JP2009221715A - 支承構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性体と下沓および上沓との接着を長期にわたって維持し長寿命化を図る。
【解決手段】下沓1の上面および上沓2の下面のうちのいずれか一方には、筒部20が突設されるとともに、下沓1の上面および上沓2の下面のうちのいずれか他方には、筒部20の内側に配置された突出部11が突設され、弾性体3は、筒部20と突出部11との間に、前記一方において筒部20の内側に位置する部分、筒部20の内周面および突出部11に接着した状態で配置された第1弾性体3aと、この第1弾性体3aと一体に形成されるとともに前記他方において突出部11の外側に位置する部分と筒部20の先端縁との間に配置された第2弾性体3bと、を備え、この第2弾性体3bは、前記他方および筒部20の先端縁のうち少なくとも一方に非接着となっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、下部構造と上部構造との間に介装される支承構造に関する。
一般に、高架道路等の橋梁では、橋脚と主桁との間に支承構造が配設されている。この種の支承構造として、例えば下記特許文献1に示されるような、下沓と上沓との間に弾性体を配置した支承構造が提案されている。この支承構造では、上沓の下面における中央部に凹部が形成される一方、下沓の上面における中央部に前記凹部の内側に配置された凸部が形成され、これらの下沓の上面および上沓の下面の各中央部同士の間に、弾性体が下沓の上面、上沓の下面、凹部および凸部に接着した状態で配置されている。
そして、下沓の上面および上沓の下面それぞれの外周縁部同士の間には上下方向の隙間が設けられており、この支承構造に圧縮荷重が作用したときに、前記隙間を狭めつつ前記弾性体を下方に圧縮変形するようになっている。
特開2005−337002号公報
しかしながら、前記従来の支承構造では、下沓の上面および上沓の下面それぞれの外周縁部同士の間に前記隙間が設けられているので、この隙間から下沓と上沓との間に粉塵や水等が入り込み、下沓の上面、上沓の下面、凹部および凸部と弾性体との接着が早期に劣化し易くなるおそれがあった。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、弾性体と下沓および上沓との接着を長期にわたって維持し長寿命化を図ることができる支承構造を提供することを目的とする。
本発明に係る支承構造は、下部構造上に配置される下沓と、該下沓の上方に配置され上部構造を支持する上沓と、これらの下沓と上沓との間に配置された弾性体と、を備える支承構造であって、前記下沓の上面および前記上沓の下面のうちのいずれか一方には、筒部が突設されるとともに、前記下沓の上面および前記上沓の下面のうちのいずれか他方には、前記筒部の内側に配置された突出部が突設され、前記弾性体は、筒部と突出部との間に、前記一方において筒部の内側に位置する部分、筒部の内周面および前記突出部に接着した状態で配置された第1弾性体と、この第1弾性体と一体に形成されるとともに前記他方において突出部の外側に位置する部分と筒部の先端縁との間に配置された第2弾性体と、を備え、この第2弾性体は、前記他方および筒部の先端縁のうち少なくとも一方に非接着となっていることを特徴とする。
この発明では、弾性体が、前記他方において突出部の外側に位置する部分と前記筒部の先端縁との間に配置された第2弾性体を備えているので、前記他方と筒部の先端縁との間の隙間から下沓と上沓との間に粉塵や水等が入り込むのを抑制することが可能になる。したがって、前記一方において筒部の内側に位置する部分、筒部の内周面および突出部と第1弾性体との接着を長期にわたって維持しこの支承構造の長寿命化を図ることができる。
また、第2弾性体が、第1弾性体と一体に形成されるとともに、前記他方および筒部の先端縁のうち少なくとも一方に非接着となっているので、この支承構造に圧縮荷重が作用したときに、第1弾性体および第2弾性体を鉛直方向に圧縮変形させつつ第2弾性体を筒部の径方向外側に向けて膨出変形させることが可能になり、第1弾性体の鉛直方向における圧縮変形量を大きく確保することができる。すなわち、第2弾性体が筒部の径方向外側に向けて膨出変形することで、この変形に第1弾性体を追随させてその圧縮変形を増長させることができる。したがって、第1弾性体の厚さを大きくしなくても、上部構造の上方に向けた変位に対する追随性を十分に確保することが可能になり、この支承構造のコンパクト化を図ることができる。これにより、例えば既設の鋼製支承と置き換える場合等、設置スペースの高さが低く制限されていてもこの支承構造を容易に設置することができる。
またこのように、第2弾性体が、前記他方および筒部の先端縁のうち少なくとも一方に非接着となっているので、支承構造に水平荷重が作用したときに、下沓および上沓の水平方向に沿った相対変位が第2弾性体によって拘束されるのを防ぐことが可能になり、弾性体に第2弾性体を備えさせたことによって支承構造の機能が阻害されるのを防ぐことができる。
さらに、前記一方に設けられた筒部の内側に、前記他方に設けられた突出部が配置されているので、支承構造に水平方向のうち前記筒体の径方向に沿った力が作用して、下沓と上沓とが相対的に径方向に変位したときに、筒体と突起部とを第1弾性体を介して互いに係止させ合うことにより、この変位を規制することができる。したがって、この変位を規制するために、例えばサイドブロック等の部材を別途設ける必要が無いため、支承構造のコンパクト化を図ることが可能になる。
また、第1弾性体が、筒部と突出部との間に、前記一方において筒部の内側に位置する部分、筒部の内周面および前記突出部に接着した状態で配置されているので、下沓と上沓とが前記径方向に沿って相対的に変位したときに、筒部と突出部とが直接衝突するのを防いでこの支承構造に大きな負荷がかかるのを防止することができる。
さらに、このように筒部と突出部との間に第1弾性体が配置されていることから、下沓と上沓とが前記径方向に沿って相対的に変位したときに、第1弾性体において筒部の内周面と突出部の外周面との間に位置する部分の一部が、前記径方向に圧縮変形することになり、この支承構造に上部構造および下部構造の前記径方向に沿った相対変位に対する追随性を具備させることもできる。
さらにまた、第1弾性体が、前記一方において筒部の内側に位置する部分、筒部の内周面および前記突出部に接着しているので、この支承構造に下沓と上沓とを引き離す上下方向の引張力が作用したときに、この引張力に対して第1弾性体が抵抗することになり、支承構造の鉛直方向における過度の変位を規制することができる。
ここで、前記第1弾性体および第2弾性体は同一の材質で形成されてもよい。
この場合、第1弾性体および第2弾性体が同一の材質で形成されているので、前述の作用効果を有する支承構造を容易に形成することができる。
また、前記第1弾性体に中空部が形成されてもよい。
この場合、第1弾性体に中空部が形成されているので、この支承構造に圧縮荷重が加えられたときに、第1弾性体の一部が中空部内に膨出することになり、第1弾性体の鉛直方向における圧縮変形量を大きく確保することができる。したがって、この支承構造をより一層コンパクトにすることができる。
さらに、前記中空部は、前記第1弾性体を上下方向に貫通してもよい。
この場合、圧縮荷重が加えられたときに第1弾性体が膨出する空間を大きく確保することが可能になる。
また、前記中空部は、非貫通の有底孔であってもよい。
この場合、例えば中空部の径(平面形状)や数等を変更しなくても、中空部の深さを調整するだけでその容積が調整され、第1弾性体の上下方向における圧縮変形量が調整されることになる。
さらに、前記下沓および前記上沓のうち少なくとも一方には、前記中空部に連通する貫通孔が形成されてもよい。
この場合、中空部を形成するための中子等を貫通孔から引き抜くことが可能であり、中空部を有する支承構造が容易に形成される。
また、前記貫通孔は栓体で閉塞されてもよい。
この場合、中子等を貫通孔から引き抜く工程の後、貫通孔を栓体で閉塞する工程を行うことで、粉塵や水等がこの貫通孔を通って下沓と上沓との間に入り込むのを防ぐことが可能になり、下沓の上面および上沓の下面のうちのいずれか一方において筒部の内側に位置する部分、筒部の内周面および突出部と第1弾性体との接着を長期にわたって確実に維持することができる。
なお、栓体が貫通孔に嵌合された場合には、貫通孔を形成したことによる下沓や上沓の強度低下も抑えられる。
さらに、前記下沓の下面および上沓の上面のうち少なくとも一方には、下沓および上沓を形成する材質よりも摩擦係数が小さい材質で形成されたすべり材が配設されてもよい。
この場合、下部構造および上部構造と支承構造とが相対的に水平方向に沿って変位したときに、これらの下部構造および上部構造の少なくとも一方を、すべり材上を抵抗少なく滑らせて支承構造に対して変位させることが可能になる。したがって、例えば気温等の影響により下部構造や上部構造が伸縮した場合に、この伸縮に伴って支承構造の下沓および上沓が水平方向に沿って変位させられるのを抑制することができる。
本発明に係る支承構造によれば、弾性体と下沓および上沓との接着を長期にわたって維持し長寿命化を図ることができる。
以下、本発明に係る支承構造の第1〜第3実施形態について、図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
本実施形態の支承構造は、図1および図2に示されるように、橋梁の橋脚4の上端面と主桁5の下面との間に介装された固定式支承である。この支承構造は、橋脚4(下部構造)に固定される下沓1と、主桁5(上部構造)に固定される上沓2と、下沓1と上沓2との間に介在された弾性体3と、を備えている。なお、図示の例では、上沓2と主桁5との間には、図示せぬボルト孔を有するソールプレート8が介在されており、前記ボルト孔に挿入されたボトル7によって、これらの上沓2、主桁5およびソールプレート8が固定されている。
下沓1は、橋脚4の上端面に複数(図1では4つ)のアンカーボルト6によって固定される平板状の鋼製部材である。図示の例では、下沓1は、平面視矩形状に形成され、その四隅に、アンカーボルト6を挿通させるためのボルト孔10が各別に形成されている。また、下沓1の上面には、内筒部11(突出部)が突設されている。この内筒部11は、円筒形状に形成され、下沓1と一体に形成されている。また、内筒部11の外径は、後述する外筒部20(筒部)の内径よりも小さくなっている。
上沓2は、下沓1の上方に配置され主桁5を支持するものであり、主桁5の下面にボルト7によって固定される平板状の鋼製部材である。図示の例では、上沓2は、平面視円形状に形成され、その下面に外筒部20が突設されている。この外筒部20は、上沓2の外周縁に沿ってその全周にわたって延びる円筒形状に形成され、上沓2と一体に形成されている。言い換えれば、上沓2の下面に平面視円形状の凹部が形成されている。
また、上沓2には貫通孔21が複数形成されている。これら貫通孔21は、上沓2において内筒部11の内側と対応する部分に形成されており、弾性体3に複数形成された後述の中空部30に各別に連通している。
なお、これらの貫通孔21は、図3に示すように、栓体23で閉塞されることが好ましい。図示の例では、貫通孔21は、上沓2の上面側に位置するザグリ孔と、上沓2の下面側に位置する雌ねじ部と、を有し、栓体23は六角穴付きボルトとされて、このボトル頭部が前記ザグリ孔内に収納された状態で、ボルトの雄ねじ部が前記雌ねじ部に螺合している。なお、図示の例に代えて、板状に形成された栓体を採用し、この栓体を冷却して縮小変形させた状態で貫通孔21内に嵌合し、その後これらを室温下に置いて栓体を室温まで昇温させて膨張(復元)変形させることにより、貫通孔21の内周面に栓体の外周面を圧接させてこの貫通孔21を閉塞するようにしてもよい。
ここで、上沓2の外筒部20と下沓1の内筒部11とは略同軸上に配置されており、外筒部20の内側に内筒部11が配設されている。また、外筒部20の内周面と内筒部11の外周面との間、内筒部11の先端縁と上沓2の下面との間、および外筒部20の先端縁と下沓1の上面との間にはそれぞれ間隔が設けられている。なお、内筒部11は、その全体が外筒部20内に配置されておらず、その先端部が外筒部20内に配置されている。
弾性体3は、例えばゴム若しくは熱可塑性エラストマー等で形成され、公知の種々の材料を用いることが可能である。この弾性体3は、上沓2の外筒部20と下沓1の内筒部11との間に、上沓2の下面において外筒部20の内側に位置する部分、外筒部20の内周面、内筒部11、および下沓1の上面において内筒部11の内側に位置する部分に接着した状態で配置された第1弾性体3aと、この第1弾性体3aと一体に形成されるとともに下沓1の上面において内筒部11の外側に位置する部分と外筒部20の先端縁との間に配置された第2弾性体3bと、を備えている。
第1弾性体3aは、外筒部20および内筒部11それぞれの内部の全域にわたって配設されており、外筒部20内に位置する内筒部11の先端部は第1弾性体3a内に埋設されている。
第2弾性体3bは、下沓1の上面および外筒部20の先端縁のうちの少なくとも一方に非接着となっている。本実施形態では、第2弾性体3bは、下沓1の上面および外筒部20の先端縁の双方に非接着となっている。また、第2弾性体3bは、内周面が内筒部11の外周面に接着し、上面が外筒部20の先端縁に当接し、かつ下面が下沓1の上面に当接した円環板状に形成されている。なお、これに代えて、第2弾性体3bの内周面は内筒部11の外周面に接着しなくてもよい。
また、これらの第1弾性体3aおよび第2弾性体3bは同一の材質で一体に形成されている。
ここで、本実施形態では、第1弾性体3aには、この第1弾性体3aを上下方向に貫通する中空部30が複数形成されている。中空部30は、上記した貫通孔21と略同一径の孔であり、第1弾性体3aにおいて貫通孔21と対応する位置に形成されて、貫通孔21と連通している。図示の例では、中空部30は、第1弾性体3aの中央部に1つと、その周りに4つ形成されている。なお、中空部30の位置、数あるいは径等は、主桁5の高さレベルに応じて適宜変更可能である。
以上の構成において、図4に示されるように、支承構造の上に主桁5が設置されて支承構造に圧縮荷重が加えられると、第1弾性体3aは中空部30内に膨出しつつ鉛直方向に圧縮変形し、かつ第2弾性体3bは外筒部20の径方向外側に膨出しつつ鉛直方向に圧縮変形する。これにより、上沓2が下沓1側に向けて沈下し、外筒部20の先端縁が下沓1の上面に近接し、かつ内筒部11の先端縁が上沓2の上面に近接する。
また、上記した構成からなる支承構造が橋梁の橋脚4の上端面と主桁5の下面との間に介装されているときに、橋脚4と主桁5とが相対的に前記径方向に沿って変位すると、内筒部11の外周面と外筒部20の内周面との間で第1弾性体3aが前記径方向に圧縮変形することで、下沓1と上沓2とが相対的に前記径方向に沿って変位する。そして、ある程度まで変位すると、内筒部11と外筒部20とが第1弾性体3aを介して互いに係止し合うことにより、この変位が規制される。このとき、第1弾性体3aによって内筒部11と外筒部20とが直接衝突するのが防止される。
また、例えば大型車両の通行等で主桁5が撓んだ後のリバウンドにより主桁5の端部に浮上りが生じて、支承構造に鉛直方向の引張力が作用した場合、上沓2が下沓1に対して上方に移動する。このとき、上述したように弾性体3は、予め圧縮荷重により圧縮変形しているので、この圧縮変形量の分だけ上方への変形が許容される。また、弾性体3は下沓1の上面および上沓2の下面に接着しているので、その接着力が前記引張力に抵抗する。
以上説明したように、本実施形態による支承構造によれば、弾性体3が、下沓1の上面において内筒部11の外側に位置する部分と外筒部20の先端縁との間に配置された第2弾性体3bを備えているので、下筒1の上面と外筒部20の先端縁との間から下沓1と上沓2との間に粉塵や水等が入り込むのを抑制することが可能になる。したがって、第1弾性体3aと、上沓2の下面において外筒部20の内側に位置する部分、外筒部20の内周面、内筒部11、および下沓1の上面において内筒部11の内側に位置する部分と、の接着を長期にわたって維持し支承構造の長寿命化を図ることができる。
また、第1弾性体3aおよび第2弾性体3bが同一の材質で形成されているので、前述の作用効果を有する支承構造を容易に形成することができる。
また、第2弾性体3bが、第1弾性体3aと一体に形成されるとともに、下沓1の上面および外筒部20の先端縁のうち少なくとも一方に非接着となっているので、この支承構造に圧縮荷重が作用したときに、第1弾性体3aおよび第2弾性体3bを鉛直方向に圧縮変形させつつ第2弾性体3bを外筒部20の径方向外側に向けて膨出変形させることが可能になり、第1弾性体3aの鉛直方向における圧縮変形量を大きく確保することができる。すなわち、第2弾性体3bが外筒部20の径方向外側に向けて膨出変形することで、この変形に第1弾性体3aを追随させてその圧縮変形を増長させることができる。したがって、第1弾性体3aの厚さを大きくしなくても、主桁5の上方に向けた変位に対する追随性を十分に確保することが可能になり、この支承構造のコンパクト化を図ることができる。これにより、例えば既設の鋼製支承と置き換える場合等、設置スペースの高さが低く制限されていてもこの支承構造を容易に設置することができる。
またこのように、第2弾性体3bが、下沓1の上面および外筒部20の先端縁のうち少なくとも一方に非接着となっているので、支承構造に水平荷重が作用したときに、下沓1および上沓2の水平方向に沿った相対変位が第2弾性体3bによって拘束されるのを防ぐことが可能になり、弾性体3に第2弾性体3bを備えさせたことによって支承構造の機能が阻害されるのを防ぐことができる。
さらに、上沓2の下面に設けられた外筒部20の内側に、下沓1の上面に設けられた内筒部11が配置されているので、支承構造に水平方向のうち外筒部20の径方向に沿った力が作用して、下沓1と上沓2とが相対的に径方向に変位したときに、外筒部20と内筒部11とを第1弾性体3aを介して互いに係止させ合うことにより、この変位を規制することができる。したがって、この変位を規制するために、例えばサイドブロック等の部材を別途設ける必要が無いため、支承構造のコンパクト化を図ることが可能になる。
また、第1弾性体3aが、外筒部20と内筒部11との間に配置されているので、下沓1と上沓2とが前記径方向に沿って相対的に変位したときに、内筒部11と外筒部20とが直接衝突するのを防いでこの支承構造に大きな負荷がかかるのを防止することができる。
さらに、このように外筒部20と内筒部11との間に第1弾性体3aが配置されていることから、下沓1と上沓2とが前記径方向に沿って相対的に変位したときに、第1弾性体3aにおいて外筒部20の内周面と内筒部11の外周面との間に位置する部分の一部が、前記径方向に圧縮変形することになり、この支承構造に橋脚4および主桁5の前記径方向に沿った相対変位に対する追随性を具備させることもできる。
さらにまた、第1弾性体3aが、下沓1の上面および上沓2の下面に接着しているので、この支承構造に下沓1と上沓2とを引き離す鉛直方向の引張力が作用したときに、この引張力に対して第1弾性体3aが抵抗することになり、支承構造の鉛直方向における過度の変位を規制することができる。
また、第1弾性体3aに中空部30が形成されているので、この支承構造に圧縮荷重が加えられたときに、第1弾性体3aの一部が中空部30内に膨出することになり、第1弾性体3aの鉛直方向における圧縮変形量を大きく確保することができる。したがって、この支承構造をより一層コンパクトにすることができる。
さらに、この中空部30が、第1弾性体3aを鉛直方向に貫通しているため、圧縮荷重が加えられたときに第1弾性体3aが膨出する空間を大きく確保することが可能になる。
また、上沓2に、中空部30に連通する貫通孔21が形成されているため、中空部30を形成するための図示せぬ中子を貫通孔21から引き抜くことが可能であり、中空部30を有する弾性体3が容易に形成される。
さらに、この貫通孔21が栓体23で閉塞されているので、粉塵や水等がこの貫通孔21を通って下沓1と上沓2との間に入り込むのを防ぐことが可能になり、下沓1および上沓2と第1弾性体3aとの接着を長期にわたって確実に維持することができる。
なお、前述のように栓体が貫通孔21に嵌合された場合には、貫通孔21を形成したことによる下沓1や上沓2の強度低下も抑えられる。
[第2実施形態]
上記した第1実施形態では、固定式の支承構造について説明したが、本発明は、図5に示すように、可動式の支承構造にすることも可能である。本実施形態では、この可動式の支承構造について説明する。なお、上記第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
可動式の支承構造は、図5に示すように、上沓2の上面に、上沓2と主桁5等の上部構造とを相対的に水平方向に沿って変位させるためのすべり材22が設けられた構成、あるいは、下沓1の下面に、下沓1と橋脚4等の下部構造とを相対的に水平方向に沿って変位させるためのすべり材22が設けられた構成になっている。
以下、図6および図7に基づいて詳しく説明する。なお、主桁5の延在方向(図6の紙面に沿って上下方向)を桁行方向とし、その桁行方向に直交する方向(図6の紙面に沿って左右方向)を桁幅方向とする。
この可動式の支承構造では、上沓2の上面に中間プレート9が載置されている。この中間プレート9は、桁行方向に長い上面視矩形状の鋼板であり、ボルト7により主桁5に固定されている。また、中間プレート9と主桁5との間には、ソールプレート8が介在されている。中間プレート9の下面には、ステンレス板90が固定されている。また、上沓2の上面には、ステンレス板90に滑動可能に当接されるすべり板22(すべり材)が設けられている。このすべり板22は、例えばポリテトラフルオロエチレン若しくは分子量が100万以上の超高分子量ポリエチレン等の、下沓1および上沓2を形成する材質よりも摩擦係数が小さい材質で形成されている。
ここで、上沓2は主桁5に固定されておらず、これら2、5は相対的に水平方向に沿って移動可能になっている。また、中間プレート9の桁幅方向にける両端部には、桁行方向に長い上面視矩形状の段差部91が各別に形成されている。この段差部91は凹部となっている。
一方、下沓1の上面には、桁幅方向に間隔を置いてサイドブロック12が一対配設されている。一対のサイドブロック12は、中間プレート9の両外側にそれぞれ配設されており、サイドブロック12の上端には、上記した中間プレート9の段差部91の内側に配置される係止部12aが突設されている。
上記した構成からなる可動式の支承構造によれば、上沓2と主桁5とが固定されておらず、上沓2に固定されたすべり板22上を、主桁5に固定されたステンレス板90が抵抗少なく滑動するようになっているので、例えば気温等の影響により主桁5が桁行方向に伸縮した場合に、この伸縮に伴って支承構造の上沓2が変位させられるのを抑制することができる。
なお、主桁5は、桁行方向には段差部91と係止部12aとの桁行方向に沿った間隔だけ支承構造に対して変位する一方、桁幅方向には一対のサイドブロック12により拘束されて変位不能になっている。
なお、上記した可動式の支承構造は、橋脚4に対して下沓1が固定された構成になっているが、本発明は、下沓1の下にすべり板22およびステンレス板90を配設し、橋脚4に対して下沓1が水平方向に変位する構成にしてもよい。
具体的に説明すると、橋脚4の上端面にアンカーボルト6により固定されたベースプレートを設置し、このベースプレートの上面にステンレス板90を固定し、下沓1の下面に、ステンレス板90に滑動可能に当接させるすべり板22を固定する。このとき、下沓1は橋脚4に固定せず、これら1、4を相対的に水平方向に沿って移動可能にする。
以上より、下沓1に固定されたすべり板22上を、橋脚4に固定されたステンレス板90が抵抗少なく滑動することができる。
[第3の実施の形態]
上記した第1、第2実施形態では、突出部として円筒形状の内筒部11を形成したが、本発明は、図8に示すように、突出部として円盤形状の凸部111が下沓1に突設された構成にすることも可能である。
以上、本発明に係る支承構造の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記した第1〜第3実施形態では、弾性体3として第1弾性体3aおよび第2弾性体3bが同一の材質で一体に形成された構成を示したが、これに代えて互いに異なる材質で形成してもよい。
また、上記した第1〜第3実施形態では、下沓1の上面に内筒部11や凸部111が突設され、上沓2の下面に外筒部20が突設されているが、本発明は、下沓1の上面に外筒部(筒部)が突設され、上沓2の下面に内筒部や凸部(突出部)が突設されていてもよい。
上記した第1、第2実施形態では、突出部として円筒形状の内筒部11が形成されており、第3実施形態では、突出部として円盤形状の凸部111が形成されているが、本発明における突出部は、上記した内筒部11や凸部111に限定されるものではなく、例えば、分割された壁状の突出部であってもよく、その他の形状の突出部であってもよい。
また、上記した第1〜第3実施形態では、筒部として円筒形状の外筒部20が形成されているが、本発明は、円筒形状の筒部に限定されるものではない。例えば、角筒形状の筒部であってもよく、あるいは、外周形状が平面視矩形であって内周形状が平面視円形の筒部であってもよく、その他の形状の筒部であってもよい。
また、上記した第1〜第3実施形態では、中空部30として第1弾性体3aを上下方向に貫通した構成を示したが、本発明は、この中空部の形状は適宜変更可能である。例えば、図9に示すように、有底孔(非貫通孔)状の中空部130を第1弾性体3aに形成してもよい。この有底孔状の中空部130では、その深さを調整することで、その径(平面形状)や数を変更することなく中空部130の容積が調整されて弾性体3の圧縮変形量が調整されるため、設計の自由度を向上させることができる。また、本発明は、スリット状の中空部が第1弾性体3aに形成されていてもよく、その他の形状の中空部が第1弾性体3aに形成されていてもよい。
また、上記した第1〜第3の実施の形態では、下沓1が平面視矩形状であり、上沓2が平面視円形状であるが、本発明は、下沓1や上沓2の形状は適宜変更可能である。例えば、下沓1を平面視円形状にして上沓2を平面視矩形状にすることも可能であり、あるいは、下沓1および上沓2をそれぞれ平面視円形状または平面視矩形状にすることも可能であり、あるいは、下沓1や上沓2をその他の形状にすることも可能である。
また、上記した第1〜第3実施形態では、中空部30に連通する貫通孔21が上沓2に形成されているが、本発明は、貫通孔21が下沓1に形成されていてもよく、あるいは、貫通孔21が下沓1および上沓2にそれぞれ形成されていてもよい。さらに、本発明は、下沓1や上沓2に貫通孔21が形成されていない構成にすることも可能である。
また、上記した第1〜第3実施形態では、橋脚4と主桁5との間に介装される支承構造について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、支承構造の設置場所は適宜変更可能である。例えば、建築物を支承するための支承構造として利用することも可能であり、あるいは、機械を支承するための支承構造として利用することも可能である。
また、上記した第1〜第3実施形態では、橋脚4の上に下沓1が直接配置されており、また、上沓2の上にソールプレート8を介して主桁5が支持されているが、本発明は、下沓1が橋脚4上にプレート等の中間部材を介して配置されてもよく、また、上沓2が主桁5を直接支持してもよい。
また、第1弾性体3a内に、この第1弾性体3aを形成する材質よりも縦弾性係数が大きい拘束部材を埋設してもよい。
この場合、支承構造に鉛直方向荷重が加えられたときの弾性体3の圧縮変形量を抑えることが可能になり、設計の自由度を高めることができる。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1実施形態を説明するための固定式の支承構造の平面図である。 本発明の第1実施形態を説明するための固定式の支承構造の半断面図である。 本発明の第1実施形態を説明するための上沓の部分拡大図である。 図1から図3に示す支承構造に圧縮荷重が加えられた状態を模式的に表した断面図である。 本発明の第2実施形態を説明するための可動式の支承構造を模式的に表した断面図である。 本発明の第2実施形態を説明するための可動式の支承構造の平面図である。 本発明の第2実施形態を説明するための可動式の支承構造の半断面図である。 本発明の第3実施形態を説明するための支承構造を模式的に表した断面図である。 本発明の他の実施形態を説明するための支承構造を模式的に表した断面図である。
符号の説明
1 下沓
2 上沓
3 弾性体
3a 第1弾性体
3b 第2弾性体
4 橋脚(下部構造)
5 主桁(上部構造)
11、111 内筒部(突出部)
20 外筒部(筒部)
21 貫通孔
22 すべり板(すべり材)
23 栓体
30、130 中空部

Claims (8)

  1. 下部構造上に配置される下沓と、該下沓の上方に配置され上部構造を支持する上沓と、これらの下沓と上沓との間に配置された弾性体と、を備える支承構造であって、
    前記下沓の上面および前記上沓の下面のうちのいずれか一方には、筒部が突設されるとともに、前記下沓の上面および前記上沓の下面のうちのいずれか他方には、前記筒部の内側に配置された突出部が突設され、
    前記弾性体は、筒部と突出部との間に、前記一方において筒部の内側に位置する部分、筒部の内周面および前記突出部に接着した状態で配置された第1弾性体と、この第1弾性体と一体に形成されるとともに前記他方において突出部の外側に位置する部分と筒部の先端縁との間に配置された第2弾性体と、を備え、この第2弾性体は、前記他方および筒部の先端縁のうち少なくとも一方に非接着となっていることを特徴とする支承構造。
  2. 請求項1記載の支承構造であって、
    前記第1弾性体および第2弾性体は同一の材質で形成されていることを特徴とする支承構造。
  3. 請求項1または2に記載の支承構造であって、
    前記第1弾性体に中空部が形成されていることを特徴とする支承構造。
  4. 請求項3記載の支承構造にであって、
    前記中空部は、前記第1弾性体を上下方向に貫通していることを特徴とする支承構造。
  5. 請求項3記載の支承構造にであって、
    前記中空部は、非貫通の有底孔であることを特徴とする支承構造。
  6. 請求項3から5のいずれか1項に記載の支承構造にであって、
    前記下沓および前記上沓のうち少なくとも一方には、前記中空部に連通する貫通孔が形成されていることを特徴とする支承構造。
  7. 請求項6記載の支承構造において、
    前記貫通孔は栓体で閉塞されていることを特徴とする支承構造。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の支承構造にであって、
    前記下沓の下面および上沓の上面のうち少なくとも一方には、下沓および上沓を形成する材質よりも摩擦係数が小さい材質で形成されたすべり材が配設されていることを特徴とする支承構造。
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