JP2009213513A - トレーニングマシン - Google Patents
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Abstract
【課題】上腕二頭筋を効果的に鍛錬可能なトレーニングマシンを提供する。
【解決手段】ウェイトブロック34が積層されたウェイトフレーム26にL字状のアームパイプ29が回動自在に支持されている。このアームパイプ29の回動に連動して選択枚数分のウェイトブロック34が昇降して荷重負荷が生じている。このアームパイプ29には左右一対のグリップ32が設けられている。この各グリップ32は、前記アームパイプ29に前後方向に回動自在に立設された支持プレート44と、この支持プレート44の上端部に左右方向に回動自在に支持されたL字状のグリップ本体45とを有している。この支持プレート44にはグリップ本体45の回動範囲を規制するストッパ55が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】ウェイトブロック34が積層されたウェイトフレーム26にL字状のアームパイプ29が回動自在に支持されている。このアームパイプ29の回動に連動して選択枚数分のウェイトブロック34が昇降して荷重負荷が生じている。このアームパイプ29には左右一対のグリップ32が設けられている。この各グリップ32は、前記アームパイプ29に前後方向に回動自在に立設された支持プレート44と、この支持プレート44の上端部に左右方向に回動自在に支持されたL字状のグリップ本体45とを有している。この支持プレート44にはグリップ本体45の回動範囲を規制するストッパ55が設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、両肘の屈伸運動によって上腕二頭筋を鍛えるアームカールタイプのトレーニングマシンに関する。
この種のアームカールタイプのトレーニングマシンとしては、非特許文献1に掲載されたものが知られている。
図8に基づき概略を説明すれば、ウェイトフレーム3の上下枠間に垂設された一対の摺動レール4と、トレーニング者が着座する支持フレーム6に支持された着座シート5と、この支持フレーム6と前記下枠との間を連結する連結ビーム7と、この連結ビーム7に連結されて上方に延設したL字フレーム8と、このL字フレーム8の先端部の円筒パッド9と、前記両摺動レール4に沿って昇降可能なウェイトブロック10群と、前記ウェイトフレーム3の一方の側部に連結された補助フレーム11と、この補助フレーム11に回動自在に支持されたL字状の操作アーム12と、この操作アーム12の基端部に取り付けられた弓状の駆動部13と、この駆動部13に前記ウェイトブロック10の荷重を伝達する索条14とを有している。
前記駆動部13の後端には、図8に示すように、前記索条14の一端部が連結されている。この索条14の他端部は、シーブ15を介して選択枚数のウェイトブロック10を拘引するウェイト連結具16に連結され、前記駆動部13の矢印P方向の回転に対して前記ウェイトブロック10の荷重負荷が加わっている。
前記操作アーム12の先端部は、左右一対の平板パッド18を支持し、トレーニング者が握る左右一対のグリップ17が立設されている。この両グリップ17は、L字状に折曲形成され、互いの先端部が向かい合っている。
そして、上腕を円筒パッド9に当てた状態のまま両グリップ17を握って両肘の屈伸運動を繰り返すことによって、上腕二頭筋が鍛えられている。
フィットネス&スポーツ リサイクルセンター [Online],2008年2月18日検索,インターネット<URL:http://www.recyfit.com/detail.php?ID=518>
フィットネス&スポーツ リサイクルセンター [Online],2008年2月18日検索,インターネット<URL:http://www.recyfit.com/detail.php?ID=518>
しかしながら、非特許文献1のマシンによれば、両腕を上下に曲げる動作を繰り返すだけなので、上腕二頭筋を筋繊維方向に伸縮させることができず、トレーニングの効率が低下するおそれがあった。
そこで、本発明は、上腕二頭筋を筋繊維方向に伸縮させて、効果的に鍛錬可能なトレーニングマシンを提供することを解決課題としている。
本発明は、前記課題を解決するために創作された技術的思想であって、請求項1記載の発明は、フレームの側部に回動自在に支持されたL字状のアームと、このアームに立設された一対のグリップと、前記フレーム内に配置されて前記アームの回動に荷重を発生させる荷重負荷装置とを備え、前記両グリップを握って両肘を屈伸させたときに前記アームが回動して両腕の上腕二頭筋が鍛えられるトレーニングマシンであって、前記両グリップが、両肘を屈曲させたときに前記アームの左右方向に回動することを特徴としている。
したがって、両肘の屈伸動作の際に、前腕に捻りの円運動が加わって、上腕二頭筋が筋繊維方向に伸縮する。
この各グリップの一態様としては、例えば請求項2記載の発明のように、前記アームの前後方向に回動自在に立設された支持プレートと、この支持プレートの上端に左右方向に回動自在に支持されたL字状のグリップ本体と、を有する態様が用いられる。この態様によれば、両肘を屈曲させたときにグリップ本体が左右方向に回動する。
また、他の態様としては、請求項3記載の発明のように、前記支持プレートに、前記グリップ本体の回動範囲を規制するストッパを設けてもよい。これによりグリップ本体の回動範囲がストッパに制限されるため、前腕の過度の捻りが防止される。
請求項1〜3記載の発明によれば、上腕二頭筋が筋繊維方向に伸縮することから、上腕二頭筋を全体的且つ効果的に鍛えることができ、この点でトレーニングの効率が向上する。
特に請求項3記載の発明よれば、前腕の過度の捻りが防止されるため、トレーニング者に無理な負担を与えることなく、筋力トレーニングが行える。
図1〜図7は、本発明の実施形態に係るトレーニングマシンを示している。このトレーニングマシン20は、トレーニング者の上腕二頭筋を鍛えるアームカール運動に使用されている。
具体的には、前記トレーニングマシン20は、図1及び図2に示すように、所定重量の負荷を発生させる荷重負荷装置21と、この荷重負荷装置21に対設された支持フレーム22と、この支持フレーム22に昇降自在に支持された着座シート24と、前記支持フレーム22上に取り付けられた肘当パッド25と、前記荷重負荷装置21を内設する四辺形状のウェイトフレーム26と、両フレーム22.26を連結する前後の連結パイプ23と、前記ウェイトフレーム26の側部27に回転自在に軸支された扇状のカム28と、このカム28に連動して回動するアームパイプ29と、前記カム28の回転に前記荷重負荷装置21の負荷を与えるベルト30と、このベルト30を吊支する一対のシーブ31と、前記アームパイプ29に回動自在に立設された左右一対のグリップ32とを主体に構成されている。
(1)荷重負荷装置21
前記荷重負荷装置21は、図1及び図2に示すように、前記ウェイトフレーム26の下枠33に積層されたウェイトブロック34群と、このウェイトブロック34群を囲繞するウェイトカバー35と、前記ウェイトブロック34群上に配置されて前記ベルト30の一端部が連結されたウェイト連結具36と、前記ウェイトフレーム26の側部27に円環状に形成された軸受37と備え、前記軸受37にはシャフト38が回転自在に挿通されているとともに、前記シャフト38が前記カム28に挿通されている。
(1)荷重負荷装置21
前記荷重負荷装置21は、図1及び図2に示すように、前記ウェイトフレーム26の下枠33に積層されたウェイトブロック34群と、このウェイトブロック34群を囲繞するウェイトカバー35と、前記ウェイトブロック34群上に配置されて前記ベルト30の一端部が連結されたウェイト連結具36と、前記ウェイトフレーム26の側部27に円環状に形成された軸受37と備え、前記軸受37にはシャフト38が回転自在に挿通されているとともに、前記シャフト38が前記カム28に挿通されている。
そして、前記ウェイトブロック34の透孔と、図外の連結棒に段階的に穿設された透孔とに図外のピンを挿入係止して、任意の枚数のウェイトブロック34が選択される。
このとき前記ベルト30の他端部が前記カム28に連結されていることから、前記カム28が回転するとベルト30が拘引される。これにより選択されたウェイトブロック34が上昇し、前記カム28の回転に対して選択枚数分の荷重負荷が加わっている。
(2)アームパイプ29
前記アームパイプ29は、図3に示すように、L字状に湾曲形成されたアーム本体39と、このアーム本体39の基端部に溶接された円筒部40とを備え、この円筒部40が前記シャフト38の一端部に装着されている。
(2)アームパイプ29
前記アームパイプ29は、図3に示すように、L字状に湾曲形成されたアーム本体39と、このアーム本体39の基端部に溶接された円筒部40とを備え、この円筒部40が前記シャフト38の一端部に装着されている。
また、前記アーム本体39の基端部は、前記カム28に固定された調整板41の複数の調整孔にロックピン42をもって角度調整自在に支持されている。一方、前記アーム本体39の先端部は、前記肘当パッド25の前方に配置され、外周面に一対のカラー43が所定間隔をおいて左右に固定されている。
(3)グリップ32
前記両グリップ32は、図4(a)に示すように、前記アーム本体39の先端部の外周面に所定間隔をもって配設されている。この両グリップ32の間隔は仕様により適宜変更されている。
(3)グリップ32
前記両グリップ32は、図4(a)に示すように、前記アーム本体39の先端部の外周面に所定間隔をもって配設されている。この両グリップ32の間隔は仕様により適宜変更されている。
具体的には、前記各グリップ32は、前記アーム本体39に前後方向に回動自在に立設された支持プレート44と、この支持プレート44の上端部に左右方向に回動自在に軸支されたL字状のグリップ本体45とを有している。
前記支持プレート44の下端部は、前記アーム本体39の先端部に回転自在に挿通される環状部46が溶着されている。この環状部46の軸方向の長さは前記カラー43間の長さとほぼ同等に設定されているとともに、前記環状部46の外周面には長方形状のストッパ片47が形成されている。
このストッパ片47は、前記両カラー43を連結する前後一対のストッパロッド48間に配置されている。したがって、前記環状部46の回転範囲が前記両ロッド48間に制限され、前記支持プレート44の傾倒が防止されている。
この両ストッパロッド48は、前記環状部46を跨いで各カラー43の外周面に溶接されている。また、両ストッパロッド48間の間隔も仕様により適宜変更される。なお、前記各ストッパロッド48の外周面はウレタンゴムに被覆されているので、前記ストッパ片47との当たりが緩衝されている。
また、前記グリップ本体45は、湾曲状に折曲形成された把持部49と、前記支持プレート44の上端部と連結される連結プレート50とを備え、前記把持部49の外周面はウレタンゴムに被覆されている。
一方、前記連結プレート50の下端部および前記支持プレート44の上端部には、ボルト51の軸部51aが挿通される連通孔52.53がそれぞれ形成されている。この連通孔52.53にはボルト51の軸部51aを挿通した後に、該軸部51aにナット54が締結され、これにより前記連結部50が前記支持プレート44の上端部に回動自在に軸支されている。
したがって、前記把持部49を持ち上げたときには、図5(a)中の矢印P.Qに示すように、前記両把持部49は、各前記支持プレート44の上端部を支点に左右方向に回動する。
このとき支持プレート44の上端外周面には、図4(b)に示すように、ウレウレタンゴム製のストッパ55が立設され、前記連結プレート50の回動が規制されている。すなわち、前記連結部50が過度に回動しようとしても、前記ストッパ55に衝突するため、前記両把持部49の回動範囲が図5(b)の位置までに制限されている。このストッパ55もウレタンゴム製なので、前記連結部50の当たりが緩衝され、その損傷も防止されている。
(4)トレーニング動作例
そこで、トレーニングマシン20を用いて、アームカール運動を行う場合のトレーニング動作例を説明すれば、まず、着座シート24に着座したトレーニング者は、必要重量分の枚数のウェイトブロック34を選択し、ロックピン42をもってアーム本体39の角度を自己の体格に合わせて調整する。
(4)トレーニング動作例
そこで、トレーニングマシン20を用いて、アームカール運動を行う場合のトレーニング動作例を説明すれば、まず、着座シート24に着座したトレーニング者は、必要重量分の枚数のウェイトブロック34を選択し、ロックピン42をもってアーム本体39の角度を自己の体格に合わせて調整する。
つぎに、図6に示すように、両腕の上腕を肘当パッド25上に載置して、左右の把持部49を立てた状態で握る。このトレーニング開始時には、支持プレート44の傾倒が防止されているので、トレーニング者は把持部を握り易く、トレーニングポジションがとり易い。
そして、この運動姿勢の状態で両肘を曲げるとアーム本体39が持ち上げられることから、選択されたウェイトブロック34群が昇降し、選択枚数分の荷重負荷を発生させ、かかる荷重負荷に抗しながら両肘の屈伸動作を繰り返す。
このとき左右の把持部49が、各支持プレート44の上端部を支点に左右方向に回動することから、これに追従して把持部49を握ったトレーニング者の前腕が図7中の矢印R.S方向に捻られる。
したがって、両肘の屈伸動作のときに左右の上腕二頭筋に捻りの円運動が加わって鍛錬され、これにより上腕二頭筋を筋繊維方向に伸縮させて、全体的且つ効果的に鍛えることができ、この点でトレーニングの効率が向上する。
また、左右の把持部49の回動範囲が、ストッパ55に制限されていることから、前腕の過度の捻りが防止され、トレーニング者に無理な負担を与えることなく、筋力トレーニングが行える。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば前記カラー43間の間隔を前記環状部46の軸方向の長さよりも大きく設定することもできる。この場合には、前記環状部46が前記カラー43間をスライド移動可能なため、両支持プレート44間の間隔をトレーニング者の体格に適合させることができる。
もしトレーニング者がスライド移動を好まないときには、前記環状部46と前記カラー43との間にウレタンゴム製のストッパなどを設ければ、スライド移動が解消される。
20…トレーニングマシン
21…荷重負荷装置
26…ウェイトフレーム(フレーム)
29…アームパイプ(アーム)
32…グリップ
44…支持プレート
45…グリップ本体
21…荷重負荷装置
26…ウェイトフレーム(フレーム)
29…アームパイプ(アーム)
32…グリップ
44…支持プレート
45…グリップ本体
Claims (3)
- フレームの側部に回動自在に支持されたL字状のアームと、このアームに立設された一対のグリップと、前記フレーム内に配置されて前記アームの回動に荷重を発生させる荷重負荷装置とを備え、
前記両グリップを握って両肘を屈伸させたときに前記アームが回動して両腕の上腕二頭筋が鍛えられるトレーニングマシンであって、
前記両グリップが、両肘を屈曲させたときに前記アームの左右方向に回動することを特徴とするトレーニングマシン。 - 前記各グリップは、前記アームの前後方向に回動自在に立設された支持プレートと、
この支持プレートの上端に左右方向に回動自在に支持されたL字状のグリップ本体と、
を有することを特徴とする請求項1記載のトレーニングマシン。 - 前記支持プレートに、前記グリップ本体の回動範囲を規制するストッパを設けたことを特徴とする請求項2記載のトレーニングマシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008057187A JP2009213513A (ja) | 2008-03-07 | 2008-03-07 | トレーニングマシン |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009213513A true JP2009213513A (ja) | 2009-09-24 |
Family
ID=41186064
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008057187A Pending JP2009213513A (ja) | 2008-03-07 | 2008-03-07 | トレーニングマシン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009213513A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014132914A (ja) * | 2013-01-08 | 2014-07-24 | Sakai Medical Co Ltd | 運動用器具 |
CN109045612A (zh) * | 2018-09-04 | 2018-12-21 | 张恒珲 | 一种体育训练用手臂锻炼装置 |
KR102154302B1 (ko) * | 2020-06-25 | 2020-09-09 | 주식회사 인사이트 | 등근육강화 운동기구 |
KR200494003Y1 (ko) * | 2021-04-28 | 2021-07-13 | 주식회사 인사이트 | 회전손잡이를 구비한 암 컬 운동머신 |
-
2008
- 2008-03-07 JP JP2008057187A patent/JP2009213513A/ja active Pending
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