JP2009218789A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 表示装置とPictBridge規格等を使って接続し、表示対象画像に複数枚印刷設定がなされた場合、設定枚数の数だけ繰り返し表示されてしまう。同じ画像を何度も表示すると待ち時間が長くなる。さらには装置間の通信負荷や画像処理負荷も多い。さらには同一画像間でも表示切り替え操作が必要になると、ページ送り操作も煩雑である。
【解決手段】 本発明の画像処理装置は、表示装置に出力する画像を切り替える切り替え手段と、印刷すべき複数の画像を指定する画像指定情報と印刷すべき枚数を指定する枚数情報とを格納する格納手段と、切り替え手段による切り替え操作に応じて、画像指定情報で指定されている画像を順次、表示装置に出力する出力手段を有し、枚数情報として2以上の枚数が設定されている画像が表示されているときに切り替え操作を行うと、枚数情報に従わず、画像指定情報で指定される次の画像の出力を行う。
【選択図】 図19

Description

本発明は、画像指定情報で指定されている画像を順次、表示装置に出力する画像処理装置に関する。
デジタルカメラで撮影した画像は、デジタルデータとしてデジタルカメラ内の記録メディアに記録される。プロジェクター等の表示装置に記録メディアを挿入し、撮影画像を表示させ、親族や知人が表示画像を見て楽しむようなことが一般的に行われている(特許文献1参照)。表示画像の切り替えや表示画像の回転等の操作は、表示装置のリモートコントローラ等で行われている。
一方、メーカーを問わず、デジタルカメラとプリンタをダイレクトに接続し、デジタルカメラを操作することで印刷できるダイレクト印刷機能が存在する。ダイレクト印刷機能としては、PictBridgeと呼ばれる規格が知られており、この規格をデジタルカメラおよびプリンタが搭載することでダイレクト印刷機能を実現できる。近年のデジタルカメラの大部分がこの規格に対応する機能を搭載している。
ダイレクト印刷機能は、デジタルカメラの表示部に印刷したい画像を表示させ、印刷開始のボタン等を操作することで、現在通信しているプリンタにより所望する画像の印刷を行うことができる。
一方、デジタルカメラのユーザが、印刷を所望する画像を予め選択しておき、選択した情報を印刷予約情報としてメモリに記憶させることが可能である(特許文献2参照)。このような印刷予約情報を記録しておく規格としてDPOFと呼ばれる規格が知られており、近年のデジタルカメラの多くがこの規格に対応する機能を搭載している。
特開2005−165107号公報 特許第3728302号公報
プレゼンテーションや写真の披露の場などにおいて、プロジェクター等の表示装置にパーソナルコンピュータやビデオ機器からビデオ信号を出力し、画像を表示させることができる。
ここで、デジタルカメラから画像データをプロジェクターやディスプレイに出力しようとする場合を考慮する。デジタルカメラ内のメモリには公開したい画像と、そうでないものが混在しているケースが想定される。そのような場合であっても、デジタルカメラの表示装置とプロジェクターで表示される画像が一致している為、画像切り替えの操作中などで公開したくない画像をプロジェクター等の表示装置で表示してしまう可能性がある。
そこで出願人は、デジタルカメラの大部分の機種が有するダイレクトプリント機能を活用し、希望の画像のみを表示装置で表示する仕組みを考えた。つまり、表示装置に出力する画像を制御する情報処理装置にもダイレクトプリント機能を搭載し、デジタルカメラ等の画像供給装置からの印刷操作によって、表示装置に表示させたい画像を選択することが可能となる。
しかしながら、ダイレクトプリント機能をデジタルカメラと表示装置に出力する画像を制御する情報処理装置との接続で用いた場合に、さらに課題も発生する。
1つは、プリント時には有用な情報である枚数情報の扱いである。デジタルカメラとプリンタでのダイレクト印刷においては、同一画像の複数枚印刷は一度に多くの画像を手軽に印刷できるために枚数情報は有効であった。しかし、デジタルカメラとプロジェクターなどの表示装置との接続の場合に枚数情報をそのまま活用すると、何度も同じ画像を表示するだけで意味があまり無い。
さらには表示画像を切り替えるのに不都合である。例えば5枚の印刷指定がなされている場合、枚数情報にしたがって同じ画像を繰り返し5回表示すると待ち時間が長くなる。また画像切り替えの処理が手動の場合には、結局、5回画像切り替え操作をしないと次の別の画像を表示することができず不便である。
そこで本発明では、上記した問題の全て、または少なくとも1つを解決し、デジタルカメラ等の情報処理装置のダイレクトプリント機能を利用して表示機能を提供する場合の不都合を解消することを目的とする。また、複数枚の枚数情報が設定されていたとしても、何度も同じ画像の表示が繰り返されることを防ぐことで、待ち時間の削減を可能とする。さらには、画像切り替え操作を何度も行って、何度も同じ画像の表示が繰り返されることを防ぎ、操作性の向上を図ることを目的とする。
上記の課題の少なくとも1つ解決する為、本発明の画像処理装置は、表示装置に出力する画像を切り替える切り替え手段と、印刷すべき複数の画像を指定する画像指定情報と印刷すべき枚数を指定する枚数情報とを格納する格納手段と、切り替え手段による切り替え処理に応じて、格納手段で格納した画像指定情報で指定されている画像を順次、表示装置に出力する出力手段であって、枚数情報として2以上の枚数が設定されている画像が表示されているときに切り替え処理が行われる場合には、当該枚数情報に従わずに、画像指定情報で指定される次の画像の出力を行う出力手段とを有することを特徴とする。
また、上記の課題の少なくとも1つ解決する為、本発明の画像処理装置は、印刷すべき画像を指定する画像指定情報と画像とを格納する格納手段と、格納手段で格納した画像指定情報に従って、格納手段から読み出して表示装置に出力する画像を順次切り替える切り替え手段を有し、画像指定情報が同一画像を連続して指示している場合には、切り替え手段は、当該同一画像を連続して表示することなく、異なる画像を指定する次の画像指定情報にしたがって画像の切り替えを行うことを特徴とする。
本発明では、デジタルカメラ等の情報処理装置のダイレクトプリント機能を利用して表示機能を提供する場合の不都合を解消することができる。特に、複数枚の枚数情報が設定されていたとしても、何度も同じ画像の表示が繰り返されることを防ぐことができる。また、同じ画像を何度も表示するなどの無駄な処理を削減し、次の別の画像を表示するまで待ち時間の削減が可能である。また、同一画像に対して、何度も画像の切り替え処理をしなくてよいので、操作性の向上を図ることもができる。
また、画像切り替えの操作をリモートコントローラなどの操作装置を用いて手動で行う場合には、枚画像切り替えの操作を過剰に多くさせないことも可能になる。
(実施例1)
本実施例では、液晶プロジェクターとデジタルカメラがUniversalSerialBus(USB)を介して接続される場合で説明する。そして、デジタルカメラを操作することにより、デジタルカメラの記録メディアに保存した画像を、液晶プロジェクターで再生し表示する。このときデジタルカメラからの複数枚の枚数情報を記載した印刷ジョブを液晶プロジェクターに送信した場合を想定している。そして、その複数枚を指示する枚数情報を1枚に変換するか、又は、枚数情報を無視することによって、複数枚の印刷要求であっても1枚表示要求として処理する様に構成している。
なお、以降の実施例では、一例としてDCIMやPictBridgeを利用しているが、ファイル構造や印刷プロトコルは他のものでも実施可能である。
図1は、本発明の実施形態における液晶プロジェクターの構成を示す図である。以下、本発明の実施形態における液晶プロジェクターの構成について説明する。
100は、本実施形態における液晶プロジェクターである。
109は、液晶プロジェクター100全体を制御するシステム制御回路、101はシステム制御回路109の動作用のプログラムや定数、変数、画像等を一時的に記憶するメモリである。102は、システム制御回路109の動作用のファームウェアプログラム等を記録した不揮発性メモリであって、システム制御回路の制御により、このメモリへのデータの記録や、データの消去が可能である。このメモリ101に、液晶プロジェクター100が有する能力に関する情報(Capability情報)を記録することができる。
103は、システム制御回路109の各種の動作指示を入力するための操作部である。この操作部103として、キーボードやスイッチ、ダイアル、タッチパネル、視線入力手段、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成可能である。120は、システム制御回路109の各種の動作指示を入力するためのリモートコントローラから、指示を受信する手段であり、本実施例では赤外線の受光部で構成している。
104は、電源制御手段で、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。そして、システム制御回路109の指示に基づいてDC−DCコンバータやスイッチを制御し、電源105から得た電力を使って、必要な電圧を必要な期間、ランプやファンを含む各部へ供給する。105はACアダプター等からなる電源手段である。
107は、ネットワーク接続するためのEthernet(登録商標)インタフェースである。このインタフェースを介して、液晶プロジェクターの故障等の状態を、液晶プロジェクターを集中管理するシステムに通知することができる。106は、デジタルカメラ、USBメモリ等を接続する為のUSBインタフェースである。
108は、デジタルカメラ、USBメモリ等から読み出したJPEG画像を、赤(R)/緑(G)/青(B)の3種の色信号からなるRGB信号にデジタル変換する。
111は、プロジェクター映像信号処理回路で、デジタル化されたRGB信号をプロジェクター装置に適した信号に変換する信号処理を行う。そのような信号処理としては、例えば、インターレース−プログレッシブ変換処理、フレームレート変換処理、解像度変換処理等が挙げられる。110は、フレームメモリで、プロジェクター映像信号処理回路111でプロジェクターに適した信号に変換する際の信号処理で使用され、1フレーム以上のRGB信号を記録することが可能である。112は、信号レベル調整回路で、プロジェクター映像信号処理回路111からの出力をプロジェクター装置の投影する投影画像に適するような信号レベルとするべく調整する。113は、液晶ドライバで、信号レベル調整回路112の出力信号に基づいて液晶パネル117を駆動する。
116は、ランプで、スクリーン119に投影画像を映し出すための光源である。105は、ランプ116に電力を供給する。115は、ランプ駆動回路(バラスト)で、電源105より供給される電力からランプ116に供給するための安定した高電圧を発生させる。液晶パネル117には、R/G/Bのカラーフィルタが接合されており、ランプ116より投射された光をRGBの画像に対応して光の透過・遮断を行う。レンズ群118は、液晶パネル117を通過したRGBの各色画像をスクリーン119へ結像させるとともに、投影画像の大きさを変化させる。スクリーン119は、映像信号を結像させる投影面を提供する。
以下、この液晶プロジェクターの構成をもとに、本実施形態において液晶プロジェクターとデジタルカメラを接続し、デジタルカメラが保持する画像をデジタルカメラの操作により、液晶プロジェクターが投影させる動作について説明する。
また、こうしたデジタルカメラと表示装置間のダイレクト印刷機能を用いて、複数枚の画像を表示する場合に、プリンタで印刷するときと同様に、ある画像の表示が終わり次第、自動的に次の画像の表示に移ってしまうようにすることが可能である。しかしながら、表示画像が次々と切り替わってしまい、もう少しゆっくりと自分のペースで鑑賞したい場合を考慮して、画像表示装置のリモートコントローラからページ送り操作を行うことにより、順次、表示画像を切り替えていくことができる仕様を考えた。
なお、以下の記述に基づく液晶プロジェクターの制御は図1の不揮発メモリ102上に存在するファームウェアプログラムによって実行される。
図2は、本発明の実施形態におけるデジタルカメラと液晶プロジェクターの構成を示す図である。
液晶プロジェクター100は、USBインタフェース106に挿入されたUSBケーブルを介し、デジタルカメラ200と接続する。図示していないが、デジタルカメラ200は、撮影画像を保持する記録メディアとUSBインタフェースを有し、プリンタと接続時には、保持する撮影画像を選択し、印刷できる機能を搭載している。
なお、本実施例で構築するシステムの通信媒体は、有線・無線のLANやBluetooth等でもよく、本実施例は構築するシステムの形態に依存するものではない。
図10は、本発明の実施形態における液晶プロジェクター100のリモートコントローラの一例である。
リモートコントロール信号発行部3500、POWERボタン3501、AUTO SETボタン3502、入力信号設定/画像設定ボタン3503、方向ボタン3504、決定ボタン3505、ページ送り/音量設定ボタン3506を備える。
リモートコントロール信号発行部3500はリモートコントローラの信号を本体に送る。
POWERボタン3501は電源の入/切を行う。
AUTO SETボタン3502はフォーカス、キーストーン、スクリーン色補正の調整を液晶プロジェクターに自動的に行わせる為のボタンである。
入力信号設定/画像設定ボタン3503は入力信号の選択、フォーカスの調整、画質の設定などを行うボタン群である。
方向ボタン3504はメニュー画面などカーソルなどを移動させるために、上下左右の方向を指定する。
決定ボタン3505はメニュー画面などで選択した項目を確定する。
ページ送り/音量設定ボタン3506は画像のページ送り、ズーム、音量の調整などを行うためのボタン群である。
なお、このリモートコントローラはプロジェクター100に対しての指示は、有線通信手段または無線手段のいずれも利用可能である。またプロジェクター本体上の操作部であっても良い。
図14は、本発明の実施形態におけるデジタルカメラ200の背面を示した図である。
背面には、切り替えスイッチ2600、直接印刷ボタン2601、SETボタン2602、上下左右ボタン2603、MENUボタン2604、液晶モニター2605を備える。
切り替えスイッチ2600は撮影を行うか、撮影した画像を表示するかのモードを切り替えるスイッチである。
ダイレクト印刷ボタン2601は液晶モニター2605に表示されている画像をダイレクト印刷で一枚印刷する場合に使用するボタンである。ダイレクト印刷とは、液晶モニター2605で表示されている画像を印刷する機能のことであり、ダイレクト印刷ボタン2601の押下、または、図15に示すプリントメニュー画面からの操作の2種類の印刷方法がある。ダイレクト印刷ボタン2601の押下による印刷方法は、表示している画像を一枚のみ、接続しているプリンタで印刷することが出来る。一方、プリントメニュー画面からの操作による印刷方法は、ユーザが複数の画像に対してプリント予約することが出来る。また本実施例のデジタルカメラにおいては、画像毎に何枚のプリントを行うかを示す枚数情報を設定可能である。
液晶プロジェクターと接続するとボタンのランプが点灯する。ダイレクトボタン2601を押下すると、図16に示すダイレクト印刷処理中画面が表示される。
SETボタン2602は設定したプリント条件を確定するときなどに使用するボタンである。図14のように画像を表示している状態でSETボタン2602を押下すると図15に示すプリントメニュー画面が表示される。上下左右ボタン2603は、メニューの選択をする場合に上下左右でカーソルを移動させる場合や画像の表示で複数画像存在する場合に次の画像や前の画像を表示させる場合に使用する。
図15は、本発明の実施形態におけるデジタルカメラ200での直接指定印刷に関する画面の一例である。
直接指定印刷では図15のプリントメニュー画面で指定した条件で画像を印刷することができる。直接印刷設定情報表示3101は設定した用紙サイズ、用紙タイプ、レイアウトの情報が表示される。
印刷3100を選択し、SETボタン2602を押下すると図17に示す印刷中の画面が表示される。
図16は、本発明の実施形態におけるデジタルカメラ200でのダイレクト印刷ボタン2601を押下したときのダイレクト印刷処理中画面の一例である。
図14にてダイレクト印刷ボタン2601を押下されると印刷処理を行う。印刷処理を行っていることが表示される。
中止3200を選択し、SETボタン2602を押下すると図18に示す印刷処理中止確認画面が表示される。
図17は、本発明の実施形態におけるデジタルカメラ200での印刷処理中画面の一例である。
印刷処理中コメント3300は印刷処理を行っていることと印刷処理の進捗状況を表示する。Nは設定されている総プリント枚数を示す。
中止ボタン3200を選択し、SETボタン2602を押下すると図18に示す印刷処理中止確認画面が表示される。
図18は、本発明の実施形態におけるデジタルカメラ200で、図15や図16の画面で中止ボタン3200を選択し、SETボタン2602を押下すると表示される印刷処理中止確認画面の一例である。
中止ボタン3400を選択しSETボタン2602を押下すると、印刷処理を中止し図16に示す画面に戻る。
続行ボタン3401を選択し、SETボタン2602を押下すると、印刷処理を続行します。
図3は、本発明の実施形態におけるデジタルカメラの記録メディアのフォルダ構成について示した図である。
DPOFファイルは、自動プリントファイル301・自動再生ファイル302・自動送信ファイル303の各制御ファイルと、Unicodeで記述されたユーザ情報を格納したUNICODE文字列記述ファイル304との4種類のテキストファイル群を示す。DPOFファイルは、ルートディレクトリの直下にある”MISC”ディレクトリ300の下に構成される。撮影画像305は、“DCIM”ディレクトリ配下に格納される。
図9は、自動プリントファイル301の記載例306を示す。デジタルカメラ名やファイル作成日時などのヘッダー部と、プロダクトID・プリント種指定・プリント部数指定・フォーマット・画像ファイルのパス情報・画像の撮影日時等を印刷ジョブ毎に保持している。
図7は、本発明の実施形態の前提となるダイレクトプリントシステムのモデル図である。
本発明の実施形態の前提となるダイレクトプリントシステムは、サーバ/クライアントモデルであり、Print Server501/Client502とStorage Server503/Client504が存在する。このモデルでの通信は、基本的に、Clientからの要求に対してServerが応答し、その結果をClientに返答するというシーケンスで、各オペレーションが完結する。またServerから発行される通知に対して、Clientが応答し、その受け取り確認をServerに返答するというシーケンスで各イベントが完結する。
具体的には、デジタルカメラ200のPrint Client502から印刷要求に応じて、液晶プロジェクター100のPrint Server501が応答する。続いて、液晶プロジェクター100のStorage Client504が画像を投影するために画像データを要求し、デジタルカメラ200のStorage Server503が画像データを返答する。また液晶プロジェクター100のPrint Server501からデバイス状態などのイベントを発行通知に対し、デジタルカメラ200のPrint Client502がイベントの受け取り確認を返答する。
図4、図5、図6は、本発明の実施形態で用いられる各種のコマンド及びイベントについて示した図である。
全てのコマンドおよびイベントは、XML形式で記述する。
機器を接続した際に、互いの機器がどんなサービス機能を有するのかを確認するためのコマンドがDPS_ConfigurePrintService401であり、バージョン・ベンダー名・プロダクト名・シリアル番号などが記述される。401は、Print Client502が送信するコマンドである。402は、Print Server501がDPS_ConfigurePrintService401に応答例であり、Result値が記述される。
Print Client502がプリンタに設定可能な能力を問い合わせるためのコマンドがDPS_GetCapability403の例である。quality・用紙サイズ・用紙タイプ・ファイルタイプ・日付印刷・ファイル名印刷・イメージオプティマイズ・レイアウト・fixedSize・トリミングの能力を問い合わせることができる。本実施形態においては液晶プロジェクター100がデジタルカメラに対して自分がプリンタであるかのように振る舞うので、Print Server501としてプリント能力を返答する。
404が、Print Server501がDPS_GetCapability403への応答の例であり、Result値と液晶プロジェクターに設定可能な用紙サイズ(標準、L判、2L判など)が記述される。
なお、液晶プロジェクター自体はPurinnto用紙サイズでプリントすることは無いが、プリンタとしてプル舞う為に用紙サイズ等の情報を返答する。この用紙サイズ情報を用いてデジタルカメラが生成したジョブに用紙サイズが記述されていた場合は、そのサイズ情報に応じて液晶プロジェクが動作を変えるように設計しても良い。
デジタルカメラ200から印刷を要求するためのコマンドがDPS_StartJob405の例である。印刷要求のパラメータには、印刷設定と印刷情報が存在する。印刷設定には、デジタルカメラ200のユーザ操作によって設定された内容(quality・用紙サイズ・用紙タイプ・ファイルタイプ・日付印刷・ファイル名印刷・イメージオプティマイズ・レイアウト・fixedSize・トリミング)が記述される。印刷情報には、画像指定情報として印刷指定された1画像以上の印刷画像に対する画像ファイルIDや、画像指定情報で指定された画像ごとの印刷枚数等が記述される。DPS_StartJob405で同一画像の複数枚印刷を設定するには、<printInfo>タグに従属している<copies>タグで印刷したい枚数を指定すればよい。他にも、<printInfo>タグをDPS_StartJob405内に複数記述することで同一画像の複数枚印刷を設定することができる。Print Client502が印刷を要求するコマンドDPS_StartJob405の例である。406は、Print Server501がDPS_StartJob405に応答例であり、Result値が記述される。
デジタルカメラ200から印刷を中止するためのコマンドがDPS_AbortJobである。411が、Print Client502が印刷を中止するために送信するコマンドDPS_AbortJobの例である。412は、Print Server501がDPS_AbortJob411に応答例であり、Result値が記述される。
デジタルカメラ200から印刷を再開するためのコマンドがDPS_ContinueJobである。413が、Print Client502が印刷を再開するために送信するコマンドDPS_ContinueJob413の例である。414は、Print Server501がDPS_ContinueJob413に応答例であり、Result値が記述される。
液晶プロジェクター100から印刷状態を通知するためのイベントがDPS_NotifyJobStatusであり、印刷の進捗、総印刷枚数などが記述される。408が、Print Server501が印刷状態を通知するために送信するイベントDPS_NotifyJobStatus408の例である。407は、Print Client502がDPS_NotifyJobStatus408に応答例であり、Result値が記述される。
液晶プロジェクター100から液晶プロジェクター100のデバイス状態を通知するためのイベントがDPS_NotifyDeviceStatusである。アイドル・印刷中・ポーズ中などの印刷状態、画像ファイル等のエラー内容、Capability変更有無、新たな印刷ジョブを受け付け可能か否かなどの情報が記述される。410が、Print Server501がデバイス状態を通知するために送信するイベントDPS_NotifyDeviceStatus410の例である。409は、Print Client502がDPS_NotifyDeviceStatus410に応答例であり、Result値が記述される。
液晶プロジェクター100から必要な画像のファイルIDを取得するためのコマンドがDPS_GetFileIDであり、画像のファイルパスなどが記述される。421が、Storage Client504が画像のファイルIDを取得するために送信するコマンドDPS_GetFileID412の例である。420は、Storage Server503が該コマンドに応答例であり、Result値と該ファイルIDが記述される。
液晶プロジェクター100から必要な画像のファイル情報を取得するためのコマンドがDPS_GetFileInfoである。423が、Storage Client504が画像のファイル情報を取得するために送信するコマンドDPS_GetFileInfo423の例であり、情報を取得したい画像のファイルIDが記述される。422は、Storage Server503が該コマンドに応答例であり、Result値と該画像のファイルタイプ、ファイルサイズ、サムネイルフォーマット、サムネイルサイズ等が記述される。
液晶プロジェクター100から必要な画像を取得するためのコマンドがDPS_GetFileである。425が、Storage Client504が画像を取得するために送信するコマンドDPS_GetFile425であり、情報を取得したい画像のファイルIDが記述される。424は、Storage Server503が該コマンドに応答例であり、Result値と取得した画像のサイズが記述される。図示していないが、画像を分割して取得するためコマンドDSP_GetPartialFileを用いて、DPS_GetFileの代わりに、DPS_GetPartialFileを利用してもよい。
図8はダイレクト接続で1枚印刷を行ったときのシーケンス例である。図11は、n枚(n≧2)印刷を行ったときのコマンドのシーケンス例である。以下、図8と図11について説明する。
図8は、液晶プロジェクター100とデジタルカメラ200がダイレクトプリント規格に基づいて接続を開始し、液晶プロジェクター100が画像1枚を表示するまでのシーケンスを表している。
初めに液晶プロジェクター100とデジタルカメラ200の間で互いがダイレクトプリント機能を有するかどうかを確認するためのネゴシエーションを行う。ここでは、USBケーブルの接続をトリガーとして両機器間でPTP(Picture Transfer Protocolの頭文字)に従った接続が確立する。その後において、DPS Discovery601と呼ばれるダイレクトプリント機能を有するかどうかの確認が行われる。
602では、デジタルカメラ200のPrint Client502が液晶プロジェクター100のPrint Server501へDPS_ConfigurePrintService401を発行する。その目的は、液晶プロジェクター100,デジタルカメラ200の両機器が互いに有するサービス機能を確認することである。つまり、液晶プロジェクター100がPrint Server501/Storage Client503を有することを、デジタルカメラ200がPrint Client502/Storage Server504を有することを互いに通知し合う。
603では、液晶プロジェクター100の能力を問い合わせるためにPrint Client502がPrint Server501へDPS_GetCapability403を発行する。ここでPrint Client502が得たCapability情報がデジタルカメラ200のUIに反映されて、ユーザの選択できる機能が決定される。ここで決定される機能とは、quality・用紙サイズ・用紙タイプ・ファイルタイプ・日付印刷・ファイル名印刷・イメージオプティマイズ・レイアウト・fixedSize・トリミングが含まれる。
604は、ユーザがデジタルカメラ200から液晶プロジェクター100で表示させる画像を選択し、直接印刷ボタン2601を押下する操作である。604の操作により、605でPrint Client502がPrint Server501に、直接印刷ボタン2601を押下したときに表示していた画像を1枚印刷するためのDPS_StartJob405を発行する。これによって、Print Client502からPrint Server501へ印刷設定および印刷情報が通知されて表示処理が開始される。
606では、DPS_StartJob405を液晶プロジェクター100受信し、プリント処理(ただし実際にはプロジェクターの表示処理)の状態をデジタルカメラ200に通知するために、Print Server501はPrint Client502へDPS_NotifyDeviceStatus409を発行する。
607では、印刷指定されている画像ファイルの中で現在何枚目の印刷処理を行っているかを示す進捗をデジタルカメラ200に通知するためにPrint Server501はDPS_NotifyJobStatus407をPrint Client502へ発行する。ただし本発明においては、印刷処理の進捗ではなく、実際にはプロジェクターの表示処理の進捗を通知することになる。
608では、次に表示する画像のファイルタイプとファイルサイズ情報を取得するために、Storage Client503がStorage Server504へDPS_GetFileInfo422を発行する。ここで、Storage Client503に送られたファイルサイズ情報を元にStorage Client503はメモリ確保を行い、後に続く画像ファイルの取得に備える。
609では、Storage Client503は、608で取得した情報に基づき、画像データを一括取得するためにStorage Server504にDPS_GetFile424を発行する。ここでは、DPS_GetFile424ではなくDPS_GetPartialFileにより、分割取得をする方法もある。そして、610ではStorage Client503が609で取得したデータをPrint Deviceに送信する。
以上が完了すると、611としてプリントサーバ501は、液晶プロジェクター100が待機状態に遷移したことをデジタルカメラ200に通知するために、DPS_NotifyDeviceStatus409をPrint Client502へ発行する。
図11は、液晶プロジェクター100とデジタルカメラ200がダイレクトプリント規格に基づく接続を確立した状態から、デジタルカメラ200で表示画像を選択して実際に表示が完了するまでのシーケンスを表している。
901では、ユーザがデジタルカメラ200のUIから液晶プロジェクター100で表示させる画像と表示枚数を設定し、ダイレクト印刷機能を実行する操作である。
902では、Print Client502がDPS_StartJob405をPrint Server501に発行する。902によって、Print Client502からPrint Server501へ印刷設定および印刷情報が通知されて表示処理が開始される。このとき、本発明ではDPS_StartJob405の<copies>タグが印刷画像枚数を2枚以上と指定していても、Print Server501は枚数情報を1枚に変換して1枚表示の表示要求としてジョブを解釈する。もしくは、枚数情報を1枚に変換しなくても、枚数情報を単純に無視して1枚表示の表示要求としてジョブを解釈してもよい。
903では、Print Server501は、自身が待機状態から表示処理状態に遷移したことをPrint Client502に通知するために、DPS_NotifyDeviceStatus409のパラメータに印刷中を示す値をセットして発行する。
904では、Print Server501が印刷指定されている総画像枚数nのうち現在何枚目の表示処理を行っているかを示す進捗通知をPrint Client502へ行うためにDPS_NotifyJobStatus407を発行する。
ここで、総画像数nは、DPS_StartJob405で指定される異なる画像の数として解釈する。つまり、例えばDPS_StartJob405に4種類の画像について3枚づつ印刷の指定がなされている場合には、総画像数を12とするのではなく、4種類の4を採用する。そして、進捗の通知として、1種類目の画像の表示に際しては1/4を通知し、3種類目の画像の表示に際しては、3/4を通知することとなる。
なお、この通知の変形例としては、例えば、総画像数nは、総プリント枚数12とし、1種類目の画像の受信の際には1/12、2種類目は4/12。3種類目は7/12などのように、離散的な進捗通知を行うことも可能である。
905では、Storage Client503は、次に表示する画像のファイルタイプとファイルサイズ情報を取得するためにStorage Server504へDPS_GetFileInfo422を発行する。ここで送られたファイルサイズ情報を元にStorage Client503はメモリ確保を行い、後に続く画像ファイルの取得に備える。
906では、Storage Client503は、905で取得した情報に基づいてStorage Server504へDPS_GetFile424を発行し、画像データを一括取得する。なお、DPS_GetFileに代えて、DPS_PartialFileにより画像データを分割的に取得をするようにしてもよい。
907では、StorageClient503が取得した画像データをPrint Deviceに送信する。
以上が完了すると、908としてPrint Server501は、自身が待機状態に遷移したことを通知するために、Storage Client503へDPS_NotifyDeviceStatus409を発行する。
図8と図11の画像表示処理をまとめたフローチャートが図19である。4001で、液晶プロジェクター100がデジタルカメラ200からDPS_StartJob405を受信する。4002で、液晶プロジェクター100は、デジタルカメラ200へDPS_NotifyDeviceStatus409を発行し、印刷状態に遷移する。4003で、DPS_GetFileInfo422とDPS_GetFile424を発行し、液晶プロジェクター100がデジタルカメラ200から画像を受信する。4004で、液晶プロジェクター100は、デジタルカメラ200へDPS_NotifyJobStatus407を発行し、初めの1画像を受信したことをデジタルカメラ200に伝える。4005で、液晶プロジェクター100は、4001で受信したDPS_StartJob405の<copies>タグの値が2以上かどうかを判定する。<copies>が1であるなら、4008に処理が移り、液晶プロジェクター100は、デジタルカメラ200へDPS_NotifyDeviceStatus409を発行し自身が待機状態に遷移したことを通知する。続いて、4009で受信した画像の表示処理を行う。<copies>が2以上であるなら、4006に処理が移り、液晶プロジェクター100は、デジタルカメラ200へDPS_NotifyJobStatus407を発行し、進捗を通知する。4007では、残り印刷指定枚数が1枚以上であれば、処理を再び4006に戻す。残り印刷指定枚数が0枚であれば、処理は、上記した4008に移る。
図19の印刷要求受信4001、デバイス状態通知発行4002、デバイス状態通知4008、画像受信4003は通信手段としてのUSBI/F106を介してシステム制御部109の制御により実現する。また、表示進捗通知4004、4006までは画像表示制御手段としてのシステム制御部109の制御により、USBI/F106を介して通知される。画像表示処理4009は表示手段としてプロジェクターの投影機構(113、116、117等)により実現する。
このように本実施例では、ダイレクト印刷機能により、デジタルカメラ200から液晶プロジェクター100に同一画像の複数枚印刷要求が送られてきたとしても、同一画像の表示処理を繰り返すことが無い。つまり、液晶プロジェクターがデジタルカメラに同一画像の送信要求を繰り返すことが無いので、データ転送のムダが省けるだけでなく、転送処理にかかる時間も削減できるので、ユーザの待ち時間を削減することが出来る。さらには、ユーザにより画像切り替え操作を行う場合では、キー操作による同一画像間のページ送りをする必要がなくなり、無駄な操作を削減することが出来る。
なお、上記の実施例では手動で画像を切り替える操作を指示していたが、画像の切り替え処理を自動で行う様にしても、本発明は効果がある。例えば、所定の時間ごとに画像が切り替わるように設定しておく場合にも好適である。
例えば、ある画像について5枚の印刷設定がされているジョブを用いて表示制御を行う場合であって、しかも1画像につき10秒の表示時間を設定している場合を想定する。この場合には、通常は10秒で次の異なる画像が表示されることが期待されるのに、次の異なる画像が表示されるまでに50秒待たなければなら無くなってしまう。
本発明はこのような不都合も解消することができる。
(実施例2)
以降の実施例では、実施例1の液晶プロジェクター100の構成およびデジタルカメラ200と液晶プロジェクター100の構成は同様であるが、印刷開始操作以降を変更することで実施例1とは異なるケースの実施例を説明する。
デジタルカメラ200から送られるコマンドにおける枚数の指定方法は、実装により幾つか手段がある。実施例2では、StartJob405の<copies>タグで複数枚印刷を要求するのではなく、StartJob405の<printInfo>タグに、同一画像を指定する情報を複数回記述することで、同一画像の複数枚印刷を要求する場合の説明をする。
図20は、液晶プロジェクター100とデジタルカメラ200がPictBridge接続を確立した状態から、デジタルカメラ200で表示画像を選択してダイレクト印刷機能により実際に表示が完了するまでのフローチャートである。
4101で、液晶プロジェクター100がデジタルカメラ200からDPS_StartJob405を受信する。4102で、液晶プロジェクター100は、デジタルカメラ200へDPS_NotifyDeviceStatus409を発行し、印刷状態に遷移する。4103で、DPS_GetFileInfo422とDPS_GetFile424を発行し、液晶プロジェクター100がデジタルカメラ200から画像を受信する。4104で、液晶プロジェクター100は、デジタルカメラ200へDPS_NotifyJobStatus407を発行し、ジョブで最初に指定されている画像を受信したことをデジタルカメラ200に伝える。4105で、液晶プロジェクター100は、StartJob405のパラメータを参照し、4103で受信した画像の次に印刷指定されている画像のFileIDが、4103で受信した画像のfileIDと同じかを判断する。次の印刷指定がもうない、または、異なる画像のFileIDが指定されている場合には、処理は4108に移る。同じ画像に対する印刷指定であれば、4106に処理が移り、液晶プロジェクター100は、デジタルカメラ200へDPS_NotifyJobStatus407を発行し、進捗を通知する。この通知は、プリント中(実際にはプロジェクターが画像を表示中であることを示す。)であることを示すとともに、4104で通知した画像の次に印刷すべき画像の受信が終了したことを通知する。これによりデジタルカメラ200は、4103で送信した画像の次に印刷すべき画像の送信が終了したと判断し、進捗が1画像分進んだと認識する。4107では、さらにその後に印刷指定されている画像も同じFileIDであるかを確認し、同じであれば、処理を再び4106に戻して、さらに進捗を進める。同じ画像に対する印刷指定がもうないのであれば、処理は4108に移る。
4108では受信した画像の表示処理を行い4109へ移行する。4109ではStartJob405のパラメータを参照し、次に印刷すべき画像の指定情報があるかを確認する。ある場合には、4103へ移行してその画像の受信処理を行い、無い場合には4110へ移行する。
4110では、液晶プロジェクター100は、デジタルカメラ200へDPS_NotifyDeviceStatus409を発行し、デジタルカメラから送られたDPS_StartJob405が終了し、自身が待機状態に遷移したことを通知し、この処理を終了する。
(実施例3)
実施例3では、実施例2までと異なる方法で複数枚印刷の要求を出すデジタルカメラに対応した実施例となっている。具体的には、デジタルカメラ200から同一画像の複数枚印刷設定を行った後、1画像を1枚印刷指定するための1つのジョブを分割的に発行して印刷要求を行う仕様のカメラに対応した実施例である。
また、本実施例は、ある画像を表示している時に、前述の直接印刷ボタン2601を連続的に押下したときにも対応可能であり、この場合も1画像を1枚印刷指定するための1つのジョブを連続的に発行することになる。
図21は、液晶プロジェクター100とデジタルカメラ200が接続を確立した状態から、デジタルカメラ200で表示画像を選択してダイレクト印刷機能により実際に表示が完了するまでのフローチャートである。
4201で、液晶プロジェクター100がデジタルカメラ200からDPS_StartJob405を受信する。4202で、液晶プロジェクター100は、デジタルカメラ200へDPS_NotifyDeviceStatus409を発行し、印刷状態に遷移したことを通知する。
直前のジョブで表示処理を実行した画像ファイルのFileIDが、液晶プロジェクター100のメモリ101に記憶されている。
4203では、メモリ101に記憶されている画像ファイルのFileIDと4201で受信したDPS_StartJob405に記述されているFileIDとを比較する。それらが一致していない、若しくは4203でメモリ101にFileIDが記憶されていなければ、処理は4202に移る。FileIDが一致していれば、4207に処理を移す。
4204では、DPS_GetFileInfo422とDPS_GetFile424を発行し、液晶プロジェクター100がデジタルカメラ200から画像を受信する。4205で、液晶プロジェクター100は、受信した画像ファイルの表示処理を行い、メモリ101には、表示した画像に対応するFileIDを記憶する。
4207では、液晶プロジェクター100は、デジタルカメラ200へDPS_NotifyJobStatus407を発行し、DPS_StartJob405に従ったジョブが完了したことを通知する。4208で、液晶プロジェクター100は、デジタルカメラ200へDPS_NotifyDeviceStatus409を発行し、次のジョブの待機状態であることを通知する。
以上の処理を行うことで、複数の連続する印刷ジョブに渡って、同一画像が連続して印刷要求された場合にも、液晶プロジェクターは何度も同一画像をデジタルカメラに取得することを省くことが出来る。またユーザは、キー操作による同一画像間のページ送りをする必要がなくなる。
(実施例4)
実施例4では、DPOF印刷における複数枚印刷要求に対応する実施例の説明をする。実施例4は、デジタルカメラ200からDPOFの複数枚印刷を行ったときに、自動プリントファイル301を直接送信する仕様のデジタルカメラに対応した実施例となっている。
図12は、液晶プロジェクター100とデジタルカメラ200が接続を確立した状態から、デジタルカメラ200で予め記憶されているDPOFファイルにしたがって印刷を行う指示がなされたとする。この場合での、ユーザのページ送り操作を含めて示したシーケンス図である。
ユーザがデジタルカメラ200のUIから、印刷しようとする画像を予め複数枚設定しDPOFファイル(自動プリントファイル301)を作成しておき、液晶プロジェクター100との接続後に、1001でDPOF印刷開始の操作を行う。
1002では、Print Client502がPrint Server501へDPS_StartJob405を発行する。Print Server501は、そのDPS_StartJob405のタグを解析することで次に送信されてくるファイルの種別が自動プリントファイル301であると判断する。
1003では、Storaga Client503が自動プリントファイル301のファイルサイズを事前に知るために、DPS_GetFileInfo422をStorage Server504へ発行する。
1004では、Storaga Client503が自動プリントファイル301を取得するために、DPS_ GetFileをStorage Server504へ発行し、自動プリントファイル301の内容を解析する。
1005では、Print Server501は、自身の状態が印刷状態に遷移するのを通知するためにPrint Client502へDPS_NotifyDeviceStatus409を発行する。
1006では、Storage Client503は、自動プリントファイル301にしたがって最初に表示すべき画像のファイルIDを取得するためにStorage Server504へDPS_GetFileID420を発行する。
1008では、自動プリントファイル301で印刷指定した総画像枚数nのうち現在何枚目を表示処理中なのかを通知するために、Print Server501がPrint Client502へDPS_NotifyJobStatus407を発行する。
なお、ここでnは、自動プリントファイル301を解析して得られた画像の数を表す。同一画像で複数枚印刷設定がされていても液晶プロジェクター100では1枚表示とみなすので、仮に3種類の画像についてそれぞれ5枚の印刷枚数が設定されていても、nは15とはせず、3となる。
1009では、次に取得する画像のファイルタイプとファイルサイズを取得するために、1006で取得したファイルIDを用いて、Storage Client503がDPS_GetFileInfo422をStorage Server504へ発行する。
1010では、Storage Client503が、画像データを一括取得するためにStorage Server504へDPS_GetFile424を発行する。
1011では、Storage Client503が取得した画像ファイルをPrintDeviceに送信する。
本発明では、DPOF印刷により、複数画像を表示する際は、液晶プロジェクター100のリモートコントローラからページ送り/音量設定ボタン3506によるページ送り操作が行われることで、次の画像へ表示を切り替える。また、自動プリントファイル306の“PRT QTY”というパラメータにより同一画像で複数枚印刷設定がされていても液晶プロジェクター100では1枚表示とみなす。これによって、前述の実施例と同様に、同じ画像が何度も表示される不都合を防止する。
1013では、ユーザからの液晶プロジェクター100のページ送り/音量設定ボタン3506操作を示している。
1012では、自動プリントファイル301で印刷指定した総画像枚数のうち現在何枚目を表示処理中なのかを通知するために、Print Server501がPrint Client502へDPS_NotifyJobStatus407を発行する。図12では2/nとして、総画像数nのうちの2枚目の画像の表示を行う旨を通知しているが、3枚目4枚目の画像の表示である場合には、それに応じた数字を通知する。
1018では、1枚目の画像と同様に次に表示する画像のファイルIDを取得するために、Storage Client503がStorage Server504へDPS_GetFileIDを発行する。
1014では、次に取得する画像のファイルタイプとファイルサイズを取得するために、1018で取得したファイルIDを用いて、Storage Client503がStorage Server504へDPS_GetFileInfo422を発行する。
1015では、Storage Client503が、画像データを一括取得するためにStorage Server504へDPS_GetFile424を発行する。
1016では、Storage Client503がPrint Deviceへ1015で取得した画像データを送信する。ここでも、液晶プロジェクター100のリモートコントローラからのページ送り/音量設定ボタン3506によるキー操作が行われない限り、次の画像へ表示が切り替わらない。また、自動プリントファイル306の“PRT QTY”というパラメータにより同一画像で複数枚印刷設定がされていても液晶プロジェクター100では1枚表示とみなす。
1017では、DPOFで指定された画像表示が完了すると、液晶プロジェクター100は待機状態に遷移し、それを通知するためにプリントサーバ501はPrint Client502へDPS_NotifyDeviceStatus409を発行する。指定された画像の表示が完了していなければ、上記した1013から1016までのシーケンスを画像表示完了まで繰り返す。
以上の処理を行うことで、DPOFの自動プリントファイル301で同一画像の複数枚印刷が設定されていた場合でも、何度も同じ画像の表示が繰り返されることを防ぐことができる。また、同じ画像を何度も表示するなどの無駄な通信処理や画像処理を削減し、次の別の画像を表示するまで待ち時間の削減が可能である。また、同一画像に対して、何度も画像の切り替え処理をしなくてよいので、操作性の向上を図ることもができる。
また、画像切り替えの操作をリモートコントローラなどの操作装置を用いて手動で行う場合には、枚画像切り替えの操作を過剰に多くさせないことも可能になる。図12では、1002から1006まで、及び1018が印刷設定通信手段によって実現される。
なお、DPOFもあくまで印刷設定ファイルの一形態であり、他の印刷設定ファイルでも利用可能である。
(実施例5)
実施例5では、実施例4と同じくDPOFファイルを用いた複数枚印刷要求に対応する実施例の説明をする。ただし、実施例5は、デジタルカメラ200からDPOFファイルでの複数枚印刷を行ったときに、自動プリントファイル301をデジタルカメラ200が解析した後、1つの印刷ジョブとしてDPS_StartJob405に変換する。そして、変換により得られたDPS_StartJob405を液晶プロジェクター100に送信する仕様のデジタルカメラに対応した実施例となっている。
図13は、液晶プロジェクター100とデジタルカメラ200が接続を確立した状態から、デジタルカメラ200でDPOF印刷を開始し、カメラが自動プリントファイル301を解析して1つの印刷ジョブとして送信し、液晶プロジェクター100が表示する画像を、ユーザがページ送り操作を行って切り替える操作を含めて示したシーケンス図である。
1701では、ユーザがデジタルカメラ200のUIから液晶プロジェクター100で表示させる画像を複数枚設定してDPOF印刷開始操作を行う。
1702では、Print Client502は、自動プリントファイル301に記述された印刷設定を解析し、一つのジョブにまとめてDPS_StartJob405を作成し、Print Server501へ発行する。
1703では、Print Server501は、自身の状態が印刷状態に遷移するのを通知するためにPrint Client502へDPS_NotifyDeviceStatus409を発行する。
1704では、DPS_StartJob405で印刷指定された総画像枚数のうち現在何枚目を表示処理中なのかを通知するために、プリントサーバ501がPrint Client502へDPS_NotifyJobStatus407を発行する。
1705では、次に取得する画像のファイルタイプとファイルサイズを取得するために、Storage Client503がDPS_GetFileInfo422をStorage Server504へ発行する。
1706では、Storage Client503が、画像データを一括取得するためにStorage Server504へDPS_GetFile424を発行する。
1707では、Storage Client503が取得した画像ファイルをPrintDeviceに送信する。ここで、次に表示される画像が存在しても、液晶プロジェクター100のリモートコントローラからのページ送り/音量設定ボタン3506によるページ送り操作が行われない限り、次の画像表示の処理には移らない。また、自動プリントファイル306の“PRT QTY”というパラメータにより同一画像で複数枚印刷設定がされていても液晶プロジェクター100では1枚表示とみなし、上記ページ送り操作後で表示される画像は、異なる画像となる。
1708は、ユーザからの液晶プロジェクター100のリモートコントローラによるページ送り/音量設定ボタン3506キーによるページ送り操作を示している。
1709では、DPS_StartJob405で指定された総画像枚数のうち現在何枚目を表示処理中なのかを通知するために、Print Server501がPrint Client502へDPS_NotifyJobStatus407を発行する。
1710では、次に取得する画像のファイルタイプとファイルサイズを取得するために、Storage Client503がStorage Server504へDPS_GetFileInfo422を発行する。
1711では、Storage Client503が、画像データを一括取得するためにStorage Server504へDPS_GetFile424を発行する。
1712では、Storage Client503tがPrint Deviceへ1711で取得した画像データを送信する。ここでも、液晶プロジェクター100のリモートコントローラによるページ送り/音量設定ボタン3506によるページ送り操作が行われない限り、次の画像へ表示が切り替わらない。また、自動プリントファイル306の“PRT QTY”というパラメータにより同一画像で複数枚印刷設定がされていても液晶プロジェクター100では1枚表示とみなし、上記ページ送り操作前後で表示される画像は、異なる画像となる。
1713では、DPOFで印刷指定された画像表示が完了したのならば、液晶プロジェクター100は待機状態に遷移する。それを通知するためにPrint Server501はPrint Client502へDPS_NotifyDeviceStatus409を発行する。画像表示が完了していなければ、上記した1708から1713までのシーケンスを画像表示完了まで繰り返す。
以上の処理を行うことで、DPOFの自動プリントファイル301を解析して1つの印刷ジョブにまとめて送信してくるデジタルカメラ200に対して、ユーザはキー操作による同一画像間のページ送りをする必要がなくなる。
以上では、表示制御を行う画像処理装置は、液晶プロジェクターと一体で構成された1構成部分として説明した。しかしながら、液晶プロジェクターとは別体で構成し、外部液晶プロジェクターに画像データまたはビデオ信号を出力するよう4203では、に構成しても、本願発明の範疇に含まれる。
また上記の実施例では液晶プロジェクターを用いて説明したが、これに代えて他の表示素子を用いた投影装置でも良いし、プラズマディスプレイ、テレビなどの表示装置にも適用可能である。
なお、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。即ち、上述した実施の形態の機能を実現するプログラムコードを記録した記憶媒体を、本発明を適用可能な表示システム或いは画像処理装置に供給してもよい。その表示システム或いは画像処理装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出すことにより、本願発明を実行できるようにすることも本願発明の範疇である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施の形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
本発明の実施形態における液晶プロジェクター100の構成を示す図である。 本発明の実施形態におけるデジタルカメラ200と液晶プロジェクター100の構成を示す図である。 本発明の実施形態におけるデジタルカメラ200の記録メディアのフォルダ構成について示した図である。 本発明の実施形態におけるコマンド及びイベントについて示した図である。 本発明の実施形態におけるコマンド及びイベントについて示した図である。 本発明の実施形態におけるコマンド及びイベントについて示した図である。 本発明の実施形態におけるダイレクトプリントシステムのモデル図である。 本発明の実施形態における機器間の接続開始から画像表示完了までのコマンドのシーケンス図である。 図3のAUTOPRINT.MRKの記載例である。 本発明の実施形態における液晶プロジェクター100のリモートコントローラの一例である。 本発明の実施形態におけるダイレクト印刷のシーケンス図である。 本発明の実施形態における液晶プロジェクター100に直接自動プリントファイル301が送信されたときの画像切り替えのシーケンス図である。 本発明の実施形態におけるDPOF印刷でデジタルカメラ200が自動プリントファイル301を解析後に液晶プロジェクター100に印刷ジョブを送信したときのシーケンス図である。 本発明の実施形態におけるデジタルカメラ200の背面を示した図である。 本発明の実施形態におけるデジタルカメラでの直接指定印刷に関する画面の一例である。 本発明の実施形態におけるデジタルカメラでのダイレクト印刷処理中画面の一例である。 本発明の実施形態におけるデジタルカメラでの印刷処理中画面の一例である。 本発明の実施形態におけるデジタルカメラでの印刷処理中止確認画面の一例である。 本発明の実施形態における液晶プロジェクター100が印刷ジョブ内の印刷枚数パラメータが複数枚であったときのフローチャート図である。 本発明の実施形態における液晶プロジェクター100が印刷ジョブ内に同一画像が複数回記述されていたときのフローチャート図である。 本発明の実施形態における液晶プロジェクター100が複数の連続する印刷ジョブに渡って同一画像が連続して印刷要求を受けていたときのフローチャート図である。

Claims (11)

  1. 表示装置に出力する画像を切り替える切り替え手段と、
    印刷すべき複数の画像を指定する画像指定情報と印刷すべき枚数を指定する枚数情報とを格納する格納手段と、
    前記切り替え手段による切り替え処理に応じて、前記格納手段で格納した画像指定情報で指定されている画像を順次、前記表示装置に出力する出力手段であって、前記枚数情報として2以上の枚数が設定されている画像が表示されているときに前記切り替え処理が行われる場合には、当該枚数情報に従わずに、前記画像指定情報で指定される次の画像の出力を行う出力手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記出力手段は、前記枚数情報として2以上の枚数が設定されている場合には、前記枚数情報を1枚に変換する、または前記枚数情報を無視することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. さらに、デジタルカメラと通信して前記画像指定情報及び前記枚数情報を受信する受信手段と、
    前記画像指定情報で指定される画像の送信要求を前記デジタルカメラに送信する送信手段と、
    前記デジタルカメラから受信した画像を前記表示装置に出力する出力手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示装置は、ディスプレイまたはプロジェクターであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像処理装置は、前記表示装置と一体に構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記切り替え手段は、前記表示装置を操作するためのコントローラを用いた切り替え操作を受け付ける手段であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 印刷すべき画像を指定する画像指定情報と、画像とを格納する格納手段と、
    前記格納手段で格納した画像指定情報に従って、前記格納手段から読み出して表示装置に出力する画像を切り替える切り替え手段を有し、
    前記画像指定情報が同一画像を連続して指示している場合には、前記切り替え手段は、当該同一画像を連続して表示することなく、異なる画像を指定する次の画像指定情報にしたがって画像の切り替えを行うことを特徴とする画像処理装置。
  8. さらに、デジタルカメラと通信して前記画像指定情報を受信する受信手段と、
    前記画像指定情報で指定される画像の送信要求を前記デジタルカメラに送信する送信手段と、
    前記デジタルカメラから受信した画像を前記表示装置に出力する出力手段とを有することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像指定情報が同一画像を連続して指示している場合には、前記切り替え手段は、当該同一画像を連続して表示することなく、異なる画像を指定する次の画像指定情報にしたがって前記送信手段に画像の送信要求を送信させることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 表示装置に出力する画像を切り替える切り替え工程と、
    印刷すべき複数の画像を指定する画像指定情報と印刷すべき枚数を指定する枚数情報とをメモリに格納する格納工程と、
    前記切り替え工程による切り替え操作に応じて、前記格納工程で格納した画像指定情報で指定されている画像を順次、前記表示装置に出力する出力工程であって、前記枚数情報として2以上の枚数が設定されている画像が表示されているときに前記切り替え操作が行われた場合には、当該枚数情報に従わずに、前記画像指定情報で指定される次の画像の出力を行う出力工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  11. 印刷すべき画像を指定する画像指定情報をメモリに格納する格納工程と、
    前記格納工程で格納した画像指定情報に従って、表示装置に出力する画像を切り替える切り替え工程を有し、
    前記画像指定情報が同一画像を連続して指示している場合には、前記切り替え工程は、当該同一画像を連続して表示することなく、異なる画像を指定する次の画像指定情報にしたがって画像の切り替えを行うことを特徴とする画像処理方法。
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