JP2009208323A - スタンディングパウチ用積層材 - Google Patents

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英隆 越野
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Abstract

【課題】スタンディングパウチ用積層材として環境への配慮と製造工程の簡略化を進めると共に、印刷性をよくし、首折れ減少を解消する。
【解決手段】
少なくとも一面にアルミニウムを蒸着2したポリ乳酸フィルム1の他面にポリ乳酸繊維を用いて編織した布3と、 ポリ乳酸フィルム4を順次積層してなり、内側に前記アルミニウム蒸着ポリ乳酸フィルム1のアルミニウム蒸着面2を内面側に配し、そしてフィルム外側に順次、ポリ乳酸繊維による編織布3と環境にやさしいポリ乳酸フィルム4を配してスタンディングパウチを構成せしめるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は液体の充填包装や食品の包装等に用いられるスタンディングパウチ用積層材に係り、特に環境にやさしいポリ乳酸フィルムならびにポリ乳酸繊維布を用いた前記スタンディングパウチ用積層材に関するものである。
スタンディングパウチは現在、プラスチック容器に代わる省資源の容器、あるいはプラスチック容器等の1次容器への詰め替え容器として広く利用されている。このスタンディングパウチは構成材として、従来、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)や二軸延伸ポリプロピレン(OPP),アルミニウム箔などが用いられており(例えば特許文献1,2参照)、近時、一般的な構造として図2に示す如き内側より未延伸PETフィルム11,アルミ箔12,PET基布13,ナイロンフィルム14を順次積層したものが知られている。
特開2000−313093号公報 特開2004−136515号公報
しかし、上記積層した構造の構成材はPETあるいはナイロンフィルムを主材とするもので、環境への配慮が不足すると共に、ラミネート加工するに際して、先ず未延伸フィルムとアルミ箔を接着し、次いでPET基布とナイロンフィルムを接着して、その後、両接着した素材を更に接着するという3回のラミネート加工が必要であった。
本発明は上述の如き実状に鑑み、近時、問題提起されている環境への配慮と共に製造工程の簡略化を追求して同じ4層構造としてもラミネート加工を簡易化する方法を見出し、好適なスタンディングパウチ用積層材を効率的に提供することを目的とするものである。
即ち、上記目的に適合する本発明積層材は、少なくとも一面にアルミニウムを蒸着したポリ乳酸フィルム、ポリ乳酸繊維を用いて編織した布,ポリ乳酸フィルムを順次積層して形成し、内面側にポリ乳酸フィルムをそのアルミニウム蒸着面を配して外側にポリ乳酸繊維による編織布を介し環境にやさしいポリ乳酸フィルムを配してスタンディングパウチを構成せしめるようにしたスタンディングパウチ用積層材である。
ここで、アルミニウム蒸着はスタンディングパウチ構成時における内側のポリ乳酸フィルムの内面側のみならず、外面側にも、即ちフィルムの表裏に施してもよい。しかし、スタンディングパウチ構成に際し少なくとも最内面側にアルミニウム蒸着層が配されることがガスバリヤー効果の面で効果的である。また、介装するポリ乳酸繊維を用いて編織した布は一般的な布状物であり、不織布をも包含する。
本発明は以上のように環境にやさしいポリ乳酸フィルム及びポリ乳酸繊維よりなる編織布を積層して構成せしめたスタンディングパウチ用積層材であり、従来のポリエチレンテレフタレートフィルムやポリエチレンフィルム等などのフィルムを使用したものに比し、印刷性が良好であると共に軽く、かつバリア性,対候性に優れ、しかも従来のフィルム使用のスタンディングパウチが折曲し易く首折れを起こし易かったのに対し、本発明においてはポリ乳酸繊維による編織布を介在せしめているため、首折れの心配をなくし、強化されるなど種々の効果を有している。
更に本発明は従来の積層材が同じ4層構造で、未延伸フィルムとアルミニウム箔のラミネート加工、ポリエステル基布とナイロンフィルムのラミネート加工に続いて、ラミネート加工した両者を更にラミネートするという、ラミネート加工が3回必要であったのを、本発明ではアルミニウムを蒸着するためラミネート加工は多くとも2回で済む利点がある。
以下、更に本発明スタンディングパウチ用積層材の具体的態様について説明する。先ず、本発明スタンディングパウチ用積層材は前述の如く環境に優しい素材であるポリ乳酸フィルム,ポリ乳酸繊維を用いることを基本とするものである。
ポリ乳酸フィルム,ポリ乳酸繊維は石油を原料とする従来型のフィルム,繊維と異なり、植物(トウモロコシ)を原料として生分解性という特徴を有しており、透明性,光沢性と共に透湿性,印刷性に優れた物性を有している。また、これはCO2を吸収して育つ植物を原料として、焼却や堆肥化される場合でも、吸収したCO2を放出するだけで大気中のCO2を増加させないのみならず、土中,堆肥中の微生物により最終的に水とCO2に分解され、地球温暖化の防止にも貢献する環境にやさしい素材であり、ポリ乳酸フィルム,ポリ乳酸繊維の利用は重要な特徴である。
本発明は上述の如き知見にもとづいて、図1に示す如くスタンディングパウチ構造において内側に少なくとも内面側にアルミニウム蒸着した蒸着層2を有するポリ乳酸フィルム1を配すると共に、これに隣接してポリ乳酸繊維系による編織布よりなる基布3、続いて外側にポリ乳酸フィルム4を配することによって積層材として形成している。
ここで積層材は余り厚くなればスタンディングパウチの構造上、好ましくない。もしスタンディングパウチを各層全てポリ乳酸フィルムとした場合、従来品と同じだけの強度を得るためには厚みも相当なものが必要と考えられるので、本発明においてはポリ乳酸繊維原糸を用いた編織布を基布として用い強度の強化を図った。これにより従来品よりも薄く軽量化することができる
一般的な各層の厚さとしてはアルミニウム蒸着層が15〜20μm内側及び外側のポリ乳酸フィルム4が35μm、ポリ乳酸繊維原糸による基布3が30〜40μmであり、全体として積層材の厚みは130μm以下が好ましい。しかし、これらに限定されないことは勿論である。
なお、図1においてはアルミニウム蒸着層2が内側面のみに蒸着されているが、ポリ乳酸フィルム1の内外両面、即ち、表裏に蒸着層2を形成せしめてもよい。また、基布としてはポリ乳酸繊維を用いた編布,織布の何れでもよいが、不織布の使用も可能であり、目ずれを起こさない点では編布が好ましく、特に並列した鎖編目に幅方向に緯糸を挿入した経編地は好適である。なお、ポリ乳酸フィルムならびに基布原糸としては市販のものが用いられる。
本発明に係る上記積層材は主としてスタンディングパウチの作成に用いられるが、パウチに限らず他の液体洗剤,柔軟仕上げ剤等の充填包装など他の同効質材等の作成にも随時、用いられ、前述した諸種の効果が期待される。以下、本発明の実施例を示す。
ポリ乳酸フィルム(東セロ製「パルクリーンLC)の一面にアルミニウムを蒸着し、アルミニウム蒸着面を内面側として他面側にポリ乳酸繊維原糸(東レ製「エコディア(登録商標)」により緯糸挿入ラッセル編地を重ね、更にその外側にポリ乳酸フィルム(東セロ製「パルグリーンLC」)を重ね、夫々を接着剤を用いてラミネートし、25μm厚,35μm厚の積層材を得た。
一方、比較のため内側にナイロンフィルム、次いでアルミ蒸着PETフィルム、更にその外側にポリエチレンフィルムを順次、接着剤を介して積層ラミネートして同じく25μm厚,35μm厚の積層体を得た。得られた上記積層材についてその物性を比較した結果を下記表1に示す。
表中の引張試験度、引裂強度、透湿度は下記に従って測定した。
引張強伸度;試料幅を5cmとし、つかみ間隔20cm,引張速度20cm/minで測定した。
引裂強度;JIS L1018A ペンジュラム法に基づき、たて方向に引き裂いたものをたて方向とした。
透湿度;JIS Z0208 カップ法に拠った。温湿度条件を40℃、90%RHとした。
Figure 2009208323
上記表より本発明に係る積層材は従来のフィルムのみによる場合に比し、引張強伸度,引裂強度,透湿性共にすぐれており、パウチを製作した場合、形態崩れもなく、折れ曲がることも解消されることが理解される。
本発明に係る積層材の1例を示す図である。 従来の一般的な積層材を示す図である。
符号の説明
1:内側ポリ乳酸フィルム
2:アルミニウム蒸着層
3:ポリ乳酸繊維による基布
4:外側ポリ乳酸フィルム

Claims (2)

  1. 少なくとも一面にアルミニウムを蒸着したポリ乳酸フィルムの他面にポリ乳酸繊維を用いて編織した布と、ポリ乳酸フィルムを順次積層してなり、内側に前記アルミニウムを蒸着したポリ乳酸フィルムのアルミニウム蒸着面を内面側に配して外側にはポリ乳酸繊維による編織布を介し、環境にやさしいポリ乳酸フィルムを重ね、スタンディングパウチを構成せしめるようにしたことを特徴とするスタンディングパウチ用積層体。
  2. 内面側に表裏両面にアルミニウムを蒸着したポリ乳酸フィルムを配し、該フィルムに続き外面側に順次、ポリ乳酸繊維を用いて編織した布とポリ乳酸フィルムを積層した請求項1記載のスタンディングパウチ用積層体。
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