JP2009221792A - 高層建物 - Google Patents

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幸人 魚永
Masahiro Otsuka
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Abstract

【課題】空間の有効利用を図り、特に、高層建物が高層マンションである場合において、居室として使用勝手の向上を図りながらも、建物を偏心させることなく、高層建物の水平剛性を確保することができる高層建物を提供する。
【解決手段】建物A内部のコア部1に設けた連層耐震壁Bと、平面視で建物Aの外周部2における連層耐震壁Bの延長線上に配置された柱3bとを設け、コア部1の中心に建物Aの剛心が位置またはほぼ位置するように、連層耐震壁Bと一部の延長線上の柱3bとを連結して連層耐震壁Bの曲げ変形を抑制する曲げ戻し壁4を配置してある。
【選択図】図2

Description

本発明は、建物内部のコア部に設けた連層耐震壁と、平面視で前記建物の外周部における前記連層耐震壁の延長線上に配置された柱とを設けた高層建物に関する。
従来、この種の高層建物では、図11に示すように、連層耐震壁Bと全部の延長線上の柱3bとを連結して連層耐震壁Bの曲げ変形を抑制する曲げ戻し壁4を配置してあるものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−295050号公報
従来の高層建物においては、連層耐震壁と全部の延長線上の柱とを連結する曲げ戻し壁によって空間が仕切られるので、空間を自由に設定し難く、空間の有効利用を図ることができないものであった。特に、高層建物が高層マンションである場合において、居室空間を自由に設定し難いことに加えて、隅部に狭い居室空間ができる等、居室として使用勝手が悪くなる虞がある。
そこで、従来の高層建物における改良構成として、図12のように、連層耐震壁Bと一部の延長線上の柱3bとを連結する曲げ戻し壁4を配置することが考えられる。このような構成を採用することによって、高層建物の水平剛性を確保することができながらも、連層耐震壁Bと全部の延長線上の柱3bとを連結する曲げ戻し壁4を配置するのに較べて、空間を自由に設定し易く、空間の有効利用を図ることができる。
しかしながら、上記改良構成では、平面視でコア部の中心に位置する重心と建物の剛心とが一致しないので、高層建物の変形量が大きくなる部分が生じ易い等、高層建物が全体として変形し易くなるものであった。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、空間の有効利用を図り、特に、高層建物が高層マンションである場合において、居室として使用勝手の向上を図りながらも、建物を偏心させることなく、高層建物の水平剛性を確保することができる高層建物を提供する点にある。
本発明の高層建物は、建物内部のコア部に設けた連層耐震壁と、平面視で前記建物の外周部における前記連層耐震壁の延長線上に配置された柱とを設けたものであって、その第1特徴構成は、前記コア部の中心に前記建物の剛心が位置またはほぼ位置するように、前記連層耐震壁と一部の前記延長線上の柱とを連結して前記連層耐震壁の曲げ変形を抑制する曲げ戻し壁を配置してある点にある。
すなわち、コア部の中心に建物の剛心が位置またはほぼ位置するように、連層耐震壁と一部の延長線上の柱とを連結して連層耐震壁の曲げ変形を抑制する曲げ戻し壁を配置してあるので、例えば地震等の水平力により連層耐震壁が曲げ変形しようとするときに、曲げ戻し壁が曲げ変形しようとする方向とは反対方向に押し戻して連層耐震壁の曲げ変形を抑制するので、高層建物の水平剛性を確保できる。加えて、連層耐震壁と全部の延長線上の柱とを連結する曲げ戻し壁を配置するのに較べて、空間を自由に設定し易く、空間の有効利用を図ることができる。特に、高層建物が高層マンションである場合において、居室空間を自由に設定し易いことに加えて、狭い居室空間ができないようにして、居室として使用勝手の向上を図ることができる。しかも、前記コア部の中心に前記建物の剛心が位置またはほぼ位置するので、平面視でコア部の中心に位置する重心と建物の剛心とが一致またはほぼ一致することになり、高層建物の変形量が大きくなる部分が生じ難い等、高層建物が全体として変形し難いものとなる。
本発明の第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、前記曲げ戻し壁を複数階おきに配置してある点を特徴とする。
すなわち、前記曲げ戻し壁を複数階おきに配置してあるので、曲げ戻し壁を各階に設けるのに較べて曲げ戻し壁を更に少なくでき、その割には、高層建物の水平剛性を確保することができる。
本発明の第3特徴構成は、上記第1又は第2特徴構成に加えて、前記曲げ戻し壁を配置した階のうち上下方向に隣り合う一方の階における前記曲げ戻し壁と、他方の階における前記曲げ戻し壁とを、平面視でそれら曲げ戻し壁の配置を異ならせるように構成してある点を特徴とする。
すなわち、前記曲げ戻し壁を配置した階のうち上下方向に隣り合う一方の階における前記曲げ戻し壁と、他方の階における前記曲げ戻し壁とを、平面視でそれら曲げ戻し壁の配置を異ならせるように構成してあるので、曲げ戻し壁を高層建物全体でバランスよく配置して、曲げ戻し壁による曲げ戻し効果をどの曲げ方向に対しても発揮し易くすることが可能となる。
〔第1実施の形態〕
以下、本発明に係る高層建物について説明する。
図1〜図3に示すように、建物A内部のコア部1に設けた連層耐震壁Bと、建物Aの外周部2に配置された柱3bと、連層耐震壁Bと柱3bとを連結して連層耐震壁Bの曲げ変形を抑制する曲げ戻し壁4とを設けてある。
説明を加えると、高層建物Aは、前後方向及び左右方向に並ぶ複数のRC造の柱3、それら複数の柱3同士を連結する梁(図示せず)等を備えている。建物Aの中央側の柱3aのうち隣り合う柱3aの間にコア部耐震壁5が設けられて、断面形状が略正方形状の建物A内部のコア部1に断面形状が略正方形状の筒状の連層耐震壁Bが全階に亘って構成されている。
そして、コア部1の中心に建物Aの剛心Sが位置するように、連層耐震壁Bとその連層耐震壁Bの延長線上に配置された複数(本実施形態では8つ)の柱3bの一部とを連結する曲げ戻し壁4を配置してある。曲げ戻し壁4を複数(n−1)階おきに配置してあり、曲げ戻し壁4を配置したkn階のうち上下方向に隣り合う一方の(k+1)n階における曲げ戻し壁4と、他方の(k−1)n階における曲げ戻し壁4とを、平面視でそれら曲げ戻し壁4の配置を異ならせるように構成してある。
説明を加えると、kn(k=1、2、3、…)階に曲げ戻し壁4が設置されている。n階における曲げ戻し壁4の配置について説明を加えると、略正方形状の連層耐震壁Bにおける前側のコア部耐震壁5aから一方側(右側)へ延びる延長上に曲げ戻し壁4が配置されるとともに、後側のコア部耐震壁5cから他方側(左側)へ延びる延長上に曲げ戻し壁4が配置されている(この曲げ戻し壁4の配置パターンをパターンAとする。)。2n階における曲げ戻し壁4の配置について説明を加えると、略正方形状の連層耐震壁Bにおける左側のコア部耐震壁5dから一方側(前側)へ延びる延長上に曲げ戻し壁4が配置されるとともに、右側のコア部耐震壁5bから他方側(後側)へ延びる延長上に曲げ戻し壁4が配置されている(この曲げ戻し壁4の配置パターンをパターンBとする。)。そして、曲げ戻し壁4の配置パターンが、(n−1)階おきにパターンAとパターンBとが交互に繰り返されるように構成されている。又、パターンBはパターンAをコア部1の中心を通る上下方向に沿う回転軸周りに90度回転させたものであり、曲げ戻し壁4の配置パターンが、(n−1)階おきにパターンAを回転軸周りに90度ずつ回転させる、と言い換えてもよい。
尚、図1は、高層建物の側面図であり、図2は、(2k−1)×n階(nに奇数を掛けた階)における、高層建物の平面図で、曲げ戻し壁4の配置パターンとしては、パターンAを示す図であり、図3は、2kn階(nに偶数を掛けた階)における、高層建物の平面図で、曲げ戻し壁4の配置パターンとしては、パターンBを示す図である。
これにより、曲げ戻し壁4を設置する箇所が2箇所で済むことになり、曲げ戻し壁4にて仕切られた面積の大きなL字状の空間をそのまま使用したり、そのL字状の空間を雑壁にて更に仕切ることができる等、空間を自由に設定し易く、空間の有効利用を図ることができる。特に、高層建物Aが高層マンションである場合において、居室空間を自由に設定し易いことに加えて、狭い正方形状の居室空間ができないようにして、居室として使用勝手の向上を図ることができる。しかも、平面視でコア部1の中心に位置する重心Gと建物の剛心Sとが一致することになり、高層建物Aの変形量が大きくなる部分が生じ難い等、高層建物Aが全体として変形し難いものとなる。しかも、曲げ戻し壁4を設けた階が多数であれば、建物Aの外周部2に配置された柱3bのうち建物Aの前側の壁を構成する柱3bに連結される曲げ戻し壁4の数と、後側の壁を構成する柱3bに連結される曲げ戻し壁4の数と、右側の壁を構成する柱3bに連結される曲げ戻し壁4の数と、左側の壁を構成する柱3bに連結される曲げ戻し壁4の数とが、等しいか又は略等しいものとなり、曲げ戻し壁4を高層建物A全体でバランスよく配置して、曲げ戻し壁4による曲げ戻し効果をどの曲げ方向に対しても発揮し易くすることが可能となるのである。
〔第2実施の形態〕
この実施形態では、第1実施形態の構成と異なる構成についてのみ説明し、同じ構成については説明を省略する。
図4、図5に示すように、n階における曲げ戻し壁4の配置について説明を加えると、略正方形状の連層耐震壁Bにおける前側のコア部耐震壁5aから他方側(左側)へ延びる延長上に曲げ戻し壁4が配置されるとともに、後側のコア部耐震壁5cから一方側(右側)へ延びる延長上に曲げ戻し壁4が配置されている(この曲げ戻し壁4の配置パターンをパターンCとする。)。2n階における曲げ戻し壁4の配置について説明を加えると、略正方形状の連層耐震壁Bにおける左側のコア部耐震壁5dから他方側(後側)へ延びる延長上に曲げ戻し壁4が配置されるとともに、右側のコア部耐震壁5bから一方側(前側)へ延びる延長上に曲げ戻し壁4が配置されている(この曲げ戻し壁4の配置パターンをパターンDとする。)。そして、曲げ戻し壁4の配置パターンが、(n−1)階おきにパターンCとパターンDとが交互に繰り返されるように構成されている。
尚、図4は、(2k−1)×n階(nに奇数を掛けた階)における、高層建物の平面図で、曲げ戻し壁4の配置パターンとしては、パターンCを示す図であり、図5は、2kn階(nに偶数を掛けた階)における、高層建物の平面図で、曲げ戻し壁4の配置パターンとしては、パターンDを示す図である。
〔第3実施の形態〕
この実施形態では、第1実施形態の構成と異なる構成についてのみ説明し、同じ構成については説明を省略する。
図6に示すように、kn階における曲げ戻し壁4の配置について説明を加えると、略正方形状の連層耐震壁Bにおける前側のコア部耐震壁5aから一方側(右側)へ延びる延長上に曲げ戻し壁4が配置され、後側のコア部耐震壁5cから他方側(左側)へ延びる延長上に曲げ戻し壁4が配置され、左側のコア部耐震壁5dから一方側(前側)へ延びる延長上に曲げ戻し壁4が配置され、右側のコア部耐震壁5bから他方側(後側)へ延びる延長上に曲げ戻し壁4が配置されている(この曲げ戻し壁4の配置パターンをパターンEとする。)。
尚、図6は、kn階における、高層建物の平面図で、曲げ戻し壁4の配置パターンとしては、パターンEを示す図である。
〔第4実施の形態〕
この実施形態では、第1実施形態の構成と異なる構成についてのみ説明し、同じ構成については説明を省略する。
図7に示すように、kn階における曲げ戻し壁4の配置について説明を加えると、略正方形状の連層耐震壁Bにおける前側のコア部耐震壁5aから他方側(左側)へ延びる延長上に曲げ戻し壁4が配置され、後側のコア部耐震壁5cから一方側(右側)へ延びる延長上に曲げ戻し壁4が配置され、左側のコア部耐震壁5dから他方側(後側)へ延びる延長上に曲げ戻し壁4が配置され、右側のコア部耐震壁5bから一方側(前側)へ延びる延長上に曲げ戻し壁4が配置されている(この曲げ戻し壁4の配置パターンをパターンFとする。)。
尚、図7は、kn階における、高層建物の平面図で、曲げ戻し壁4の配置パターンとしては、パターンFを示す図である。
〔第5実施の形態〕
この実施形態では、第1実施形態の構成と異なる構成についてのみ説明し、同じ構成については説明を省略する。建物Aの中央側の柱3aのうち隣り合う柱3aの間にコア部耐震壁6が設けられて、断面形状が略三角形状の建物A内部のコア部1に断面形状が略三角形状の筒状の連層耐震壁Bが全階に亘って構成されている。
図8に示すように、kn階における曲げ戻し壁7の配置について説明を加えると、略正三角形状の連層耐震壁Bにおける左前側のコア部耐震壁6aから斜め後ろ側へ延びる延長上に曲げ戻し壁7が配置され、後側のコア部耐震壁6bから右側へ延びる延長上に曲げ戻し壁7が配置され、右前側のコア部耐震壁6cから斜め前側へ延びる延長上に曲げ戻し壁7が配置されている(この曲げ戻し壁7の配置パターンをパターンGとする。)。
尚、図8は、kn階における、高層建物の平面図で、曲げ戻し壁7の配置パターンとしては、パターンGを示す図である。
〔第6実施の形態〕
この実施形態では、第5実施形態の構成と異なる構成についてのみ説明し、同じ構成については説明を省略する。
図9に示すように、kn階における曲げ戻し壁7の配置について説明を加えると、略正方形状の連層耐震壁Bにおける左前側のコア部耐震壁6aから斜め前側へ延びる延長上に曲げ戻し壁7が配置され、後側のコア部耐震壁6bから左側へ延びる延長上に曲げ戻し壁7が配置され、右前側のコア部耐震壁6cから斜め後ろ側へ延びる延長上に曲げ戻し壁7が配置されている(この曲げ戻し壁7の配置パターンをパターンHとする。)。
尚、図9は、kn階における、高層建物の平面図で、曲げ戻し壁7の配置パターンとしては、パターンHを示す図である。
〔別実施の形態〕
(1)上記実施の形態では、コア部1の中心に建物Aの剛心Sが位置するように、曲げ戻し壁4を配置してある構成を例示したが、このような構成に限られるものではなく、コア部1の中心に建物Aの剛心Sがほぼ位置するように、曲げ戻し壁4を配置してある構成としてもよい。
(2)上記実施の形態では、曲げ戻し壁4を複数(n−1)階おきに配置してある構成を例示したが、nの数は建物の階数に合わせて適宜変更可能である。また、必ずしも曲げ戻し壁4を複数(n−1)階おきに配置する必要はなく、曲げ戻し壁4を上下方向に分散して設けたり、最上階あるいは最上階付近だけに設けてもよく、あるいは、曲げ戻し壁4を各階毎に設けてもよい。
(3)上記実施の形態では、柱3がRC造である構成を例示したが、SRC造、S造、CFT造等であってもよい。
(4)上記実施の形態では、曲げ戻し壁4の配置パターンが、(n−1)階おきにパターンAとパターンBとが交互に繰り返される構成、パターンCとパターンDとが交互に繰り返される構成、パターンEが繰り返される構成、パターンFが繰り返される構成を例示したが、パターンAとパターンBとパターンE又はパターンFとが順番に繰り返される構成や、パターンCとパターンDとパターンE又はパターンFとが順番に繰り返される構成、あるいは、パターンEとパターンFとが交互に繰り返される構成等、各種パターンA〜Fの組み合わせが適用可能である。
又、図10に示すように、kn階、及び、それらkn階の夫々における1階下の階(kn−1階)に、曲げ戻し壁4が設置され、それら曲げ戻し壁4の配置パターンが、kn階においては、パターンA又はパターンCであり、kn−1階においては、パターンB又はパターンDであってもよい。尚、kn階においては、(n−1)階おきにパターンAとパターンCとが交互に繰り返される構成が好ましく、kn−1階においては、(n−1)階おきにパターンBとパターンDとが交互に繰り返される構成が好ましい。さらに、必ずしも、kn階、及び、それらkn階の夫々における1階下の階に、曲げ戻し壁4が設置される必要は無く、例えば、kn階、及び、それらkn階の夫々における2以上の複数階下の階に、曲げ戻し壁4が設置される構成であってもよいが、曲げ戻し効果をバランスよく発揮し易くする観点から、kn階の夫々における1階下の階に、曲げ戻し壁4が設置される構成が好ましい。
(5)上記実施の形態では、断面形状が略正方形状の建物A内部のコア部1に断面形状が略正方形状の連層耐震壁Bを設ける構成を例示したが、断面形状が略長方形状の建物A内部のコア部1に断面形状が略長方形状の連層耐震壁Bを設ける構成であってもよい。さらに、建物Aの断面形状が円形や楕円形あるいは多角形状であってもよい。
(6)上記実施の形態では、連層耐震壁Bの断面形状が略正方形状である構成を例示したが、このような構成に限らず、例えば、断面形状が略コ字状や略ニ字状である構成としてもよい。さらに、それら略正方形状、略コ字状、略ニ字状の連層耐震壁Bを、建物A内部のコア部1に複数設けてもよい。
高層建物の側面図 第1実施形態における高層建物の平面図 第1実施形態における高層建物の平面図 第2実施形態における高層建物の平面図 第2実施形態における高層建物の平面図 第3実施形態における高層建物の平面図 第4実施形態における高層建物の平面図 第5実施形態における高層建物の平面図 第6実施形態における高層建物の平面図 別実施形態における高層建物の側面図 従来の高層建物を示す図 従来の高層建物を示す図
符号の説明
1 コア部
2 外周部
3b 柱
4 曲げ戻し壁
A 建物
B 連層耐震壁
S 剛心
G 重心

Claims (3)

  1. 建物内部のコア部に設けた連層耐震壁と、
    平面視で前記建物の外周部における前記連層耐震壁の延長線上に配置された柱とを設けた高層建物であって、
    前記コア部の中心に前記建物の剛心が位置またはほぼ位置するように、前記連層耐震壁と一部の前記延長線上の柱とを連結して前記連層耐震壁の曲げ変形を抑制する曲げ戻し壁を配置してある高層建物。
  2. 前記曲げ戻し壁を複数階おきに配置してある請求項1に記載の高層建物。
  3. 前記曲げ戻し壁を配置した階のうち上下方向に隣り合う一方の階における前記曲げ戻し壁と、他方の階における前記曲げ戻し壁とを、平面視でそれら曲げ戻し壁の配置を異ならせるように構成してある請求項1又は2に記載の高層建物。
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