JP2009210677A - 眼鏡レンズ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】そり角が大きい眼鏡フレームに取り付けられる場合において、レンズ周縁部の干渉色に赤味の発生を抑えることができる眼鏡レンズを提供する。
【解決手段】第1層131、第3層133及び第5層135は、それぞれSiOから形成され、第2層132及び第4層134は、それぞれZrOから形成されている。反射防止層13が従来例で示される反射防止層に比べて、第3層133及び第5層135が厚く形成される。中心波長λoは従来例と同じ500nmである。これにより、レンズ周縁部の赤味の発生が抑えられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ラップアラウンド型の眼鏡フレーム等のそり角が大きい眼鏡フレームに取り付けられる眼鏡レンズ及びその製造方法に関する。
眼鏡レンズには、プラスチックのレンズ基材の表面に反射防止層が形成されるものがあり、この反射防止層は、それぞれ無機材料から形成される高屈折層と低屈折層とが交互に積層される構成のものがある。
この眼鏡レンズの反射防止層の従来例として、最もレンズ基材側にある層から数えて奇数層に低屈折層を構成し、これらの低屈折層の間に設けられる偶数層に高屈折層を構成し、これらの層を7層から構成するものや(特許文献1)、低屈折層と高屈折層とから合計5層に構成するものがある。
従来例で示される眼鏡レンズは、正面視線に対して光軸が一致するように眼鏡フレームに取り付けられる通常の眼鏡レンズであるが、この眼鏡フレームには、通常の眼鏡レンズ用の他に、主にスポーツ用のサングラスとして、ラップアラウンド型の眼鏡フレームが用いられるようになってきている。
このラップアラウンド型の眼鏡フレームは、そり角が大きく顔に沿うように曲がるように形成されるため、この眼鏡フレームに取り付けられる眼鏡レンズは、正面視線に対して光軸が傾いて眼鏡フレームに取り付けられている(特許文献2)。
ここで、ラップアラウンド型の眼鏡レンズでは、通常の眼鏡レンズと同様に、反射防止層がレンズ基材に設けられるが、この反射防止層の膜厚設計は通常の眼鏡レンズと同じである。
例えば、200°以上のそり角が大きいラップアラウンド型等の眼鏡フレームに取り付けられる眼鏡レンズでは、SiOの第1層、第3層及び第5層を構成する低屈折層とZrOの第2層及び第4層を構成する高屈折層とを交互に配置された反射防止層がレンズ基材に設けられるが、従来の反射防止層の膜厚設計は次の通りである。具体的数値については、後述する表1を参照。なお、各層の光学膜厚は、各層における物質屈折率nと物理膜厚Dとを乗じた値に中心波長λで割った値である。
第1層は、その物質屈折率nが1.4567の低屈折層であり、物質膜厚Dが145.88nmであり、中心波長(設計波長)λが500nmであり、その結果、光学膜厚が0.425λである。
第2層は、その物質屈折率nが2.0578の高屈折層であり、物質膜厚Dが30.25nmであり、中心波長λが500nmであり、その結果、光学膜厚が0.125λである。
第3層は、その物質屈折率nが1.4607の低屈折層であり、物質膜厚Dが20.54nmであり、中心波長λが500nmであり、その結果、光学膜厚が0.060λである。
第4層は、その物質屈折率nが2.0578の高屈折層であり、物質膜厚Dが57.48nmであり、中心波長λが500nmであり、その結果、光学膜厚が0.237λである。
第5層は、その物質屈折率nが1.4567の低屈折層であり、物質膜厚Dが85.81nmであり、中心波長λが500nmであり、その結果、光学膜厚が0.250λである。
特開2003−294906号公報 特開2005−284059号公報
前述の膜厚設計の従来例において、波長と反射率との関係をシミュレーションし、その結果を図10に示す。
図10で示される通り、従来例では、反射率Poは、短波長側から中間波長側では問題がないが、700nm以上の長波長側では2%を超えるとともに増加率が大きなものになる。
つまり、前述の膜厚設計は通常の眼鏡レンズは問題がないが、そのままの膜構成でラップアラウンド型の眼鏡レンズに用いると、眼鏡レンズが傾いて眼鏡フレームに取り付けられることに起因し、長波長側での反射率Poの増加率が極めて大きくなり、その結果、2%という値を超えてレンズ周縁部の干渉色に発生する赤味が目立つことになる。
本発明の目的は、ラップアラウンド型の眼鏡フレーム等のそり角が大きい眼鏡フレームに取り付けられる場合において、レンズ周縁部の干渉色に赤味の発生を抑えることができる眼鏡レンズ及びその製造方法を提供することにある。
本発明の眼鏡レンズは、レンズ基材の表面側位置と、前記レンズ基材の表面から最も離れた位置と、これらの位置の中間位置とにそれぞれ低屈折層が設けられ、これらの低屈折層の間にそれぞれ高屈折層が設けられた反射防止層を有し、かつ、正面視線に対して光軸が傾いて眼鏡フレームに取り付けられる眼鏡レンズであって、前記反射防止層を有し、かつ、正面視線に対して光軸が一致するように眼鏡フレームに取り付けられた通常の眼鏡レンズに比べて、前記反射防止層のうち前記中間位置に設けられた低屈折層、及びこの低屈折層よりレンズ基材の表面から離れた位置に設けられた低屈折層の光学膜厚が前記通常の眼鏡レンズの前記中間位置に設けられた低屈折層及びこの低屈折層よりレンズ基材の表面から離れた位置に設けられた低屈折層の光学膜厚よりそれぞれ厚いことを特徴とする。
この構成の発明では、眼鏡レンズをラップアラウンド型の眼鏡フレームに取り付けた場合、反射防止層の中間位置に設けられた低屈折層及びこの低屈折層よりレンズ基材の表面から離れた位置に設けられた低屈折層が通常の眼鏡レンズの同位置に配置されるの低屈折層の光学膜厚よりそれぞれ厚いので、反射率の長波長側での急激な増加が抑えられ、レンズ周縁部の干渉色の赤味が目立たなくなる。そのため、眼鏡レンズの外観が良好となる。
本発明では、中心波長をλとして、前記中間位置に設けられた低屈折層の光学膜厚は、0.065λ以上、好ましくは、0.070λ以上であり、この低屈折層よりレンズ基材の表面から離れた位置に設けられた低屈折層の光学膜厚は、0.263λ以上、好ましくは、0.290λ以上である構成が好ましい。
この構成の発明では、従来の同位置に配置される低屈折層の光学膜厚が0.060λと0.263λであるため、両低屈折層の厚みの差が明確となり、前述の効果を確実に達成することができる。
さらに、前記中間位置に設けられた低屈折層とこの低屈折層よりレンズ基材の表面から離れた位置に設けられた低屈折層との間に設けられた高屈折層の光学膜厚が、前記通常の眼鏡レンズにおける前記中間位置に設けられた低屈折層とこの低屈折層よりレンズ基材の表面から離れた位置に設けられた低屈折層との間に設けられた高屈折層の光学膜厚より厚い構成が好ましい。
この構成の発明では、長波長側の反射率の増加を効率的に抑えることができ、レンズ周縁部の干渉色の赤味がより目立たなくなる。
さらに、前記反射防止層のうち前記レンズ基材側に最も近い位置に設けられた低屈折層と、この低屈折層に隣接配置された高屈折層との光学膜厚が、前記通常の眼鏡レンズにおける前記レンズ基材側に最も近い位置に設けられた低屈折層とこの低屈折層に隣接配置された高屈折層との光学膜厚よりもそれぞれ厚い構成が好ましい。
前述の低屈折層の膜厚を厚くすることで長波長側の反射率の急激な増加を抑えレンズ周縁部の干渉色の赤味が極めて目立たなくなるが、低屈折層の膜厚を厚くし過ぎると、短波長側の増加が大きくなり、レンズ中心部の干渉色が白味を帯びる。そのため、本発明では、レンズ基材側に最も近い位置の低屈折層に隣接する高屈折層の厚みを通常の眼鏡レンズに比べて大きくすることで、レンズ周縁部の赤味を目立たなくするとともにレンズ中央部の白味も目立たなくすることができる。
そして、前記レンズ基材側に最も近い位置に設けられた低屈折層の光学膜厚は0.450λ以上であり、前記低屈折層に隣接配置された高屈折層の光学膜厚は0.131λ以上である構成が好ましい。
この構成の発明では、前述の効果を確実に達成することができる。
さらに、前記反射防止層は5層から構成され、前記低屈折層がレンズ基材側に最も近い位置に設けられた第1層、中間位置に設けられた第3層及びこの第3層よりレンズ基材の表面から離れた位置に設けられた第5層とからなり、前記高屈折層が前記第1層と前記第3層との間に設けられる第2層と、前記第3層と前記第5層との間に設けられる第4層とからなり、前記第3層の光学膜厚が0.08λ以上であり、前記第4層の光学膜厚が0.250λ以上であり、前記第5層が0.305λ以上である構成が好ましい。
この構成の発明では、前述の効果をより確実に達成することができる。
本発明の眼鏡レンズは、レンズ基材の表面側位置と、前記レンズ基材の表面から最も離れた位置と、これらの位置の中間位置とにそれぞれ低屈折層が設けられ、これらの低屈折層の間にそれぞれ高屈折層が設けられた5層からなる反射防止層を有し、かつ、正面視線に対して光軸が傾いて眼鏡フレームに取り付けられる眼鏡レンズであって、前記反射防止層を有し、かつ、正面視線に対して光軸が一致するように眼鏡フレームに取り付けられた通常の眼鏡レンズに比べて、中心波長λが大きいことを特徴とする。
この構成の発明では、中心波長λを大きくし、反射率が長波長側にシフトするように膜厚設計をすることで、反射率の長波長側での急激な増加が抑えられ、レンズ周縁部の干渉色の赤味が目立たなくなる。そのため、眼鏡レンズの外観が良好となる。
本発明の眼鏡レンズの製造方法は、前述の構成の眼鏡レンズを製造する方法であって、前記反射防止層を真空蒸着にて前記レンズ基材の表面に形成することを特徴とする。
この構成の発明では、前述の効果を達成することができる眼鏡レンズを真空蒸着という従来行われている方法で簡易に実現することができる。
以下に、本発明の一実施形態にかかる眼鏡レンズを組み込んだ眼鏡について図面を用いて説明する。
図1は本実施形態の眼鏡の概略水平断面図である。
図1において、眼鏡は、2個の眼鏡レンズ1がそれぞれ正面視線Pに対して光軸が傾いて眼鏡フレーム2に取り付けられている。
眼鏡レンズ1は、物体側に配置された光学凸面1Aと、眼球側に配置された光学凹面1Bとを有するメニスカスレンズである。光学凸面1Aの曲率半径、つまり、フロント曲率が所定寸法、例えば、54mm〜175mmの球面状に形成されている。光学凹面1Bは、近視や遠心等の必要な処理が施されている。
眼鏡フレーム2は、200°以上のそり角が大きいラップアラウンド型等の眼鏡フレームである。この眼鏡フレーム2は、その正面側が略球面状に湾曲形成され鼻をかけるためのブリッジ21と、耳をかけるためのテンプル22と、眼鏡レンズ1を装着するための縁部23とが一体に形成されている。
眼鏡レンズ1の光学凸面1Aは、球面に形成され、その球面が眼鏡フレーム2の正面部分の球面に形成された湾曲部分と対応するように眼鏡レンズ1が眼鏡フレーム2に装着されている。
図2には眼鏡レンズ1の拡大した断面概略図が示されている。
図2において、眼鏡レンズ1は、レンズ基材11と、このレンズ基材11の表面に設けられるハードコート層12と、このハードコート層12の表面に設けられる反射防止層13と、この反射防止層13の表面に設けられる防汚層14とを有する。本実施形態では、レンズ基材11とハードコート層12との間に必要に応じてプライマー層を設けるものであってもよい。また、防汚層14を省略するものでもよい。
レンズ基材11としては、特に限定されないが、(メタ)アクリル樹脂をはじめとしてスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、アリル樹脂、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート樹脂(CR−39)等のアリルカーボネート樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、イソシアネート化合物とジエチレングリコールなどのヒドロキシ化合物との反応で得られたウレタン樹脂、イソシアネート化合物とポリチオール化合物とを反応させたチオウレタン樹脂、分子内に1つ以上のジスルフィド結合を有する(チオ)エポキシ化合物を含有する重合性組成物を硬化して得られる透明樹脂等を例示することができる。
ハードコート層12としては、本来の機能である耐擦傷性を向上するものであればよい。例えば、ハードコート層12として、メラミン系樹脂、シリコーン系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂等を用いたハードコート層が挙げられるが、シリコーン系樹脂を用いたハードコートが最も好ましい。例えば、金属酸化物微粒子、シラン化合物からなるコーティング組成物を塗布し硬化させてハードコート層をもうける。このコーティング組成物にはコロイダルシリカ、および多官能性エポキシ化合物等の成分を含んでいてもよい。
金属酸化物微粒子の具体例としてはSiO2,Al23,SnO2,Sb25,Ta25,CeO2,La23,Fe23,ZnO,WO3,ZrO2,In23,TiO2等の金属酸化物からなる微粒子または2種以上の金属の金属酸化物からなる複合微粒子を、分散媒たとえば水、アルコール系もしくはその他の有機溶媒にコロイド状に分散させたものがあげられる。なお、本実施形態では、レンズ基材11上にハードコート層12を設けずに直接、反射防止層13を設けることも可能である。
このようなハードコート層12を形成する方法としては、ディッピング法、スピンナー法、スプレー法、フロー法により、ハードコート層12の組成物を塗布した後、40〜200℃の温度で数時間加熱乾燥する方法が例示できる。
反射防止層13は、屈折率が1.3〜1.5である低屈折率層、屈折率が1.8〜2.3である高屈折率層とを順に積層したものである。この反射防止層13は、レンズ基材11側から外側に向けて順に配置された第1層131、第2層132、第3層133、第4層134及び第5層135から構成され、このうち、第1層131、第3層133及び第5層135が低屈折層であり、第2層132及び第4層134が高屈折層である。
以上の層構成は、正面視線に対して光軸が一致するように眼鏡フレームに取り付けられた通常の眼鏡レンズと同じであり、本実施形態で対比対象となる通常の眼鏡レンズの反射防止層も第1層、第3層及び第5層の低屈折層、並びに、第2層及び第4層の高屈折層からなる。
反射防止層13の各層131〜135に使用される無機物の例としては、SiO2,SiO,ZrO2,TiO2,TiO,Ti23,Ti25,Al23,TaO2,Ta25,NbO, Nb23,NbO2,Nb25,CeO2,MgO,Y23,SnO2,MgF2,WO3などが挙げられる。これらの無機物は単独で用いるかもしくは2種以上の混合物を用いる。
例えば、第1層131、第3層133及び第5層135をSiO2の層とし、第2層132及び第4層134をZrO2の層としてもよい。
図3は、本実施形態の反射防止層13の製造に用いる蒸着装置3の模式図である。
図3において、蒸着装置3は、真空容器30、排気装置40、及びガス供給装置50を備えているいわゆる電子ビーム蒸着装置である。
真空容器30は、その内部に蒸着材料がセットされた蒸発源(るつぼ)32,33の蒸着材料を加熱溶解(蒸発)する加熱手段34、ハードコート層12が設けられたレンズ基材11が載置される基材支持台35、レンズ基材11を加熱するための基材加熱用ヒータ36、フィラメント37、及び、導入したガスをイオン化し加速してレンズ基材11に照射するイオン銃38等を備えている
蒸発源32,33は、蒸着材料がセットされたるつぼであり、真空容器30の下部に配置されている。着色に用いられる金属は、予め金属酸化物やフッ化物に混ぜられている。
加熱手段34は、フィラメント37の発熱によって発生する熱電子を、電子銃により加速、偏向して、蒸発源32,33にセットされた蒸着材料に照射し蒸発させる。いわゆる電子ビーム蒸着が行われる。加速電流値に特に制限はないが、加速電流値は蒸着速度との密接な関係があるため必要な蒸着速度に応じて調整できる。
また、蒸着材料を蒸発させる他の方法として、タングステン等の抵抗体に通電し蒸着材料を溶融/気化する方法(いわゆる、抵抗加熱蒸着)、高エネルギーのレーザー光を蒸発させたい材料に照射する方法等がある。
基材支持台35は、所定数のレンズ基材11を載置する支持台であり、蒸発源32,33と対向した真空容器30内の上部に配置されている。基材支持台35は、レンズ基材11に形成される反射防止層の均一性を確保し、かつ量産性を高めるために回転機構を有するのが好ましい。
基材加熱用ヒータ36は、例えば赤外線ランプからなり、基材支持台35の上部に配置されている。基材加熱用ヒータ36は、レンズ基材11を加熱することによりレンズ基材11のガス出しあるいは水分とばしを行い、レンズ基材11を覆うハードコート層12の表面に形成される層の密着性を確保する。
上述した真空容器30内の基材支持台35に、ハードコート層12の形成されたレンズ基材11が載置され、蒸着装置3を稼動して反射防止層13の形成が行われる。
ここで、反射防止層13は第1層131、第3層133及び第5層135からなる低屈折層と、第2層132及び第4層134からなる高屈折層から構成されるが、低屈折層と高屈折層とは、それぞれ蒸着材料が異なるため、低屈折層を形成するための装置と高屈折層を形成するための装置との2セットを用意し、これらの装置の間でレンズ基材11が支持された基材支持台35を移動させるものでもよい。そして、第1層131〜第5層135は、それぞれ膜厚が相違するため、その膜厚制御のために蒸着時間を制御する等の適宜な手段を採用することができる。
防汚層14は、防汚成分としてフッ素含有化合物が添加されたもので、眼鏡レンズ1の最表層として形成されている。この防汚層14は、ディップコート方式で形成される。なお、本実施形態では防汚層14を必ずしも設けることを要しない。
以下、実施例について説明する。各実施例において、第1層131、第3層133及び第5層135は、それぞれSiOから形成され、第2層132及び第4層134は、それぞれZrOから形成されている。
[実施例1]
実施例1は、反射防止層13が従来例で示される反射防止層に比べて、第3層133及び第5層135が厚く形成された例である。中心波長λは従来例と同じ500nmである。
第1層131は、その物質屈折率n、物質膜厚Dが従来例と同じであり、その結果、光学膜厚も従来例と同じである。
第2層132は、その物質屈折率n、物質膜厚Dが従来例と同じであり、その結果、光学膜厚が従来例と同じ0.125λである。
第3層は、その物質屈折率nが従来例と同じであるが、物質膜厚Dが従来例より厚い22.25nmであり、その結果、光学膜厚が従来例より厚い0.065λである。
第4層は、その物質屈折率nが従来例と同じであるが、物質膜厚Dが従来例より薄い53.45nmであり、その結果、光学膜厚が従来例より薄い0.220λである。
第5層は、その物質屈折率nが従来例と同じであるが、物質膜厚Dが従来例より厚い90.10nmであり、その結果、光学膜厚が従来例より厚い0.263λである。
実施例1において、波長と反射率との関係をシミュレーションし、その結果を図4に示す。
図4で示される通り、実施例1では、反射率Pは、従来例の反射率Poに比べて、700nm以上の長波長側では2%を超える領域が小さくなり、かつ、増加率(立ち上がりの割合)も小さくなることがわかる。つまり、実施例1は従来例に比べて広帯域での波長が使用可能となる。なお、反射率が2%を超える領域でその増加率が大きいと、レンズ周縁部の赤味が目立ち、眼鏡レンズとして使用に実質的に適さないことになる。
反射率Pは、従来例の反射率Poに比べて、短波長側の増加が若干大きくなるが、レンズ中心部の干渉色が白味を帯びる程度のものではない。その結果を表1に示す。
[実施例2]
実施例2は、反射防止層13が実施例1の反射防止層に比べて、第3層133及び第5層135をより厚く形成された例である。中心波長λは460nmである。
第1層131は、その物質屈折率nが1.4599であり、物質膜厚Dが133.91nmであり、その結果、光学膜厚も従来例と同じ0.425λである。
第2層132は、その物質屈折率nが2.0649であり、物質膜厚Dが26.73nmであり、その結果、光学膜厚が従来例より薄い0.120λである。
第3層は、その物質屈折率nが1.4639であり、物質膜厚Dが23.57nmであり、光学膜厚が実施例1より厚い0.075λである。
第4層は、その物質屈折率nが2.0649であり、物質膜厚Dが61.26nmであり、光学膜厚が従来例より厚い0.275λである。
第5層は、その物質屈折率nが1.4599であり、物質膜厚Dが91.38であり、光学膜厚が実施例1より厚い0.290λである。
実施例2において、波長と反射率との関係をシミュレーションし、その結果を図5に示す。
図5で示される通り、実施例2では、反射率Pは、従来例の反射率Poや図4で示される実施例1の反射率Pに比べて、700nm以上の長波長側では2%を超える領域が小さくなり、かつ、増加率も小さくなることがわかる。
しかしながら、実施例2の反射率Pは、従来例の反射率Poに比べて、短波長側の増加が大きくなり過ぎ、レンズ中心部の干渉色が白味を帯びることになる。その結果を表1に示す。
[実施例3]
実施例3は、反射防止層13が実施例1及び実施例2の反射防止層に比べて、第1層131と第2層132との光学膜厚を、従来例の第1層及び第2層の光学膜厚よりもそれぞれ厚くした例である。中心波長λは445nmである。
第1層131は、その物質屈折率nが1.4613であり、物質膜厚Dが137.03nmであり、その結果、光学膜厚は実施例2より厚い0.450λである。
第2層132は、その物質屈折率nが2.0684であり、物質膜厚Dが30.93nmであり、その結果、光学膜厚が実施例2より厚い0.144λである。
第3層は、その物質屈折率nが1.4653であり、物質膜厚Dが24.29nmであり、光学膜厚が実施例2より厚い0.080λである。
第4層は、その物質屈折率nが2.0684であり、物質膜厚Dが53.78nmであり、光学膜厚が実施例1より厚い0.250λである。
第5層は、その物質屈折率nが1.4613であり、物質膜厚Dが92.88nmであり、光学膜厚が実施例2より厚い0.305λである。
実施例3において、波長と反射率との関係をシミュレーションし、その結果を図6に示す。
図6で示される通り、実施例3では、反射率Pは、従来例の反射率Poや図4で示される実施例1の反射率Pとは異なり、700nm以上の長波長側では2%を超える領域がなくなり、かつ、増加率も極めて小さくなることがわかる。
しかも、実施例2の反射率Pに比べて短波長側での増加率が小さいので、レンズ中心部の干渉色が白味を帯びることがない。その結果を表1に示す。
[実施例4]
実施例4は、実施例3と同様に、反射防止層13が実施例1及び実施例2の反射防止層に比べて、第1層131と第2層132との光学膜厚を、従来例の第1層及び第2層の光学膜厚よりもそれぞれ厚くした例である。中心波長λは445nmである。
第1層131は、その物質屈折率nが1.4613であり、物質膜厚Dが138.89nmであり、その結果、光学膜厚は実施例2より厚い0.457λである。
第2層132は、その物質屈折率nが2.0684であり、物質膜厚Dが28.92nmであり、その結果、光学膜厚が実施例2より厚い0.131λである。
第3層は、その物質屈折率nが1.4653であり、物質膜厚Dが28.23nmであり、光学膜厚が実施例2より厚い0.093λである。
第4層は、その物質屈折率nが2.0684であり、物質膜厚Dが57.28nmであり、光学膜厚が実施例1より厚い0.259λである。
第5層は、その物質屈折率nが1.4613であり、物質膜厚Dが98.00であり、光学膜厚が実施例2より厚い0.323λである。
実施例4において、波長と反射率との関係をシミュレーションし、その結果を図7に示す。
図7で示される通り、実施例4では、反射率Pは、従来例の反射率Poや図4で示される実施例1の反射率Pとは異なり、700nm以上の長波長側では2%を超える領域が極めて少なく、かつ、増加率も極めて小さくなることがわかる。
しかも、実施例2の反射率Pに比べて短波長側での増加率がさほど変わらない。その結果を表1に示す。
[実施例5]
実施例5は、反射防止層13が従来例で示される反射防止層と同じ膜厚構成であるが、中心波長λが従来例より大きい550nmとした点で相違する。
実施例5において、波長と反射率との関係をシミュレーションし、その結果を図8に示す。
図8で示される通り、実施例5では、反射率Pは、従来例の反射率Poに比べて、700nm以上の長波長側では2%を超える領域が極めて小さくなり、かつ、増加率も小さくなることがわかる。
しかしながら、実施例5の反射率Pは、従来例の反射率Poに比べて、短波長側の増加が大きくなり過ぎ、レンズ中心部の干渉色が白味を帯びることになる。その結果を表1に示す。
[実施例6]
実施例6は、反射防止層13が従来例で示される反射防止層と同じ膜厚構成であるが、中心波長λが従来例より大きい600nmとした点で違する。
実施例6において、波長と反射率との関係をシミュレーションし、その結果を図9に示す。
図9で示される通り、実施例6では、反射率Pは、従来例の反射率Poに比べて、700nm以上の長波長側では2%を超える領域がなく、かつ、増加率も小さくなることがわかる。
そして、実施例6の反射率Pは、従来例の反射率Poに比べても、短波長側の増加がさほど大きくなるものではなく、レンズ中心部の干渉色が白味を帯びることもない。その結果を表1に示す。
[比較例]
比較例は従来例と同じである。波長と反射率との関係をシミュレーションした結果を図10に示す。
図10に示される通り、反射率Poは700nm以上の長波長側では2%を超える領域が多く、かつ、増加率も大きいので、レンズ周縁部に赤味が生じることになる。しかしながら、反射率Poは、短波長側の増加が大きくないので、レンズ中心部の干渉色が白味を帯びることがない。その結果を、表1に示す。
Figure 2009210677
表1において、「外周部赤味」における○は赤味が全く見られず良好なことを示し、△は一部見られるものの許容範囲内であることを示し、×は赤味が目立ち使用に適さないことを示す。「中央部白味」における○は白味が全く見られず良好なことを示し、△は一部見られるものの許容範囲内であることを示し、×は白味が目立つことを示す。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、低屈折層と高屈折層とを合計5層から構成したが、本発明では、合計7層の反射防止層でも適用可能である。
また、反射防止層13を形成する方法としては、真空蒸着法の他に、イオンプレーティング法、スパッタリング法等を用いることができる。
本発明は、ラップアラウンド型の眼鏡フレームに組み込むための眼鏡レンズに利用することができる。
本発明の一実施形態にかかる眼鏡の概略水平断面図。 前記実施形態にかかる眼鏡レンズの拡大概略断面図。 眼鏡レンズを製造する装置を示す概略図。 実施例1の波長と反射率との関係をシミュレーションし、その結果を示すグラフ。 実施例2の波長と反射率との関係をシミュレーションし、その結果を示すグラフ。 実施例3の波長と反射率との関係をシミュレーションし、その結果を示すグラフ。 実施例4の波長と反射率との関係をシミュレーションし、その結果を示すグラフ。 実施例5の波長と反射率との関係をシミュレーションし、その結果を示すグラフ。 実施例6の波長と反射率との関係をシミュレーションし、その結果を示すグラフ。 従来例(比較例)の波長と反射率との関係をシミュレーションし、その結果を示すグラフ。
符号の説明
1…眼鏡レンズ、1A…光学凸面、1B…光学凹面、2…眼鏡フレーム、11…レンズ基材、12…ハードコート層、13…反射防止層、131…第1層、132…第2層、133…第3層、134…第4層、135…第5層

Claims (8)

  1. レンズ基材の表面側位置と、前記レンズ基材の表面から最も離れた位置と、これらの位置の中間位置とにそれぞれ低屈折層が設けられ、これらの低屈折層の間にそれぞれ高屈折層が設けられた反射防止層を有し、かつ、正面視線に対して光軸が傾いて眼鏡フレームに取り付けられる眼鏡レンズであって、
    前記反射防止層を有し、かつ、正面視線に対して光軸が一致するように眼鏡フレームに取り付けられた通常の眼鏡レンズに比べて、前記反射防止層のうち前記中間位置に設けられた低屈折層、及びこの低屈折層よりレンズ基材の表面から離れた位置に設けられた低屈折層の光学膜厚が前記通常の眼鏡レンズの前記中間位置に設けられた低屈折層及びこの低屈折層よりレンズ基材の表面から離れた位置に設けられた低屈折層の光学膜厚よりそれぞれ厚いことを特徴とする眼鏡レンズ。
  2. 請求項1に記載された眼鏡レンズにおいて、
    中心波長をλとして、前記中間位置に設けられた低屈折層の光学膜厚は、0.065λ以上であり、この低屈折層よりレンズ基材の表面から離れた位置に設けられた低屈折層の光学膜厚は、0.263λ以上であることを特徴とする眼鏡レンズ。
  3. 請求項2に記載された眼鏡レンズにおいて、
    前記中間位置に設けられた低屈折層とこの低屈折層よりレンズ基材の表面から離れた位置に設けられた低屈折層との間に設けられた高屈折層の光学膜厚が、前記通常の眼鏡レンズにおける前記中間位置に設けられた低屈折層とこの低屈折層よりレンズ基材の表面から離れた位置に設けられた低屈折層との間に設けられた高屈折層の光学膜厚より厚いことを特徴とする眼鏡レンズ。
  4. 請求項3に記載された眼鏡レンズにおいて、
    前記反射防止層のうち前記レンズ基材側に最も近い位置に設けられた低屈折層と、この低屈折層に隣接配置された高屈折層との光学膜厚が、前記通常の眼鏡レンズにおける前記レンズ基材側に最も近い位置に設けられた低屈折層とこの低屈折層に隣接配置された高屈折層との光学膜厚よりもそれぞれ厚いことを特徴とする眼鏡レンズ。
  5. 請求項4に記載された眼鏡レンズにおいて、
    前記レンズ基材側に最も近い位置に設けられた低屈折層の光学膜厚は0.450λ以上であり、前記低屈折層に隣接配置された高屈折層の光学膜厚は0.131λ以上であることを特徴とする眼鏡レンズ。
  6. 請求項5に記載された眼鏡レンズにおいて、
    前記反射防止層は5層から構成され、前記低屈折層がレンズ基材側に最も近い位置に設けられた第1層、中間位置に設けられた第3層及びこの第3層よりレンズ基材の表面から離れた位置に設けられた第5層とからなり、前記高屈折層が前記第1層と前記第3層との間に設けられる第2層と、前記第3層と前記第5層との間に設けられる第4層とからなり、前記第3層の光学膜厚が0.08λ以上であり、前記第4層の光学膜厚が0.250λo以上であり、前記第5層が0.305λ以上であることを特徴とする眼鏡レンズ。
  7. レンズ基材の表面側位置と、前記レンズ基材の表面から最も離れた位置と、これらの位置の中間位置とにそれぞれ低屈折層が設けられ、これらの低屈折層の間にそれぞれ高屈折層が設けられた5層からなる反射防止層を有し、かつ、正面視線に対して光軸が傾いて眼鏡フレームに取り付けられる眼鏡レンズであって、
    前記反射防止層を有し、かつ、正面視線に対して光軸が一致するように眼鏡フレームに取り付けられた通常の眼鏡レンズに比べて、中心波長λが大きいことを特徴とする眼鏡レンズ。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載された眼鏡レンズを製造する方法であって、
    前記反射防止層を真空蒸着にて前記レンズ基材の表面に形成することを特徴とする眼鏡レンズの製造方法。
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EP2902817B2 (en) 2012-09-28 2023-09-27 Nikon-Essilor Co., Ltd. Optical component and method for producing same

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