JP2005165107A - プロジェクタ - Google Patents
プロジェクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005165107A JP2005165107A JP2003405845A JP2003405845A JP2005165107A JP 2005165107 A JP2005165107 A JP 2005165107A JP 2003405845 A JP2003405845 A JP 2003405845A JP 2003405845 A JP2003405845 A JP 2003405845A JP 2005165107 A JP2005165107 A JP 2005165107A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- contour correction
- information
- contour
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Projection Apparatus (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Abstract
【課題】 複数種類の情報記憶媒体入力装置から入力される画像データに応じて、投写される画像を見ながら操作部を操作して2値化、またはFIRフィルタによる輪郭補正を自在に行い、輪郭が鮮明な画像を投写することができるプロジェクタを提供する。
【解決手段】 プロジェクタ10は、複数種類の情報記憶媒体入力装置140と、情報記憶媒体入力装置140からの画像情報を再生処理する画像再生処理部110と、画像の輪郭補正の方式を選択する輪郭補正選択部250と、輪郭補正選択部250からの情報に基づき画像の輪郭補正を行う輪郭補正部220と、画像再生処理部110からの情報と輪郭補正部220からの情報に基づき輪郭補正された画像情報を出力する画像処理部210と、画像処理部210と輪郭補正部220と輪郭補正選択部250とを制御するCPU260と、輪郭補正選択部250を操作する操作部280と、が備えられている。
【選択図】 図1
【解決手段】 プロジェクタ10は、複数種類の情報記憶媒体入力装置140と、情報記憶媒体入力装置140からの画像情報を再生処理する画像再生処理部110と、画像の輪郭補正の方式を選択する輪郭補正選択部250と、輪郭補正選択部250からの情報に基づき画像の輪郭補正を行う輪郭補正部220と、画像再生処理部110からの情報と輪郭補正部220からの情報に基づき輪郭補正された画像情報を出力する画像処理部210と、画像処理部210と輪郭補正部220と輪郭補正選択部250とを制御するCPU260と、輪郭補正選択部250を操作する操作部280と、が備えられている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、文字や写真等の画像の輪郭補正処理機能を備えるプロジェクタに関する。
メモリカードに記憶された情報を読み出すメモリ制御装置と、このメモリカードに記憶された画像データを用いて、表示すべき画像を表す表示画像データを作成する画像処理部と、表示画像データに応じた投写画像を形成するための電気光学装置とから構成されるプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、DSC(Digital Still Camera)を直接プロジェクタ本体にケーブル接続したり、DSCで撮像した画像情報が格納されたメモリカードを挿入して、スクリーンに投写することができるプロジェクタが上市されている(例えば、セイコーエプソン株式会社製プロジェクタEMP−7850)。この機能によって、例えばプレゼンテーションの場面で、手元のサンプルや文書をDSCで撮像し、その場でプロジェクタによって大画面で投写するという、DSCをあたかも書画カメラであるかのような使い方が可能となっている。しかし、DSCやメモリカードに記録された画像情報が光学的にピントのずれた画像であった場合に、スクリーンに拡大投写した際に、投写画像の輪郭がぼやけたメリハリのない画質になってしまうことが考えられる。
また、DSC(Digital Still Camera)を直接プロジェクタ本体にケーブル接続したり、DSCで撮像した画像情報が格納されたメモリカードを挿入して、スクリーンに投写することができるプロジェクタが上市されている(例えば、セイコーエプソン株式会社製プロジェクタEMP−7850)。この機能によって、例えばプレゼンテーションの場面で、手元のサンプルや文書をDSCで撮像し、その場でプロジェクタによって大画面で投写するという、DSCをあたかも書画カメラであるかのような使い方が可能となっている。しかし、DSCやメモリカードに記録された画像情報が光学的にピントのずれた画像であった場合に、スクリーンに拡大投写した際に、投写画像の輪郭がぼやけたメリハリのない画質になってしまうことが考えられる。
DSCで撮像された画像に限らず、一般的に輪郭があいまいな画像を補正する手段として外部から入力された画像信号をR(赤)、G(緑)、B(青)の信号に変換する信号処理回路とライトバルブである液晶駆動回路の間に輪郭補正回路を備えたプロジェクタも知られている(例えば、特許文献2参照)。
このような特許文献1では、プロジェクタにメモリカード等の携帯型メモリや装飾メモリなどの情報記憶媒体の画像データを入力して投写画像を形成することができるが、これらの画像データは、例えば、DSCで撮像した画像情報であれば、撮像時に光学的にピントがあっていないと、プロジェクタで投写された際に、画像の輪郭が鮮明に投写されないことが考えられ、また、JPEGやTIFFなど情報記憶媒体の種類によって画像データの品質が均一ではないため、スクリーンに拡大投写された画像が全ての情報記憶媒体で一様にくっきりとした鮮明な画像が得られないという課題がある。
また、特許文献2では、プロジェクタ外部からの画像信号の周波数変換後のR、G、Bデータに対して輪郭を強調するための輪郭補正処理をする輪郭補正回路を備えているが、テレビ信号などの画像入力信号に対応した輪郭補正回路によって一義的に補正量が設定されているため、DSCで撮像したような画像データに適した輪郭補正はできないという課題もある。
上市されているプロジェクタEMP−7850は、写真情報や文字情報に特化した輪郭補正機能は備えておらず、画像データの種類によって、適切な輪郭補正ができない。このためDSCで撮像された画像データは光学的にピントがずれてしまっていることがあるが、この画像データをプロジェクタによって使用して大画面に投写すると、画像の輪郭のあいまいさが更に強調されてしまうが、これを適当な輪郭に補正する手段がないという課題があった。例えば、この画像データが文書主体の情報であった場合は、内容の判別が困難となってしまっていた。
本発明の目的は、複数種類の情報記憶媒体入力装置から入力される画像データに応じて、投写される画像を見ながら操作部を操作して2値化、またはFIRフィルタによる輪郭補正を自在に行い、輪郭が鮮明な画像を投写することができるプロジェクタを提供することである。
本発明のプロジェクタは、複数種類の情報記憶媒体入力装置と、前記情報記憶媒体入力装置からの画像情報を再生処理する画像再生処理部と、画像の輪郭補正の方式を選択する輪郭補正選択部と、前記輪郭補正選択部からの情報に基づき画像の輪郭補正を行う輪郭補正部と、前記画像再生処理部からの情報と前記輪郭補正部からの情報に基づき輪郭補正された画像情報を出力する画像処理部と、前記画像処理部と前期輪郭補正部と前記輪郭補正選択部とを制御するCPUと、前記輪郭補正選択部を操作する操作部と、が備えられたことを特徴とする。
この発明によれば、このプロジェクタは、複数種類の情報記憶媒体入力装置を備えている。例えば、DSC(Degital Still Camera)によって撮像された写真情報あるいは文字情報主体の画像データをケーブル接続経由によって、或いは、この画像データが格納されたメモリカードを経由して画像情報を取り込むことが可能であり、これらの画像情報に対応した輪郭補正の方式を輪郭補正選択部で選択し、輪郭補正が行われるために、文字情報や写真情報に係わらず鮮明で見やすい投写画像を映し出すことができる。
また、輪郭補正選択部を選択操作する操作部を備えているので、輪郭補正の方式を選択するとともに、輪郭補正のレベルを選択的に設定ができるため最適な投写画像が得られるという効果がある。
本発明のプロジェクタは、前記情報記憶媒体入力装置として、USB・TypeAコネクタとメモリカード入力装置を備えていることが好ましい。
ここで、USB・TypeAコネクタには、DSCがUSBケーブルで接続されて画像情報が入力され、メモリカード入力装置には、PCカード等に格納された画像情報が入力される。
ここで、USB・TypeAコネクタには、DSCがUSBケーブルで接続されて画像情報が入力され、メモリカード入力装置には、PCカード等に格納された画像情報が入力される。
この発明によれば、前述したように輪郭補正選択部で入力される画像情報に対応して画像の輪郭補正ができるために、写真や文字などの画像特性が異なる画像情報にも対応して鮮明な投写画像を得ることができる。このことから、いいかえれば、複数種類の情報記憶媒体入力装置を搭載することができるということである。
本発明のプロジェクタは、前記輪郭補正部が、2値化による画像処理部とFIRフィルタを用いた画像処理部を備えていることが望ましい。
画像情報としては、文字情報、写真、絵等があり、また、モノクロやカラーのものもある。従って、本発明では、2値化による画像処理部とFIR(Finite Impuls Response)フィルタを共に備えているために、多種類の画像データの輪郭補正ができ、鮮明な投写画像を得ることができる。一般的には画像の輪郭強調の方法として、画像を2次元座標の関数で表現しラプラシアンを求めてこれを原画像に重畳する方法も知られているが、この発明ではFIRフィルタを用いることとして説明する。
本発明のプロジェクタは、前記2値化による画像処理部が主に文字情報主体の画像データの輪郭補正を行い、前記FIRフィルタを用いた画像処理部が主に写真情報主体の画像データの輪郭補正を行うことが望ましい。
この発明によれば、文字情報は一般的にモノクロデータとして表現できることが多いため、階調データの2値化による画像処理部による輪郭補正が適当であり、写真、絵等の画像データは、モノクロデータの他にカラーデータとして扱うことが多いため、これらの輪郭補正手段としてはFIRフィルタを用いた輪郭補正が適当である。本発明では、2種類の輪郭補正手段を備えているので、画像データに対応して輪郭補正部を選択して種類の異なる画像データでも適切な輪郭補正ができるため、鮮明な投写画像を得ることができる。
また、本発明によれば、前記輪郭補正選択部が、輪郭補正の実行または非実行、文字情報であるか写真情報であるかの選択を行うことが望ましい。
この発明によれば、輪郭補正選択部によって、投写画像が輪郭補正をしなくても鮮明である場合は、輪郭補正を禁止(輪郭補正をしなくてもよい)し、輪郭補正を必要とするときは輪郭補正を実行することを選択することができる。また、出力される画像情報が文字情報であるか、写真情報であるかを判断して、その情報を前述の輪郭補正部に入力することで2値化またはFIRフィルタによる輪郭補正を行うことができる。このように、輪郭補正選択部によって、輪郭補正をするか、しないか、および輪郭補正の方式を選択的に設定することで、最適な輪郭補正を行うことができるという効果がある。
さらに、本発明のプロジェクタは、前記輪郭補正部の画像の輪郭補正の閾値を前記操作部から設定可能に構成されていることが好ましい。
ここで、操作部としては、赤外線入力装置、操作ボードなどのマニュアル入力装置を採用することができる。
ここで、操作部としては、赤外線入力装置、操作ボードなどのマニュアル入力装置を採用することができる。
このような構成では、操作部によって、例えば、2値化による輪郭補正の場合には、階調の閾値を任意に設定することができ、FIRフィルタによる輪郭補正の場合には、画像再生処理部から出力されるR,G,Bデータの原周波数に対する補正周波数の閾値を任意に設定することができるので、投写された画像を見ながら、鮮明で見やすい画像を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2は本発明の実施形態のプロジェクタの構成と動作手順が示されている。
図1、図2は本発明の実施形態のプロジェクタの構成と動作手順が示されている。
図1は、本発明の実施形態のプロジェクタ10の構成が示され、図2は、本実施形態の動作手順が示されている。
図1は、本実施形態の構成を示すブロック図である。図1において、プロジェクタ10は、基本構成として、外部の情報記憶媒体入力装置140からの画像情報を入力し、R,G,Bの画像信号として再生出力する画像再生処理部110と、この画像信号を投写画像信号に処理するためのイメージプロセッサ200と、処理された画像信号に基づいて液晶ライトバルブ500を駆動するための液晶駆動回路300と、画像を投写する投写レンズ600を備えている。
図1は、本実施形態の構成を示すブロック図である。図1において、プロジェクタ10は、基本構成として、外部の情報記憶媒体入力装置140からの画像情報を入力し、R,G,Bの画像信号として再生出力する画像再生処理部110と、この画像信号を投写画像信号に処理するためのイメージプロセッサ200と、処理された画像信号に基づいて液晶ライトバルブ500を駆動するための液晶駆動回路300と、画像を投写する投写レンズ600を備えている。
情報記憶媒体入力装置140としては、DSCで撮像された画像データをDSC本体からUSBケーブルを介して接続されるUSB・TypeA(Universal Serial Bus・タイプA)コネクタ150を備えている。画像データは、USBホストコントローラ120で読み込みそのデータが画像再生処理部110に入力される。
一方、メモリカードは、情報記憶媒体入力装置140のカード挿入口160に挿着され、メモリカードコントローラ130で画像データを読み込み、そのデータが画像再生処理部110に入力される。
この際、カード挿入口160及びメモリカードコントローラ130は、1種類に限定されるものではなく、メモリカードの種類に応じた規格を選択して備えることができる。メモリカードとしては、PCカード、CFカード(コンパクトフラッシュカード、米SanDisk Corporationの登録商標)、スマートメディア(株式会社東芝の商標)、SDメモリカード、MMC(MultiMediaCard(TM)、独Infineon Technologies AGの商標)、メモリースティック(ソニー株式会社の商標)などを使用することができる。
この際、カード挿入口160及びメモリカードコントローラ130は、1種類に限定されるものではなく、メモリカードの種類に応じた規格を選択して備えることができる。メモリカードとしては、PCカード、CFカード(コンパクトフラッシュカード、米SanDisk Corporationの登録商標)、スマートメディア(株式会社東芝の商標)、SDメモリカード、MMC(MultiMediaCard(TM)、独Infineon Technologies AGの商標)、メモリースティック(ソニー株式会社の商標)などを使用することができる。
画像再生処理部110は、USBホストコントローラ120またはメモリカードコントローラ130から入力されたJPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)やTIFF(Tagged Image File Format)形式等の画像データを入力し、R,G,B信号に変換してイメージプロセッサ200に送出する。
イメージプロセッサ200は、詳しくは、後述する画像処理部210、輪郭補正部220、輪郭補正選択部250と、これらを制御するCPU(中央演算処理部)260と記憶装置270とを備えている。画像再生処理部110から送出されるR,G,Bデータは画像処理部210に入力され、一方、画像再生処理部110からは、写真データが入力された場合に記憶装置270から写真画像用のFIRフィルタ係数を呼び出す命令信号をCPU260に出力する。
画像処理部210は、画像投写に必要な画素数を拡大、縮小するスケーリング処理、フレームレート処理であるスキャンコンバート処理、LCD(液晶表示)コントローラの機能等の画像投写ができる画像情報に変換する機能が備えられている。また、画像再生処理部110から入力されたR,G,Bデータに対して輪郭補正部220から入力される2値化、またはFIRフィルタによる輪郭補正情報に基づき輪郭補正を行う機能を備える。
CPU260は、イメージプロセッサ200内の画像処理部210、輪郭補正部220、輪郭補正選択部250を制御する機能と、記憶装置270に記憶されているFIRフィルタ係数を呼び出す機能を備えている。
なお、記憶装置270は、本実施形態ではイメージプロセッサ200内部に備えているが、イメージプロセッサ200の外部に備えることができる。
輪郭補正部220は、操作部280からの命令に基づき輪郭補正情報を画像処理部210に出力する。
なお、記憶装置270は、本実施形態ではイメージプロセッサ200内部に備えているが、イメージプロセッサ200の外部に備えることができる。
輪郭補正部220は、操作部280からの命令に基づき輪郭補正情報を画像処理部210に出力する。
操作部280は、赤外線入力装置285とマニュアル入力装置290とを備え、赤外線入力装置285は赤外線リモートコントローラの受光装置であり、マニュアル入力装置290はタッチパネルまたは、入力ボタンを備える操作ボード等の入力手段である。これらの操作部280からの輪郭補正の実行、非実行の選択情報と、入力される画像データが文字中心で構成された画像情報であるか、写真や絵等で構成された画像情報であるかの選択情報が輪郭補正選択部250に出力される。
図示しないが、マニュアル入力装置としてのタッチパネル及び操作ボードには、少なくとも輪郭補正の実行、非実行を選択する操作部と、入力される画像情報が文字中心の文書情報であるか、写真や絵等の画像情報であるかを選択する操作部が備えられている。また、赤外線入力装置285に情報を入力するリモートコントローラにも同様な操作部が備えられている。
輪郭補正選択部250は、2値化による画像処理部(2値化画像処理部)230とFIRフィルタによる画像処理部(FIR画像処理部)240を備えている。前述の操作部280で文書データが選択されると2値化画像処理部230が選択され、2値化による輪郭補正が行われ、写真データが選択されるとFIRフィルタ画像処理部240が選択される。
ここで、2値化による画像処理としては、操作部280からの閾値変更の情報により、記憶装置270に記憶された階調テーブルから適正な階調テーブル値を選択して輪郭補正が行われる。仮に、白黒256階調の階調テーブルを持っている場合、中心の閾値はテーブル値128であるが、全体が白っぽい画像(輝度階調が高い)の場合は、閾値をテーブル値128のから低いテーブル値に変更し、全体が黒っぽい画像(輝度階調が低い)の場合は、閾値をテーブル値128から高い値に変更して輪郭を強調する。
また、FIRフィルタによる画像処理の場合、FIRフィルタはディジタルフィルタであり、画像再生処理部110から出力されるR,G,Bの原画像(原信号)に対してFIRフィルタ画像処理部240に備えられた輪郭強調回路(図示せず)から補償信号を発生させて、この補償信号を原信号に重畳することで輪郭を強調させることができるが、詳しくは、この補償信号に、あらかじめ記憶装置270に記憶されているFIRフィルタ係数テーブルから適切な係数αを選択して掛け合わせ、原信号(一般に1クロック、または1ライン分遅延させた)に加えることによって輪郭が強調される。
このようなFIRフィルタは、原信号の周波数の高域を持ち上げるような場合は、ハイパスフィルタの如くの機能を有し、低域を下げるような場合は、ローパスフィルタの如くの機能を有するという特徴があるが、これらは、操作部280の操作によって適切な閾値が選択されて、画像の輪郭が強調される。
従って、スクリーン700に投写された画像を見ながら、操作部280を操作して輪郭補正部220によって輪郭補正データを作成し、画像処理部210において輪郭補正を行い、液晶駆動回路300に出力される。
液晶駆動回路300は、R,G,B用の液晶表示装置を含むライトバルブ500を駆動制御し、投写レンズ600でスクリーン700に画像を拡大投写させる。
プロジェクタ10は、前述した構成要素のほかに光源400や、図示しないが電源装置や冷却装置等を備えている。
プロジェクタ10は、前述した構成要素のほかに光源400や、図示しないが電源装置や冷却装置等を備えている。
なお、プロジェクタ10は、画像入力装置として前述したDSCやメモリカード以外に、DVDプレーヤー(Digital Versatile Disc)800、PC(Personal Computer)900を接続して使用することができる。これらは、それぞれ内蔵された画像再生処理装置を備えていることが一般的であり、イメージプロセッサ200の画像処理部210に画像信号を入力する構成になっている。
続いて、このプロジェクタ10の輪郭補正の動作手順について説明する。
図2は、輪郭補正の動作手順を示すフローチャートである。図2において、まず、通常にUSB経由或いはメモリカード経由でDSC撮像画像を投写(ST1)し、スクリーン700に投写された画像を見て輪郭補正を実行するか、非実行かを操作部280を操作して選択する(ST2)。輪郭補正を実行する、を選択した場合は、次に文字情報であるか文字情報ではないかを操作部280を操作して選択する(ST3)。文字情報を選択しないということは、選択肢が2者択一になっているため、写真情報を選択することになる。続いて文字情報を選択すると(ST4)、2値化による画像処理が行われ輪郭補正(輪郭強調)が行われる(ST6)が、輪郭補正のレベルは、操作部280を操作して階調の閾値を自在に選択して、最も画像の輪郭が鮮明になるように調整する。
図2は、輪郭補正の動作手順を示すフローチャートである。図2において、まず、通常にUSB経由或いはメモリカード経由でDSC撮像画像を投写(ST1)し、スクリーン700に投写された画像を見て輪郭補正を実行するか、非実行かを操作部280を操作して選択する(ST2)。輪郭補正を実行する、を選択した場合は、次に文字情報であるか文字情報ではないかを操作部280を操作して選択する(ST3)。文字情報を選択しないということは、選択肢が2者択一になっているため、写真情報を選択することになる。続いて文字情報を選択すると(ST4)、2値化による画像処理が行われ輪郭補正(輪郭強調)が行われる(ST6)が、輪郭補正のレベルは、操作部280を操作して階調の閾値を自在に選択して、最も画像の輪郭が鮮明になるように調整する。
写真情報を選択(ST5)したときは、やはり、操作部280で閾値レベルを自在に選択し、対応した係数によるFIRフィルタによって輪郭補正(輪郭強調)を行い(ST6)、最も画像の輪郭が鮮明になるように調整する。
このようにして、投写画像の輪郭補正が行われるが、この動作手順は、前述した動作手順に限定されるものではなく、例えば、ST3の文字情報選択工程とST2の輪郭補正の実行選択工程を入れ替えて、先に、入力される情報が文字情報か、写真情報かを選択しておき、その後、輪郭補正を実行するか、しないかを選択する動作手順であってもよい。
また、あらかじめ投写しようとしている画像が、文字情報主体の画像であるのか、或いは写真画像であるのかを、操作者が知っている場合が多いので、画像投写前に文字情報であるか、写真情報であるかを操作部280で選択して切換えておいてもよい。この際、この画像情報の選択のときに、輪郭補正の閾値レベルを、それぞれの中心値に初期化することが好ましい。
従って、本発明のプロジェクタ10は、DSCの画像情報を入力するUSB・TypeAコネクタ150、メモリカード等を入力するカード挿入口160などの複数種類の情報記憶媒体入力装置140を備え、USB・TypeAコネクタには、主に写真情報が入力され、メモリカード入力装置には、PCカード等の主に文字情報中心の情報が入力される。
さらに、これらの情報記憶媒体入力装置に対応したUSBホストコントローラ120、メモリカードコントローラ130を備えているために、多様な画像情報を最適な画像再生処理を行い、鮮明な投写画像を得ることができる。
さらに、これらの情報記憶媒体入力装置に対応したUSBホストコントローラ120、メモリカードコントローラ130を備えているために、多様な画像情報を最適な画像再生処理を行い、鮮明な投写画像を得ることができる。
また、本発明によれば、輪郭補正選択部250を備えており、入力される画像情報に対応して、文字情報が入力される場合は、2値化による輪郭補正(輪郭強調)を行い、写真や絵のような画像情報が入力される場合は、FIRフィルタによる画像補正(輪郭強調)を選択して、画像処理部に画像補正情報を入力するために、文字情報や写真情報に係わらず輪郭が鮮明で見やすい投写画像を映し出すことができる。
さらに、本発明では、操作部280を備えているため、投写画像が輪郭補正をしなくても鮮明である場合は、輪郭補正を非実行(輪郭補正をしなくてもよい)を選択し、輪郭補正を必要とするときは輪郭補正を実行することを任意に選択することができる。
また、操作部280によって、あらかじめ、プロジェクタ10に入力される画像情報が文字情報であるか、写真情報であるかを選択指定することができる。
また、操作部280によって、あらかじめ、プロジェクタ10に入力される画像情報が文字情報であるか、写真情報であるかを選択指定することができる。
また、本発明のプロジェクタ10は、操作部280を操作して、輪郭補正部220の画像データの輪郭補正の閾値を設定可能に構成されているため、文字情報が主である場合は、階調の閾値を自在に選択設定することができ、写真や絵の画像情報が主の場合は、補正周波数の閾値を自在に選択設定することができる。従って、スクリーン700に投写された画像を見ながら、最も鮮明で見やすい画像を得ることができる。
また、本発明では、操作部280は、赤外線入力装置285とマニュアル入力装置(入力ボード)290を備えているため、リモートコントロール操作をすることができ、またマニュアル入力装置290のボタン操作や、タッチパネル操作で画像の輪郭補正の設定を自在に行うことができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前述の実施形態では、情報記憶媒体入力装置140から入力される画像情報について操作部280を操作して輪郭補正をする構造について説明したが、DVDプレーヤー800やPC900で写真データなどの静止画像を再生する場合、これらの入力される画像情報についても、操作部280によって、文字情報であるか、写真などの画像情報であるかを選択し、また、輪郭補正をすることができる。
例えば、前述の実施形態では、情報記憶媒体入力装置140から入力される画像情報について操作部280を操作して輪郭補正をする構造について説明したが、DVDプレーヤー800やPC900で写真データなどの静止画像を再生する場合、これらの入力される画像情報についても、操作部280によって、文字情報であるか、写真などの画像情報であるかを選択し、また、輪郭補正をすることができる。
さらに、文字情報は2値化による輪郭補正、写真情報はFIRフィルタによる輪郭補正を行うように構成されているが、それぞれに対応する輪郭補正の方式は限定されるものではなく、輪郭補正選択部250によって文字情報もFIRフィルタによる輪郭補正を選択するように構成してもよい。このようにすれば、2値化画像処理部230をプロジェクタ10に持たなくてよくなる。
従って、前述した実施形態によれば、DSCで撮像した画像データを複数種類の情報記憶媒体入力装置から入力することが可能で、画像データに応じて、投写される画像を見ながら操作部280を操作して2値化、またはFIRフィルタによる輪郭補正を自在に行い、DSCで撮像した画像データが光学的にピントがずれていても、輪郭補正を行い鮮明な画像を投写することができるプロジェクタを提供することができる。
10…プロジェクタ、110…画像再生処理部、120…USBホストコントローラ、130…メモリカードコントローラ、140…情報記憶媒体入力装置、150…USB・TypeAコネクタ、160…カード挿入口、200…イメージプロセッサ、210…画像処理部、220…輪郭補正部、230…2値化画像処理部、240…FIRフィルタ画像処理部、250…輪郭補正選択部、260…CPU、270…記憶装置、280…操作部、285…赤外線入力装置、290…マニュアル入力装置、300…液晶駆動回路、400…光源、500…ライトバルブ、600…投写レンズ、700…スクリーン、800…DVDプレーヤー、900…PC。
Claims (6)
- 複数種類の情報記憶媒体入力装置と、
前記情報記憶媒体入力装置からの画像情報を再生処理する画像再生処理部と、
画像の輪郭補正の方式を選択する輪郭補正選択部と、
前記輪郭補正選択部からの情報に基づき画像の輪郭補正を行う輪郭補正部と、
前記画像再生処理部からの情報と前記輪郭補正部からの情報に基づき輪郭補正された画像情報を出力する画像処理部と、
前記画像処理部と前記輪郭補正部と前記輪郭補正選択部とを制御するCPUと、
前記輪郭補正選択部を操作する操作部と、
が備えられたことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
前記情報記憶媒体入力装置として、USB・TypeAコネクタとメモリカード入力装置を備えていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1または請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
前記輪郭補正部が、2値化による画像処理部とFIRフィルタを用いた画像処理部を備えていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記2値化処理部が主に文字情報の輪郭補正を行い、前記FIRフィルタを用いた画像処理部が主に写真情報の輪郭補正を行うことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記輪郭補正選択部が、輪郭補正の実行か非実行、文字情報であるか写真情報であるかの選択を行うことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記輪郭補正部の画像の輪郭補正の閾値を前記操作部から設定可能に構成されていることを特徴とするプロジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003405845A JP2005165107A (ja) | 2003-12-04 | 2003-12-04 | プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003405845A JP2005165107A (ja) | 2003-12-04 | 2003-12-04 | プロジェクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005165107A true JP2005165107A (ja) | 2005-06-23 |
Family
ID=34728399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003405845A Withdrawn JP2005165107A (ja) | 2003-12-04 | 2003-12-04 | プロジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005165107A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8582145B2 (en) | 2008-03-10 | 2013-11-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus and image processing method |
US9257094B2 (en) | 2012-01-04 | 2016-02-09 | Ricoh Company, Ltd. | Projection display device, projection display method, and computer program |
-
2003
- 2003-12-04 JP JP2003405845A patent/JP2005165107A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8582145B2 (en) | 2008-03-10 | 2013-11-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus and image processing method |
US9257094B2 (en) | 2012-01-04 | 2016-02-09 | Ricoh Company, Ltd. | Projection display device, projection display method, and computer program |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4174404B2 (ja) | 撮像装置、画像表示方法、プログラムおよび記憶媒体 | |
US6650365B1 (en) | Image correction information recording device | |
JP4347724B2 (ja) | 画像ファイル生成装置および方法ならびに画像ファイル再生装置および方法 | |
KR20080029854A (ko) | 화상 표시 제어 장치, 촬영 장치, 화상 표시 방법 및 그프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체 | |
JP2002142148A (ja) | 電子カメラ及びその撮影条件設定方法 | |
JP2008109631A (ja) | 画像表示制御装置、撮影装置、画像表示方法及びそのプログラム | |
JP2003204471A (ja) | デジタル画像をキャプチャする装置及び方法 | |
JP2005165107A (ja) | プロジェクタ | |
JP2007274661A (ja) | 撮像装置、画像再生装置およびプログラム | |
JP2012049870A (ja) | 画像処理装置、撮像装置、及び画像処理プログラム | |
US11165970B2 (en) | Image processing apparatus, imaging apparatus, image processing method, and non-transitory computer readable medium | |
JP2007259303A (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
JP2010103607A (ja) | 画像表示システム、ディジタルカメラ、テレビ | |
JP4636743B2 (ja) | 撮像装置およびホワイトバランス調整方法 | |
CN1893560A (zh) | 电子设备及其菜单显示方法 | |
US20030146999A1 (en) | Control system for image pickup apparatus in single-lens reflex system, and method therefor | |
JP3177474B2 (ja) | ディジタルスチルカメラ | |
JPH10341361A (ja) | パノラマ画像撮影機能付デジタルカメラ | |
JP2005347885A (ja) | 撮像装置、撮影範囲調整方法及びプログラム | |
JP2007081478A (ja) | 印刷システム、撮像装置及びその制御方法、印刷装置、プログラム、及び記憶媒体 | |
JP2001245139A (ja) | ディジタル画像記録装置および方法、並びに伝送方法 | |
JP2024001606A (ja) | 撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラム | |
JP3344959B2 (ja) | 画像表示装置及び電子カメラシステム | |
JPH11220741A (ja) | デジタルカメラ | |
JPH10224673A (ja) | 電子スチルカメラ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070206 |