JP2009208618A - 自動二輪車用チェーンアジャスタ - Google Patents

自動二輪車用チェーンアジャスタ

Info

Publication number
JP2009208618A
JP2009208618A JP2008053634A JP2008053634A JP2009208618A JP 2009208618 A JP2009208618 A JP 2009208618A JP 2008053634 A JP2008053634 A JP 2008053634A JP 2008053634 A JP2008053634 A JP 2008053634A JP 2009208618 A JP2009208618 A JP 2009208618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
swing arm
arm
hole
axle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008053634A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Kuwano
英樹 桑野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2008053634A priority Critical patent/JP2009208618A/ja
Priority to CN2009100046220A priority patent/CN101525033B/zh
Priority to BRPI0900902 priority patent/BRPI0900902A2/pt
Publication of JP2009208618A publication Critical patent/JP2009208618A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)

Abstract

【課題】土埃、雨水、泥等がスイングアーム内に入り込みにくく、また、外観性が向上でき、更には組付け性が向上できる自動二輪車用チェーンアジャスタを提供する。
【解決手段】チェーンアジャスタ63は、エンドキャップ91を貫通するように配置されたアジャストボルト92と、このアジャストボルト92の前端に取付けられるとともに車軸57が貫通する貫通穴93aが開けられた平板状の座金部93と、貫通穴93aとボルト挿通穴94aが同軸になるように座金部93の内側面93bに取付けられたカラー94とからなり、座金部93が、スイングアーム24の内部で車幅方向外側の長穴105を内側から塞ぐように配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動二輪車用チェーンアジャスタの改良に関するものである。
従来の自動二輪車用チェーンアジャスタとして、後輪用車軸を通す挿通孔とアジャストスクリューとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−267168号公報
特許文献1の図2、図3を以下に説明する。
角パイプ状のスイングアーム11は、後端部に前後に長い長孔状の車軸挿通孔16が開けられ、このスイングアーム11内に、後輪車軸20を通す挿通孔22が開けられたリング状の部分と、このリング状の部分に取付けられたアジャストスクリュー23とからなるアジャスタ21が挿入され、アジャストスクリュー23は、スイングアーム11の後端に配置されるストッパ24を貫通して先端にアジャストナット25がねじ込まれる。
後輪車軸20は、スイングアーム11の後端部の外側面及び底面に当てられる位置決めプレート27に開けられた車軸穴28と、スイングアーム11の車軸挿通孔16と、アジャスタ21の挿通孔22とに通される。
上記スイングアーム11の車軸挿通孔16の前後方向の長さは、位置決めプレート27の上部の幅よりも大きいため、車軸挿通孔16が外部に露出し、この車軸挿通孔16からスイングアーム11の内部に土埃、雨水、泥等が入り込む。
また、位置決めプレート27が外部に露出して外観性を損なう。
更に、後輪車軸20をスイングアーム11に組付ける際に、位置決めプレート27をスイングアーム11の外側面と底面とに当てながら、アジャスタ21を挿通孔22が車軸挿通孔16に合うようにスイングアーム11の後端からスイングアーム11内に差し込み、更に、後輪車軸20を位置決めプレート27の車軸穴28、車軸挿通孔16及び挿通孔22に挿入しなければならず、組付けが煩雑になり、一人で作業するのが難しくなる。
本発明の目的は、土埃、雨水、泥等がスイングアーム内に入り込みにくく、また、外観性が向上でき、更には組付け性が向上できる自動二輪車用チェーンアジャスタを提供することにある。
請求項1に係る発明は、車体又はエンジンに上下スイング自在に取付けられるとともに後端部に後輪用車軸を通す長穴が開けられたスイングアームと、このスイングアームの後端開口を塞ぐエンドキャップと、エンジン側の駆動力を後輪に伝えるドライブチェーンと、車軸の位置を前後方向に調整することでドライブチェーンの張りを調整するチェーンアジャスタとを備えた自動二輪車において、チェーンアジャスタが、エンドキャップを貫通するように配置されたアジャストねじと、このアジャストねじの前端に取付けられるとともに車軸が貫通する貫通穴が開けられた平板状の座金部と、貫通穴と同軸になるように座金部の側面に取付けられたカラーとからなり、座金部が、スイングアームの内部で車幅方向外側の長穴を内側から塞ぐように配置されていることを特徴とする。
作用として、座金部が、スイングアームの内部で車幅方向外側の長穴を内側から塞ぐように配置されていることで、長穴からスイングアームの内部に土埃、雨水、泥等が入り込みにくくなり、また、座金部がスイングアーム内部に配置されるため、従来のように外部に配置されるのに比べて外観性が向上する。
更に、チェーンアジャスタは、アジャストねじの前端に座金部が取付けられ、この座金部の側面にカラーが取付けられた一体的な部材であり、後輪用車軸をスイングアームに組付ける場合は、スイングアームの後端からスイングアーム内にチェーンアジャスタを挿入して座金部の貫通穴をスイングアームの長穴に合わせた状態で、後輪用の車軸をスイングアームの長穴と座金部の貫通穴とカラーとに挿入する、というように、後輪用車軸の組付けが簡単に行える。
請求項2に係る発明は、スイングアームが、後輪の両側方に配置された左右一対のアーム部を備え、アジャストねじが、アーム部の幅の中心に対して車幅方向外側にオフセットするように配置されていることを特徴とする。
作用として、アジャストねじに平板状の座金部が取付けられ、座金部の車幅方向外側の長穴に臨む面をアーム部の外側壁の内面に当てたときに、アジャストねじがアーム部の幅の中心に対して車幅方向外側にオフセットするように配置し、エンドキャップの幅の中心に対して車幅方向外側にオフセットするようにエンドキャップにアジャストねじを貫通させる。
例えば、座金部の車幅方向外側の長穴に望む面が、アーム部の車幅方向内側の壁に臨むようにアーム部内にチェーンアジャスタが誤って挿入されたとしても、完全に挿入できず、また、アーム部の車幅方向外側の壁と座金部との間に隙間が出来るため、誤組付けであることが容易に認識される。
請求項3に係る発明は、座金部が、横に細長い座金本体と、この座金本体の中央部から上下に延びる上方延出部及び下方延出部とから構成され、座金本体が、長穴をアーム部の内側から覆い、上方延出部及び下方延出部が、それぞれの先端部をアーム部の上壁及び底壁に当てることで座金部の上下の位置決めを行うことを特徴とする。
座金部が座金本体と上方延出部、下方延出部とからなる十字形状に形成されているため、例えば、座金部が矩形に形成されているのに比べて小型、軽量になる。また、上方延出部及び下方延出部により座金部が上下に位置決めされるため、アーム部内へ座金部を挿入して組付けるときに、アーム部内へ挿入しやすくなるとともに座金部を移動させやすくなる。
請求項1に係る発明では、チェーンアジャスタが、エンドキャップを貫通するように配置されたアジャストねじと、このアジャストねじの前端に取付けられるとともに車軸が貫通する貫通穴が開けられた平板状の座金部と、貫通穴と同軸になるように座金部の側面に取付けられたカラーとからなり、座金部が、スイングアームの内部で車幅方向外側の長穴を内側から塞ぐように配置されているので、長穴からスイングアーム内部へ土埃、雨水、泥等を入り込みにくくすることができるとともに、外観性を向上させることができ、更には、チェーンアジャスタを、アジャストねじ、座金部及びカラーからなる一体的な部材としたことで後輪用の車軸の組付け性を向上させることができる。
請求項2に係る発明では、スイングアームが、後輪の両側方に配置された左右一対のアーム部を備え、アジャストねじが、アーム部の幅の中心に対して車幅方向外側にオフセットするように配置されているので、アジャストねじと座金部とを単純な形状とすることができる、即ち、アジャストねじを曲げる、又は間にスペーサを入れるなどの必要がなく、また、チェーンアジャスタが左右非対称な形状であるために、適切に組み付けないとドライブチェーンの張力調整ができないので、簡単な構造で誤組付けを防止することができる。
請求項3に係る発明では、座金部が、横に細長い座金本体と、この座金本体の中央部から上下に延びる上方延出部及び下方延出部とから構成され、座金本体が、長穴をアーム部の内側から覆い、上方延出部及び下方延出部が、それぞれの先端部をアーム部の上壁及び底壁に当てることで座金部の上下の位置決めを行うので、座金部を十字形状に形成することで座金部の小型化、軽量化を図ることができるとともに、上方延出部及び下方延出部によって、アーム部内へ座金部を挿入して組付けるときに、組付けやすくすることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るチェーンアジャスタを備えた自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、骨格となる車体フレーム11が、前端に設けられたヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後方斜め下方に延びるメインフレーム13と、このメインフレーム13の後端に取付けられたピボットプレート14と、メインフレーム13の途中から後方斜め上方に延びる左右一対のシートレール16,17(手前側の符号16のみ示す。)と、メインフレーム13の後端及びシートレール16,17のそれぞれを連結する左右一対のサブフレーム18,19(手前側の符号18のみ示す。)とから構成され、ヘッドパイプ12にフロントフォーク21が操舵自在に取付けられ、メインフレーム13及びピボットプレート14にエンジン22が取付けられ、ピボットプレート14にピボット軸23を介してスイング自在にスイングアーム24が取付けられ、シートレール16,17に燃料タンク26が取付けられている。
フロントフォーク21は、その上部を構成するステアリングステム31にバーハンドル32が取付けられ、下端に前輪33が取付けられている。
エンジン22は、後部に一体的に変速機34が設けられて前後に長くほぼ水平に配置され、クランクケース36にシリンダブロック37が取付けられ、このシリンダブロック37にシリンダヘッド38が取付けられた駆動源である。
シリンダヘッド38の上部には吸気装置41が取付けられ、シリンダヘッド38の下部には排気装置42が取付けられている。
吸気装置41は、シリンダヘッド38に吸気管44を介して接続されたキャブレタ46と、このキャブレタ46にコネクティングチューブ(不図示)を介して接続されたエアクリーナ47とからなる。
排気装置42は、シリンダヘッド38に取付けられた排気管51と、この排気管51の後端に接続されたマフラ52とからなる。
変速機34は、クランクケース36の側面から出力軸54が側方に突出し、この出力軸54にドライブスプロケット56が取付けられている。
スイングアーム24は、前後方向に延びる左右一対のアーム部55,55(手前側の符号55のみ示す。)を備え、これらのアーム部55,55のそれぞれの後端に車軸57が渡され、この車軸57に後輪58が取付けられている。
後輪58には一体的にドリブンスプロケット61が設けられ、ドライブスプロケット56とドリブンスプロケット61とにドライブチェーン62が掛けられ、スイングアーム24の後端部には、ドライブチェーン62の張りを調整するチェーンアジャスタ63が設けられている。
スイングアーム24の後端部と、シートレール16,17にそれぞれ設けられたブラケット64,66(手前側の符号64のみ示す。)とにはリヤクッションユニット67,67(手前側の符号67のみ示す。)が渡されて取付けられている。
ここで、符号71はハンドルカバー、72はフロントカバー、73はフロントフェンダ、74はレッグシールド、76はシート、77はボディカバー、78はテールランプ、81はリヤフェンダ、82はメインスタンドである。
図2は本発明に係る自動二輪車の後部平面図(一部断面図であり、図中の矢印(FRONT)は自動二輪車の前方を表している。)であり、スイングアーム24の左右のアーム部55,55は、ボルト状の車軸57が通され、この車軸57に後輪58が回転自在に取付けられている。
スイングアーム24のアーム部55は、矩形断面形状を成し、アーム部55内、即ち、アーム部55の外側壁85と内側壁86との間に、車軸57の前後位置を調整するチェーンアジャスタ63が配置されている。87は車軸57の先端部にねじ結合されたナットである。
チェーンアジャスタ63は、アーム部55の後端に設けられたエンドキャップ91を貫通するアジャストボルト92と、このアジャストボルト92の先端に前後方向に延びるように取付けられた座金部93と、この座金部93に開けられた貫通穴93aに対してボルト挿通穴94aが同軸となるように座金部93の内側面93bに取付けられたカラー94と、アジャストボルト92のエンドキャップ91よりも後方にねじ込まれた2個のナット、即ち、アジャストナット96及びこのアジャストナット96をロックするロックナット97とからなる。
図3は本発明に係るスイングアーム後端部の第1断面図であり、車軸57に沿った断面を示している。
エンドキャップ91に形成されたアジャストボルト挿通穴91aは、アーム部55の外幅W1の中心線101に対して車幅方向外側にオフセット量δだけオフセットして開けられている。従って、アジャストボルト92も中心線101に対して車幅方向外側にオフセットしている。
アジャストボルト92は、先端に平坦部92aが形成され、この平坦部92aに座金部93の内側面93bが溶接にて取付けられている。
座金部93は、外側面93cがアーム部55の外側壁85の内面85aに接するように配置されている。なお、103はワッシャである。
座金部93の前後方向の長さL1は、アーム部55の外側壁85及び内側壁86に開けられた長穴105,105の長軸長さL2よりも大きく形成され、チェーンアジャスタ63の調整可能範囲内では、長穴105は常に座金部93によって塞がれる。従って、長穴105がアーム部55の内部と通じることがないため、長穴105からアーム部55の内部に土埃、雨水、泥等が入り込むことがなく、また、外観性が悪くなることもない。
カラー94は、座金部93に溶接にて取付けられた部品であり、座金部93の板厚Tとカラー94の幅Bとの和は、アーム部55の内幅W2と等しいか、わずかに小さい。従って、車軸57をスイングアーム24(図1参照)に組付けるために車軸57を締め込んで軸力を掛けたときにアーム部55の変形量を抑えながら座金部93及びカラー94で軸力を受け止めることができる。
図4は本発明に係るスイングアーム後端部の第2断面図であり、車軸57に直交する断面を示している。
座金部93は、横に細長い座金本体93Aと、この座金本体93Aの中央部から上下に延びる上方延出部93B及び下方延出部93Cとからなる。
座金本体93Aは、長穴105をアーム部55の内側から覆う部分であり、上方延出部93B及び下方延出部93Cは、それぞれの先端部93e,93fをアーム部55の上壁107及び底壁108に当てることで座金部93の上下の位置決めを行う部分である。
座金本体93Aの長穴105に臨む外側面93cには、車軸57の移動量(即ち、ドリブンスプロケット61の移動量)の目安となる目盛93h,93jが刻まれている。
座金本体93Aの上下の長さL3は、長穴105の短軸長さL4よりも大きい。なお、91a,91aはアーム部55の後端にエンドキャップ91を位置決めするためにエンドキャップ91の一面に形成された位置決め突起である。
図5は図4の5−5線断面図であり、上方延出部93B及び下方延出部93Cは、それぞれの先端部93e,93fが、車体内側、即ち、アーム部55の内側壁86側に屈曲している。このように、先端部93e,93fを内側壁86側に折り曲げ加工することで、上方延出部93B及び下方延出部93Cの各先端部93e,93fにアーム部55の上壁107及び底壁108に当てる平面を確保することができ、アーム部55に対する座金本体93の上下の位置決め精度を向上させることができる。
これにより、チェーンアジャスタ63をアーム部55内に挿入したときに、座金部93の貫通穴93a及びカラー94のボルト挿通穴94aを精度良く長孔105に合わせることができ、車軸57をスムーズに組付けることができる。
以上の図1〜図3に示したように、車体フレーム11又はエンジン22に上下スイング自在に取付けられるとともに後端部に後輪58用の車軸57を通す長穴105が開けられたスイングアーム24と、このスイングアーム24の後端開口を塞ぐエンドキャップ91と、エンジン22側の駆動力を後輪58に伝えるドライブチェーン62と、車軸57の位置を前後方向に調整することでドライブチェーン62の張りを調整するチェーンアジャスタ63とを備えた自動二輪車10において、チェーンアジャスタ63が、エンドキャップ91を貫通するように配置されたアジャストねじとしてのアジャストボルト92と、このアジャストボルト92の前端に取付けられるとともに車軸57が貫通する貫通穴93aが開けられた平板状の座金部93と、貫通穴93aとボルト挿通穴94aが同軸になるように座金部93の側面としての内側面93bに取付けられたカラー94とからなり、座金部93が、スイングアーム24の内部で車幅方向外側の長穴105を内側から塞ぐように配置されているので、長穴105からスイングアーム24内部へ土埃、雨水、泥等を入り込みにくくすることができるとともに、外観性を向上させることができ、更には、チェーンアジャスタ63を、アジャストボルト92、座金部93及びカラー94からなる一体的な部材としたことで後輪58用の車軸57の組付け性を向上させることができる。
また、図2〜図4に示したように、スイングアーム24が、後輪58の両側方に配置された左右一対のアーム部55,55を備え、アジャストボルト92が、アーム部55の幅としての外幅W1の中心に対して車幅方向外側にオフセットするように配置され、座金部93の車幅方向外側の長穴105に臨む面としての外側面93cにアジャスト量を示す目盛93h,93jが設けられているので、アジャストボルト92と座金部93とを単純な形状とすることができる、即ち、アジャストボルトを曲げる、又は間にスペーサを入れるなどの必要がなく、また、チェーンアジャスタ63が左右非対称な形状で、且つ車幅方向外側の長穴105に臨む外側面93cにしか目盛93h,93jがないために、適切に組み付けないとドライブチェーン62の張力調整ができないので、簡単な構造で誤組付けを防止することができる。
更に、図3〜図5に示したように、座金部93が、横に細長い座金本体93Aと、この座金本体93Aの中央部から上下に延びる上方延出部93B及び下方延出部93Cとから構成され、座金本体93Aが、長穴105をアーム部55の内側から覆い、上方延出部93B及び下方延出部93Cが、それぞれの先端部93e,93fをアーム部55の上壁107及び底壁108に当てることで座金部93の上下の位置決めを行うので、座金部93を十字形状に形成することで座金部93の小型化、軽量化を図ることができるとともに、上方延出部93B及び下方延出部93Cによって、アーム部55内へ座金部93を挿入して組付けるときに、組付けやすくすることができる。
尚、本実施形態では、図3に示したように、座金部93を、スイングアーム24の内部で車幅方向外側の長穴105を内側から塞ぐように配置したが、チェーンアジャスタ63のカラー94の内側の端面に別の座金部を取付け、2枚の座金部93を、スイングアーム24の内部で車幅方向外側の長穴105を内側から塞ぐように配置するとともに、スイングアーム24の内部で車幅方向内側の長穴105を内側から塞ぐように配置してもよい。
これにより、長穴105からスイングアーム24の内部へ土埃、雨水、泥等をより一層入り込みにくくすることができる。
また、図1に示したように、車体フレーム11を構成するピボットプレート14にスイング自在にスイングアーム24を取付けたが、これに限らず、エンジン22の後部、即ち、クランクケース36の後部にスイング自在にスイングアーム24を取付けてもよい。
本発明のチェーンアジャスタは、自動二輪車に好適である。
本発明に係るチェーンアジャスタを備えた自動二輪車の側面図である。 本発明に係る自動二輪車の後部平面図である。 本発明に係るスイングアーム後端部の第1断面図である。 本発明に係るスイングアーム後端部の第2断面図である。 図4の5−5線断面図である。
符号の説明
10…自動二輪車、11…車体(車体フレーム)、22…エンジン、24…スイングアーム、55…アーム部、57…車軸、58…後輪、62…ドライブチェーン、63…チェーンアジャスタ、91…エンドキャップ、92…アジャストねじ(アジャストボルト)、93…座金部、93A…座金本体、93B…上方延出部、93C…下方延出部、93a…貫通穴、93b…座金部の側面(内側面)、93c…長穴に臨む面(外側面)、93e,93f…先端部、93h,93j…目盛、94…カラー、105…長穴、107…上壁、108…底壁、W1…アーム部の幅(外幅)。

Claims (3)

  1. 車体又はエンジンに上下スイング自在に取付けられるとともに後端部に後輪用車軸を通す長穴が開けられたスイングアームと、このスイングアームの後端開口を塞ぐエンドキャップと、前記エンジン側の駆動力を前記後輪に伝えるドライブチェーンと、前記車軸の位置を前後方向に調整することで前記ドライブチェーンの張りを調整するチェーンアジャスタとを備えた自動二輪車において、
    前記チェーンアジャスタは、前記エンドキャップを貫通するように配置されたアジャストねじと、このアジャストねじの前端に取付けられるとともに前記車軸が貫通する貫通穴が開けられた平板状の座金部と、前記貫通穴と同軸になるように前記座金部の側面に取付けられたカラーとからなり、
    前記座金部は、前記スイングアームの内部で車幅方向外側の前記長穴を内側から塞ぐように配置されていることを特徴とする自動二輪車用チェーンアジャスタ。
  2. 前記スイングアームは、前記後輪の両側方に配置された左右一対のアーム部を備え、前記アジャストねじは、前記アーム部の幅の中心に対して車幅方向外側にオフセットするように配置されていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車用チェーンアジャスタ。
  3. 前記座金部は、横に細長い座金本体と、この座金本体の中央部から上下に延びる上方延出部及び下方延出部とから構成され、前記座金本体は、前記長穴を前記アーム部の内側から覆い、上方延出部及び下方延出部は、それぞれの先端部を前記アーム部の上壁及び底壁に当てることで座金部の上下の位置決めを行うことを特徴とする請求項2記載の自動二輪車用チェーンアジャスタ。
JP2008053634A 2008-03-04 2008-03-04 自動二輪車用チェーンアジャスタ Pending JP2009208618A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008053634A JP2009208618A (ja) 2008-03-04 2008-03-04 自動二輪車用チェーンアジャスタ
CN2009100046220A CN101525033B (zh) 2008-03-04 2009-03-02 两轮摩托车用链调整器
BRPI0900902 BRPI0900902A2 (pt) 2008-03-04 2009-03-04 ajustador de corrente para motocicleta

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008053634A JP2009208618A (ja) 2008-03-04 2008-03-04 自動二輪車用チェーンアジャスタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009208618A true JP2009208618A (ja) 2009-09-17

Family

ID=41093141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008053634A Pending JP2009208618A (ja) 2008-03-04 2008-03-04 自動二輪車用チェーンアジャスタ

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2009208618A (ja)
CN (1) CN101525033B (ja)
BR (1) BRPI0900902A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240516A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のチェーンアジャスタ構造

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103482013B (zh) * 2013-09-30 2017-02-15 浙江长江机械有限公司 一种摩托车的链条涨紧调节机构
CN104275986A (zh) * 2014-09-10 2015-01-14 重庆隆鑫机车有限公司 摩托车后轮结构总成及摩托车
CN113906864B (zh) * 2021-10-21 2023-07-25 宁波市鄞州区农业技术推广站 一种贝母种植坑挖掘装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59109594U (ja) * 1983-01-14 1984-07-24 本田技研工業株式会社 チエ−ンアジヤスタ
JPS6348692U (ja) * 1986-09-19 1988-04-02
JPH01130897U (ja) * 1988-03-03 1989-09-06
JPH0217496U (ja) * 1988-07-21 1990-02-05
JPH04122291U (ja) * 1991-04-17 1992-11-02 スズキ株式会社 自動二輪車の後輪車軸
JPH08119174A (ja) * 1994-10-27 1996-05-14 Suzuki Motor Corp 二輪車の後車軸支持構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2533056Y (zh) * 2002-04-15 2003-01-29 重庆宗申技术开发研究有限公司 一种摩托车链条张紧装置
CN2661565Y (zh) * 2003-10-18 2004-12-08 重庆宗申技术开发研究有限公司 摩托车链条调节装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59109594U (ja) * 1983-01-14 1984-07-24 本田技研工業株式会社 チエ−ンアジヤスタ
JPS6348692U (ja) * 1986-09-19 1988-04-02
JPH01130897U (ja) * 1988-03-03 1989-09-06
JPH0217496U (ja) * 1988-07-21 1990-02-05
JPH04122291U (ja) * 1991-04-17 1992-11-02 スズキ株式会社 自動二輪車の後輪車軸
JPH08119174A (ja) * 1994-10-27 1996-05-14 Suzuki Motor Corp 二輪車の後車軸支持構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240516A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のチェーンアジャスタ構造

Also Published As

Publication number Publication date
CN101525033B (zh) 2012-01-11
BRPI0900902A2 (pt) 2010-01-26
CN101525033A (zh) 2009-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8016307B2 (en) Fender supporting structure of two-wheeled motor vehicle
US8910993B2 (en) Cowling structure of riding-type vehicle
JP5980250B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP2008105665A (ja) 鞍乗り型車両のメータ支持構造
JP2009208618A (ja) 自動二輪車用チェーンアジャスタ
JP5225778B2 (ja) グラブレール取付部構造
JP2014097694A (ja) 鞍乗型車両
US10279860B2 (en) Swing arm of saddle riding vehicle
US9555850B2 (en) Saddle-type vehicle
JP5435795B2 (ja) 自動二輪車
JP5647807B2 (ja) 自動二輪車のチェーンアジャスタ
US10046822B2 (en) Cover fastening structure for saddled vehicle
JP7038035B2 (ja) 鞍乗り型車両の吸気構造
US7650955B2 (en) Swing arm support structure of vehicle
JP5633192B2 (ja) 自動二輪車のリアフェンダ構造
EP3225525A2 (en) Swing arm of saddle riding vehicle
JP5315404B2 (ja) 鞍乗り型車両のメータ支持構造
JP7082561B2 (ja) 鞍乗り型車両の吸気構造
JP2015112948A (ja) 自動二輪車
JP2008056008A (ja) 自動二輪車のカバー構造
JP2009208622A (ja) 自動二輪車用スイングアーム構造
JP4319216B2 (ja) 4サイクルエンジンの排ガスセンサ取付け構造
JP6245970B2 (ja) 自動二輪車
JP4353471B2 (ja) ステアリングダンパを備える車両
CN108137120B (zh) 车辆的车架结构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120827

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121120