JP6893102B2 - 建物 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、超高層建築物、板状マンションなど、見かけのアスペクト比が大きい建物に好適な技術に関する。
一般に、建物が高層になるに連れて、建物幅に対する高さの比(アスペクト比)が大きくなり、転倒の可能性が高くなる。
そこで、特許文献1に示されているように、下層部の柱を、短手方向外方に向けて末広がりに傾斜させることが考えられる。
特開平8−338154号公報
しかし、特許文献1に示されているように下層部の複数階にわたって柱を傾斜させる場合、その各階で柱の位置が異なることになるので、施工性が大きく低下するという問題がある。
本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、施工性を大きく低下させることなくアスペクト比の低減を図ることのできる建物を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る建物は、上層階の外周の扁平な壁柱を下層階の扁平な柱で支持するように構成され、前記壁柱の内端の直下に前記柱の内端が位置し、前記壁柱は、外壁に沿う方向の幅が外壁に直交する方向の幅よりも広く、前記柱は、外壁に直交する方向の幅が外壁に沿う方向の幅よりも広く、前記柱の外壁に直交する方向の幅は、前記壁柱の外壁に直交する方向の幅よりも広くなっていて、前記柱の外壁に沿う方向の幅は、前記壁柱の外壁に沿う方向の幅よりも小さい(請求項1)。
上記建物において、前記壁柱と前記柱との取り合い部において、該取り合い部に向かって延びる梁の上面より前記柱の柱頭を低くしてあり、前記梁には、裏面を傾斜面とするハンチが形成されていてもよい(請求項2)。
本発明に係る建物が、上層階の外周の扁平な壁柱を下層階の扁平な柱で支持するように構成され、前記壁柱の内端の直下に前記柱の内端が位置し、前記壁柱は、外壁に沿う方向の幅が外壁に直交する方向の幅よりも広く、前記柱は、外壁に直交する方向の幅が外壁に沿う方向の幅よりも広く、前記柱の外壁に直交する方向の幅は、前記壁柱の外壁に直交する方向の幅よりも広くなっていて、前記壁柱と前記柱との取り合い部において、該取り合い部に向かって延びる梁の上面より前記柱の柱頭を低くしてあり、前記梁には、裏面を傾斜面とするハンチが形成されていてもよい(請求項3)。
本願発明では、施工性を大きく低下させることなくアスペクト比の低減を図ることのできる建物が得られる。
すなわち、本願の各請求項に係る発明の建物では、上層階の外周に設けた壁柱において、外壁に沿う方向の幅を外壁に直交する方向の幅よりも広くしてあることにより、この壁柱の外壁に直交する方向の幅を外壁に沿う方向の幅よりも広くしてある場合に比べ、上層階において利用可能な空間を広く確保することができる。また、特許文献1に示すように下層階の柱を傾斜させると施工性が大きく低下するが、本願発明では、下層階の柱を傾斜させないため、施工性が大きく低下することもない。
その上、下層階の外周に設ける柱において、その内端の位置を壁柱の内端に合わせるとともに、外壁に直交する方向の幅を外壁に沿う方向の幅よりも広くしてあることにより、建物の見かけ上の幅を広くしてアスペクト比を低減させることができるため、よりスレンダーな建物の構築を実現することが可能となる。
請求項1に係る発明の建物では、下層階の柱の幅(アスペクト比の低減に寄与しない方向の幅)を狭くすることにより、用いる部材数等を削減し、経済性の向上を図ることができる。
請求項2,3に係る発明の建物では、ハンチを形成したことにより、壁柱と柱との取り合い部において、壁柱、梁から柱への荷重の伝達をスムーズに行わせることができ、また、壁柱の外側下方に形成されるスペースを樋の配置等に有効活用することも可能となる。
本発明の一実施の形態に係る建物の構成を概略的に示す縦断面図である。 前記建物の上層階(基準階)の構成を概略的に示す平面図である。 前記建物の要部の構成を概略的に示す縦断面図である。 (A)は前記建物の要部の構成を概略的に示す横断面図、(B)は(A)のB−B線切断断面図である。 図4(A)のA−A線切断断面図である。 図4(A)のC−C線切断断面図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。
図1に示す建物は、高層建物であり、基礎1上の所定位置に免震装置2が配置され、その上に構造物(本例では集合住宅)3が構築された構成となっている。
そして、図2に示すように、上層階(本例では3階以上の階)の外周(建物の短手方向外側)には扁平な壁柱4が設けられ、各壁柱4は、下層階(本例では1〜2階)の扁平な柱5で支持される(図1も参照)。
また、図1に示すように、壁柱4の内端の直下に柱5の内端が位置し、図4(A)に示すように、壁柱4は、外壁に沿う方向の幅W4が外壁に直交する方向の幅(厚み)T4よりも広く、柱5は、外壁に直交する方向の幅(厚み)T5が外壁に沿う方向の幅W5よりも広くなっている。
このように、上層階の外周に設けた壁柱4において、外壁に沿う方向の幅W4を外壁に直交する方向の幅(厚み)T4よりも広くしてあることにより、この壁柱4の外壁に直交する方向の幅(厚み)T4を外壁に沿う方向の幅W4よりも広くしてある場合に比べ、上層階において利用可能な空間を広く確保することができる。また、特許文献1に示すように下層階の柱を傾斜させると施工性が大きく低下するが、本実施形態では、下層階の柱5を傾斜させないため、施工性が大きく低下することもない。
その上、下層階の外周に設ける柱5において、その内端の位置を壁柱4の内端に合わせるとともに、外壁に直交する方向の幅(厚み)T5を外壁に沿う方向の幅W5よりも広くし、かつ、柱5の外壁に直交する方向の幅(厚み)T5を、壁柱4の外壁に直交する方向の幅(厚み)T4よりも広くしてあることにより、建物の見かけ上の幅を広くしてアスペクト比を低減させることができるため、よりスレンダーな建物の構築を実現することが可能となる。
さらに、図4(A)に示すように、本実施形態では、柱5の外壁に沿う方向の幅W5を、壁柱4の外壁に沿う方向の幅W4よりも小さくしてある。このように、下層階の柱5の幅W5(アスペクト比の低減に寄与しない方向の幅)を狭くすることにより、用いる部材数等を削減し、経済性の向上を図ることができる。なお、柱5の外壁に沿う方向の幅W5は、壁柱4の外壁に直交する方向の幅(厚み)T4よりも広くしてある(壁柱4より柱5の横断面積を大きくしてある)のが強度上好ましい。
加えて、本実施形態では、図3、図5に示すように、壁柱4と柱5との取り合い部において、該取り合い部に向かって延びる梁6の上面より柱5の柱頭を低くしてあり、梁6には、裏面を傾斜面とするハンチ7を形成してある。このようにハンチ7を形成したことにより、壁柱4、梁6から柱5への荷重の伝達をスムーズに行わせることができ、また、壁柱4の外側に例えばバルコニー8を設ける場合に、その下方にスペースが形成されることになるが、そのスペースを樋の配置等に有効活用することも可能となる。
ここで、壁柱4と柱5との取り合い部における配筋は、例えば図4(A)及び(B)、図5、図6に示すように行うことができ、特に梁6のハンチ7の配筋について説明すると、このハンチ7には、上部及び下部に各々4本ずつ計8本の梁主筋9が配され、中間部に4本の補強筋10が配され、外側の4本(上部の外側2本及び下部の外側2本)の梁主筋9の周囲には肋筋11が設けられている。
そして、図5に示すように、上部4本の梁主筋9は水平に延びている。また、下部4本の梁主筋9は、梁6の下面に沿って延び、その先端は、ハンチ7の傾斜角度を維持したまま柱5の外端付近にまで延びている。一方、4本の補強筋10は、ハンチ7の中間部で折曲していて、その折曲部からハンチ7の傾斜角度を維持したまま梁6の上部付近にまで延びる傾斜部10aと、折曲部から水平に延びて柱5の外端付近にまで延びる水平部10bとを有している。
なお、本発明は、上記の実施の形態に何ら限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々に変形して実施し得ることは勿論である。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。
上記実施の形態では、図2に示すように、上層階の壁柱4及び下層階の柱5を、短手方向に対称となるように設けてあるが、これに限らず、例えば短手方向の何れか一方の側のみに壁柱4及び柱5を設けるなど、非対称にしてあってもよい。また、図2に示す例では、上層階の壁柱4及び下層階の柱5を、長手方向にも対称となるように設けてあるが、これに限らず、長手方向に非対称に設けてあってもよい。さらに、長手方向の外側に位置する柱を、壁柱4、柱5としてもよいのはもちろんである。
また、上記実施の形態では、上層階において壁柱4の外側にバルコニー8を設けてあるが、これに限らず、例えば共用廊下等を設けてあってもよい。
なお、上記変形例どうしを適宜組み合わせてもよいことはいうまでもない。
1 基礎
2 免震装置
3 構造物
4 壁柱
5 柱
6 梁
7 ハンチ
8 バルコニー
9 梁主筋
10 補強筋
11 肋筋
T4 壁柱の外壁に直交する方向の幅
T5 柱の外壁に直交する方向の幅
W4 壁柱の外壁に沿う方向の幅
W5 柱の外壁に沿う方向の幅

Claims (3)

  1. 上層階の外周の扁平な壁柱を下層階の扁平な柱で支持するように構成され、
    前記壁柱の内端の直下に前記柱の内端が位置し、
    前記壁柱は、外壁に沿う方向の幅が外壁に直交する方向の幅よりも広く、
    前記柱は、外壁に直交する方向の幅が外壁に沿う方向の幅よりも広く、
    前記柱の外壁に直交する方向の幅は、前記壁柱の外壁に直交する方向の幅よりも広くなっていて、
    前記柱の外壁に沿う方向の幅は、前記壁柱の外壁に沿う方向の幅よりも小さいことを特徴とする建物。
  2. 前記壁柱と前記柱との取り合い部において、該取り合い部に向かって延びる梁の上面より前記柱の柱頭を低くしてあり、前記梁には、裏面を傾斜面とするハンチが形成されている請求項1に記載の建物。
  3. 上層階の外周の扁平な壁柱を下層階の扁平な柱で支持するように構成され、
    前記壁柱の内端の直下に前記柱の内端が位置し、
    前記壁柱は、外壁に沿う方向の幅が外壁に直交する方向の幅よりも広く、
    前記柱は、外壁に直交する方向の幅が外壁に沿う方向の幅よりも広く、
    前記柱の外壁に直交する方向の幅は、前記壁柱の外壁に直交する方向の幅よりも広くなっていて、
    前記壁柱と前記柱との取り合い部において、該取り合い部に向かって延びる梁の上面より前記柱の柱頭を低くしてあり、前記梁には、裏面を傾斜面とするハンチが形成されていることを特徴とする建物。
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