JP2009218001A - マイクロチャネルプレート組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造や取扱時のMCPの破損を予防することを可能とした構成を有するMCP組立体を提供する。
【解決手段】 1枚または複数のMCP5、6を入力側電極4、出力側電極7で挟み込んだ構成を有するMCP組立体10において、入力側電極4、出力側電極7の少なくとも一方(好ましくは双方)のMCP5、6に面する表面には、MCP表面に当接してこれを固定する略環状の当接面を有するとともに、この当接面の外周に、MCP表面から離隔する方向に後退している離隔表面を有している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、荷電粒子検出器等において、入射電子を増倍するのに用いられるマイクロチャネルプレートと、電極とを組み合わせたマイクロチャネルプレート組立体に関する。
入射電子を増倍して出力する装置としてマイクロチャネルプレート(Micro Channel Plate、以下、「MCP」と呼ぶ。)が知られている。代表的なMCPの構造を図11に示す。MCP6は、ガラスを主成分とする薄型円盤状の構造体であり、環状の外周部61を除いて厚み方向に貫通する多数の小径の孔62が配置され、両面には導電膜63が蒸着により形成されている。この導電膜63の材料としては、例えば、インコ社のインコネル(登録商標INCONEL)を用いることができる。導電膜63は、MCP6の全面をカバーするのではなく、MCP6の外周部61を外周端から0.5mm〜1.0mm露出させて形成されている。
MCP6は、図12に示されるように、前面と背面側にそれぞれ入力側電極4、出力側電極7を配置し、電源15により、所定の電圧を印加することで、孔62に入射した電子やイオン等の荷電粒子16が孔62の側壁に衝突した際に、二次電子を放出することで、入射電子を増倍して出力するものである。
このようにMCPは、ガラスを主成分とし、かつ、高真空中で高電圧を供給して使用するものであるため、その取り扱いには注意が必要とされる。製造時のみならず、装置内に組み込まれた後もライフエンド等によって交換する場合があるため、MCPを、入力側、出力側の電極と一体化して製造時や交換時の取り扱いを容易にする技術が開発された。
特許文献1、2に記載されている技術はそうした技術の一例であり、MCPと電極をともに外殻内に収容して、固定・一体化するものである。図13、図14に特許文献1記載のMCP組立体であるディテクターカートリッジの構成を示す。このディテクターカートリッジ60は、図13に示されるように略円盤状の構造体であり、その内部の構成は図14に示されるとおりである。具体的には、2枚のMCP55、56は、入力側電極54、出力側電極57で挟み込まれてケース58内に収容されている。この際、MCP55、56が面内でずれないように、環状のセンターリングリング65の中央の開口内にMCP55、56を配置する。入力側電極54の前面には、絶縁体で作られたインシュレーター53、金網状のメッシュ52およびメッシュ電極51、リングリテーナー50を配置し、リングリテーナー50、ケース58をねじ止めした構成となっている。
特開2005−351887号公報 特開2007−87885号公報
上記ディテクターカートリッジ60においては、MCP55、56を入力側電極54と出力側電極57とで挟み込んで確実に固定するためには、MCP55、56を重ねた厚さよりセンターリングリング65の厚みを薄くしておく必要がある。また、センターリングリング65の中央の開口の内径は、MCP55、56の外径よりわずかに大きくする必要がある。
しかしながら、このように構成した場合、図15に示されるように、センターリングリング65は、入力側電極54と出力側電極57、ケース58に囲まれた空間の中で固定されておらず、前後上下に移動可能な状態で配置されている。そのため、輸送時等にセンターリングリング65がMCP55、56と接触し、これを損傷させるおそれがある。
また、MCP55、56の固定は、リングリテーナー50とケース58とを図示していないねじによりねじ止めすることで行われるが、ねじ止め箇所が、MCP55、56の径方向でみて外側に位置するため、ねじ止め位置に過剰な押圧力がかかると、図16に示されるように、MCP55、56の端部と入力側電極54や出力側電極57のMCP側表面とが接触し、MCP55、56の破損につながることがある。
MCP55、56が破損に至らない場合であっても、図16に示されるように各電極54、57とMCP55、56の位置関係が変化した場合には、MCP55、56の表面に形成されている導電膜と各電極54、57とが離隔してしまい、これにより、導通不良が発生してしまう場合がある。
本発明は、上記問題点に鑑みて、製造や取扱時のMCPの破損、導通不良の発生を予防することを可能とした構成を有するMCP組立体を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るMCP組立体は、一枚または複数枚重ねられたMCPの両表面を環状の入力側電極と、出力側電極とで挟み込み、一体に固定したMCP組立体において、入力側電極および出力側電極はともに、内縁側にMCP表面に接触し、これを固定する略環状の当接面を有しており、入力側電極、出力側電極の少なくとも一方の当接面の外周にMCP表面から離隔する方向に後退している離隔表面を有していることを特徴とする。
これら入力側電極、出力側電極の少なくとも一方が、離隔表面の外周で、かつ、当該MCPの外縁より外側に、当接面の延長面より突出する突出面を備えていてもよい。また、入力側電極、出力側電極の双方が離隔表面を有していることが好ましい。
MCPを挟み込んだ入力側電極と出力側電極をさらに両側から挟み込み、MCPの外周より外側でネジ止めされることでMCPを固定する固定部材をさらに備えているとよい。
あるいは、MCPを挟み込んだ入力側電極と出力側電極を収容してMCPを固定するケースをさらに備えていてもよい。
当接面の外周が離隔していることで、MCPの固定に際して電極が斜めになった場合であってもMCPの角と電極表面との接触を防止でき、MCPの損傷を抑制できる。また、電極の変形を抑制して、導通不良の発生を抑えることができる。
上述の構成の突出面を備えていると、MCPの位置決めが容易になるので、センターリングリングを廃止することができ、輸送中のセンターリングリングによるMCP損傷を効果的に防止でき、好ましい。
入力側、出力側電極の双方に離隔表面を有していると、上記効果の向上が図れるのでさらに好ましい。
上記構成の固定部材またはケースを用いることで、MCPを確実に固定することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説明は省略する。なお、各図面における構成要素の寸法比は、説明のため誇張している部分があり、必ずしも実際のそれとは一致しない。
(第1実施形態)
図1〜図3に本発明の第1実施形態であるMCP組立体10の構成を示す。図1は、MCP組立体10の正面図であり、図2は、そのII−II線断面分解図であり、図3は、図1の中心−III線断面分解図である。
MCP組立体10は、略円盤状の構造体であり、図1の正面側から、中央に開口を有するメッシュ電極1、金網状のメッシュ2、環状の絶縁体であるインシュレーター3、環状の入力側電極4、2枚のMCP5および6、環状の出力側電極7、中央に開口を有するホルダー8を積み重ねた構成をとり、メッシュ電極1側からねじ9を差し入れてホルダー8にねじ止めすることで、MCP5、6を入力側電極4と出力側電極7で挟み込み、固定するものである。ホルダー8と、メッシュ電極1、メッシュ2、インシュレーター3の組み合わせが本発明に係る固定部材に該当する。
このMCP組立体10の製造方法を図4、図5を参照して説明する。以下の説明におけるMCP組立体10においては、図1〜図3に示される組立体と入力側電極4と出力側電極7の外周構造が相違し、図1〜図3に示される組立体における各電極4、7は、ねじ9が配置される部分にU字状の切欠きが設けられているのに対して、以下の説明における組立体における各電極4、7は、ねじ9が貫通する貫通孔が設けられている。それ以外の構成については、両者は同一である。
まず図4(a)に示されるように、出力側電極7を用意し、これをホルダー8上にセットする(本図では、ホルダー8は、出力側電極7に隠れている)。次にリングの一部を切り取った形状の治具20、21を、それぞれ出力側電極7の外周上の対向する位置にセットする(図4(b)参照)。続いて、MCP6、MCP5を出力側電極7の上に載せる(図4(c)参照)。このとき、治具20、21を利用してMCP6、MCP5の位置合わせを行うとよい。
次に、MCP5の上に入力側電極4、インシュレーター3、メッシュ2、メッシュ電極1を順に重ねる(図5(a)参照。)。このとき、治具20、21は、入力側電極4と出力側電極7とで挟み込まれた状態になり、MCP5、6を入力側電極4と出力側電極7との間で精度良く保持することができる。ここで、ねじ9をメッシュ電極1側から差し込んで、ホルダー8にねじ止めする。ねじ止めした後に治具20、21を取り外すことで、本実施形態のMCP10が完成する(図5(b)参照。)。
図6、7は、MCP5、6と入力側電極4、出力側電極7の周縁部の構造を示す模式図である。ここでは、MCP5、6のそれぞれの両面に形成されている導電膜(図11参照)の記載は省略する。
MCP5、6はそれぞれ厚みが300μmであり、両面に数千Åの厚さの導電膜を備える。このMCP5、6は、MCP5の出力面5bとMCP6の入力面6aとを重ねて配置される。ここで、MCP5、6の各電子増倍孔(図11に示す孔62)の中心軸は、入出力面に直交する中心軸に直交する軸に対して若干傾斜している。そのため、MCP5、6における外周部の内縁もMCP5、6それぞれの入出力面に直交する中心軸と並行ではなく、これと若干傾斜して形成される。
入力側電極4は、MCP5に接する面4aと反対の表面4c側は同一平面として形成される一方、MCP5の入力面5aに接する当接面4aの周囲は、当接面4a部分より薄くされ、当接面4aの延長平面より表面4c側に後退しており、入力面5aに対して当接面4aより離隔する離隔表面4bとして形成されている。同様に、出力側電極7は、MCP6に接する面7aと反対の表面7c側は同一平面として形成される一方、MCP6の入力面6aに接する当接面7aの周囲は、当接面7a部分より薄くされ、当接面7aの延長平面より表面7c側に後退しており、入力面6aに対して当接面7aより離隔する離隔表面7bとして形成されている。各電極4、7は、それぞれ中央部の厚さが1mmで、離隔表面4b、7bが形成されている部分の厚さが0.9mmである。
このように、MCP5、6の角部分を、MCP5、6に接する入力側電極4、出力側電極7と離隔させることで、図16に示されるのと同様に、入力側電極4と出力側電極7がMCP5、6を間に挟んだまま、それらの一方の側で離隔表面4b、7bが近づくような状況が発生した場合も、MCP5、6の角に離隔表面4b、7bが接触する事態の発生を抑制することができ、MCP5、6の損傷を抑制することができる。
さらに、このMCP組立体10においては、上述した構成により、MCP5、6の外周より外側でねじ止め固定されているため、入力側電極4、出力側電極7も周縁部に加えられた力により中央に挟み込まれたMCP5、6を固定することになるが、離隔表面4b、7bを設けることにより、各当接面4a、7aのMCP5の入力側表面5a、MCP6の出力側表面6bそれぞれに形成されている導電膜への接触性をより良好に維持することができるため、これらの電極の変形によって生じうる導通不良の発生を抑制する効果も得られる。
MCP5、6を薄くすると、両側に配置される入力側電極4と出力側電極7がその分接近することになり、両者の間での電気的な絶縁耐圧不良の問題が生じるおそれがあるが、上記の構成を採用することで、MCP5、6の外周より外側では、入力側電極4と出力側電極とを離隔させているので、上記電気的な絶縁耐圧不良の発生を抑制することができる。
また、上述の構成を採用することで、従来MCP5、6の位置合わせのために用いられていたセンターリングリングを設ける必要がなくなり、センターリングリングにより生じていたMCP5、6の損傷が起こることがない。さらに、従来の構造では、MCPの外周に袋構造が生じていたため、機器内に設置後、真空引きを行う際の障害となっていたが、本実施形態の構成によれば、袋構造が生じないので、真空引きが容易になり、その時間を短縮できる。
各電極4、7の構成は、周縁部を薄くした構成に限られるものではない。図8に、電極周縁部の構成の変形例を示す。図8(a)に示される入力側電極41においては、MCP5の入力側表面5aに接する当接面41aの外縁に離隔表面41bが形成され、さらにその外縁に当接面41aの延長平面より突出する突出面41cが形成されている。これらの面と反対側の表面41dは同一平面として形成されている。この入力側電極41によれば、上記電極4と同様に、当接面41aによりMCP5の入力側表面5aとの良好な接触を確保することができるうえ、離隔表面41bにより、MCP5の角の損傷を効果的に抑制することができる。さらに、突出面41cを利用することで、MCP5の位置合わせを高精度に行うことも可能となっており、また、組立を容易に行うことも可能となる。
図8(b)に示される電極42においては、当接面42aの外側の離隔表面42c、突出面42eを備える構成は、電極41と同様であるが、当接面42aと離隔表面42c、離隔表面42cと突出面42eの間の面42b、42dが当接面42a等に対して傾斜し、連続面を形成している点で相違している。これらの面の反対面42fは同一平面としてではなく、連続面として形成されている。この電極42の構成においても、電極4と同様の効果を得ることができる。
ここでは、MCPを2枚組み合わせる形態について説明したが、3枚以上のMCPを積層させてもよい。この場合、各電子増倍孔の傾斜方向についてはその向きが交互になるように配置するとよい。
(第2実施形態)
図9に本発明の第2実施形態であるMCP組立体の断面分解図を示す。この実施形態は、MCP5を1枚のみ有しており、入力側電極43が図8(a)に示される構成を有している一方、出力側電極71は、入力面、出力面とも凹凸のない平板状である点で第1実施形態と相違する。この平板状となる出力側電極71の厚みは、入力側電極43の最大厚みよりも厚くなるように形成されている。
MCP5を一枚のみとした構成の場合には、入力側電極43、出力側電極71のねじ止め等に伴う変形はMCPが複数枚の場合よりも小さい。本実施形態では、上記のような構成とすることで、平板状の出力側電極71に比べて、離隔表面という環状の溝として形成される凹部を有し、厚みも薄い入力側電極43側が変形しやすいが、離隔表面を有することで、入力側電極43とMCP5の表面に形成される導電膜との接触を確保しつつ、MCP5の損傷を抑制することができるので、導通不良の発生も抑制できる。
ここでは、入力側電極43に離隔表面を設ける形態を示したが、出力側電極71に離隔表面を有する構成としても良く、第1実施形態と同様に双方に離隔表面を有する構成としてもよい。また、離隔表面を有する電極の構造は、図6や図8(a)、図8(b)に示される形態としてもよい。
(第3実施形態)
図10に本発明の第3実施形態であるMCP組立体の断面分解図を示す。この実施形態の構成は、第2実施形態と同一であり、それらを固定する構造が相違し、従来例に近い構成を有している。
具体的には、丸い箱構造のホルダー81内に、出力側電極71、MCP5、入力側電極43、インシュレーター3、メッシュ2、平板状のメッシュ電極12を重ね、その上からリングリテーナー11を配置して、リングリテーナー11の前面から図示していないねじを挿入し、ホルダー81にねじ止めしている。このホルダー81とリングリテーナー11とが本発明に係るケースに該当する。
このような構成としても第1実施形態、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。本実施形態によれば、従来の構成のMCP組立体を用いている機器において従来構成のMCP組立体に代えて容易に本発明にかかるMCP組立体を採用することが可能となる。
この実施形態においても、出力側電極71に離隔表面を有する構成としても良く、第1実施形態と同様に双方に離隔表面を有する構成としてもよい。また、離隔表面を有する電極の構造は、図6や図8(a)、図8(b)に示される形態としてもよい。
以上の実施形態においては、全てメッシュ電極1、12を有する形態を説明してきたが、メッシュ電極はMCP組立体に必須の要素ではなく、これを用いない構成を採用することもできる。例えば、第1実施形態において、メッシュ電極1を用いない場合、インシュレーター3とホルダー8とを固定部材としてネジ止めする構成を採用するとよい。
本発明の第1実施形態のMCP組立体の正面図である。 図1のII−II線断面分解図である。 図1の中心−III線断面分解図である。 図1のMCP組立体の製造方法を示す図である。 図4の製造方法の続きを示す図である。 図1のMCP組立体中のMCPの周縁部の構造を示す模式図である。 図1のMCP組立体中のMCPの周縁部の構造を示す模式図である。 図1のMCP組立体中の入力側電極の変形例を示す図である。 本発明の第2実施形態のMCP組立体の断面分解図である。 本発明の第3実施形態のMCP組立体の断面分解図である。 代表的なMCPの構造を示す斜視図である。 MCPの使用例を説明する図である。 従来のMCP組立体を示す正面図である。 図13のMCP組立体の断面分解図である。 図13のMCP組立体におけるMCP外周付近の断面模式図である。 図15に示すMCP外周において生じうるMCP破損を説明する図である。
符号の説明
1、12、51…メッシュ電極、2、52…メッシュ、3、53…インシュレーター、4、41〜43、54…入力側電極、4a、7a、41a、42a…当接面、4b、7b、41b、42c…離隔表面、4c、7c…表面、5、6、55、56…MCP(マイクロチャネルプレート)、5a、6a…入力面、5b、6b…出力面、7、57、71…出力側電極、8…ホルダー、9…ねじ、10…MCP組立体、11、50…リングリテーナー、15…電源、16…荷電粒子、20、21…治具、41c、42e…突出面、…リングリテーナー、60…ディテクターカートリッジ、61…外周部、62…孔、63…導電膜、65…センターリングリング、58…ケース、81…ホルダー。

Claims (5)

  1. 一枚または複数枚重ねられたマイクロチャネルプレートの両表面を環状の入力側電極と、出力側電極とで挟み込み、一体に固定したマイクロチャネルプレート組立体において、
    前記入力側電極および出力側電極はともに、内縁側に前記マイクロチャネルプレート表面に接触し、これを固定する略環状の当接面を有しており、前記入力側電極、出力側電極の少なくとも一方の前記当接面の外周に前記マイクロチャネルプレート表面から離隔する方向に後退している離隔表面を有していることを特徴とするマイクロチャネルプレート組立体。
  2. 前記入力側電極、出力側電極の少なくとも一方が、前記離隔表面の外周で、かつ、当該マイクロチャネルプレートの外縁より外側に、前記当接面の延長面より突出する突出面を備えていることを特徴とする請求項1記載のマイクロチャネルプレート組立体。
  3. 前記入力側電極、出力側電極の双方が前記離隔表面を有していることを特徴とする請求項1または2に記載のマイクロチャネルプレート組立体。
  4. 前記マイクロチャネルプレートを挟み込んだ前記入力側電極と前記出力側電極をさらに両側から挟み込み、前記マイクロチャネルプレートの外周より外側でネジ止めされることで前記マイクロチャネルプレートを固定する固定部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のマイクロチャネルプレート組立体。
  5. 前記マイクロチャネルプレートを挟み込んだ前記入力側電極と前記出力側電極を収容して前記マイクロチャネルプレートを固定するケースをさらに備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のマイクロチャネルプレート組立体。
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