JP2009214587A - 車両用駆動制御装置および車両用駆動制御装置の制御方法 - Google Patents

車両用駆動制御装置および車両用駆動制御装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発電機の出力電圧を消費する保護手段を小型化すること。
【解決手段】発電機2の出力電圧が異常増大している場合に、モータ4を駆動しつつ、クラッチ15を切るようにした。そのため、例えば、発電機2が故障し、発電機2の出力電圧が異常増大すると、モータ4が駆動している状態で、クラッチ15が切られることで、モータ4が空転し、発電機2の出力がモータ4で消費される。それゆえ、単に、発電機2の出力を過電圧保護装置5に消費させる方法に比べ、過電圧保護装置5に消費させる電力を低減することができ、その結果、過電圧保護装置5を小型化することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンとモータとで車輪を駆動する車両用駆動制御装置および車両用駆動制御装置の制御方法に関する。
従来、この種の技術としては、前輪を駆動するエンジンと、エンジンの出力で駆動され界磁コイルを界磁として発電する発電機と、発電機の出力が供給されて後輪を駆動する電動モータと、を備えた車両用駆動制御装置がある(例えば、特許文献1参照)。
この車両用駆動制御装置にあっては、通常、エンジンの回転数が高いときに、界磁コイルへの供給電流を制御する駆動素子が故障し、界磁コイルの電流が最大値まで増大し、発電機の出力が異常増大すると、発電機から電動モータへの電力の供給を遮断し、発電機の出力を保護回路で全て消費することで、モータを保護するようになっている。
特開平7−231508号公報
しかしながら、上記従来の技術にあっては、発電機の出力を保護回路で全て消費するようになっているため、保護回路が大型化し、コストが増大する可能性がある。
本発明は、上記従来の技術に鑑みてなされたものであって、発電機の出力を消費する保護手段を小型化可能な車両用駆動制御装置および車両用駆動制御方法の制御方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、発電機の出力電圧が異常増大していると判定された場合に、モータを駆動しつつ、クラッチを切ることを特徴とする。
本発明にあっては、例えば、発電機が故障し、発電機の出力電圧が異常増大すると、モータが駆動した状態で、クラッチが切られることで、モータが空転し、発電機の出力がモータで消費される。そのため、単に、発電機の出力を保護手段に消費させる方法に比べ、保護手段に消費させる電力を低減することができ、その結果、保護手段を小型化することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
<構成>
図1は、本実施形態の車両の概略構成を示す構成図である。
車両は、図1に示すように、エンジン1、発電機2、インバータ3、モータ4、過電圧保護装置5、エンジン回転数センサ6、出力電圧センサ7および4WDコントローラ8を備える。
エンジン1は、運転者によるアクセルペダル9の操作状態に従って駆動力を発生し、その駆動力をトランスミッション10を介して前輪11FL、11FRに伝達するとともに、ベルト12を介して発電機2に伝達する。
また、エンジン1は、4WDコントローラ8から出力される回転数低減指令に従って、単位時間当たりの回転数(以下単に、「回転数」とも呼ぶ)を低減する。
発電機2は、ベルト12を介して伝達される駆動力で回転子が回転駆動され、界磁コイルを界磁として当該回転子の回転数および界磁の磁束に応じた電力を発生し、その電力を電線13を介してインバータ3に送電する。
ここで、発電機2の回転子は、ベルト12を介してエンジン1の回転が伝達されることで回転されるため、エンジン1の回転数に比例した回転数となる。
そのため、エンジン1の回転数が高い状態で、界磁出力ライン天絡等の故障により、発電機2の界磁コイルの電流が異常増大し、界磁コイルに最大電流が常時供給されるようになってしまった場合、発電機2の出力電圧が異常増大する可能性がある。すなわち、過電圧保護装置5の最大許容電圧より大きい電圧が発電機2から出力される可能性がある。
また、発電機2は、4WDコントローラ8から出力される発電指令に従って、界磁コイルに電流を供給して界磁の磁束を制御する。
さらに、発電機2は、界磁コイルに実際に供給されている電流を検出し、その検出結果を4WDコントローラ8に出力する。
インバータ3は、4WDコントローラ8から出力されるモータトルク指令に従って、電線13を介して送電される電力を交流に変換してモータ4に供給する。
モータ4は、インバータ3から供給される電力によって駆動力を発生し、その駆動力を減速機14およびクラッチ15を介して後輪11RL、11RRに伝達する。
ここで、クラッチ15は、4WDコントローラ8から出力される切り替え指令に従って、クラッチ15を切ったりクラッチ15を繋げたりする。
クラッチ15を切るとは、モータ4側の駆動力出力軸と後輪11RL、11RR側の駆動力入力軸とをクラッチ15によって直結することである。
また、クラッチ15を繋げるとは、モータ4側の駆動力出力軸と後輪11RL、11RR側の駆動力入力軸とをクラッチ15によって互いに離間することである。
過電圧保護装置5は、図2に示すように、4WDコントローラ8から出力される電力低減指令に従って、電線13を介してインバータ3に送電される電力の一部を保護抵抗16に消費させてインバータ3に送電される電力を低減する。
また、過電圧保護装置5は、4WDコントローラ8から出力される電力遮断指令に従って、電線13を介してインバータ3に送電される電力の全てを保護抵抗16で消費し、当該電力のインバータ3への供給を遮断する。
エンジン回転数センサ6は、エンジン1の回転数を検出し、その検出結果を4WDコントローラ8に出力する。
出力電圧センサ7は、発電機2の出力電圧を検出し、その検出結果を4WDコントローラ8に出力する。
4WDコントローラ8は、アクセルペダル9の操作状態に応じた駆動力を発生させる発電指令およびモータトルク指令を発電機2およびインバータ3に出力する。
また、4WDコントローラ8は、所定時間(例えば、10msec.)が経過するたびに、後述する保護処理を実行する。そして、車両が四輪駆動状態であり、発電機2の出力電圧が過大である場合には、エンジン1の回転数を低減させる回転数低減指令をエンジン1に出力する。また、その際、エンジン1の回転数が第1閾値以上であり且つ界磁コイルの電流が異常増大している場合には、発電機2の出力電圧が異常増大していると判定し、クラッチ15を切る切り替え指令をクラッチ15に出力する。そして、モータ4を駆動しつつ、クラッチ15を切って、モータ4を空転させ、図3に矢印で示すように、発電機2の出力をモータ4で消費する。
ここで、第1閾値は、界磁コイルに最大電流が供給されているときに過電圧保護装置5の最大許容電圧を発電機2が発生する回転数であり、第2閾値は、過電圧保護装置5の最大許容電圧である。
<保護処理の動作>
次に、保護処理の動作を図面に基づいて説明する。
図4は、保護処理のフローを示すフローチャートである。
保護処理にあっては、図4に示すように、まず、そのステップS101で、車両が四輪駆動状態であるか否かを判定する(4WD中?)。
具体的には、クラッチ15が繋がっているか否かを判定する。繋がっている場合には(Yes)ステップS102に移行し、切れている場合には(No)この演算処理を終了する。
前記ステップS102では、界磁コイルの電流が異常増大しているか否かを判定する(界磁コイル故障検知?)。
具体的には、発電指令に応じた界磁コイルの理想の電流値を界磁コイルの実際の電流値から減じた減算結果が設定閾値以上であるか否かを判定する。設定閾値以上である場合には(Yes)ステップS103に移行し、設定閾値より小さい場合には(No)この演算処理を終了する。
前記ステップS103では、エンジン1の回転数を低減させる回転数低減指令をエンジン1に出力する。
次にステップS104に移行して、エンジン1の回転数が第1閾値より小さいか否かを判定する。第1閾値より小さい場合には(Yes)ステップS105に移行し、第1閾値以上である場合には(No)ステップS106に移行する。
すなわち、前記ステップS102の判定とこのステップS104の判定とにより、発電機2の出力電圧が異常増大しているか否かを判定している。そして、エンジン1の回転数が第1閾値以上であり且つ界磁コイルの電流が異常増大している場合には、発電機2の出力電圧が異常増大していると判定し、ステップS104に移行する。
前記ステップS105では、電線13を介してインバータ3に送電される電力の全てを保護抵抗16で消費され、当該電力のインバータ3への供給を遮断させる電力遮断指令を過電圧保護装置5に出力してから、この演算処理を終了する(システム遮断)。
一方、前記ステップS106では、電線13を介してインバータ3に送電される電力の一部を保護抵抗16に消費させる電力低減指令を過電圧保護装置5に出力し、クラッチ15を切る切り替え指令をクラッチ15に出力し、前記ステップS103に移行する。
<具体的動作>
次に、本実施形態の動作を具体的状況に基づいて説明する。
まず、車両が四輪駆動状態にあり、エンジンの回転数が第1閾値より高いときに、界磁コイルへの供給電流を制御する駆動素子が故障し、界磁コイルの電流が最大値まで増大し、発電機2の出力電圧が以上増大したとする。すると、4WDコントローラ8の保護処理によって、図4に示すように、そのステップS101およびS102の判定が「Yes」となり、ステップS103で、回転数低減指令がエンジン1に出力される。
また、ステップS104の判定が「No」となり、ステップS106で、電力低減指令が過電圧保護装置5に出力され、クラッチ15を切る切り替え指令がクラッチ15に出力された後、前記ステップS103から上記フローが繰り返し実行される。
そして、回転数低減指令、電力低減指令および切り替え指令により、エンジン1の回転数が低減され、発電機2の出力が低下する。また、モータ4が駆動している状態で、クラッチ15が切られることで、モータ4が空転し、図3に矢印で示すように、発電機2の出力がモータで消費され、発電機2の出力電圧が低減する。そのため、単に、発電機2の出力を過電圧保護装置5に全て消費させる方法に比べ、過電圧保護装置5に消費させる電力を低減することができ、過電圧保護装置5を小型化することができる。
上記フローが繰り返されるうちに、エンジン1の回転数が第1閾値より低くなったとする。すると、前記ステップS104の判定が「Yes」となり、ステップS105で、電力遮断指令が過電圧保護装置5に出力された後、この演算処理を終了する。
そして、電力遮断指令により、電線13を介してインバータ3に送電される電力の全てが保護抵抗16で消費され、当該電力のインバータ3への供給が遮断される。
以上、本実施形態にあっては、図1のエンジン1が特許請求の範囲に記載のエンジンを構成し、以下同様に、図1の発電機2が発電機を構成し、図1のモータ4がモータを構成し、図1の過電圧保護装置5が保護手段を構成し、図1の発電機2、エンジン回転数センサ6および4WDセンサ8が異常検出手段を構成し、図1の4WDコントローラ8が制御手段を構成し、図1のエンジン回転数センサ6が回転数検出手段を構成し、図1の発電機2が電流異常判定手段を構成し、図1の4WDコントローラ8が電圧異常判定手段を構成する。
<作用・効果>
(1)このように、本実施形態にあっては、発電機2の出力電圧が異常増大している場合に、モータ4を駆動しつつ、クラッチ15を切るようにした。そのため、例えば、発電機2が故障し、発電機2の出力電圧が異常増大すると、モータ4が駆動している状態で、クラッチ15が切られることで、モータ4が空転し、発電機2の出力がモータ4で消費される。それゆえ、単に、発電機2の出力を過電圧保護装置5に消費させる方法に比べ、過電圧保護装置5に消費させる電力を低減することができ、その結果、過電圧保護装置5を小型化することができる。
(2)また、エンジン1の回転数が第1閾値以上であり且つ界磁コイルの電流が異常増大していると判定された場合に、発電機2の出力電圧が異常増大していると判定するようにした。そのため、発電機2の出力電圧の異常増大を容易に判定することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
この第2実施形態は、図5に示すように、モータ4に供給される電流が、モータ4の最大許容電流より小さい第3閾値(過電流閾値)以下となるように、発電機2の出力の過電圧保護装置5による消費量を制御するようにした点が、前記第1実施形態と異なる。
具体的には、図4の保護処理のステップS106において、電線13を介してインバータ3に送電される電力の一部を保護抵抗16に消費させてインバータ3(モータ4)に供給される電流が第3閾値以下とする電力低減指令を過電圧保護装置5に出力する。
以上、本実施形態では、図1の4WDコントローラ8および図4のステップS106が特許請求の範囲に記載の保護手段を構成する。
<作用・効果>
このように、本実施形態にあっては、モータ4に供給される電流が第3閾値以下となるように、発電機2の出力の過電圧保護装置5による消費量を制御するようにした。そのため、発電機2の出力がモータ4で消費され、発電機2の出力電圧が低下する過程において、発電機2の出力電流が増大しても、モータ4が破損することを防止できる。
<第3実施形態>
次に、本実施形態の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
この第3実施形態は、発電機2の出力電圧が異常増大していると判定され、且つ、モータ4が停止状態にある場合には、モータ4を駆動しつつ、クラッチ15を繋ぐようにした点が、前記第1実施形態と異なる。
具体的には、図4の保護処理のステップS106において、電線13を介してインバータ3に送電される電力の一部を保護抵抗16に消費させる電力低減指令を過電圧保護装置5に出力し、クラッチ15を繋ぐ切り替え指令をクラッチ15に出力する。
また、モータ4が停止状態にあるか否かを判定し、停止状態にある場合には、モータを駆動させるモータトルク指令をインバータ3に出力する。
以上、本実施形態にあっては、図1のエンジン1が特許請求の範囲に記載のエンジンを構成し、以下同様に、図1の発電機2が発電機を構成し、図1のモータ4がモータを構成し、図1の過電圧保護装置5が保護手段を構成し、図1の発電機2、エンジン回転数センサ6および4WDセンサ8が異常検出手段を構成する。
<作用・効果>
このように、本実施形態にあっては、発電機2の出力電圧が異常増大していると判定され、且つ、モータ4が停止状態にある場合に、モータ4を駆動しつつ、クラッチ15を繋ぐようにした。そのため、例えば、発電機2が故障し、発電機2の出力電圧が異常増大すると、モータ4が駆動している状態で、クラッチ15を繋ぐことで、発電機2の出力がモータ4で消費される。それゆえ、単に、発電機2の出力を過電圧保護装置5に消費させる方法に比べ、過電圧保護装置5に消費させる電力を低減することができ、その結果、過電圧保護装置5を小型化することができる。また、モータ4が過回転になることを防止でき、モータ4を空転させる方法よりも大きな電力をモータ4で消費できる。
<第4実施形態>
次に、本実施形態の第4実施形態を図面に基づいて説明する。
この第4実施形態は、モータ4の最大許容回転数に対応する速度である第4閾値より車速が高い場合には、クラッチ15を切るようにした点が、前記第1実施形態と異なる。
具体的には、車速を検出する車速センサ17FL〜17RRを備え、図6に示すように、図4の保護処理のステップS106に代えてステップS401〜S403を有する。
ステップS401は、モータ4の最大許容回転数に対応する速度、つまり、後輪11RL、11RRの回転に伴って回転するモータ4が最大許容回転数に達する速度である第4閾値より車速が高いか否かを判定する。第4閾値より高い場合には(Yes)ステップS402に移行し、第4閾値以下である場合には(No)ステップS403に移行する。
前記ステップS402では、電線13を介してインバータ3に送電される電力の一部を保護抵抗16に消費させる電力低減指令を過電圧保護装置5に出力し、クラッチ15を繋ぐ切り替え指令をクラッチ15に出力したのち、前記ステップS103に移行する。
一方、前記ステップS403では、電線13を介してインバータ3に送電される電力の一部を保護抵抗16に消費させる電力低減指令を過電圧保護装置5に出力し、クラッチ15を切る切り替え指令をクラッチ15に出力し、前記ステップS103に移行する。
以上、本実施形態にあっては、図1の車速センサ17FL〜17RRが特許請求の範囲に記載の車速検出手段を構成し、図1の4WDコントローラ8および図6のステップS402が制御手段を構成する。
<作用・効果>
このように、本実施形態にあっては、モータ4の最大許容回転数に対応する速度である第4閾値より車速が高い場合には、クラッチ15を切るようにした。そのため、車速が第4閾値以下である場合に、クラッチ15が繋がれ、車速が第4閾値より高いよりも高い場合に、クラッチ15が切られて、モータ4が空回りする。それゆえ、モータ4の回転数が最大許容回転数を超えることがなくなり、モータ4が破損することを防止できる。
<第5実施形態>
次に、本実施形態の第5実施形態を図面に基づいて説明する。
この第5実施形態は、アクセルペダル9の操作状態に応じたトルクである運転者の要求トルクと後輪11RL、11RRの出力トルクが一致するように、後輪11RL、11RRに制動力を付与するようにした点が、前記第3実施形態と異なる。
具体的には、後輪11RL、11RRに制動力を付与する制動力制御装置を備える。
また、図4の保護処理のステップS106において、電線13を介してインバータ3に送電される電力の一部を保護抵抗16に消費させる電力低減指令を過電圧保護装置5に出力し、クラッチ15を繋ぐ切り替え指令をクラッチ15に出力する。
さらに、モータ4が停止状態にあるか否かを判定し、停止状態にある場合には、モータを駆動させるモータトルク指令をインバータ3に出力する。
また、アクセルペダル9の操作状態に応じたトルクである運転者の要求トルクに後輪11RL、11RRの出力トルク、つまり、路面への伝達トルクが一致するように、後輪11RL、11RRに制動力を付与させる指令を制動力制御装置に出力する。
以上、本実施形態にあっては、図1の4WDコントローラ8および制動力制御装置が特許請求の範囲に記載の制動力制御手段を構成する。
<作用・効果>
このように、本実施形態にあっては、アクセルペダル9の操作状態に応じたトルクである運転者の要求トルクと後輪11RL、11RRの出力トルクが一致するように、後輪11RL、11RRに制動力を付与するようにした。そのため、モータ4を駆動しつつ、クラッチ15が繋がれることで、後輪11RL、11RRからトルクが出力されても、後輪11RL、11RRの出力トルクが運転者の要求トルクに制御される。結果、運転者が予期しないトルクが後輪11RL、11RRから出力されることを防止できる。
車両の概略構成を示す構成図である。 過電圧保護装置の内部構成を示す構成図である。 発電機の出力電流―出力電圧の特性を示す特性図である。 保護処理のフローを示すフローチャートである。 第2実施形態の発電機の出力電流―出力電圧の特性を示す特性図である。 第4実施形態の保護処理のフローを示すフローチャートである。
符号の説明
1はエンジン、2は発電機、3はインバータ、4はモータ、5は過電圧保護装置、6はエンジン回転数センサ、7は出力電圧センサ、8は4WDコントローラ、9はアクセルペダル、10はトランスミッション、11FL〜11RRは車輪、12はベルト、13は電線、14は減速機、15はクラッチ、16は保護抵抗、17FL〜17RRは車速センサ

Claims (7)

  1. 主駆動輪を駆動するエンジンと、前記エンジンで回転駆動されて発電する発電機と、前記発電機の出力が供給されてクラッチを介して従駆動輪を駆動するモータと、前記発電機の出力の一部を消費して前記モータに供給される電力を低減可能な保護手段と、前記発電機の出力電圧の異常増大を検出する異常検出手段と、前記発電機の出力電圧が異常増大していると判定された場合に、前記モータを駆動しつつ、前記クラッチを切る制御手段と、を備えることを特徴とする車両用駆動制御装置。
  2. 前記保護手段は、前記モータに供給される電流が第3閾値以下となるように、前記発電機の出力の消費量を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動制御装置。
  3. 主駆動輪を駆動するエンジンと、前記エンジンで回転駆動されて発電する発電機と、前記発電機の出力が供給されてクラッチを介して従駆動輪を駆動するモータと、前記発電機の出力の一部を消費して前記モータに供給される電力を低減可能な保護手段と、前記発電機の出力電圧の異常増大を検出する異常検出手段と、前記発電機の出力電圧が異常増大していると判定された場合に、前記モータを駆動しつつ、前記クラッチを繋ぐ制御手段と、を備えることを特徴とする車両用駆動制御装置。
  4. 車速を検出する車速検出手段を備え、
    前記制御手段は、車速が第4閾値より大きい場合には、前記クラッチを切ることを特徴とする特徴とする請求項3に記載の車両用駆動制御装置。
  5. 前記従駆動輪に制動力を付与する制動力制御手段を備え、
    前記制動力制御手段は、前記従駆動輪の出力トルクが運転者の要求トルクと一致するように前記従駆動輪に制動力を付与する請求項3または4に記載の車両用駆動制御装置。
  6. 前記発電機は、前記エンジンで回転駆動され界磁コイルを界磁として発電を行い、
    前記異常検出手段は、前記エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、前記界磁コイルの電流が異常増大しているか否かを判定する電流異常判定手段と、前記エンジンの回転数が第1閾値以上であり且つ前記界磁コイルの電流が異常増大していると判定された場合に、前記発電機の出力電圧が異常増大していると判定する電圧異常判定手段と、を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用駆動制御装置。
  7. 主駆動輪を駆動するエンジンと、前記エンジンで回転駆動されて発電する発電機と、前記発電機の出力が供給されてクラッチを介して従駆動輪を駆動するモータと、前記発電機の出力の一部を消費して前記モータに供給される電力を低減可能な保護手段と、を備えた車両用駆動制御の制御方法であって、
    前記発電機の出力電圧が異常増大している場合に、前記モータを駆動しつつ、前記クラッチを切ることを特徴とする車両用駆動制御装置の制御方法。
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