JP2009208581A - ミラー自動調整システム及び画像撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車の運転手が後方を視認するためのミラーの角度を自動的に調整するミラー自動調整システムにおいて、運転者の体格や姿勢、運転位置によらず、ミラーを最適な角度に調整できるようにする。
【解決手段】ミラー自動調整システム1は、画像撮像装置4を備え、リアウインド21の中心を、運転手Hがルームミラー3を介して視認する後方領域の中心とすべき後方中心点Pとして定めている。画像撮像装置4は、運転手Hの眼Huを含む第1の領域と運転手Hの後方のリアウインド21の4隅Q1、Q2、Q3、Q4(後方中心点Pを検出するための所定の位置)を含む第2の領域とを撮像し、その撮像画像に基いて、運転手Hがルームミラー3の中心に後方中心点Pを視認できるときのルームミラー3の角度に対する、実際のルームミラー3の角度のずれに相当するミラーずれ量を算出する。ミラーずれ量を打ち消すように、ルームミラー3の角度が調整される。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の運転手が後方を視認するためのミラーの角度を自動的に調整するミラー自動調整システム、及びミラー自動調整システムに用いられる画像撮像装置に関するものである。
従来から、自動車の運転手が後方を視認するためのミラーの角度を、運転者の体格や姿勢、運転位置に応じて、自動的に調整するミラー自動調整システムが知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1に記載のミラー自動調整システムは、ミラーに内蔵された画像撮像装置により運転手を撮像して、画像撮像装置の撮像視野内における運転手の瞳孔の位置座標を検出し、そして、その検出した瞳孔の位置座標と画像撮像装置の撮像視野内において予め設定された最適瞳孔位置座標とが一致するように、画像撮像装置の向き(従って画像撮像装置を内蔵したミラーの角度)を調整するようになっている。すなわち、このミラー自動調整システムは、画像撮像装置の撮像視野内において、運転手の瞳孔の位置が予め設定された最適瞳孔位置となるように、画像撮像装置の向きを調整することにより、画像撮像装置を内蔵したミラーの角度を調整するようになっている。
このミラー自動調整システムでは、ミラーの角度は、運転者の体格や姿勢、運転位置によらず、画像撮像装置の撮像方向と画像撮像装置から運転手の瞳孔に向かう方向との関係、従ってミラーの法線(ミラー反射面に垂直な線)方向とミラーの中心位置から運転手の瞳孔に向かう方向との関係、が一定となるように調整される。つまり、このミラー自動調整システムでは、運転手がミラーの中心位置を見るときのミラーの法線に対する運転手の視線の角度が、運転者の体格や姿勢、運転位置によらず一定となるように、ミラーの角度が調整されるようになっている。
一方、複数の光学系によって、異なる領域の画像を撮像するようにした画像撮像装置が知られている(例えば特許文献2乃至特許文献4参照)。また、焦点距離の異なる複数の光学系によって、同じ領域を含むように画像を撮像するようにした画像撮像装置が知られている(例えば特許文献5参照)。
特開平6−262982号公報 特開2005−338505号公報 特開2005−341301号公報 特開2002−171447号公報 特開2005−303694号公報
ところが、上述した従来のミラー自動調整システムにおいては、運転者の体格や姿勢、運転位置が異なると(すなわち運転手の瞳孔の位置が異なると)、運転手がミラーの中心位置を見るときのミラーの法線に対する運転手の視線の角度は、一定に保たれるものの、運転手がミラーを介して視認することができる後方の領域(運転手のミラーによる反射先の視線方向)は、一定に保たれず、異なったものとなってしまう。
すなわち、従来のミラー自動調整システムでは、ある特定の体格や姿勢、運転位置の運転手に対して、ミラーが最適な角度(例えば、ミラーを介して自動車の真っ直ぐ後方の領域を視認できる角度であって、ミラーの中心位置における反射先の視線方向が自動車の真っ直ぐ後方と平行になる角度)に調整されることがあったとしても、体格や姿勢、運転位置が異なる全ての運転手に対しては、ミラーが最適な角度に調整されるようにはなっていない。なお、上述した特許文献2乃至特許文献5に開示の内容を適用したとしても、上記の問題を解決することはできない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、運転者の体格や姿勢、運転位置によらず、運転手が後方を視認するためのミラーを最適な角度に調整することができるミラー自動調整システム、及びミラー自動調整システムに用いられる画像撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、自動車の運転手が後方を視認するためのミラーの角度を自動的に調整するミラー自動調整システムにおいて、運転手がミラーを介して視認する後方領域の中心とすべき後方中心点が予め定められ、画像を撮像する画像撮像装置と、ミラーを回動させて、ミラーの角度を調整するミラー角度調整装置とを備え、画像撮像装置は、運転手の眼を含む第1の領域と運転手の後方の所定の位置を含む第2の領域とを撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像した第1の領域の画像から得られる運転手の眼の位置と第2の領域の画像から得られる所定の位置との関係、撮像手段の配置位置とミラーの中心位置との関係、及び、撮像手段による画像の撮像方向とミラーの中心における法線方向との関係に基いて、運転手がミラーの中心に後方中心点を視認できるときのミラーの角度に対する、撮像手段が撮像を行ったときのミラーの角度のずれに相当するミラーずれ量を算出するミラーずれ量算出手段とを有し、ミラー角度調整装置は、画像撮像装置のミラーずれ量算出手段により算出されたミラーずれ量に基いて、そのミラーずれ量を打ち消すように、ミラーの角度を調整するものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のミラー自動調整システムにおいて、画像撮像装置は、ミラーに取付けられており、ミラーが回動すると、ミラーと一緒に回動して、ミラーの角度に応じて画像の撮像方向が変化するものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載のミラー自動調整システムにおいて、画像撮像装置の撮像手段は、第1の光学系と、第2の光学系と、多数の受光素子が配列された受光デバイスとを有し、第1の光学系により第1の領域の画像を受光デバイスの第1の受光領域に結像させ、第2の光学系により第2の領域の画像を受光デバイスの第2の受光領域に結像させるものである。
請求項4の発明は、請求項3に記載のミラー自動調整システムにおいて、第1の光学系の焦点距離と第2の光学系の焦点距離が異なるものである。
請求項5の発明は、請求項3に記載のミラー自動調整システムにおいて、第1の光学系及び第2の光学系の少なくとも一方の前方に、光路を屈曲させる光路屈曲部材が設けられているものである。
請求項6の発明は、請求項3に記載のミラー自動調整システムにおいて、ミラーは、車室内の空間を通して後方を視認するための、車室内に設置されたルームミラーであるものである。
請求項7の発明は、請求項3に記載のミラー自動調整システムにおいて、ミラーは、車室外の空間を通して後方を視認するための、車室外に設置されたサイドミラーであるものである。
請求項8の発明は、自動車の運転手が後方を視認するためのミラーの角度を調整するために自動車に設置して使用される画像撮像装置であって、運転手がミラーを介して視認する後方領域の中心とすべき後方中心点が予め定められ、運転手の眼を含む第1の領域と運転手の後方の所定の位置を含む第2の領域とを撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像した第1の領域の画像から得られる運転手の眼の位置と第2の領域の画像から得られる所定の位置との関係、撮像手段の配置位置とミラーの中心位置との関係、及び、撮像手段による画像の撮像方向とミラーの中心における法線方向との関係に基いて、運転手がミラーの中心に後方中心点を視認できるときのミラーの角度に対する、撮像手段が撮像を行ったときのミラーの角度のずれに相当するミラーずれ量を算出するミラーずれ量算出手段と、を備えるものである。
請求項1、2の発明によれば、画像撮像装置により、運転手の眼を含む第1の領域と運転手の後方の所定の位置を含む第2の領域が撮像されて、その撮像画像から、運転手がミラーの中心に後方中心点(ミラーを介して視認する後方領域の中心とすべき予め定められた点)を視認できるときのミラーの角度に対する、実際のミラーの角度のずれに相当するミラーずれ量が算出される。そして、ミラー角度調整装置により、そのミラーずれ量を打ち消すように、ミラーの角度が調整される。従って、ミラーの角度は、運転者の体格や姿勢、運転位置によらず、運転手がミラーの中心に後方中心点を視認することができる角度(すなわち最適な角度)に調整される。これにより、運転手はミラーを介して最適な後方領域を確実に視認することができ、安全性を高めることができる。
請求項3の発明によれば、第1の領域の画像と第2の領域の画像を1つの光学系により受光デバイス上に結像させる構成と比較して、第1の領域と第2の領域の必要な領域のみの画像を受光デバイス上に結像させることができ、第1の領域と第2の領域の高精細な画像が得られ、その結果、ミラーずれ量を精度良く算出することができ、ミラーの角度の調整精度を高めることができる。
請求項4の発明によれば、第1の領域と第2の領域を最適に設定することができ、ミラーの角度の調整精度を高めることができる。
請求項5の発明によれば、第1の領域と第2の領域を簡単な構成で最適に設定することができ、コストを抑えると共に、ミラーの角度の調整精度を高めることができる。
請求項6の発明によれば、ルームミラーの角度を調整するミラー自動調整システムにおいて、請求項1及び請求項2の発明の効果が得られる。
請求項7の発明によれば、サイドミラーの角度を調整するミラー自動調整システムにおいて、請求項1及び請求項2の発明の効果が得られる。
請求項8の発明によれば、この発明を、自動車の運転手が後方を視認するためのミラーの角度を自動的に調整するミラー自動調整システムに用いることにより、請求項1の発明と同様の効果が得られる。
以下、本発明を具体化した実施形態によるミラー自動調整システムについて図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態によるミラー自動調整システムを示す。ミラー自動調整システム1は、自動車2の運転手Hが後方を視認するためのルームミラー3の角度を自動的に調整するシステムである。
このミラー自動調整システム1は、画像を撮像する画像撮像装置4を備えており、画像撮像装置4の撮像画像に基いて、運転手Hがルームミラー3の中心に後方中心点Pを視認できるように、ルームミラー3の角度を自動的に調整するようになっている。
後方中心点Pは、このミラー自動調整システム1において、運転手Hがルームミラー3を介して視認する後方領域の中心とすべき、予め定められた点である。従って、運転手Hがルームミラー3の中心に後方中心点Pを視認できるときのルームミラー3の角度が、このミラー自動調整システム1におけるルームミラー3の最適角度とされる。本実施形態では、後方中心点Pは、自動車2のリアウインド21の中心点とされる。
ルームミラー3は、自動車1の車室内の空間を通して後方を視認するためのミラーであり、自動車2の車室内に設置されている。ルームミラー3は、回動可能になっている。
画像撮像装置4は、ルームミラー3に取付けられており、ルームミラー3が回動すると、ルームミラー3と一緒に回動するようになっている。画像撮像装置4は、運転手Hの眼Huを含む第1の領域と運転手Hの後方の所定の位置を含む第2の領域とを撮像し、その撮像画像に基いて、ルームミラー3のミラーずれ量を検出する機能を有している。
ルームミラー3のミラーずれ量とは、ルームミラー3の最適角度(運転手Hがルームミラー3の中心に後方中心点Pを視認できるときのルームミラー3の角度)に対する、実際のルームミラー3の角度のずれに相当する量である。運転手Hの後方の所定の位置は、後方中心点Pを検出するための基準点とされる位置あり、本実施形態では、リアウインド21の4隅Q1、Q2、Q3、Q4とされる。
ルームミラー3は、画像撮像装置4により検出されたミラーずれ量を打ち消すように、すなわち最適角度となるように、後述するミラー角度調整装置により回動されて、角度が調整されるようになっている。ルームミラー3が最適角度に調整されている状態では、運転手Hは、ルームミラー3の中心に後方中心点Pを視認することができる。
図2は、画像撮像装置4の構成を示す。画像撮像装置4は、レンズ(光学系)41と、受光デバイス42と、筺体43とを備えており、レンズ41及び受光デバイス42を筺体43の内部に収納した構成になっている。受光デバイス42は、2次元状に配列された多数の受光素子を有している。筺体43には、画像撮像用の開口43aが設けられている。
画像撮像装置4は、レンズ41により受光デバイス42上(2次元状に配列された多数の受光素子上)に光学的な画像を結像させ、受光デバイス42により光学的な画像を表わす電気信号の画像データを生成することで、画像を撮像するようになっている。画像撮像装置4は、筺体43の開口43aを通して、画像を撮像するようになっている。受光デバイス42の受光素子の配列面が画像撮像面(受光面)4sであり、レンズ41の中心及び開口43aの中心を通る線が撮像中心軸(受光光軸)4oである。撮像中心軸4o上の点が撮像視野の中心点となる。画像撮像面4sと撮像中心軸4oは垂直になっている。レンズ41、受光デバイス42、及び開口43a等により、撮像手段が構成されている。
画像撮像装置4は、ルームミラー3に取付けられた状態において、運転手Hの眼Huを含む第1の領域と運転手Hの後方の所定の位置(リアウインド21の4隅Q1、Q2、Q3、Q4)を含む第2の領域とを撮像し得るようになっている。画像撮像装置4は、1つのレンズ41及び1つの受光デバイス42によって、運転手Hの眼Huを含む第1の領域と運転手Hの後方の所定の位置を含む第2の領域を撮像するようになっている。
図3は、ルームミラー3の最適角度とミラーずれ量との関係を示し、図4(a)(b)は、画像撮像装置4による撮像画像(受光デバイス42の受光素子の配列面である画像撮像面4sに結像される画像)の例を示し、図5は、ミラーずれ量と撮像画像との関係を示す。以下、画像撮像装置4によるミラーずれ量の検出方法について、図3、図4(a)(b)、図5を参照して説明する。
まず、図3に示すように、ルームミラー3の中心位置(反射面の中心点)をOとし、運転手Hがルームミラー3の中心位置Oを介して視認する視認点をVとする。また、ルームミラー3の中心位置Oにおけるルームミラー3の法線(ルームミラー3の中心位置Oからルームミラー3に垂直に延ばした直線)をLoとし、運転手Hの眼Huからルームミラー3の中心位置Oに至る線分をLuとし、ルームミラー3の中心位置Oから視認点Vに至る線分をLvとする。また、ルームミラー3の中心位置Oから後方中心点Pに至る線分をLpとし、ルームミラー3の中心位置Oから運転手Hの眼Huと後方中心点Pの中間の方向に延ばした直線である中間方向線をLcとする。
ここで、ルームミラー3の角度を変化させると、その変化に応じて視認点Vが移動する。そして、視認点Vが後方中心点Pと一致するときが、運転手Hがルームミラー3の中心位置Oに後方中心点Pを視認できるときである。視認点Vが後方中心点Pと一致するのは、線分Lvが線分Lpに一致するときであって、法線Loが中間方向線Lcと一致するときである。
つまり、法線Loが中間方向線Lcと一致するときのルームミラー3の角度が、ルームミラー3の最適角度(運転手Hがルームミラー3の中心位置Oに後方中心点Pを視認できるときの角度)である。そして、法線Loと中間方向線Lcとの角度ずれ量が、ルームミラー3の最適角度と実際角度との角度ずれ量、すなわち、ルームミラー3のミラーずれ量になる。従って、画像撮像装置4による撮像画像から法線Loと中間方向線Lcとの角度ずれ量が検出できれば、それがルームミラー3のミラーずれ量である。
ここで、簡単のために、画像撮像装置4が、レンズ41の中心がルームミラー3の中心位置Oに位置し、撮像中心軸4o(レンズ41の中心及び開口43aの中心を通る線)が法線Loと一致し、画像撮像面4s(受光デバイス42の受光素子の配列面)がルームミラー3の反射面と平行となるように、ルームミラー3に取付けられている場合を考える。
このような場合、画像撮像装置4による撮像画像(画像撮像面4sに結像される画像)は、例えば図4(a)(b)に示すようになる。すなわち、画像撮像装置4による撮像画像70は、運転手Hの眼Huを含む第1の領域の画像71と、運転手Hの後方の所定の位置(リアウインド21の4隅Q1、Q2、Q3、Q4)及び後方中心点Pを含む第2の領域の画像72と、が1つに含まれた画像となる。運転手Hの眼Huが撮像画像70上に撮像されている位置を眼撮像点Zuとし、後方中心点Pが撮像画像70上に撮像されている位置を後方中心撮像点Zpとすると、これら眼撮像点Zuと後方中心撮像点Zpは、ルームミラー3の角度に応じて、その撮像画像70上における位置が変化することになる。
また、画像撮像装置4による撮像画像70は、上記図3における法線Lo上の点が撮像された画像となる。この法線Lo上の点が撮像画像70上に撮像される位置を法線方向撮像点Zoとすると、法線方向撮像点Zoは、ルームミラー3の角度に関わらず、撮像画像70の中心位置73に位置することになる。
また、画像撮像装置4による撮像画像70は、上記図3における中間方向線Lc上の点が撮像された画像となる。この中間方向線Lc上の点が撮像画像70上に撮像される点を中間方向撮像点Zcとすると、中間方向撮像点Zcは、眼撮像点Zuと後方中心撮像点Zpを結ぶ線分74上に位置することになり、ルームミラー3の角度に応じて、その撮像画像70上における位置が変化することになる。
そして、中間方向撮像点Zcは、上記図3における法線Loと中間方向線Lcが一致している場合(すなわちルームミラー3が最適角度になっている場合)には、法線方向撮像点Zoと一致し(図4(b)参照)、上記図3における法線Loと中間方向線Lcが一致していない場合(すなわちルームミラー3が最適角度になっていない場合)には、法線方向撮像点Zoと一致しない(図4(a)参照)。
このとき、眼撮像点Zu、後方中心撮像点Zp、法線方向撮像点Zo、及び中間方向撮像点Zcと、レンズ41の中心位置41o(今の場合、ルームミラー3の中心位置Oと一致している)との位置関係は、図5に示すようになる。すなわち、眼撮像点Zuの位置は、運転手Hの眼Huの位置からレンズ41の中心41oを通る直線(図3における線分Luの延長線)が画像撮像面4sと交差する位置に対応しており、後方中心撮像点Zpの位置は、後方中心点Pからレンズ41の中心41oを通る直線(図3における線分Lpの延長線)が画像撮像面4sと交差する位置に対応している。また、法線方向撮像点Zoの位置は、画像撮像面4sと垂直な方向にレンズ41の中心41oを通る直線(図3における法線Lo)が画像撮像面4sと垂直に交差する位置に対応している。また、中間方向撮像点Zcの位置は、運転手Hの眼Huと後方中心点Pの中間方向からレンズ41の中心41oを通る直線(図3における中間方向線Lcの延長線)が画像撮像面4sと交差する位置に対応している。
従って、中間方向撮像点Zcは、上述のように、眼撮像点Zuと後方中心撮像点Zpを結ぶ線分74上に位置し、上記図3における法線Loと中間方向線Lcが一致している場合には、法線方向撮像点Zoと一致することになり、上記図3における法線Loと中間方向線Lcが一致していない場合には、法線方向撮像点Zoと一致しないことになる。
そして、法線方向撮像点Zoに対する中間方向撮像点Zcの位置ずれ量は、上記図3における法線Loに対する中間方向線Lcの角度ずれ量Δθに対応することになる。すなわち、この法線方向撮像点Zoに対する中間方向撮像点Zcの位置ずれ量は、ルームミラー3の最適角度と実際角度との角度ずれ量Δθに相当する量であり、ルームミラー3のミラーずれ量Δθに相当する量となる。
ここで、ルームミラー3上に、ルームミラー3の中心位置O(今の場合、レンズ41の中心41oでもある)で直交するx軸とy軸を想定する。そして、ルームミラー3(及び画像撮像装置4)は、このx軸とy軸の2つの軸を回転軸として回動するようになっているとする。また、画像撮像面4s上に、法線方向撮像点Zoを原点とし、X軸、Y軸がそれぞれx軸、y軸と平行なX−Y直交座標を想定する。
この場合、ルームミラー3のミラーずれ量Δθは、x軸回りにおける角度ずれ成分θxと、y軸回りにおける角度ずれ成分θyと、を持つことになる。そして、ミラーずれ量Δθ(θx,θy)は、レンズ41の中心41oから画像撮像面4sまでの距離をDとし、線方向撮像点Zoの位置座標をZo=(Xo,Yo)とし、中間方向撮像点Zcの位置座標をZc=(Xc,Yc)とすると、
Tanθx=(Yc−Yo)/D・・・(1)
Tanθy=(Xc−Xo)/D・・・(2)
の関係となる。
ここで、法線方向撮像点Zoの位置座標Zo=(Xo,Yo)、及びレンズ41の中心41oから画像撮像面4sまでの距離Dは、ルームミラー3の角度によって変化しない一定の値であり、画像撮像装置4の設計段階において既知の値である。
従って、ミラーずれ量Δθ(θx,θy)は、中間方向撮像点Zcの位置座標Zc=(Xc,Yc)が判れば、(1)式、(2)式の関係により求めることができる。
中間方向撮像点Zcは、上述のように、運転手Hの眼Huと後方中心点Pの中間方向からレンズ41の中心41o(今の場合、ルームミラーの中心位置Oでもある)を通る直線(図3における中間方向線Lcの延長線)が画像撮像面4sと交差する点である。
従って、レンズ41の中心41oと中間方向撮像点Zcとを結ぶ線分75は、レンズ41の中心41oと眼撮像点Zuを結ぶ線分76と、レンズ41の中心41oと後方中心撮像点Zpを結ぶ線分77とのなす角度θupの角2等分線となっている。
このような関係においては、線分76の長さをRouとし、線分77の長さをRopとし、中間方向撮像点Zcと眼撮像点Zuとを結ぶ線分78の長さをRcuとし、中間方向撮像点Zcと後方中心撮像点Zpとを結ぶ線分79の長さをRcpとすると、3角形の基本的な関係から、Rou:Rop=Rcu:Rcpの関係が満たされる。
つまり、中間方向撮像点Zcは、眼撮像点Zuと後方中心撮像点Zpを結ぶ線分74をRou:Ropの比率で分割する点となり、線分74の長さをRupとすると、線分78の長さRcuは、Rcu=Rou/(Rou+Rop)×Rupとなり、線分79の長さRcpは、Rcp=Rop/(Rou+Rop)×Rupとなる。
従って、中間方向撮像点Zcの位置座標Zc=(Xc,Yc)は、これらの関係から、眼撮像点Zuの位置座標をZu=(Xu,Yu)、後方中心撮像点Zpの位置座標をZp=(Xp,Yp)とすると、
Zc=(Xc,Yc)=(Xu+α(Xp−Xu),Yu+α(Yp−Yu))
但し、α=Rou/(Rou+Rop)
Rou=(D+(Xu−Xo)+(Yu−Yo)1/2
Rop=(D+(Xp−Xo)+(Yp−Yo)1/2
となる。
眼撮像点Zuの位置座標Zu=(Xu,Yu)、及び後方中心撮像点Zpの位置座標(Xp,Yp)は、ルームミラー3の角度に応じて位置が変化するため、未知の値であるが、画像撮像装置4による撮像画像70から求めることができる。すなわち、眼撮像点Zuの位置座標Zu=(Xu,Yu)は、画像撮像装置4による撮像画像70に基いて、例えば人の顔の輪郭や眼などを画像のパターンマッチングや特徴点抽出等の技法によって検出し、そして、その検出した眼の位置の座標を算出することにより求めることができる。また、後方中心撮像点Zpの位置座標(Xp,Yp)は、画像撮像装置4による撮像画像70に基いて、例えばリアウインド21の4隅Q1、Q2、Q3、Q4を画像のパターンマッチングや特徴点抽出等の技法によって検出し、そして、リアウインド21の4隅Q1、Q2、Q3、Q4の重心の位置の座標を算出することにより求めることができる。
従って、(1)法線方向撮像点Zoの位置座標、及びレンズ41の中心から画像撮像面4sまでの距離Dを予め記憶しておき、(2)運転手Hの眼Huを含む第1の領域と運転手Hの後方の第2の領域とを撮像し、(3)撮像画像70の第1の領域の画像71から、眼撮像点Zuの位置座標を求めると共に、撮像画像70の第2の領域の画像72から、後方中心撮像点Zpの位置座標を求め、(4)それら求めた眼撮像点Zuの位置座標、後方中心撮像点Zpの位置座標と、予め記憶している法線方向撮像点Zoの位置座標、及びレンズ41の中心から画像撮像面4sまでの距離Dに基いて、中間方向撮像点Zcの位置座標を算出し、(5)そして、その算出した中間方向撮像点Zcの位置座標と、予め記憶している法線方向撮像点Zoの位置座標、及びレンズ41の中心から画像撮像面4sまでの距離Dに基いて、法線Loに対する中間方向線Lcの角度ずれ量を算出することにより、ルームミラー3のミラーずれ量を算出することができる。
ところで、実際には、レンズ41の中心がルームミラー3の中心位置Oに位置し、撮像中心軸4oがルームミラー3の法線と一致し、画像撮像面4s(受光デバイス42の受光素子の配列面)がルームミラー3の反射面と平行となるように、画像撮像装置4を取付けることは困難である。
従って、実際には、画像撮像装置4は、レンズ41の中心がルームミラー3の中心位置Oからずれた位置に取付けられたり、撮像中心軸4oがルームミラー3の法線と一致しないように取付けられたりする。
このような場合には、レンズ41の中心(すなわち画像撮像装置4の配置位置)とルームミラー3の中心位置Oとの関係、撮像中心軸4o(画像の撮像方向)とルームミラー3の中心位置Oにおける法線Loの方向との関係等に基いて座標変換を行うことにより、同様に、ルームミラー3のミラーずれ量を算出することができる。画像撮像装置4によるミラーずれ量の検出は、このようにして行われる。
図6は、上記ミラー自動調整システム1の電気的ブロック構成を示す。ミラー自動調整システム1は、上述の画像撮像装置4に加え、ミラー調整スイッチ5と、ミラー角度調整装置6とを備えている。
ミラー調整スイッチ5は、ルームミラー3を最適角度に調整するために運転手Hにより操作されるスイッチである。ミラー調整スイッチ5は、例えば、自動車2の運転を開始するときに、運転手Hにより操作される。
画像撮像装置4は、上述の構成に加え、画像メモリ44と、パラメータメモリ45と、ずれ量算出部46と、画像撮像装置4を制御するためのCPU等からなる撮像制御部47等を備える。パラメータメモリ45、及びずれ量算出部46等により、ミラーずれ量算出手段が構成されている。
画像メモリ44は、撮像制御部47による制御のもと、受光デバイス42により生成された画像データ(すなわち画像撮像装置4により撮像した撮像画像70の画像データ)を一時的に記憶する。
パラメータメモリ45は、法線方向撮像点Zoの位置座標、レンズ41の中心から画像撮像面4sまでの距離D、レンズ41の中心位置とルームミラー3の中心位置Oとの関係、撮像中心軸4oの方向とルームミラー3の中心位置Oにおける法線Loの方向との関係等を、ミラーずれ量を算出するためのパラメータとして予め記憶している。
ずれ量算出部46は、撮像制御部47による制御のもと、画像メモリ44に記憶された撮像画像70の画像データ、及びパラメータメモリ45に記憶されているパラメータに基いて、ルームミラー3のミラーずれ量を算出する。すなわち、ずれ量算出部46は、撮像画像70の第1の領域の画像71から、眼撮像点Zuの位置座標を検出すると共に、撮像画像70の第2の領域の画像72から、後方中心撮像点Zpの位置座標を検出し、そして、それら検出した眼撮像点Zuの位置座標、及び後方中心撮像点Zpの位置座標と、パラメータメモリ45に記憶されているパラメータに基いて、ルームミラー3のミラーずれ量を算出する。
撮像制御部47は、運転手Hによるミラー調整スイッチ5の操作を受けて、画像撮像装置4の動作(すなわち画像の撮像、ミラーずれ量の算出等)を開始させ、ずれ量算出部46で算出したミラーずれ量をミラー制御信号としてミラー角度調整装置6に出力する。
ミラー角度調整装置6は、ルームミラー3を回動させるためのモータ等を備えており、モータ等によってルームミラー3を回動させて、ルームミラー3の角度を調整するようになっている。ミラー角度調整装置6は、画像撮像装置4からミラー制御信号(すなわち画像撮像装置4のずれ量算出部46により算出されたミラーずれ量)が与えられると、そのミラー制御信号に基いて、ミラーずれ量を打ち消すように、ルームミラー3の角度を調整する。これにより、ルームミラー3は、運転手Hがルームミラー3の中心に後方中心点Pを視認することができる最適角度に調整される。
本実施形態のミラー自動調整システム1によれば、画像撮像装置4による撮像画像に基いて、運転手Hがルームミラー3の中心に後方中心点Pを視認できるときのルームミラー3の角度に対する、実際のルームミラー3の角度のずれに相当するミラーずれ量が算出される。そして、ミラー角度調整装置6により、そのミラーずれ量を打ち消すように、ルームミラー3の角度が調整される。従って、ルームミラー3の角度は、運転者Hの体格や姿勢、運転位置によらず、運転手Hがルームミラー3の中心に後方中心点Pを視認することができる最適角度に調整される。これにより、運転手Hはルームミラー3を介して最適な後方領域を確実に視認することができ、安全性を高めることができる。
なお、本実施形態において、画像撮像装置4により、常時、画像を撮像してミラーずれ量を算出するようにしておき、自動車2の運転中に運転手Hの姿勢が変化して眼Huの位置が変化したときに、その眼Huの位置の変化に応じて、自動的にルームミラー3の角度を最適角度に調整するようにしてもよい。また、後方中心点Pは、画像撮像装置4により撮像されなくてもよく、後方中心点Pを検出するための基準点とされる所定の位置が画像撮像装置4により撮像されていればよい。この場合、画像撮像装置4による撮像画像から所定の位置を検出し、その検出した所定の位置から後方中心点Pの位置を算出するようにすればよい。また、画像撮像装置4は、必ずしもルームミラー3に取付けられている必要がない。すなわち、画像撮像装置4は、必ずしもルームミラー3と一緒に回動する必要がない。この場合、画像撮像装置4は、例えばミラー角度調整装置6から、ルームミラー3の角度を取得して、その取得したルームミラー3の角度に基いて座標変換を行って、ミラーずれ量を算出するようにすればよい。
<第2の実施形態>
図7は、第2の実施形態によるミラー自動調整システムの構成を示す。本実施形態のミラー自動調整システム1は、自動車2の運転手Hが後方を視認するためのサイドミラー9の角度を自動的に調整するシステムである。
このミラー自動調整システム1は、上記第1の実施形態と同様に画像を撮像する画像撮像装置4を備えており、画像撮像装置4の撮像画像に基いて、運転手Hがサイドミラー9の中心に後方中心点Pを視認できるように、サイドミラー9の角度を自動的に調整するようになっている。
本実施形態では、後方中心点Pは、このミラー自動調整システム1において、運転手Hがサイドミラー9を介して視認する後方領域の中心とすべき、予め定められた点である。従って、運転手Hがサイドミラー9の中心に後方中心点Pを視認できるときのサイドミラー9の角度が、このミラー自動調整システム1におけるサイドミラー9の最適角度とされる。本実施形態では、後方中心点Pは、サイドミラー9の中心から地面及び自動車2の車体22の側面に沿って真っ直ぐ後方に引いた直線上の点とされる。
サイドミラー9は、自動車1の車室外の空間を通して後方を視認するためのミラーであり、自動車2の車室外の左右2箇所に設置されている。各サイドミラー9は、回動可能になっている。画像撮像装置4は、各サイドミラー9に取付けられており、サイドミラー9が回動すると、サイドミラー9と一緒に回動するようになっている。画像撮像装置4は、上記第1の実施形態と同様に、運転手Hの眼Huを含む第1の領域と運転手Hの後方の所定の位置を含む第2の領域とを撮像し、その撮像画像に基いて、サイドミラー9のミラーずれ量を算出する機能を有している。
サイドミラー9のミラーずれ量とは、サイドミラー9の最適角度(運転手Hがサイドミラー9の中心に後方中心点Pを視認できるときのサイドミラー9の角度)に対する、実際のサイドミラー9の角度のずれに相当する量である。運転手Hの後方の所定の位置は、上記第1の実施形態と同様に後方中心点Pを検出するための基準点とされる位置あり、本実施形態では、車体22の後側部Qとされる。
サイドミラー9は、画像撮像装置4により検出されたミラーずれ量を打ち消すように、すなわち最適角度となるように、上記第1の実施形態と同様のミラー角度調整装置により回動されて、角度が調整されるようになっている。サイドミラー9が最適角度に調整されている状態では、運転手Hは、サイドミラー9の中心に後方中心点Pを視認することができる。
画像撮像装置4は、上記第1の実施形態と同様に、レンズ(光学系)41と、受光デバイス42と、筺体43とを備えている(図2参照)。但し、本実施形態では、画像撮像装置4は、サイドミラー9に取付けられている状態において、運転手Hの眼Huを含む第1の領域と運転手Hの後方の所定の位置(車体22の後側部Q)を含む第2の領域とを撮像し得るようになっている。画像撮像装置4は、上記第1の実施形態と同様に、1つのレンズ41及び1つの受光デバイス42によって、運転手Hの眼Huを含む第1の領域と運転手Hの後方の所定の位置を含む第2の領域を撮像するようになっている。
また、画像撮像装置4は、上記第1の実施形態と同様に、画像メモリ44と、パラメータメモリ45と、ずれ量算出部46と、撮像制御部47等を備えている(図6参照)。
本実施形態では、画像撮像装置4による撮像画像は、例えば図8に示すようになる。すなわち、画像撮像装置4による撮像画像70は、運転手Hの眼Huを含む第1の領域の画像71と、運転手Hの後方の所定の位置(車体22の後側部Q)を含む第2の領域の画像72と、が1つに含まれた画像となる。
また、本実施形態では、画像撮像装置4による撮像画像70は、撮像画像70の中心位置73に、法線方向撮像点Zo(サイドミラー9の中心位置におけるサイドミラー9の法線上の点)が位置すると共に、撮像画像70の運転手Hの眼Huの位置と後方中心点Pの位置を結ぶ線分74上に、中間方向撮像点Zc(サイドミラー9の中心位置から運転手Hの眼Huと後方中心点Pの中間の方向に延ばした直線である中間方向線上の点)が位置する画像となる。そして、撮像画像70上での法線方向撮像点Zoに対する中間方向撮像点Zcの位置ずれ量が、サイドミラー9のミラーずれ量に相当する量となる。
従って、本実施形態では、画像撮像装置4のパラメータメモリ45は、ミラーずれ量を算出するためのパラメータとして、車体22の後側部Qと後方中心点Pとの位置関係、法線方向撮像点Zoの位置座標、レンズ41の中心から画像撮像面4sまでの距離D、レンズ41の中心位置とサイドミラー9の中心位置との関係、撮像中心軸4oの方向とサイドミラー9の中心位置におけるサイドミラーの法線の方向との関係等を予め記憶している。
そして、本実施形態では、画像撮像装置4のずれ量算出部46は、撮像画像70の画像データ、及びパラメータメモリ45に記憶されているパラメータに基いて、サイドミラー9のミラーずれ量を算出するようになっている。すなわち、ずれ量算出部46は、撮像画像70の第1の領域の画像71から、眼撮像点Zuの位置座標を検出すると共に、撮像画像70の第2の領域の画像72から、後方中心撮像点Zpの位置座標を検出し、そして、それら検出した眼撮像点Zuの位置座標、及び後方中心撮像点Zpの位置座標と、パラメータメモリ45に記憶されているパラメータに基いて、サイドミラー9のミラーずれ量を算出する。
なお、本実施形態では、後方中心撮像点Zpの位置座標は、画像撮像装置4による撮像画像70に基いて、例えば車体22の後側部Qを画像のパターンマッチングや特徴点抽出等の技法によって検出し、そして、その検出した車体22の後側部Qの撮像画像70上の位置座標と、パラメータメモリ45に記憶されている車体22の後側部Qと後方中心点Pとの位置関係に基いて求められる。
本実施形態のミラー自動調整システム1によれば、画像撮像装置4による撮像画像に基いて、運転手Hがサイドミラー9の中心に後方中心点Pを視認できるときのサイドミラー9の角度に対する、実際のサイドミラー9の角度のずれに相当するミラーずれ量が算出され、そして、そのミラーずれ量を打ち消すように、サイドミラー9の角度が調整される。従って、サイドミラー9の角度は、運転者Hの体格や姿勢、運転位置によらず、運転手Hがサイドミラー9の中心に後方中心点Pを視認することができる最適角度に調整される。これにより、運転手Hはサイドミラー9を介して最適な後方領域を確実に視認することができ、安全性を高めることができる。
<第3の実施形態>
図9は、第3の実施形態によるミラー自動調整システムに用いられる画像撮像装置の構成を示す。本実施形態の画像撮像装置4は、上記第1の実施形態におけるミラー自動調整システム、又は、上記第2の実施形態におけるミラー自動調整システムに用いることができる画像撮像装置である。本実施形態の画像撮像装置4は、上記第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に、運転手Hの眼Huを含む第1の領域と運転手Hの後方の所定の位置を含む第2の領域とを撮像し、その撮像画像に基いて、ミラーずれ量を算出する機能を有している。
本実施形態では、画像撮像装置4は、第1のレンズ(光学系)51と、第2のレンズ(光学系)52と、受光デバイス42と、筺体43とを備えており、第1のレンズ51、第2のレンズ52、及び受光デバイス42を筺体43の内部に収納した構成になっている。受光デバイス42は、2次元状に配列された多数の受光素子を有している。筺体43には、画像撮像用の開口43a、43bが設けられている。
画像撮像装置4は、第1のレンズ51により第1の領域の画像を受光デバイス42の第1の受光領域に結像させると共に、第2のレンズ52により第2の領域の画像を受光デバイス42の第2の受光領域に結像させ、受光デバイス42により光学的な画像を表わす電気信号の画像データを生成することで、画像を撮像するようになっている。画像撮像装置4は、筺体43の開口43aを通して、第1の領域の画像を撮像し、筺体43の開口43bを通して、第2の領域の画像を撮像するようになっている。
受光デバイス42の受光素子の配列面が画像撮像面(受光面)4sであり、第1のレンズ51の中心及び開口43aの中心を通る線が第1の撮像中心軸(受光光軸)61oであり、第2のレンズ52の中心及び開口43bの中心を通る線が第2の撮像中心軸(受光光軸)62oである。撮像中心軸61o上の点が第1の撮像視野の中心点となり、撮像中心軸62o上の点が第2の撮像視野の中心点となる。第1のレンズ51、第2のレンズ52、受光デバイス42、及び開口43a、43b等により、撮像手段が構成されている。
また、画像撮像装置4は、上記第1の実施形態及び上記第2の実施形態と同様に、画像メモリ44と、パラメータメモリ45と、ずれ量算出部46と、撮像制御部47等を備えている(図6参照)。
本実施形態では、画像撮像装置4による撮像画像は、例えば図10に示すようになる。なお、この図10に示す撮像画像70は、画像撮像装置4を上記第1の実施形態と同様にルームミラー3に取付けた場合の画像の例である。すなわち、画像撮像装置4による撮像画像70は、運転手Hの眼Huを含む第1の領域の画像71と、運転手Hの後方の所定の位置(リアウインド21の4隅Q1、Q2、Q3、Q4)を含む第2の領域の画像72と、が別々に分離、独立した画像となる。
従って、本実施形態では、パラメータメモリ45は、ミラーずれ量を算出するためのパラメータとして、第1のレンズ51の中心から画像撮像面4sまでの距離D1、第2のレンズ52の中心から画像撮像面4sまでの距離D2、第1の撮像中心軸61oの傾き角度、第2の撮像中心軸62oの傾き角度、第1のレンズ51の中心位置とルームミラー3(又はサイドミラー9)の中心位置との関係、第2のレンズ52の中心位置とルームミラー3(又はサイドミラー9)の中心位置との関係、第1の撮像中心軸61oの方向とルームミラー3(又はサイドミラー9)の中心位置における法線の方向との関係、第2の撮像中心軸62oの方向とルームミラー3(又はサイドミラー9)の中心位置における法線の方向との関係等を予め記憶している。
そして、本実施形態では、ずれ量算出部46は、これらパラメータメモリ45に記憶されているパラメータに基いて、ミラーずれ量を算出するようになっている。すなわち、ずれ量算出部46は、撮像画像70の第1の領域の画像71から、眼撮像点Zuの位置座標を検出すると共に、撮像画像70の第2の領域の画像72から、後方中心撮像点Zpの位置座標を検出し、そして、それら検出した眼撮像点Zuの位置座標、及び後方中心撮像点Zpの位置座標と、パラメータメモリ45に記憶されているパラメータに基いて、ミラーずれ量を算出するようになっている。
本実施形態では、上記第1の実施形態及び上記第2の実施形態における法線方向撮像点Zo及び中間方向撮像点Zc(図4(a)(b)、図8参照)は、撮像画像70上に現れないが、眼撮像点Zuの位置座標、及び後方中心撮像点Zpの位置座標と、パラメータメモリ45に記憶されているパラメータに基いて、それら法線方向撮像点Zo及び中間方向撮像点Zcを算出して、ミラーずれ量を算出することができる。
本実施形態の画像撮像装置4によれば、上記第1及び第2の実施形態における画像撮像装置4(第1の領域の画像と第2の領域の画像を1つのレンズ(1つの光学系)により受光デバイス42上に結像させる構成)と比較して、第1の領域と第2の領域の必要な領域のみの画像を受光デバイス42上に結像させることができ、第1の領域と第2の領域の高精細な画像が得られ、その結果、ミラーずれ量を精度良く算出することができ、ミラー角度の調整精度を高めることができる。
なお、本実施形態において、第1の撮像中心軸61oの方向(すなわち開口43aを通しての第1のレンズ51による画像の撮像方向)、及び第2の撮像中心軸62oの方向(すなわち開口43bを通しての第2のレンズ52による画像の撮像方向)は、第1のレンズ51、開口43a,第2のレンズ52、開口43bを画像撮像面4sに平行な方向に移動させることにより、自由に設定することが可能である。また、第1のレンズ51及び第2のレンズ52を画像撮像面4sに対して傾けてもよい。
<第4の実施形態>
図11は、第4の実施形態によるミラー自動調整システムに用いられる画像撮像装置の構成を示す。本実施形態の画像撮像装置4は、上記第3の実施形態の画像撮像装置において、第1のレンズ51の焦点距離と第2のレンズ52の焦点距離が異なる構成となっている。
そして、本実施形態では、パラメータメモリ45は、ミラーずれ量を算出するためのパラメータとして、上記第3の実施形態におけるパラメータに加え、第1のレンズ51の焦点距離と第2のレンズ52の焦点距離を予め記憶しており、ずれ量算出部46は、これらパラメータメモリ45に記憶されているパラメータに基いて、ルームミラー3のミラーずれ量を算出するようになっている。本実施形態における他の構成については、上記第3の実施形態と同様である。
本実施形態の画像撮像装置4によれば、画像を撮像する第1の領域と第2の領域を最適に設定することができ、ミラー角度の調整精度を高めることができる。
<第5の実施形態>
図12は、第5の実施形態によるミラー自動調整システムに用いられる画像撮像装置の構成を示す。本実施形態の画像撮像装置4は、上記第3の実施形態の画像撮像装置において、光路を屈曲させるプリズム(光路屈曲部材)53をさらに備えた構成になっている。プリズム53は、第1のレンズ51の前方に設けられている。
そして、本実施形態では、パラメータメモリ45は、ミラーずれ量を算出するためのパラメータとして、上記第3の実施形態におけるパラメータに加え、プリズム53と第1のレンズ51との距離、及びプリズム53による光路の屈曲角度等を予め記憶しており、ずれ量算出部46は、これらパラメータメモリ45に記憶されているパラメータに基いて、ルームミラー3のミラーずれ量を算出するようになっている。本実施形態における他の構成については、上記第3の実施形態と同様である。
本実施形態の画像撮像装置4によれば、第1の領域と第2の領域を簡単な構成で最適に設定することができ、コストを抑えると共に、ミラー角度の調整精度を高めることができる。
なお、本実施形態において、開口43aの前方に加え、第2のレンズ52の前方に、光路を屈曲させるプリズム53を設けてもよい。また、プリズム53に代えて、ミラーによって光路を屈曲させるようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るミラー自動調整システムの全体構成を示す平面図。 同ミラー自動調整システムの画像撮像装置の構成を示す断面図。 同ミラー自動調整システムのルームミラーの最適角度とミラーずれ量との関係を示す図。 同ミラー自動調整システムの画像撮像装置による撮像画像を示す図。 同ミラー自動調整システムのルームミラーのミラーずれ量と画像撮像装置による撮像画像との関係を示す図。 同ミラー自動調整システムの画像撮像装置の電気的ブロック構成図。 本発明の第2の実施形態に係るミラー自動調整システムの全体構成を示す平面図。 同ミラー自動調整システムの画像撮像装置による撮像画像を示す図。 本発明の第3の実施形態に係る画像撮像装置の構成を示す断面図。 同画像撮像装置による撮像画像を示す図。 本発明の第4の実施形態に係る画像撮像装置の構成を示す断面図。 本発明の第5の実施形態に係る画像撮像装置の構成を示す断面図。
符号の説明
1 ミラー自動調整システム
2 自動車
3 ルームミラー
4 画像撮像装置
5 ミラー調整スイッチ
6 ミラー角度調整装置
9 サイドミラー
21 リアウインド
22 車体
41 レンズ(光学系)
42 受光デバイス
43 筺体
43a、43b 筺体の開口
44 画像メモリ
45 パラメータメモリ
46 ずれ量算出部
47 撮像制御部
51 第1のレンズ(第1の光学系)
52 第2のレンズ(第2の光学系)
53 プリズム(光路屈曲部材)
70 撮像画像
71 第1の領域の画像
72 第2の領域の画像
H 運転手
Hu 運転手の眼
P 後方中心点

Claims (8)

  1. 自動車の運転手が後方を視認するためのミラーの角度を自動的に調整するミラー自動調整システムにおいて、
    前記運転手が前記ミラーを介して視認する後方領域の中心とすべき後方中心点が予め定められ、
    画像を撮像する画像撮像装置と、
    前記ミラーを回動させて、前記ミラーの角度を調整するミラー角度調整装置とを備え、
    前記画像撮像装置は、
    前記運転手の眼を含む第1の領域と前記運転手の後方の所定の位置を含む第2の領域とを撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像した前記第1の領域の画像から得られる前記運転手の眼の位置と前記第2の領域の画像から得られる前記所定の位置との関係、前記撮像手段の配置位置と前記ミラーの中心位置との関係、及び、前記撮像手段による画像の撮像方向と前記ミラーの中心における法線方向との関係に基いて、前記運転手が前記ミラーの中心に前記後方中心点を視認できるときの前記ミラーの角度に対する、前記撮像手段が撮像を行ったときの前記ミラーの角度のずれに相当するミラーずれ量を算出するミラーずれ量算出手段とを有し、
    前記ミラー角度調整装置は、前記画像撮像装置のミラーずれ量算出手段により算出されたミラーずれ量に基いて、そのミラーずれ量を打ち消すように、前記ミラーの角度を調整する、
    ことを特徴とするミラー自動調整システム。
  2. 前記画像撮像装置は、
    前記ミラーに取付けられており、
    前記ミラーが回動すると、前記ミラーと一緒に回動して、前記ミラーの角度に応じて画像の撮像方向が変化する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のミラー自動調整システム。
  3. 前記画像撮像装置の撮像手段は、第1の光学系と、第2の光学系と、多数の受光素子が配列された受光デバイスとを有し、前記第1の光学系により前記第1の領域の画像を前記受光デバイスの第1の受光領域に結像させ、前記第2の光学系により前記第2の領域の画像を前記受光デバイスの第2の受光領域に結像させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載のミラー自動調整システム。
  4. 前記第1の光学系の焦点距離と前記第2の光学系の焦点距離が異なる、
    ことを特徴とする請求項3に記載のミラー自動調整システム。
  5. 前記第1の光学系及び前記第2の光学系の少なくとも一方の前方に、光路を屈曲させる光路屈曲部材が設けられている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のミラー自動調整システム。
  6. 前記ミラーは、車室内の空間を通して後方を視認するための、車室内に設置されたルームミラーである、
    ことを特徴とする請求項3に記載のミラー自動調整システム。
  7. 前記ミラーは、車室外の空間を通して後方を視認するための、車室外に設置されたサイドミラーである、
    ことを特徴とする請求項3に記載のミラー自動調整システム。
  8. 自動車の運転手が後方を視認するためのミラーの角度を調整するために自動車に設置して使用される画像撮像装置であって、
    前記運転手が前記ミラーを介して視認する後方領域の中心とすべき後方中心点が予め定められ、
    前記運転手の眼を含む第1の領域と前記運転手の後方の所定の位置を含む第2の領域とを撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像した前記第1の領域の画像から得られる前記運転手の眼の位置と前記第2の領域の画像から得られる前記所定の位置との関係、前記撮像手段の配置位置と前記ミラーの中心位置との関係、及び、前記撮像手段による画像の撮像方向と前記ミラーの中心における法線方向との関係に基いて、前記運転手が前記ミラーの中心に前記後方中心点を視認できるときの前記ミラーの角度に対する、前記撮像手段が撮像を行ったときの前記ミラーの角度のずれに相当するミラーずれ量を算出するミラーずれ量算出手段と、
    を備えることを特徴とする画像撮像装置。
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