JP2897020B2 - 腕力トレーニング装置 - Google Patents

腕力トレーニング装置

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JP2897020B2
JP2897020B2 JP33267296A JP33267296A JP2897020B2 JP 2897020 B2 JP2897020 B2 JP 2897020B2 JP 33267296 A JP33267296 A JP 33267296A JP 33267296 A JP33267296 A JP 33267296A JP 2897020 B2 JP2897020 B2 JP 2897020B2
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光司 喜多川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕力トレーニング
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】元来、腕力トレーニングの目的は、トレ
ーナー(鍛錬者)の腕力の柔軟性を高め、バランスを改
善し、スピードを上げることにある。このトレーニング
は何らかの負荷に打ち勝つようにして腕を屈伸させ、こ
れによって腕の筋肉、関節などを強化すればよいとされ
ており、従来ではこのトレーニングのために、ゴムチュ
ーブマシン、バネ弾性マシーン、油圧マシーンなどが一
般に利用されている。
【0003】これらのマシーンを使用する場合、たとえ
ば屈曲状態にある腕を、ゴム、バネなどの弾力、あるい
は油圧力を負荷とし、この負荷に逆らって屈伸させるよ
うにしている。この場合腕が屈曲状態にあるときから伸
長動作を開始するとき(初期状態)の負荷を初動負荷と
呼び、最終伸長状態(終動状態)に到達したときの負荷
を、終動負荷と呼ぶことにすると、前記したマシーンで
は初動負荷は小さく、動作の進行につれて負荷が大きく
なり、終動負荷は最大となる。以下このように動作の最
終状態において終動負荷が最大となるトレーニングマシ
ンを終動負荷トレーニングマシンという。
【0004】しかしこのような終動負荷トレーニングマ
シンでは、腕の関節の硬化を助長させることが起こり、
その筋肉の伸縮機能を失わせる状態となって関節の可動
域を狭くしてしまうことがある。すなわち腕の屈伸は、
中心部から末端部へ力が伝達されていくのであって、腕
が最も伸長したときの終動状態では末端部が力を込め続
けるのではなく、力が抜けることが本来の腕力の強化に
有効である。さらに各関節において力強いエネルギーを
発生させるには、肩の動きに柔軟性、滑らかさをもたせ
ることが必要であり、これがスピード、バランスを生む
結果となっている。
【0005】しかし終動負荷トレーニングマシンを使用
するトレーニングによれば、腕の中心部における筋肉群
より末端の筋肉群が負荷を受け、そのためトレーニング
を重ねるほど、この部位の硬化、肥大を招く結果とな
る。したがって結果的に関節の可動域を制限して動きが
鈍くなる。また疲労、事故などを招くことにもなる。
【0006】このような終動負荷トレーニングに対し
て、初動負荷トレーニングが最近になって注目されてい
る。これは初期状態における初動負荷が大きく、動作の
進行につれて負荷が小さくなり、終動負荷が最小となる
トレーニングをいう。以下このように動作の初期状態に
おける初動負荷が最大となり、最終状態における終動負
荷が最小となるトレーニングマシンを初動負荷トレーニ
ングマシンという。
【0007】初動負荷トレーニングによると、腕が初動
作で力とスピードを生み、末端部への力の伝達が円滑に
行なわれるようになり、腕力が向上する。また初動作の
負荷に打ち勝って初動作にスピードを与えるので、これ
により腕の中心部の可動域での柔軟性と弾性を増してい
くことができるようになる。以上の説明は、1994年
9月12日に株式会社講談社から発行された「新トレー
ニング革命」(著者小山 浩史)による。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、初動負荷ト
レーニングに適する腕力トレーニングマシンを提供する
ことを目的とする。
【0009】本発明は、直立する支柱の上端に設けられ
た第1の滑車と、前記支柱の後方側には、引上げ当初に
おいて最大引上力を必要とし、引上げの進行にともなっ
て次第に引上力が軽減される軌跡にしたがって引き上げ
られる重錘と、前記重錘と一体の第2の滑車と、前記第
2の滑車を囲繞し、前記第1の滑車を添纏して、前記支
柱の前方に引き出されてあって、牽引により前記第2の
滑車を介して前記重錘を引き上げるロープと、前記ロー
プの引き出された先端に取り付けられてあって、前記ロ
ープを牽引するトレーナーが握る握り具とを備えたこと
を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図によって
説明する。図1、図2は第1の実施形態を示し、1は水
平に配置される基台、2は基台1に垂直に樹立されてあ
る支柱で、これは主支柱3と、この主支柱3に対して摺
動され、その摺動位置において主支柱3に固定自在の副
支柱4とにより構成されてあり、副支柱4を摺動するこ
とによって、支柱2の高さを後記するトレーナーの身長
に応じて調整自在としてある。5は支柱2の上端に設置
されてある滑車である。
【0011】6は重錘で、支柱2の後方に配置されてあ
る。図に示す構成では、この重錘6はアーム7の先端に
支持されてあり、このアーム7の他端は支柱3の下端側
にあってこの他端の軸8を中心として回動自在とされて
いる。アーム7には滑車9が取り付けられている。10
はロープで一端は支柱3に固定されてあり、他端は滑車
9を囲繞して方向転換し、そのあと滑車5を添纏するよ
うにして、支柱3の前方に引き出されている。引き出さ
れたロープ10の先端にはトレーナーAが握る握り具1
1が取り付けられている。
【0012】ロープ10がなんら牽引されない状態にお
いては、重錘6の重力によりアーム7は図1に示すよう
にほぼ水平状態にある。ここでトレーナーAが支柱3の
前方に立ち、一方の腕の手で握り具11を握り、この腕
を伸ばしてロープ10を牽引する。この牽引によりアー
ム7は重錘6の重力に逆らって軸8を中心として回動を
開始する(図2参照。)。
【0013】水平状態にあるアーム7の当初における回
動によって、重錘6はほぼ垂直に上昇しようとするの
で、トレーナーAの腕に対する負荷は大きい。すなわち
初動負荷は最大となる。アーム7の回動の軌跡は軸8を
中心とする円の円周に沿う。したがってアーム7が回動
して次第に起立してくると、重錘6の移動方向は次第に
傾斜してくるので、アーム7を回動させるのに必要なロ
ープ10の牽引力は次第に小さくてすむようになる。
【0014】そしてトレーナーAの腕が伸びきった最終
の状態において、アーム7がほぼ垂直となる最終の位置
まで回動するようにしておけば、トレーナーAの腕に対
する負荷はほぼ零となる。すなわち終動負荷は最小とな
る。以上により初期状態における初動負荷が大きく、腕
の伸長につれて負荷が小さくなり、終動負荷が最小とな
る腕力のトレーニングができるようになる。なお初動負
荷を調整するには、滑車9をアーム7の長さ方向に沿う
位置を調整することによって可能であるし、また重錘6
の重量を変更することによっても可能である。
【0015】第1の実施形態はトレーナーAが直立した
状態でトレーニングを行なう例であるが、図3、図4に
示す第2の実施形態は、トレーナーAが椅子12に座っ
た状態でトレーニングを行なう場合の構成である。図3
は初期の状態を、図4は最終状態を示す。その他の構成
は第1の実施形態と異なるところはない。
【0016】図5、図6は第3の実施形態を示すもの
で、重錘6が予め設定されてある曲率たとえば1/4円
弧状にしたがってわん曲されている一対のレール13、
14に沿って移動するようにした構成である。具体的に
は一対の支柱2が用意され、両支柱2の先端にまたがる
アームの中央に滑車5が設けられる。
【0017】レール13、14は各支柱2の後方にあ
る。そしてその一端は基台1側に、また他端は支柱2側
にあって、基台1より上部にあり、両レールの一端にお
ける切線は基台に対して垂直となり、また他端は基台1
に平行するように配置される。両レール13、14にま
たがるように移動軸15が配置され、この移動軸15の
中央に滑車9が回転自在に取り付けられてある。
【0018】移動軸15の両側にはそれぞれローラ台1
6、17が取り付けられてあり、両ローラ台16、17
にまたがるようにして複数のローラ18〜20が回転自
在に支持されている。移動軸15の両端にそれぞれ重錘
6が取り付けられている(図7、図8参照。)。
【0019】図示する構成ではローラ18、19がレー
ル13の外面側に沿って、またローラ20がレール13
の内面側に沿って転動するように配置されてあって、そ
れぞれレール13をその内外面から挾むようにされてい
る。レール14についても同様である。第1の実施形態
と同じくロープ10は一端が支柱側に固定されてあり、
滑車9を囲繞して方向を転換し、滑車5を添纏して支柱
の前方に引き出される。
【0020】当初は移動軸15はレール13、14の下
端側にある。この状態においてトレーナーAがロープ1
0を牽引したとすると、移動軸15を介して滑車6は基
台1に対して垂直方向に引き上げられるようになるの
で、トレーナーAの腕に対する負荷は大きい。すなわち
初動負荷は最大となる。
【0021】ロープ10の牽引につれて滑車6はレール
13、14に沿って上昇するので、滑車6の移動軌跡は
レール13、14のわん曲にしたがう。そしてレールは
円弧状とされているので、重錘6の移動方向は次第に傾
斜してくる。そのため重錘6を引き上げるのに必要なロ
ープ10の牽引力は次第に小さくてすむようになる。
【0022】そしてトレーナーAの腕が伸びきった最終
の状態において、移動軸15がほぼレールの上端、すな
わち最終の位置に到達するようにしておけば(図6参
照。)、その最終の状態において、トレーナーAの腕に
対する負荷はほぼ零となる。すなわち終動負荷は最小と
なる。
【0023】以上により初期状態における初動負荷が大
きく、腕の伸長につれて負荷が小さくなり、終動負荷が
最小となる腕力のトレーニングができるようになる。な
おレールの中間における曲率を適宜設定しておけば、負
荷の変化をレールの曲率に応じて自在に設定することが
できる。
【0024】第3の実施形態はトレーナーAが直立した
状態でトレーニングを行なう例であるが、図9、図10
に示す第4の実施形態は、トレーナーAが椅子12に座
った状態でトレーニングを行なう場合の構成である。図
3は初期の状態を、図4は最終状態を示す。その他の構
成は第3の実施形態と異なるところはない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、初
動負荷トレーニングに適する腕力トレーニング装置を簡
単に構成することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す側面図である。
【図2】図1の動作状態を示す側面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す側面図である。
【図4】図3の動作状態を示す側面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す側面図である。
【図6】図5の動作状態を示す側面図である。
【図7】図5の部分正面図である。
【図8】図7の部分断面図である。
【図9】本発明の第4の実施形態を示す側面図である。
【図10】図9の動作状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 支柱 5 滑車 6 重錘 9 滑車 10 ロープ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直立する支柱の上端に設けられた第1の
    滑車と、前記支柱の後方側には、引上げ当初において最
    大引上力を必要とし、引上げの進行にともなって次第に
    引上力が軽減される軌跡にしたがって引き上げられる重
    錘と、前記重錘と一体の第2の滑車と、前記第2の滑車
    を囲繞し、前記第1の滑車を添纏して、前記支柱の前方
    に引き出されてあって、牽引により前記第2の滑車を介
    して前記重錘を引き上げるロープと、前記ロープの引き
    出された先端に取り付けられてあって、前記ロープを牽
    引するトレーナーが握る握り具とを備えてなる腕力トレ
    ーニング装置。
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JP2007050190A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Takashi Kinoshita ゴルフフォーム矯正用具

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