JP2009211712A - サービス情報収集装置、クライアント装置、サービス提供装置、サービス提供システム、サービス中継方法、サービス中継プログラム、サービス実行制御方法、サービス実行制御プログラム、サービス提供方法、および、サービス提供プログラム - Google Patents

サービス情報収集装置、クライアント装置、サービス提供装置、サービス提供システム、サービス中継方法、サービス中継プログラム、サービス実行制御方法、サービス実行制御プログラム、サービス提供方法、および、サービス提供プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】クライアント機器が最新のサービスに関する情報を得ることが可能な情報処理システムを提供する。
【解決手段】クライアント機器は、サービス情報収集機器に対してサービス情報取得要求を送信する(P01)。クライアント機器からのサービス情報取得要求を受けたサービス情報収集機器は、通信可能な各サービス提供機器に対してサービス情報を要求する(P02,P03,P04)。該要求に従って各サービス提供機器はサービス情報収集機器にサービス情報を返す(P05,P06,P07)。各サービス提供機器からサービス情報を集めたサービス情報収集機器は、収集したサービス情報をリストにして、クライアント機器へ送る(P08)。
【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理システムおよび方法ならびに情報処理方法のプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関し、特に、最新のサービスに関する情報を得ることが可能な情報処理システムおよび方法ならびに情報処理方法のプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関する。
近年、ネットワーク、特にTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルを利用したインターネット等の広域ネットワークの普及が進んでいる。インターネット上ではWWW(World Wide Web)や電子メール等の各種サービスが提供されており、コンピュータ等の情報機器に留まらず、テレビ等の家電製品、携帯電話等の通信端末からインターネットへの接続も普及しつつある。
一方、近距離無線を利用したネットワークも実用化が進みつつある。たとえばBluetoothと呼ばれる技術を利用したもので、先に挙げたコンピュータ等の情報機器、テレビ等の家電製品、携帯電話等の通信端末にBluetoothデバイスを搭載することにより、家庭内やモバイル環境での近距離無線ネットワークの構築が検討されている。
図21を参照して、従来の情報システムは、サーバ機器60と、サーバ機器60に接続されたクライアント機器40とを含む。サーバ機器60がサービスを提供する情報機器、家電機器等に対応し、サーバ計算機40がサーバ機器60に対して指示を送信する。
サーバ機器60は、情報ファイルを提供する情報ファイル提供部62と、制御プログラムを提供する制御プログラム提供部64と、制御情報を送受信する制御情報送受信部66と、情報ファイル提供部62、制御プログラム提供部64および制御情報送受信部66に接続され、データの送受信を行なう通信部68とを含む。
クライアント機器40は、情報ファイルを取得する情報ファイル取得部42と、制御プログラムを取得する制御プログラム取得部44と、受信した制御プログラムを実行するプログラム実行部46と、プログラム実行部46に接続され、制御情報を送受信する制御情報送受信部48と、情報ファイル取得部42、制御プログラム取得部44および制御情報送受信部48に接続されデータの送受信を行なう通信部50とを含む。
サーバ機器60の情報ファイル提供部62は、制御プログラムの取得情報が記載された情報ファイルをクライアント機器40に送信する。クライアント機器40の情報ファイル取得部42は、情報ファイルを取得する。取得した情報ファイルに記載された制御プログラムの取得情報に基づいて、制御プログラム取得部44は、サーバ機器60の制御プログラム提供部64より制御プログラムを取得する。取得した制御プログラムは、クライアント機器40のプログラム実行部46で実行される。また、制御情報の受渡しが制御情報送受信部48および66間で行なわれ、クライアント機器40の制御プログラムからサーバ機器60の被制御プログラムが制御される。これにより、クライアント機器40は、サーバ機器60からのサービスを受けることができる。
しかし、従来の情報処理システムでは、クライアント機器40とサーバ機器60との間で直接通信を行なっている。このため、クライアント機器40を利用する利用者は、どのようなサーバ機器60が存在しているかを予め把握しておく必要がある。従って、他のサーバ機器60が追加されたりした場合には、そのサーバ機器に関する情報ファイルを即座に手に入れることができず、満足のいくサービスを受けられないという問題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、クライアント機器が最新のサービスに関する情報を得られることが可能な情報処理システムを提供することである。
本発明のある局面に従う情報処理システムは、サービスを提供する1台以上のサービス提供機器と、サービス提供機器に接続され、サービス提供機器が提供可能なサービスの情報を収集するサービス情報収集機器と、サービス情報収集機器およびサービス提供機器に接続され、サービス情報収集機器よりサービスの情報を受信し、サービスの情報に基づいて、サービス提供機器よりサービスの提供を受けるクライアント機器とを含む。
提供可能なサービスの情報がサービス情報収集機器により収集され、クライアント機器に配信される。このため、クライアント機器側では、サービス提供機器が追加されたような場合であっても、最新のサービスに関する情報を得ることができる。
好ましくは、クライアント機器は、サービス情報収集機器に対してサービス情報取得要求を送信する。サービス情報収集機器は、サービス情報取得要求に応答して、サービス提供機器にサービスの情報を要求するサービス情報要求手段と、サービス情報機器より、サービスの情報を取得し、取得したサービスの情報をクライアント機器に送信するサービス情報送信手段とを含む。
さらに好ましくは、クライアント機器は、サービス情報収集機器に対してサービス情報取得命令およびサービス情報取得要求を送信する。サービス情報収集機器は、サービス情報取得命令に応答して、サービス提供機器にサービスの情報を要求するサービス情報要求手段と、サービス提供機器より、サービスの情報を取得するサービス情報取得手段と、サービス情報取得手段に接続され、サービス情報取得要求に応答し、取得したサービスの情報をクライアント機器に送信するサービス情報送信手段とを含む。
クライアント機器がサービス情報取得命令を予め出しておくことにより、サービスの情報がサービス情報収集機器に集められる。このため、利用者は、クライアント機器を用いてサービス情報取得要求を送信すると、すぐにサービスの情報を得ることができる。
さらに好ましくは、クライアント機器は、サービス情報収集機器に対してサービス情報取得要求を送信する。サービス情報収集機器は、予め定められた間隔で、サービス提供機器にサービスの情報を要求するサービス情報要求手段と、サービス提供機器より、サービスの情報を取得するサービス情報取得手段と、サービス情報取得手段に接続され、サービス情報取得要求に応答し、取得したサービスの情報をクライアント機器に送信するサービス情報送信手段とを含む。
予め定められた間隔でサービスの情報がサービス情報収集機器に集められる。このため、利用者は、クライアント機器を用いて情報取得要求を送信すると、即座にかつ最新のサービスの情報を得ることができる。
さらに好ましくは、サービス提供機器は、複数のカテゴリに分類されている。サービス情報収集機器は、カテゴリごとにサービスの情報を収集する。クライアント機器は、カテゴリをサービス情報収集機器に送信することにより、当該カテゴリのサービスの情報を受信する。
サービス提供機器がカテゴリに分類されているため、カテゴリごとにサービスの情報を得ることができる。このため、余計な情報を得ることがなくなり、通信量を削減することが可能になる。
さらに好ましくは、サービス提供機器は、複数のカテゴリに分類されている。サービス情報収集機器は複数のカテゴリの数だけ用意され、カテゴリと1対1に対応付けられている。
さらに好ましくは、情報処理システムは、さらに、複数のサービス情報収集機器に接続された上位サービス情報収集機器を含み、クライアント機器は、上位サービス情報収集機器よりサービスの提供を受ける。
さらに好ましくは、カテゴリは、サービスの種類に基づいて定められている。
さらに好ましくは、カテゴリは、サービス提供機器の設置位置に基づいて定められている。
カテゴリがネットワーク上での位置に基づいて定められている。このため、「Bluetooth経由の接続」や「携帯電話経由の接続」など、通信速度や通信コストを考慮したサービスの選択が可能になる。
さらに好ましくは、カテゴリは、サービス提供機器が接続されるネットワーク上での位置に基づいて定められている。
本発明の他の局面に従うサービス情報収集機器は、サービスを提供する1台以上のサービス提供機器と、サービス提供機器に接続され、サービス提供機器が提供可能なサービスの情報を収集するサービス情報収集機器と、サービス情報収集機器およびサービス提供機器に接続され、サービス情報収集機器よりサービスの情報を受信し、サービスの情報に基づいて、サービス提供機器よりサービスの提供を受けるクライアント機器とを含む情報処理システムで用いられる。サービス情報収集機器は、クライアント機器から送信されるサービス情報取得要求に応答して、サービス提供機器にサービスの情報を要求するサービス情報要求手段と、サービス情報機器より、サービスの情報を取得し、取得したサービスの情報をクライアント機器に送信するサービス情報送信手段とを含む。
提供可能なサービスの情報がサービス情報収集機器により収集され、クライアント機器に配信される。
本発明のさらに他の局面に従う情報処理方法は、サービスを提供する1台以上のサービス提供機器と、サービス提供機器に接続され、サービス提供機器が提供可能なサービスの情報を収集するサービス情報収集機器と、サービス情報収集機器およびサービス提供機器に接続され、サービス情報収集機器よりサービスの情報を受信し、サービスの情報に基づいて、サービス提供機器よりサービスの提供を受けるクライアント機器とを含む情報処理システムで用いられる。情報処理方法は、サービス情報収集機器がサービス提供機器よりサービスの情報を収集するステップと、サービスの情報をクライアント機器に供給するステップとを含む。
提供可能なサービスの情報がサービス情報収集機器により収集され、クライアント機器に配信される。このため、クライアント機器側では、サービス提供機器が追加されたような場合であっても、最新のサービスに関する情報を得ることができる。
本発明のさらに他の局面に従うコンピュータ読取可能な記録媒体は、サービスを提供する1台以上のサービス提供機器と、サービス提供機器に接続され、サービス提供機器が提供可能なサービスの情報を収集するサービス情報収集機器と、サービス情報収集機器およびサービス提供機器に接続され、サービス情報収集機器よりサービスの情報を受信し、サービスの情報に基づいて、サービス提供機器よりサービスの提供を受けるクライアント機器とを含む情報処理システムで用いられる情報処理方法のプログラムを記録している。情報処理方法は、サービス情報収集機器がサービス提供機器よりサービスの情報を収集するステップと、サービスの情報をクライアント機器に供給するステップとを含む。
提供可能なサービスの情報がサービス情報収集機器により収集され、クライアント機器に配信される。このため、クライアント機器側では、サービス提供機器が追加されたような場合であっても、最新のサービスに関する情報を得ることができる。
クライアント機器側では、サービス提供機器が追加されたような場合であっても、最新のサービスに関する情報を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。 クライアント機器の構成を示すハードウェアブロック図である。 サービス提供機器の構成を示すハードウェアブロック図である。 サービス情報収集機器の構成を示すハードウェアブロック図である。 情報処理システムの構成の一例を表わす概念図である。 クライアント機器、サービス提供機器およびサービス情報収集機器間でのデータのシーケンス図である。 クライアント機器とサービス提供機器とが連携動作する処理を説明するシーケンス図である。 クライアント機器で実行される処理のフローチャートである。 サービス情報収集機器で実行される処理のフローチャートである。 サービス提供機器で実行される処理のフローチャートである。 クライアント機器、サービス提供機器およびサービス情報収集機器間でのデータのシーケンス図である。 クライアント機器、サービス提供機器およびサービス情報収集機器間でのデータのシーケンス図である。 サービス提供機器20をカテゴリにより分類した一例を示す図である。 サービス提供機器20をカテゴリにより分類した一例を示す図である。 サービス提供機器20をカテゴリにより分類した一例を示す図である。 家庭内にエアコンが設置された一例を示す図である。 通信方法の異なるサービス提供機器20がクライアント機器10に接続されている一例を示す図である。 カテゴリごとにサービス情報収集機器30を設けた図である。 サービス情報収集機器30とサービス提供機器20との間が近距離無線通信で接続されている一例を示す図である。 カテゴリごとにサービス情報収集機器30を設け、それらを統括する機器として上位サービス情報収集機器90を設けた図である。 従来の情報処理システムの構成を示す図である。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る情報処理システムは、携帯電話網と、Bluetooth等の近距離無線通信や家庭内LAN(Local Area Network)とのゲートウェイ機能をもつホームサーバとして実現されるサービス情報収集機器30と、ブラウザを搭載し、サービス情報収集機器30とPDC(Personal Digital Cellular)ネットワークを介して通信を行なう携帯電話機などからなるクライアント機器10と、Bluetooth等の近距離無線通信や家庭内LANを備えたテレビ、VTR(Video Tape Recorder:以下「ビデオ」という。)、エアーコンディショナー(以下「エアコン」という。)などの家庭内電器製品であって、サービス情報収集機器30またはクライアント機器10との間でBluetooth等の近距離無線通信や家庭内LANを用いて通信を行なうサービス提供機器20とを含む。
なお、クライアント機器10とサービス提供機器20とが直接通信を行なわずに、クライアント機器10がサービス情報収集機器30を介してサービス提供機器20と通信を行なう場合もあるが、このときのサービス情報収集機器30は、プロトコル変換を行なったりファイアウォールの役目を果たすゲートウェイ機能としての役割を果たすのみである。
図2を参照して、クライアント機器10は、利用者がクライアント機器10を制御するためのユーザインタフエースを提供するブラウザ11と、外部機器との間で通信処理を実行する通信処理部18と、通信処理部18に接続され、通信処理部18を介してサービス情報収集機器30に対し、サービス情報を要求するサービス情報要求部13と、通信処理部18に接続され、サービス情報要求部13の要求に従って、サービス情報収集機器30より送られてきたサービス情報を、通信処理部18を介して受信し、保持するサービス情報保持部14と、サービス情報を選択するサービス選択部15とを含む。
クライアント機器10は、さらに、ブラウザ11、サービス情報要求部13、サービス情報保持部14およびサービス選択部15に接続され、ブラウザ11からの指示に従いサービス情報要求部13を用いてサービス情報を取得するとともに、取得してサービス情報保持部14に保持されたサービス情報をブラウザ11に渡し、ブラウザ11からの指示に従って、サービスを選択しサービス選択部15に伝えるサービス情報制御部12と、サービス選択部15に接続され、サービス選択部15で選択されたサービスに対応するサービスプログラムを通信処理部18を介してサービス提供機器20からダウンロードするサービスプログラムダウンロード部16と、サービスプログラムダウンロード部16、通信処理部18およびブラウザ11に接続され、サービスプログラムダウンロード部16によりダウンロードされたサービスプログラムを保持するサービスプログラム保持部17とを含む。
ブラウザ11は、クライアント機器10が持つ情報を表示等によって利用者に提示する。利用者が、ブラウザ11上に表示されたボタンを押下したり、ブラウザ上の特定位置を指定したり、文字を入力したりすることにより、クライアント機器10に対して情報を入力することができる。なお、クライアント機器10が利用者による操作を受けず自動運転されるような場合には、ブラウザ11は自動運転プログラムとして実現される。
サービスプログラム保持部17に一旦蓄積されたサービスプログラムは、ブラウザ11やサービス情報制御部12から使用することが可能となる。サービスプログラムを使用する方法としては、たとえばサービスプログラムがブラウザ11やサービス情報制御部12に対してJava(登録商標)API(Application Program Interface)を提供することによって可能となる(「JAVA(登録商標)」は米サンマイクロシステムズ社の登録商標)。サービスプログラム保持部17に蓄積されたサービスプログラムは、通信処理部18を介してサービス提供機器20と連携して動作する。
図3を参照して、サービス提供機器20は、たとえば、エアコンにおける温度制御動作、ビデオにおける録画再生動作、プリンタにおけるプリントアウト動作などのサービス提供機器20が提供するサービスを実行するサービス機器動作部21と、サービス情報を保持するサービス情報保持部23と、サービスプログラムを保持するサービスプログラム保持部24と、外部機器との間で通信を実行する通信処理部25とを含む。
サービス提供機器20は、さらに、サービス機器動作部21、サービス情報保持部23、サービスプログラム保持部24および通信処理部25に接続され、サービス情報収集機器30からのサービス情報取得要求を通信処理部25を介して受け、サービス情報保持部23に保持されたサービス情報を通信処理部25を介して返し、また、クライアント機器10からのサービスプログラムダウンロード要求を通信処理部25を介して受け、サービスプログラム保持部24に保持されたサービスプログラムを通信処理部25を介して返し、さらに、通信処理部25を介して、クライアント機器10で動作するサービスプログラムと連携してサービス機器動作部21を動作させるサービス情報制御部22を含む。
図4を参照して、サービス情報収集機器30は、外部機器との間で通信処理を実行する通信処理部36と、通信処理部36に接続され、通信処理部36を介してサービス提供機器20にサービス情報を要求するサービス情報要求部32と、通信処理部36に接続され、通信処理部36を介してサービス提供機器20から送られてきたサービス情報を保持するサービス情報保持部33と、通信処理部36に接続され、通信処理部36を介してクライアント機器10から送られてきたサービス情報要求を処理するサービス情報要求処理部34とを含む。
サービス情報収集機器30は、さらに、通信処理部36およびサービス情報保持部33に接続され、通信処理部36を介してクライアント機器10にサービス情報を提供するサービス情報提供部35と、サービス情報要求部32、サービス情報保持部33、サービス情報要求処理部34およびサービス情報提供部35に接続され、サービス提供機器20からサービス情報を収集し、クライアント機器10に提供する動作を行なうサービス情報収集制御部31とを含む。
クライアント機器10である携帯電話は操作対象の機器(テレビ、ビデオ、エアコンなど)を制御するためのプログラムを予め持っていない。制御項目としては、電源のON/OFF、テレビのチャンネル選択や音量調整、ビデオの録画/再生/停止または録画予約、エアコンの温度設定や冷房/暖房/送風/除湿などの切替等が考えられる。携帯電話はホームサーバであるサービス情報収集機器30にアクセスすることにより、どんな機器が制御可能か、その機器はどの部屋にあるのかといった情報を入手することができる。利用者が制御対象の機器を選択すると、ホームサーバ(サービス情報収集機器30)を介して制御対象の機器から制御プログラムがダウンロードされる。
一旦制御プログラムをダウンロードすると、各機器を制御するためのボタンやメニューがブラウザに表示され、それらを選択することにより通信を介して各機器(サービス提供機器20)を制御することができる。
本発明の情報処理システムでは、1台のクライアント機器10が1台以上のサービス提供機器20と連携して動作するシステムを想定している。ただしこれは、クライアント機器10が1台しかないことを意味するわけではなく、1つのサービス提供機器20が複数のクライアント機器10と連携して動作することをも想定している。クライアント機器10が1台というのは、あくまでクライアント機器10側から見たシステム構成を説明するにすぎない。
また、本発明の情報処理システムは、1台のクライアント機器10と1台以上のサービス提供機器20とに加えて、1台のサービス情報収集機器30とによって構成される。サービス情報収集機器30が2台以上存在する変形例も存在するが、便宜上1台のクライアント機器10に対してサービス情報収集機器30が1台存在するとして、説明を進める。なお、複数のサービス提供機器20のうちの1台がサービス情報収集機器30を兼ねるという実装も可能である。
図5は、本発明の情報処理システムの構成の一例を表わす概念図である。図5では、1台のクライアント機器10と、3台のサービス提供機器20と、1台のサービス情報収集機器30によって情報処理システムが構成されている。クライアント機器10とサービス情報収集機器30、クライアント機器10と各サービス提供機器20、サービス情報収集機器30と各サービス提供機器20は、それぞれ相互に通信が可能である。
なお、図5の変形例として、サービス情報収集機器30がクライアント機器10と各サービス提供機器20との間の通信におけるゲートウェイの役割を果たすような例も考えられる。この場合、クライアント機器10と各サービス提供機器20とは直接通信を行なう必要はない。また、クライアントは個々のサービス提供機器20を意識することなく、あたかもサービス情報収集機器30がすべてのサービスを提供しているようにみなすことも可能である。
さて、サービス提供機器20とクライアント機器10との関係は、狭義には何らかの動作(サービス)を行なう機器と機器を遠隔操作する機器との関係としてとらえることができる。サービス提供機器20の例としては、ビデオ、テレビ、エアコンなどの家電製品、コピー、ファクシミリなどの事務用機器等が考えられる。また、具体的な機器の形態をとっていなくとも、たとえば、インターネットのWebサイトにおいて提供される英文翻訳サービス、スケジュール管理サービスなどをサービスととらえ、サービス提供機器20を仮想的な機器とみなしてもよい。
また、サービス提供機器20が提供するサービスは、サービス提供機器20が行なう具体的な動作(たとえば、特定のビデオにおける録画開始ボタン/再生開始ボタン/停止ボタンの押下時の動作)であってもよいし、抽象的な動作(たとえば、ある番組の予約サービス)であってもよい。
サービス提供機器20が提供するサービスが具体的な動作である場合には、クライアント機器10が特定のサービス提供機器20を操作する。これに対して、サービスが抽象的な動作である場合には、利用者は、サービスがどのサービス提供機器20において実行されているかを意識しなくてもよい。上述の英文翻訳サービスでは、利用者にとっては翻訳処理さえ行なえればよいのであって、どの機器またはどのWebサイトで翻訳が実行されたかは関係がないからである。
サービス提供機器20が提供するサービスをクライアント機器10が利用するためには、まずクライアント機器10はサービス提供機器20がもつサービスプログラムをダウンロードする。サービスプログラムは、たとえばサービス提供機器20がビデオである場合、ビデオの繰作プログラムに相当する。通常のビデオのリモートコントロール装置には予めビデオの操作プログラムが組み込まれている。これに対し、本情報処理システムにおけるクライアント機器10は必要に応じてサービスプログラム(たとえば、ビデオの操作プログラム)をダウンロードする形態をとっている。
利用者は、クライアント機器10がサービス提供機器20のもつサービスプログラムをダウンロードするのに先立ち、どのようなサービスがサービス提供機器20で提供されているかを知る必要がある。すなわち、クライアント機器10が通信可能かつ操作可能なサービス提供機器20にどのようなものがあるか、またはクライアント機器10がサービス提供機器20を意識しない場合にはクライアント機器10が使用可能なサービスにどのようなものがあるか、という情報が必要となる。この情報を「サービス情報」と呼ぶ。
本発明の情報処理システムでは、各サービス提供機器20のサービス情報は、各サービス提供機器20が提供し、一旦サービス情報収集機器30に集められ、その後クライアント機器10に渡されるものとする。サービス情報収集機器30を経由してサービス情報が渡される理由としては、クライアント機器10は個別のサービス提供機器20と通信を行なわなくとも、サービス情報収集機器30とのみ通信ができれば利用可能なサービス情報収集機器30の情報を入手できるからである。この方式により、単に通信量が節約できるのみならず、予めどのようなサービス提供機器20があるかを知らなくても、サービス情報収集機器30とさえ通信ができれば、クライアント機器10は利用可能なすべてのサービスに関するサービス情報を入手できる。
以下、これらのクライアント機器10、サービス提供機器20、サービス情報収集機器30が連携して動作する手順について、図を用いて詳細に説明する。
(連携動作の第1実施例)
図6は、クライアント機器10のサービス情報取得要求を受けて、サービス情報収集機器30がサービス提供機器20からサービス情報を収集し、収集した結果をクライアント機器10に返す処理を説明するシーケンス図である。
図6を参照して、クライアント機器10は、サービス情報収集機器30に対してサービス情報取得要求を送信する(P01)。
クライアント機器10からのサービス情報取得要求を受けたサービス情報収集機器30は、通信可能な各サービス提供機器20に対してサービス情報を要求する(P02,P03,P04)。該要求に従って各サービス提供機器20はサービス情報収集機器30にサービス情報を返す(P05,P06,P07)。
各サービス提供機器20からサービス情報を集めたサービス情報収集機器30は、収集したサービス情報をリストにして、クライアント機器10へ送る(P08)。
図7は、クライアント機器10が特定のサービス提供機器20を選択した場合に、クライアント機器10がサービスプログラムをダウンロードして、クライアント機器10とサービス提供機器20とが連携して動作する処理を説明するシーケンス図である。
図7を参照して、クライアント機器10は、サービス提供機器20に対してサービスプログラムダウンロード要求を行なう(P09)。サービスプログラムダウンロード要求を受けたサービス提供機器20は、サービスプログラムをクライアント機器10に返す(P10)。その後、サービス提供機器20はクライアント機器10にダウンロードされたサービスプログラムに基づいて動作することにより、クライアント機器10とサービス提供機器20との連携動作が実現される(P11)。
図8は、図6および図7のシーケンスを実現する際のクライアント機器10の処理フローである。
図8を参照して、クライアント機器10は、サービス情報収集機器30に対してサービス情報取得要求を送信し(S71)、サービス情報収集機器30からの応答を待つ(S72)。サービス情報収集機器30から一定時間内に応答がなかった場合には(S72でNO)、エラー処理を行ない(S79)、処理を終了する。
サービス情報収集機器30から使用可能なサービス情報リストを受けとったら(S72でYES、S73)、利用者は使用するサービスを選択し(S74)、クライアント機器10は、当該サービスを提供するサービス提供機器20に対してサービスプログラムダウンロード要求を行なう(S75)。サービス提供機器20から一定時間内に応答がなかった場合には(S76でNO)、エラー処理(S79)を行ない処理を終了する。
サービス提供機器20からサービスプログラムがダウンロードされたら(S76でYES、S77)、クライアント機器10は、当該サービスプログラムを用いてサービス提供機器20が提供するサービスを利用する(S78)。
図9は、図6のシーケンスを実現する際のサービス情報収集機器30の処理フローである。
図9を参照して、サービス情報収集機器30は、クライアント機器10からサービス情報取得要求を受けると(S81)、通信可能な範囲にある(またはサービス情報収集機器30が管理対象とする)すべてのサービス提供機器20に対してサービス情報を要求し(S82)、各サービス提供機器20からの応答を待つ(S83)。収集するサービス情報は、一定時間内にサービス提供機器20から応答があったもののみを対象とし(S83でNO)、一定時間経過後は(S83でYES)、S86へ進む。サービス提供機器20からサービス情報が返されてきた際に(S84)、サービス情報を要求したすべてのサービス提供機器20からサービス情報が返ってきている場合には(S85でYES)、S86へ進む。
まだすべてのサービス提供機器20からサービス情報が返ってきていない場合には(S85でNO)、S83へ戻り、一定時間経過したかを調べる(S83)。その後、返ってきたサービス情報をリスト化して(S86)、サービス情報リストをクライアント機器10へ返す(S87)。
図10は、図6および図7のシーケンスを実現する際のサービス提供機器20の処理フローである。
図10を参照して、サービス提供機器20は、サービス情報収集機器30からサービス情報を要求されると(S91)、サービス情報収集機器30に対して当該サービス提供機器20のサービス情報を返す(S92)。また、クライアント機器10からサービスプログラムを要求されると(S93)、クライアント機器10に対して当該サービスプログラムを返す(S94)。その後、クライアント機器10にダウンロードされたサービスプログラムに基づき、サービス提供機器20はクライアント機器10に対してサービスを提供する、すなわちクライアント機器10の指示に応じて動作する(S95)。
(連携動作の第2実施例)
本実施例では、クライアント機器10、サービス提供機器20およびサービス情報収集機器30の連携動作が図6を参照して説明した第1実施例に係るものと多少異なる。
図11は、クライアント機器10のサービス情報取得命令を受けて、サービス情報収集機器30がサービス提供機器20からサービス情報を収集し、その後クライアント機器10からサービス情報取得要求を受けた時点で収集した結果をクライアント機器10に返す処理を説明するシーケンス図である。
図11を参照して、クライアント機器10は、サービス情報収集機器30に対してサービス情報取得命令を送る(P21)。クライアント機器10からのサービス情報取得命令を受けたサービス情報収集機器30は、通信可能な各サービス提供機器20に対してサービス情報を要求し(P22,P23,P24)、該要求に従って各サービス提供機器20はサービス情報収集機器30にサービス情報を返す(P25,P26,P27)。その後の任意の時点で、クライアント機器10がサービス情報収集機器30に対してサービス情報取得要求(P28)を送ると、サービス情報収集機器30は各サービス提供機器20から収集したサービス情報をリストにして、クライアント機器10へ返す(P29)。
第1実施例ではクライアント機器10がサービス情報取得要求を発行してからサービス情報リストを受けとるまでに時間がかかる。これに対して、本実施例によると、予めサービス情報の収集をサービス情報収集機器30に命令しておくことにより、サービス情報取得要求を発行してすぐにサービス情報リストを受けとることができる。
(連携動作の第3実施例)
本実施例では、クライアント機器10、サービス提供機器20およびサービス情報収集機器30の連携動作が図11を参照して説明した第2実施例に係るものと多少異なる。
図12は、サービス情報収集機器30がクライアント機器10からの指示なしにサービス提供機器20からサービス情報を収集し、その後クライアント機器10からサービス情報取得要求を受けた時点で収集した結果をクライアント機器10に返す処理を説明するシーケンス図である。
図12を参照して、サービス情報収集機器30は、通信可能な各サービス提供機器20に対してサービス情報を要求し(P31,P32,P33)、該要求に従って各サービス提供機器20はサービス情報収集機器30にサービス情報を返す(P34,P35,P36)。これらの処理はクライアント機器10からの指示を必要とせず、たとえば一定間隔でサービス情報収集を行なうことが考えられる(P37〜P42)。任意の時点で、クライアント機器10がサービス情報収集機器30に対してサービス情報取得要求(P43)を送ると、サービス情報収集機器30は各サービス提供機器20から収集したサービス情報をリストにして、クライアント機器10へ返す(P44)。
第1実施例では、クライアント機器10がサービス情報取得要求を発行してからサービス情報リストを受けとるまでに時間がかかる。これに対して、本実施例によると、予めサービス情報の収集をサービス情報収集機器30に命令しておくことにより、サービス情報取得要求を発行してすぐにサービス情報リストを受けとることができる。
また、サービス情報収集機器30は、一定間隔でサービス情報を収集している。このため、サービス情報収集機器30は常に最新のサービス情報リストを保有しており、クライアント機器10は、最新のサービス情報リストを得ることができる。
ただし、第2実施例の第3実施例に対する利点としては、たとえばサービス情報取得命令でカテゴリを指定することにより、サービス情報収集機器30はクライアント機器10が必要とするサービスを提供するサービス提供機器20に関するサービス情報のみを対象として収集を行なうことができ、結果的に通信量を抑制することができる。なお、カテゴリに関しては後で詳しく説明する。
なお、図12の変形例として、サービス情報収集機器30が通信可能な各サービス提供機器20に対してサービス情報を要求するステップ(P31〜P33,P37〜P39)を省略する方法が考えられる。この場合、各サービス提供機器20はそれぞれ一定間隔でサービス情報をサービス情報収集機器30に送信する。
(連携動作の第4実施例)
ここではまず、サービスのカテゴリについて説明する。カテゴリとは、サービス提供機器20が提供するサービスを分類する基準を意味する。
図13を参照して、たとえば、クライアント機器10が操作可能なサービス提供機器20として複数のテレビと複数のビデオとがある場合に、カテゴリとして「テレビ」「ビデオ」を設定することができる。
または、図14を参照して、クライアント機器10が操作可能なサービス提供機器20としてテレビ、ビデオ、エアコン、窓開閉装置があった場合に、テレビおよびビデオを含むカテゴリとして「映像機器」を、エアコンおよび窓開閉装置を含むカテゴリとして「空調機器」を設定することができる。
また、サービス提供機器20が提供するサービスの本来の種別に関わらず、利用者が独自にカテゴリを設定することも可能である。これによりたとえば、「よく使用する機器」といったカテゴリ設定が可能となる。このカテゴリの設定は、クライアント機器10、サービス提供機器20、サービス情報収集機器30のいずれにおいて行なってもよい。
図15を参照して、各カテゴリの設定は排他的なものではなく、1つの機器が複数のカテゴリに属していてもよい。
連携動作の第4実施例として実現される機能としては、クライアント機器10がカテゴリを指定することにより、サービス情報収集機器30がクライアント機器10に送るサービス情報のリストが、当該カテゴリに属するサービスに関するサービス情報のみによって構成されるものである。
第4実施例は、第1〜第3実施例の変形例として実現できる。
第1実施例の変形例としては、図6のシーケンスにおける、クライアント機器10からサービス情報収集機器30に対して送られるサービス情報取得要求(P01)においてカテゴリを指定する。すると、サービス情報収集機器30は当該カテゴリに属するサービス情報を収集し(P02〜P07)、当該カテゴリに属するサービス情報のリストをクライアント機器10に返す(P08)。
第2実施例の変形例としては、図11のシーケンスにおける、クライアント機器10からサービス情報収集機器30に対して送られるサービス情報取得命令(P21)においてカテゴリを指定する。すると、サービス情報収集機器30は当該カテゴリに属するサービス情報を収集し(P22−P27)、クライアント機器10からサービス情報取得要求(P28)を受けた際に当該カテゴリに属するサービス情報のリストをクライアント機器10に返す(P29)。
第3実施例の変形例としては、図12のシーケンスにおける、クライアント機器10からサービス情報収集機器30に対して送られるサービス情報取得要求(P43)においてカテゴリを指定する。すると、サービス情報収集機器30は保持しているサービス情報のうち当該カテゴリに属するサービス情報のみを選択してリスト化し、クライアント機器10に返す(P44)。
カテゴリの設定に関して、サービス提供機器20が提供するサービス種別に基づく以外の設定方法について説明する。
1つは、サービス提供機器20の設置された場所に基づきカテゴリを設定する方法が考えられる。図16を参照して、たとえば、サービス提供機器20としてエアコンを想定する場合、どの部屋に設定されたエアコンを操作するのかをユーザは知らなければならない。単に「エアコンサービス」という情報しか利用者に得られない場合には、意図する部屋と異なる部屋の空調を繰作することになってしまう。同様に、プリンタ出力サービスを考えてみても、単にプリンタ出力されればいいのではなく、意図したプリンタに出力されなければサービスを利用する意味はない。
次に、サービス提供機器20が接続されたネットワークまたはサブネットワークに基づきカテゴリを設定する方法が考えられる。たとえば、複数のサービス提供機器20がある場合に、サービス提供機器20とサービス情報収集機器30、またはサービス提供機器20とクライアント機器10との間の通信媒体が、サービス提供機器20ごとに異なる場合を考えてみる。図17は、クライアント機器10がサ−ビスプログラムをダウンロードした後に2台のサービス提供機器20(エアコン)のいずれかを使用する際の通信形態を表わしている。クライアント機器10は一方のサービス提供機器20(エアコン)とは、赤外線、Bluetoothなどの無線通信を用いて直接通信することができるのに対し、もう一方のサービス提供機器20(エアコン)とは携帯電話網を用いて通信することができる場合を考える。この場合、サービス提供機器20が提供するサービスの種別は同じ空調サービスであり、しかも2台のエアコンは同じ部屋にあるものとする。携帯電話網を用いて、サービス提供機器20と通信をする場合には携帯電話会社の料金がかかるのに対して、無線通信を用いて直接通信する場合にはほとんど通信コストはかからない。こういったことを区別するために、サービス提供機器20が接続されたネットワークまたはサブネットワークに基づきカテゴリを設定することは重要である。
(連携動作の第5実施例)
図18を参照して、第4実施例の変形例として、1台のクライアント機器10に対して複数のサービス情報収集機器30がカテゴリ単位に存在し、各サービス情報収集機器30が当該カテゴリに対応するサービスを提供するサービス提供機器20のサービス情報を収集するものとする。クライアント機器10は、所望のカテゴリに対応したサービス情報収集機器30に対してサービス情報収集要求を発行する。
カテゴリがサービス種別に基づくものである場合には、たとえば「映像関連」「空調関連」といった単位でサービス情報収集機器30はサービス情報を収集する。これにより、サービス情報収集機器30の負荷を分散できる。また、サービスごとに図8のS72や図9のS83でのタイムアウトの間隔を変更したり、図12のシーケンス図で一定間隔でサービス情報を収集する場合にサービスごとに収集間隔を変更することなどが可能となる。
カテゴリがサービス提供機器20の設置された場所に基づくものである場合には、たとえば「居間」、「台所」、「寝室」といった単位でサービス情報収集機器30を設けることができる。
カテゴリが、サービス提供機器20が接続されたネットワークまたはサブネットワークに基づくものである場合には、たとえば「Bluetooth経由の接続」、「携帯電話経由の接続」など、通信速度や通信コストを考慮したサービス選択が可能となる。また、図19に示すように、サービス情報収集機器30とサービス提供機器20との間がBluetoothのような近距離無線通信で接続されているような場合には、サービス提供機器20は必ずサービス情報収集機器30の近傍に存在する。このため、利用者がサービス情報収集機器30を選択することにより、結果としてサービス情報収集機器30から一定距離以内に存在するサービス提供機器20のサービスのみの情報収集が可能となる。
第5実施例の変形例としては、サービス情報収集機器30を階層的に設けることが考えられる。図18の例では、クライアント機器10はカテゴリごとに異なるサービス情報収集機器30に対してサービス情報収集要求を送らないといけないのに対して、図20の例では、クライアント機器10がカテゴリに関わらず、上位サービス情報収集機器90にサービス情報収集要求を送ると、上位サービス情報収集機器90はカテゴリに対応するサービス情報収集機器30にサービス情報収集要求を発行する。サービス情報収集機器30は、収集したサービス情報リストを上位サービス情報収集機器90を経由してクライアント機器10に返す。これにより、クライアント機器10はカテゴリごとに異なるサービス情報収集機器30に対してサービス情報収集要求を送る必要がなくなる。
なお、図20では2段階の階層構造でサービス情報収集機器30を設定したが、3段階以上の階層構造を設定することも可能である。
上述したサービス情報収集機器30は、コンピュータと、コンピュータ上で動作するプログラムとの組合わせとして実現されていてもよい。このプログラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されており、上述した処理は上記プログラムによって実現される。
記録媒体としては、磁気テープやカセットテープなどのテープ系の記録媒体、フロッピー(登録商標)ディスクおよびハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical)、MD(Mini Disc)およびDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクなどからなるディスク系の記録媒体、IC(Integrated Circuit)カードや光カード等のカード系の記録媒体、マスクROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)およびフラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する記録媒体などのいずれであってもよい。
以上説明したように、本実施の形態によると、クライアント機器10は、サービス情報収集機器30より常に最新のサービス情報やサービスプログラムを得ることができる。このため、サービス提供機器20の追加や変更に柔軟に対応することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 クライアント機器、11 ブラウザ、12 サービス情報制御部、13 サービス情報要求部、14 サービス情報保持部、15 サービス選択部、16 サービスプログラムダウンロード部、17 サービスプログラム保持部、18 通信処理部、20 サービス提供機器、21 サービス機器動作部、22 サービス情報制御部、23 サービス情報保持部、24 サービスプログラム保持部、25 通信処理部、30 サービス情報収集機器、31 サービス情報収集制御部、32 サービス情報要求部、33 サービス情報保持部、34 サービス情報要求処理部、35 サービス情報提供部、36 通信処理部、40 クライアント機器、42 情報ファイル取得部、44 制御プログラム取得部、46 プログラム実行部、48 制御情報送受信部、50 通信部、60 サーバ機器、62 情報ファイル提供部、64 制御プログラム提供部、66 制御情報送受信部、68 通信部、90 上位サービス情報収集機器。

Claims (13)

  1. サービスを提供する1台以上のサービス提供機器と、
    前記サービス提供機器に接続され、前記サービス提供機器が提供可能なサービスの情報を収集するサービス情報収集機器と、
    前記サービス情報収集機器および前記サービス提供機器に接続され、前記サービス情報収集機器より前記サービスの情報を受信し、前記サービスの情報に基づいて、前記サービス提供機器よりサービスの提供を受けるクライアント機器とを含む、情報処理システム。
  2. 前記クライアント機器は、前記サービス情報収集機器に対してサービス情報取得要求を送信し、
    前記サービス情報収集機器は、
    前記サービス情報取得要求に応答して、前記サービス提供機器にサービスの情報を要求するサービス情報要求手段と、
    前記サービス情報機器より、前記サービスの情報を取得し、取得した前記サービスの情報を前記クライアント機器に送信するサービス情報送信手段とを含む、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記クライアント機器は、前記サービス情報収集機器に対してサービス情報取得命令およびサービス情報取得要求を送信し、
    前記サービス情報収集機器は、
    前記サービス情報取得命令に応答して、前記サービス提供機器にサービスの情報を要求するサービス情報要求手段と、
    前記サービス提供機器より、前記サービスの情報を取得するサービス情報取得手段と、
    前記サービス情報取得手段に接続され、前記サービス情報取得要求に応答し、取得した前記サービスの情報を前記クライアント機器に送信するサービス情報送信手段とを含む、請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記クライアント機器は、前記サービス情報収集機器に対してサービス情報取得要求を送信し、
    前記サービス情報収集機器は、
    予め定められた間隔で、前記サービス提供機器にサービスの情報を要求するサービス情報要求手段と、
    前記サービス提供機器より、前記サービスの情報を取得するサービス情報取得手段と、
    前記サービス情報取得手段に接続され、前記サービス情報取得要求に応答し、取得した前記サービスの情報を前記クライアント機器に送信するサービス情報送信手段とを含む、請求項1に記載の情報処理システム。
  5. 前記サービス提供機器は、複数のカテゴリに分類されており、
    前記サービス情報収集機器は、カテゴリごとにサービスの情報を収集し、
    前記クライアント機器は、カテゴリを前記サービス情報収集機器に送信することにより、当該カテゴリのサービスの情報を受信する、請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理システム。
  6. 前記サービス提供機器は、複数のカテゴリに分類されており、
    前記サービス情報収集機器は前記複数のカテゴリの数だけ用意され、前記カテゴリと1対1に対応付けられている、請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理システム。
  7. さらに、複数の前記サービス情報収集機器に接続された上位サービス情報収集機器を含み、
    前記クライアント機器は、前記上位サービス情報収集機器よりサービスの提供を受ける、請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 前記カテゴリは、サービスの種類に基づいて定められている、請求項5〜7のいずれかに記載の情報処理システム。
  9. 前記カテゴリは、前記サービス提供機器の設置位置に基づいて定められている、請求項5〜7のいずれかに記載の情報処理システム。
  10. 前記カテゴリは、前記サービス提供機器が接続されるネットワーク上での位置に基づいて定められている、請求項5〜7のいずれかに記載の情報処理システム。
  11. サービスを提供する1台以上のサービス提供機器と、前記サービス提供機器に接続され、前記サービス提供機器が提供可能なサービスの情報を収集するサービス情報収集機器と、前記サービス情報収集機器および前記サービス提供機器に接続され、前記サービス情報収集機器より前記サービスの情報を受信し、前記サービスの情報に基づいて、前記サービス提供機器よりサービスの提供を受けるクライアント機器とを含む情報処理システムで用いられるサービス情報収集機器であって、
    前記クライアント機器から送信されるサービス情報取得要求に応答して、前記サービス提供機器にサービスの情報を要求するサービス情報要求手段と、
    前記サービス情報機器より、前記サービスの情報を取得し、取得した前記サービスの情報を前記クライアント機器に送信するサービス情報送信手段とを含む、サービス情報収集機器。
  12. サービスを提供する1台以上のサービス提供機器と、前記サービス提供機器に接続され、前記サービス提供機器が提供可能なサービスの情報を収集するサービス情報収集機器と、前記サービス情報収集機器および前記サービス提供機器に接続され、前記サービス情報収集機器より前記サービスの情報を受信し、前記サービスの情報に基づいて、前記サービス提供機器よりサービスの提供を受けるクライアント機器とを含む情報処理システムで用いられる情報処理方法であって、
    サービス情報収集機器が前記サービス提供機器よりサービスの情報を収集するステップと、
    前記サービスの情報を前記クライアント機器に供給するステップとを含む、情報処理方法。
  13. サービスを提供する1台以上のサービス提供機器と、前記サービス提供機器に接続され、前記サービス提供機器が提供可能なサービスの情報を収集するサービス情報収集機器と、前記サービス情報収集機器および前記サービス提供機器に接続され、前記サービス情報収集機器より前記サービスの情報を受信し、前記サービスの情報に基づいて、前記サービス提供機器よりサービスの提供を受けるクライアント機器とを含む情報処理システムで用いられる情報処理方法のプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
    前記情報処理方法は、
    サービス情報収集機器が前記サービス提供機器よりサービスの情報を収集するステップと、
    前記サービスの情報を前記クライアント機器に供給するステップとを含む、コンピュータ読取可能な記録媒体。
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