JP2009212027A - スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】2軸方向の動きを均等に検出することを可能にするスイッチを提供する。
【解決手段】スイッチは、枠形状の支持部10と、4つの梁部20により支持部10の内側に連結された錘部26とを備える。4つの梁部20は互いに直交する2軸上に配されて、錘部26を4方向から支持部10の内側に連結する。錘部26の上面には、各梁部20が配された2軸により分割された4つの領域に、それぞれ上部可動電極18a〜18dが形成されている。錘部26の下面には、上部可動電極18a〜18dと導通した下部可動電極24が形成されている。上部蓋12には、上部可動電極18a〜18dに応じた位置に上部固定電極16a〜16dが形成されている。下部蓋14の錘部26には、下部可動電極24に応じた位置に下部固定電極22が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、外力による動きを検出するスイッチに関する。
従来から、電子機器の消費電力を抑えるため、使用時と待機時とで動作モードを切り替える技術が知られている。モバイル機器においては、使用時と待機時の判別は、機器自体の動き(振動)を検知することにより行うことができる。
機器自体の動きを検知するセンサーとして、加速度センサーや傾斜スイッチがある。加速度センサーとして、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いたモバイル機器に搭載可能な大きさのものがあるが、高ゲインのアンプやEEPROMが必要になり、高コストになってしまう。また傾斜スイッチとして簡易機構のものがあるが、低コストではあるものの、構造体として大きく、モバイル機器に搭載することができない。
そこで前出のMEMS技術を用いて、小型のスイッチ構造を作る試みがなされている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されている加速度スイッチは、加速度を受けて可動するカンチレバー(片持ち梁)を形成した導電性基板と、部分的に電極を配した絶縁性の基板とを、上下ではさみ込む構造になっている。カンチレバーは、各方向(X、Y、Z)に対しての接点を有し、各方向に動く構造になっている。加速度スイッチが動くことにより、カンチレバーが動いて上下左右の基板の接点と接触し、外部に引き出された電極を介して接点の状態を伝達する。
特開2006−344573号公報(第21頁、図1)
しかし、上述した従来技術の加速度スイッチでは、次のような問題がある。特許文献1に記載された従来技術の加速度スイッチは、2軸方向(X軸方向、Y軸方向)に対して同じ構造で構成していないため、それぞれの方向の動きを均等に検出することができない問題がある。
本発明は、上記のような従来技術の問題を解決するためになされたスイッチである。本発明の目的は、2軸方向の動きを均等に検出することを可能にするスイッチを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のスイッチにおいては、以下に示す構成を採用する。
本発明のスイッチは、錘部と、枠形状の支持部と、互いに直交する2軸上に配されて、錘部を4方向から支持部の内側に連結する4つの梁部と、錘部の一方の面に設けられた上部可動電極と、各上部可動電極と向かい合う位置に設けられた上部固定電極と、を備え、枠部に対する錘部の変位に応じて各梁部が撓み、上部可動電極と上部固定電極とが接触することを特徴とするものである。
また、本発明のスイッチは、前述した構成に加えて、錘部の、上部可動電極の反対側の面に設けられ、上部可動電極と導通した下部可動電極と、下部可動電極と向かい合う位置に設けられた下部固定電極と、を備え、枠部に対する錘部の変位に応じて各梁部が撓み、上部可動電極と上部固定電極とが接触するとともに、下部可動電極と下部固定電極とが接触することを特徴とするものである。
さらに、本発明のスイッチは、前述した構成に加えて、上部可動電極と下部可動電極とは、異なる厚さで設けられたことを特徴とするものである。
さらに、本発明のスイッチは、前述した構成に加えて、上部可動電極が、各梁部が配された2軸により分割された4つの領域に応じた位置に、それぞれ設けられたことを特徴とするものである。
さらに、本発明のスイッチは、前述した構成に加えて、各上部可動電極は、各梁部が配された2軸と45°をなす2軸に応じた位置に設けられたことを特徴とするものである。
さらに、本発明のスイッチは、前述した構成に加えて、上部固定電極が、各梁部が配された2軸により分割された4つの領域に応じた位置に、それぞれ設けられたことを特徴とするものである。
さらに、本発明のスイッチは、前述した構成に加えて、梁部上に、上部可動電極と外部端子とを接続する配線が設けられたことを特徴とするものである。
さらに、本発明のスイッチは、前述した構成に加えて、各梁部は、互いに同じ長さを有することを特徴とするものである。
さらに、本発明のスイッチは、前述した構成に加えて、各梁部は、有機膜で形成されたことを特徴とするものである。
さらに、本発明のスイッチは、前述した構成に加えて、錘部に設けられた各可動電極は、錘部を形成する部材に対して比重の大きい金属で設けられたことを特徴とするものである。
さらに、本発明のスイッチは、前述した構成に加えて、各可動電極と各固定電極とは、互いに面接触する形状で設けられたことを特徴とするものである。
本発明のスイッチは、互いに直交する2軸上に配された4つの梁部により、4方向から錘部を支える。これにより、互いに直交する2軸に対して対象の構造となり、2軸方向の動きを均等に検出することが可能となる。
[構成の説明:図1〜図13]
<実施例1:図1〜図6>
はじめに、本発明の実施例1のスイッチの構成を、図面を用いて説明する。図1〜図3は、本発明の実施例1のスイッチの構成を示す図である。図1は平面図であり、説明のため構成の一部を透視した状態で示している。図1において、左右方向をX軸、上下方向をY軸、垂直方向をZ軸とする。図2は平面図であり、後述する支持部10、梁部20および錘部26をそれぞれ機能部ごとに示している。図3は図1のA−A’断面図であり、図4は図1のB−B’断面図である。
図1及び図2に示すように、実施例1のスイッチは、枠形状の支持部10と、4つの梁部20により支持部10の内側に連結された錘部26とを備える。4つの梁部20は同じ長さを有し、互いに直交する2軸上に配されて、錘部26を4方向から支持部10の内側に連結する。図1及び図2に示す例では、4つの梁部20は、X軸及びY軸と45°をなす2軸上に位置している。
また実施例1のスイッチは、支持部10及び錘部26の上方に位置する上部蓋12と、下方に位置する下部蓋14とを備える。
支持部10、錘部26、上部蓋12及び下部蓋14はそれぞれ、例えば、図示しない熱酸化膜が形成されたシリコン基板により構成される。梁部20は、例えば、絶縁性と柔軟性とを有するポリイミド等の樹脂材料により構成される。
錘部26の上部蓋12と向かい合う面には、各梁部20が配された2軸により分割された4つの領域に、それぞれ上部可動電極18a〜18dが形成されている。ここで、上部可動電極18a〜18dはそれぞれ、直交する2軸上に位置する。
図1から図4に示す例では、上部可動電極18a、18bはX軸と平行な直線上に位置する。上部可動電極18aはX軸の負方向に位置し、上部可動電極18bはX軸の正方向に位置する。また、上部可動電極18c、18dはY軸と平行な直線上に位置する。上部可動電極18cはY軸の負方向に位置し、上部可動電極18dはY軸の正方向に位置する。
錘部26の、上部可動電極18と反対の面には、下部可動電極24が形成されている。上部可動電極18と下部可動電極24とは、例えば、錘部26を構成するシリコンより比重の大きいAu等の金属材料により構成される。
また、実施例1のスイッチは、上部可動電極18a〜18dと下部可動電極24とは導通している。例えば、錘部26が低抵抗のシリコンにより構成されて、上部可動電極18a〜18dと下部可動電極24とは導通する。これとは別に、錘部26を構成するシリコン材に貫通孔が形成され、この貫通孔に充填された導電性材料により上部可動電極18a〜18dと下部可動電極24とが導通するとしても良い。
また、上部可動電極18と下部可動電極24とは、それぞれ異なる厚さで形成されている。
支持部10の上部蓋12と向かい合う面には、4つの電極配線28a〜28dが形成される。各電極配線28a〜28dは、上蓋部12と重なり合う箇所から、上蓋部12より露出した箇所まで形成される。各電極配線28a〜28dの上蓋部12より露出した箇所には、それぞれ端子X1、X2、Y1、Y2が形成される。電極配線28a〜28dは、例えばアルミニウムにより形成される。
また、図1の破線に示すように、上部蓋12の支持部10及び錘部26と向かい合う面には、上部可動電極18a〜18dに応じた位置に上部固定電極16a〜16dが形成されている。上部固定電極16a〜16dは、図3に示すように、突起電極50を介して支持部10の電極配線28a〜28dとそれぞれ接続する。
図1から図4に示す例においては、上部固定電極16aは端子X1が形成された電極配線28aと接続し、上部固定電極16bは端子X2が形成された電極配線28bと接続する。また、上部固定電極16cは端子Y1が形成された電極配線28cと接続し、上部固定電極16dは端子Y2が形成された電極配線28dと接続する。
また、上蓋部12と支持部10のギャップは、突起電極50及び封止材56により規定される。封止材56は、例えば、上蓋部12と支持部10とが重なり合う箇所の外周の近傍に形成される。
下部蓋14の錘部26と向かい合う面には、下部可動電極24に応じた位置に下部固定電極22が形成されている。下部固定電極22は、支持部10より露出した箇所まで形成される。下部固定電極22の支持部10より露出した箇所には、端子COが形成される。上部固定電極16と下部可動電極24とは、例えばAu等の金属材料により構成される。
次に、本発明の実施例1のスイッチの動作について説明する。図5は図1のA−A’断面図であり、実施例1のスイッチが、図2に示す状態からX軸を中心に時計回りに90°回転した状態を示す。
図5に示すように、実施例1のスイッチが回転(傾斜)すると、梁部20が撓み、錘部26が、支持部10、上蓋部12及び下蓋部14に対して変位する。錘部26は、スイッチの傾斜方向に応じて変位し、錘部26の変位に応じて上部可動電極18a〜18dと上部固定電極16a〜16dが接触する。図5に示す例では、符号32で示すように、上部可動電極18cと上部固定電極16cとが接触している。また、錘部26の変位に応じて、符号34で示すように下部可動電極24と下部固定電極22が接触する。
上部可動電極18a〜18dと上部固定電極16a〜16dが接触するとともに、下部可動電極24と下部固定電極22が接触することにより、錘部26を介して、端子X1、X2、Y1、Y2のいずれかと端子COとが導通した状態となる。
この端子X1、X2、Y1、Y2と端子COとの導通を、後述するような検出回路で検出することにより、スイッチの回転(傾斜)及び、その回転(傾斜)の方向を検出することが可能となる。
例えば、図5に示す、スイッチがX軸を中心に時計回りに90°回転した状態、すなわちY軸の負方向に傾斜した状態では、上部可動電極18cと上部固定電極16cとが接触する。よって、上部固定電極16cと接続している端子Y1と、端子COとの導通を検出することにより、スイッチのY軸の負方向への傾斜を検出することができる。
同様に、端子Y2と端子COとの導通を検出することにより、スイッチのY軸の正方向への傾斜を検出することできる。さらに、端子X2と端子COとの導通を検出することにより、スイッチのX軸の正方向への傾斜を検出することができ、端子X1と端子COとの導通を検出することにより、スイッチのX軸の負方向への傾斜を検出することができる。
また例えば、X軸の正方向とY軸の正方向の間の、X軸及びY軸とほぼ45°をなす方向にスイッチが傾斜した状態では、上部可動電極18bと上部固定電極16bとが接触するとともに、上部可動電極18dと上部固定電極16dとが接触する。よって、端子X2と端子COとの導通と、端子Y2と端子COとの導通を検出することにより、スイッチのX軸の正方向とY軸の正方向の間の方向への傾斜を検出することができる。
同様に、端子X1、X2、Y1、Y2のなかの2つの端子と、端子COとの導通を検出することにより、X軸及びY軸とほぼ45°をなす各方向へのスイッチの傾斜を検出することができる。
本発明のスイッチは、互いに直交する2軸上に配された同じ長さの4つの梁部20により、4方向から錘部26を支える。これにより、互いに直交する2軸(X軸とY軸)に対して対象の構造となり、互いに直交する2軸方向の動きを均等に検出することが可能となる。
また、本発明のスイッチは、4つの梁部20が、柔軟性を有するポリイミド等の樹脂材料により構成され、錘部26と梁部20とは、錘部26の上面で接合している。さらに、本発明のスイッチは、錘部26の上面に形成された上部可動電極18と、錘部26の下面に形成された下部可動電極24とは、それぞれ異なる厚さで形成されている。これにより
、錘部26の重心が、錘部26と梁部20の各接合部を含む平面上から離れて位置した状態となり、スイッチが傾斜した際に錘部26が変位しやすく、スイッチの傾斜を精度良く検出することが可能となる。
実施例1のスイッチは、上述したように、錘部26の上面と下面に形成された電極と、上蓋部12と下蓋部14に形成された電極との接触により傾斜を検出する。よって、錘部26と支持部10とを連結する各梁部20に、配線を設ける必要が無く、ポリイミド等の樹脂材料などにより、各梁部20を、所望の応力特性で等しく形成することが可能となる。
図6は、図5の符号32で示す、上部固定電極16dと上部可動電極18dとの接触箇所の拡大図である。図6に示すように、上部固定電極16a〜16dと上部可動電極18a〜18dとは面で接触する形状を備える。これにより、上部固定電極16a〜16dと上部可動電極18a〜18dとの接触面積が大きくなり、上部固定電極16a〜16dと上部可動電極18a〜18dとの接続が安定する。
また、図示しないが、下部固定電極22と下部可動電極24も、同様に面で接触する形状を備えている。これにより、下部固定電極22と下部可動電極24との接触面積が大きくなり、下部固定電極24と下部可動電極22との接続が同様に安定する。
図1〜図6においては、上部可動電極18a〜18dが錘部26の上面に分割されて形成された例を示した。しかし、上部可動電極18a〜18dが錘部26の上面に一体の電極で形成されるとしても良い。
以下において、本発明の他の実施形態である実施例2から3のスイッチの構成について、図面を用いて説明する。以下の説明において、すでに説明した同一の構成には同一の符号を付与しており、その説明は省略する。
実施例2から3のスイッチは、実施例1のスイッチと同様に、図2に示すような枠形状の支持部10と、4つの梁部20により支持部10の内側に連結された錘部26とを備える。4つの梁部20は互いに直交する2軸上に配されて、錘部26を4方向から支持部10の内側に連結する。また、実施例2から3のスイッチは、実施例1のスイッチと同様に、支持部10及び錘部26の上方に位置する上部蓋12と、下方に位置する下部蓋14とを備える。
<実施例2:図7〜図9>
実施例2のスイッチの構成を、図面を用いて説明する。図7から図9は実施例2のスイッチの構成を示す図である。図7は平面図である。図7において、左右方向をX軸、上下方向をY軸、垂直方向をZ軸とする。図8は図7のC−C’断面図であり、図9は図7のD−D’断面図である。
図7から図9に示すように、実施例2のスイッチは、錘部26の上部蓋12と向かい合う面に、一面に形成された上部可動電極18eを備える。
また実施例2のスイッチは、支持部10の上部蓋12と向かい合う面に、実施例1と同様に4つの電極配線28a〜28dが形成され、各電極配線28a〜28dの上蓋部12より露出した箇所には、それぞれ端子X1、X2、Y1、Y2が形成される。さらに、実施例2のスイッチは、支持部10の上部蓋12と向かい合う面に、電極配線29aが形成される。電極配線29aは、梁部20上を介して上部可動電極18eと接続する。電極配線29aの上蓋部12より露出した箇所には、端子COが形成される。電極配線28a〜28d、29aは、例えばアルミニウムにより形成される。
また実施例2のスイッチは、実施例1と同様に、図7の破線に示すように、上部蓋12
の支持部10及び錘部26と向かい合う面に、上部固定電極16a〜16dが形成されている。上部固定電極16a〜16dは、図9に示すように、突起電極50を介して支持部10の電極配線28とそれぞれ接続する。
図7から図9に示す例においては、上部固定電極16aは端子X1が形成された電極配線28aと接続し、上部固定電極16bは端子X2が形成された電極配線28bと接続する。また、上部固定電極16cは端子Y1が形成された電極配線28cと接続し、上部固定電極16dは端子Y2が形成された電極配線28dと接続する。
実施例2のスイッチは、上述した構成を備えることにより、スイッチの傾斜方向に応じて錘部26が変位し、上部可動電極18eと上部固定電極16a〜16dとが接触し、端子X1、X2、Y1、Y2のいずれかと端子COとが導通した状態となる。
この端子X1、X2、Y1、Y2と端子COとの導通を、後述するような検出回路で検出することにより、スイッチの回転(傾斜)及び、その回転(傾斜)の方向を検出することが可能となる。
実施例1と同様に、実施例2のスイッチにおいても、端子X2と端子COとの導通を検出することにより、スイッチのX軸の正方向への傾斜を検出することができる。
同様に、端子X1と端子COとの導通を検出することにより、スイッチのX軸の負方向への傾斜を検出することできる。さらに、端子Y2と端子COとの導通を検出することにより、スイッチのY軸の正方向への傾斜を検出することができ、端子Y1と端子COとの導通を検出することにより、スイッチのY軸の負方向への傾斜を検出することができる。
また、端子X1、X2、Y1、Y2のなかの2つの端子と、端子COとの導通を検出することにより、X軸及びY軸とほぼ45°をなす各方向へのスイッチの傾斜を検出することができる。
<実施例3:図10〜図12>
次に、実施例3のスイッチの構成を、図面を用いて説明する。図10から図12は実施例3のスイッチの構成を示す図である。図10は平面図である。図10において、左右方向をX軸、上下方向をY軸、垂直方向をZ軸とする。図11は図10のE−E’断面図であり、図12は図10のF−F’断面図である。
図7に示すように、実施例3のスイッチは、錘部26の上部蓋12と向かい合う面に、各梁部20が配された2軸により分割された4つの領域に、それぞれ上部可動電極18a〜18dが形成されている。ここで、上部可動電極18a〜18dはそれぞれ、直交する2軸上に位置する。
また実施例3のスイッチは、支持部10の上部蓋12と向かい合う面に、4つの電極配線28e〜28hが形成される。各電極配線28e〜28hは、梁部20上を介して上部可動電極18a〜18dとそれぞれ接続する。また、各電極配線28e〜28hの上蓋部12より露出した箇所には、それぞれ端子X1、X2、Y1、Y2が形成される。
電極配線28eは上部可動電極18aと接続し、端子X1が形成される。また、電極配線28fは上部可動電極18bと接続し、端子X2が形成される。さらに、電極配線28gは上部可動電極18cと接続し、端子Y1が形成される。電極配線28hは上部可動電極18dと接続し、端子Y2が形成される。
さらに、実施例3のスイッチは、支持部10の上部蓋12と向かい合う面に、電極配線29bが形成される。電極配線29bの上蓋部12より露出した箇所には、端子COが形成される。
また実施例3のスイッチは、図10の破線に示すように、上部蓋12の支持部10及び
錘部26と向かい合う面に、上部固定電極16eが形成されている。上部固定電極16eは、図11に示すように、突起電極50を介して支持部10の電極配線29bと接続する。
実施例3のスイッチは、上述した構成を備えることにより、スイッチの傾斜方向に応じて錘部26が変位し、上部可動電極18a〜18dと上部固定電極16eとが接触し、端子X1、X2、Y1、Y2のいずれかと端子COとが導通した状態となる。
この端子X1、X2、Y1、Y2と端子COとの導通を、後述するような検出回路で検出することにより、スイッチの回転(傾斜)及び、その回転(傾斜)の方向を検出することが可能となる。
すなわち、実施例3のスイッチにおいても、端子X2と端子COとの導通を検出することにより、スイッチのX軸の正方向への傾斜を検出することができる。
同様に、端子X1と端子COとの導通を検出することにより、スイッチのX軸の負方向への傾斜を検出することできる。さらに、端子Y2と端子COとの導通を検出することにより、スイッチのY軸の正方向への傾斜を検出することができ、端子Y1と端子COとの導通を検出することにより、スイッチのY軸の負方向への傾斜を検出することができる。
また、端子X1、X2、Y1、Y2のなかの2つの端子と、端子COとの導通を検出することにより、X軸及びY軸とほぼ45°をなす各方向へのスイッチの傾斜を検出することができる。
実施例2〜3のスイッチは、上述したように、錘部26の上面に形成された上部可動電極と、上部蓋12に形成された上部固定電極との接触により、傾斜を検出する。このため、実施例1のスイッチと異なり、上部可動電極と導通した電極を、錘部26の下面に設ける必要がない。また、下蓋部14に、錘部26の下面と接触する電極を設ける必要がない。
また、実施例2〜3のスイッチにおいて、錘部26の重心と、錘部26と梁部20の各接合部を含む平面上とが離れた状態とするために、錘部26の下面に、錘部26を構成するシリコンより比重の大きい金属材料により電極を形成しても良い。これにより、スイッチが傾斜した際に錘部26が変位しやすく、スイッチの傾斜を精度良く検出することが可能となる。
<検出回路:図13>
次に、本発明のスイッチの傾斜の方向を検出する検出回路の構成について説明する。なお、以下に示す検出回路は一例である。図13は、本発明のスイッチの傾斜方向を検出する検出回路の構成例を示す説明図である。
図13においては、本発明のスイッチを符号82で示す。本発明のスイッチの傾斜に応じて、端子X1、X2、Y1、Y2と、端子COが導通した状態、または導通していない状態となる。
図13に示すように、スイッチの端子X1、X2、Y1、Y2は、それぞれ、外部の制御回路と接続される端子68〜71に接続される。また、スイッチの端子X1、X2、Y1、Y2は、それぞれカットオフトランジスタ80a〜80dと接続される。カットオフトランジスタ80a〜80dは、それぞれ電流制限抵抗78a〜78dと接続され、電流制限抵抗78a〜78dは、それぞれ端子76a〜76dで電源電圧と接続される。また端子COはグランドと接続される。
次に図13に示す検出回路の動作について説明する。
スイッチが入っていない状態、すなわち、端子X1、X2、Y1、Y2と、端子COが
導通していない状態では、端子68〜71の出力は、それぞれ端子76a〜76dに接続された電源電圧と等しい電位となる。
スイッチが傾き、端子X1、X2、Y1、Y2と、端子COが導通すると、電流制限抵抗78a〜78dとカットオフトランジスタ80a〜80dを介して、端子76a〜76dと接続した電源電圧から、端子COと接続したグランドに電流が流れる。これにより、端子76a〜76dに接続された電源電圧が電流制限抵抗78a〜78dとカットオフトランジスタ80a〜80dにより抵抗分圧された電位が、端子68〜71に生じる。
このとき、端子76a〜76dと接続した電源電圧から端子COと接続したグランドに電流が流れる電流は、電流制限抵抗78a〜78dにより制限される。
この端子68〜71の電位をモニターすることにより、端子X1、X2、Y1、Y2と、端子COとの導通を検出し、スイッチの傾斜及び、その傾斜の方向を判別することが可能となる。
スイッチの傾斜を検出した後は、カットオフトランジスタ80a〜80dをオフする。これにより、端子76a〜76dと接続した電源電圧から、端子COと接続したグランドに不必要な電流が流れることを防ぐ。
図13に示す検出回路においては、カットオフトランジスタ80a〜80dと電源電圧との間に、電流制限抵抗78a〜78dを備える構成とした。しかし、カットオフトランジスタ80a〜80dの抵抗が大きく、グランドに電流が流れる電流が制限される構成であれば、電流制限抵抗78a〜78dを備えなくても良い。
図13に示す検出回路を、例えば、モバイル機器において備えることにより、機器自体の動き(振動)を検知し、機器の待機時と使用時の判別を行うことが可能となる。これにより、例えば、待機時には低消費電力の動作モードとし、使用時には通常の動作モードに切り替えることにより、機器の全体の消費電力を抑えることが可能となる。
さらには、機器の傾斜の方向を判別することが可能となる。
[製造方法の説明:図14〜図31]
次に、本発明のスイッチの製造方法について説明する。始めに、図14から図23を用いて、支持部10、錘部26および梁部20の製造方法を説明する。次に、図24から図29を用いて、上蓋部12の製造方法を説明する。次に、図30と図31を用いて、下蓋部14の製造方法を説明する。また、以下では、本発明の実施例1のスイッチの製造方法を例に説明する。
<支持部、錘部および梁部の製造方法:図14〜図23>
支持部10、錘部26および梁部20の製造方法を説明する。
まず、図14に示すように、シリコン基板36の両面を、ウェット酸化法を用いて酸化し、シリコン酸化膜である熱酸化膜38を、例えば、温度が1000℃、時間240分の条件で、約1μmの厚みで形成する。その後、図15に示すように、不要である下面の熱酸化膜38を除去する。
その後、図16に示すように、シリコン基板36の両面にフォトレジスト40を形成する。下面のフォトレジスト40は、錘部が形成される領域を開口して形成する。上面のフォトレジスト40は表面保護を目的とする。
フォトレジスト40を形成した後、下面のフォトレジスト40の開口部より、シリコン基板36を所望の距離だけ、例えばドライエッチングにより除去する。このエッチング工程は、後の工程で形成する下部可動電極24と、下蓋部14とのにギャップ(例えば約5μm)を形成するために行う。
このドライエッチングは、例えば、よく知られているエッチングガスであるSF(6
フッ化硫黄)とデポジションガスであるC(シクロブタン)とを用いて、エッチングとデポジションを交互に行う方法により行われる。シリコン基板36をエッチングした後、基板の両面のフォトレジスト40を除去する。
その後、図17に示すように、シリコン基板36の上面に、錘部26が形成される領域を開口して、フォトレジスト40を形成する。このフォトレジスト40の開口部形成した後、熱酸化膜38をドライエッチングにより除去する。その後、フォトレジスト40を除去する。
その後、層間膜を形成する。まずポリイミド膜44を、例えばスピンコート法などによって膜厚1μm程度形成する。その後、スパッタ法によって形成したシリコン酸化膜をパターニングしてマスクを形成し、図18に示すように、ポリイミド膜44を、梁部の形状にパターニングする。
その後、スパッタ法によって例えばアルミニウムを形成し、フォトレジスト40をマスクとして形成した後、金属配線のパターンと電極パターンを形成する。その後、図19に示すように、ドライエッチング法を用いてエッチングを行い、上部可動電極と電極パターンが形成される領域にアルミニウム電極48を形成する。
その後、メッキを行うための下地膜である共通電極膜を基板の上面に形成する(図示せず)。例えばAuメッキを行う場合は、Cr/Auの2層膜を用いる。その後、図20に示すように、上部可動電極が形成される領域を開口してフォトレジスト40を形成する。その後、アルミニウム電極48上にAuメッキ膜52を3μm程度に形成し、上部可動電極とする。Auメッキ膜52の形成後、フォトレジスト40を除去する。
その後、図21に示すように、表面を保護するためのフォトレジスト40を基板の上面に形成する。また基板の下面に、メッキを行うための下地膜である共通電極膜を形成する(図示せず)。その後、下部可動電極が形成される領域を開口して、下面にフォトレジスト40を形成する。その後、フォトレジスト40の開口部にAuメッキ膜52を20μm程度に形成し、下部可動電極とする。
ここで、下部可動電極となるAuメッキ膜52を、上部可動電極となるAuメッキ膜52より厚く形成したのは、前述したように、錘部の重心を低い位置にして、スイッチが傾斜した際に錘部26が変位しやすくし、スイッチの傾斜を精度良く検出することを可能とするためである。Auメッキ膜52の形成後、基板の下面のフォトレジスト40を除去する。
その後、図22に示すように、錘部が形成される領域と、シリコン基板36を錘部と支持部とに分離する領域とを開口して、基板の下面にフォトレジスト40を形成する。その後、基板下面に形成したフォトレジスト40をマスクとして、シリコン基板36を下面からエッチングにより除去し、シリコン基板36を錘部と支持部とに分離する。このシリコン基板36のエッチングは、例えばドライエッチング法を用いて行われる。
また、図22に示すように、錘部が形成される領域と支持部が形成される領域との段差が維持された状態で、このシリコン基板36のエッチングが行われる。
また、シリコン基板36のエッチングは、シリコン基板36を貫通して錘部と支持部とに分離し、基板の上面に形成されたフォトレジスト40でストップする。これは、シリコン基板36に対するドライエッチングの条件が、フォトレジスト40に対しては進みにくいからである。
エッチングにより、シリコン基板36を錘部と支持部とに分離した後、図23に示すように、基板の上面と下面のフォトレジスト40を除去する。
上述した、図14から図23に示す工程によって、シリコン基板36より、支持部10、錘部26および梁部20が製造される。また、錘部26の上面にはAuメッキ膜52で上部可動電極18が形成され、錘部26の下面にはAuメッキ膜52で下部可動電極24が形成される。
<上蓋部の製造方法:図24〜図29>
次に、上蓋部12の製造方法について説明する。
まず、シリコン基板36の両面を、ウェット酸化法を用いて酸化し、シリコン酸化膜である熱酸化膜38を、例えば、温度が1000℃、時間240分の条件で、約1μmの厚みで形成する。その後、図24に示すように、不要である下面の熱酸化膜38を除去する。
次に、図25に示すように、メッキによって突起電極を形成するための共通電極膜54をCr/Au膜構成で形成する。その後、図26に示すように、突起電極が形成される領域を開口してフォトレジスト40を形成する。その後、図27に示すように、フォトレジスト40の開口部にAuメッキ膜を膜厚5μm程度に形成し、突起電極50とする。突起電極50の形成後、フォトレジスト40を除去する。
その後、図28に示すように、突起電極50と上部固定電極のパターンを形成するためのフォトレジスト40を形成する。フォトレジスト40の形成後、共通電極膜54を、ウェットエッチング法によりにエッチングし、上部固定電極を形成する。上部固定電極の形成後、フォトレジスト40を除去する。
その後、図29に示すように、研削装置を用いてシリコン基板36を裏面から削り、100μm程度の厚みにする。
上述した、図24から図29に示す工程によって、シリコン基板36より、上蓋部12が製造される。また、上蓋部12の上面には上部固定電極が形成されるとともに、Auメッキ膜で突起電極50が形成される。
<下蓋部の製造方法:図30、図31>
次に、下蓋部14の製造方法について説明する。
まず、図30に示すように、シリコン基板36の一方の面に、共通電極膜54をCr/Auの2層膜の構成で形成する。その後、共通電極膜54の上部に、Auメッキ膜52を10μm程度の厚さで形成する。その後、図31に示すように、研削装置を用いてシリコン基板36を裏面から削り、50μm程度の厚みにする。
上述した、図30と図31に示す工程によって、シリコン基板36より、下蓋部14が製造される。また、下蓋部14の上面にはAuメッキ膜52で下部固定電極22が形成される。
上述した下蓋部14の製造方法では、シリコン基板36上に共通電極膜54を直接形成したが、下蓋部14が導電性を有していては不都合な場合は、共通電極膜54の下部に熱酸化膜を形成するのが良い。
これまで説明した、支持部10、錘部26および梁部20と、上蓋部12と、下蓋部14を接合することで、図1〜図3に示す本発明の実施例1のスイッチが作製される。支持部10と下蓋部14とは、接着剤などの接合手段により接合される。
また、上蓋部12と支持部10とは、例えば、上蓋部12と支持部10とが重なり合う箇所の外周の近傍に形成された封止材56を介して接合される。前述したように、突起電
極50と封止材56によって、上蓋部12と支持部10のギャップは規定される。
実施例2〜3のスイッチは、実施例1のスイッチと、支持部10、錘部26、梁部20、上蓋部12及び下蓋部14の各箇所に形成された電極及び電極配線の構成が異なるものである。よって、上述した各工程において形成する電極及び電極配線を、それぞれの実施例の構成とすることにより、実施例2〜3のスイッチを製造することが可能となる。
本発明の実施例1のスイッチの平面図である。 支持部、梁部および錘部の平面図である。 本発明の実施例1のスイッチの断面図である。 本発明の実施例1のスイッチの断面図である。 本発明の実施例1のスイッチの動作の説明図である。 本発明の実施例1のスイッチの拡大断面図である。 本発明の実施例2のスイッチの平面図である。 本発明の実施例2のスイッチの断面図である。 本発明の実施例2のスイッチの断面図である。 本発明の実施例3のスイッチの平面図である。 本発明の実施例3のスイッチの断面図である。 本発明の実施例3のスイッチの断面図である。 本発明のスイッチの検出回路の構成例の説明図である。 シリコン基板に熱酸化膜を形成する工程を説明する断面図である。 シリコン基板の熱酸化膜を除去する工程を説明する断面図である。 シリコン基板のエッチングの工程を説明する断面図である。 熱酸化膜のエッチングの工程を説明する断面図である。 ポリイミド膜の形成の工程を説明する断面図である。 アルミニウム電極の形成の工程を説明する断面図である。 Auメッキ膜の形成の工程を説明する断面図である。 Auメッキ膜の形成の工程を説明する断面図である。 シリコン基板のエッチングの工程を説明する断面図である。 シリコン基板のエッチング及びフォトレジストの除去の工程を説明する断面図である。 シリコン基板に熱酸化膜を形成する工程を説明する断面図である。 共通電極膜の形成の工程を説明する断面図である。 フォトレジストの形成の工程を説明する断面図である。 突起電極の形成の工程を説明する断面図である。 突起電極と上部固定電極の形成の工程を説明する断面図である。 シリコン基板の研削の工程を説明する断面図である。 共通電極膜とAuメッキ膜の形成の工程を説明する断面図である。 シリコン基板の研削の工程を説明する断面図である。
符号の説明
10 支持部
12 上蓋部
14 下蓋部
16a〜16e 上部固定電極
18a〜18e 上部可動電極
20 梁部
22 下部固定電極
24 下部可動電極部
26 錘部
28a〜28h、29a、29b 電極配線
36 シリコン基板
38 熱酸化膜
40 フォトレジスト
44 ポリイミド膜
46 金属配線
48 アルミニウム電極
50 突起電極
52 Auメッキ膜
54 共通電極膜
56 封止材
68〜71 端子
76a〜76d 端子
78a〜78d 電流制限抵抗
80a〜80d カットオフトランジスタ
82 スイッチ
X1、X2、Y1、Y2、CO 端子

Claims (11)

  1. 錘部と、
    枠形状の支持部と、
    互いに直交する2軸上に配されて、前記錘部を4方向から前記支持部の内側に連結する4つの梁部と、
    前記錘部の一方の面に設けられた上部可動電極と、
    前記各上部可動電極と向かい合う位置に設けられた上部固定電極と、を備え、
    前記枠部に対する前記錘部の変位に応じて前記各梁部が撓み、前記上部可動電極と前記上部固定電極とが接触する
    ことを特徴とするスイッチ。
  2. 前記錘部の、前記上部可動電極の反対側の面に設けられ、前記上部可動電極と導通した下部可動電極と、
    前記下部可動電極と向かい合う位置に設けられた下部固定電極と、を備え、
    前記枠部に対する前記錘部の変位に応じて前記各梁部が撓み、前記上部可動電極と前記上部固定電極とが接触するとともに、前記下部可動電極と前記下部固定電極とが接触する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチ。
  3. 前記上部可動電極と前記下部可動電極とは、異なる厚さで設けられた
    ことを特徴とする請求項2に記載のスイッチ。
  4. 前記上部可動電極が、前記各梁部が配された2軸により分割された4つの領域に応じた位置に、それぞれ設けられた
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のスイッチ。
  5. 前記各上部可動電極は、前記各梁部が配された2軸と45°をなす2軸に応じた位置に設けられた
    ことを特徴とする請求項4に記載のスイッチ。
  6. 前記上部固定電極が、前記各梁部が配された2軸により分割された4つの領域に応じた位置に、それぞれ設けられた
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のスイッチ。
  7. 前記梁部上に、前記上部可動電極と外部端子とを接続する配線が設けられた
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のスイッチ。
  8. 前記各梁部は、互いに同じ長さを有する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のスイッチ。
  9. 前記各梁部は、有機膜で形成された
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のスイッチ。
  10. 前記錘部に設けられた前記各可動電極は、前記錘部を形成する部材に対して比重の大きい金属で設けられた
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のスイッチ。
  11. 前記各可動電極と前記各固定電極とは、互いに面接触する形状で設けられた
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のスイッチ。
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