JP2009216010A - エンジンの上部構造 - Google Patents

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英策 胡子
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喬 苅谷
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Mutsukata Mishima
六方 三島
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Abstract

【課題】カムキャリアがシリンダヘッドの上面に締結されたエンジンの上部構造において、質量増加を抑えながらカムキャリア強度を比較的に高く維持すると共に、オイル分離室へのブローバイガスの流入を主にガス流動開口から行ってカム部周辺の飛散オイルの持込みを極力抑制する。
【解決手段】吸気側カム軸11及び排気側カム軸21の複数の軸受部を支持する複数の軸受壁部に連結フレーム部33を結合する。点火プラグ31を挿通する貫通孔33aを気筒列方向の適所に設け、排気側カム軸21の上方にヘッドカバー40の内面との間にオイル分離室41を設け、連結フレーム部33に排気側カム軸21側に延びる補強プレート部34を各軸受壁部に結合する。オイル分離室41へのガス流通路42の先端を補強プレート部34の上方まで延ばし、補強プレート部34におけるガス流通路42に対応する部分に補強プレート部34を貫通するガス流動開口43を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、カムキャリアがシリンダヘッドの上面に締結されたエンジンの上部構造に関するものである。
従来より、吸気側カム軸及び排気側カム軸の複数の軸受部を支持する複数の軸受壁部と、気筒列方向に延び、点火プラグ又は燃料インジェクタを挿通する貫通孔を気筒列方向の適所に有し、上記各軸受壁部に結合される連結フレーム部とを有するカムキャリアが、シリンダヘッドの上面に締結され、上記吸気側カム軸と排気側カム軸とのいずれか一方の上方にヘッドカバー内面との間にオイル分離室を設けたエンジンの上部構造は知られている。
例えば、特許文献1では、ツインカムエンジンのカムホルダ(カムキャップ)の適用例が開示されている。具体的には、クランク軸の1/2の回転数で回転駆動されるカム軸が、それぞれ、回転軸線方向でのシリンダヘッドの両端部にそれぞれ配置された一対の端部カムホルダと、回転軸線方向で隣接するシリンダ孔の間に配置される3つの中間カムホルダとにより、シリンダヘッドに回転自在に支持されている。各カムホルダは、下部及び上部ホルダとからなり、各カム軸が上部ホルダ及び下部ホルダで形成される軸受部に挟持された状態でボルトによりシリンダヘッドに締結されている。各中間カムホルダでは、シリンダヘッドに一体成形された各ホルダ取付部の一対のボスのネジ孔に、下部ホルダと上部ホルダとに挿通されるボルトが螺合している。
特開2003−106214号公報
ところで、吸気側カム軸と排気側カム軸とのいずれか一方の上方にヘッドカバー内面との間にオイル分離室を設け、オイルミストを含むブローバイガスからオイルを分離する場合がある。
エンジンの軽量化の観点から、連結フレーム部は、できるだけ幅の小さいものとし、シリンダヘッドの外壁との間の開口部をできるだけ広くする必要があるが、開口部が大きくなりすぎると、強度が不足するおそれがある。また、動力系レイアウトの都合等から、吸気側カム軸と排気側カム軸とのいずれか一方の開口部が、他方の開口部よりも大きくなる場合がある。
そこで、開口部を補強しながらも、オイル分離室にオイルミストを含むブローバイガスを送れるようにする必要がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、質量増加を抑えながらカムキャリア強度を比較的に高く維持すると共に、オイル分離室へのブローバイガスの流入を主にガス流動開口から行ってカム部周辺の飛散オイルの持込みを極力抑制することにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、フレーム連結部に補強プレート部を設けると共に、この補強プレート部にオイル分離室へのガス流通路に対応させてガス流動開口を設けた。
具体的には、第1の発明では、
吸気側カム軸及び排気側カム軸の複数の軸受部を支持する複数の軸受壁部と、
気筒列方向に延び、点火プラグ又は燃料インジェクタを挿通する貫通孔を気筒列方向の適所に有し、上記各軸受壁部に結合される連結フレーム部とを有するカムキャリアが、シリンダヘッドの上面に締結され、
上記吸気側カム軸と排気側カム軸とのいずれか一方の上方にヘッドカバー内面との間にオイル分離室を設けたエンジンの上部構造を対象とする。
そして、上記連結フレーム部には、上記オイル分離室の下方に位置する上記一方のカム軸側に延びる補強プレート部が各軸受壁部につながるように結合され、
上記オイル分離室へのガス流通路の先端が上記補強プレート部の上方まで延びており、
上記補強プレート部におけるガス流通路に対応する部分には、該補強プレート部を貫通するガス流動開口が設けられている。
上記の構成によると、カムキャリアは、軽量化の必要性から連結フレーム部の幅を小さくし、連結フレーム部と外壁との間の開口部をできるだけ大きくしているが、吸気側カム軸及び排気側カム軸の一方の軸受壁部に補強プレート部を結合することで、質量の増加を抑えながら、カムキャリアの強度が比較的に高く維持される。ガス流動開口からオイル分離室へのブローバイガスを流入させるときに、ガス流通路の先端が補強プレート部の上方まで延び、その入口が下方に位置しているので、潤滑に供したカム部周辺の飛散オイルが不用意にオイル分離室に流れ込まず、補強プレート部のガス流動開口から飛散オイルを多く含まないブローバイガスがガス流通路を通ってオイル分離室に流れ込む。なお、ガソリンエンジンが点火プラグを挿通する貫通孔を備え、ディーゼルエンジンが燃料インジェクタを挿通する貫通孔を備える。
第2の発明では、第1の発明において、
上記オイル分離室下方のカム軸の下方には、シリンダヘッドの幅方向外側にピボット点を有し、上記カム軸の力を吸気弁又は排気弁に伝達するロッカーアームが配置され、
上記点火プラグ又は燃料インジェクタ位置から上記カム軸の位置までの距離は、上記補強プレート部を有する側が該補強プレート部を有さない側よりも長く設定されている。
上記の構成によると、シリンダヘッドの幅方向外側にピボット点を有するロッカーアームをオイル分離室下方のカム軸の下方に配置すると、吸気弁又は排気弁の傾斜が大きくなって点火プラグ又は燃料インジェクタ位置からカム軸の位置までの距離が長くなるが、補強プレート部が各軸受壁部につながるように結合されているので、カムキャリアの強度は低下しない。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、
上記カムキャリアは、カム軸の下側を支えるロアキャリアとする。
上記の構成によると、補強プレート部を設けることでロアキャリアの強度が維持されるので、エンジン上部の強度が高められる。
第4の発明では、第3の発明において、
上記ロアキャリアの補強プレート部側の側面には、庇部が外方へ延設されている。
上記の構成によると、庇部により、補強プレート部のある側の開口部の外側からの補強が行われる。また、この庇部により、排気マニホールドからの上方への熱気上がりによるヘッドカバーに対する影響を抑制することができるので、ヘッドカバーが樹脂製の場合に有利である。
以上説明したように、本発明によれば、連結フレーム部に補強プレート部を設けると共に、オイル分離室に向かうガス流通路の先端を補強プレート部の上方まで延ばし、補強プレート部にガス流通路に対応してガス流動開口を設けたことにより、質量増加を抑えながらカムキャリア強度を比較的に高く維持すると共に、オイル分離室へのブローバイガスの流入を主にガス流動開口から行ってカム部周辺の飛散オイルの持込みを極力抑制することができる。
上記第2の発明によれば、オイル分離室側のカム軸下方にシリンダヘッドの幅方向外側にピボット点を有するロッカーアームを配置したことにより、動弁系のレイアウトの自由度を高めながら、カムキャリア強度を高く維持することができる。
上記第3の発明によれば、カム軸の下側を支えるロアキャリアを補強プレート部で補強したことにより、エンジン上部の強度を効果的に高めることができる。
上記第4の発明によれば、ロアキャリアの排気側カム軸側の側面に庇部を延設したことにより、さらにロアキャリアの強度を向上させることができると共に、排気マニホールドからの熱気上がりを効果的に抑制することができるので、樹脂製のヘッドカバーを使用しやすい。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4は本発明の実施形態のエンジンの上部構造1を示す。詳しくは図示しないが、このエンジンは、火花点火式内燃機関であって、第1〜第4の4つのシリンダを備えている。但し、エンジンは、いかなる数のシリンダを有するものであってもよい。このエンジンは、自動車等の車両に搭載され、その出力軸は、変速機を介して駆動輪に連結されている。エンジンの出力が駆動輪に伝達されることによって、車両が推進する。
エンジンは、図示しないシリンダブロックと、その上に載置されてボルト60で固定されるシリンダヘッド2とを備えている。詳しくは図示しないが、シリンダブロックの内部に上記シリンダが形成されている。シリンダブロックには、ジャーナル、ベアリングなどによりクランクシャフトが回転自在に支持されている。
そして、不図示のピストンが上記各シリンダ内に摺動自在に嵌挿され、シリンダ及びシリンダヘッド2と共に燃焼室3を区画している。シリンダ毎に2つの吸気ポート4がシリンダヘッド2に形成され、それぞれが燃焼室3に連通している。同様に、シリンダ毎に2つの排気ポート5がシリンダヘッド2に形成され、それぞれが燃焼室3に連通している。図示しないが、吸気弁6及び排気弁7はそれぞれ、吸気ポート4及び排気ポート5を燃焼室3から遮断(閉)することができるように配設されている。吸気弁6は吸気弁駆動機構10により、排気弁7は排気弁駆動機構20によりそれぞれ駆動され、それによって所定のタイミングで往復動し、吸気ポート4及び排気ポート5を開閉するように構成されている。
吸気弁駆動機構10及び排気弁駆動機構20は、それぞれ吸気側カム軸11及び排気側カム軸21を備えている。吸気側カム軸11及び排気側カム軸21にはそれぞれ4つのカム部11a,21aが設けられている。カム軸11,21は、チェーン、スプロケット機構等の動力伝達機構を介してクランクシャフトに連結される。動力伝達機構は、クランクシャフトが二回転する間に、吸気側カム軸11及び排気側カム軸21を一回転させるように構成されている。
そして、シリンダヘッド2の上面にカムキャリアとしてのロアキャリア30がボルト61によって締結されている。図5,図6及び図10に示すように、ロアキャリア30は、吸気側カム軸11及び排気側カム軸21の複数の軸受部12,22の下側を支持する複数の軸受壁部13,23を備えている。
図4等に示すように、上記ロアキャリア30の上面には、ヘッドカバー40が載置され、ボルト63で固定されていると共に、吸気側及び排気側のアッパキャリア70,71は、吸気側カム軸11及び排気側カム軸21の複数の軸受部12,22の上側を支持する複数の軸受壁部16,26を有し、シリンダヘッド2ないしロアキャリア30に対してボルト61,62で固定されている。つまり、ロアキャリア30とアッパキャリア70,71とで吸気側カム軸11及び排気側カム軸21を回転自在に支持している。なお、ヘッドカバー40は、樹脂製であるが、アルミニウム合金等の金属製でもよい。
点火プラグ31は、例えばネジ等によって、シリンダヘッド2に取り付けられ、エンジン制御器からの制御信号を受けて、点火プラグ31が所望の点火タイミングで火花を発生するようになっている。
燃料インジェクタは、シリンダヘッド2の一側(図例では吸気側)に取り付けられている。燃料インジェクタ(図4に挿入用開口35のみを示す)の先端は、上下方向については2つの吸気ポート4の下方に、また、水平方向については2つの吸気ポート4の中間に位置して、燃焼室3内に臨んでいる。
また、図7及び図9に示すように、ロアキャリア30は、平面視で複数の軸受壁部13,23と直交する形態で気筒列方向に延びる連結フレーム部33と連結され、また、外側壁部65により連結フレーム部33、軸受壁部13,23の外側が枠状に連結されている。この連結フレーム部33には、各気筒毎に点火プラグ31を挿通する2つの点火プラグ用貫通孔33aと1つの気筒内圧センサ用貫通孔33bとが形成されている。
連結フレーム部33と外側壁部65との間には、吸気側の開口部14と排気側の開口部24とが形成されている。これらの開口部14,24は、複数の軸受壁部13,23で区切られている。
上記排気側カム軸21の下方には、シリンダヘッド2の幅方向外側にピボット点25aを有し、排気側カム軸21の力を排気弁7に伝達するロッカーアーム25が配置されている。同様に吸気側カム軸11の下方には、シリンダヘッド2の幅方向内側にピボット点15aを有し、吸気側カム軸11の力を吸気弁6に伝達するロッカーアーム15が配置されている。つまり、ロッカーアーム15,25は、カム軸11,21に回転されるカム部11a,21aに押されて吸気弁6及び排気弁7を最適なタイミングで押すように構成されている。
上記ロッカーアーム15,25の配置の相違からもわかるように、排気側カム軸21側の点火プラグ31から排気側カム軸21の位置までの距離L1は、点火プラグ31から吸気側カム軸11の位置までの距離L2よりも長く設定されている(L1>L2)。
そして、いずれか1つの気筒に対応する上記排気側カム軸21の上方にヘッドカバー40の内面との間に、オイルミストを含んだブローバイガスからオイルを分離するオイル分離室41が設けられている。オイル分離室41は、気筒列方向に長い空洞状のもので、ブローバイガスを内部に導入するガス流通路42が排気側カム軸21のカム部21aの近傍に設けられている。
また、オイル分離室41の下方に位置する側の開口部24には、連結フレーム部33に沿って各軸受壁部23につながるように薄板の補強プレート部34が結合されている。ガス流通路42の先端は、この補強プレート部34の上方まで延び、ガス流通路42に対応する部分には、補強プレート部34を貫通する例えば矩形状のガス流動開口43が設けられている。
上記ロアキャリア30の補強プレート部34側の外側壁部65には、気筒列方向に長い庇部50が外方へ延設されている。この庇部50により、補強プレート部34のある側の開口部24の外側からの補強が行われる。また、庇部50により、その直下のシリンダヘッド2に取り付けられる排気マニホールドからの上方への熱気上がりによる直接的な影響を抑制することができるので、ヘッドカバー40が樹脂製の場合に有利である。
さらに、図1に示すように、この庇部50には、一対のEGRクーラ取付部51が設けられ、このEGRクーラ取付部51に気筒列方向に長いEGRクーラ52が取り付けられている。EGRクーラ52があることで、排気マニホールドからの上方への熱気上がりのヘッドカバー40に対する影響をさらに効果的に抑制することができる。
−作用−
次に、本実施形態にかかるエンジンの上部構造1の作用について説明する。
ロアキャリア30は、軽量化の必要性からできるだけ連結フレーム部33の幅を小さくして開口部14,24を大きくしている。そして、上述したように、シリンダヘッド2の幅方向外側にピボット点25aを有するロッカーアーム25をオイル分離室41下方の排気側カム軸21の下方に配置すると、排気弁7の傾斜が大きくなって点火プラグ31位置から排気側カム軸21の位置までの距離が長くなっている(L1>L2)。
しかし、排気側カム軸21の軸受壁部23に補強プレート部34を結合することで、質量の増加を抑えながら、ロアキャリア30の強度が比較的に高く維持されるので、エンジンの上部構造1の強度が高められる。そして、ロアキャリア30の強度が維持されることで、ヘッドカバー40を金属製に比べて軽量な樹脂製とすることも可能となる。
また、エンジンの駆動中には、吸気側カム軸11及び排気側カム軸21は、図2において時計回りに回転し、潤滑に供したオイルが、排気側カム軸21側のカム部21aの回転によってオイルミストとなってその周囲に飛散する。このとき、ガス流通路42の先端が補強プレート部34の上方まで延長され、その入口が下方に位置しているので、カム部21a周辺の飛散オイルが不用意にオイル分離室41に流れ込まない。そして、補強プレート部34のガス流動開口43から飛散オイルを多く含まないブローバイガスがガス流通路42を通ってオイル分離室41に流れ込むので、適切にオイルの回収が行われる。
−実施形態の効果−
したがって、本実施形態にかかるエンジンの上部構造1によると、質量増加を抑えながらロアキャリア30の強度を比較的に高く維持すると共に、オイル分離室41へのブローバイガスの流入を主にガス流動開口43から行ってカム部21a周辺の飛散オイルの持込みを極力抑制することができる。
また、オイル分離室41側の排気側カム軸21の下方にシリンダヘッド2の幅方向外側にピボット点25aを有するロッカーアーム25を配置したことにより、動弁系のレイアウトに合わせた配置であっても、ロアキャリア30の強度を高く維持することができる。
また、吸気側カム軸11及び排気側カム軸21の下側を支えるロアキャリア30を補強プレート部34で補強したことにより、エンジンの上部構造1の強度を効果的に高めることができる。
また、ロアキャリア30の排気側カム軸21側の外側壁部65の外側面に庇部50を延設したことにより、さらにロアキャリア30の強度を向上させることができると共に、排気マニホールドからの熱気上がりを効果的に抑制することができるので、金属製に比べて熱に弱い樹脂製のヘッドカバー40を使用することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、動力系レイアウトの関係から補強プレート部34を、開口部24の大きい排気側カム軸21側に設けたが、他のレイアウトで開口部14の大きくなった吸気側カム軸11側に設けても本発明は適用可能である。
上記実施形態では、エンジンはガソリンエンジン(火花点火式内燃機関)とし、ガソリンエンジンの連結フレーム部33が点火プラグ31を挿通する貫通孔33aを備えるようにしたが、ディーゼルエンジンの連結フレーム部が燃料インジェクタを挿通する貫通孔を備えるようにしてもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本発明の実施形態にかかるエンジンの上部構造を示す平面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 図1のV−V線断面図である。 図1のVI−VI線断面図である。 ロアキャリアの平面図である。 ロアキャリアの排気側を示す側面図である。 ロアキャリアの底面図である。 図7のX−X線断面図である。
符号の説明
1 エンジンの上部構造
2 シリンダヘッド
6 吸気弁
7 排気弁
11 吸気側カム軸
21 排気側カム軸(一方のカム軸)
21a カム部
23 軸受壁部
25 ロッカーアーム
25a ピボット点
30 ロアキャリア(カムキャリア)
31 点火プラグ
33 連結フレーム部
33a 点火プラグ用貫通孔(貫通孔)
34 補強プレート部
40 ヘッドカバー
41 オイル分離室
42 ガス流通路
43 ガス流動開口
50 庇部

Claims (4)

  1. 吸気側カム軸及び排気側カム軸の複数の軸受部を支持する複数の軸受壁部と、
    気筒列方向に延び、点火プラグ又は燃料インジェクタを挿通する貫通孔を気筒列方向の適所に有し、上記各軸受壁部に結合される連結フレーム部とを有するカムキャリアが、シリンダヘッドの上面に締結され、
    上記吸気側カム軸と排気側カム軸とのいずれか一方の上方にヘッドカバー内面との間にオイル分離室を設けたエンジンの上部構造であって、
    上記連結フレーム部には、上記オイル分離室の下方に位置する上記一方のカム軸側に延びる補強プレート部が各軸受壁部につながるように結合され、
    上記オイル分離室へのガス流通路の先端が上記補強プレート部の上方まで延びており、
    上記補強プレート部におけるガス流通路に対応する部分には、該補強プレート部を貫通するガス流動開口が設けられている
    ことを特徴とするエンジンの上部構造。
  2. 請求項1に記載のエンジンの上部構造において、
    上記オイル分離室下方のカム軸の下方には、シリンダヘッドの幅方向外側にピボット点を有し、上記カム軸の力を吸気弁又は排気弁に伝達するロッカーアームが配置され、
    上記点火プラグ又は燃料インジェクタ位置から上記カム軸の位置までの距離は、上記補強プレート部を有する側が該補強プレート部を有さない側よりも長く設定されている
    ことを特徴とするエンジンの上部構造。
  3. 請求項1又は2に記載のエンジンの上部構造において、
    上記カムキャリアは、カム軸の下側を支えるロアキャリアである
    ことを特徴とするエンジンの上部構造。
  4. 請求項3に記載のエンジンの上部構造において、
    上記ロアキャリアの補強プレート部側の側面には、庇部が外方へ延設されている
    ことを特徴とするエンジンの上部構造。
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