JP2009211481A - フィルタ演算器及び動き補償装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハードウェア量及び消費電力を削減すること。
【解決手段】乗算器は、現在の入力データにおいて選択した第1グループと、次の入力データにおいて前記第1グループと対応する位置にて選択した第2グループとを加算又は減算する演算器と、加算器の演算結果をブースのアルゴリズムに従ってエンコードして符号データを生成するブースエンコーダと、符号データから部分積を第1部分積として算出すると共に、第1グループ及び第2グループが所定の組み合わせの場合にのみ発生する第2部分積を算出する部分積生成ユニットとを有する。ここで、入力データを下位から2ビットごとに区切り、各組と下位組の最上位ビットの計3ビットをグループとし、第1グループ及び第2グループの上位1ビットが共に0又は1であって加算又は減算の演算後の下位から3ビット目が1となる組み合わせを所定の組み合わせとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、動画の圧縮符号化復号に使用される動き補償処理におけるフィルタ演算を実行することができる乗算器及びこれを具備する動き補償処理装置に関する。
次世代DVD(Digital Versatile Disk)やDTV(デジタルテレビ)に採用が決定しているH.264/AVCやVC−1といった新しいコーデックがある。これらの復号装置においては、動き補償部での動き補償予測フィルタのフィルタ演算をブースのアルゴリズムを適用した乗算器で構成される場合がある。
乗算器の演算時間は、部分積加算をするために必要とする時間と桁上げ信号吸収をするために必要な時間の総和であり、演算速度を高速にする上でこれらの処理時間の短縮が問題となる。その対策として加算回路を減らすために部分積の数そのものを削減する必要がある。そのためには乗数の連続する複数ビットを一まとめのグループにして、このグループに対応した部分積を生成すれば部分積を削減することができる。そこで部分積数削減のために用いられるのが2次のブースである。2次のブースとは、乗数を2ビットごとに区切り、各組と下位組の最上位ビットの計3ビットをひとまとめにするというアルゴリズムを適用した部分積削減の手法である。
しかしながら、上記のようなコーデックのフィルタ演算を行なう際、これをブースのアルゴリズムを適用した乗算器で構成すると、多数の乗算器が必要となり回路規模が増大する。また、同様にH.264の画面内予測における予測画像の生成に使用されるフィルタ演算をブースのアルゴリズムを適用した乗算器で適用すると回路規模は増大する。
ところで、特許文献1には、乗算器の数を極力少なくし、回路規模を小さくした離散コサイン変換器が開示されている。図15は、特許文献1に記載の離散コサイン変換器を示す図である。この離散コサイン変換器は、加算器612、640、642、差分器610、レジスタ614、マルチプレクサ616、652、マルチプレクサ乗算器618、620、622、634、バタフライ加算器626、628、630、632、644、646、648、650、乗算器624、636、638、及び量子化器654を有する。画像データの交流成分として差分器610による差分データを得て、これに対しDCTを行う。そして、差分についてのDCTとすることによって、必要な係数の数が少なくなるため、乗算器の数を減少できる。さらに、同一の係数を異なるデータに対し乗算する場合にはマルチプレクサ乗算器618、620、622、634を用い、時分割で乗算を行う。このため、乗算器の数をさらに減少することができる。また、乗算すべき係数を量子化器654の量子化テーブルに対し予め乗算しておくため、乗算回数を減少することができる。このように、特許文献1に記載の離散コサイン変換器は、離散コサイン変換の特性を利用し、乗算とバタフライ演算を利用して高速に同演算を実行するものである。
また、特許文献2には、モンゴメリ乗算剰余の多倍長演算を行う回路において、ブロック単位演算器における減算のための遅延時間を短縮し、更に減算回路を別途必要とせず、動作周波数を維持したままで演算を行うことを目的とした乗算装置が開示されている。
この乗算装置においては、ビットパターンで表された被乗数Aと乗数Bの乗算を行う。このため、被乗数Aから2次ブースアルゴリズムにおける複数の部分積を生成する部分積生成手段と、乗数Bを2次ブースアルゴリズムによりエンコードして、乗数Bの連続する3つのビットであるb2i+1、b2i、およびb2i−1を指定するiの値に応じた選択信号を出力するエンコーダ手段と、選択信号に応じて、複数の部分積のいずれかを選択して出力する選択手段と、選択手段から出力される、iの数と同じ数だけの部分積を加算して、乗算結果を生成する加算手段とを備える。そして、エンコーダ手段が、iが0のときには−Aを表す部分積を選択するための選択信号を出力し、iが0以外のときには0を表す部分積を選択するための選択信号を出力し、加算手段が、該−Aを表す部分積から被乗数Aの2の補数を生成して、被乗数Aの2の補数を乗算結果として出力するような動作モードを設ける。
特開平6−44291号公報 特開2004−258141号公報
しかしながら、特許文献1に記載の離散コサイン変換器においては、高速に乗算を実施するために、大規模な乗算器を使用するため回路規模が大きいという問題点がある。また汎用的に処理させるために、特に画像の性質を利用するものではないため、演算精度が求められる場合には、その分だけ演算器も演算精度分だけ回路規模も大きくなり、消費電力増大につながる。特許文献2に記載の技術においても、同様に回路規模が大きく、消費電力が増大するという問題点がある。
本発明に係る乗算器は、入力データと乗数Xとをブースアルゴリズムを用いて積和演算する乗算器であって、現在の入力データにおいて選択した第1グループと、次の入力データにおいて前記第1グループと対応する位置にて選択した第2グループとを加算又は減算する演算器と、前記加算器の演算結果をブースのアルゴリズムに従ってエンコードして符号データを生成するブースエンコーダと、前記符号データから部分積を第1部分積として算出すると共に、前記第1グループ及び第2グループが所定の組み合わせの場合にのみ発生する第2部分積を算出する部分積生成ユニットと、前記部分積生成ユニットの出力を累積加算する加算器とを有し、前記減算器は、前記入力データを下位から2ビットごとに区切り、各組と下位組の最上位ビットの計3ビットを前記グループ(y2i+1,y2i,y2i−1)(i≧0の整数)とし、各グループを順に選択して前記加算又は減算を実行し、前記ブースエンコーダは、−2・y2i+1+y2i+y2i−1により符号データを生成し、前記所定の組み合わせは、第1グループ及び第2グループの上位1ビットが共に0又は1であって加算又は減算の演算後の下位から3ビット目が1となる組み合わせであり、前記部分積生成ユニットは、符号データ×X×2により前記第1部分積を生成し、4×X×2により前記第2部分積を生成するものである。
本発明に係る動き補償処理装置は、予測画像を生成する動き補償処理装置であって、垂直方向の入力データに対してフィルタ演算を行なう第1フィルタ演算部と、水平方向の入力データに応じてフィルタ演算を行なう第2フィルタ演算部と、前記第1及び第2フィルタ演算部の演算結果又は第1及び第2のフィルタ演算に入力する入力データに対して重み付けを行なう重み付け演算部とを有し、前記第1及び第2フィルタ演算部は、入力データと乗数Xとをブースアルゴリズムを用いて積和演算するフィルタ演算部であって、グループと対応する位置にて選択した第2グループとを加算又は減算する演算器と、前記加算器の演算結果をブースのアルゴリズムに従ってエンコードして符号データを生成するブースエンコーダと、前記符号データから部分積を第1部分積として算出すると共に、前記第1グループ及び第2グループが所定の組み合わせの場合にのみ発生する第2部分積を算出する部分積生成ユニットと、前記部分積生成ユニットの出力を累積加算する加算器とを有し、前記減算器は、前記入力データを下位から2ビットごとに区切り、各組と下位組の最上位ビットの計3ビットを前記グループ(y2i+1,y2i,y2i−1)(i≧0の整数)とし、各グループを順に選択して前記加算又は減算を実行し、前記ブースエンコーダは、−2・y2i+1+y2i+y2i−1により符号データを生成し、前記所定の組み合わせは、第1グループ及び第2グループの上位1ビットが共に0又は1であって加算又は減算の演算後の下位から3ビット目が1となる組み合わせであり、前記部分積生成ユニットは、符号データ×X×2により前記第1部分積を生成し、4×X×2により前記第2部分積を生成するものである。
本発明においては、第1グループ及び第2グループの上位1ビットが共に0又は1であって加算又は減算の演算後の下位から3ビット目が1となる組み合わせの場合にのみ第2部分積を生成する。これにより、通常の方法で求める第1部分積に第2部分積を加算して入力データを3ビット毎に分けた部分積を生成することができ、前後のデータの差分を求める演算の際の減算器の回路規模を縮小することができる。
本発明によれば、ハードウェア量及び消費電力を削減することができるブースアルゴリズムを利用した乗算器及び動き補償装置を提供することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態は、ブースアルゴリズムを利用したフィルタ演算器であって、画像の性質を利用し、隣接画素(現在のデータと1つ前のデータ)間の画素値の差分量が小さいことを利用して回路規模を削減する装置において、隣接画素間の差分を取る際に、ブースエンコーダがエンコードするビット単位で減算を行うことにより演算器の規模を削減するものである。なお、本実施の形態においては、前後のデータを減算する場合について説明するが、後述するように、前後のデータを加算する場合にも適用することができる。
先ず、本実施の形態にかかるフィルタ演算器を適用することができる画像復号装置について説明する。ここでは、一例として、H.264及びVC−1における動き補償処理におけるフィルタ演算を実行するフィルタ演算器に適用した場合について説明する。なお、本発明は、H.264及びVC−1の両規格におけるフィルタ演算が可能な動き補償回路について説明するが、H.264のみのフィルタ演算を行なう動き補償回路、VC−1のみのフィルタ演算を行なう動き補償回路、又はその他MPEG(Moving Picture Experts Group)2、4等のフィルタ演算器にも適用可能であることは勿論である。
先ず、H.264、VC−1の画像復号装置について説明する。図1及び図2は、それぞれH.264及びVC−1に準拠して符号化された圧縮画像を復号する復号装置を示すブロック図である。H.264は、MPEG4 AVC(Advanced Video Coding)とも呼ばれ、データ圧縮率は、MPEG−2の2倍以上、MPEG−4の1.5倍以上とすることができる圧縮符号化方式である。また、VC−1(Windows Media Video(WMV)9)(登録商標)はマイクロソフト社が開発した動画圧縮技術であり、H.264と同程度のデータ圧縮率を有する。これらのアドバンスドコーデック(高圧縮コーデック)は、ブルーレイディスク等の次世代DVD規格に適用される。
図1に示すように、H.264の画像復号装置100は、可変長復号部102と、逆量子化部103と、逆アダマール変換部104と、加算器105と、デブロッキングフィルタ106と、動き補償部112と、重み付け予測部111と、画面内予測部110と、復号画像108を表示するモニタ109を有する。
可変長復号部102は、圧縮データ101が入力され可変長符号化された圧縮データを、変換テーブルに基づき可変長復号する。そして、可変長復号された復号データは、逆量子化部103にて逆量子化され、逆アダマール変換部104にて逆アダマール変換され加算器105へ送られる。加算器105の出力は、デブロッキングフィルタ106によりブロック歪を除去され、復号画像108とされ、モニタ109を介して表示される。
ここで、加算器105の出力が画面内予測部110にも入力され、予測画像113が生成される。また、復号画像が動き補償部112にて動き補償処理が行なわれ、重み付け予測部111にて重み付けされて予測画像113が生成される。加算器105は、Iフレーム処理の際には画面内予測部110からの予測画像113に予測誤差を加算し出力する。一方、P、Bフレーム処理の際には、切替部107にて切り替え、重み付け予測部111から送られる予測画像113に予測誤差を加算して出力する。
また、図2に示すように、VC−1の画像復号装置200も、画像復号装置100とほぼ同様に構成され、可変長復号部202、逆量子化部203、逆DCT変換部204、加算器205、ループフィルタ206、重み付け予測部209、動き補償部210、及び復号画像207を表示するモニタ208を有する。VC−1の画像復号装置200は、画面内予測を行なわない点、重み付け予測を行なってから動き補償処理を行う点、デブロッキングフィルタ106の代わりにループフィルタ206が使用される点が異なる。
図3は、H.264及びVC−1の規格に準拠したフィルタ演算を含む動き補償処理を実行する動き補償(MC)部を示すブロック図である。この動き補償部300は、H.264及びVC−1のいずれの動き補償部でも使用可能な構成とされている。すなわち、両規格にて共有できる。この動き補償部300は、フィルタ演算部302、303と、セレクタ301、304、307、310、313と、乗算器312、加算器306、308、311と、ラインメモリ309とを有する。
H.264では、フィルタ演算部302、303にてフィルタ演算施した後、上述した重み付け係数を使用してオフセット付き重み補間信号を求め、予測画像211を得る。ここで、入力INから入力された参照ピクチャR0の画素値が、フィルタ演算部302にて垂直方向フィルタによるフィルタ演算が実行され、フィルタ演算部303にて水平方向フィルタによるフィルタ演算が施される。そして、生成されたフィルタ演算済みのデータがラインメモリ309に格納される。次に、参照ピクチャR1の画素値が入力INから入力されると、同様に、フィルタ演算部302、303にてフィルタ演算が施され、フィルタ演算済みのデータに乗算器305にて重み係数を乗算し、加算器306にてオフセット値を加算する。一方、ラインメモリに格納されているデータがセレクタ313を介して乗算器312にて重み付き係数と乗算され、これらが加算器308にて加算され、オフセット付き重み補間信号W+W+Dを生成する。生成されたデータは、ラインメモリ309を経て出力OUTから出力される。
VC−1の場合は、入力INからのデータがセレクタ313、セレクタ310を介し、更にセレクタ304から乗算器305、加算器306を介し、そしてセレクタ301を介してフィルタ演算部302、303に入力される。フィルタ演算部303の結果は、セレクタ304、セレクタ307を介してそのままラインメモリ309へ格納され、出力OUTから出力される。乗算器312、加算器311、乗算器305、加算器306では、以下の重み付けが実行される。
H=(iScale×F+iShift+32)>>6
ここで、Fは入力値、iScale、iShiftは重み係数を示す。
このように構成された動き補償部300は、セレクタ301、304、307、310、313にてフィルタ演算部302、303への入力、出力を適宜選択するため、重み付けをフィルタ演算後に実行するH.264であっても、重み付けをフィルタ演算前に実行するVC−1であっても、いずれの演算にも適用可能である。
次に、このような動き補償部等に使用することができるフィルタ演算部について詳細に説明する。なお、上記においては、H.264やVC−1を例にとって説明したが、本実施の形態にかかるフィルタ演算器は、MPEG4、2などにおけるフィルタ演算部としても使用することが可能である。また、フィルタ演算に拘わらず一般の乗算回路として利用することも可能である。図4は、フィルタ演算部302、303の詳細を示す図であって、本実施の形態にかかるフィルタ演算器を示すブロック図である。なお、フィルタ演算部302、303は同様の構成を有する。図4に示すフィルタ演算器1は、フィルタ乗算ユニット10と、加算器31、リミッタ回路32及びフリップフロップ33を有する。なお、図4においては、フィルタ乗算ユニット1つ示すが、1つに限らず、フィルタ乗算ユニットはフィルタ係数の個数に応じて適宜設けるものとする。下記表1は、H.264及びVC−1における輝度信号Gy、色差信号Gcに対するフィルタ係数を示す。
Figure 2009211481
この表1に示すように、H.264は、輝度信号Gyが6タップフィルタ、色差信号Gcは2タップフィルタのフィルタ演算となる。また、VC−1の輝度信号Gyが4タップフィルタ、色差信号Gcは2タップフィルタのフィルタ演算となる。このため、図4に示に示すフィルタ演算器1は、例えば6個のフィルタ乗算ユニット10を有する。なお、フィルタ乗算ユニットを1つとして繰り返し演算を行なうようにしてもよい。
ここで、本実施の形態にかかるフィルタ演算器は、ブースのアルゴリズムを使用して乗算を行うフィルタ演算器である。そこで、本実施の形態にかかるフィルタ演算器の理解を容易とするため、先ず、2次のブースアルゴリズムを利用した乗算器について説明する。
乗数Yを符号付き8ビット整数
Y=−y[7]・2+y[6]・2+y[5]・2+y[4]・2+y[3]・2+y[2]・2+y[1]・2+y[0]・2
とすると、任意整数である被乗数Xとの積P=X×Yは以下のようになる。
Figure 2009211481
この(−2・y[2i+1]+y[2i]+y[2i-1])を算出するものをブースエンコーダ、X×(−2・y[2i+1}+y[2i]+y[2i-1])×22iを部分積という。ここで、本明細書においては、ブースエンコーダにより求められるエンコード値(−2・y[2i+1]+y[2i]+y[2i-1])を符号データということとする。また、X×(−2・y[2i+1}+y[2i]+y[2i-1])×22i(部分積)を生成する回路を部分積生成ユニット、X×(−2・y[2i+1}+y[2i]+y[2i-1])×22iのうち、符号データ(−2・y[2i+1]+y[2i]+y[2i-1])を求める回路をブースエンコーダ、符号データ×被乗数からなる演算を行ない部分積を求める回路を乗算部、部分積のうち、×22iの演算を実行する部分をビットシフト部、乗算部及びビットシフト部からなり、各iに対応した部分積を生成する回路を部分積生成部ということとする。
ここで、下記表2に示すように、符号データ(−2・y[2i+1]+y[2i]+y[2i-1])の値の組み合わせは8通りしかなく、0、±1、±2の値のみしかとらない。よって、乗算器は、0、±X、±2Xに22iを乗算した値(部分積)を算出して加算する値の組み合わせの対応(真理値表)として書ける。また、符号データの値は8通りしかないため、ブースエンコーダは、単なる組み合わせ論理回路により得ることができる。
Figure 2009211481
0、±X、±2Xのうち、2Xの生成は1ビットのシフトで行なうことができる。一方、負数の生成は被乗数Xが2の補数表現であるのでXの各ビットを反転させ最下位ビットに1を加えればよい。これを実現するために、例えば、符号データ(−2・y[2i+1]+y[2i]+y[2i-1])を生成する回路(ブースエンコーダ)は、乗数Yの入力に対して部分積の絶対値(0、X、2X)を選択するための2つの信号と反転を選択するための1つの信号とからなる3つの信号を生成する。また、乗算部は、この3つの信号を受けて、絶対値が0の場合は0を、Xの場合は被乗数X を、2Xの場合は被乗数Xを1ビットシフトしたものを選択し、さらに、反転が必要な場合はその値を反転させて部分積を生成することができる。さらに、×22iを実行するビットシフト部は、単純にビット線を2iだけシフトさせればよい。
図5は、このような2次のブースのアルゴリズムに従って乗算を実行する乗算器を示すブロック図である。乗算器400は、被乗数Xを出力するレジスタF0と、乗数Yを出力するレジスタF7を有する。更に、乗数Y及び被乗数Xが入力され部分積を生成する部分積生成ユニット401と、部分積生成ユニット401にて生成された部分積を加算する加算器450とを有する。部分積生成ユニット401は、4つのブースエンコーダ410、420、430、440及び4つの部分積生成部450、460、470、480を有する。
ブースエンコーダ410、420、430、440は、上述したように、乗数Yのうち所定ビットが入力され、ブースのアルゴリズムに従って符号データ(0、±1、±2)を生成する。
各部分積生成部450、460、470、480は、被乗数Xが入力され、ブースエンコーダにより得られた符号データと被乗数Xとの乗算結果を出力する乗算部と、乗算部の演算結果のビットシフトを行なうビットシフト部とから構成されるものとする。
各ブースエンコーダ410、420、430、440及び各部分積生成部450、460、470、480は、X×(−2・y[2i+1}+y[2i]+y[2i-1])×22iの"i"に対応したものとなっており、例えば乗数Yが8ビット(y〜yとする)であれば、i=0〜3であり、それぞれ(−2・y+y+0)、(−2・y+y+y)、(−2・y+y+y)、(−2・y+y+y)及びX×(−2・y+y+0)×2、X×(−2・y+y+y)×2、X×(−2・y+y+y)×2、X×(−2・y+y+y)×2を求める。図5においては、これらの部分積を求める部分積生成部を、それぞれ450、460、470、480としている。なお、本実施の形態においては、ブースエンコーダでエンコードする乗数Yが8ビットを例にとって説明するが、これ未満、又は以上であってもよいことは勿論である。その場合は、部分積生成部の個数を適宜調整すればよい。
次に、実際の演算を例にとって、この乗算器400の動作について説明する。8ビットの乗数Yは、図6(a)のように表すことができる。乗数を2ビットごとに区切り、各組と下位組の最上位ビットの計3ビット(ただしy−1=0)のデータから符号データが得られる。これらに被乗数Xを乗算し、対応するビットシフト(×2)を演算することで部分積を生成することができる。このため、図6(b)に示すように、レジスタF7は8ビットを出力するシフトレジスタからなり、乗数Y{y〜y}を出力する。このときブースエンコーダ410には、乗数Yのうち下位2ビット{y、y}、ブースエンコーダ420、430、440にはそれぞれ、{y、y、y}、{y、y、y}、{y、y、y}を入力する。ブースエンコーダ410は、入力されたこれらの所定ビットから符号データを生成する。得られた符号データは、対応する部分積生成部450、460、470、480に入力される。部分積生成部450、460、470、480は、得られた符号データと被乗数Xとの乗算を行なうそれぞれ乗算部451、461、471.481と、乗算結果を所定ビットシフトするビットシフト部452、462、472、482とを有する。ここでは、被乗数X=358(166H)、乗数Y=123(7BH)の乗算について説明する。下記表3は、演算工程における各出力値を示す。
Figure 2009211481
X×Y=358×123=44034(AC02H)
Y=123(7BH)
=(−2・0+1+1)・2
+(−2・1+1+1)・2
+(−2・1+0+1)・2
+(−2・1+1+0)・2
=2・2+0・2+(−1)・2+(−1)・2
よって、下記となる。
X×Y={(2×358)×2} ・・・部分積生成部450にて演算
+{(0×358)×2} ・・・部分積生成部460にて演算
+{(−1×358)×2} ・・・部分積生成部470にて演算
+{(−1×358)×2} ・・・部分積生成部480にて演算
先ず、被乗数入力部F0からは"358"が各部分積生成部450、460、470、480に入力される。乗数入力部F7からは、各ブースエンコーダ410、420、430、440に、それぞれ{y、y}={1、1}、{y、y、y}={1、0、1}、{y、y、y}={1、1、1}、{y、y、y}={1、1、0}が入力される。ブースエンコーダ410、420、430、440は入力された所定ビットから、それぞれ(−2・y[2i+1}+y[2i]+y[2i-1])=(−2・y+y+0)、(−2・y+y+y)、(−2・y+y+y)、(−2・y+y+y)の演算に対応する符号データを出力する。上記の式より本例では、各ブースエンコーダ410、420、430、440は、それぞれ、"−1"、"−1"、"0"、"2"を出力する。
各乗算部451、461、471、481は、上記符号データ×被乗数Xを演算して、それぞれビットシフト部452、462、472、482へ入力する。ビットシフト部452はそのまま加算器490へ出力する。なお、本例においては説明の明確のため、1ビットシフトのビットシフト部452を設けているが設ける必要はない。ビットシフト部462、472、482は、受け取った結果をそれぞれ2ビット、4ビット、6ビットシフトさせた後、加算器450へ入力する。
本例の加算器490は、全加算器(フルアダー)491、492と、半加算器(ハーフアダー)493と、結果を受け取るレジスタ494とを有する。各部分積生成部450、460、470、480から入力された値は、加算器490にて加算され、乗算結果Pとして出力される。
このように、2次のブースのアルゴリズムを使用すると、乗数を、0、±1、±2の符号データ×22iとし、被乗数と演算を行なわせるので、部分積の個数が略半分となる。よって加算器にて加算する部分積の個数を略半減させることができるので、乗算器を小型化することができる。
このような部分積生成ユニットを使用するとフィルタ演算器は図7に示すような演算回路となる。図7は、従来の構成のフィルタ演算器を示す図である。すなわち上述したように、例えば8ビットであれば4つの部分積生成部を要し、例えば10ビットであれば5つの部分積生成部を要する。なお、図7には簡単のため3つの部分積生成部のみを示している。
図7を簡単に説明すると、フィルタ演算器501はレジスタ(フリップフロップ:FF)502、510、512、514、517、ブースエンコーダ503〜505、部分積生成部506〜508、加算器509、513、515、リミッタ回路516を有する。画素データが乗数Yとして入力されFF502に保持される。FF502から、各ビットに応じて設けられたブースエンコーダ503〜505へ値が入力され符号データを生成する。その符号データが対応する部分積生成部506〜508へ入力され部分積が生成される。加算器509はそれを加算し、上位ビットと下位ビットをそれぞれFF510、512に入力される。加算器513はFF510及びFF512からの値を加算してFF514に出力する。加算器515はFF514からの値とフィルタ係数Bとを加算し、リミッタ回路516は加算器515の値を例えば0〜255の範囲に制限してFF517へ出力する。
このフィルタ演算器は、
[出力画素]=Lim([入力画素]×A+B)
の演算を実行する。ここで、Aはフィルタ係数を示す。Bは各フィルタ演算において必要に応じて加算される所定の定数である。従来のフィルタ演算器においては、外部のメモリ等から読み出したデータは、バースト的に読み出される。この際、通常、高速演算する場合は、大規模な乗算器によりパイプライン処理する方式になっている。このため、例えば入力画素データが10ビットであれば部分積生成部が5つ必要となり、回路規模が大きく、よって消費電力も大きい。
そこで、本実施の形態においては、図7示す部分積生成部503〜505を1つの部分積生成部とし、1つの部分積生成部を繰り返し使用することで回路規模を縮小し、消費電力を削減する。さらに、隣接する画素値の差分データを用いることで演算値を小さい値とすることができ、演算処理時間の更なる短縮化を図る。この理由について説明する。図8は、画像について水平方向の隣り合った画素間の差信号の振幅分布を示す図である(画像情報圧縮、テレビジョン学会偏、P71)。横軸は振幅、縦軸は周波数を示す。差信号は0近傍の狭い範囲に集中する。よって、減算器により差信号を求めることで、0に近い値とすることができる。差分データとして入力を0に近い値とすることで、部分積生成部の繰り返し演算回数を最小限とすることができ、演算処理時間を短縮化することができる。
ところで、このように入力データを前後のデータで減算すると、入力データのビット幅分の減算器が必要となる。当該減算器は回路規模が大きい。そこで、本実施の形態においては、この減算器の規模を削減する。
以下、本実施の形態におけるフィルタ乗算ユニット10について更に詳細に説明する。図9は、図4に示すフィルタ乗算ユニット10に含まれるブースエンコーダユニット17の詳細を示す図である。図4、図9に示すように、フィルタ乗算ユニット10は、現在の入力データにおいて選択した第1グループと、次の入力データにおいて第1グループと対応する位置にて選択した第2グループとを加算又は減算する演算器としての加算器(43、44)と、演算器の演算結果をブースのアルゴリズムに従ってエンコードして符号データを生成するブースエンコーダ45と、符号データから部分積を第1部分積として算出すると共に、第1グループ及び第2グループが所定の組み合わせの場合にのみ発生する第2部分積を算出する部分積生成ユニット(19、20、21、22)と、部分積生成ユニットの出力を累積加算する加算器24とを有する。
加算器43、44は、EXOR回路42と共に、入力データを下位から2ビットごとに区切り、各組と下位組の最上位ビットの計3ビットをグループ(y2i+1,y2i,y2i−1)(i≧0の整数)とし、各グループを順に選択して減算を実行する。ブースエンコーダ45は、上述したように、−2・y2i+1+y2i+y2i−1により符号データを生成する。部分積生成ユニットは、第1部分積を生成する第1部分積生成部と、第2部分積を生成する第2部分積生成部から構成される。第1部分積生成部は乗算部20とビットシフト部22から構成され、第2部分積生成部は、乗算部19とビットシフト部21から構成される。上記所定の組み合わせとは、第1グループ及び第2グループの上位1ビットが共に0又は1であって減算の演算後の下位から3ビット目が1となる組み合わせである。第1部分積生成部は、符号データ×X×2により第1部分積を生成し、第2部分積生成部は、所定の組み合わせの場合にのみ4×X×2により第2部分積を生成する。
フィルタ乗算ユニット10は、ブースエンコーダユニット17、乗算部19、20、ビットシフト部21、22及び加算器24の他に、フリップフロップ11、選択器13、14、セレクタ15、制御部23、レジスタ18、セレクタ26、及びFF25を有する。
FF11は、次の入力データとの差分を取るために入力データを所定期間保持するレジスタである。選択器14は、1つ前の入力データから第1グループ{a2i+1,a2i,a2i−1}を選択し、選択器13は、次の入力データから第2グループ{b2i+1,b2i,b2i−1}を選択する。例えば選択器13の入力データを{a,a,a,a,a,a,a,a}とすると、第1グループとして、{a,a}、{a,a,a}、{a,a,a}、{a,a,a}を順次選択する。選択器14の入力データを{b,b,b,b,b,b,b,b}とすると、第1グループとして、{b,b}、{b,b,b}、{b,b,b}、{b,b,b}を順次選択する。カウンタ16は、新たな入力データが入力される際はセレクタ15で0を選択し、それ以外は選択器13、14がデータを選択する毎にカウントアップし、制御部23は、このカウンタ値を参照して、選択器13、14が順次上記第1グループ、第2グループを選択できるように制御する。
ブースエンコーダユニット17は、ブースのアルゴリズムに従って符号データを出力すると共に、第1グループと第2グループとが所定の組み合わせのときには"1"を出力する。ブースエンコーダユニット17は、符号データ出力部40と、桁上がりビット算出部50とを有する。符号データ出力部40は、EXOR回路42と、セレクタ41と加算器43、44と、ブースエンコーダ45とを有する。
符号データ出力部40には、現在の入力データから選択された3ビット(第1グループ:A)と、1つ前の入力データから選択された3ビット(第2グループ:B)とが入力される。第2グループは、EXOR回路42の一方の入力に入力される。他方の入力は、通常は1が入力され、第2グループBを反転した第2グループを出力する。更にセレクタ41にて"1"が選択されて入力される。これにより、加算器43に第1グループAと第2グループBの反転及び"1"が入力されることとなり、これらを加算することで、第1グループAと第2グループBの差が求まる。なお、本フィルタ乗算ユニットは後述するように一般的な乗算器として使用することも可能であり、第1グループと第2グループの差ではなく、和を求める場合もありうる。その場合、EXOR回路の他方の入力から0を入力すればよい。
加算器43は、第1グループAと第2グループB'(Bの反転結果に"010"を加算したもの)が入力され、その演算結果(和S、桁上げC)を出力する。なお、反転して加算した際、正しく減算が行われるように3入力の残りの入力からセレクタ41にて選択された"1"が入力される。ブースのアルゴリズムに従って、最初の3ビットは、最下位2ビット(上記の例では{a,a}、{反転b,反転b})に、最下位に1ビットの"0"が付加される({a,a,0}、{反転b,反転b,0})ため、"1"は、"001"ではなく"010"となり、第2グループB'は{反転b,反転b+1,0})となる。
加算器44は、加算器43の演算結果から第1グループAと第2グループB'の和(第1グループAと第2グループBの差)を出力する。以下これを減算結果Yという。この減算結果Yは、ブースエンコーダ45に入力されると共に制御部23に入力される。ブースエンコーダ45は、この減算結果Yから符号データ(0,±1,±2)を出力する。
制御部23は、符号データ出力部40から減算結果Yを受け取り、この値に基づき乗算部20、ビットシフト部22の動作を制御する。つまり、減算結果Y(3ビット)=(111)又は(000)の場合、部分積生成を生成する必要がないため、乗算部20、ビットシフト部22の演算を省略することができる。一方、符号データが(111)又は(000)以外の場合は、レジスタ18の値を使用して、符号データ×X×2の演算を乗算部20、ビットシフト部22に実行させる。
桁上がりビット算出部50は、図10に示す真理値表出力を表している。例えば図9のAND回路51、55、57と、OR回路52、56と、EXOR回路53と、インバータ54を有する。桁上がりビット算出部50の出力は、AND回路57で構成される回路の出力になる。この出力は、図10に示すようになる。図10は、桁上がりビット算出部50の真理値表を示す図である。縦方向に示すのが第1グループAの値、横方向に示すのが第2グループB'の値である。この桁上がりビット算出部50は、上位1ビットが共に0又は1であって減算結果Yの下位から3ビット目が1となる場合にのみ、"1"を出力し、これ以外の組み合わせでは"0"を出力する回路である。ただし、グループA,グループB'の組み合わせが(000,100)、(010,100)、(100,000)、(110,000)の場合であって、最下位2ビットの演算(初回の演算)の場合には、桁上がりビット算出部50は"0"ではなく、"1"を出力する。すなわち、(グループA,グル―プB)=({a,a,0},{反転b,反転b+1,1})=(000,100)、(010,100)、(100,000)、(110,000)の場合の桁上がりビット算出部50の出力は0ではなく1となる。
制御部23は、桁上がりビット算出部50の出力が"1"の場合にのみ、乗算部19、ビットシフト部21により、レジスタ18からの値Xを使用して、4×X×2の演算を実行させる。なお、桁上がりビット算出部50の構成は、図9に示す構成に限るものではなく、第1グループA、及び第2グループB'の上位1ビットが共に0又は1であって減算結果Yの下位から3ビット目が1となる場合にのみ、"1"を出力する回路であればどのような回路であってもよいことは勿論である。なお、図9に示す桁上がりビット算出部50は、単純に上位1ビットが共に0又は1であって減算結果Yの下位から3ビット目が1となる場合にのみ、"1"を出力し、これ以外の組み合わせでは"0"を出力する回路として記載してあるが、上述したように、最下位2ビットから符号データを求める場合であって、上記4つの組み合わせの場合には、0ではなく1を出力するよう構成される。
FF25は、加算器25の結果を保持し、セレクタ26を介して加算器25に再度入力する。以上の演算結果は、加算器31に入力される。加算器31はFF25からの値とフィルタ係数Yとを加算し、リミッタ回路32は加算器31の値を例えば0〜255の範囲に制限してFF33へ出力する。
次に、ブースエンコーダユニット17の動作について、具体的な数値を利用して説明する。図11は、ブースエンコーダユニット17の計算方法を説明するための図である。今現在の入力データが92、次の入力データが110であって、入力データが8ビットからなる場合について説明する。
92={01011100}
110={01101110}
まず、第1グループA、第2グループBを前段の選択器14、13にて選択する。ブースのアルゴリズムにしたがって、最初は、8ビットのうち下位2ビットが選択される。第1グループAは、この2ビットに更に最下位ビットとして0を付加したものとなる(A={000})。減算するため、グループBは反転し、"1"を付加する。このため、
{01101110}→{10010010}
となる。
この下位2ビットと、更に最下位に0を付加したものをグループB'とする(B'={100})。グループA(000)とグループB'(100)の加算結果は、すなわちグループAとグループBの減算結果である。この結果Y={100}となる。従ってブースエンコーダ45の演算結果(符号データ)は、"−2"となる。また、第1グループA及び第2グループB'の上位1ビットが共に0又は1であって減算の演算後の下位から3ビット目が1となる組み合わせではないため(図10参照)、桁上がりビット算出部50の出力は、"0"と求まる。この場合、第1部分積=符号データ×X×2=−2Xとなり、第2部分積=(桁上がりビット算出部50の演算結果)×4×X×2=0となる。
次のタイミングで、選択器13、14は、第2ビット〜第4ビットをグループA、Bとして選択する。このときグループA={110}、グループB'={001}で、減算結果Y={111}となる。従ってブースエンコーダ45の演算結果(符号データ)は、"0"となる。また、第1グループA及び第2グループB'の上位1ビットが共に0又は1であって減算の演算後の下位から3ビット目が1となる組み合わせではないため(図10参照)、桁上がりビット算出部50の出力は、"0"と求まる。この場合、第1部分積=符号データ×X×2=0となり、第2部分積=(桁上がりビット算出部50の演算結果)×4×X×2=0となる。
さらに次のタイミングで、選択器13、14は、第4ビット〜第6ビットをグループA、Bとして選択する。このときグループA={011}、グループB'={010}で、減算結果Y={101}となる。従ってブースエンコーダ45の演算結果(符号データ)は、"−1"となる。また、第1グループA及び第2グループB'の上位1ビットが共に0であって減算の演算後の下位から3ビット目が1となる組み合わせであるため(図10参照)、桁上がりビット算出部50の出力は、"1"と求まる。この場合、第1部分積=符号データ×X×2=−X・2=−16Xとなり、第2部分積=(桁上がりビット算出部50の演算結果)×4×X×2=4X・2=64Xとなる。
さらに次のタイミングで、選択器13、14は、第6ビット〜第8ビットをグループA、Bとして選択する。このときグループA={010}、グループB'={100}で、減算結果Y={110}となる。従ってブースエンコーダ45の演算結果(符号データ)は、"−1"となる。また、第1グループA及び第2グループB'の上位1ビットが共に0又は1であって減算の演算後の下位から3ビット目が1となる組み合わせではないため(図10参照)、桁上がりビット算出部50の出力は、"1"と求まる。この場合、第1部分積=符号データ×X×2=−X・2=−64Xとなり、第2部分積=(桁上がりビット算出部50の演算結果)×4×X×2=0となる。
加算器24は以上を全て加算する。この場合は、−18Xが求まる。各フリップフロップのデータ入出力タイミングは、図12に示すようになる。図13は、横軸に入力ビット幅を取り、縦軸に回路規模(ゲート数)を取って本実施の形態にかかる効果を説明する図である。図13に示すように、入力ビット幅が大きくなればなるほど、減算器を低減した効果が大きくなることがわかる。
次に、本発明の実施の形態の変形例について説明する。図14は、本発明の実施の形態の変形例を示す図である。なお、本変形例において、図4に示す実施の形態と同一構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。図14に示すように、乗算器60は、複数のブースエンコーダユニット61a〜61eを有する。このブースエンコーダユニット61a〜61eに対応して乗算部62a〜62e及びビットシフト部63a〜63eからなる部分積生成部を有する。これら部分積生成部の演算結果は加算器64にて加算され、レジスタ65を経て必要であれば係数Yが加算され、リミッタ回路67及びFF68を介して出力される。
ブースエンコーダユニット61a〜61eは、上述の実施の形態と同様、第1グループAと第2グループBの減算結果Y、減算結果Yの符号データ、第1グループ及び第2グループの上位1ビットが共に0又は1であって減算の演算後の下位から3ビット目が1となる組み合わせのときは"1"でそれ以外は0(以下、これを桁上がりビットという。)の各結果を出力する。乗算部62a〜62eは、先ず減算結果Yがオール1又はオール0の場合は、演算を行わない。減算結果Yがオール1又はオール0以外の場合は、符号データ×Xを実行する。ビットシフト部63a〜63eは、この乗算結果をビットシフトすることにより、×2の演算を実行する。ここで、OR回路69には、ブースエンコーダユニット61a〜61eより桁上がりビットが入力されており、1つでも桁上がりビットが"1"であれば"1"を出力する。OR回路69の出力が1の場合、乗算部62a〜62e及びビットシフト部63a〜63eは、4×X×2の演算を実行する。すなわち、乗算部62a〜62eは、4×Xを実行し、ビットシフト部63a〜63eは、この乗算結果をビットシフトすることにより、×2の演算を実行する。
本変形例においては、図9に示すEXOR回路42の他方の入力を0にすることで、加算器43に第1グループA及び第2グループBを入力し、両者の和を算出する。この場合、演算結果は、入力データを2倍加算した値となるため、必要であれば演算結果を2で除するか、予め入力データを2/1倍しておく。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
H.264に準拠して符号化された圧縮画像を復号する復号装置を示すブロック図である。 VC−1に準拠して符号化された圧縮画像を復号する復号装置を示すブロック図である。 H.264及びVC−1の規格に準拠したフィルタ演算を含む動き補償処理を実行する動き補償(MC)部を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかるフィルタ演算器を示すブロック図である。 2次のブースのアルゴリズムに従って乗算を実行する乗算器を示すブロック図である。 (a)は、ブースのアルゴリズムにより符号データ生成に使用されるビットを説明する図、(b)は、図1に示す乗算器の部分積生成ユニットの詳細を示す図である。 従来のフィルタ演算器を示す図である。 画像について水平方向の隣り合った画素間の差信号の振幅分布を示す図である。 図4に示すフィルタ乗算ユニット10に含まれるブースエンコーダユニット17の詳細を示す図である。 桁上がりビット算出部50の真理値表を示す図である。 ブースエンコーダユニットの計算方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態にかかるフィルタ演算器の各フリップフロップのデータ入出力タイミングの動作タイミングを示す図である。 横軸に入力ビット幅を取り、縦軸に回路規模(ゲート数)を取って本実施の形態にかかる効果を説明する図である。 本発明の実施の形態の変形例にかかる乗算器を示す図である。 特許文献1に記載の離散コサイン変換器を示す図である。
符号の説明
1 フィルタ演算器
10 フィルタ乗算ユニット
11、33 フリップフロップ
13、14、132 選択器
15、26、132、184、301、307、310 セレクタ
16 カウンタ
17 ブースエンコーダユニット
18、65、183、232、45 レジスタ
19、20、60 乗算部
21、22、413、423、433、443 ビットシフト部
23 制御部
24、31、43、44、64、105、205、225、311、450 加算器
32、67,226 リミッタ回路
40 符号データ出力部
41 セレクタ
42 EXOR回路
45、182、218、411、421、431、441 ブースエンコーダ
50 桁上がりビット算出部
51、55、57 AND回路
52、56、69 OR回路
53 EXOR回路
54 インバータ
100、200 画像復号装置
101 圧縮データ
102、202 可変長復号部
103、203 逆量子化部
104 逆アダマール変換部
106 デブロッキングフィルタ
107 切替部
108、207 復号画像
109、208 モニタ
110 画面内予測部
111、209 重み付け予測部
112、210300 動き補償部
113 予測画像
181、231 減算器
204 逆DCT変換部
206 ループフィルタ
201、302、303 フィルタ演算部
220 繰返し回数決定部
221、410、420、430、440 部分積生成部
222 累算加算器
304、305、312、412、422、432、442 乗算器
309 ラインメモリ
401 部分積生成ユニット

Claims (5)

  1. 入力データと乗数Xとをブースアルゴリズムを用いて積和演算する乗算器であって、
    現在の入力データにおいて選択した第1グループと、次の入力データにおいて前記第1グループと対応する位置にて選択した第2グループとを加算又は減算する演算器と、
    前記加算器の演算結果をブースのアルゴリズムに従ってエンコードして符号データを生成するブースエンコーダと、
    前記符号データから部分積を第1部分積として算出すると共に、前記第1グループ及び第2グループが所定の組み合わせの場合にのみ発生する第2部分積を算出する部分積生成ユニットと、
    前記部分積生成ユニットの出力を累積加算する加算器とを有し、
    前記減算器は、前記入力データを下位から2ビットごとに区切り、各組と下位組の最上位ビットの計3ビットを前記グループ(y2i+1,y2i,y2i−1)(i≧0の整数)とし、各グループを順に選択して前記加算又は減算を実行し、
    前記ブースエンコーダは、−2・y2i+1+y2i+y2i−1により符号データを生成し、
    前記所定の組み合わせは、第1グループ及び第2グループの上位1ビットが共に0又は1であって加算又は減算の演算後の下位から3ビット目が1となる組み合わせであり、
    前記部分積生成ユニットは、符号データ×X×2により前記第1部分積を生成し、4×X×2により前記第2部分積を生成する、乗算器。
  2. 前記部分積生成ユニットは、
    前記第1部分積及び第2部分積のうち、符号データ×X、及び4×Xを演算する部分積乗算部と、
    前記部分積乗算部の乗算結果を2ビットシフトするビットシフト部と、
    前記演算器の前記演算結果に基づき前記部分積乗算部及びビットシフト部を制御する制御部とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の乗算器。
  3. 前記制御部は、前記演算器の前記演算結果について全ビット0又は1以外のとき、当該グループの部分積を生成するよう制御する
    ことを特徴とする請求項2記載の乗算器。
  4. 前記ブースエンコーダ及び部分積生成部の組を複数有する
    ことを特徴とする請求項1記載の乗算器。
  5. 予測画像を生成する動き補償処理装置であって、
    垂直方向の入力データに対してフィルタ演算を行なう第1フィルタ演算部と、
    水平方向の入力データに応じてフィルタ演算を行なう第2フィルタ演算部と、
    前記第1及び第2フィルタ演算部の演算結果又は第1及び第2のフィルタ演算に入力する入力データに対して重み付けを行なう重み付け演算部とを有し、
    前記第1及び第2フィルタ演算部は、入力データと乗数Xとをブースアルゴリズムを用いて積和演算するフィルタ演算部であって、
    グループと対応する位置にて選択した第2グループとを加算又は減算する演算器と、
    前記加算器の演算結果をブースのアルゴリズムに従ってエンコードして符号データを生成するブースエンコーダと、
    前記符号データから部分積を第1部分積として算出すると共に、前記第1グループ及び第2グループが所定の組み合わせの場合にのみ発生する第2部分積を算出する部分積生成ユニットと、
    前記部分積生成ユニットの出力を累積加算する加算器とを有し、
    前記減算器は、前記入力データを下位から2ビットごとに区切り、各組と下位組の最上位ビットの計3ビットを前記グループ(y2i+1,y2i,y2i−1)(i≧0の整数)とし、各グループを順に選択して前記加算又は減算を実行し、
    前記ブースエンコーダは、−2・y2i+1+y2i+y2i−1により符号データを生成し、
    前記所定の組み合わせは、第1グループ及び第2グループの上位1ビットが共に0又は1であって加算又は減算の演算後の下位から3ビット目が1となる組み合わせであり、
    前記部分積生成ユニットは、符号データ×X×2により前記第1部分積を生成し、4×X×2により前記第2部分積を生成する、動き補償処理装置。
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