JP2009222203A - 取付ブラケット - Google Patents

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泰隆 鈴木
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Abstract

【課題】スタッドボルトに樹脂成形品の本体をシャーシに強固に固定することができ、且つシャーシから樹脂成形品の本体を容易に解体することができる取付ブラケットを提供すること。
【解決手段】ブラケット本体14の下面がシャーシ20の受面に載せられ且つスタッドボルト21に固定部12の係止突起15が係合した状態で、固定部12に加えられるスタッドボルト挿通方向下側への外力によって連結部13が破断したとき、固定部12の少なくとも一部が固定基台11の第1中空部16に収容される。
【選択図】図2

Description

本発明は、取付ブラケットに関し、より詳細には、自動車などのシャーシ(自動車の骨格となるフレーム自体。本明細書では、被取付体と称することもある。)に設けられたスタッドボルトに対して強固に組み付け固定することができ、且つ容易に分解することができる取付ブラケットに関する。
近年、資源の有効利用などの観点から、自動車などに使用される部品や材料のリサイクルに対する要求が強くなっている。このような廃棄物のリサイクルを容易に行えるようにするためには、廃車時における部品の解体容易性や、材料の種類ごとの分別容易性が、設計の時点から考慮される必要がある。
従来、シャーシに設けられたスタッドボルトに固定される、ワイヤハーネスを収容する成型プロテクタとしては、ボルト遊挿孔を有して本体側に設けられた係止受部と、蓋体側に設けられて係止受部に挿入される中空円柱体の取着係止部とを備えるものがある。取着係止部は、ボルト挿通孔の中心方向に伸びる第一係止爪と、外周面に形成された第二係止爪とを備える。係止受部は、係止段差部を備え、挿入される取着係止部の第二係止爪と係合して蓋体をロックする。このロック状態で取着係止部のボルト挿通孔にスタッドボルトを挿通すると、第一係止爪がスタッドボルトとかみ合って、抜け止め係止されるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、プロテクタ本体に連設された取付け台座が、枠状の本体部と、本体部の内側に配置されて脆弱部で本体部に連結された締着部とを備え、締着部をボルトにより自動車のボディに固定するようにした電線束用プロテクタが開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平8−317529号公報 特開平9−19027号公報
ワイヤハーネスは、電線中に含まれる銅線を銅資源として再利用するために、車体から容易に回収できるようにすることが望まれている。しかしながら、特許文献1に開示されているワイヤハーネス用成型プロテクタは、ワイヤハーネス用成型プロテクタの解体容易性について特に配慮されていない。ワイヤハーネス用成型プロテクタを解体するためには、該プロテクタを強引に引っ張ることによって、スタッドボルトに係止している第一係止爪を破壊し、車体側から強制的に引き剥がして取り外すしか方法がなく、ワイヤハーネス用成型プロテクタを解体し難かった。このため、ワイヤハーネスもまた、車体から容易に回収することが困難であった。
また、特許文献2に記載の電線束用プロテクタは、本体部と締着部とが、定常的にプロテクタ本体に加えられる荷重に耐え、且つ強度限界を越える荷重が加えられたときに破断する脆弱部で連結されており、脆弱部で破断させることにより解体するようになっている。しかし、使用条件や環境などによって大きく変化するすべての条件を満足する限界荷重の設定は困難であり、大き過ぎる限界荷重を設定すると解体が困難となり、また小さ過ぎる限界荷重を設定すると、取扱い方によっては、予想外のときに脆弱部が破断してしまう虞があり、改善の余地があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、スタッドボルトに樹脂成形品の本体をシャーシに強固に固定することができ、且つシャーシから樹脂成形品の本体を容易に解体することができる取付ブラケットを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る取付ブラケットは、下記の(1)〜(4)を特徴としている。
(1) 樹脂成形品の本体に一体に形成され、被取付体の受面から上方に突設されたスタッドボルトに係合することにより前記樹脂成形品の本体を前記被取付体に固定する取付ブラケットであって、
ブラケット本体と、
前記ブラケット本体の下面を前記被取付体の受面に載せた際に前記スタッドボルトが挿通される第1中空部を有し、スタッドボルト挿通方向上側に突出するように前記ブラケット本体に形成された中空状の固定基台と、
前記スタッドボルトが挿通される第2中空部を有し、前記固定基台から前記スタッドボルト挿通方向上側に延設され、前記第2中空部を画成する内面に前記スタッドボルトと係合する係止突起が設けられるとともに、上面視で前記固定基台の前記第1中空部内に収まる小さな外形を有するスタッドボルト挿通方向下端部を有する中空状の固定部と、
前記固定基台のスタッドボルト挿通方向上端部と前記固定部のスタッドボルト挿通方向下端部とを連結する連結部と、
を備え、
前記連結部には、破断を容易にする易破断部が形成されており、
前記ブラケット本体の下面が前記被取付体の受面に載せられ且つ前記スタッドボルトに前記固定部の係止突起が係合した状態で、前記固定部に加えられるスタッドボルト挿通方向下側への外力によって前記連結部が破断したとき、前記固定部の少なくとも一部が前記固定基台の前記第1中空部に収容される、
こと。
(2) 上記(1)の構成の取付ブラケットであって、
前記連結部が有する前記外力に対する強度は、前記固定基台および前記固定部が有する前記外力に対する強度より弱い、
こと。
(3) 上記(2)の構成の取付ブラケットであって、
前記易破断部が、前記連結部に前記スタッドボルト挿通方向に貫通形成された孔である、
こと。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか一つの構成の取付ブラケットであって、
前記固定部は、中空筒状であり、
前記連結部が破断したとき、その破断により当該連結部に形成された穴を前記固定部が前記スタッドボルトと伴に通って、前記固定基台から分離される、
こと。
上記(1)の構成の取付ブラケットによれば、第1中空部を有する、ブラケット本体から突出した固定基台と、第2中空部を有する、該第2中空部の内面に係止突起が設けられた固定部とが、固定基台の上側に固定部が位置するよう連結部によって連結された構造となっている。従って、スタッドボルトを固定基台の第1中空部及び固定部の第2中空部に挿通するだけで、係止突起がスタッドボルトに係合し、取付ブラケットに一体に形成された樹脂成形品の本体を強固に被取付体に固定することができる。また、固定部のスタッドボルト挿通方向下端部の外径は、該取付ブラケットを上面視したときに固定基台の第1中空部に収まるため、スタッドボルトに係止突起によって係合されている取付ブラケットの固定部を上方からハンマーなどで叩くなどすることによって、スタッドボルト挿通方向の外力を連結部に対して作用させて該連結部を破断すると、固定部の少なくとも一部を固定基台の第1中空部に没入させることができる。これにより、樹脂成形品の本体をブラケット本体及び固定基台とともにスタッドボルトから取り外すことによって、ブラケット本体に連結された樹脂成形品の本体をシャーシから容易に解体、分離することができる。この結果、解体、分離した樹脂成形品の本体を効率的に再資源化することができる。
また、上記(2)の構成の取付ブラケットによれば、スタッドボルトに係止突起によって係合されている取付ブラケットの固定部を上方からハンマーなどで叩くなどすることによって、スタッドボルト挿通方向の外力を連結部に対して作用させた場合に、連結部を効果的に破断させることができる。
また、上記(3)の構成の取付ブラケットによれば、連結部に対する簡単な加工によって、連結部が有する外力に対する強度を固定基台および固定部が有する外力に対する強度よりも弱くすることができる。
また、上記(4)の構成の取付ブラケットによれば、固定部が筒状であることによって、連結部を破断させて樹脂成形品の本体を被取付体からスタッドボルト挿通方向上側へ取り外す際に、樹脂成形品の本体に一体に形成された固定基台が固定部に接触して取り外しを妨げることを抑制することができる。このため、樹脂成形品の本体を被取付体から容易に解体することができる。
本発明の取付ブラケットによれば、スタッドボルトに樹脂成形品の本体をシャーシに強固に固定することができ、且つシャーシから樹脂成形品の本体を容易に解体することができる。この結果、解体、分離した樹脂成形品の本体を効率的に再資源化することができる。
以下、本発明に係る実施形態の取付ブラケットを図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る実施形態の取付ブラケット、及びその取付ブラケットを固定するスタッドボルトの斜視図、図2は、スタッドボルトに固定された、本発明に係る実施形態の取付ブラケットの断面図、図3は、スタッドボルトからブラケット本体を取り外す場合の、本発明に係る実施形態の取付ブラケットの断面図である。
図1及び図2に示すように、本発明に係る取付ブラケット10は、固定基台11と、固定部12と、連結部13と、ブラケット本体14とを含んで構成され、固定基台11、固定部12、連結部13、及びブラケット本体14は一体成型される。固定基台11、固定部12、連結部13、及びブラケット本体14の各部材は、合成樹脂材料によって成型されている。また、ブラケット本体14は、該ブラケット本体14の下面が自動車のシャーシ20の受面に臨むとともに、取付ブラケット10に一体に形成される樹脂成形品の本体(図1、図2に図示しない。)を保持する。
固定基台11は、スタッドボルト21によって挿通されるスタッドボルト挿通方向上側にブラケット本体14から突出しており、その形状は、ブラケット本体14の下面をシャーシ20の受面に載せた際にスタッドボルト21によって挿通されることができるよう第1中空部16を有し、中空円筒状に形成されている。
固定部12は、ブラケット本体14の下面をシャーシ20の受面に載せた際にスタッドボルト21によって挿通されることができるよう第2中空部18を有し、中空円筒状に形成されている。固定部12の内面12aには、内方に向って突出する少なくとも1つの係止突起15が形成されており、係止突起15がスタッドボルト21のねじ溝に係合する。また、係止突起15は、その下面の形状が、径方向内方に向うに従って次第に上方に向って傾斜する傾斜面15aとなっており、上面の形状が、水平面15bとなっている。また、固定部12の外径Dは、固定基台11の内径dより小さい。また、固定部12は、スタッドボルト21を係止突起15によって係合することによってブラケット本体14をシャーシ20に固定している場合に、スタッドボルト21の先端部よりも上方に、スタッドボルト21の先端部と固定部12の内面12aに囲まれた空隙18aを有する。この空隙により、後述する固定部12にハンマーなどにより外力を加える場合に、その外力をスタッドボルト21に加わえることなく、固定部12にのみ加わえることができる。
連結部13は、固定基台11と固定部12とを一体に連結する、シャーシ20表面と平行な略薄板リング状の部位であり、固定基台11の挿通方向上側に固定部12が延設されるように、固定基台11のスタッドボルト挿通方向上端部と固定部12のスタッドボルト挿通方向下端部とを連結する。これにより、固定部12の下方には、固定基台11及び連結部13によって囲まれる第1中空部16が確保される。
第1中空部16のスタッドボルト挿通方向の高さH、即ち連結部13の下面とシャーシ20の受面間の距離は、連結部13の厚さtより長くなるよう、固定基台11及び連結部13が形成されることが好ましい。これは、後述する固定部12に外力を加えることによって連結部13が破断した場合に、スタッドボルト挿通方向下側にスライドした連結部13の一部分13a(連結部13は、破断した結果、固定基台11と一体の連結部13の一部分13aと、固定部11とブラケット本体14と一体になった連結部13の残りの部分13bと、分かれる。)の全てが没入できる程度の第1中空部16を形成するためである。連結部13の一部分13aが第1中空部16に没入することによって、連結部13の一部分13aと連結部13の残りの部分13bとは完全に接触する箇所の無い切り離された状態になるため、取付ブラケット10のスタッドボルト21からの取り外しが容易になる。連結部13の一部分13aが全て第1中空部16に没入しないでいると、連結部13の一部分13aと連結部13の残りの部分13bとが接する箇所が存在しその箇所において摩擦が発生してしまうため、取付ブラケット10のスタッドボルト21からの取り外しのためにより大きな力を要することになる。
また、連結部13は、固定基台11によって形成される円筒の軸心と固定部12によって形成される円筒の軸心とが同一直線状になるよう、固定基台11と固定部12とを連結することが好ましい。これは、後述する固定部12に外力を加えた際に、連結部13に均等に外力が伝わるようにするためである。この構造によって、連結部13を上面視したときに軸心から等距離の箇所において連結部13を破断させることができ、所望の箇所において連結部13を破断させることができる。
さらに、連結部13が有する外力に対する強度は、固定基台11および固定部12が有する外力に対する強度より弱いことが好ましい。この構成により、後述する固定部12に外力を加えた際に、連結部13を効果的に破断させることができる。この構成を実現するための一例としては、固定基台11および固定部12が円筒状部材であるのに対し連結部13が薄板状部材であることがあげられる。さらに、連結部13に、連結部13の内側面から外側面に貫通する円弧状の切欠孔17を適宜設けることによって、連結部13の外力に対する強度を調整することもできる。連結部13の外力に対する強度としては、例えばハンマーで取付ブラケット10の固定部12がスタッドボルト挿通方向上側から強打されるなどによって、強力な力が連結部13に集中して作用したときにのみ破壊される程度の強度に設定されるのがよい。
次に本発明に係る実施形態の取付ブラケットによる作用を図2および図3に基づいて説明する。
図2に示すように、樹脂成形品の本体をシャーシ20に固定する際、ブラケット本体14は、自動車のシャーシ20に突設されたスタッドボルト21に固定部12を係合させることにより、具体的には、スタッドボルト21のねじ部に固定部12の係止突起15を係合させることによりシャーシ20に固定される。このとき、係止突起15の下面は傾斜面15aとなっているので、スタッドボルト21への嵌合時に係止突起15が嵌合を阻害することはない。また、スタッドボルト21のねじ部に、係止突起15の上面の水平面15bが係合することによって、取付ブラケット10がスタッドボルト21から抜け出ることが防止される。このように、樹脂成形品の本体の取り付けは、取付ブラケット10の固定部12をスタッドボルト21に挿通させるだけで固定されるので、極めて簡単に組み付けることができ、また係止突起15とスタッドボルト21のねじ部とによって、固定部12とスタッドボルト21とは強固に係合させることができる。
取付ブラケット10によって自動車のシャーシ20に固定された樹脂成形品の本体の解体は、図3に示すように、ハンマー22などで取付ブラケット10の固定部12の上部を強打することによって行われる。固定部12の上部をハンマー22で強打する、すなわち、スタッドボルト21に取付ブラケット10が固定されている場合に固定部12にスタッドボルト挿通方向下側の外力が加えられると、その外力が連結部13における固定部12との結合部に伝わる。このとき、連結部13には、連結部13における固定基台11との結合部を支点とするモーメントが発生し、連結部13が有する挿通方向の外力に対する強度をそのモーメントが超えると、連結部13における固定基台11との結合部から固定部12との結合部にかけての一部が破断する。このとき、下面が傾斜面15aとなっている係止突起15は、スタッドボルト21が固定部12に挿通される際にはその挿通を阻害することはないため、破断した連結部13の一部分13aと一体の固定部12は、固定基台11の第1中空部16内に没入する。
一方、破断した連結部13の残りの部分13bと一体の固定基台11とブラケット本体14は、破断した連結部13に形成された穴を固定部12が通ることによってスタッドボルト21に取付ブラケット10を固定する機能を果たしていた固定部12から分離された結果、スタッドボルト21から取り外すことが可能になる。このように、単に固定部12の上部をハンマー22などで強打し、連結部13を破断させることによって、樹脂成形品の本体に一体に形成されたブラケット本体14をスタッドボルト21から容易に解体することができる。
さらに、リサイクルされるべき樹脂成形品の本体に一体に形成されたブラケット本体14が、樹脂成形品の本体ごとに解体、分別できるように、適宜の位置に取付ブラケット10を配置した設計を行っておくことで、簡単に樹脂成形品の本体を解体、分離することができるとともに、効率よく部品を回収することができる。この結果、リサイクルによる資源の有効利用を図ることができる。
以上、本実施形態の取付ブラケット10によれば、取付ブラケット10の固定部12をスタッドボルト21に係合させることによって、ブラケット本体14を強固に自動車のシャーシ20などに固定することができる。また、ブラケット本体14を解体する際には、固定部12の上部をハンマー22などで強打して連結部13を破断させることにより、ブラケット本体14に一体に形成された樹脂成形品の本体をスタッドボルト21から容易に解体、分離することができる。この結果、解体、分離した樹脂成形品の本体を効率的に再資源化することができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
また、本発明に係る実施形態の取付ブラケット10においては、ブラケット本体14はスタッドボルト21によって自動車のシャーシ20に固定されるものとして説明したが、スタッドボルト21に限定されるものではなく、係止突起15と係合可能な係合部を有する棒状部材であれば、同様に適用することができ、同様の効果を奏する。
なお、図4のスタッドボルトに固定された、本発明に係る実施形態の取付ブラケットの断面図の他例に示すように、固定部12のスタッドボルト挿入方向上端部の外径Dが固定基台11の内径dより大きい場合、連結部13を破断させて樹脂成形品の本体をシャーシ20からスタッドボルト挿通方向上側へ取り外す際に、樹脂成形品の本体に一体に形成された固定基台11が固定部12に接触して取り外しを妨げることになるが、この場合には、樹脂成形品の本体をスタッドボルト21から遠ざかる方向に引っ張り、固定基台11及びブラケット本体14を裂断させることによって、樹脂成形品の本体をスタッドボルト21から解体、分離する。連結部13が破断後の取付ブラケット10には、該連結部13が設けられていた箇所に裂傷が生じているため、固定基台11及びブラケット本体14を該裂傷のない場合に比べて小さい力で裂断させることができる。この結果、ブラケット本体14に一体に形成された樹脂成形品の本体をスタッドボルト21から容易に解体、分離することができる。
本発明に係る実施形態の取付ブラケット、及びその取付ブラケットを係合するスタッドボルトの斜視図 スタッドボルトに固定された、本発明に係る実施形態の取付ブラケットの断面図 スタッドボルトからブラケット本体を取り外す場合の、本発明に係る実施形態の取付ブラケットの断面図 スタッドボルトに固定された、本発明に係る実施形態の取付ブラケットの断面図の他例
符号の説明
10 取付ブラケット
11 固定基台
12 固定部
12a 内面
13 連結部
13a 破断した連結部の一部分
13b 破断した連結部の残りの部分
14 ブラケット本体
15 係止突起
16 第1中空部
17 切欠孔
18 第2中空部
21 スタッドボルト
D 固定部の外径
d 固定基台の内径

Claims (4)

  1. 樹脂成形品の本体に一体に形成され、被取付体の受面から上方に突設されたスタッドボルトに係合することにより前記樹脂成形品の本体を前記被取付体に固定する取付ブラケットであって、
    ブラケット本体と、
    前記ブラケット本体の下面を前記被取付体の受面に載せた際に前記スタッドボルトが挿通される第1中空部を有し、スタッドボルト挿通方向上側に突出するように前記ブラケット本体に形成された中空状の固定基台と、
    前記スタッドボルトが挿通される第2中空部を有し、前記固定基台から前記スタッドボルト挿通方向上側に延設され、前記第2中空部を画成する内面に前記スタッドボルトと係合する係止突起が設けられるとともに、上面視で前記固定基台の前記第1中空部内に収まる小さな外形を有するスタッドボルト挿通方向下端部を有する中空状の固定部と、
    前記固定基台のスタッドボルト挿通方向上端部と前記固定部のスタッドボルト挿通方向下端部とを連結する連結部と、
    を備え、
    前記連結部には、破断を容易にする易破断部が形成されており、
    前記ブラケット本体の下面が前記被取付体の受面に載せられ且つ前記スタッドボルトに前記固定部の係止突起が係合した状態で、前記固定部に加えられるスタッドボルト挿通方向下側への外力によって前記連結部が破断したとき、前記固定部の少なくとも一部が前記固定基台の前記第1中空部に収容される、
    ことを特徴とする取付ブラケット。
  2. 前記連結部が有する前記外力に対する強度は、前記固定基台および前記固定部が有する前記外力に対する強度より弱い、
    ことを特徴とする請求項1に記載の取付ブラケット。
  3. 前記易破断部が、前記連結部に前記スタッドボルト挿通方向に貫通形成された孔である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の取付ブラケット。
  4. 前記固定部は、中空筒状であり、
    前記連結部が破断したとき、その破断により当該連結部に形成された穴を前記固定部が前記スタッドボルトと伴に通って、前記固定基台から分離される、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の取付ブラケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011236940A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Yazaki Corp ボルト固定部構造

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