JP2009222495A - ウエハ検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気的接続が適度の加圧力で達成され、プローブカードの異方導電性コネクターに早期に故障が生じることがなくて長い使用寿命が得られるウエハ検査装置を提供する。
【解決手段】ウエハの被検査電極に対応して複数の検査用電極が表面に形成された検査用回路基板と、検査用回路基板の表面上に配置された異方導電性コネクターとを有するプローブカードと、ウエハ載置台とを具え、プローブカードをウエハに押圧して電気的に接続してウエハの電気的検査を行うウエハ検査装置において、検査用回路基板の表面の周辺部に形成された複数の水平度確認用電極対と、水平度確認用電極対の各々の電極間を電気的に接続する短絡部材とを有し、プローブカードをウエハに押圧した状態で、水平度確認用電極対の各々の電極間の導通状態を測定し、全ての水平度確認用電極対の電極間の導通が確認された状態で、ウエハの電気的検査を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、ウエハに形成された複数の集積回路の電気的検査をウエハの状態で行うために用いられるウエハ検査装置に関する。
一般に、半導体集積回路装置の製造工程においては、例えばシリコンよりなるウエハに多数の集積回路を形成し、その後、これらの集積回路の各々について、基礎的な電気特性を検査することによって、欠陥を有する集積回路を選別するプローブ試験が行われる。このようなプローブ試験においては、検査対象物における被検査電極の各々をテスターに電気的に接続するために、被検査電極のパターンに対応するパターンに従って配置された検査用電極を有するプローブカードを具えたウエハ検査装置が用いられている。かかるウエハ検査装置におけるプローブカードとしては、一面に被検査電極のパターンに対応するパターンに従って複数の検査用電極が形成された検査用回路基板と、この検査用回路基板の一面上に配置された異方導電性コネクターとを具えてなるものが知られている(特許文献1参照)。
而して、ウエハのプローブ試験においては、従来、ウエハを複数例えば16個の集積回路が形成された複数のエリアに分割し、このエリアに形成された全ての集積回路について一括してプローブ試験を行い、順次、その他のエリアに形成された集積回路について一括してプローブ試験を行う方法が採用されている。そして、近年、検査効率を向上させ、検査コストの低減化を図るために、より多数の集積回路について一括してプローブ試験を行うことが要請されている。
然るに、1回のプローブ試験で検査を行う集積回路が多数である場合には、ウエハがウエハ載置台に適正に載置されていないとき、例えば異物等の存在によってウエハ載置台に対して傾いた状態でウエハが載置されているときには、全ての被検査電極に対して確実に電気的接続を達成することが困難である。
このような問題を解決するため、従来、ウエハの載置状態にかかわらず、当該ウエハに対してプローブカードを過剰な力で加圧することが行われている。
しかしながら、過剰な力でプローブカードを加圧すると、当該プローブカードの異方導電性コネクターが早期に故障が生じる、という問題があった。
特開2001−15565号公報
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、ウエハとプローブカードとの電気的接続を適度の加圧力で達成することができ、プローブカードの異方導電性コネクターに早期に故障が生じることがなくて長い使用寿命が得られるウエハ検査装置を提供することにある。
本発明のウエハ検査装置は、検査対象であるウエハに形成された集積回路における被検査電極のパターンに対応するパターンに従って複数の検査用電極が表面に形成された検査用回路基板と、この検査用回路基板の表面上に配置された異方導電性コネクターとを有するプローブカードと、検査対象であるウエハが載置されるウエハ載置台とをを具えてなり、前記プローブカードを前記ウエハ載置台に載置されたウエハに加圧して電気的に接続し、この状態で当該ウエハの電気的検査を行うウエハ検査装置において、
前記検査用回路基板の表面における周辺部に形成された、前記ウエハ載置台に載置されたウエハの水平度を確認するための複数の水平度確認用電極対と、
この水平度確認用電極対の各々における電極間を、前記異方導電性コネクターを介して電気的に接続する短絡部材とを有し、
前記プローブカードをウエハに加圧した状態で、前記水平度確認用電極対の各々における電極間の導通状態を測定し、全ての水平度確認用電極対における電極間の導通が確認された状態で、ウエハの電気的検査を行うことを特徴とする。
本発明のウエハ検査装置においては、短絡部材がウエハ載置台の表面に設けられていてもよい。
本発明のウエハ検査装置によれば、プローブカードの検査用回路基板の表面における周辺部に、ウエハの水平度を確認するための複数の水平度確認用電極対が形成されており、これらの水平度確認用電極対の各々における電極間の導通状態を測定することにより、ウエハ載置台に載置されたウエハの水平度を確認し、その後、当該ウエハの検査が実行される。
従って、ウエハの検査においては、ウエハ載置台に載置されたウエハの載置状態に応じて適度の加圧力によってウエハとプローブカードの電気的接続を達成することができ、当該ウエハに対して過剰な力でプローブカードを加圧することが不要となるため、プローブカードの異方導電性コネクターが早期に故障が生じることがなくて長い使用寿命が得られる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係るウエハ検査装置の一例における構成の概略を示す説明用断面図であり、図2は、図1に示すウエハ検査装置の要部を拡大して示す説明用断面図である。
このウエハ検査装置におけるプローブカード10は、検査用回路基板11と、この検査用回路基板11の一面(図1および図2において上面)に配置された異方導電性コネクター20と、この異方導電性コネクター20上に配置されたシート状プローブ30とにより構成されている。
検査用回路基板11は、図3にも示すように、円板状の第1の基板素子12を有し、この第1の基板素子12の表面(図1および図2において上面)における中央部には、正八角形の板状の第2の基板素子15が配置され、この第2の基板素子15は、第1の基板素子12の表面に固定されたホルダー14に保持されている。また、第1の基板素子12の裏面における中央部には、補強部材17が設けられている。
第1の基板素子12の表面における中央部には、複数の接続用電極(図示省略)が適宜のパターンに従って形成されている。一方、第1の基板素子12の裏面における周縁部には、図4に示すように、複数のリード電極13が当該第1の基板素子12の周方向に沿って並ぶよう配置されたリード電極部13Rが形成されている。リード電極13のパターンは、後述するウエハ検査装置におけるコントローラーの入試出力端子のパターンに対応するパターンである。そして、リード電極13の各々は内部配線(図示省略)を介して接続用電極に電気的に接続されている。
第2の基板素子15の表面(図1および図2において上面)には、複数の検査用電極16が、検査対象であるウエハに形成された全ての集積回路における被検査電極のパターンに対応するパターンに従って配置された検査用電極部16Rが形成され、当該第2の基板素子15の表面における周辺部には、それぞれ2つの電極18a,18bからなる複数(図示の例では4つ)の水平度確認用電極対18が、当該第2の基板素子15の中心位置を基準に対称となる位置に配置されている。一方、第2の基板素子15の裏面には、複数の端子電極(図示省略)が適宜のパターンに従って配置されており、端子電極の各々は内部配線(図示省略)を介して検査用電極16に電気的に接続されている。
そして、第1の基板素子12の接続用電極と第2の基板素子15の端子電極とは適宜の手段によって電気的に接続されている。
検査用回路基板11における第1の基板素子12を構成する基板材料としては、従来公知の種々の材料を用いることができ、その具体例としては、ガラス繊維補強型エポキシ樹脂、ガラス繊維補強型フェノール樹脂、ガラス繊維補強型ポリイミド樹脂、ガラス繊維補強型ビスマレイミドトリアジン樹脂等の複合樹脂基板材料などが挙げられる。
検査用回路基板11における第2の基板素子15を構成する材料としては、線熱膨張係数が3×10-5/K以下のものを用いることが好ましく、より好ましくは1×10-7〜1×10-5/K、特に好ましくは1×10-6〜6×10-6/Kである。このような基板材料の具体例としては、パイレックス(登録商標)ガラス、石英ガラス、アルミナ、ベリリア、炭化ケイ素、窒化アルミニウム、窒化ホウ素等よりなる無機系基板材料、42合金、コバール、インバー等の鉄−ニッケル合金鋼よりなる金属板をコア材としてエポキシ樹脂またはポリイミド樹脂等の樹脂を積層した積層基板材料などが挙げられる。
ホルダー14は、第2の基板素子15の外形に適合する正八角形状の開口14Kを有し、この開口14K内に第2の基板素子15が収容されている。また、ホルダー14の外縁は円形であり、当該ホルダー14の外縁には、周方向に沿って段部14Sが形成されている。
異方導電性コネクター20は、図5に示すように、それぞれ厚み方向に貫通して伸びる複数の開口22が形成された円板状のフレーム板21を有する。このフレーム板21の開口22は、検査対象であるウエハに形成された全ての集積回路における被検査電極が形成された電極領域のパターンに対応して形成されたもの、および、検査用回路基板11の水平度確認用電極対18に対応して形成されたものである。フレーム板21には、厚み方向に導電性を有する複数の弾性異方導電膜23が、それぞれ一の開口22を塞ぐよう、当該フレーム板21の開口縁部に支持された状態で配置されている。
弾性異方導電膜23の各々の基材は、弾性高分子物質よりなる。
検査対象であるウエハの電極領域に対応する開口22に形成された弾性異方導電膜23の各々は、図6にも拡大して示すように、厚み方向に伸びる複数の接続用導電部24と、この接続用導電部24の各々の周囲に形成され、当該接続用導電部24の各々を相互に絶縁する絶縁部25とよりなる機能部26を有し、当該機能部26は、フレーム板21の開口22内に位置するよう配置されている。この機能部26における接続用導電部24は、検査対象であるウエハに形成された集積回路における電極領域の被検査電極のパターンに対応するパターンに従って配置されている。
機能部26の周縁には、フレーム板21の開口縁部に固定支持された被支持部28が、当該機能部26に一体に連続して形成されている。具体的には、この例における被支持部28は、二股状に形成されており、フレーム板21の開口縁部を把持するよう密着した状態で固定支持されている。
弾性異方導電膜23の機能部26における接続用導電部24には、磁性を示す導電性粒子Pが厚み方向に並ぶよう配向した状態で密に含有されている。これに対して、絶縁部25は、導電性粒子Pが全く或いは殆ど含有されていないものである。
また、図示の例では、弾性異方導電膜23における機能部26の両面には、接続用導電部24およびその周辺部分が位置する個所に、それ以外の表面から突出する突出部27が形成されている。
また、検査用回路基板11の水平度確認用電極対18に対応する開口22に形成された弾性異方導電膜23の各々は、図7にも拡大して示すように、厚み方向に伸びる2つの水平度確認用導電部24Aと、この水平度確認用導電部24Aの各々の周囲に形成され、当該水平度確認用導電部24Aの各々を相互に絶縁する絶縁部25とよりなる機能部26を有し、当該機能部26は、フレーム板21の開口22内に位置するよう配置されている。水平度確認用導電部24Aは、水平度確認用電極対18における電極18a,18bに対応して配置されている。
水平度確認用導電部24Aを有する弾性異方導電膜23におけるその他の構成は、接続用導電部24を有する弾性異方導電膜23と基本的に同様である。
フレーム板21の厚みは、その材質によって異なるが、20〜600μmであることが好ましく、より好ましくは40〜400μmである。
この厚みが20μm未満である場合には、異方導電性コネクター20を使用する際に必要な強度が得られず、耐久性が低いものとなりやすく、また、当該フレーム板21の形状が維持される程度の剛性が得られず、異方導電性コネクター20の取扱い性が低いものとなる。一方、厚みが600μmを超える場合には、開口22に形成される弾性異方導電膜23は、その厚みが過大なものとなって、接続用導電部24における良好な導電性および隣接する接続用導電部24間における絶縁性を得ることが困難となることがある。
フレーム板21の開口22における面方向の形状および寸法は、検査対象であるウエハの被検査電極の寸法、ピッチおよびパターンに応じて設計される。
フレーム板21を構成する材料としては、当該フレーム板21が容易に変形せず、その形状が安定に維持される程度の剛性を有するものであれば特に限定されず、例えば、金属材料、セラミックス材料、樹脂材料などの種々の材料を用いることができ、フレーム板21を例えば金属材料により構成する場合には、当該フレーム板21の表面に絶縁性被膜が形成されていてもよい。
フレーム板21を構成する金属材料の具体例としては、鉄、銅、ニッケル、チタン、アルミニウムなどの金属またはこれらを2種以上組み合わせた合金若しくは合金鋼などが挙げられる。
また、フレーム板21を構成する材料としては、線熱膨張係数が3×10-5/K以下のものを用いることが好ましく、より好ましくは−1×10-7〜1×10-5/K、特に好ましくは1×10-6〜8×10-6/Kである。
このような材料の具体例としては、インバーなどのインバー型合金、エリンバーなどのエリンバー型合金、スーパーインバー、コバール、42合金などの磁性金属の合金または合金鋼などが挙げられる。
弾性異方導電膜23の全厚(図示の例では接続用導電部24における厚み)は、50〜3000μmであることが好ましく、より好ましくは70〜2500μm、特に好ましくは100〜2000μmである。この厚みが50μm以上であれば、十分な強度を有する弾性異方導電膜23が確実に得られる。一方、この厚みが3000μm以下であれば、所要の導電性特性を有する接続用導電部23が確実に得られる。
突出部27の突出高さは、その合計が当該突出部27における厚みの10%以上であることが好ましく、より好ましくは20%以上である。このような突出高さを有する突出部27を形成することにより、小さい加圧力で接続用導電部24が十分に圧縮されるため、良好な導電性が確実に得られる。
また、突出部27の突出高さは、当該突出部27の最短幅または直径の100%以下であることが好ましく、より好ましくは70%以下である。このような突出高さを有する突出部27を形成することにより、当該突出部27が加圧されたときに座屈することがないため、所期の導電性が確実に得られる。
また、被支持部28の厚み(図示の例では二股部分の一方の厚み)は、5〜600μmであることが好ましく、より好ましくは10〜500μm、特に好ましくは20〜400μmである。
また、被支持部28は二股状に形成されることは必須のことではなく、フレーム板21の一面のみに固定されていてもよい。
弾性異方導電膜23を構成する弾性高分子物質としては、架橋構造を有する耐熱性の高分子物質が好ましい。かかる架橋高分子物質を得るために用いることができる硬化性の高分子物質形成材料としては、種々のものを用いることができるが、シリコーンゴムが、成形加工性および電気特性の点で好ましい。
弾性異方導電膜23における接続用導電部24および水平度確認用導電部24A(以下、両者を総称して「導電部」という。)に含有される導電性粒子Pとしては、当該弾性異方導電膜23の形成において、当該弾性異方導電膜23を形成するための成形材料中において当該導電性粒子Pを容易に移動させることができる観点から、磁性を示すものを用いることが好ましい。このような磁性を示す導電性粒子Pの具体例としては、鉄、ニッケル、コバルトなどの磁性を示す金属の粒子若しくはこれらの合金の粒子またはこれらの金属を含有する粒子、またはこれらの粒子を芯粒子とし、当該芯粒子の表面に金、銀、パラジウム、ロジウムなどの導電性の良好な金属のメッキを施したもの、あるいは非磁性金属粒子若しくはガラスビーズなどの無機物質粒子またはポリマー粒子を芯粒子とし、当該芯粒子の表面に、ニッケル、コバルトなどの導電性磁性体のメッキを施したもの、あるいは芯粒子に、導電性磁性体および導電性の良好な金属の両方を被覆したものなどが挙げられる。
これらの中では、ニッケル粒子を芯粒子とし、その表面に金や銀などの導電性の良好な金属のメッキを施したものを用いることが好ましい。
芯粒子の表面に導電性金属を被覆する手段としては、特に限定されるものではないが、例えば無電解メッキにより行うことができる。
導電性粒子Pとして、芯粒子の表面に導電性金属が被覆されてなるものを用いる場合には、良好な導電性が得られる観点から、粒子表面における導電性金属の被覆率(芯粒子の表面積に対する導電性金属の被覆面積の割合)が40%以上であることが好ましく、さらに好ましくは45%以上、特に好ましくは47〜95%である。
また、導電性金属の被覆量は、芯粒子の2.5〜50重量%であることが好ましく、より好ましくは3〜45重量%、さらに好ましくは3.5〜40重量%、特に好ましくは5〜30重量%である。
また、導電性粒子Pの粒子径は、1〜500μmであることが好ましく、より好ましくは2〜400μm、さらに好ましくは5〜300μm、特に好ましくは10〜150μmである。
また、導電性粒子Pの粒子径分布(Dw/Dn)は、1〜10であることが好ましく、より好ましくは1〜7、さらに好ましくは1〜5、特に好ましくは1〜4である。
このような条件を満足する導電性粒子Pを用いることにより、得られる弾性異方導電膜23は、加圧変形が容易なものとなり、また、当該弾性異方導電膜23における導電部において導電性粒子P間に十分な電気的接触が得られる。
このような平均粒子径を有する導電性粒子Pは、空気分級装置、音波ふるい装置などの分級装置によって、導電性粒子および/または当該導電性粒子を形成する芯粒子を分級処理することによって調製することができる。分級処理の具体的な条件は、目的とする導電性粒子の平均粒子径および粒子径分布、並びに分級装置の種類などに応じて適宜設定される。
また、導電性粒子Pの形状は、特に限定されるものではないが、高分子物質形成材料中に容易に分散させることができる点で、球状のもの、星形状のものあるいはこれらが凝集した2次粒子による塊状のものであることが好ましい。
また、導電性粒子Pの含水率は、5%以下であることが好ましく、より好ましくは3%以下、さらに好ましくは2%以下、特に好ましくは1%以下である。このような条件を満足する導電性粒子Pを用いることにより、成形材料層を硬化処理する際に、当該成形材料層内に気泡が生ずることが防止または抑制される。
導電部における導電性粒子Pの含有割合は、体積分率で10〜60%、好ましくは15〜50%となる割合で用いられることが好ましい。この割合が10%未満の場合には、十分に電気抵抗値の小さい導電部が得られないことがある。一方、この割合が60%を超える場合には、得られる導電部は脆弱なものとなりやすく、導電部として必要な弾性が得られないことがある。
高分子物質形成材料中には、必要に応じて、通常のシリカ粉、コロイダルシリカ、エアロゲルシリカ、アルミナなどの無機充填材を含有させることができる。このような無機充填材を含有させることにより、得られる成形材料のチクソトロピー性が確保され、その粘度が高くなり、しかも、導電性粒子Pの分散安定性が向上すると共に、硬化処理されて得られる弾性異方導電膜23の強度が高くなる。
このような無機充填材の使用量は、特に限定されるものではないが、使用量が過大である場合には、後述する製造方法において、磁場による導電性粒子Pの移動が大きく阻害されるため、好ましくない。
このような異方導電性コネクター20は、例えば特開2002−334732号公報に記載されている方法によって製造することができる。
図8は、プローブカード10におけるシート状プローブ30を示す平面図であり、図9および図10は、シート状プローブ30における接点膜を拡大して示す平面図および説明用断面図である。
シート状プローブ30は、図11にも示すように、複数の開口32が形成された金属よりなる円形のフレーム板31を有する。このフレーム板31の開口32は、検査対象であるウエハに形成された全ての集積回路における被検査電極が形成された電極領域のパターンに対応して形成されたもの、および、検査用回路基板11の水平度確認用電極対18に対応して形成されたものである。
フレーム板31を構成する金属としては、鉄、銅、ニッケル、チタン、またはこれらの合金若しくは合金鋼を用いることができるが、後述する製造方法において、エッチング処理によって容易に開口32を形成することができる点で、42合金、インバー、コバールなどの鉄−ニッケル合金鋼が好ましい。
また、フレーム板31としては、その線熱膨張係数が3×10-5/K以下のものを用いることが好ましく、より好ましくは−1×10-7〜1×10-5/K、特に好ましくは−1×10-6〜8×10-6/Kである。
このようなフレーム板31を構成する材料の具体例としては、インバーなどのインバー型合金、エリンバーなどのエリンバー型合金、スーパーインバー、コバール、42合金などの合金または合金鋼が挙げられる。
また、フレーム板31の厚みは、10〜200μmであることが好ましく、より好ましくは10〜150μmである。
この厚みが過小である場合には、接点膜35を支持するフレーム板として必要な強度が得られないことがある。一方、この厚みが過大である場合には、後述する製造方法において、エッチング処理によって開口32を高い寸法精度で形成することが困難となることがある。
フレーム板31の一面には、接着層39を介して金属膜38が一体的に形成され、この金属膜38上には、複数の接点膜35が、当該フレーム板31の一の開口32を塞ぐよう配置されて固定され、これにより、接点膜35の各々は、接着層39および金属膜38を介してフレーム板31に支持されている。また、フレーム板31の他面には、円形のリング状の保持部材34が当該フレーム板34の周縁部に沿って配置され、当該保持部材34によってフレーム板31が保持されている。
金属膜38は、後述する電極構造体37における裏面電極部37bと同一の材料によって構成されている。
また、接着層39を構成する材料としては、シリコーンゴム系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリイミド系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、ポリウレタン系接着剤などを用いることができる。
また、保持部材34を構成する材料としては、インバー、スーパーインバーなどのインバー型合金、エリンバーなどのエリンバー型合金、コバール、42アロイなどの低熱膨張金属材料、またはアルミナ、炭化珪素、窒化珪素などのセラミックス材料などを用いることができる。
接点膜35の各々は、柔軟な絶縁膜36を有し、この絶縁膜36には、当該絶縁膜36の厚み方向に伸びる金属よりなる複数の電極構造体37が、検査対象であるウエハに形成された集積回路の電極領域における被検査電極のパターンおよび検査用回路基板11の水平度確認用電極対18における電極18a,18bに対応するパターンに従って、当該絶縁膜36の面方向に互いに離間して配置されている。当該接点膜35は、電極構造体37の各々が、フレーム板31の開口32内に位置するよう配置されている。
電極構造体37の各々は、絶縁膜36の表面に露出する突起状の表面電極部37aと、絶縁膜36の裏面に露出する板状の裏面電極部37bとが、絶縁膜36の厚み方向に貫通して伸びる短絡部37cによって互いに一体に連結されて構成されている。
絶縁膜36を構成する材料としては、絶縁性を有する柔軟なものであれば特に限定されるものではなく、ポリイミド、液晶ポリマーなどの樹脂材料やこれらの複合材料を用いることができるが、後述する製造方法において、電極構造体用の貫通孔をエッチングによって容易に形成することができる点で、ポリイミドを用いることが好ましい。
絶縁膜36を構成するその他の材料としては、メッシュ若しくは不織布、またはこれらに樹脂若しくは弾性高分子物質が含浸されてなるものを用いることができる。かかるメッシュまたは不織布を形成する繊維としては、アラミド繊維、ポリエチレン繊維、ポリアリレート繊維、ナイロン繊維、テフロン(登録商標)繊維等のフッ素樹脂繊維、ポリエステル繊維などの有機繊維を用いることができる。このような材料を絶縁膜36を構成する材料として用いることにより、電極構造体37が小さいピッチで配置されても、接点膜35全体の柔軟性が大きく低下することがないため、電極構造体37の突出高さや被検査電極の突出高さにバラツキがあっても、接点膜35の有する柔軟性により十分に吸収されるので、被検査電極の各々に対して安定した電気的接続を確実に達成することができる。
また、絶縁膜36の厚みは、当該絶縁膜36の柔軟性が損なわれなければ特に限定されないが、5〜150μmであることが好ましく、より好ましくは7〜100μm、さらに好ましくは10〜50μmである。
電極構造体37を構成する材料としては、ニッケル、鉄、銅、金、銀、パラジウム、鉄、コバルト、タングステン、ロジウム、またはこれらの合金若しくは合金鋼等を用いることができ、電極構造体37としては、全体が単一の金属よりなるものであっても、2種以上の金属の合金または合金屍よりなるものまたは2種以上の金属が積層されてなるものであってもよい。
また、表面に酸化膜が形成された被検査電極について電気的検査を行う場合には、シート状プローブ30の電極構造体37と被検査電極を接触させ、電極構造体37の表面電極部37aにより被検査電極の表面の酸化膜を破壊して、当該電極構造体37と被検査電極との電気的接続を達成することが必要である。そのため、電極構造体37の表面電極部37aは、酸化膜を容易に破壊することかできる程度の硬度を有するものであることが好ましい。このような表面電極部37aを得るために、表面電極部37aを構成する金属中に、硬度の高い粉末物質を含有させることができる。
このような粉末物質としては、ダイヤモンド粉末、窒化シリコン、炭化シリコン、セラミックス、ガラスなどを用いることができ、これらの非導電性の粉末物質の適量を含有させることにより、電極構造体37の導電性を損なうことなしに、電極構造体37の表面電極部37aによって、被検査電極の表面に形成された酸化膜を破壊することができる。
また、被検査電極の表面の酸化膜を容易に破壊するために、電極構造体37における表面電極部37aの形状を鋭利な突起状のものとしたり、表面電極部37aの表面に微細な凹凸を形成したりすることができる。
接点膜35における電極構造体37のピッチpは、検査対象であるウエハの被検査電極のピッチに応じて設定され、例えば40〜250μmであることが好ましく、より好ましくは40〜150μmである。
ここで、「電極構造体のピッチ」とは、隣接する電極構造体の間の中心間距離であって最も短いものをいう。
電極構造体37において、表面電極部37aにおける径Rに対する突出高さの比は、0.2〜3であることが好ましく、より好ましくは0.25〜2.5である。このような条件を満足することにより、被検査電極がピッチが小さくて微小なものであっても、当該被検査電極のパターンに対応するパターンの電極構造体37を容易に形成することができ、当該ウエハに対して安定な電気的接続状態が確実に得られる。
また、表面電極部37aの径Rは、短絡部37cの径rの1〜3倍であることが好ましく、より好ましくは1〜2倍である。
また、表面電極部37aの径Rは、当該電極構造体37のピッチpの30〜75%であることが好ましく、より好ましくは40〜60%である。
また、裏面電極部37bの外径Lは、短絡部37cの径rより大きく、かつ、電極構造体17のピッチpより小さいものであればよいが、可能な限り大きいものであることが好ましく、これにより、異方導電性コネクター20に対して安定な電気的接続を確実に達成することができる。
また、短絡部37cの径rは、当該電極構造体37のピッチpの15〜75%であることが好ましく、より好ましくは20〜65%である。
電極構造体37の具体的な寸法について説明すると、表面電極部37aの突出高さは、被検査電極に対して安定な電気的接続を達成することができる点で、15〜50μmであることが好ましく、より好ましくは15〜30μmである。
表面電極部37aの径Rは、上記の条件や被検査電極の直径などを勘案して設定されるが、例えば30〜200μmであり、好ましくは35〜150μmである。
短絡部37cの径rは、十分に高い強度が得られる点で、10〜120μmであることが好ましく、より好ましくは15〜100μmである。
裏面電極部37bの厚みは、強度が十分に高くて優れた繰り返し耐久性が得られる点で、15〜150μmであることが好ましく、より好ましくは20〜100μmである。
電極構造体37における表面電極部37aおよび裏面電極部37bには、必要に応じて、被覆膜が形成されていてもよい。例えは被検査電極が半田材料により構成されている場合には、当該半田材料が拡散することを防止する観点から、表面電極部37aに、銀、パラジウム、ロジウムなどの耐拡散性金属よりなる被覆膜を形成することが好ましい。
そして、シート状プローブ30は、電極構造体37の各々における裏面電極部37bが異方導電性コネクター20の接続用導電部24または水平度確認用導電部24Aに対接するよう配置され、保持部材34が検査用回路基板11におけるホルダー14の段部14Sに係合されて固定されている。
また、図1に示すウエハ検査装置は、上記のプローブカード10の他に、検査対象であるウエハ6の温度制御、ウエハ6の検査を行うための電源供給、信号の入出力制御およびウエハ6からの出力信号を検出して当該ウエハ6における集積回路の良否の判定を行うためのコントローラー2を有する。コントローラー2は、図12に示すように、その下面に、多数の入出力端子3が円周方向に沿って配置された入出力端子部3Rを有する。
コントローラー2の下方には、プローブカード10が、その検査用回路基板11のリード電極13の各々が、当該コントローラー2の入出力端子3に対向するよう、適宜の保持手段によって保持された状態で配置されている。
コントローラー2の入出力端子部3Rとプローブカード10における検査用回路基板11のリード電極部13Rとの間には、コネクター4が配置され、当該コネクター4によって、検査用回路基板11のリード電極13の各々がコントローラー2の入出力端子3の各々に電気的に接続されている。図示の例のコネクター4は、長さ方向に弾性的に圧縮可能な複数の導電ピン4Aと、これらの導電ピン4Aを支持する支持部材4Bとにより構成され、導電ピン4Aは、コントローラー2の入出力端子3と第1の基板素子12に形成されたリード電極13との間に位置するよう配列されている。
プローブカード10の下方には、検査対象であるウエハ6が載置されるウエハ載置台5が設けられており、このウエハ載置台5の表面における周辺部には、検査用回路基板11の水平度確認用電極対18の各々における電極18a,18b間を、異方導電性コネクター20の水平度確認用導電部24Aおよびシート状プローブ30の電極構造体37を介して電気的に接続する短絡部材8が設けられている。
このようなウエハ検査装置においては、ウエハ載置台5上に検査対象であるウエハ6が載置され、次いで、プローブカード10が下方に加圧されることにより、そのシート状プローブ30の電極構造体37における表面電極部37aの各々が、ウエハ6の被検査電極7の各々に接触し、更に、当該表面電極部37aの各々によって、ウエハ6の被検査電極7の各々が加圧される。そして、この状態で、検査用回路基板11の水平度確認用電極対18の各々における電極18a,18b間の導通状態を測定する。
ここで、検査対象であるウエハ6がウエハ載置台5に適正に配置されている場合には、全ての水平度確認用電極対18における電極18a,18b間の導通が確認される。また、検査対象であるウエハ6がウエハ載置台5に対して傾いて配置されている場合には、いずれかの水平度確認用電極対18における電極18a,18b間の導通が得られないこととなる。この場合には、全ての水平度確認用電極対18における電極18a,18b間の導通が達成されるまで、プローブカード10の加圧力が調整される。
そして、全ての水平度確認用電極対18における電極間の導通が確認された状態においては、異方導電性コネクター20の弾性異方導電膜23における接続用導電部24の各々は、検査用回路基板11の検査用電極16とシート状プローブ30の電極構造体35の裏面電極部37bとによって挟圧されて厚み方向に圧縮されており、これにより、当該接続用導電部24にはその厚み方向に導電路が形成され、その結果、ウエハ6の被検査電極7と検査用回路基板11の検査用電極16との電気的接続が達成される。そして、この状態で、当該ウエハ6における集積回路の各々について所要の電気的検査が実行される。
このようなウエハ検査装置によれば、プローブカード10の検査用回路基板11の表面における周辺部に、ウエハ6の水平度を確認するための複数の水平度確認用電極対18が形成されており、これらの水平度確認用電極対18の各々における電極18a,18b間の導通状態を測定することにより、ウエハ載置台5に載置されたウエハ6の水平度を確認し、その後、当該ウエハ6の検査が実行される。
従って、ウエハの検査においては、ウエハ載置台5に載置されたウエハ6の載置状態に応じて適度の加圧力によってウエハ6とプローブカード10の電気的接続を達成することができ、当該ウエハ6に対して過剰な力でプローブカード10を加圧することが不要となるため、プローブカード10の異方導電性コネクター20が早期に故障が生じることがなくて長い使用寿命が得られる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されず、以下のように、種々の変更を加えることが可能である。
(1)図1に示すウエハ検査装置は、ウエハに形成された全ての集積回路について一括してプローブ試験を行うものであるが、本発明のウエハ検査装置はこれに限定されず、ウエハに形成された一部の集積回路についてプローブ試験を行うものであってもよい。
(2)シート状プローブ30は、単一の開口が形成された絶縁性シートと、当該絶縁性シートの開口を塞ぐよう配置された絶縁膜とを有する構成のものであってもよく、複数の開口が形成された絶縁性シートと、それぞれ一の開口を塞ぐよう配置された複数の絶縁膜とを有する構成のものであってもよく、或いは、複数の開口が形成された絶縁性シートと、当該絶縁性シートの一の開口を塞ぐよう配置された1つまたは2つ以上の絶縁膜と、絶縁性シートの2つ以上の開口を塞ぐよう配置された1つまたは2つ以上の絶縁膜とを有する構成のものであってもよい。また、シート状プローブは必須のものではない。
(3)ウエハ検査装置におけるコントローラー2と検査用回路基板11を電気的に接続するコネクター4は、図12に示すものに限定されず、種々の構造のものを用いることにができる。
本発明のウエハ検査装置の一例における構成を示す説明用断面図である。 図1に示すウエハ検査装置の要部の構成を拡大して示す説明用断面図である。 プローブカードにおける検査用回路基板を示す平面図である。 検査用回路基板におけるリード電極部を拡大して示す説明図である。 プローブカードにおける異方導電性コネクターの平面図である。 異方導電性コネクターにおける接続用導電部を有する弾性異方導電膜を拡大して示す説明用断面図である。 異方導電性コネクターにおける水平度確認用導電部を有する弾性異方導電膜を拡大して示す説明用断面図である。 プローブカードにおけるシート状プローブの平面図である。 プローブカードにおけるシート状プローブの接点膜を拡大して示す平面図である。 プローブカードにおけるシート状プローブの接点膜の構成を拡大して示す説明用断面図である。 プローブカードにおけるシート状プローブのフレーム板を示す平面図である。 ウエハ検査装置におけるコネクターを拡大して示す説明用断面図である。
符号の説明
2 コントローラー
3 入出力端子
3R 入出力端子部
4 コネクター
4A 導電ピン
4B 支持部材
5 ウエハ載置台
6 ウエハ
7 被検査電極
8 短絡部材
10 プローブカード
11 検査用回路基板
12 第1の基板素子
13 リード電極
13R リード電極部
14 ホルダー
14K 開口
14S 段部
15 第2の基板素子
16 検査用電極
16R 検査用電極部
17 補強部材
18 水平度確認用電極対
18a,18b 電極
20 異方導電性コネクター
21 フレーム板
22 開口
23,23A 弾性異方導電膜
24 接続用導電部
24A 水平度確認用導電部
25 絶縁部
26 機能部
27 突出部
28 被支持部
30 シート状プローブ
31 フレーム板
32 開口
34 保持部材
35 接点膜
36 絶縁膜
37 電極構造体
37a 表面電極部
37b 裏面電極部
37c 短絡部
38 金属膜
39 接着層
P 導電性粒子

Claims (5)

  1. 接続すべき電極に対応するパターンに従って配置された複数の接続用導電部と、複数の水平度確認用導電部とを有することを特徴とする異方導電性コネクター。
  2. 検査対象であるウエハに形成された集積回路における被検査電極のパターンに対応するパターンに従って形成された複数の検査用電極および水平度確認用電極対を表面に有する検査用回路基板と、この検査用回路基板の表面上に配置された、請求項1に記載の異方導電性コネクターとを具えてなることを特徴とするプローブカード。
  3. 絶縁膜と、この絶縁膜に設けられた、当該絶縁膜の厚み方向に伸びる複数の電極構造体とを有するシート状コネクターが、異方導電性コネクター上に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のプローブカード。
  4. 検査対象であるウエハに形成された集積回路における被検査電極のパターンに対応するパターンに従って複数の検査用電極が表面に形成された検査用回路基板と、この検査用回路基板の表面上に配置された異方導電性コネクターとを有するプローブカードと、検査対象であるウエハが載置されるウエハ載置台とをを具えてなり、前記プローブカードを前記ウエハ載置台に載置されたウエハに加圧して電気的に接続し、この状態で当該ウエハの電気的検査を行うウエハ検査装置において、
    前記検査用回路基板の表面における周辺部に形成された、前記ウエハ載置台に載置されたウエハの水平度を確認するための複数の水平度確認用電極対と、
    この水平度確認用電極対の各々における電極間を、前記異方導電性コネクターを介して電気的に接続する短絡部材とを有し、
    前記プローブカードをウエハに加圧した状態で、前記水平度確認用電極対の各々における電極間の導通状態を測定し、全ての水平度確認用電極対における電極間の導通が確認された状態で、ウエハの電気的検査を行うことを特徴とするウエハ検査装置。
  5. 短絡部材がウエハ載置台の表面に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のウエハ検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105679690A (zh) * 2016-01-27 2016-06-15 上海华岭集成电路技术股份有限公司 提高测试晶圆使用寿命的方法

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