JP2009208195A - 主軸装置及び電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速回転領域で界磁弱め電流を低減させて消費電力を抑えるようにしたラジアルギャップ型の主軸装置及び電動機を提供する。
【解決手段】主軸装置21は、ステータ31が設けられた主軸ハウジング23と、主軸ハウジング23内に回転可能に支持され外周にロータ33が取り付けられた主軸27とを備え、ステータ31とロータ33とを主軸27の半径方向に対向して配置しステータ31とロータ33との相互作用により主軸27を回転させる。ステータ31とロータ33とを主軸27の回転軸線方向に移動させるための移動機構35をさらに設け、ステータ31とロータ33とを回転軸線方向に階段状又はテーパ状に形成し、移動機構35が主軸27の回転速度に従ってステータ31とロータ33とを回転軸線方向に相対移動させ、半径方向におけるステータ31とロータ33との間隔を変更する。電動機も同様に構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、高速回転可能な電動機及びこれを使用した主軸装置に関する。
主軸装置などで使用される電動機の回転速度を上げていくと、回転速度の増加に伴って逆起電力も増加して磁気抵抗が大きくなるため、電動機の駆動電流を増加させても回転速度が増加しにくくなり、高速回転を行おうとする場合、大電流が消費されるようになる。このため、高速回転領域で運転を行う場合には、ステータとロータとの間の磁束量を減少させるために駆動電流による磁束と反対方向の磁束を発生させるようにステータに界磁弱め電流を印加して逆起電力を低下させる弱め界磁制御が行われることが一般的である。
また、アキシャルギャップ型の電動機の場合、ステータとロータとを回転軸線方向に移動させてその間の距離を変更して磁束量(すなわち磁束密度)を制御することによりトルクを調整し高速回転を可能にする場合や、ステータとロータの対向方向にロータ又はステータの何れかを二つの部位に分割し、分割された二つの部位の何れか一方の部位を他方の部位に対しロータの回転方向又は逆回転方向に移動させることで磁束量又は磁束密度を制御して高速回転を可能にする場合もある(特許文献1を参照)。
特開2006−191782号公報
上述したように、アキシャルギャップ型の電動機の場合には、ロータとステータとを回転軸線方向に相対移動させればその間の距離を変更して磁束量又は磁束密度を調整することができる。しかしながら、ラジアルギャップ型の電動機の場合には、ロータとステータとの間の距離を変更することは一般にできないので、磁束量又は磁束密度を調整することができないという問題があった。また、界磁弱め電流を印加して界磁を弱める場合、これまで出力していたトルクを犠牲にして弱め界磁を作ることになるので同じ駆動電流に対して得られるトルクが減少するにもかかわらず、界磁を弱めるために付加的な電流を必要とするので電力消費自体が大きくなる問題があった。
本発明は前述の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、高速回転領域で必要になる界磁弱め電流を低減させて消費電力を抑えるようにしたラジアルギャップ型の主軸装置又は電動機を提供することにある。
前述の目的を達成するため、本発明によれば、ステータが設けられた主軸ハウジングと、主軸ハウジング内に回転可能に支持され外周にロータが取り付けられた主軸とを備え、ステータとロータとを主軸の半径方向に対向して配置しステータとロータとの相互作用により主軸を回転させる主軸装置であって、前記ステータと前記ロータとを前記主軸の回転軸線方向に相対移動させる移動機構をさらに備え、前記ステータの内周面及び前記ロータの外周面をテーパ状又は階段状に形成するようにした主軸装置が提供される。
互いに対向するステータの内周面及びロータの外周面を階段状又はテーパ状に形成していれば、ラジアルギャップ型の電動機を組み込んだ主軸装置であっても、ステータとロータとを回転軸線方向に相対移動して主軸の半径方向におけるステータとロータとの間隔を変更することにより、磁束量又は磁束密度を増減させることができる。
また、本発明によれば、上記主軸装置を備えた工作機械であって、前記主軸を回転させる回転速度指令に基づいて前記移動機構を駆動させる制御装置を備えた工作機械が提供される。
また、本発明によれば、ステータが設けられたハウジングと、ハウジング内に回転可能に支持され外周にロータが取り付けられた回転軸とを備え、ステータとロータとを回転軸の半径方向に対向して配置しステータとロータとの相互作用によりハウジングに対して回転軸を回転させる電動機であって、前記ステータと前記ロータとを前記回転軸の回転軸線方向に相対移動させる移動機構をさらに備え、前記ステータの内周面及び前記ロータの外周面をテーパ状又は階段状に形成するようにした電動機が提供される。
本発明によれば、ステータの内周面及びロータの外周面を階段状又はテーパ状に形成し、ラジアルギャップ型の電動機又はそれを組み込んだ主軸装置であっても、ステータとロータとを回転軸線方向に相対移動させて主軸の半径方向におけるステータとロータとの間隔を変更することにより磁束量又は磁束密度を増減させることができるようにした。したがって、ラジアルギャップ型の電動機又はこれを組み込んだ主軸装置でも、高速回転領域での運転の際にステータとロータとの間隔を広げることにより両者の間に作用する力すなわちトルクを低下させることができ、この結果、界磁を弱めるために必要となる弱め界磁電流の量を低減させることが可能になり、環境問題に配慮した電動機又は主軸装置が実現される。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
最初に、図6及び図7を参照して、本発明の基本的構造及び動作原理を説明する。
本発明は、主軸ハウジングなどの固定部内に取り付けられた筒状のステータ(固定子)11と、回転軸線O周りに回転可能な主軸や回転シャフトなどの回転部の外周に取り付けられた筒状のロータ(回転子)13とを備え、このようなステータ11とロータ13との相互作用により固定部に対して回転部を回転させる。ステータ11とロータ13とは回転軸線Oと垂直な方向(以下、半径方向と記載する。)に予め定められた間隔をおいて対向するように配置されており、対向するステータ11の内周面とロータ13の外周面がともに、テーパ状(図6参照)又は階段状(図7参照)になるように形成されている。詳細には、ステータ11はヨークにコイルを巻き回すことにより形成された電磁石であり、ロータ13は永久磁石である。
図6(a)を参照すると、ステータ11はその内周面が図中左側から右側に向かって回転軸線Oから離れるようにテーパ状に形成されている一方、ロータ13はその外周面がステータ11の内周面と相補的な形状をしており、外周面がステータ11の内周面と半径方向に所定の間隔lをおいて図中左側から右側に向かって回転軸線Oから離れるようにテーパ状に形成されている。このように形成されたステータ11とロータ13とを回転軸線O方向に相対移動させることにより、ステータ11とロータ13との半径方向の間隔を変化させ、ステータ11とロータ13との間に生じる磁束の量を増減させることができる。
例えば、ステータ11に印加する駆動電流を増加させてもほとんど回転速度が増加しなくなる高速回転領域での運転の際に、図6(a)に示されているように間隔lをおいて対向して配置されたステータ11とロータ13とをその回転軸線方向の重なり部分を減少させるように回転軸線方向に相対移動させると、図6(b)に示されているように、ステータ11とロータ13との半径方向の間隔が広がってlになる。すると、図6(b)に示されている状態のステータ11とロータ13との間に生じる磁束の量すなわち磁束密度は、ステータ11に界磁弱め電流を印加しなくても図6(a)に示されている状態のステータ11とロータ13との間に生じる磁束の量よりも少なくなる。この結果、ステータ11に生じる逆起電力が小さくなって、同じ電流でもより高い回転速度での運転が可能になる。したがって、弱め界磁制御を行う場合に、高速回転領域において必要とされる界磁弱め電流を少なくすることができる。
また、図7(a)を参照すると、ステータ11はその内周面が図中左側から右側に向かって回転軸線Oへ近づくように階段状に形成されている一方、ロータ13はその外周面がステータ11の内周面と相補的な形状をしており、外周面がステータ11の内周面と半径方向に所定の間隔lをおいて図中左側から右側に向かって回転軸線Oへ近づくように階段状に形成されている。このように形成されたステータ11とロータ13も、図6に示されているテーパ状のステータ11及びロータ13と同様に、回転軸線方向に互いに対して相対移動させることにより、ステータ11とロータ13との半径方向の間隔を変化させ、ステータ11とロータ13との間に生じる磁束の量を増減させることができる。
例えば、ステータ11に印加する駆動電流を増加させてもほとんど回転速度が増加しなくなる高速回転領域での運転の際に、図7(a)に示されているように間隔lをおいて対向して配置されたステータ11とロータ13とをその回転軸線方向の重なり部分を減少させるように回転軸線方向に相対移動させると、図7(b)に示されているように、ステータ11とロータ13との半径方向の間隔は広がってlになる。すると、図6の場合と同様に、図7(b)に示されている状態のステータ11とロータ13との間に生じる磁束の量すなわち磁束密度は、ステータに界磁弱め電流を印加しなくても図7(a)に示されている状態のステータ11とロータ13との間に生じる磁束の量よりも少なくなる。この結果、ステータ11に生じる逆起電力が小さくなって、同じ電流でもより高い回転速度での運転が可能になる。したがって、弱め界磁制御を行う場合に、高速回転領域において必要とされる界磁弱め電流を少なくすることができる。
なお、ステータ11とロータ13との回転軸線方向の重なり部分を減少させるとトルクが低下するが、このように重なり部分を減少させてステータ11とロータ13との間隔を増加させるのは大きなトルクを必要としない高速回転領域であるので、問題とならないことに留意されたい。
次に、図1を参照して、本発明の基本原理を利用した主軸装置の第1の実施の形態を説明する。
最初に、図1に示されている主軸装置21の構成について説明する。主軸装置21は、主軸ハウジング23と、主軸ハウジング23の内部に軸受25を介して回転可能に支持されている主軸27と、主軸装置21の動作を制御するための制御装置29とを備える。主軸ハウジング23の内部にはステータ31が取り付けられており、主軸27の外周にはステータ31と主軸27の半径方向に間隔をおいて対向して配置されるロータ33が取り付けられている。また、ロータ33は主軸27に固定的に取り付けられているのに対して、ステータ31は移動機構35によって回転軸線方向に移動できるように主軸ハウジング23に取り付けられている。
主軸27の前端面には工具ホルダ(図示せず)を装着するためのテーパ状の工具装着穴37が形成されている。また、主軸装置21の後端部には主軸27の回転速度を検出するための回転速度検出装置39が設けられており、制御装置29が回転速度検出装置39によって検出された主軸27の回転速度に基づいて主軸装置21の動作を制御できるようになっている。図示される実施形態では、回転速度検出装置39として、主軸27の後端部に取り付けられており放射状に等間隔でスリットが形成されている回転板39aと、主軸ハウジング23に取り付けられており回転板39aに光を投光してその反射を検出する検出器39bとにより構成される反射型エンコーダが使用されている。しかしながら、回転速度検出装置39は、主軸27の回転速度を検出できれば上記構成に限定されるものではなく、光透過型エンコーダや他のタイプの符号化装置とすることも可能である。
ロータ33の外周面は回転軸線方向に主軸27の先端に向かって先細になるように(すなわち回転軸線Oに近づくように)テーパ状に形成されている一方、ステータ31の内周面はロータ33の外周面と相補的な形状を有しており、回転軸線方向に主軸27の先端に向かって先細になるように(すなわち回転軸線Oに近づくように)テーパ状に形成されている。なお、ステータ31及びロータ33のテーパ状傾斜の方向を上記と逆にすることも可能である。
主軸ハウジング23の内周面には環状の凹部41が形成されており、凹部41内には、ステータ31に連結された連結部材43が収容されている。連結部材43は、凹部41の底面に沿って回転軸線方向に摺動可能な円筒状のスリーブ部43aと、スリーブ部43aの回転軸線方向両端部に設けられた延長部43bとを含む。延長部43bは、スリーブ部43aの回転軸線方向端部から半径方向内側に延びる半径方向延長部分43b−1と、半径方向延長部分43b−1の半径方向内側端部から回転軸線Oと平行に延び主軸ハウジング23の内周面上を摺動するように構成された回転軸線方向延長部分43b−2とからなる。回転軸線方向延長部分43b−2の長さは、連結部材43のスリーブ部43aが凹部41内で回転軸線方向に摺動しても常にその一部が主軸ハウジング23の内周面に接触しているように定められている。このような構成により、凹部41において連結部材43の回転軸線方向の少なくとも片側に、凹部41の底面及び側面と連結部材43の延長部43bとにより閉じられた空間を形成できるようにしている。
さらに、主軸ハウジング23には、凹部41において連結部材43の両側に形成される空間にそれぞれ連通する作動流体供給路45が形成されており、これら作動流体供給路45に、油圧ユニット47から切換弁49を介して作動油が供給されるようになっている。なお、本実施形態では、作動流体供給路45に作動流体を供給するための作動流体供給装置として、油圧ユニット47を使用しているが、空圧ユニットなどを使用することも可能である。
これら主軸ハウジング23の凹部41、連結部材43、作動流体供給路45、切換弁49、油圧ユニット47は、回転軸線方向にステータ31を移動させるための移動機構35を構成する。
次に、図1に示されている主軸装置21の動作について説明する。回転速度が所定値以下の低速回転領域で運転する場合には、制御装置29は、切換弁49を切り換えて、油圧ユニット47から作動流体供給路45を通して凹部41内の主軸先端側の空間に作動油を供給し、凹部41の主軸後端側の側面に連結部材43の延長部43bを当接させてステータ31とロータ33とを半径方向に整列した状態にさせ、この状態でステータ31に駆動電流を印加させる。
一方、回転速度が所定値以上の高速回転領域での運転が所望される場合には、制御装置29は、切換弁49を切り換えて、油圧ユニット47から作動流体供給路45を通して凹部41内の主軸後端側の空間に作動油を供給し、凹部41内で主軸先端側に向かって連結部材43を移動させることによりロータ33に対してステータ31を回転軸線方向に主軸先端側へ相対移動させる。すると、ステータ31とロータ33との半径方向の間隔が広がってステータ31とロータ33との間に生じる磁束の量すなわち磁束密度が減少し、その結果、同じ駆動電流に対してステータ31において発生する逆起電力が減少し、少ない界磁弱め電流で高速回転での運転をさせることができるようになる。
なお、ステータ31及びロータ33のテーパ状勾配の向きを図1に示されている実施形態と反対にした場合には、低速回転領域及び高速回転領域においてステータ31を上記と逆向きに移動させればよい。
次に、図2を参照して、本発明による主軸装置51の第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態は、ステータ53の内周面及びロータ55の外周面がテーパ状ではなく階段状になっている点において、第1の実施の形態と異なっている。
第2の実施の形態の主軸装置51の主軸ハウジング23、軸受25、主軸27、制御装置29、回転速度検出装置39は、第1の実施の形態の主軸装置の主軸ハウジング23、軸受25、主軸27、制御装置29、回転速度検出装置39と基本的に同じであるので、第1の実施の形態と同じ参照番号を付されており、ここではその構成についての説明を省略する。
第2の実施の形態の主軸装置51においても、主軸ハウジング23の内部にはステータ53が取り付けられており、主軸27の外周にはステータ53と主軸27の半径方向に間隔をおいて対向して配置されるロータ55が取り付けられている。また、ロータ55が主軸27に固定的に取り付けられているのに対して、ステータ53は移動機構57によって回転軸線方向に移動できるように主軸ハウジング23に取り付けられている点も第1の実施の形態と同様である。
一方、第2の実施の形態のロータ55の外周面は、第1の実施の形態と異なり、回転軸線方向に主軸27の先端に向かって回転軸線Oから階段状に離れていくように形成されている。また、ステータ53の内周面はロータ55の外周面と相補的な形状を有しており、回転軸線方向に主軸27の先端に向かって回転軸線Oから階段状に離れていくように形成されている。なお、図2に示されているステータ53の内周面及びロータ55の外周面の階段状の勾配を回転軸線方向に逆向きにして、ステータ53の内周面及びロータ55の外周面が主軸27の先端に向かって回転軸線Oに階段状に近づいていくように形成することも可能である。
また、主軸ハウジング23の内周面には環状の凹部59が形成されており、凹部59を覆うようにピストンスリーブ61が配設されている。ピストンスリーブ61は、ステータ53に連結される連結部材として機能するものであり、凹部59内に収容されており凹部59の底面に沿って回転軸線方向に摺動可能なピストン部61aと、ピストン部61aに連結されており凹部59を覆って主軸ハウジング23の内周面上を摺動するように構成された円筒状のスリーブ部61bとを含む。回転軸線方向のスリーブ部61bの長さは、回転軸線方向の凹部59の長さよりも長くピストンスリーブ61が回転軸線方向に移動した場合でも回転軸線方向の両端部が常に主軸ハウジング23の内周面に接触するように定められている。このような構成により、凹部59内においてピストン部61aの少なくとも片側に、凹部59の底面及び側面とピストンスリーブ61とにより閉じられた空間を形成できるようにしている。また、回転軸線方向の凹部59の長さはピストン部61aがステータ53及びロータ55の階段一段分の長さだけ凹部59内において回転軸線方向に移動できるように定められている。これにより、凹部59内においてピストンスリーブ61のピストン部61aを移動させたときにステータ53とロータ55とが階段一段分の長さだけ回転軸線方向にずれた状態で対向できるようになる。
さらに、主軸ハウジング23には、凹部59においてピストンスリーブ61のピストン部61aの両側に形成される空間にそれぞれ連通する作動流体供給路45が形成されており、これら作動流体供給路45に、油圧ユニット47から切換弁49及び作動流体供給路45を介して作動流体が供給されるようになっている。これら作動流体供給路45、油圧ユニット47及び切換弁49は第1の実施の形態のものと同様のものであり、同じ参照番号が付されている。作動流体供給路45に作動流体を供給するための作動流体供給装置として、油圧ユニット47に代えて空圧ユニットなどを使用できることはもちろんである。
これら主軸ハウジング23の内周面の凹部59、ピストンスリーブ61、作動流体供給路45、切換弁49、油圧ユニット47は、回転軸線方向にステータ53を移動させるための移動機構57を構成している。
第2の実施の形態の主軸装置の動作について、回転速度が所定値以下の低速回転領域で運転する場合には、制御装置29が、切換弁49を切り換えて、油圧ユニット47から作動流体供給路45を通して凹部41内の主軸後端側の空間に作動油を供給し、凹部41の主軸先端側側面にピストンスリーブ61のピストン部61aを当接させてステータ53とロータ55とを半径方向に整列した状態にさせ、この状態でステータ53に駆動電流を印加させる。
一方、回転速度が所定値以上の高速回転領域での運転が所望される場合には、制御装置29は、切換弁49を切り換えて、油圧ユニット47から作動流体供給路45を通して凹部41内の主軸先端側の空間に作動油を供給し、凹部41内で主軸後端側に向かってピストンスリーブ61を移動させることによりロータ55に対してステータ53を回転軸線方向に後端側へ相対移動させる。すると、ステータ53とロータ55との半径方向の間隔が広がってステータ53とロータ55との間に生じる磁束の量すなわち磁束密度が減少する。その結果、同じ駆動電流に対してステータ53において発生する逆起電力が減少し、少ない界磁弱め電流で高速回転をさせることができるようになる。
なお、ステータ53及びロータ55の階段状の勾配の向きを図2に示されている実施の形態と反対にした場合には、低速回転領域及び高速回転領域においてステータ53を上記と逆向きに移動させればよい。
次に、図3を参照して、本発明による主軸装置71の第3の実施の形態を説明する。第3の実施の形態は、ステータ73が主軸ハウジング23において主軸27の回転軸線方向に移動するのではなくロータ75が主軸27の外周上を回転軸線方向に移動する点において、第1の実施の形態と異なっている。
第3の実施の形態の主軸装置71の主軸ハウジング23、軸受25、主軸27、制御装置29、回転速度検出装置39は、第1の実施の形態の主軸装置21の主軸ハウジング23、軸受25、主軸27、制御装置29、回転速度検出装置39と同じであるので、第1の実施の形態と同じ参照符号を付されており、ここではその構成についての説明を省略する。また、第3の実施の形態の主軸装置71においても、主軸ハウジング23の内部にはステータ73が取り付けられており、主軸27の外周にはステータ73と主軸の半径方向に間隔をおいて対向して配置されるロータ75が取り付けられている。
一方、ステータ73が主軸ハウジング23に固定的に取り付けられ、ロータ75が移動機構77によって回転軸線方向に移動できるように主軸27に取り付けられている点で、第1の実施の形態の場合と異なっている。
また、第3の実施の形態のロータ75の外周面は、第1の実施の形態の場合と逆に、回転軸線方向に主軸27の後端に向かって先細になるように(すなわち回転軸線Oに近づくように)テーパ状に形成されている一方、ステータ73の内周面はロータ75の外周面と相補的な形状を有しており、回転軸線方向に主軸27の後端に向かって先細になるように(すなわち回転軸線Oに近づくように)テーパ状に形成されている。なお、ステータ73及びロータ75のテーパ状勾配の向きを第1の実施の形態の場合と同じにすることも当然可能である。
主軸27の外周面には環状の凹部79が形成されており、凹部79を覆うようにピストンスリーブ81が配設されている。ピストンスリーブ81は、ロータ75に連結される連結部材として機能するものであり、凹部79内に収容されており凹部79の底面に沿って回転軸線方向に摺動可能なピストン部81aと、ピストン部81aに連結されており凹部79を覆って主軸27の外周面上を摺動するように構成された円筒状のスリーブ部81bとを含む。回転軸線方向のスリーブ部81bの長さは、回転軸線方向の凹部79の長さよりも長くピストンスリーブ81を回転軸線方向に移動させたときに回転軸線方向の両端部が常に主軸27の外周面に接触するように定められている。このような構成により、凹部79内においてピストン部81aの少なくとも片側に、凹部79の底面及び側面とピストンスリーブ81とにより閉じられた空間を形成できるようにしている。
さらに、主軸27には、凹部79においてピストンスリーブ81のピストン部81aの両側に形成される空間にそれぞれ連通する作動流体供給路83が形成されている。さらに、主軸27の後方には、回転軸線方向に移動可能であり工具交換のときに主軸27内のドローバー(説明の簡単化のために図示せず)を前側に押圧するアンクランプピストン(図示せず)により回転軸線方向(矢印A方向)に移動して主軸27の後端にカップラ85を介して分離可能に連結することが可能な当接部材87が設けられており、空圧ユニット89から主軸27の作動流体供給路83に対して切換弁49、当接部材87、カップラ85及び作動流体供給路83を通して作動流体(ここでは、加圧エア)が供給されるようになっている。作動流体供給路83に作動流体を供給するための作動流体供給装置として、空圧ユニット89に代えて油圧ユニットなどを使用できることはもちろんである。なお、本実施の形態の切換弁49も第1の実施の形態の切換弁49と同様のものであり、同じ参照番号が付されている。
これら主軸27の凹部79、ピストンスリーブ81、当接部材87、作動流体供給路83、切換弁49、空圧ユニット89は、回転軸線方向にロータ75を移動させるための移動機構77を構成している。
第3の実施の形態の主軸装置71の動作について、工具を交換する際にドローバを前側に押圧するアンクランプピストンを利用して主軸27の後端に当接部材87を当接させることにより、カップラ85を介して主軸27の作動流体供給路83と空圧ユニット89とを連通させ、作動流体供給路83に加圧エアを供給して主軸27上でロータ75の位置を移動させて位置決めした後、アンクランプピストンの後退により当接部材87を主軸27の後端から離脱させ、主軸27を回転させる。このとき、カップラ85の存在により主軸27の作動流体供給路83から加圧エアが漏出することが防止される。工具に応じて適した回転速度が定められているので、工具交換時には所望される回転速度が予め分かっており、その回転速度に従って制御装置29が工具交換時に主軸27上でロータ75を移動させればよい。また、主軸27が回転するときには当接部材87は主軸27の後端から離脱させられているので、空圧ユニット89からの配管等が主軸27の回転を妨げることもない。
回転速度が所定値以下の低速回転領域で運転する場合には、当接部材87が主軸27の後端に接続されている状態で、制御装置29が、切換弁49を切り換えて、空圧ユニット89から当接部材87及び作動流体供給路83を通して凹部79内の主軸先端側の空間に加圧エアを供給し、凹部79の主軸後端側側面にピストンスリーブ81のピストン部81aを当接させてステータ73とロータ75とを半径方向に整列した状態にさせ、この状態でステータ73に駆動電流を印加させる。
一方、回転速度が所定値以上の高速回転領域での運転が所望される場合には、当接部材87が主軸27の後端に接続されている状態で、制御装置29は、切換弁49を切り換えて、空圧ユニット89から作動流体供給路83を通して凹部79内の主軸後端側の空間に加圧エアを供給し、凹部79内において主軸先端側に向かってピストンスリーブ81を移動させることによりステータ73に対してロータ75を回転軸線方向に先端側へ相対移動させる。すると、ステータ73とロータ75との半径方向の間隔が広がってステータ73とロータ75との間に生じる磁束の量すなわち磁束密度が減少する。その結果、同じ駆動電流に対してステータ73において発生する逆起電力が減少し、少ない界磁弱め電流で高速回転をさせることができるようになる。
なお、ステータ73及びロータ75のテーパ状勾配の向きを図3に示されている実施の形態と反対にした場合には、低速回転領域及び高速回転領域においてロータ75を上記と逆向きに移動させればよい。
図4を参照して、本発明による主軸装置91の第4の実施の形態を説明する。第4の実施の形態は、ステータ93の内周面及びロータ95の外周面がテーパ状ではなく階段状になっている点において、第3の実施の形態と異なっている。
第4の実施の形態の主軸装置91の主軸ハウジング23、軸受25、主軸27、制御装置29、回転速度検出装置39は、第3の実施の形態の主軸装置51の主軸ハウジング23、軸受25、主軸27、制御装置29、回転速度検出装置39と基本的に同じであるので、第3の実施の形態と同じ参照番号を付されており、ここではその構成についての説明を省略する。また、第4の実施の形態の移動機構77を構成する主軸27の凹部79、ピストンスリーブ81、作動流体供給路83、カップラ85、当接部材87、切換弁49、空圧ユニット89も、第3の実施の形態の移動機構77を構成する主軸27の凹部79、ピストンスリーブ81、作動流体供給路83、カップラ85、当接部材87、切換弁49、空圧ユニット89と同じであるので、第3の実施の形態と同じ参照番号を付されており、ここでは、その構成についての説明を省略する。
さらに、第4の実施の形態の主軸装置91においても、第3の実施の形態と同じように、ステータ93が主軸ハウジング23の内部に固定的に取り付けられており、ロータ95がステータ93と主軸27の半径方向に間隔をおいて対向して配置され移動機構77によって回転軸線方向に移動できるように主軸27の外周に取り付けられている。
一方、第4の実施の形態のロータ95の外周面は、第3の実施の形態と異なり、回転軸線方向に主軸27の先端に向かって回転軸線Oから階段状に離れていくように形成されている。また、ステータ93の内周面はロータ95の外周面と相補的な形状を有しており、回転軸線方向に先端に向かって回転軸線Oから階段状に離れていくように形成されている。なお、図4に示されているロータ95の外周面及びステータ93の内周面の階段状勾配の向きを回転軸線方向に逆にして、ロータ95の外周面が主軸27の先端に向かって回転軸線Oに階段状に近づき、ステータ93の内周面が主軸27の先端に向かって回転軸線Oに階段状に近づいていくように形成することも可能である。
第4の実施の形態の主軸装置91の動作は、第3の実施の形態の主軸装置71の動作と基本的に同じであり、工具を交換する際にドローバを前側に押圧するアンクランプピストンを利用して主軸27の後端に当接部材87を当接させることにより、カップラ85を介して主軸27の作動流体供給路83と空圧ユニット89とを連通させ、作動流体供給路83に加圧エアを供給してロータ95を移動させ位置決めした後、アンクランプピストンの後退により当接部材87を主軸27の後端から離脱させ、主軸27を回転させる。
回転速度が所定値以下の低速回転領域で運転する場合には、当接部材87が主軸27の後端に接続されている状態で、制御装置29が、切換弁49を切り換えて、空圧ユニット89から当接部材87及び作動流体供給路83を通して凹部79内の主軸先端側の空間に加圧エアを供給し、凹部79の主軸後端側の側面にピストンスリーブ81のピストン部81aを当接させてステータ93とロータ95とを半径方向に整列した状態にさせ、この状態でステータ93及びロータ95に駆動電流を印加させる。
一方、回転速度が所定値以上の高速回転領域での運転が所望される場合には、当接部材87が主軸27の後端に接続されている状態で、制御装置29は、切換弁49を切り換えて、空圧ユニット89から作動流体供給路83を通して凹部79内の主軸後端側の空間に加圧エアを供給し、凹部79内において主軸先端側に向かってピストンスリーブ81を移動させることによりステータ93に対してロータ95を回転軸線方向に先端側へ相対移動させる。すると、ステータ93とロータ95との半径方向の間隔が広がってステータ93とロータ95との間に生じる磁束の量すなわち磁束密度が減少する。その結果、同じ駆動電流に対してステータ93において発生する逆起電力が減少し、少ない界磁弱め電流で高速回転をさせることができるようになる。
なお、ステータ93及びロータ95の階段状勾配の向きを図4に示されている実施の形態と反対にした場合には、低速回転領域及び高速回転領域においてステータ93を上記と逆向きに移動させればよい。
図5を参照して、本発明による基本的構造を利用した電動機101の実施の形態を説明する。
最初に、図5に示されている電動機101の構成について説明する。電動機101は、例えば同期タイプのものであり、電動機ハウジング103と、電動機ハウジング103の内部に軸受105を介して回転可能に支持されている回転軸107と、電動機101の動作を制御するための制御装置109とを備える。電動機ハウジング103の内部にはステータ111が取り付けられており、回転軸107の外周にはステータ111と回転軸107の半径方向に間隔をおいて対向して配置されるロータ113が取り付けられている。ロータ113は回転軸107に固定的に取り付けられているのに対して、ステータ111は移動機構115によって回転軸線方向に移動できるように電動機ハウジング103に取り付けられている。
電動機101の後端部(図5中の上側の端部)には、電動機ハウジング103に対する回転軸107の回転速度を検出するための回転速度検出装置117が設けられており、制御装置109が回転速度検出装置117によって検出された回転軸107の回転速度に基づいて電動機101の動作を制御できるようになっている。図示される実施の形態では、回転速度検出装置117として、回転軸107の後端部に取り付けられており放射状に等間隔でスリットが形成されている回転板117aと、電動機ハウジング103に取り付けられており回転板117aに光を投光してその反射を検出する検出器117bとにより構成される反射型エンコーダが使用されている。しかしながら、回転速度検出装置117は、回転軸107の回転速度を検出できれば上記構成に限定されるものではなく、光透過型エンコーダや他のタイプの符号化装置とすることも可能である。
図2に示されている第2の実施の形態と同様に、ロータ113の外周面は回転軸線方向に回転軸107の先端(図5の下側の端部)に向かって回転軸線Oから階段状に離れていくように形成されている。また、ステータ111の内周面はロータ113の外周面と相補的な形状を有しており、回転軸線方向に回転軸107の先端に向かって回転軸線Oから階段状に離れていくように形成されている。なお、図5に示されているステータ111の内周面及びロータ113の外周面の階段状勾配の向きを回転軸線方向に逆にして、ステータ111の内周面及びロータ113の外周面が回転軸107の先端に向かって回転軸線Oに階段状に近づいていくように形成することも可能である。
また、電動機ハウジング103の内周面には環状の凹部119が形成されており、凹部119内には、ステータ111に連結された連結部材121が収容されている。連結部材121は、凹部119の底面に沿って回転軸線方向に摺動可能な円筒状のスリーブ部121aと、スリーブ部121aの回転軸線方向両端部に設けられた延長部121bとを含む。延長部121bは、スリーブ部121aの回転軸線方向端部から半径方向内側に延びる半径方向延長部分121b−1と、半径方向延長部分121b−1の半径方向内側端部から回転軸線Oと平行に延び電動機ハウジング103の内周面上を摺動するように構成された回転軸線方向延長部分121b−2とからなる。回転軸線方向延長部分121b−2の長さは、連結部材121のスリーブ部121aが凹部119内で回転軸線方向に摺動してもその一部が常に電動機ハウジング103の内周面に接触しているように定められている。このような構成により、凹部119内の連結部材121の回転軸線方向における少なくとも片側に、凹部119の底面及び側面と連結部材121とにより閉じられた空間を形成できるようにしている。また、回転軸線方向の凹部119の長さはスリーブ部121aがステータ111及びロータ113の階段一段分の長さだけ凹部119内において回転軸線方向に移動できるように定められている。これにより、凹部119内で連結部材121のスリーブ部121aを移動させたときにステータ111とロータ113とが階段一段分の長さだけ回転軸線方向にずれた状態で対向できるようになる。
さらに、電動機ハウジング103には、凹部119において連結部材121の両側に形成される空間にそれぞれ連通する作動流体供給路123が形成されており、これら作動流体供給路123に、油圧ユニット125から切換弁127を介して作動油が供給されるようになっている。なお、本実施の形態では、作動流体供給路123に作動流体を供給するための作動流体供給装置として、油圧ユニット125を使用しているが、空圧ユニットなどを使用することも可能である。
これら電動機ハウジング103の凹部119、連結部材121、作動流体供給路123、切換弁127、油圧ユニット125は、回転軸線方向にステータ111を移動させるための移動機構115を構成する。しかしながら、移動機構115は回転軸線方向にステータ111を移動できればよく、上記構成に限定されるものではない。例えば、移動機構115を第2の実施の形態の主軸装置51のように形成することも可能である。
次に、図5に示されている電動機101の動作について説明する。回転速度が所定値以下の低速回転領域で運転する場合には、制御装置109は、切換弁127を切り換えて、油圧ユニット125から作動流体供給路123を通して凹部119内の回転軸後端側の空間に作動油を供給し、凹部119の回転軸先端側の側面に連結部材121の延長部121bを当接させてステータ111とロータ113とを半径方向に整列した状態にさせ、この状態でステータ111に駆動電流を印加させる。
一方、回転速度が所定値以上の高速回転領域での運転が所望される場合には、制御装置109は、切換弁127を切り換えて、油圧ユニット125から作動流体供給路123を通して凹部119内の回転軸先端側の空間に作動油を供給し、凹部119内において回転軸後端側に向かって連結部材121を移動させることによりロータ113に対してステータ111を回転軸線方向に後端側へ相対移動させる。すると、ステータ111とロータ113との半径方向の間隔が広がってステータ111とロータ113との間に生じる磁束の量すなわち磁束密度が減少する。その結果、同じ駆動電流に対してステータ111において発生する逆起電力が減少し、少ない界磁弱め電流で高速回転をさせることができるようになる。
なお、ステータ111及びロータ113の階段状勾配の向きを図5に示されている実施の形態と反対にした場合には、高速回転領域においてステータ111を上記と逆向きに移動させればよい。
以上、図示された実施の形態を参照して、本発明の主軸装置及び電動機の構造及び動作について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、図5に示されている実施の形態では、連結部材121をスリーブ部121aと延長部121bとにより構成しているが、連結部材として、図2に示されている実施の形態のようなピストンスリーブを使用することも可能である。さらに、図5に示されている実施形態では、ステータ111が電動機ハウジング103に対して移動するようになっているが、図3及び図4に示される実施の形態のように、ステータ111を電動機ハウジング103に固定的に取り付け、ロータ113が回転軸107上を回転軸線方向に移動するようにすることもできる。
本発明の主軸装置の第1の実施の形態を示す断面図である。 本発明の主軸装置の第2の実施の形態を示す断面図である。 本発明の主軸装置の第3の実施の形態を示す断面図である。 本発明の主軸装置の第4の実施の形態を示す断面図である。 本発明の電動機の一実施の形態を示す断面図である。 本発明の基本的構造及び動作原理を説明する線図である。 本発明の基本的構造及び動作原理を説明する線図である。
符号の説明
11 ステータ
13 ロータ
21 主軸装置
23 主軸ハウジング
27 主軸
29 制御装置
31 ステータ
33 ロータ
35 移動機構
41 凹部
43 連結部材
45 作動流体供給路
47 油圧ユニット
101 電動機
103 電動機ハウジング
107 回転軸
109 制御装置
111 ステータ
113 ロータ
115 移動機構
119 凹部
121 連結部材
123 作動流体供給路
125 油圧ユニット

Claims (3)

  1. ステータが設けられた主軸ハウジングと、主軸ハウジング内に回転可能に支持され外周にロータが取り付けられた主軸とを備え、ステータとロータとを主軸の半径方向に対向して配置しステータとロータとの相互作用により主軸を回転させる主軸装置であって、
    前記ステータと前記ロータとを前記主軸の回転軸線方向に相対移動させる移動機構をさらに備え、前記ステータの内周面及び前記ロータの外周面をテーパ状又は階段状に形成することを特徴とした主軸装置。
  2. 請求項1に記載の主軸装置を備えた工作機械であって、
    前記主軸を回転させる回転速度指令に基づいて前記移動機構を駆動させる制御装置を備えた工作機械。
  3. ステータが設けられたハウジングと、ハウジング内に回転可能に支持され外周にロータが取り付けられた回転軸とを備え、ステータとロータとを回転軸の半径方向に対向して配置しステータとロータとの相互作用によりハウジングに対して回転軸を回転させる電動機であって、
    前記ステータと前記ロータとを前記回転軸の回転軸線方向に相対移動させる移動機構をさらに備え、前記ステータの内周面及び前記ロータの外周面をテーパ状又は階段状に形成することを特徴とした電動機。
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