。中間転写ベルト位置センサ15が中間転写ベルト10の位置マークを検出するとオンとなり、その後位置マークを検出しなくなるので、再びオフとなる。中間転写ベルト位置センサ15のオン後所定タイミングで、従来の画像形成装置と同様に、各感光体2Y,2M,2C,2Kに
対して帯電、露光、現像がこれらの順に所定のタイムラグを持って行われて、各感光体2Y,2M,2C,2Kにそれぞれ液体現像剤像が形成される。更に、これらの感光体2Y,2M,2C,2K上の液体現像剤像は、それぞれ一次転写により中間転写ベルト10上に、順次色重ねされて一次転写される。
図2に示すように、画像形成が開始され、中間転写ベルト10が回転する。中間転写ベルト位置センサ15が中間転写ベルト10の位置マークを検出するとオンとなり、その後位置マークを検出しなくなるので、再びオフとなる。中間転写ベルト位置センサ15のオン後所定タイミングで、従来の画像形成装置と同様に、各感光体2Y,2M,2C,2Kに
対して帯電、露光、現像がこれらの順に所定のタイムラグを持って行われて、各感光体2Y,2M,2C,2Kにそれぞれ液体現像剤像が形成される。更に、これらの感光体2Y,2M,2C,2K上の液体現像剤像は、それぞれ一次転写により中間転写ベルト10上に、順次色重ねされて一次転写される。
各色の液体現像剤像の一次転写が順次開始されると、各中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kにより、順次、中間転写ベルト10上の液体現像剤像の
液体キャリアを所定量除去する。
液体キャリアを所定量除去する。
一方、画像形成動作の開始で、記録材収納装置に収納されている記録材が1枚ピックアップされて二次転写装置16の方へ搬送される。この記録材をレジスト前センサ18で検知されると、レジスト前センサ18がオンとなる、すると、中間転写ベルト10上の液体現像剤像が二次転写装置16の方へ搬送されるタイミングおよびレジスト前センサ18による検知後レジストローラ対18までの記録材の移動時間に合わせて、図示しないレジストクラッチがオンとなる。これにより、レジストローラ対18が作動して搬送されてくる記録材を二次転写装置16に給送する。更に、二次転写装置16を通過して液体現像剤像が二次転写された記録材が二次転写後センサ19により検知されると、二次転写後センサ19がオンとなる。
各色の液体現像剤像の一次転写が順次終了すると、各中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kによる中間転写ベルト10上の液体キャリアの除去が終了
する。また、レジスト前センサ18による記録材の検知が終了すると、レジスト前センサ18がオフとなるとともに所定のタイムラグをおいてレジストクラッチがオフとなり、レジストローラ対18の動作が終了する。更に、二次転写後センサ19による記録材の検知が終了すると、二次転写後センサ19がオフとなる。
する。また、レジスト前センサ18による記録材の検知が終了すると、レジスト前センサ18がオフとなるとともに所定のタイムラグをおいてレジストクラッチがオフとなり、レジストローラ対18の動作が終了する。更に、二次転写後センサ19による記録材の検知が終了すると、二次転写後センサ19がオフとなる。
1回目の画像形成動作がすべて終了しないうちに、2回目の画像形成が開始されると、1回目の画像形成動作のうち、終了した画像形成動作から順次2回目の画像形成動作が所定のタイムラグをおいて1回目の画像形成動作と同様に行われる。以後、連続して画像形成が行われると、同様にして画像形成動作が行われる。
ところで、画像形成動作中に記録材のジャムが発生したときは、前述のように中間転写ベルト10上に液体現像剤が残留する。そこで、この例の画像形成装置1においては、ジャム処理が終了したときに、中間転写ベルト10のクリーニングシーケンスを実行するようにしている。
すなわち、記録材のジャムが発生すると、これが検知されて画像形成装置1が停止される。この記録材のジャムの発生の検知は次のようにして判断される。すなわち、画像形成動作が開始されて、所定時間内にレジスト前センサ18で記録材が検知されないときは、記録材収納装置とレジスト前センサ18との間の記録材搬送経路でジャムが発生したと判断される。また、レジスト前センサ18で記録材が検知された後、その記録材のサイズ(記録材の移動方向の長さ)情報とレジスト前センサ18および二次転写後センサ19の各出力信号とから設定された所定時間内に二次転写後センサ19で記録材が検知されないときは、レジスト前センサ18と二次転写後センサ19との間の記録材搬送経路でジャムが発生したと判断される。更に、二次転写後センサ19で記録材が検知された後、その記録材のサイズ(記録材の移動方向の長さ)情報から設定された所定時間内に二次転写後センサ19による記録材の検知が終了しないときは、二次転写後センサ19と定着装置あるいは排紙トレイの間の記録材搬送経路でジャムが発生したと判断される。
そして、ジャムの発生が画像形成装置1のモニターに表示される。これにより、ユーザーがジャム処理操作を行う。そして、ジャミングした記録材が取り除かれたことが電子制御装置によって確認されると、中間転写ベルト10のクリーニングシーケンスが実行される。
クリーニングシーケンスの実行にあたって、クリーニング動作が開始される前に、まず
中間転写ベルト10上に液体現像剤が存在するかどうかの検知が行われる。次いで、この検知の結果、中間転写ベルト10上に液体現像剤が存在していると判断された場合には、中間転写ベルト10の移動方向でその液体現像剤より下流側の各中間転写ベルトスクイーズローラが中間転写ベルト10から離間される。このとき、二次転写ローラ42も中間転写ベルト10から離間される。その後、中間転写ベルト10が回転されて、中間転写ベルト10のクリーニング動作が行われ、中間転写ベルトクリーニング装置20によって中間転写ベルト10上の液体現像剤が除去される。そして、中間転写ベルト10上の液体現像剤が除去されると、クリーニング動作が終了する。
中間転写ベルト10上に液体現像剤が存在するかどうかの検知が行われる。次いで、この検知の結果、中間転写ベルト10上に液体現像剤が存在していると判断された場合には、中間転写ベルト10の移動方向でその液体現像剤より下流側の各中間転写ベルトスクイーズローラが中間転写ベルト10から離間される。このとき、二次転写ローラ42も中間転写ベルト10から離間される。その後、中間転写ベルト10が回転されて、中間転写ベルト10のクリーニング動作が行われ、中間転写ベルトクリーニング装置20によって中間転写ベルト10上の液体現像剤が除去される。そして、中間転写ベルト10上の液体現像剤が除去されると、クリーニング動作が終了する。
図3(a)および(b)は、それぞれ、中間転写ベルトのクリーニングシーケンスを実行するためのフローの各例を示す図である。
図3(a)に示すフローでは、ステップS1でジャムの発生が検知されると、ステップS2で画像形成の駆動信号を停止するとともにステップS3で画像形成装置1のモニタ−にジャムの発生を表示する。これにより、ユーザーがジャム処理を実行する。そして、ステップS4でジャム処理が終了したか否かが判断される。ジャム処理が終了していないと判断されると、ステップS3およびS4の処理が繰り返される。すなわち、ジャム発生が連続して表示される。
図3(a)に示すフローでは、ステップS1でジャムの発生が検知されると、ステップS2で画像形成の駆動信号を停止するとともにステップS3で画像形成装置1のモニタ−にジャムの発生を表示する。これにより、ユーザーがジャム処理を実行する。そして、ステップS4でジャム処理が終了したか否かが判断される。ジャム処理が終了していないと判断されると、ステップS3およびS4の処理が繰り返される。すなわち、ジャム発生が連続して表示される。
ステップS4でジャム処理が終了したと判断されると、ステップS5で復帰信号が出力され、次いでステップS6で中間転写ベルト10の移動方向で中間転写ベルト10上の液体現像剤像より下流側の各中間転写ベルトスクイーズローラが中間転写ベルト10から離間される。このとき、二次転写ローラ42も中間転写ベルト10から離間される。次に、ステップS7で中間転写ベルト10のクリーニング動作が開始される。これにより、中間転写ベルト10上の液体現像剤像が中間転写ベルトクリーニング装置20によって除去され、中間転写ベルト10がクリーニングされる。
中間転写ベルト10上の最後の液体現像剤像が中間転写ベルトクリーニング装置20によって除去されると、ステップS8で中間転写ベルト10のクリーニング動作が停止される。次いで、ステップS9で中間転写ベルト10から離間した各中間転写ベルトスクイーズローラが再び中間転写ベルト10に当接される。最後にステップS10で印刷レディ、つまり画像形成装置1が画像形成可能状態にセットされる。こうして、記録材のジャム時の中間転写ベルト10のクリーニングシーケンスが終了する。
また、図3(b)に示すフローでは、ステップS11でジャムの発生が検知されると、ステップS12で画像形成の駆動信号を停止する。次いでステップS13で中間転写ベルト10の移動方向で中間転写ベルト10上の液体現像剤像より下流側の各中間転写ベルトスクイーズローラが中間転写ベルト10から離間される。このとき、二次転写ローラ42も中間転写ベルト10から離間される。次に、ステップS14で画像形成装置1のモニタ−にジャムの発生を表示する。これにより、ユーザーがジャム処理を実行する。そして、ステップS15でジャム処理が終了したか否かが判断される。ジャム処理が終了していないと判断されると、ステップS14およびS15の処理が繰り返される。すなわち、ジャム発生が連続して表示される。
ステップS15でジャム処理が終了したと判断されると、ステップS16で復帰信号が出力される。これにより、前述の例のフローのステップS7ないしS10と同様にステップS17ないし20でクリーニング動作、クリーニング停止、各スクイーズローラの中間転写ベルト10への当接、および印刷レディの各処理が実行される。こうして、記録材のジャム時の中間転写ベルト10のクリーニングシーケンスが終了する。
図4は、記録材のジャム検知のタイミングの一例を示す図である。
図4に示すように、この例のジャム検知のタイミングは、画像形成開始後所定時間までに記録材がレジスト前センサ18で検知されない場合のレジスト前センサ未達ジャムの検知である。このレジスト前センサ未達ジャムは、図2に示す本来レジストクラッチがオンするタイミングになっても、レジスト前センサ18が記録材を検知しなくオンにならないことで判断される。このレジスト前センサ未達ジャムの場合には、画像形成装置1が停止されたとき、図2および図4に示すように中間転写ベルト10の移動方向でイエローの中間転写ベルトスクイーズローラ39Yより前方からブラックの中間転写ベルトスクイーズローラ39Kまでの中間転写ベルト10に液体現像剤が存在する。このため、すべての中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kが中間転写ベルト10から
離間された状態で、中間転写ベルト10のクリニングシーケンスが実行される。なお、このとき、二次転写ローラ42も中間転写ベルト10から離間させることが好ましい。
図4に示すように、この例のジャム検知のタイミングは、画像形成開始後所定時間までに記録材がレジスト前センサ18で検知されない場合のレジスト前センサ未達ジャムの検知である。このレジスト前センサ未達ジャムは、図2に示す本来レジストクラッチがオンするタイミングになっても、レジスト前センサ18が記録材を検知しなくオンにならないことで判断される。このレジスト前センサ未達ジャムの場合には、画像形成装置1が停止されたとき、図2および図4に示すように中間転写ベルト10の移動方向でイエローの中間転写ベルトスクイーズローラ39Yより前方からブラックの中間転写ベルトスクイーズローラ39Kまでの中間転写ベルト10に液体現像剤が存在する。このため、すべての中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kが中間転写ベルト10から
離間された状態で、中間転写ベルト10のクリニングシーケンスが実行される。なお、このとき、二次転写ローラ42も中間転写ベルト10から離間させることが好ましい。
図5は、記録材のジャム検知のタイミングの他の例を示す図である。
図5に示すように、この例のジャム検知のタイミングは、レジスト前センサ18のオン後前述の所定時間までに記録材が二次転写後センサ19で検知されない場合の二次転写後センサ未達ジャムの検知である。この二次転写後センサ未達ジャムは、図2に示す本来二次転写後センサ19がオンするタイミングになっても、この二次転写後センサ19が記録材を検知しなくオンにならないことで判断される。この二次転写後センサ未達ジャムの場合には、画像形成装置1が停止されたとき、図2および図5に示すように中間転写ベルト10の移動方向でイエローの中間転写ベルトスクイーズローラ39Yより前方の中間転写ベルト10に液体現像剤が存在しない。また、中間転写ベルト10の移動方向でマゼンタの中間転写ベルトスクイーズローラ39Mより前方からブラックの中間転写ベルトスクイーズローラ39Kまでの中間転写ベルト10に液体現像剤が存在する。このため、イエローの中間転写ベルトスクイーズローラ39Yは中間転写ベルト10から離間されず、他の中間転写ベルトスクイーズローラ39M,39C,39Kが中間転写ベルト10から離間された状態で、中間転写ベルト10のクリニングシーケンスが実行される。なお、このとき、二次転写ローラ42も中間転写ベルト10から離間させることが好ましい。
図5に示すように、この例のジャム検知のタイミングは、レジスト前センサ18のオン後前述の所定時間までに記録材が二次転写後センサ19で検知されない場合の二次転写後センサ未達ジャムの検知である。この二次転写後センサ未達ジャムは、図2に示す本来二次転写後センサ19がオンするタイミングになっても、この二次転写後センサ19が記録材を検知しなくオンにならないことで判断される。この二次転写後センサ未達ジャムの場合には、画像形成装置1が停止されたとき、図2および図5に示すように中間転写ベルト10の移動方向でイエローの中間転写ベルトスクイーズローラ39Yより前方の中間転写ベルト10に液体現像剤が存在しない。また、中間転写ベルト10の移動方向でマゼンタの中間転写ベルトスクイーズローラ39Mより前方からブラックの中間転写ベルトスクイーズローラ39Kまでの中間転写ベルト10に液体現像剤が存在する。このため、イエローの中間転写ベルトスクイーズローラ39Yは中間転写ベルト10から離間されず、他の中間転写ベルトスクイーズローラ39M,39C,39Kが中間転写ベルト10から離間された状態で、中間転写ベルト10のクリニングシーケンスが実行される。なお、このとき、二次転写ローラ42も中間転写ベルト10から離間させることが好ましい。
図6は、記録材のジャム検知のタイミングの更に他の例を示す図である。
図6に示すように、この例のジャム検知のタイミングは、レジスト前センサ18のオン後記録材が二次転写後センサ19で検知されても、記録材の移動方向の長さ情報に基づく所定時間内に記録材がレジスト前センサ18を完全に通過しなく、レジスト前センサ18がオンに保持されている場合のレジスト前滞留ジャムの検知である。このレジスト前滞留ジャムは、記録材の移動方向の長さ情報に基づいて図2に示す本来レジスト前センサ18がオフになるタイミングになっても、レジスト前センサ18が記録材の通過終了を検知しなくオフにならないことで判断される。このレジスト前滞留ジャムの場合には、画像形成装置1が停止されたとき、図2および図6に示すように中間転写ベルト10の移動方向でブラックの中間転写ベルトスクイーズローラ39Kより前方の中間転写ベルト10に、1回目の画像形成の液体現像剤は存在しない。しかし、イエローおよびマゼンタの中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39Mより前方の中間転写ベルト10に、2回目の画像
形成の液体現像剤が存在する。このため、すべての中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kが中間転写ベルト10から離間された状態で、中間転写ベルト
10のクリニングシーケンスが実行される。なお、このとき、二次転写ローラ42も中間転写ベルト10から離間させることが好ましい。
図6に示すように、この例のジャム検知のタイミングは、レジスト前センサ18のオン後記録材が二次転写後センサ19で検知されても、記録材の移動方向の長さ情報に基づく所定時間内に記録材がレジスト前センサ18を完全に通過しなく、レジスト前センサ18がオンに保持されている場合のレジスト前滞留ジャムの検知である。このレジスト前滞留ジャムは、記録材の移動方向の長さ情報に基づいて図2に示す本来レジスト前センサ18がオフになるタイミングになっても、レジスト前センサ18が記録材の通過終了を検知しなくオフにならないことで判断される。このレジスト前滞留ジャムの場合には、画像形成装置1が停止されたとき、図2および図6に示すように中間転写ベルト10の移動方向でブラックの中間転写ベルトスクイーズローラ39Kより前方の中間転写ベルト10に、1回目の画像形成の液体現像剤は存在しない。しかし、イエローおよびマゼンタの中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39Mより前方の中間転写ベルト10に、2回目の画像
形成の液体現像剤が存在する。このため、すべての中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kが中間転写ベルト10から離間された状態で、中間転写ベルト
10のクリニングシーケンスが実行される。なお、このとき、二次転写ローラ42も中間転写ベルト10から離間させることが好ましい。
図7は、記録材のジャム検知のタイミングの更に他の例を示す図である。
図7に示すように、この例のジャム検知のタイミングは、記録材が二次転写後センサ19で検知されてオンした後、記録材の移動方向の長さ情報に基づく所定時間になっても、記録材が二次転写後センサ19を完全に通過しなくオンに保持されている場合の二次転写後滞留ジャムの検知である。この二次転写後滞留ジャムは、記録材の移動方向の長さ情報
に基づいて図2に示す本来二次転写後センサ19がオフになるタイミングになっても、二次転写後センサ19が記録材の通過終了を検知しなくオフにならないことで判断される。この二次転写後滞留ジャムの場合には、画像形成装置1が停止されたとき、図2および図7に示すように中間転写ベルト10の移動方向でブラックの中間転写ベルトスクイーズローラ39Kより前方の中間転写ベルト10に、1回目の画像形成の液体現像剤は存在しない。しかし、イエロー、マゼンタ、およびシアンの中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39Mより前方の中間転写ベルト10に、2回目の画像形成の液体現像剤が存在する
。このため、すべての中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kが
中間転写ベルト10から離間された状態で、中間転写ベルト10のクリニングシーケンスが実行される。なお、このとき、二次転写ローラ42も中間転写ベルト10から離間させることが好ましい。
図7に示すように、この例のジャム検知のタイミングは、記録材が二次転写後センサ19で検知されてオンした後、記録材の移動方向の長さ情報に基づく所定時間になっても、記録材が二次転写後センサ19を完全に通過しなくオンに保持されている場合の二次転写後滞留ジャムの検知である。この二次転写後滞留ジャムは、記録材の移動方向の長さ情報
に基づいて図2に示す本来二次転写後センサ19がオフになるタイミングになっても、二次転写後センサ19が記録材の通過終了を検知しなくオフにならないことで判断される。この二次転写後滞留ジャムの場合には、画像形成装置1が停止されたとき、図2および図7に示すように中間転写ベルト10の移動方向でブラックの中間転写ベルトスクイーズローラ39Kより前方の中間転写ベルト10に、1回目の画像形成の液体現像剤は存在しない。しかし、イエロー、マゼンタ、およびシアンの中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39Mより前方の中間転写ベルト10に、2回目の画像形成の液体現像剤が存在する
。このため、すべての中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kが
中間転写ベルト10から離間された状態で、中間転写ベルト10のクリニングシーケンスが実行される。なお、このとき、二次転写ローラ42も中間転写ベルト10から離間させることが好ましい。
本発明は、前述の図4ないし図7に示す各例の記録材のジャム検知のタイミングおよびこのジャム処理による復帰時のクリーニングシーケンスにおける各中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kの離間パターンに限定されるものではない。こ
れらのジャム検知のタイミングおよび中間転写ベルトスクイーズローラの離間パターンは、記録材のサイズ、装置レイアウト(例えば、各色の帯電装置、露光装置、感光体、現像装置を備える各色毎の画像ステーション間の距離等)によって、種々変更が可能である。
れらのジャム検知のタイミングおよび中間転写ベルトスクイーズローラの離間パターンは、記録材のサイズ、装置レイアウト(例えば、各色の帯電装置、露光装置、感光体、現像装置を備える各色毎の画像ステーション間の距離等)によって、種々変更が可能である。
このように構成されたこの例の画像形成装置1および中間転写ベルト10のクリーニング方法によれば、画像形成動作時に各感光体2Y,2M,2C,2Kから液体現像剤像が中
間転写ベルト10に転写される。この中間転写ベルト10上の液体現像剤像は、中間転写ベルト10に当接された各中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39
Kによってスクイーズされ、適量の液体キャリアが除去される。この画像形成動作時に記録材のジャムの発生が検知されると、画像形成装置1の作動が停止する。このとき、中間転写ベルト10上に液体現像剤が存在する。ジャム処理が行われてジャムが解消したと判断されると、中間転写ベルト10のクリーニングシーケンスが行われる。この中間転写ベルト10のクリーニングシーケンスでは、ジャム発生時に中間転写ベルト10上に存在する液体現像剤の状況に応じて各中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,
39Kの一部または全部を中間転写ベルト10から離間する。この状態で、中間転写ベルト10が回転することで、中間転写ベルト10上に存在する液体現像剤の液体キャリアが各中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kの一部または全部によ
って除去されることなく、中間転写ベルトクリーニング装置20に搬送されてこの中間転写ベルトクリーニング装置20によって除去される。このとき、液体キャリアが減少していないので、液体現像剤の固形分トナーの帯電量低下および中間転写ベルトスクイーズローラのニップ部のニップ部通過による固形分トナーの中間転写ベルト10への付着力の増加がともに抑制される。これにより、中間転写ベルト10のクリーニングを良好に行うことができる。
間転写ベルト10に転写される。この中間転写ベルト10上の液体現像剤像は、中間転写ベルト10に当接された各中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39
Kによってスクイーズされ、適量の液体キャリアが除去される。この画像形成動作時に記録材のジャムの発生が検知されると、画像形成装置1の作動が停止する。このとき、中間転写ベルト10上に液体現像剤が存在する。ジャム処理が行われてジャムが解消したと判断されると、中間転写ベルト10のクリーニングシーケンスが行われる。この中間転写ベルト10のクリーニングシーケンスでは、ジャム発生時に中間転写ベルト10上に存在する液体現像剤の状況に応じて各中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,
39Kの一部または全部を中間転写ベルト10から離間する。この状態で、中間転写ベルト10が回転することで、中間転写ベルト10上に存在する液体現像剤の液体キャリアが各中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kの一部または全部によ
って除去されることなく、中間転写ベルトクリーニング装置20に搬送されてこの中間転写ベルトクリーニング装置20によって除去される。このとき、液体キャリアが減少していないので、液体現像剤の固形分トナーの帯電量低下および中間転写ベルトスクイーズローラのニップ部のニップ部通過による固形分トナーの中間転写ベルト10への付着力の増加がともに抑制される。これにより、中間転写ベルト10のクリーニングを良好に行うことができる。
特に、中間転写ベルト10のクリーニングシーケンス時に二次転写ローラ42も中間転写ベルト10から離間させることで、液体キャリアの減少および固形分トナーの中間転写ベルト10への付着力の増加がいずれも更に一層抑制される。これにより、中間転写ベルト10のクリーニングをより一層良好に行うことができる。
また、ジャム発生時の中間転写ベルト10上の液体現像剤の状況に応じて各中間転写ベルトスクイーズローラ39Y,39M,39C,39Kの一部、つまり、中間転写ベルト1
0の移動方向で中間転写ベルト10上の液体現像剤より下流側に位置する中間転写ベルトスクイーズローラのみを中間転写ベルト10から離間させることで、動作音を最小限に抑えることができる。
0の移動方向で中間転写ベルト10上の液体現像剤より下流側に位置する中間転写ベルトスクイーズローラのみを中間転写ベルト10から離間させることで、動作音を最小限に抑えることができる。
なお、中間転写媒体は、無端状の中間転写ベルト10の他、円筒状ドラムで形成することもできる。本発明は、その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で種々の変更が可能である。
1…画像形成装置、2Y,2M,2C,2K…感光体、10…中間転写ベルト、11…ベル
ト駆動ローラ、12…従動ローラ、14Y,14M,14C,14K…中間転写ベルトスク
イーズ装置、15…中間転写ベルト位置センサ、16…二次転写装置、17…レジストローラ対、18…レジスト前センサ、19…二次転写後センサ、20…中間転写ベルトクリーニング装置、39Y,39M,39C,39K…中間転写ベルトスクイーズローラ、40
Y,40M,40C,40K…中間転写ベルトスクイーズローラクリーナ、42…二次転写
ローラ、45…中間転写ベルトクリーニングローラ、48…中間転写ベルトクリーニングブレード
ト駆動ローラ、12…従動ローラ、14Y,14M,14C,14K…中間転写ベルトスク
イーズ装置、15…中間転写ベルト位置センサ、16…二次転写装置、17…レジストローラ対、18…レジスト前センサ、19…二次転写後センサ、20…中間転写ベルトクリーニング装置、39Y,39M,39C,39K…中間転写ベルトスクイーズローラ、40
Y,40M,40C,40K…中間転写ベルトスクイーズローラクリーナ、42…二次転写
ローラ、45…中間転写ベルトクリーニングローラ、48…中間転写ベルトクリーニングブレード
Claims (8)
- 回転可能に設けられかつ静電潜像が形成される潜像担持体と、前記静電潜像を液体現像剤で現像して前記潜像担持体上に液体現像剤像を形成する現像装置と、前記潜像担持体上の液体現像剤像が転写される中間転写媒体と、前記潜像担持体上の液体現像剤像を前記中間転写媒体に転写する第1の転写装置と、前記中間転写媒体に離接可能に設けられて前記中間転写媒体上の液体現像剤像を記録材に転写する転写部材を有する第2の転写装置と、前記第1の転写装置と前記第2の転写装置との間の中間転写媒体に離接可能に設けられて前記中間転写媒体上の液体現像剤像をスクイーズする中間転写媒体スクイーズ部材と、前記中間転写媒体をクリーニングする中間転写媒体クリーニング装置と、前記記録材のジャム発生後のジャム解消時に中間転写媒体スクイーズ部材を前記中間転写媒体から離間した状態で前記中間転写媒体のクリーニングシーケンスを実行する制御装置とを少なくとも備えることを特徴とする画像形成装置。
- 前記制御装置は、前記第2の転写装置の前記転写部材も前記中間転写ベルトから離間した状態で前記クリーニングシーケンスが実行されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記潜像担持体、前記現像装置、および前記第1の転写装置はいずれも複数色毎に設けられており、
前記中間転写媒体スクイーズ部材は、前記第2の転写装置に最も近い前記第1の転写装置と前記第2の転写装置との間に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 前記潜像担持体、前記現像装置、前記第1の転写装置、および前記中間転写媒体スクイーズ部材はいずれも複数色毎に設けられており、
前記複数色の中間転写媒体スクイーズ部材のうち、1つの中間転写媒体スクイーズ部材は前記第2の転写装置に最も近い前記第1の転写装置と前記第2の転写装置との間に設けられているとともに、他の中間転写媒体スクイーズ部材はそれぞれ隣接する色の前記第1の転写装置の間に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載の画像形成装置。 - 前記複数色の中間転写媒体スクイーズ部材の一部または全部が前記中間転写ベルトから離間した状態で前記クリーニングシーケンスが実行されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記複数色の中間転写媒体スクイーズ部材のうち、前記記録材のジャム発生時の前記中間転写媒体上の液体現像剤の存在状況に応じて、前記中間転写ベルトから離間させる中間転写媒体スクイーズ部材が決定されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記中間転写媒体スクイーズ部材はスクイーズローラからなることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1に記載の画像形成装置。
- 潜像担持体から転写された液体現像剤像が中間転写媒体スクイーズ部材の当接によりスクイーズされた後記録材に転写させる中間転写媒体の回転を、前記記録材のジャムが検出されたとき停止し、前記記録材のジャムの解消が判断されたとき、中間転写媒体スクイーズ部材を前記中間転写媒体から離間させた状態で、前記中間転写媒体を回転することにより、中間転写媒体クリーニング装置により前記中間転写媒体をクリーニングすることを特徴とする中間転写媒体のクリーニング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008064088A JP2009222750A (ja) | 2008-03-13 | 2008-03-13 | 画像形成装置および中間転写媒体のクリーニング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009222750A5 JP2009222750A5 (ja) | 2011-03-31 |
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JP2008064088A Withdrawn JP2009222750A (ja) | 2008-03-13 | 2008-03-13 | 画像形成装置および中間転写媒体のクリーニング方法 |
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JP (1) | JP2009222750A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012150265A (ja) * | 2011-01-19 | 2012-08-09 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
2008
- 2008-03-13 JP JP2008064088A patent/JP2009222750A/ja not_active Withdrawn
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