JP2009211299A - 警報装置 - Google Patents

警報装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009211299A
JP2009211299A JP2008052362A JP2008052362A JP2009211299A JP 2009211299 A JP2009211299 A JP 2009211299A JP 2008052362 A JP2008052362 A JP 2008052362A JP 2008052362 A JP2008052362 A JP 2008052362A JP 2009211299 A JP2009211299 A JP 2009211299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
sensor
storage case
alarm device
communication hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008052362A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5204511B2 (ja
Inventor
Hisao Onishi
久男 大西
Koji Yamashita
浩司 山下
Noriyoshi Nagase
徳美 長瀬
Kenji Ishikura
賢二 石倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd, Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2008052362A priority Critical patent/JP5204511B2/ja
Publication of JP2009211299A publication Critical patent/JP2009211299A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5204511B2 publication Critical patent/JP5204511B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Abstract

【課題】人が収納ケースに触れた際の静電気による回路の誤動作を防止しながら、検知対象ガスの発生を遅れることなく検出する。
【解決手段】収納ケース2の内部に、電源部5からの電力供給により検知対象ガスを検出するガスセンサ3を備え、収納ケース2に収納ケース2の外部と内部とを連通する通気部4を形成し、電源部5に、電源としての内蔵電池6aを備え、通気部4は、収納ケース2を貫通する開口孔にて形成してあり、ガスセンサ3は、通気部4と対向するように配設している。
【選択図】図2

Description

本発明は、収納ケースの内部に、電源部からの電力供給により検知対象ガスを検出するガスセンサを備え、前記収納ケースに当該収納ケースの外部と内部とを連通する通気部を形成している警報装置に関する。
上記のような警報装置は、例えば、ガス漏れや不完全燃焼等による有毒ガスの発生を検出して警報するものである。従来の警報装置では、周囲のガスを通気部から収納ケースの内部に流入させ、その流入したガスから検知対象ガス(有毒ガス)をガスセンサにて検出している(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の警報装置では、ガスセンサとして、都市ガス、LPガスを含むガスの濃度からガス漏れを検知するガス漏れ検知センサと、CO濃度から不完全燃焼を検知する不完全燃焼検知センサとを備えている。
このような従来の警報装置では、ガスセンサの駆動電力は商用電源(例えば、AC100V)等の外部電源から供給される。即ち、例えば、警報装置のプラグを壁面のコンセントに接続して警報装置を使用している。
特開2001−307245号公報
上記のような警報装置では、使用者等の人が収納ケースに触れた際に、人体に帯電した静電気がその触れた箇所から警報装置側に流れることがある。このとき、従来の警報装置のように、電源を商用電源(例えばAC100V)等の外部電源とする構造では、外部電源を経由し、アースに接続されているので、警報装置側に流れた静電気が、ガスセンサや電源回路、アース線の順に流れる虞がある。このような静電気の流れを生じると、ガスセンサ回路に誤って電流を流してしまい、回路の誤動作を招く虞がある。
図7に示すように、従来の警報装置では、収納ケース101の前面部に前面カバー体106を設け、前面カバー体106の上方側に通気部100を形成してあり、その通気部100と対向するようにガスセンサ102を配設している。通気部100は、収納ケース101の外部と内部とを連通しているので、通気部100が形成された前面カバー体106に人が触れることによって人体に帯電した静電気がガスセンサ102に流れる可能性がある。この可能性をなくすため、通気部100とガスセンサ102とを電気的に絶縁する必要がある。図7の要部を拡大した図8に示すように、従来の通気部100は、ガスを斜め下方側に案内して収納ケース101内に流入させる複数の案内通路103にて構成するとともに、前面カバー体106を絶縁製樹脂等の絶縁体にて形成している。複数の案内通路103の夫々を斜め下方側に折れ曲がる形状とし、ガスセンサ102の前面を絶縁製樹脂等の絶縁体にて形成した前面カバー体106にて表側から覆うようにしている。これにより、通気部100とガスセンサ102とを電気的に絶縁している。また、ガスセンサ102は、収納ケース101と間隔を隔てて配設しており、その間隔に空気層を形成することができる。したがって、人が触れる収納ケース101の外面部とガスセンサ102との間に、空気層も介在させることができ、ガスセンサ102をより確実に電気的に絶縁するようにしている。
ちなみに、図7に示す警報装置では、ガスセンサ102の他に、温度センサ104や火炎センサ105も収納ケース101に備えることによって、検知対象ガスの発生に加えて、室内温度が高温になることや火炎の発生も検出するようにしている。
しかしながら、従来の警報装置では、ガスセンサ102を電気的に絶縁させるための構成によって収納ケース101内にガスが流入し難くなっている。つまり、通気部100は、斜め下方側に折れ曲がる複数の案内通路103であるので、ガスが下方側に折れ曲がりながら収納ケース101内に流入しなければならず、大きな抵抗を受けることになり、収納ケース101内にガスが流入し難い。そのために、ガスセンサ102に対するガスの供給を迅速に行えず、ガスセンサ102がセンサ連通孔102aを通して検知対象ガスを取り込むまでに時間がかかる。その結果、検知対象ガスの発生の検出が遅れてしまう等、ガスセンサの応答性の低下を招く虞があった。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、人が収納ケースに触れた際の静電気による回路の誤動作を防止しながら、検知対象ガスの発生を遅れることなく検出できる警報装置を提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明に係る警報装置の特徴構成は、収納ケースの内部に、電源部からの電力供給により検知対象ガスを検出するガスセンサを備え、前記収納ケースに当該収納ケースの外部と内部とを連通する通気部を形成している警報装置であって、前記電源部に、電源としての内蔵電池を備え、前記通気部は、前記収納ケースを貫通する開口孔にて形成してあり、前記ガスセンサは、前記通気部と対向するように配設している点にある。
本構成によれば、電源を内蔵電池としているので、警報装置にはアース線が不要である。したがって、人が収納ケースに触れることによって、人体に帯電した静電気が警報装置側に流れても、アース線が無いので、静電気の流れは生じない。これにより、ガスセンサ回路に誤って静電気を流してしまうのを防止でき、回路の誤動作を防止できる。しかも、本構成では、ガスセンサを通気部と対向するように配設してあり、通気部を単なる開口孔としているので、ガスは、通気部で大きな抵抗を受けることなくスムーズに収納ケース内に流入する。これにより、ガスセンサに対するガスの供給を迅速に行うことができ、ガスセンサが短時間で検知対象ガスを取り込むことができる。
以上の構成を有する結果、人が収納ケースに触れた際の静電気による回路の誤動作を防止しながら、検知対象ガスを迅速に検出でき、ガスセンサの応答性を高めることができる。このようにガスセンサの応答性を高めることによって、例えば、ガスセンサのセンサ素子を加熱操作する加熱時と加熱時との間のインターバルを延ばしても、ガスセンサとして、これまでどおりの信頼性を保つことができる。その結果、内蔵電池の寿命を長くできる。
本発明に係る警報装置の更なる特徴構成は、前記ガスセンサは、前記収納ケースに当接するように配設している点にある。
上述の如く、電源を内蔵電池とすることによって、静電気による回路の誤動作を防止できるので、従来の警報装置のように、ガスセンサと収納ケースとの間に空気層を形成するための間隔を設ける必要はなくなる。そこで、ガスセンサを収納ケースに当接するように配設して、ガスセンサと収納ケースとの間に無駄な間隔を設けることなく、警報装置のコンパクト化を図ることができる。
本発明に係る警報装置の更なる特徴構成は、前記ガスセンサは、筒状に形成したセンサハウジングの内部にセンサ素子を備え、前記センサハウジングに当該センサハウジングの外部と内部とを連通するセンサ連通孔を形成してあり、前記センサ連通孔は、前記通気部の開口面積以上の開口面積となるように形成するとともに、前記通気部と対向するように配設している点にある。
本構成によれば、通気部を通して収納ケース内に流入したガスは、センサ連通孔を通してセンサハウジング内に流入し、センサ素子にて検知対象ガスが検出される。センサ連通孔は、通気部と対向しており、しかも、通気部の開口面積以上の開口面積であるので、収納ケース内に流入したガスがそのままスムーズにセンサハウジング内に流入する。したがって、センサ素子に対して検知対象ガスを効率よく供給することができ、ガスセンサの応答性の向上を図ることができる。
本発明に係る警報装置の更なる特徴構成は、前記センサハウジングの内部を仕切り部により中間室と前記センサ素子を配設する素子室とに区画し、前記センサ連通孔は、前記センサハウジングの外部と前記中間室とを連通するように設け、前記仕切り部に前記中間室と前記素子室とを連通する中間連通孔を形成し、前記中間室内に、前記センサ連通孔と前記中間連通孔との間を流れるガスが透過し、前記検知対象ガス以外のガスを吸着する透過吸着部を備えている点にある。
本構成によれば、通気部を通して収納ケース内に流入したガスは、センサ連通孔を通して中間室に流入し、その後、中間連通孔を通して素子室に流入する。ガスは中間室にてセンサ連通孔と中間連通孔との間で流れる際に、そのガスに含まれる検知対象ガス以外のガスが透過吸着部にて吸着される。したがって、素子室には、検知対象ガス以外のガスを除いた状態でガスを流入させることができ、検知対象ガスの検出をより精度よく行うことができる。
本発明に係る警報装置の更なる特徴構成は、前記ガスセンサは、前記電源部から駆動電力を間欠的に供給することにより前記検知対象ガスを検出するように構成している点にある。
ガスセンサは、例えば、電源部から駆動電力を供給することによりセンサ素子を検出用の所定温度に加熱してその加熱状態を維持して検知対象ガスを検出し、その後、電源部からの駆動電力の供給を停止する。このように、ガスセンサは、電源部から駆動電力を間欠的に供給して検知対象ガスを検出している。
上述の如く、ガスセンサを通気部と対向するように配設しながら、通気部を単なる開口孔とすることによって、ガスセンサが短時間で検知対象ガスを取り込むことができるので、ガスセンサへの駆動電力の供給を開始してから検知対象ガスを検出できるまでの時間を短くできる。したがって、例えば、ガスセンサへの駆動電力の供給を停止している時間を長くする等によって、電力消費量を抑えつつ、検知対象ガスを検出できる。その結果、電源部である内蔵電池の寿命を延ばす等の効果を得ることができ、大きな利点となる。
本発明に係る警報装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
この警報装置1は、図1〜3に示すように、収納ケース2と、その収納ケース2の内部に装備したガスセンサ3とを備えて構成している。
収納ケース2は、前面部2aと後面部2bとを嵌め合わせて内部空間を形成し、その内部空間を区画した複数の空間の夫々に各部材を収納するようにしている。
ガスセンサ3の検知対象ガスを収納ケース2内に流入させるために、収納ケース2の前面部には、収納ケース2の外部と内部とを連通する通気部4を形成している。通気部4は、収納ケース2の右上方側に配設してあり、収納ケース2を貫通する円形状の開口孔にて形成している。この開口孔の形状は、貫通孔であればいかなる形状でもよい。ガスセンサ3は、通気部4と対向するように配設している。このようにして、ガスセンサ3を通気部4と対向するように配設しながら、通気部4を単なる開口孔とすることによって、警報装置1の周囲のガスが通気部4で大きな抵抗を受けることなく収納ケース2内に流入し、ガスセンサ3に対するガスの供給を迅速に行うようにしている。
ガスセンサ3は、電源部5からの電力供給により検知対象ガスを検出するように構成している。検知対象ガスは、例えばメタンガスとCOガスとし、ガスセンサ3は、メタンガスとCOガスの夫々を検出する。電源部5は、内蔵電池6a及び電源回路6bを備えて構成してあり、収納ケース2の内部において収納ケース2の上方側で且つガスセンサ3の横側に配設している。このように、電源部5に内蔵電池6aを備えているので、警報装置1にはアース線が不要である。したがって、使用者等の人が収納ケース2に触れた際に、人体に帯電した静電気がその触れた箇所から警報装置1側に流れても、ガスセンサ3、電源回路6b、アース線の順に静電気が流れることがなく、静電気により内部回路(後述する制御部H、電源回路6b、報知部9等)が誤動作することはない。
収納ケース2には、ガスセンサ3や内蔵電池6aの他に、火炎を検出する火炎センサ7、警報装置1を設置した室内温度を検出する温度センサ8、報知音や報知メッセージを発信するスピーカ等の報知部9等を備えている。火炎センサ7は、収納ケース1の前面の略中央部に配設している。温度センサ8は、収納ケース2の内部に備えられ、ガスセンサ3と内蔵電池6aとの間に配設している。収納ケース2には、収納ケース2の外部と内部とを連通する温度センサ用通気部10を形成してあり、警報装置1を設置した室内の空気を温度センサ用通気部10を通して収納ケース2内に流入させて、温度センサ8により室内温度を検出するように構成している。
図4に示すように、内蔵電池6a及び電源回路6bを備えた電源部5は、ガスセンサ3に加えて、火炎センサ7、温度センサ8、警報装置1の作動を制御する制御部H、報知部9等にも電力を供給している。制御部10は、各センサ3,7,8や報知部9の夫々の作動を制御する。例えば、制御部10は、ガスセンサ3に備えたヒータ部への駆動電力のON/OFFを制御して、ガスセンサ3をガス検知可能な状態とする。
制御部Hは、ガスセンサ3の検出情報に基づいてガス漏れ又は不完全燃焼の発生を検知するとともに、火炎センサ7及び温度センサ8の検出情報に基づいて火災の発生を検知するように構成している。例えば、制御部Hは、ガスセンサ3にて検出したメタンガスの濃度が設定濃度以上であると、ガス漏れの発生を検知し、ガスセンサ3にて検出したCOガスの濃度が設定濃度以上であると、不完全燃焼の発生を検知する。また、制御部Hは、火炎センサ7にて火炎を検出する、或いは、温度センサ8にて検出した室内温度が設定温度以上であると、火災の発生を検知する。
制御部Hは、ガス漏れ、不完全燃焼、火災の発生の何れかを検知すると、報知部9を作動させて、ガス漏れ、不完全燃焼、火災の発生を報知する。このとき、制御部Hは、例えば、ガス漏れ、不完全燃焼、火災の夫々で報知音や報知メッセージを変更することにより、ガス漏れ、不完全燃焼、火災の夫々を区別する状態で報知する。
以下、図5に基づいてガスセンサ3の構成について説明する。
ガスセンサ3は、有底円筒状に形成したセンサハウジング11と、センサハウジング11の開口を密閉するベース12と、センサハウジング11とベース12とにより形成されるセンサハウジング11の内部空間を、中間室13と素子室14とに仕切る仕切り部15とを備えて構成されている。素子室14には、検知対象ガスに感応する薄板状のセンサ素子19を備えており、センサ素子19をベース12に設けている。
センサハウジング11には、収納ケース2内に流入したガスを中間室13に流入するために、センサハウジング11の外部と中間室13とを連通する円形状のセンサ連通孔16を形成している。センサ連通孔16は、通気部4の開口面積以上の開口面積となるように形成するとともに、通気部4と対向するように配設している。図5に示すものでは、センサ連通孔16の開口面積と通気部4の開口面積とを略同じにしている。これにより、通気部4を通して収納ケース2内に流入したガスがそのままスムーズにセンサハウジング11内に流入することになり、センサ素子19に対して検知対象ガスを効率よく供給でき、ガスセンサ3の応答性の向上を図ることができる。
仕切り部15には、中間室13と素子室14とを連通する中間連通孔17を形成している。中間連通孔17は、センサ連通孔16の開口面積よりも小さい開口面積となるように形成するとともに、センサ連通孔16と対向するように配設している。中間室13内には、センサ連通孔16と中間連通孔17との間を流れるガスが透過し、検知対象ガス以外のガスを吸着する透過吸着部18を備えている。中間連通孔17の開口面積をセンサ連通孔16の開口面積よりも小さくすることにより、中間室13から素子室14へガスが流入し難くなり、中間室13にガスが滞留し易くなる。これにより、素子室14への検知対象ガス以外の妨害ガス(例えばアルコール、ブタンガス、プロパン)の侵入を抑制できるとともに、透過吸着部18による検知対象ガス以外のガスの吸着を的確に行うことができる。その結果、素子室14に流入するガスは、検知対象ガス以外の妨害ガスが除去されており、センサ素子19による検知対象ガスの検出を精度よく行える。
透過吸着部18は、第1透過吸着部18aと第2透過吸着部18bとの2種類から構成している。例えば、第1透過吸着部18aは、妨害ガス、腐食ガス、被毒ガスの素子室14への侵入を防止するためのものであり、第2透過吸着部18bは、湿気の素子室14への侵入を防止するためのものである。
第1透過吸着部18aは、センサ連通孔16が形成されたセンサハウジング11の内面に当接して中間室13にガスが流入する入口部分に配設している。第1透過吸着部18aは、中間室13におけるガスの入口部分を塞ぐように設けられている。第2透過吸着部18bは、ガスの流れ方向において第1透過吸着部18aに隣接するように配設している。第2透過吸着部18bは、中間室13の中央部にガスが通過するガス通路を形成するようにセンサ連通孔16の軸心に対して左右に配置した円筒状に設けられている。
以下、ガスセンサ3にて検知対象ガスを検出する構成について説明する。
ガスセンサ3は、制御部Hにて内蔵電池6aから駆動電力を間欠的に供給することにより検知対象ガスを検出するように構成している。つまり、ガスセンサ3は、センサ素子19を加熱するヒータ部等の加熱部を備えており、制御部Hは、内蔵電池6aから加熱部への駆動電力の供給を開始してセンサ素子19を検出用の所定温度に加熱して検知対象ガスの検出を行い、その後、内蔵電池6aから加熱部への駆動電力の供給を停止する一連の動作を繰り返し行っている。
例えば、図6に示すように、制御部Hは、内蔵電池6aから加熱部への駆動電力の供給を開始し、センサ素子19をメタンガス検出用の高温度(例えば300〜450℃)に加熱して、その加熱状態を第1時間T1(例えば0.02〜0.5秒)継続した後、メタンガスの検出を行う(図中黒丸点参照)。その後、制御部Hは、内蔵電池6aから加熱部への駆動電力の供給を停止してその駆動電力停止状態を第2時間T2(例えば0.05〜250秒)継続する。次に、制御部Hは、内蔵電池6aから加熱部への駆動電力の供給を開始し、センサ素子19をCOガス検出用の低温度(例えば60〜200℃)に加熱して、その加熱状態を第3時間T3(例えば0.05〜2秒)継続した後、COガスの検出を行う(図中黒丸点参照)。その後、制御部Hは、内蔵電池6aから加熱部への駆動電力の供給を停止してその駆動電力停止状態を第4時間T4(例えば0〜250秒)継続する。制御部Hは、第1時間T1、第2時間T2、第3時間T3、第4時間T4の一連の動作を繰り返し行い、ガスセンサ3にてメタンガスとCOガスとの夫々を検出している。
ちなみに、第2時間T2において、内蔵電池6aから加熱部への駆動電力の供給を継続したままとすることもできる。この場合には、第2時間T2において、センサ素子19をCOガス検出用の低温度(例えば60〜200℃)よりも低い温度に加熱する状態を継続する。
上述の如く、図5に示すように、ガスセンサ3を通気部4と対向するように配設しながら、通気部4を単なる開口孔とすることによって、ガスセンサ3が短時間でセンサハウジング11内に検知対象ガスを取り込むことができるので、ガスセンサ3の加熱部への駆動電力の供給を開始してから検知対象ガスを検出できるまでの時間を短くできる。したがって、例えば、ガスセンサ3の加熱部への駆動電力の供給を停止している時間を長くする等(例えば、従来の警報装置よりも10秒程度長くする)によって、電力消費量を抑えつつ、検知対象ガスを検出でき、内蔵電池6aの寿命を延ばすことができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、ガスセンサ3として、センサハウジング11の内部空間を中間室13と素子室14とに区画するものを例示したが、センサハウジング11の内部にセンサ素子19を備えるものであればよく、センサハウジング11の内部空間をどのように区画するか及び区画したどの部屋にセンサ素子19を配設するかは適宜変更できる。
(2)上記実施形態では、ガスセンサ3として、メタンガスとCOガスとの夫々を検知対象ガスとするものを例示したが、メタンガス又はCOガスの一方を検知対象ガスとするもの等、どのようなガスを検知対象ガスとするか及び何種類のガスを検知対象ガスとするかは適宜変更できる。
(3)上記実施形態において、例えば、通気部4の開口孔の形状及びガスセンサ3のセンサ連通孔16の形状の両方を矩形状とすることもできる。通気部4及びセンサ連通孔16の形状をどのような形状とするかは適宜変更が可能である。ちなみに、通気部4の開口孔の形状とガスセンサ3のセンサ連通孔16の形状とを異なる形状とすることもできるが、同じ形状とすることによって収納ケース2内に流入したガスをセンサハウジング11内に流入し易くできる。
(4)上記実施形態において、例えば、センサ素子19を楕円形状に形成して素子室14の中央部に配設することもできる。センサ素子19をどのような形状とするか及びセンサ素子19を素子室14のどの位置に配設するかは適宜変更できる。
(5)上記実施形態において、収納ケース2に火炎センサ7や温度センサ8を備えずに実施することもできる。
本発明は、収納ケースの内部に、電源部からの電力供給により検知対象ガスを検出するガスセンサを備え、前記収納ケースに当該収納ケースの外部と内部とを連通する通気部を形成し、人が収納ケースに触れた際の静電気による回路の誤動作を防止しながら、検知対象ガスの発生を遅れることなく検出できる各種の警報装置に適応することができる。
警報装置の正面図 図1のII−II断面図 図1のIII−III断面図 警報装置の制御ブロック図 ガスセンサの断面図 ガスセンサにおける電力供給状態を示すタイミングチャート 従来の警報装置の正面図及び断面図 図7の断面図の要部拡大図
符号の説明
2 収納ケース
3 ガスセンサ
4 通気部
5 電源部
6 内蔵電池
11 センサハウジング
13 中間室
14 素子室
15 仕切り部
16 センサ連通孔
17 中間連通孔
18 透過吸着部
19 センサ素子

Claims (5)

  1. 収納ケースの内部に、電源部からの電力供給により検知対象ガスを検出するガスセンサを備え、前記収納ケースに当該収納ケースの外部と内部とを連通する通気部を形成している警報装置であって、
    前記電源部に、電源としての内蔵電池を備え、前記通気部は、前記収納ケースを貫通する開口孔にて形成してあり、前記ガスセンサは、前記通気部と対向するように配設している警報装置。
  2. 前記ガスセンサは、前記収納ケースに当接するように配設している請求項1に記載の警報装置。
  3. 前記ガスセンサは、筒状に形成したセンサハウジングの内部にセンサ素子を備え、前記センサハウジングに当該センサハウジングの外部と内部とを連通するセンサ連通孔を形成してあり、
    前記センサ連通孔は、前記通気部の開口面積以上の開口面積となるように形成するとともに、前記通気部と対向するように配設している請求項1又は2に記載の警報装置。
  4. 前記センサハウジングの内部空間を仕切り部により中間室と前記センサ素子を配設する素子室とに区画し、前記センサ連通孔は、前記センサハウジングの外部と前記中間室とを連通するように設け、前記仕切り部に前記中間室と前記素子室とを連通する中間連通孔を形成し、前記中間室内に、前記センサ連通孔と前記中間連通孔との間を流れるガスが透過し、前記検知対象ガス以外のガスを吸着する透過吸着部を備えている請求項3に記載の警報装置。
  5. 前記ガスセンサは、前記電源部から駆動電力を間欠的に供給することにより前記検知対象ガスを検出するように構成している請求項1〜4の何れか1項に記載の警報装置。
JP2008052362A 2008-03-03 2008-03-03 警報装置 Active JP5204511B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008052362A JP5204511B2 (ja) 2008-03-03 2008-03-03 警報装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008052362A JP5204511B2 (ja) 2008-03-03 2008-03-03 警報装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012158865A Division JP5374622B2 (ja) 2012-07-17 2012-07-17 警報装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009211299A true JP2009211299A (ja) 2009-09-17
JP5204511B2 JP5204511B2 (ja) 2013-06-05

Family

ID=41184386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008052362A Active JP5204511B2 (ja) 2008-03-03 2008-03-03 警報装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5204511B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011150513A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Hochiki Corp 感知器
JP2014209378A (ja) * 2014-07-04 2014-11-06 ホーチキ株式会社 感知器
EP2549453B1 (en) 2010-01-21 2016-11-09 Hochiki Corporation Detector

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5555752U (ja) * 1978-10-12 1980-04-15
JPH0875586A (ja) * 1994-09-07 1996-03-22 Osaka Gas Co Ltd ガス漏れ・不完全燃焼検知器
JPH10197470A (ja) * 1997-01-14 1998-07-31 Matsushita Seiko Co Ltd 検知素子
JP2001264222A (ja) * 2000-03-23 2001-09-26 Iwao Takahashi ガス検出器及びガス検出装置
JP2002257767A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Osaka Gas Co Ltd ガスセンサ
JP2004144679A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Osaka Gas Co Ltd ガスセンサー及びそれを用いたガス警報器
JP2004355345A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス警報器

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5555752U (ja) * 1978-10-12 1980-04-15
JPH0875586A (ja) * 1994-09-07 1996-03-22 Osaka Gas Co Ltd ガス漏れ・不完全燃焼検知器
JPH10197470A (ja) * 1997-01-14 1998-07-31 Matsushita Seiko Co Ltd 検知素子
JP2001264222A (ja) * 2000-03-23 2001-09-26 Iwao Takahashi ガス検出器及びガス検出装置
JP2002257767A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Osaka Gas Co Ltd ガスセンサ
JP2004144679A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Osaka Gas Co Ltd ガスセンサー及びそれを用いたガス警報器
JP2004355345A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス警報器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011150513A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Hochiki Corp 感知器
EP2549453B1 (en) 2010-01-21 2016-11-09 Hochiki Corporation Detector
JP2014209378A (ja) * 2014-07-04 2014-11-06 ホーチキ株式会社 感知器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5204511B2 (ja) 2013-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5374622B2 (ja) 警報装置
JP5204511B2 (ja) 警報装置
JP4793375B2 (ja) キャニスタ
US20190169916A1 (en) Carbon Defense
JP2006349513A (ja) ガスセンサ
JP2010122100A (ja) 防水型ガスセンサ
JP2007003302A (ja) ガス検出器及びガス検出装置
JP2006337150A (ja) 可燃性ガスセンサ
JP4210758B2 (ja) ガス警報器
JP2013242063A (ja) 燃焼装置および給湯器
JP2006047275A (ja) ガス検出装置
JP2009266165A (ja) ガス漏れ警報器およびその点検方法
JP5730801B2 (ja) 水中用ヒーター
JP4340218B2 (ja) ガス検出装置
JP5021400B2 (ja) 可燃性ガス検出装置
JP6644923B1 (ja) 警報器
JP2007057295A (ja) 接触燃焼式ガスセンサー
JP2015064223A (ja) 環境試験装置
JP3171733B2 (ja) ガスセンサ
JP4088277B2 (ja) ガスセンサ及びガス検出装置
JP5243944B2 (ja) 燃焼装置
JP2008228704A (ja) 水中用ヒーター
JP2010223549A (ja) 給湯機用リモコン装置
JP2005337896A (ja) 湿度検出装置
JP7488133B2 (ja) 警報器

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20091130

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091130

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100226

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101207

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5204511

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250