JP2009213214A - パワー駆動電源 - Google Patents

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則幸 松原
Takashi Kumagai
隆 熊谷
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Abstract

【課題】薄型かつ小型軽量で、2次側コイルのいずれかが短絡してもパワー半導体素子への電力供給を継続できるパワー駆動電源を提供する。
【解決手段】パワー駆動電源は、IGBT3a〜3mを駆動する複数の駆動回路42に電力を供給するものであり、各駆動回路42に対して個別に電力を供給するための複数の駆動用電源回路と、各駆動用電源回路が搭載されたプリント基板30とを備え、各駆動用電源回路は、電力を伝送するための電源トランス70を含む。電源トランス70は、プリント基板30に配置された1次側および2次側コイルパターン70a,70bと、プリント基板30に装着され、1次側および2次側コイルパターン70a,70bと電磁結合するコア71とで構成され、各電源トランス70の1次側コイルパターン70aは直列接続される。
【選択図】図2

Description

本発明は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などのパワー半導体素子を駆動する複数の駆動回路に電力を供給するためのパワー駆動電源に関する。
インバータやコンバータなどのパワースイッチング回路は、複数のパワー半導体素子を駆動制御するための複数の駆動回路に電力を供給する電源回路を備える。その電源回路は、一般に、単一コアと複数の2次側巻線回路からなる単一の電源トランスを採用して、各巻線回路から各制御回路への電力を分配している。
2次側コイルの出力数が多くなると、トランスの端子数が増加するため、必然的にトランス形状が肥大化する。さらに、単一コアを用いる場合、2次側コイルのいずれかが短絡すると、全ての2次側出力が停止してしまうという問題がある。下記特許文献1では、コイルのプリント配線によるフラットなコイルを用いてトランスの小型化を実現しているが、後者の短絡問題については何ら解決できない。
特開2007−88131号公報 特開2001−156252号公報 特開平4−367208号公報 特開2002−15927号公報
パワースイッチング回路では、正ラインと負ラインとの間に、2個以上のパワー半導体素子を含む直列回路が並列的に接続されている。各パワー半導体素子の駆動タイミングおよび駆動基準電圧は一般に異なるため、各パワー半導体素子に対応した複数のゲート駆動回路を設ける必要がある。従って、パワー半導体素子の個数が増加すると、それに応じてゲート駆動回路の個数も増加することから、電源トランスの巻線回路数も増やす必要がある。その結果、単一コアトランスで複数出力の電源を構成すると、2次側コイルのいずれかが短絡した場合、トランスの全ての2次側出力が停止してしまう。
本発明の目的は、上記のような問題点を解決するため、薄型かつ小型軽量で、2次側コイルのいずれかが短絡してもパワー半導体素子への電力供給を継続できるパワー駆動電源を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、パワー半導体素子を駆動する複数の駆動回路に電力を供給するためのパワー駆動電源であって、
各駆動回路に対して個別に電力を供給するための複数の駆動用電源回路と、
各駆動用電源回路が搭載されたプリント基板とを備え、
各駆動用電源回路は、電力を伝送するための電源トランスを含み、
該電源トランスは、プリント基板に配置された1次側および2次側コイルパターンと、プリント基板に装着され、1次側および2次側コイルパターンと電磁結合するコア部材とで構成され、
各電源トランスの1次側コイルパターンは直列接続されている。
本発明によれば、電源トランスの巻線回路をプリント基板のコイルパターンで構成することにより、トランスの薄型化、小型軽量化が図られる。さらに、個々の駆動用電源回路ごとに電源トランスを設けて、各電源トランスの1次側コイルパターンを直列接続することによって、2次側コイルのいずれかが短絡してもパワー半導体素子への電力供給を継続できる。そのため、故障時の保護動作を安全かつ確実に実行できるようになり、信頼性を大幅に改善できる。
実施の形態1.
図1は、本発明が適用可能なパワースイッチング回路の一例を示す回路図である。ここでは、三相(U相、V相、W相)の電力入力Pinを三相(R相、S相、T相)の電力出力Poutへ変換するコンバータを例示するが、その他の各種コンバータや各種インバータにも本発明は適用可能である。
正ラインLpと負ラインLnとの間には、U相をスイッチングするIGBT3a,3gからなる直列回路、V相をスイッチングするIGBT3b,3hからなる直列回路、W相をスイッチングするIGBT3c,3iからなる直列回路、さらに、R相をスイッチングするIGBT3d,3jからなる直列回路、S相をスイッチングするIGBT3e,3kからなる直列回路、T相をスイッチングするIGBT3f,3mからなる直列回路が接続されている。各IGBT3a〜3mには、ダイオード4a〜4mがそれぞれ逆並列接続されている。各IGBT3a〜3mのゲートおよびエミッタは、複数の接続端子13を介して駆動信号Sa〜Smが個別に供給される。
図2は、本発明に係るパワー駆動電源の一例を示す回路図である。パワー駆動電源は、各IGBT3a〜3mの駆動信号Sa〜Smを出力するための複数の駆動回路42と、各駆動回路42に対して個別に電力を供給するための複数の駆動用電源回路とを備え、各駆動回路42および各駆動用電源回路は、単一のプリント基板に搭載される。なお、図2では、駆動信号Sa〜Sfの6系統についての回路図を示し、残りの駆動信号Sg〜Smについては同様な回路構成であるため省略している。
各駆動用電源回路は、電源トランス70と、整流回路41とを備える。各電源トランス70の1次側コイル70aは直列接続され、2次側コイル70bには個別の整流回路41が接続される。
各整流回路41は、整流ダイオード41aと、平滑コンデンサ41bとを備える。各整流回路41からの直流電圧は、各駆動回路42に個別に供給される。
外部電源の正極Vin+に接続される正ラインと外部電源の負極Vin−に接続される負ラインとの間には、バイパスコンデンサ39と、発振回路37と、各電源トランス70の1次側コイル70aの多段直列回路およびMOSFET38からなる直列回路が接続される。
発振回路37は、所定の周期および所定のデューティ比を持つパルスを発生する。MOSFET38は、発振回路37からのパルスに応じて、各電源トランス70の1次側コイル50aに流れる電流をパルス状にスイッチングする。個々の電源トランス70の1次側コイル70aには、直列接続された1次側コイル70aの個数をNとして、外部電源電圧のN分の1の電圧が印加される。各電源トランス70は、1次側コイル70aと2次側コイル70bの巻線比に応じた電圧に変換し、各整流回路41に供給する。なお、バイパスコンデンサ39は、パルス状の電流がノイズとなって外部へ漏出するのを防止している。
各駆動回路42は、光絶縁用のフォトカプラ42aを備え、マイクロプロセッサ等の外部制御回路からの制御信号を受信して、個々の駆動信号Sa〜Smを出力し、接続端子13を経由して各IGBT3a〜3mのゲートおよびエミッタに供給する。
本実施形態では、1次側コイル70aおよび2次側コイル70bをプリント基板のコイルパターンで形成し、各コイルパターンと電磁結合するコア部材をプリント基板に搭載することによって、電源トランス70をシートトランスとして構成している。そのため、電源トランス70の薄型化、小型軽量化が図られ、しかも半田付け箇所を削減できるため、耐振動性、耐ヒートサイクル性能、トランス耐圧を改善できる。
さらに、各1次側コイル70aを直列接続することにより、複数の2次側コイル70bのうち何れか1つが短絡故障した場合でも、他の2次側コイルの出力を停止させること無く、残りの駆動回路42への電力供給を継続することができる。
パワースイッチング用の駆動回路42は、一般にロジック回路で構成されるため、電源電圧が急に低下すると、回路の動作状態が不確定となり、制御不能になる可能性がある。本実施形態では、2次側短絡故障時でも電源電圧の急激な降下を防止できるため、故障時の保護動作を安全かつ確実に実行できるようになり、信頼性を大幅に改善できる。
実施の形態2.
図3〜図6は、電源トランス70の各種構成例を示し、図3(a)〜図6(a)は平面図であり、図3(b)〜図6(b)は断面図である。図3において、プリント基板30は、下面から電気絶縁層、第1導体層、電気絶縁層、第2導体層、電気絶縁層、第3導体層という順に積層された多層基板で構成される。
電源トランス70は、プリント基板30の第2導体層と第3導体層に配置された1次側コイルパターン70aと、プリント基板30の第1導体層と第3導体層に配置された2次側コイルパターン70bと、両方のコイルパターン70a,70bと電磁結合するコア71とで構成される。コイルパターン70aの第2導体層と第3導体層は、スルーホール32を介して電気接続される。コイルパターン70bの第1導体層と第3導体層は、スルーホール32を介して電気接続される。
プリント基板30には、両方のコイルパターン70a,70bに近接するように、3つの貫通孔31が形成されている。コア71は、例えば、E字状の分割コアに予め二分されており、プリント基板30の両面側から各分割コアを貫通孔31に装着すると、分割コアを一体化したコア71が得られる。
次に図4において、プリント基板30は、下面から電気絶縁層、第1導体層、電気絶縁層、第2導体層、電気絶縁層という順に積層された多層基板で構成される。
電源トランス70は、プリント基板30の第1導体層と第2導体層に配置された1次側コイルパターン70aと、プリント基板30の第1導体層と第2導体層に配置された2次側コイルパターン70bと、両方のコイルパターン70a,70bと電磁結合するコア71とで構成される。コイルパターン70aの第1導体層と第2導体層は、スルーホール32を介して電気接続される。コイルパターン70bの第1導体層と第2導体層は、スルーホール32を介して電気接続される。
プリント基板30には、コイルパターン70a,70bがそれぞれ取り囲む2つの貫通孔31が形成されている。コア71は、例えば、コ字状の分割コアに予め二分されており、プリント基板30の両面側から各分割コアを貫通孔31に装着すると、分割コアを一体化した矩形環状のコア71が得られる。
このように電源トランス70をシートトランスとして構成することにより、トランスの薄型化、小型軽量化が図られ、従来のボビン巻線トランスと比べて、耐振動性、耐ヒートサイクル性能、トランス耐圧を大幅に改善することができる。
次に、電源トランス70の1次側コイルパターン70aを1ターンで直列接続した例について説明する。
図5において、プリント基板30は、下面から電気絶縁層、第1導体層、電気絶縁層、第2導体層、電気絶縁層という順に積層された多層基板で構成される。電源トランス70は、プリント基板30の第2導体層に配置された1次側コイルパターン70aと、プリント基板30の第1導体層と第2導体層に配置された2次側コイルパターン70bと、両方のコイルパターン70a,70bと電磁結合するコア71とで構成される。コイルパターン70bの第1導体層と第2導体層は、スルーホール32を介して電気接続される。
プリント基板30には、両方のコイルパターン70a,70bに近接するように、3つの貫通孔31が形成されている。コア71は、例えば、E字状の分割コアに予め二分されており、プリント基板30の両面側から各分割コアを貫通孔31に装着すると、分割コアを一体化したコア71が得られる。
次に図6において、プリント基板30は、下面から電気絶縁層、第1導体層、電気絶縁層、第2導体層、電気絶縁層という順に積層された多層基板で構成される。電源トランス70は、プリント基板30の第1導体層に配置された1次側コイルパターン70aと、プリント基板30の第1導体層と第2導体層に配置された2次側コイルパターン70bと、両方のコイルパターン70a,70bと電磁結合するコア71とで構成される。コイルパターン70bの第1導体層と第2導体層は、スルーホール32を介して電気接続される。
プリント基板30には、コイルパターン70a,70bがそれぞれ取り囲む2つの貫通孔31が形成されている。コア71は、例えば、コ字状の分割コアに予め二分されており、プリント基板30の両面側から各分割コアを貫通孔31に装着すると、分割コアを一体化した矩形環状のコア71が得られる。
このように図5と図6に示した電源トランス70は、1次側コイルパターン70aの巻数を1ターンとしているため、単一の導体層のみで構成することが可能となる。そのため、1次側のコイルパターン70aには、スルーホール32が不要となる。さらに、1次側コイルパターン70aをプリント基板30の内層に配置することで、コイルパターン70a,70b間だけでなく、コイルパターン70aとコア71の間にも電気絶縁層が介在するため、絶縁距離が確保される。その結果、コイル間の絶縁耐圧だけでなく、コア−コイル間の絶縁耐圧を高くすることができる。
例えば、車輌用パワースイッチング回路など、高耐圧(例えば、絶縁耐圧5.6kV)が要求される場合、トランスの絶縁耐圧を確保するため、トランスの外装に樹脂のフルモールド処理を施す必要がある。これに対して図5と図6のように、トランスの巻線回路をプリント基板の内層パターンで構成することによって、巻線の防塵・防滴構造が形成されるため、樹脂フルモールド処理を省くことができ、薄型化、低コスト化が図られる。
さらに、コイルパターン70a,70bを内層に配置した場合、コア71の近傍に電子部品を配置する際、コア−部品間に絶縁樹脂塗布などを施す必要がないため、電子部品の高密度実装が可能になる。
また、図3と図5では、E字状の分割コアを一体化したコア71を使用して、その中心コアを取り囲むように両方のコイルパターン70a,70bを配置している。この場合、コイルパターン70aとコイルパターン70bは、プリント基板の電気絶縁層を介した対向配置となる。そのため、巻線間の浮遊容量が増加する傾向があり、回路動作時の充放電電流により、パワー回路におけるノイズ要因になる可能性がある。
これに対して図4と図6では、コ字状の分割コアを一体化した環状のコア71を使用して、コア71が通過する2つの貫通孔31をコイルパターン70a,70bがそれぞれ取り囲むように配置している。この場合、コイルパターン70aとコイルパターン70bは、プリント基板面に投影して相互に重ならないようになり、同じ導体層に位置していても巻線間の物理的距離を確保できる。従って、巻線間の浮遊容量を低減でき、回路動作時のノイズ抑制が図られる。
実施の形態3.
図7は、本発明に係るパワー駆動電源の他の例を示す回路図である。このパワー駆動電源では、図2の構成に対して短絡検出回路80を追加している。短絡検出回路80は、検出信号と予め設定した基準電圧とを比較する比較器を備え、直列接続された複数の1次側コイル70aのうちいずれか1つの印加電圧の変動を監視して、2次側出力の短絡を検出している。なお、図7では、短絡検出回路80が1次側コイル直列回路の第1コイルの印加電圧を検出する例を示しているが、第2コイルまたはその他のコイルの印加電圧を検出するように構成してもよい。
複数の1次側コイル70aを直列接続した場合、複数の2次側コイル70bのうち何れか1つが短絡故障すると、短絡故障した電源トランス70の1次側コイル70aの両端電圧はゼロボルト近くまで低下する。このとき短絡故障していない電源トランス70の1次側コイル70aの両端電圧がある程度上昇する。従って、複数の1次側コイル70aのうちいずれか1つの印加電圧の変動を監視することによって、2次側出力の短絡故障を検出することができる。この場合、残りの正常な電源トランス70は、電力供給を継続することが可能である。
例えば、6個の電源トランス70の1次側コイル70aを直列接続した1次側コイル直列回路において、その両端に入力電圧Vin=12Vの電圧を印加したとすると、個々の1次側コイル70aには12/6=2Vの電圧が印加される。もし1つのトランスの2次側コイル70bが短絡故障した場合、短絡した電源トランスの1次側コイルおよび2次側コイルの両端電圧はゼロボルトとなる。従って、残りのトランス5個にVin=12Vが印加されることになり、トランス1つ当たりの1次側コイル70aに掛かる電圧は、2.4V(=12/5)に上昇する。さらに、2次側コイル70bの出力電圧も、入力電圧Vinの巻数比倍の電圧が出力されることになる。このとき、正常な2次側コイル70bで上昇した出力電圧が、2次側コイル70bに接続される各部品の定格耐圧内であれば、問題なく継続使用することができる。
2次側コイル70bのいずれかが短絡故障すると、短絡したトランスの2次側コイル70bの出力はゼロボルトとなるが、残りのトランスの2次側コイル70bの出力電圧は上昇することになる。図7では、短絡検出回路80の検出ラインを電源トランス70の1次側コイル70aのいずれかに接続した場合を説明したが、短絡検出回路80の検出ラインを2次側コイル70bのいずれかに接続しても同様に2次側コイルの短絡故障を検出することができる。
従って、短絡検出回路80は、1次側コイルおよび2次側コイルのいずれか一方の少なくとも1箇所の電圧変動(ゼロボルトまたは電圧上昇)を検出することによって、短絡故障を容易に検出することが可能となる。
なお、直列接続した1次側コイルの数が増えるほど、個々の1次側コイル70aの両端電圧は小さくなるため、前述の短絡故障時には、正常な2次側コイル70bの上昇分が小さくなり、部品の信頼性も向上することになる、一方、1次側コイルの直列数を増やしすぎると、前述の正常なコイルの電圧上昇分が小さくなり、短絡検出が困難となる。従って、1次側コイルの直列数は4〜15個が望ましく、それ以上の直列数(出力数)が必要になる場合は、並列接続との組み合わせで対応することが望ましい。
従来の単一トランスによる複数出力の電源は、いずれか1つの出力が短絡した場合、全出力を停止させるか、または、出力毎に短絡異常を検出し、異常出力のみを切り離すスイッチ回路が必要になるなど、非常に複雑な回路構成が必要である。
さらに、従来の短絡検出方法は、電流検出抵抗を用いる方法や、カレントトランスを用いる方法などが一般的であるが、電流検出抵抗を用いると、抵抗の通電ロスが発生する問題がある。さらに、カレントトランスには、検出遅延があるため、高速遮断を要する回路には用いることができないなど制約がある。
本実施形態は、コイルの両端電圧を検出するため、パワー回路を低損失で動作させつつ高速かつ安全に保護することができる。また、複数の出力を有する電源において、出力毎に短絡検出を設けることなく、1次側コイルおよび2次側コイルのいずれか一方の少なくとも1箇所の電圧変化を監視することにより短絡検出が可能になる。従って、従来の検出方法に比べ、検出回路は約1/6の回路規模で構成可能であり、故障モードに対するパワー回路の信頼性が飛躍的に向上し、高性能なパワー回路を提供することができる。
本発明が適用可能なパワースイッチング回路の一例を示す回路図である。 本発明に係るパワー駆動電源の一例を示す回路図である。 電源トランス70の構成例を示し、図3(a)は平面図、図3(b)は断面図である。 電源トランス70の構成例を示し、図4(a)は平面図、図4(b)は断面図である。 電源トランス70の構成例を示し、図5(a)は平面図、図5(b)は断面図である。 電源トランス70の構成例を示し、図6(a)は平面図、図6(b)は断面図である。 本発明に係るパワー駆動電源の他の例を示す回路図である。
符号の説明
3a〜3m IGBT、 4a〜4m ダイオード、 13 接続端子、
30 プリント基板、 31 貫通孔、 32 スルーホール、
37 発振回路、 38 MOSFET、 39 バイパスコンデンサ、
41 整流回路、 42 駆動回路、 70 電源トランス、
70a 1次側コイル,70b 2次側コイル、 71 コア、
80 短絡検出回路。

Claims (7)

  1. パワー半導体素子を駆動する複数の駆動回路に電力を供給するためのパワー駆動電源であって、
    各駆動回路に対して個別に電力を供給するための複数の駆動用電源回路と、
    各駆動用電源回路が搭載されたプリント基板とを備え、
    各駆動用電源回路は、電力を伝送するための電源トランスを含み、
    該電源トランスは、プリント基板に配置された1次側および2次側コイルパターンと、プリント基板に装着され、1次側および2次側コイルパターンと電磁結合するコア部材とで構成され、
    各電源トランスの1次側コイルパターンは直列接続されていることを特徴とするパワー駆動電源。
  2. プリント基板は、多層プリント基板で構成され、
    1次側および2次側コイルパターンの両方が、多層プリント基板の内層に配置されることを特徴とする請求項1記載のパワー駆動電源。
  3. 1次側および2次側コイルパターンは、プリント基板面に投影して相互に重ならないように配置されていることを特徴とする請求項2記載のパワー駆動電源。
  4. コア部材は、1次側コイルパターンが囲む第1貫通孔、および2次側コイルパターンが囲む第2貫通孔をそれぞれ通過する環状コアであることを特徴とする請求項3記載のパワー駆動電源。
  5. 各電源トランスの1次側コイルパターンは、それぞれ1ターンで直列接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のパワー駆動電源。
  6. 直列接続された複数の1次側コイルパターンのうちいずれか1つの印加電圧の変動を監視して、2次側出力の短絡を検出するための短絡検出回路を備えることを特徴とする請求項1記載のパワー駆動電源。
  7. 複数の2次側コイルパターンのうちいずれか1つの出力電圧の変動を監視して、2次側出力の短絡を検出するための短絡検出回路を備えることを特徴とする請求項1記載のパワー駆動電源。
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