JP2009222295A - ガス化設備のパージ方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】酸素濃度計21で検出された燃焼排ガスのO2濃度21aが設定値(例えば、3[%])を超えている場合には、制御器24から出力される開度制御信号19a,23aにより不活性ガス流量調節弁19の開度と燃焼排ガス流量調節弁23の開度とをそれぞれ調節すると共に、制御器24から出力される制御信号22aにより通風機22を駆動し、燃焼排ガスに対し不活性ガスタンク17内に貯留された不活性ガスを混合してO2濃度21aを設定値以下に下げ、パージガスライン18からパージガスとしてガス化炉2へ供給する。
【選択図】図1
Description
前記ガス化炉のパージを行う際、前記燃焼炉から排出される燃焼排ガスのO2濃度が設定値以下である場合には、燃焼排ガスをパージガスとしてガス化炉へ供給する一方、前記燃焼排ガスのO2濃度が設定値を超えている場合には、燃焼排ガスに不活性ガスを混合してO2濃度を設定値以下に下げ、パージガスとしてガス化炉へ供給することを特徴とするガス化設備のパージ方法にかかるものである。
不活性ガスが貯留された不活性ガスタンクと、
該不活性ガスタンクから延びてガス化炉に接続されるパージガスラインと、
該パージガスライン途中に設けられた不活性ガス流量調節弁と、
該不活性ガス流量調節弁より下流側におけるパージガスライン途中に、前記燃焼炉から排出される燃焼排ガスの一部を導入するための燃焼排ガス導入ラインと、
該燃焼排ガス導入ライン途中に設けられた燃焼排ガスの圧送手段と、
該燃焼排ガス導入ライン途中に設けられた燃焼排ガス流量調節弁と、
前記ガス化炉のパージを行う際、前記燃焼炉から排出される燃焼排ガスのO2濃度が設定値以下である場合には、燃焼排ガスをパージガスとしてガス化炉へ供給する一方、前記燃焼排ガスのO2濃度が設定値を超えている場合には、燃焼排ガスに不活性ガスを混合してO2濃度を設定値以下に下げ、パージガスとしてガス化炉へ供給するよう、前記不活性ガス流量調節弁及び燃焼排ガス流量調節弁へ開度制御信号を出力すると共に、前記圧送手段へ制御信号を出力する制御器と
を備えたことを特徴とするガス化設備のパージ装置にかかるものである。
前記燃焼排ガスの排ガス流量を検出する流量計とを備え、
前記制御器が、前記酸素濃度計で検出された燃焼排ガスのO2濃度と前記流量計で検出された排ガス流量とに基づいて、O2濃度を設定値以下に下げるのに必要となる不活性ガスの流量を算出し、該流量の不活性ガスを燃焼排ガスに混合させるための開度制御信号を前記不活性ガス流量調節弁及び燃焼排ガス流量調節弁へ出力するよう構成することが好ましい。
前記制御器が、前記パージガスタンクに貯留されるパージガスのO2濃度を設定値以下に保持するための開度制御信号を前記不活性ガス流量調節弁及び燃焼排ガス流量調節弁へ出力すると共に、前記パージガスタンクに貯留されたパージガスをガス化炉へ供給するための開閉切換信号を前記開閉弁へ出力するよう構成しても良い。
ガス化炉2のパージを行う際、酸素濃度計21で検出された燃焼排ガスのO2濃度21aが設定値(例えば、3[%])以下である場合には、制御器24から出力される開度制御信号19a,23aにより不活性ガス流量調節弁19を閉じたまま保持し且つ燃焼排ガス流量調節弁23を開くと共に、制御器24から出力される制御信号22aにより圧送手段としての通風機22を駆動し、燃焼排ガスをそのままパージガスライン18からパージガスとしてガス化炉2へ供給する一方、前記酸素濃度計21で検出された燃焼排ガスのO2濃度21aが設定値(例えば、3[%])を超えている場合には、前記制御器24から出力される開度制御信号19a,23aにより不活性ガス流量調節弁19の開度と燃焼排ガス流量調節弁23の開度とをそれぞれ調節すると共に、前記制御器24から出力される制御信号22aにより前記通風機22を駆動し、燃焼排ガスに対し不活性ガスタンク17内に貯留されたN2ガス等の不活性ガスを混合してO2濃度21aを設定値以下に下げ、パージガスライン18からパージガスとしてガス化炉2へ供給するよう構成した点にある。
R=F1/F2
とすると、空気中の酸素の体積比は21[%]であるため、燃焼排ガスのO2濃度21aを実際に酸素濃度計21で検出する代わりに、下記の数式を用いてO2濃度を
O2濃度={21[%]×(R−1)}/R
より演算し、使用することも可能である。又、このように演算したO2濃度を、酸素濃度計21で実際に検出した燃焼排ガスのO2濃度21aと照し合わせ、検出値のバックアップとして使用するようにしても良い。
前記制御器24が、前記パージガスタンク26に貯留されるパージガスのO2濃度21aを設定値以下に保持するための開度制御信号19a,23aを前記不活性ガス流量調節弁19及び燃焼排ガス流量調節弁23へ出力すると共に、前記パージガスタンク26に貯留されたパージガスをガス化炉2へ供給するための開閉切換信号27aを前記開閉弁27へ出力するよう構成した点にある。
5 燃焼炉
17 不活性ガスタンク
18 パージガスライン
19 不活性ガス流量調節弁
19a 開度制御信号
20 燃焼排ガス導入ライン
21 酸素濃度計
21a O2濃度
22 通風機(圧送手段)
22a 制御信号
23 燃焼排ガス流量調節弁
23a 開度制御信号
24 制御器
25 流量計
25a 排ガス流量
26 パージガスタンク
27 開閉弁
27a 開閉切換信号
Claims (6)
- 原料のガス化を行いガス化ガスと可燃性固形分とを生成するガス化炉と、該ガス化炉で生成された可燃性固形分の燃焼を行う燃焼炉とを備えたガス化設備のパージ方法において、
前記ガス化炉のパージを行う際、前記燃焼炉から排出される燃焼排ガスのO2濃度が設定値以下である場合には、燃焼排ガスをパージガスとしてガス化炉へ供給する一方、前記燃焼排ガスのO2濃度が設定値を超えている場合には、燃焼排ガスに不活性ガスを混合してO2濃度を設定値以下に下げ、パージガスとしてガス化炉へ供給することを特徴とするガス化設備のパージ方法。 - 前記燃焼排ガスのO2濃度と排ガス流量とに基づいて、O2濃度を設定値以下に下げるのに必要となる不活性ガスの流量を算出し、該流量の不活性ガスを燃焼排ガスに混合する請求項1記載のガス化設備のパージ方法。
- 前記パージガスを一旦パージガスタンクに貯留し、該パージガスタンクからパージガスをガス化炉へ供給する請求項1又は2記載のガス化設備のパージ方法。
- 原料のガス化を行いガス化ガスと可燃性固形分とを生成するガス化炉と、該ガス化炉で生成された可燃性固形分の燃焼を行う燃焼炉とを備えたガス化設備のパージ装置において、
不活性ガスが貯留された不活性ガスタンクと、
該不活性ガスタンクから延びてガス化炉に接続されるパージガスラインと、
該パージガスライン途中に設けられた不活性ガス流量調節弁と、
該不活性ガス流量調節弁より下流側におけるパージガスライン途中に、前記燃焼炉から排出される燃焼排ガスの一部を導入するための燃焼排ガス導入ラインと、
該燃焼排ガス導入ライン途中に設けられた燃焼排ガスの圧送手段と、
該燃焼排ガス導入ライン途中に設けられた燃焼排ガス流量調節弁と、
前記ガス化炉のパージを行う際、前記燃焼炉から排出される燃焼排ガスのO2濃度が設定値以下である場合には、燃焼排ガスをパージガスとしてガス化炉へ供給する一方、前記燃焼排ガスのO2濃度が設定値を超えている場合には、燃焼排ガスに不活性ガスを混合してO2濃度を設定値以下に下げ、パージガスとしてガス化炉へ供給するよう、前記不活性ガス流量調節弁及び燃焼排ガス流量調節弁へ開度制御信号を出力すると共に、前記圧送手段へ制御信号を出力する制御器と
を備えたことを特徴とするガス化設備のパージ装置。 - 前記燃焼排ガスのO2濃度を検出する酸素濃度計と、
前記燃焼排ガスの排ガス流量を検出する流量計とを備え、
前記制御器が、前記酸素濃度計で検出された燃焼排ガスのO2濃度と前記流量計で検出された排ガス流量とに基づいて、O2濃度を設定値以下に下げるのに必要となる不活性ガスの流量を算出し、該流量の不活性ガスを燃焼排ガスに混合させるための開度制御信号を前記不活性ガス流量調節弁及び燃焼排ガス流量調節弁へ出力するよう構成した請求項4記載のガス化設備のパージ装置。 - 前記燃焼排ガス導入ラインの接続点より下流側におけるパージガスライン途中に、パージガスを一旦貯留するパージガスタンクと、該パージガスタンクに貯留されたパージガスをガス化炉へ供給するための開閉弁とを設けると共に、前記酸素濃度計をパージガスタンクに設け、
前記制御器が、前記パージガスタンクに貯留されるパージガスのO2濃度を設定値以下に保持するための開度制御信号を前記不活性ガス流量調節弁及び燃焼排ガス流量調節弁へ出力すると共に、前記パージガスタンクに貯留されたパージガスをガス化炉へ供給するための開閉切換信号を前記開閉弁へ出力するよう構成した請求項4又は5記載のガス化設備のパージ装置。
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JP2008066976A JP5146027B2 (ja) | 2008-03-17 | 2008-03-17 | ガス化設備のパージ方法及び装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012131092A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 不燃性化粧パネル |
CN117949610A (zh) * | 2024-02-28 | 2024-04-30 | 拉普拉斯(广州)半导体科技有限公司 | 气体检测系统和反应炉系统 |
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- 2008-03-17 JP JP2008066976A patent/JP5146027B2/ja active Active
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