JP2021535438A - 眼鏡レンズ、眼鏡レンズの使用、および眼鏡レンズを製造するための方法 - Google Patents

眼鏡レンズ、眼鏡レンズの使用、および眼鏡レンズを製造するための方法 Download PDF

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Abstract

眼鏡フレーム用の眼鏡レンズ(1)は、第1の眼鏡レンズ領域(10)および第2の眼鏡レンズ領域(20)を有する。第1の眼鏡レンズ領域(10)は第2の眼鏡レンズ領域(20)よりも濃く着色されている。眼鏡レンズ(1)は、少なくとも第2の眼鏡レンズ領域(20)において屈光性である。

Description

本発明は、眼鏡レンズ、眼鏡レンズの使用、および眼鏡レンズの製造のための方法に関する。
本発明は、より具体的には、乗物の運転者、例えば、自動車を運転する乗物の運転者のための眼鏡に関する。車を運転するときには、直射日光を軽減し、よって、運転者が逆光で目がくらむのを軽減するサングラスを使用することが有用である。しかし、通常のサングラスには、特に逆光条件で、例えば太陽が空の低いところにあるときに、車内の計器を読み取ることが困難または不可能であるという不都合点がある。これは特に、照明されていない計器を読み取ることの困難さに関する。
運転には、着色および/または色付けなしの通常の眼鏡を使用することが可能であるが、この場合、直射日光が妨げとなり、運転者の目をひどくくらませる可能性がある。
本発明の目的は、特に車を運転するときに使用されるのに適した眼鏡レンズを提供することである。
この目的は、独立請求項の主題によって解決される。好ましい実施形態は、従属請求項の主題である。
一態様は、第1の眼鏡レンズ領域および第2の眼鏡レンズ領域を含む眼鏡フレーム用の眼鏡レンズに関する。この態様では、第1の眼鏡レンズ領域は、第2の眼鏡レンズ領域よりも強く着色されて形成されている。眼鏡レンズは、少なくとも第2の眼鏡レンズ領域において屈光性である。
第1の眼鏡レンズ領域と第2の眼鏡レンズ領域とは互いに異なり、重なりがない。よって、第1の眼鏡レンズ領域は、第2の眼鏡レンズ領域と完全に異なり得る。第1の眼鏡レンズ領域は、平均して、第2の眼鏡レンズ領域が平均して着色されているよりも濃く着色されている。合わせると、第1の眼鏡レンズ領域と第2の眼鏡レンズ領域とは、眼鏡レンズ表面全体の少なくとも75%、好ましくは眼鏡レンズ表面全体の少なくとも約80%を形成し得る。
眼鏡レンズは、眼鏡レンズブランクとして、または縁の付いた眼鏡レンズとして、すなわち、さらなる処理なしに眼鏡フレームにはめ込まれ得るように縁が付いている眼鏡レンズとして形成され得る。この態様は、特に、既製の眼鏡、すなわち、2つのはめ込まれた縁の付いた眼鏡用レンズを含む眼鏡レンズフレームを含み得る。
着色は、着色および/または色付けの程度に応じて透過率を減少させる色付けであり得る。例えば、第1の眼鏡レンズ領域は、濃く着色されており、約40%から約90%、好ましくは、このパーセンテージ範囲における可視光範囲の平均吸収率に対応する、約60%から約80%の平均着色を有し得る。第2の眼鏡レンズ領域は、淡く着色され、かつ/または実質的に無着色、すなわち、多くても20%の、好ましくは多くても10%の着色を有し得る。着色は所定の色、例えば、茶色、灰色、黄色、緑色、紫色などを有し得る。
眼鏡レンズは、少なくとも第2の眼鏡レンズ領域において屈光性である。特に、眼鏡レンズ全体(例えば、第1の眼鏡レンズ領域を含む)も屈光性であり得る。屈光性レンズは、自己色付け眼鏡レンズとも呼ばれる。そのような眼鏡レンズは、光条件に準自動的に順応することができる。屈光性レンズは、自己色付けする特性、よって光照射の増加と共に暗色化するという特性を有する。屈光性レンズは、特に、紫外線領域の光で照射されることに反応する。屈光性レンズは、(特に紫外線の)様々な強度の光照射を自動的に調整するように設計されている。光照射がない場合、特に紫外線照射がない場合、屈光性レンズはほとんど透明、および/または色付けなしのクリアな透明であり得る。そのような光条件では、非色付きの屈光性レンズを通過するときの減光は、約10%であり得る。色付けの程度は、照射光の、特に紫外線の強度に応じて変化する。例えば、強い日光の下では、最大90%の(平均吸収率に対応する)暗色化がもたらされ得る。
屈光性ガラスの自動調整は、その間に屈光性ガラスが現在の光条件に順応する、例えば数分の時間を必要とし得る。したがって、色の変化または明色化は、瞬時ではない。屈光性眼鏡レンズは周知である。
第2の、屈光性眼鏡レンズ領域は、例えば、屈光性ガラスおよび/またはプラスチックで形成され、よって、「徹底的に」屈光性(すなわち、完全に中実)であり得る。あるいは、第2の眼鏡レンズ領域は、屈光性コーティングを有する(例えば、非屈光性の)基材を含んでいてもよい。基材は、ガラスおよび/またはプラスチックとして形成され得る。基材は非偏光または偏光であり得る。ここでは、屈光性コーティングが施された偏光基材が、第2の眼鏡レンズ領域として特に適し得る。第2のレンズ領域の偏光効果は、運転用の眼鏡の適合性に特別に適応され得る。
濃い着色を有する第1の眼鏡レンズ領域は、上部眼鏡レンズ領域であり得る。淡い着色を有する第2の眼鏡レンズ領域は、下部眼鏡レンズ領域であり得る。自動車内では、紫外線照射の大部分が車の窓によって入射光のスペクトルから除去される。このため、屈光性眼鏡レンズまたは屈光性眼鏡レンズ領域は、通常、自動車内では活性化されないか、または(少なくともドアや窓が閉まっている場合には)いずれにせよごく弱く活性化され、そのように色付く。これは、第2の眼鏡レンズ領域が、その屈光特性のために、自動車内ではほとんど無着色、および/または多くてもごく淡い、例えば最大約20%の着色を示すことを意味する。よって、車内で運転しているとき、運転者は(例えば下部の)第2のレンズ領域を通してダッシュボードを容易に読み取ることができる。第1のレンズ領域を通して、運転者は、その色の変化により車内でより強力に日焼けを防止できる。
運転者が車内を離れると、日射によって屈光性眼鏡レンズ領域、すなわち、特に第2の眼鏡レンズ領域の色が変化する。よって、眼鏡レンズは、サングラスの場合と同様に、実質的に完全に暗色化したレンズを備えた通常の眼鏡レンズとして車両の外で使用され得る。
よって、少なくともツートンカラーの眼鏡レンズと屈光特性との組み合わせは、車を運転するときに使用するのに特に適している。ただし、原則として、眼鏡レンズは他の目的、例えば、パイロットのゴーグルにおいてなど、紫外線を少なくとも部分的に除去する窓ガラスを備えた他の乗物を運転する場合にも使用され得る。
一実施形態によれば、第1の眼鏡レンズ領域は、第2の眼鏡レンズ領域よりも可視光範囲でより低い透過率を有する。第1の眼鏡レンズ領域は、例えば、ほぼサングラスの眼鏡レンズの透過率に対応する可視光範囲での透過率、すなわち、例えば、約10%から約60%の平均透過率を有し得る。第2の眼鏡レンズ領域は、実質的に無着色および/または非色付きのレンズ領域、すなわち、例えば、少なくとも約80%の、好ましくは少なくとも約90%の可視光範囲での平均透過率を含むレンズ領域であり得る。可視光の範囲は、約400nmから約750nmの波長範囲を指す。このスペクトル範囲にわたって平均化すると、第1の眼鏡レンズ領域は、第2の眼鏡レンズ領域よりも低い透過率を示す。ここで、第1の眼鏡レンズ領域における透過率は、平均して、第2の眼鏡レンズ領域における透過率よりも少なくとも40%、好ましくは少なくとも約50%、より好ましくは少なくとも約75%低くてもよい。平均化は、可視光範囲の波長にわたって、かつ/またはそれぞれの眼鏡レンズ領域の眼鏡レンズ表面にわたって行われ得る。よって、第1の眼鏡レンズ領域は、実質的にサングラスのレンズとして機能し得るが、第2の眼鏡レンズ領域は(少なくとも車内では)、実質的に透明でクリア、すなわち、無着色である。ただし、外では、第2の眼鏡レンズ領域も、日射およびその屈光特性に応じて、サングラスレンズとして機能し得る。透過率データは、例えば反射防止コーティングが施されていても、眼鏡レンズ上の全光入射を指す。
一実施形態によれば、眼鏡レンズの(特に第2の眼鏡レンズ領域の)屈光性の色の変化が、第1の眼鏡レンズ領域および/または第2の眼鏡レンズ領域の着色にマッチングされる。これは、第1の眼鏡レンズ領域(およびおそらくは第2の眼鏡レンズ領域)の着色の色合いが、光照射および活性化の場合に第2の眼鏡レンズ領域が想定する屈光性の活性化された色合いに対応することを意味し得る。例えば、例えば茶色などの所定の色合いが着色に使用されてもよく、第2の眼鏡レンズ領域の屈光性の色の変化は、全く同じ色合い(この例では、紫外線が照射される場合にも茶色の色の変化)で発生し得る。
第2の眼鏡レンズ領域は、同じ色合いでの色の変化を有し得るが、説明されるように、対応して第1の眼鏡レンズ領域よりも目立たない。よって、屈光性着色は、色合いとその強さおよび/または濃さの両方の観点から、第1の眼鏡レンズ領域の(物理的)着色にマッチングされ得る。これは、屈光性の第2の眼鏡レンズ領域が紫外線照射によって十分に活性化されると、第2の眼鏡レンズ領域が第1の眼鏡レンズ領域とほぼ同じ色および/またはほぼ同じ色の濃さおよび/または色の強さを示すことを意味し得る。この場合、眼鏡レンズは、光学的には、すべての領域で同じ程度に、かつ/または同じ色合いで着色されている、グラデーション着色のない単色の眼鏡レンズのように見える。このようにして、眼鏡レンズの全体的な光学的印象を改善することができ、加えて、異なる色合いまたは色の強さによる眼鏡レンズ着用者の刺激を減らすことができる。
一実施形態によれば、第1の眼鏡レンズ領域は、多くても約20%、好ましくは約60%〜約80%の可視光範囲での平均透過率を示し、かつ/または第2の眼鏡レンズ領域は、少なくとも約60%の、好ましくは少なくとも約85%の可視光範囲での平均透過率を示す。平均透過率は、可視光範囲の波長にわたって、かつ/またはそれぞれの眼鏡レンズ領域によって占められる領域にわたって平均化される。透過率データは、潜在的な反射防止コーティングを含む、レンズ上の全光入射を指す。よって、眼鏡レンズ領域の透過率は互いに著しく異なる。
一実施形態によれば、第1の眼鏡レンズ領域は、眼鏡レンズの少なくとも遠用部測定基準点および/または遠用ビジュアルポイントを含む上部眼鏡レンズ領域である。第1の眼鏡レンズ領域は、特に、遠用部測定基準点または遠用ビジュアルポイントの周囲のほぼ円形のガラス表面領域も含んでいてもよく、ガラス表面領域は、少なくとも4mmの、好ましくは少なくとも6mmの、より好ましくは少なくとも8mmの直径を有し得る。言い換えれば、第1の眼鏡レンズ領域は、遠用部測定基準点および/または遠用ビジュアルポイントの数ミリメートル下からすでに始まり得る。
ここでの遠用部測定基準点とは、累進レンズの、または累進眼鏡レンズの遠用部測定基準点を指す。ここでの遠用ビジュアルポイントとは、単焦点レンズの、または非光学眼鏡レンズの遠用ビジュアルポイントを指す。これは、このレンズを備えた眼鏡の着用者が、遠方を見つめるときに、すなわち、特に車を運転しているときの通常の視線の下でより強く着色された第1のレンズ領域によって太陽の光線から保護されることを意味する。
一般に、遠用部測定基準点は、2017年のDIN EN ISO 21987による一次基準点として、かつ/または2013年のDIN EN ISO 13666による遠用部設計基準点として、かつ/または2013年のDIN EN ISO 13666による遠用部基準点主基準点として定義され得る。遠用ビジュアルポイントは、2013年のDIN EN ISO 13666による遠用ビジュアルポイントとして定義され得る。これは、遠用部測定基準点と一致し得る。
さらなる実施形態では、第1の上部眼鏡レンズ領域は、着用位置において遠用部測定基準点および/または遠用ビジュアルポイントの上方にある眼鏡レンズの領域全体を含む。言い換えれば、上部眼鏡レンズエッジから少なくとも遠用部測定基準点および/または遠用ビジュアルポイントまでの上部眼鏡レンズ領域全体が、より濃い着色を施されており、すなわち、第1の眼鏡レンズ領域として形成されている。よって、眼鏡着用者は、前方および上方からの光照射から保護される。
一実施形態によれば、第2の眼鏡レンズ領域は、眼鏡レンズの少なくとも近用部測定基準点および/または近用ビジュアルポイントを含む下部眼鏡レンズ領域である。ここで、第2の眼鏡レンズ領域は、特に、近用部測定基準点および/または近用ビジュアルポイントの周囲の領域、例えば、少なくとも4mmの、好ましくは少なくとも6mmの、より好ましくは少なくとも8mmの直径を有するほぼ円形のガラス表面領域も含み得る。ここで、第2の下部眼鏡レンズ領域は、近用部測定基準点および/または近用ビジュアルポイントの上方からすでに始まる。
ここで、近用部測定基準点は、累進レンズの、または累進眼鏡レンズの近用部測定基準点である。近用ビジュアルポイントは、累進眼鏡レンズの近用部測定基準点に実質的に対応する均一な度数の眼鏡レンズ上の点である。よって、この実施形態では、読み取りは、第2の眼鏡レンズ領域を通して、すなわち、より淡く着色された、または無着色の眼鏡レンズ領域を通して行われる。これにより、特に逆光での、車内の計器の読み取りが簡単になる。
一般に、近用部測定基準点は、2017年のDIN EN ISO 21987による二次基準点として、かつ/または2013年のDIN EN ISO 13666による近用部設計基準点として定義され得る。近用ビジュアルポイントは、2013年のDIN EN ISO 13666による近用ビジュアルポイントとして定義され得る。これは、近用部測定基準点と一致し得る。
さらなる実施形態では、第2の下部眼鏡レンズ領域は、着用位置において近用部測定基準点および/または近用ビジュアルポイントの下方に配置される眼鏡レンズの領域全体を含む。言い換えれば、第2の眼鏡レンズ領域は、下部眼鏡レンズエッジから少なくとも近用部測定基準点および/または近用ビジュアルポイントまで、好ましくはまたこれを数ミリメートル超える、例えばこれを約2mm〜約10mm超える、好ましくはこれを約3mm〜約6mm超える下部眼鏡レンズ領域全体を含む。
一実施形態によれば、第1の眼鏡レンズ領域と第2の眼鏡レンズ領域との間に、それに沿って眼鏡レンズの着色が第1の眼鏡レンズ領域から第2の眼鏡レンズ領域まで減少する遷移領域が形成されている。第1の眼鏡レンズ領域、第2の眼鏡レンズ領域、および遷移領域は合わさって、眼鏡レンズの領域全体を形成し得る。これら3つのレンズ領域は、重なりを示さない場合があり、すなわち、互いに領域的に分離されて形成され得る。遷移領域は、一方の側頭側の眼鏡レンズエッジから眼鏡レンズ全体を横切ってほぼ水平に鼻側の眼鏡レンズエッジまで延在し得る。遷移領域は、眼鏡レンズを第1の眼鏡レンズ領域と眼鏡レンズ領域とに分割し得る。ここで、第1の眼鏡レンズ領域および第2の眼鏡レンズ領域には互いに直接の境界はなく、遷移領域によって分離されて互いまで距離を置いて配置されている。第1の眼鏡レンズ領域および/または第2の眼鏡レンズ領域において、色の変化は、実質的に一定に実現され得る。色の変化は、遷移領域に沿ってのみ濃さが変化し得る。色の変化の色合いは、3つすべての領域で同じ、例えば茶色であるものとして実現され得る。遷移領域は、第1の眼鏡レンズ領域と第2の眼鏡レンズ領域との間の滑らかな色の遷移を与え、これらの2つの領域間の急激な刺激的な色の遷移を防ぐ。
さらなる実施形態では、色の変化は、遷移領域に沿って第1の眼鏡レンズ領域の色の度合いから第2の眼鏡レンズ領域の色の度合いまでほぼ連続して変化する。この場合、例えば垂直方向の色の変化は、よって、2つのレンズ領域間で準連続的に減少または増加し得る。この変化は、着用位置では本質的に垂直方向に沿って増加または減少し得る。
さらなる実施形態では、着色および/または吸収度は、遷移領域に沿って、例えば、次式に従って変化する。
Figure 2021535438
式中、a1は、最大吸収度に対応し、a2は、最小吸収度に対応し、cは、関数曲線を制御するための係数に対応し、dは、反転点の位置に対応し、y’は、垂直眼鏡レンズ座標yに、または垂直眼鏡レンズ座標yに対して約角度β回転された眼鏡レンズ座標y’に対応する。吸収度は、着色の濃さに比例して変化し得る。
係数cの値に応じて、吸収度(よって透過度)は多かれ少なかれ急激に変化する。a1は、例えば第1の眼鏡レンズ領域の着色、すなわち、例えばその吸収に対応する。a2は、例えば第2の眼鏡レンズ領域の着色、すなわち、例えばその吸収に対応する。dは、関数の反転点の高さを決定し、よって、遷移領域の垂直方向の中央にほぼ対応する。よって、反転点の位置により、色のグラデーションの垂直方向の高さを定義することが可能である。y’は、垂直眼鏡レンズ座標yに対応し得、眼鏡レンズの中点に応じて定義され得る。ここで、眼鏡レンズの成分y’は、実際の垂直線に対してある角度で配置され得るので、これは水平成分も含む。
y’が垂直眼鏡レンズ座標yに対応する実施形態では、垂直方向にのみ変化する眼鏡レンズに沿った色のグラデーションが得られる。水平方向、すなわち、鼻方向および/または側頭方向では、眼鏡レンズの着色、よって吸収は一定である。この場合、上記の式は、眼鏡レンズの水平方向の幅全体に適用され得る。この場合、着色の濃さ、よって吸収は、眼鏡レンズに沿って垂直方向にのみ変化し、水平方向には変化しない。
あるいは、上記の式は、水平方向中央の眼鏡レンズ領域、すなわち、例えば、xが、眼鏡レンズの水平座標に対応する、x=−5mmからx=+5mmまでにおいてのみ適用され得る。眼鏡レンズの鼻側および/または側頭側の境界では、色のグラデーションは、反転点dの異なる値および/または異なる制御係数cによって、いくらか高くまたは低くシフトされ得る。
さらなる実施形態では、遷移領域における眼鏡レンズの着色は、約5mmから約20mm、好ましくは約5mm〜約10mmの垂直距離に沿って変化する。この距離は、それに沿って色の変化が変化する遷移領域の垂直方向の高さを実質的に示す。遷移領域のこの比較的狭いおよび/または低い設計により、この眼鏡レンズ領域によって提供される機能を備えた、第1の眼鏡レンズ領域と第2の眼鏡レンズ領域との間に十分な分離が生じる。
一実施形態によれば、遷移領域は、真っ直ぐ前の視線方向の少なくとも約5°下の回転角から始まり、真っ直ぐ前の視線方向の多くても約25°下の回転角で終わる眼鏡レンズ領域に配置されている。このようにして、真っ直ぐ前の視線方向自体が第1の眼鏡レンズ領域に配置され、特に少なくとも25°の下の下部眼鏡レンズ領域が第2の眼鏡レンズ領域に配置されることが保証される。真っ直ぐ前の視線方向は、関連する規格から得られる。
さらなる実施形態では、眼鏡レンズは、加入度数を有する屈折力曲線を含む。ここでは、遷移領域は、屈折力曲線における加入度数の約10%から加入度数の約50%の眼鏡レンズ領域に配置されている。屈折力曲線への加入度数を有する眼鏡レンズ、すなわち、例えば累進眼鏡レンズの場合、遷移領域に沿った色のグラデーションは、屈折力曲線に合わせて調整され得る。
第2の(淡い色付きまたは非色付きの)眼鏡レンズ領域は、約80cmの屈折力曲線に沿った計算された物体距離を含み得る。車内のほとんどの計器は、それらが第2の眼鏡レンズ領域を通して容易に読み取られ得るように、この距離内に配置されるべきである。
さらなる実施形態では、眼鏡レンズは、遠用部測定基準点および/または遠用ビジュアルポイントを含む。遷移領域の上縁は、遠用部測定基準点および/または遠用ビジュアルポイントの約5mm〜約20mm下に配置されている。ここでは、色のグラデーションの位置は、色のグラデーションの開始から累進眼鏡レンズまたは単焦点レンズの遠用部測定基準点までおよび/または遠用ビジュアルポイントまでの距離によって定義され得る。遷移領域の上縁は、遠用部測定基準点および/または遠用ビジュアルポイントの約5mm〜約20mm下に、好ましくは遠用部測定基準点および/または距離の約5mm〜約10mm下に配置されるべきである。これにより、運転中に第1の眼鏡レンズ領域を通して特に安全で保護された視界が得られる。
一実施形態によれば、眼鏡レンズ領域の着色は、茶色の着色として実現される。ここでは、特に、第1の眼鏡レンズ領域およびおそらくは遷移領域ならびに/または第2の眼鏡レンズ領域は、茶色の着色を有し得る。加えて、また少なくとも第2の眼鏡レンズ領域の屈光特性も、眼鏡レンズの茶色の色の変化を引き起こすことができ、これら2つの茶色の色合いは互いにほぼ対応し得る。茶色の着色は、一般に、他の着色、例えば緑の着色や灰色の着色よりも実質的に高い赤色成分を含む。これは、赤色波長範囲での透過率が、他の着色よりも茶色の着色の方が高いことを意味する。夕暮れ時には長波(赤色)光の割合が増加するため、これにより夕暮れ時のより良好な視覚が可能になる。太陽は、黄昏時には特に低く、計器の読み取りを妨げる可能性がある。さらに、茶色の色の変化は、例えば、夕暮れ時および/または悪天候時のテールライトおよび/またはブレーキライトなどの赤色光源の視認性の向上を可能にする。よって、茶色の着色は、他の色と比較して交通安全の向上をもたらすことができる。
一実施形態によれば、第1のレンズ領域および/または第2のレンズ領域は、それぞれのレンズ領域が形成されるレンズ領域のほぼ全体にわたってほぼ等しく色付くように形成されている。言い換えれば、第1のレンズ領域は、実質的に同じ量の色合いで形成されており、第2のレンズ領域は、実質的にその領域全体にわたって実質的に非色付き(または一定の淡い色合い)で形成されている。2つのレンズ領域のどちらも色のグラデーションを示さない。そのような色のグラデーションは、たとえあったとしても、上記の遷移領域でのみ形成され得る。2つのレンズ領域の本質的に単色の設計により、色のグラデーションによるレンズ着用者の刺激が軽減される。
一実施形態によれば、眼鏡レンズは、450nm〜550nmの波長範囲において、入射光の眼鏡レンズ面あたり4%未満の、好ましくは入射光の眼鏡レンズ面あたり2%未満の、より好ましくは入射光の眼鏡レンズ面あたり1%未満の残留反射を示す反射防止コーティングを含む。そのような高品質の反射防止コーティングは、これにより妨げとなる光反射が特によく軽減されるので、車両を運転するための眼鏡レンズに特に適している。
一態様は、車の運転用の眼鏡フレームにおける前述の態様による眼鏡レンズの使用に関する。上記のように、第1の眼鏡レンズ領域は、実質的にサングラスレンズとして機能することができ、かつ/または形成することができ、第2の眼鏡レンズ領域は、特に逆光条件での、計器および/または車内の他の詳細の読み取りを容易にするので、この眼鏡レンズは、車の運転に特に適している。
一態様は、第1の眼鏡レンズ領域が第2の眼鏡レンズ領域よりも濃く着色されるとともに、第2の眼鏡レンズ領域が屈光性眼鏡レンズ領域として設けられ、かつ/または形成される、眼鏡フレーム用の眼鏡レンズを製造する方法に関する。
この方法は、特に、上記の態様による眼鏡レンズを製造するために使用され得る。したがって、この眼鏡レンズに関するすべての説明はこの方法も指しており、その逆も同様である。
本発明の文脈において、「実質的に(substantially)」および/または「約(about)」または「ほぼ(approximately)」という用語は、この用語に続く数値から最大5%の偏差、この用語に続く方向および/またはこの用語に続く角度から最大5°の偏差を含むように使用され得る。
上、下、上方、下方などの用語は、特に明記されていない限り、眼鏡レンズの使用の位置における地球の基準座標系を指す。着用位置は、関係のある関連規格で定義されている。
本発明を、図に示される実施形態に基づいて、以下でより詳細に説明する。図では、同一または同様の参照符号は、実施形態の同一または同様の特徴を示し得る。図に示される個々の特徴が他の実施形態で実施されてもよい。
屈折力曲線および色のグラデーションを有する眼鏡レンズを、関連付けられた図と共に示す概略図である。 眼鏡レンズの垂直座標に沿った色のグラデーションの2つの実施形態を示す図である。 眼鏡レンズの垂直座標に沿った色のグラデーションの2つのさらなる実施形態を示す図である。 垂直に対してある角度で配置された色のグラデーションを有する眼鏡レンズを示す概略図である。 眼鏡レンズの反射防止層の反射曲線を示す図である。
図1に、そのレンズ表面に色のグラデーションを有する眼鏡レンズ1の概略図を示す。眼鏡レンズ1は、図1の左半分に管状眼鏡レンズとして概略的に示されている。
この管状眼鏡レンズの幾何学的中心は、眼鏡レンズ上に恒久的なマーキングとして形成され得る円によってマークされている。眼鏡レンズ1は、合計3つの眼鏡レンズ領域に分割されている。第1の上部眼鏡レンズ領域10(ハッチングでマークされている)は、眼鏡レンズの垂直方向上部境界、すなわち、上部眼鏡レンズエッジから、遷移領域30の上縁Oまで延在している。遷移領域30は、狭いハッチングでマークされており、さらなる(例えば第3の)眼鏡レンズ領域を表す。眼鏡レンズ1の垂直方向下端、すなわち、下部眼鏡レンズエッジから、第2の下部眼鏡レンズ領域20が、遷移領域30の下縁Uまで延在している。
図示の実施形態では、第1の眼鏡レンズ領域10は、十字でマークされた遠点Fと眼鏡レンズ1の幾何学的中心の両方を含む。
遠点および/または幾何学的中心の定義は、関係する規格から取得され得る。さらに、これらの点の位置はある程度まで製造者によって異なり得る。
図示の実施形態の例では、第1の眼鏡レンズ領域10は、管状眼鏡レンズ1の(上)半分よりも多くを含む。第1の眼鏡レンズ領域10全体は、着色されて、すなわち、ほぼ一定の色合いで、領域全体にわたってほぼ等しい濃さで着色されて構成されている。これにより、第1の眼鏡レンズ領域10を通って入射する光の(第1の眼鏡レンズ領域の領域にわたって)ほぼ一定の吸収が得られる。
第2の眼鏡レンズ領域20は、実質的に無着色で形成されている。これに関して、着色の濃さ(すなわち、程度)および色合いは、第2のレンズ領域全体にわたって実質的に一定である。色付けは、第2のレンズ領域20における吸収にほとんどまたはほぼ全く寄与しない。
遷移領域30では、眼鏡レンズ1の色が変化する。ここで、遷移領域30は、その上縁Oにおいて、第1の眼鏡レンズ領域10と本質的に同じ(濃い)着色を有する。その下縁Uにおいて、遷移領域30は、第2の眼鏡レンズ領域20と本質的に同じ淡い着色を有する。図示の実施形態の例では、下縁Uには本質的にそれ以上の着色がなく、よって下縁Uは、第2の眼鏡レンズ領域20と同様に、本質的に透明で無着色に形成されている。
遷移領域30に沿って、着色は、上縁Oから下縁Uまで実質的に連続して変化する。上から下に、眼鏡レンズの着色は、遷移領域30に沿って実質的に連続して減少する。
着色の正確な過程が、図1の右側の図に示されている。図において、色の変化は点線で示されている。この図の右側に示されているように、第1の上部眼鏡レンズ領域10全体は実質的に同程度に着色されている。この実施形態の例では、第1の上部眼鏡レンズ領域10は約80%の着色および/または吸収を有する。
この図では、y座標は、管状眼鏡レンズ1に沿って−25mmから+25mmまでミリメートル単位で示されている。第1の眼鏡レンズ領域10は、眼鏡レンズの上縁から、例えば、約y=+25mmから幾何学的中心のすぐ下まで、例えば、ゼロ点のすぐ下まで、例えば、約y=−1mmまで延在している。
第2のレンズ領域20は、下部レンズエッジから、例えば、ほぼy=25mmから、ほぼy=−11mmに位置する遷移領域30の下縁Uまで延在している。よって、遷移領域30は、管状レンズ1上のほぼy=−1mmからほぼy=−11mmまで延在している。このほぼ10mmの垂直距離に沿って、吸収および上から下への色のグラデーションが約80%から約0%まで減少する。関数曲線の反転点は線として描かれ、dでマークされている。反転点dは、遷移領域30のほぼ垂直方向の中央をマークしている。図示の実施形態では、反転点dは、ほぼ−6.0mmのy座標に示されている。
遠用部測定基準点Fは、ほぼy=+4.0mmに位置し、よって、第1の眼鏡レンズ領域10に完全に位置している。
眼鏡レンズ1は、累進眼鏡レンズとして設計され、加入度数を有する屈折力曲線を有し得る。加入度数の曲線も、図1の右半分の図に示されている。屈折力曲線は実線で示されている。屈折力曲線の近似の数式が、図1の右半分の図の下に示されている。
遷移領域に沿って、着色は次式によってほぼ説明され得る。
Figure 2021535438
これは、眼鏡レンズ1の垂直座標yの関数であり、式中、a1は、最大吸収係数、実施形態の例では約80%に対応する。a2は、最小吸収係数、実施形態の例では約0%に対応する。変数cは、関数の進行を制御するための係数を表し、これは、好ましくは約0.1から約1.0、好ましくは約0.4から約0.9、最も好ましくは約0.7である。変数dは、反転点を示し、図1に示される実施形態の例では、ほぼy=−6に位置する。反転点の定義は、遷移領域30の垂直方向の中央および/または位置を決定する。
眼鏡レンズ1も屈光性である。ここでは、特に、第2の眼鏡レンズ領域20および遷移領域30も屈光性である。好ましくは、全部の眼鏡レンズ1が、これが製造するのが最も容易であるため、屈光性材料で作られている。
屈光特性により、特定の波長の光が照射されると、特に紫外線の光が照射されると、眼鏡レンズ1の材料の色が変化する。第1の眼鏡レンズ領域10では、第1の眼鏡レンズ領域10はいずれにせよすでに着色されて形成されているので、これは光学的外観および/または全体的な吸収にほとんど影響を及ぼさない可能性がある。しかしながら、個々の場合には、屈光特性の活性化により、第1の眼鏡レンズ領域10の着色がさらに暗色化し、かつ/またはいくらか色が変化する場合もある。
遷移領域30、および特に第2の眼鏡レンズ領域20では、眼鏡レンズ1の屈光特性がより顕著である。ここでは、眼鏡レンズは、遷移領域30と第2の眼鏡レンズ領域20の両方が、第1の眼鏡レンズ領域10とほぼ同程度の濃さで着色されるように色を変える。光学的には、異なる眼鏡レンズ領域10、20、30間でほとんど違いが確認できない。
紫外線照射下では、第2の眼鏡レンズ領域20および遷移領域30もまた、第1の眼鏡レンズ領域10における吸収にほぼ対応する吸収を示す。ここでは、吸収の多くても約10%、好ましくはレンズ領域全体にわたって吸収値の多くても5%のわずかな偏差が発生し得る。
冒頭で述べたように、眼鏡レンズ1は、車両での使用に特に適している。車内では、運転者は通常、ほぼ遠点Fを通して、すなわち、上部の第1の眼鏡レンズ領域10を通して道路を見る。この場合、運転者は、着色された第1の眼鏡レンズ領域10の吸収効果によって、過度に強い入射光から保護される。
運転者のダッシュボードの上縁の視界は、ほぼ遷移領域30の上縁Oを通るものであり得る。遷移領域30の位置はここでは、運転者の視線方向に適応され得る。特に、遷移領域30の下縁Uは、依然として、近用部測定基準点の上方に位置し得る。よって、運転者は、少なくとも部分的に第2の眼鏡レンズ領域20を通して計器を読み取ることができる。さらに、運転者はまた、部分的に遷移領域30を通して計器を読み取ることもできる可能性がある。よって、車内のディスプレイおよび/またはダッシュボード領域の視界は、眼鏡レンズ1の着色によってほとんどまたはごくわずかしか制限および/または遮断されない。
眼鏡レンズ1は、車内の機能的なグラデーション着色と外での美的日焼け防止レンズの両方を提供する。
眼鏡レンズ1に沿ったグラデーション着色は、特に単焦点レンズおよび/または累進レンズの場合、眼鏡レンズを通した眼鏡着用者の視野角にマッチングされ得る。累進眼鏡レンズでは、グラデーション着色は、屈折力曲線および/または物体距離にもマッチングされ得る。
グラデーション着色は、視線が(無限大の物体距離に対応する)遠方への視界から(約40cmの物体距離に対応する)近くに変化する間に着色が変化するように、色のグラデーションの遷移が約350cm〜約50cmの物体距離で発生するように物体距離にマッチングされ得る。ここでは、遷移領域30の上縁Oは、特に約350cmから200cmの範囲で、約280cmの物体距離に設定され得る。遷移領域30の下縁Uは、好ましくは約120cmから約50cmの範囲で、約80cmの物体距離に設定され得る。
代替として、またはこれに加えて、着色のグラデーションは、視野を(約0°の回転角に対応する)遠方を見ることから(約30°から約40°の回転角に対応する)近くの視野に変えるときに色の変化が変化するように、色のグラデーションの変化が約5°〜25°の視野角で発生するように回転角に合わせて調整されてもよい。遷移領域30の上縁Oは、例えば、約8°の(下方)、好ましくは約5°〜約10°の回転角に設定され得る。遷移領域30の下縁Uは、約20°(下方)、好ましくは約15°〜約25°の回転角に設定され得る。
言い換えれば、グラデーション着色、特に遷移領域30の位置決めは、物体距離および/または視野角に適応され得る。これは、累進眼鏡レンズについても単焦点レンズについても行われ得る。
別の実施形態では、グラデーション着色は、グラデーションの遷移が眼鏡着用者の使用条件に個別に適応されるという点で、眼鏡着用者の視野角に個別に適応され得る。例えば、車内のダッシュボードの距離および/または視野角の高さは、車両クラスおよび/または車両タイプに依存し得る。ダッシュボードの高さは、車両タイプによって大きく依存し得る。例えば、スポーツカーのダッシュボードは、SUVのダッシュボードとは異なる高さに位置決めされている場合がある。
さらに、眼鏡を着用している人の座席の高さおよび/または調整された座席の高さの位置もまた、眼鏡を着用している人に対する計器の相対的位置の変化につながり得る。グラデーション着色を個別に調整するときに、眼鏡着用者の実際の条件を個別に測定することができ、次いで遷移領域の位置を個別の距離に合わせて調整することができる。例えば、遷移領域の上縁Oは、ほぼダッシュボードの上縁の高さに設定され得る。これにより、フロントガラスを通して直接入射するすべての光が、第1の眼鏡レンズ領域10を通して眼鏡着用者の目に入射することが確実になる。
遷移領域30の垂直方向の高さ、すなわち、変数cの正確な値は、ダッシュボードの上縁の下方のどのくらいの高さまたは低さで、最初のディスプレイが眼鏡の着用者に見えるべきかに応じても選択され得る。
グラデーション着色の前述の構成は、単焦点レンズにも累進眼鏡レンズにも適している。特に累進眼鏡レンズに使用され得る2つのさらなる実施形態を以下で説明する。
グラデーション着色は、眼鏡レンズに沿った屈折力勾配の関数として完全に設計され得る。この点に関して、眼鏡レンズの着色は、加入度数による屈折力の増加に結合されて上から下へと連続して減少し得る。例えば、遷移領域30の上縁Oは、第1のy値、例えば、y=+4mmに配置され得、遷移領域30の下縁Uは、第2のy値、例えば、y=−14mmに配置され得る。
グラデーション着色は、眼鏡レンズにおける屈折力曲線の関数としてさらに設計され得る。この点に関して、眼鏡レンズにおける上から下への着色の減少は、加入度数による屈折力の増加に結合され得る。例えば、遷移領域30は、屈折力曲線における加入度数の10%〜50%の到達位置の範囲に位置決めされ得る。加入度数のこれらのパーセンテージ値で、例えば、上記の視野角が得られる可能性がある。
上記の式は、可能な限り連続的で安定した色のグラデーションを生成するために使用され得る。これにより、(上の)所定の初期吸収a1と(下の)所定の最終吸収a2との間の遷移領域30の垂直方向の高さが得られる。グラデーションの、よって遷移領域30の位置は、色のグラデーションの始まり、すなわち、遷移領域30の上縁Oから、累進レンズの遠用部測定基準点Fおよび/または単焦点レンズの遠用ビューイングポイントまでの距離によって定義され得る。この場合、遷移領域30の上縁Oは、好ましくは、遠用部測定基準点Fの5mm20mm下、好ましくは、遠用部測定基準点および/または遠用ビューイングポイントの5mm〜10mm下に配置される。
図示の実施形態では、色の濃さおよび/または色合いは、着色の水平方向、すなわち、鼻および側頭の方向に一定である。よって、着色は、眼鏡レンズ1のそれぞれの高さyに関係なく、眼鏡レンズに沿って水平方向に変化しない。そのようなグラデーション着色は、製造するのが特に容易であり、よって好ましい。
眼鏡レンズ1の水平方向に一定のグラデーション着色は、眼鏡レンズ1を色溶液に特定の深さまで浸漬することによって達成され得る。製造中、例えば、第2の眼鏡レンズ領域20は、色溶液に全く浸漬されない場合がある。遷移領域30は、異なる領域において異なる時間長、深さ、および/または頻度で色溶液に浸漬され得る。第1の眼鏡レンズ領域10は、最も長く、かつ/または比較的多く色溶液に浸漬することができる。これにより、水平方向に直線的に調整された眼鏡レンズ1の色の変化が得られる。
代替の実施形態では、色のグラデーションは、必ずしも上記のように水平方向に一定で直線的である必要はない。色のグラデーションは、例えば、車の運転者の視線の動きに、特に、車内の中央コンソールの方向、ナビゲーション画面の方向などの視線の動きに適応され得る。外形を、車内の条件に適応させるために横方向にシフトおよび/または湾曲させることができる。よって、眼鏡着用者から見て、特に車両の内部に向かう方向、すなわち、例えばドイツでは右に向かう方向、例えば英国では左に向かう方向に、第2の眼鏡レンズ領域20および/または遷移領域30を、眼鏡レンズ1の反対の外側の水平方向の眼鏡レンズエッジよりも垂直方向にいくらか高く配置することができる。
図2Aに、眼鏡レンズの垂直方向に沿ったグラデーション着色の2つの実施形態を図示する。これらの着色は、図1に示されている着色とは異なる。ただし、着色はどちらも前述の方程式で与えられた式に従う。
第1の実施形態は図2Aに実線で示されている。ここでは、吸収a1=80%、吸収a2=5%、係数c=0.7であり、反転点dはy=−4mmに位置している。これにより、図2Aに実線で示されるグラデーション着色が得られる。
第2の例は図2Aに破線で示されている。ここでは、吸収a1=60%、吸収a2=20%、係数c=0.7であり、反転点dはy=−4mmに位置している。
図2Aに示される両方の実施形態は、実際の試験において、眼鏡レンズ1の妥当なグラデーション着色をもたらす。図には眼鏡レンズ1の追加の屈光特性は示されていない。
図2Bに、2つのさらなるそのような実施形態を図の形で示す。ここでも、図はそれらの実施形態の着色を示しており、着色は本質的に垂直方向の眼鏡レンズの吸収に対応している。
1つの実施形態の例は、図2Bに実線でマークされている。ここでは、吸収a1=80%、吸収a2=10%、係数c=0.9であり、反転点dはy=−4mmに位置している。
最後の実施形態は、破線でマークされている。ここでは、吸収a1=80%、吸収a2=10%、係数c=0.4であり、反転点dはy=+2mmに位置している。
最後の実施形態の例に示されるように、より小さい係数cは色のグラデーションのより滑らかな変化をもたらし、よって、遷移領域30のより大きな垂直方向の高さももたらす。よって、係数cを調整することにより、遷移領域の垂直方向の高さを固定および/または決定することができる。
上記の眼鏡レンズのうちの1つを使用することにより、車内のボタンおよび/またはディスプレイを、眼鏡レンズの明るい領域、すなわち、第2の眼鏡レンズ領域20を通してより容易に読み取ることができる。車外では、眼鏡レンズ1は、下部眼鏡レンズ領域20においても暗色化する。これにより、表面全体にわたって実質的に均一に色付いた日焼け防止レンズが得られる。
図3に、垂直に対してある角度で配置された色のグラデーションを有するさらなる眼鏡レンズの概略図を示す。眼鏡レンズは、合計3つの眼鏡レンズ領域に分割されている。(ハッチングでマークされた)第1の眼鏡レンズ領域10は、ほぼ最上部に配置された眼鏡レンズエッジから遷移領域30の上縁Oまで延在している。第2の眼鏡レンズ領域20は、ほぼ眼鏡レンズの下端から遷移領域30の下縁まで延在している。遷移領域30は、狭いハッチングでマークされており、第3の眼鏡レンズ領域を表す。
眼鏡レンズ領域10、20、30の特性は、図1に示される眼鏡レンズ1の特性と実質的に同じである。対照的に、図3に示される眼鏡レンズのグラデーション着色を含む眼鏡レンズ領域10、20、30は、垂直に対して角度βだけ傾斜しており、よって、垂直に対してある角度で配置されている。ただし、屈折勾配は、図1に示される眼鏡レンズの屈折勾配と全く同じであり得る(よって、傾斜していない)。
図1に示される眼鏡レンズ1と同様に、遷移領域30に沿って、着色は、斜めに配置された上縁Oから斜めに配置された下縁Uまで実質的に連続して変化する。上縁Oから斜めの下縁Uまで、眼鏡レンズの着色は、遷移領域30に沿って実質的に連続して減少する。
図1に示される眼鏡レンズ1と同様に、遷移領域30に沿った着色を、次式によってほぼ説明することができる。
Figure 2021535438
これは、眼鏡レンズの回転座標y’の関数である。式中、a1は、最大吸収係数、実施形態の例では約80%に対応する。a2は、最小吸収係数、実施形態の例では約0%に対応する。変数cは、関数の進行を制御するための係数を表し、これは、好ましくは約0.1から約1.0である。変数dは反転点を示す。
図1に示される眼鏡レンズとは対照的に、図3に示される眼鏡レンズの着色の過程は、垂直y座標に沿った厳密に垂直な方向に整列するのではなく、角度がねじれた座標y’に沿って整列する。ねじれた座標y’は、レンズの平面内で角度βだけねじれた垂直座標yからの座標変換によって取得することができる。ここで、角度βは、0°〜90°、好ましくは0°〜40°、特に好ましくは0°〜20°である。垂直に対してこのように角度傾斜した色のグラデーションには、10°〜20°の傾斜角βが特に適している。
ここでは、車両の中央コンソールを、第2の眼鏡レンズ領域20を通してより容易に読み取ることができるように、眼鏡の両方の眼鏡レンズが、同じ方向に傾斜した色のグラデーションを有し得る。色のグラデーションは、よって、第2の眼鏡レンズ領域20の垂直方向の最高点が、車両の中央長手方向軸に面するレンズの側(例えば、ドイツの運転者の右側、英国の運転者の左側など)に位置するように傾斜され得る。
図4に、眼鏡レンズに適用できる反射防止コーティングの反射を図示する。
原則として、眼鏡レンズには、任意の反射防止コーティングが施され得る。しかしながら、記載のグラデーション着色を有する眼鏡レンズには、高品質の反射防止コーティング、すなわち、可能な限り最小の残留反射を有する反射防止コーティングが特に適している。そのような反射防止コーティングは、特に運転中の妨げとなる光反射を回避するために、運転に特に適している。
そのような高品質の反射防止コーティングの残留反射曲線が、例えば図4に示されている。この反射防止コーティングは、特に450nm〜550nmの波長範囲で、入射光の眼鏡レンズ面あたり4%未満の、好ましくは入射光の眼鏡レンズ面あたり2%未満の、特に好ましくは入射光の眼鏡レンズ面あたり1%未満の非常に低い残留反射を有する。
1 眼鏡レンズ
10 第1の眼鏡レンズ領域
20 第2の眼鏡レンズ領域
30 遷移領域
F 遠用部基準点主基準点および/または遠用ビジュアルポイント
O 上縁
U 下縁
d 反転点

Claims (12)

  1. 眼鏡フレーム用の眼鏡レンズ(1)であって、
    第1の眼鏡レンズ領域(10)と、
    第2の眼鏡レンズ領域(20)と
    を備え、
    前記第1の眼鏡レンズ領域(10)が前記第2の眼鏡レンズ領域(20)よりも濃く着色されており、
    前記眼鏡レンズ(1)が、少なくとも前記第2の眼鏡レンズ領域(20)において屈光性である、眼鏡レンズ。
  2. 前記眼鏡レンズ(1)の前記屈光性の色の変化が、前記第1の眼鏡レンズ領域および/または前記第2の眼鏡レンズ領域(10;20)の前記着色にマッチングされる、請求項1に記載の眼鏡レンズ。
  3. 前記第1の眼鏡レンズ領域(10)が可視光範囲で多くても約20%の平均透過率を示し、かつ/または前記第2の眼鏡レンズ領域(20)が可視光範囲で少なくとも約60%の平均透過率を示す、請求項1または2に記載の眼鏡レンズ。
  4. 前記第1の眼鏡レンズ領域(10)が、前記眼鏡レンズ(1)の少なくとも遠用部測定基準点(F)および/または遠用ビジュアルポイントを含む上部眼鏡レンズ領域として設けられており、好ましくは、前記第1の上部眼鏡レンズ領域(10)が、着用位置において前記遠用部測定基準点(F)および/または前記遠用ビジュアルポイントの上方に配置される前記眼鏡レンズ(1)の領域全体を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の眼鏡レンズ。
  5. 前記第2の眼鏡レンズ領域(20)が、前記眼鏡レンズ(1)の少なくとも近用部測定基準点および/または近用ビジュアルポイントを含む下部眼鏡レンズ領域として設けられており、好ましくは、前記第2の下部眼鏡レンズ領域(20)が、着用位置において前記近用部測定基準点および/または前記近用ビジュアルポイントの下方に配置される前記眼鏡レンズ(1)の領域全体を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の眼鏡レンズ。
  6. 前記第1の眼鏡レンズ領域(10)と前記第2の眼鏡レンズ領域(20)との間に遷移領域(30)が配置されており、前記遷移領域(30)に沿って前記眼鏡レンズ(1)の前記着色が前記第1の眼鏡レンズ領域(10)から前記第2の眼鏡レンズ領域(20)まで減少し、前記着色が、好ましくは、前記遷移領域(30)に沿って前記第1の眼鏡レンズ領域(10)の色の度合いから前記第2の眼鏡レンズ領域(20)の色の度合いまでほぼ連続して変化する、請求項1から5のいずれか一項に記載の眼鏡レンズ。
  7. 前記着色が、前記遷移領域(30)に沿って、ほぼ次式
    Figure 2021535438
    に従って変化し、式中、
    a1が、最大吸収度に対応し、
    a2が、最小吸収度に対応し、
    cが、関数の進行を制御するための係数に対応し、
    dが、反転点の位置に対応し、
    y’が、垂直眼鏡レンズ座標y、または前記垂直眼鏡レンズ座標yに対して約角度β回転された眼鏡レンズ座標に対応する、
    請求項6に記載の眼鏡レンズ。
  8. 前記眼鏡レンズの前記着色が、前記遷移領域(30)に沿って約5mmから約20mmの距離に沿って変化し、
    かつ/または
    前記遷移領域(30)が、真っ直ぐ前の視線方向の少なくとも約5°下の回転角で始まり、前記真っ直ぐ前の視線方向の多くても約25°下の回転角で終わる眼鏡レンズ領域に配置されており、
    かつ/または
    前記眼鏡レンズ(1)が、加入度数を有する屈折力曲線を示し、前記遷移領域(30)が、前記屈折力曲線における前記加入度数の約10%から前記加入度数の約50%の眼鏡レンズ領域に配置されており、
    かつ/または
    前記遷移領域(30)の上縁が、前記遠用部測定基準点(F)および/または前記遠用ビジュアルポイントの約5mm〜約20mm下に配置されている、請求項6または7に記載の眼鏡レンズ。
  9. 前記眼鏡レンズ領域(10;20;30)の前記着色が茶色の着色として設けられている、請求項1から8のいずれか一項に記載の眼鏡レンズ。
  10. 450nm〜550nmの波長範囲において入射光の眼鏡レンズ面あたり4%未満の残留反射を有する反射防止コーティングを含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の眼鏡レンズ。
  11. 車を運転するときの眼鏡フレームにおける請求項1から10のいずれか一項に記載の眼鏡レンズ(1)の使用。
  12. 眼鏡フレーム用の眼鏡レンズ(1)を製造する方法であって、第1の眼鏡レンズ領域(10)が第2の眼鏡レンズ領域(20)よりも濃く着色され、少なくとも前記第2の眼鏡レンズ領域(20)が屈光性眼鏡レンズ領域として設けられる、方法。
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