JP2009207950A - 泡吐出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 泡吐出器において、外気とともに取り込まれる水による菌の発生を防止すること。
【解決手段】 泡吐出器10であって、頭部40に設けた外周筒部101とキャップ20に設けた外周筒部111のそれぞれに外側環状庇102と内側環状庇112のそれぞれを突設し、それらの環状庇102、112の間を外気取り込み口71Bとし、それらの環状庇102、112の先端が頭部40の初期状態で互いに突き合わされるように構成され、キャップ20の側の内側環状庇112の上面が先端側に向けて下り勾配をなすもの。
【選択図】 図6

Description

本発明は泡吐出器に関する。
泡吐出器として、特許文献1に記載の如く、容器本体の口部に固定したキャップに対し往復動可能に設けられる頭部を有し、頭部を往復動させることにより、容積可変の液室から内容液を、容積可変の空気室から空気を、それぞれ泡生成部に送り、この内容液と空気を泡生成部で混合発泡させ、生成した泡を頭部に設けた吐出口から吐出するに際し、頭部とキャップの間に空気室への外気取り込み路を形成するものがある。
特開2004-121898
特許文献1に記載の泡吐出器では、外部の空気を外気取り込み経路から外気取り込み室に取り込むときに、外水も吸引されて外気取り込み室に浸入するおそれがある。
特許文献1に記載の泡吐出器は、頭部に設けた外周筒部とキャップに設けた外周筒部のそれぞれに外側環状凸部と内側環状凸部のそれぞれを突設し、それらの環状凸部の間を外気取り込み口とし、それらの環状凸部の先端が頭部の初期状態で互いに突き合わされるように構成される。両環状凸部の先端が突き合わされて形成される外気取り込み口の間隙を微小化することにより、外気取り込み口から外気取り込み路への外水の浸入を防止しようとするものである。
しかしながら、特許文献1に記載の泡吐出器では、頭部の押動によって頭部の側の外側環状凸部がキャップの側の内側環状凸部よりも下方に離隔してそれらの環状凸部の間の外気取り込み口を開いたとき、外気がキャップの周囲に沿う上昇流になって外気取り込み口経由でキャップの筒内の外気取り込み路に吸い込まれる。この外気に混入していた外水の水滴は上昇の過程で筒内の外気取り込み路の周囲に位置するキャップの内側環状凸部の上面に付着してその後滞留し、菌等を発生するおそれがある。
本発明の課題は、泡吐出器において、外気とともに取り込まれる水による菌の発生を防止することにある。
請求項1の発明は、容器本体の口部に固定したキャップに対し往復動可能に設けられる頭部を有し、頭部を往復動させることにより、容積可変の液室から内容液を、容積可変の空気室から空気を、それぞれ泡生成部に送り、この内容液と空気を泡生成部で混合発泡させ、生成した泡を頭部に設けた吐出口から吐出するに際し、頭部とキャップの間に空気室への外気取り込み路を形成する泡吐出器であって、頭部に設けた外周筒部とキャップに設けた外周筒部のそれぞれに外側環状庇と内側環状庇のそれぞれを突設し、それらの環状庇の間を外気取り込み口とし、それらの環状庇の先端が頭部の初期状態で互いに突き合わされるように構成され、キャップの側の内側環状庇の上面が先端側に向けて下り勾配をなすようにしたものである。
泡吐出器10は、図1に示す如く、洗剤等の内容液が収容された容器本体1の口部1Aに、キャップ20の取付部20Aを固定する。キャップ20の取付部20Aの内側部にはシリンダ30の大径部30Aの上端部が突当てられ、大径部30Aの上端部にパッキン31とともに、キャップ20の取付部20Aの内側部と容器本体1の口部1Aとの間に挟圧固定される。シリンダ30は大径部30Aに連なる小径部30Bを有し、小径部30Bにディップチューブ32を嵌合し、このディップチューブ32を容器本体1の内部に挿入している。シリンダ30は、大径部30Aの内部に空気室Aを形成し、小径部30Bの内部に液室Lを形成する。キャップ20の筒部20Bには頭部40のステム41が上下方向に往復動可能に挿入される。泡吐出器10は、頭部40を往復動させることにより、容積可変の液室Lから内容液を、容積可変の空室Aから空気を、それぞれステム41の内部に設けてある後述する泡生成部80で混合発泡させ、生成した泡を頭部40に設けた吐出口42から吐出する。
泡吐出器10に収容される洗剤等の内容液は防腐剤又は抗菌剤を添加される等により抗菌性を有する。防腐剤又は抗菌剤としては、例えば安息香酸、安息香酸パントテニルエチルエーテル、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、サリチル酸、ソルビン酸、デヒドロ酢酸、トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル、パラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、フェノール、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム、イソプロピルメチルフェノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジシン、グルコン酸クロルヘキシジン、オルトフェニルフェノール、臭化アルキルイソキノリニウム、チモール、トリクロロカルバニリド、ハロカルバン、ヒノキチオール、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、ポリリジン、亜鉛塩、銀塩の1つ或いは複数の組合せを用いることができる。
泡吐出器10は、頭部40の吐出口42に通ずるステム41の下端中空部に中空ピストンガイド51を嵌合固定し、ピストンガイド51の下端中空部に中空液ピストン52の中空筒部52Aを嵌合固定し、液ピストン52の外周ピストン部52Bをシリンダ30の小径部30Bの内壁に摺動可能に挿入し、小径部30Bの下端側ばね受部33と後述するポペット60の下端バルブ62の上端面と液ピストン52との間に圧縮コイルばね53を介装している。即ち、頭部40を押しているときには、圧縮コイルばね53の下端部が小径部30Bの下端側ばね受部33に支持されるとともに、ポペット60の下端バルブ62の上端面は圧縮コイルばね53の下端部から離れる。頭部40から手を離したときには、圧縮コイルばね53の下端部が小径部30Bの下端側ばね受部33に支持されるとともに、ポペット60の下端バルブ62の上端面は圧縮コイルばね53の下端部に接する。泡吐出器10は、ピストンガイド51と液ピストン52の中空部を液室Lから延在する液吐出路54とし、ピストンガイド51における液吐出路54の上端部には上端側弁座51Aが設けられ、弁座51Aには液吐出路54からの圧力によって開くボール弁55が密接して載置される。
泡吐出器10は、シリンダ30の小径部30Bから液ピストン52、ピストンガイド51に沿って延在するポペット60を有し、ポペット60の上端部61をピストンガイド51及び液ピストン52の内周に摩擦嵌合し、ポペット60の下端バルブ62を小径部30Bの下端側弁座34(小径部30Bの下端に形成された縮径領域)に密接して配置し、容器本体1の内部に対して液室Lを開閉する。ポペット60の外周溝と液ピストン52の内周との間、更にはピストンガイド51の内周溝との間が前述の液吐出路54とされる。ポペット60は下端側の領域においてコイルばね53の中心部に延在する。ポペット60の下端バルブ62は液ピストン52により収縮されて加圧される液室Lの液圧により下端側弁座34に押圧されて閉じ状態とされる。液室Lが最大拡張端にある図1の初期状態で、コイルばね53はポペット60が上方へ移動しない程度に下端バルブ62の上端面に接している。
泡吐出器10は、頭部40の上下の往復動に連動して液室L内を上下動するピストンガイド51及び液ピストン52を有し、ポペット60の下端バルブ62がピストンガイド51及び液ピストン52の上動に連動して弁座34から離れ、かつ液ピストン52の上動により拡張される液室Lに容器本体1の内容液を吸入し、ポペット60の下端バルブ62がピストンガイド51及び液ピストン52の下動に連動して弁座34に接し、かつ液ピストン52の下動により収縮される液室Lの内容液を液吐出路54経由で弁座51Aと離れて開かれたボール弁55から後述する泡生成部80に吐出する。
即ち、泡吐出器10は、頭部40の上下の往復動に連動して液室L内を上下動する液ピストン52を有し、頭部40が上動する吸入行程で液ピストン52の上動により拡張される液室Lに容器本体1の抗菌性のある内容液を吸入し、頭部40が押込下動される吐出行程で液ピストン52の下動により収縮される液室Lの内容液を後述する泡生成部80に吐出する。
泡吐出器10は、ピストンガイド51の外周にエアピストン70の中空筒部70Aを遊挿し、エアピストン70のピストン部70Bの外周リング部70Cをシリンダ30の大径部30Aの内壁に摺動自在に挿入する。本実施例では、頭部40のステム41の下端段差状内周孔にエアピストン70の筒部70Aの上端部を挿入し、頭部40を図1の初期状態から僅かに下動させたときに、ステム41の内周孔の段差面がエアピストン70の筒部70Aの上端面に突き当たる一定の時間差の後、頭部40(ピストンガイド51、液ピストン52も一体)の下動によりエアピストン70も下動させる。従って、エアピストン70はピストンガイド51の外周に沿って僅かに上下相対移動可能にし、それらの間に後述する空気排出口73Aを形成可能にする(図2)。
泡吐出器10は、エアピストン70の空気室Aに対する裏側に外気取り込み室71を設け、頭部40のステム41とキャップ20の筒部20Bの間の微小環状間隙を外気取り込み室71への外気取り込み路71Aとしている。泡吐出器10は、外気取り込み室71と空気室Aを連通する空気の吸入口72Aをエアピストン70のピストン部70Bに設け、空気の吸入口72Aを開閉して外気取り込み室71から空気室Aへの空気の吸入を許容する吸入チェック弁72をエアピストン70のピストン部70Bにおいて空気室Aに臨む側に設ける。
泡吐出器10は、ピストンガイド51の外周溝とエアピストン70の筒部70Aの内周との間、更にピストンガイド51の外周とステム41の内周溝との間の上下に続く空気排出路73を設け、ピストンガイド51の中間フランジ部51Bとエアピストン70の筒部70Aの下端とが空気排出口73Aを開閉する開閉弁74を形成する。開閉弁74は、頭部40の下動時に頭部40とともに下動するピストンガイド51の中間フランジ部51Bをエアピストン70の筒部70Aの下端から離隔させてそれらの間に空気排出口73Aを開き(図3)、頭部40の上動時に該頭部40とともに上動するピストンガイド51の中間フランジ部51Bをエアピストン70の筒部70Aの下端に下から衝合させてそれらの下端間の空気排出口73Aを閉じる(図4)。
尚、頭部40は、筒状カバー75を吊下げ、カバー75によりステム41及びキャップ20の筒部20Bの上領域を囲み、外気取り込み路71Aへの外水の浸入を困難にする。
即ち、泡吐出器10は、頭部40の上下の往復動に連動して空気室A内を上下動するエアピストン70を有し、頭部40が上動する吸入行程でエアピストン70の上動により拡張される空気室Aに外部の空気を吸入し、頭部40が押込下動される吐出行程でエアピストン70の下動により収縮される空気室Aの空気を後述する泡生成部80に排出する。
泡吐出器10は、頭部40の吐出口42に泡生成部80を備える。泡生成部80は、液吐出路54と空気排出路73の会合領域(ボール弁55の直上部)に設けたジェットリング81により空気と泡を混合発泡し、この泡をジェットリング81の上側に配置したメッシュリング82に貼ったメッシュ82Aを通すことにより細かな泡を生成し、吐出口42から吐出可能にする。
尚、泡吐出器10は、エアピストン70の裏側に設けた前述の外気取り込み室71をシリンダ30の大径部30Aの上端側に穿設した空気導入口91を介して容器本体1の内部と連通可能にしている。泡吐出器10の初期状態(図1)で、空気導入口91はエアピストン70のピストン部70Bのリング部70Cにより外気取り込み室71に対し閉じられ、頭部40の上下の往復動時に、空気導入口91はエアピストン70のピストン部70Bのリング部70Cにより外気取り込み室71に対し開口され、かつ空気室Aとは常時遮断される。
しかるに、泡吐出器10にあっては、外気とともに取り込まれる水による菌の発生を防止するため、以下の構成を具備する。
即ち、図6に示す如く、頭部40に設けた筒状カバー75の下端に外周筒部101を設け、外周筒部101の軸方向中間部の内周に外側環状庇102を突設する。また、キャップ20の筒部20Bの上端に外周筒部111を設け、外周筒部111の上端側の外周に内側環状庇112を突設する。外側環状庇102と内側環状庇112の間を外気取り込み口71Bとし、それらの外側環状庇102、内側環状庇112の各先端が頭部40の初期状態(図1)で互いに突き合わされるように構成される。頭部40の初期状態で、外側環状庇102の先端と内側環状庇112の先端は互いに微小隙間を介し、又は介さずに突き合わされる。
このとき、キャップ20の側の内側環状庇112の円錐状上面は先端側に向けて下り勾配をなす。また、本実施例では、キャップ20の側の内側環状庇112の円錐状下面も先端側に向けて下り勾配をなす。
また、本実施例では、頭部40の側の外側環状庇102の円錐状上面も先端側に向けて下り勾配をなす。また、本実施例では、頭部40の側の外側環状庇102の円錐状下面も先端側に向けて下り勾配をなす。また、頭部40の側の外側環状庇102の基端側には、外周筒部101の下端部からなる下向きスカート部101Aが下方に向けて延在される。
泡吐出器10は以下の如く動作する。
(動作1)(図2)
(1)図1の初期状態から頭部40を押すと最初に頭部40と一体となって、ピストンガイド51、ピストン52、ポペット60が下へ下がる。頭部40の押動によって頭部40の側の外側環状庇102がキャップ20の側の内側環状庇112よりも下方に離隔し、それらの環状庇102、112の間の外気取り込み口71Bが開かれる。
(2)ポペット60の下端バルブ62がシリンダ30の小径部30Bの弁座34に当たり(IA部分)、液室Lを閉じる。
(3)エアピストン70はこの時点では動かないため(頭部40とエアピストン70の上端の隙間が狭くなる)(IB部分)、エアピストン70の筒部70Aの下端とピストンガイド51の中間フランジ部51Bの間に隙間ができ、空気室Aの排出口73Aとなる(IC部分)。
(動作2)(図3)
(1)頭部40を更に押すと、頭部40と一体となって、ピストンガイド51、ピストン52、エアピストン70が下へ下がる。
(2)空気室A内の空気は空気排出路73を通り、液室L内の液は液吐出路54を通り、泡生成部80のジェットリング81の部分で混合され泡となる。泡はメッシュリング82に貼られたメッシュ82Aを通り細かな泡となって頭部40の吐出口42から吐出される。
(3)頭部40を押している途中で、エアピストン70が塞いでいた空気室Aの側面の空気導入口91が開放されるため、外部空間から外気取り込み口71B、外気取り込み路71A経由で外気取り込み室71に取り込まれた空気が容器本体1の内部へ導入される。
(動作3)(図4)
(1)頭部40を押すのをやめて頭部40から手を離すと、頭部40と一体となって、ピストンガイド51、ピストン52、ポペット60がコイルばね53のばね力で上がる。
(2)ポペット60の下端がシリンダ30の小径部30Bの弁座34から離れ隙間ができ(IIIA部分)、液室Lを開く。
(3)エアピストン70はこの時点では動かないため(頭部40とエアピストン70の上端の隙間が広くなる)(IIIB部分)、エアピストン70の筒部70Bの下端とピストンガイド51の中間フランジ部51Bの隙間が閉じ、空気排出口73Aが閉じられる(IIIC部分)。
(動作4)(図5)
(1)頭部40が更に上昇すると、頭部40と一体となって、ピストンガイド51、ピストン52、エアピストン70が上昇する。
(2)空気室A内は負圧となるため、吸入チェック弁72が開き、外気取り込み室71の外気が空気吸入口72Aを通り空気室A内へ吸入される。また、液室L内も負圧となるため、容器本体1内の内容液がディップチューブ32を通って液室Lへ導入される。
(3)図1の初期状態に戻る。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)泡吐出器10において、キャップ20の側の内側環状庇112の上面が先端側に向けて下り勾配をなす。この泡吐出器10では、頭部40の押動によって頭部40の側の外側環状庇102がキャップ20の側の内側環状庇112よりも下方に離隔してそれらの環状庇102、112の間の外気取り込み口71Bを開いたとき、外気がキャップ20の周囲に沿う上昇流になって外気取り込み口71B経由でキャップ20の筒内の外気取り込み路71Aに吸い込まれる。この外気に混入していた外水の水滴が上昇の過程で外気取り込み路71Aの周囲に位置する内側環状庇112の上面に付着することがあっても、図6に示す如く、付着した水滴はその上面の下り勾配に沿って転がり落ち、その先端から外界に排出される。従って、キャップ20の側の内側環状庇112の上面に付着した水の滞留による菌の繁殖を生じない。
(b)キャップ20の側の内側環状庇112の下面が先端側に向けて下り勾配をなす。従って、キャップ20の内側環状庇112が突設されている外周筒部111に浴室のシャワー水等が付着し、前述(a)の頭部40の押動によって外気取り込み口71Bに吸い込まれる外気がその外周筒部111の付着水を随伴しようとしても、内側環状庇112の下り勾配の下面がこの水に対する返りとなって外気取り込み口71Bへの流入を阻止する。
(c)頭部40の側の外側環状庇102の上面が先端側に向けて下り勾配をなす。従って、前述(a)の頭部40の押動によって外気取り込み口71Bに吸い込まれる外気に混入していた外水の水滴が頭部40の外側環状庇102の上面に付着することがあっても、付着した水滴はその上面の下り勾配に沿って転がり落ち、その先端から外界に排出される。従って、頭部40の側の外側環状庇102の上面に付着した水の滞留による菌の繁殖を生じない。
(d)頭部40の側の外側環状庇102の基端側に下向きスカート部101Aを設ける。従って、外気に混入している外水等を、前述(a)の頭部40の押動によって外気取り込み口71Bに吸い込む直前に、頭部40の側の下向きスカート部101Aによって遮断し、外気取り込み口71Bへの流入を阻止する。
図7の変形例が図6の実施例と異なる点は、キャップ20の側の内側環状庇112が突設される外周筒部111が、キャップ20の外気取り込み路71Aを形成する内周筒部20Bの外側に不図示の連結リブ等を介して設けられる。そして、外周筒部111がキャップ20の内周筒部20Bとの間に環状間隙からなる外部循環路113を形成し、外部循環路113の上端は内側環状庇112の上面に連続し、外部循環路113の下端はキャップ20の天面との間に外部循環口113Aを形成する。本実施例において、キャップ20の筒部20Bの上端は外部循環路113の上端(内側環状庇112の上面)より上位に位置する。
図7の変形例によれば、外気取り込み口71Bに一旦流入した外水を外部循環路113から外界に排出し、頭部40の側の外側環状庇102及びキャップ20の側の内側環状庇112の上面に滞留させることがない。キャップ20の外気取り込み路71Aを形成する内周筒部20Bを外部循環路113の上端より上位に設けることにより、上述の外水が頭部40の側の外側環状庇102及びキャップ20の側の内側環状庇112の上面から外気取り込み路71Aに流入することを確実に防止できる。
図1は泡吐出器の初期状態を示す断面図である。 図2は泡吐出器の吐出開始状態を示す断面図である。 図3は泡吐出器の吐出中間状態を示す断面図である。 図4は泡吐出器の吐出完了/吸入開始状態を示す断面図である。 図5は泡吐出器の吸入中間状態を示す断面図である。 図6は空気室への外気導入構造を示す模式図である。 図7は泡吐出器の変形例を示す模式図である。
符号の説明
1 容器本体
1A 口部
10 泡吐出器
20 キャップ
20B 内周筒部
40 頭部
42 吐出口
71A 外気取り込み路
71B 外気取り込み口
80 泡生成部
101 外周筒部
101A 下向きスカート部
102 外側環状庇
111 外周筒部
112 内側環状庇
A 空気室
L 液室

Claims (5)

  1. 容器本体の口部に固定したキャップに対し往復動可能に設けられる頭部を有し、頭部を往復動させることにより、容積可変の液室から内容液を、容積可変の空気室から空気を、それぞれ泡生成部に送り、この内容液と空気を泡生成部で混合発泡させ、生成した泡を頭部に設けた吐出口から吐出するに際し、
    頭部とキャップの間に空気室への外気取り込み路を形成する泡吐出器であって、
    頭部に設けた外周筒部とキャップに設けた外周筒部のそれぞれに外側環状庇と内側環状庇のそれぞれを突設し、それらの環状庇の間を外気取り込み口とし、それらの環状庇の先端が頭部の初期状態で互いに突き合わされるように構成され、
    キャップの側の内側環状庇の上面が先端側に向けて下り勾配をなす泡吐出器。
  2. 前記キャップの側の内側環状庇の下面が先端側に向けて下り勾配をなす請求項1に記載の泡吐出器。
  3. 前記頭部の側の外側環状庇の上面が先端側に向けて下り勾配をなす請求項1又は2に記載の泡吐出器。
  4. 前記頭部の側の外側環状庇の基端側に下向きスカート部を設けた請求項1〜3のいずれかに記載の泡吐出器。
  5. 前記キャップの側の内側環状庇が突設される外周筒部が、キャップの外気取り込み路を形成する内周筒部との間に外部循環路を形成し、外部循環路の上端は内側環状庇の上面に連続し、外側循環路の下端はキャップとの間に外部循環口を形成する請求項1〜4のいずれかに記載の泡吐出器。
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